JP3828721B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体再生装置に係り、より詳しくは本体内に配置したフローティング(浮遊)状態のベースシャーシ上で記録媒体を把持して再生及び非再生位置に移送するカートリッジホルダを備えた記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、MD、MOなどの記録媒体を再生する記録媒体再生装置は、本体内で振動などの衝撃を吸収するために弾性部材を介してフローティング(浮遊)状態に支持したベースシャーシを備え、このベースシャーシ上に記録媒体を再生するターンテーブル、再生ヘッドなどの再生部品を載置している。これにより再生部品は、弾性部材が衝撃を吸収して記録媒体から正確に情報を読み取り再生することが可能となる。
【0003】
また、従来の記録媒体再生装置では、本体内から記録媒体を排出する際、ベースシャーシ(ターンテーブル)と記録媒体とを離して非再生位置に移送するカートリッジホルダを備えており、このカートリッジホルダの動作に伴ってベースシャーシのフローティング状態を固定(ロック)して安全な排出動作を可能にしていた。このように記録媒体の非再生位置への移送時にフローティング状態を固定する従来技術としては、例えば、特開平6−103674号公報などに開示されている。図5は、このようなフローティング状態を固定する従来の記録媒体再生装置を示す斜視図である。また、図6は、図5に示した記録媒体再生装置によりフローティング状態を固定する動作を示す動作説明図であり、図6(a)は固定前の状態を、図6(b)は固定途中の状態を、図6(c)は固定後の状態を各々示している。
【0004】
図5に示す従来の記録媒体再生装置は、MDを再生するカーステレオに採用したものであり、カーステレオの外装を形成する本体10と、この本体10内に複数(図5では4箇所)の弾性部材11によりフローティング(浮遊)状態に支持されたベースシャーシ40と、このベースシャーシ40上に両側面を摺動可能に支持されて本体10内に挿入した記録媒体(MD)1を保持して昇降することで再生及び非再生位置に移送するカートリッジホルダ30とを備えている。
ここで、本体10は、図示されていないが、外側の所定面に記録媒体1を挿入する挿入口を形成している。そして、本体10内には、挿入口の近傍にベースシャーシ40と、カートリッジホルダ30とを配置してフローティング(浮遊)状態に支持している。
【0005】
このベースシャーシ40は、本体10内にダンパーなどの弾性部材11を介して支持しており、本体10内の上面からコイルバネ12により所定位置に付勢した状態で配置されている。また、ベースシャーシ40には、ほぼ中央部に記録媒体1を再生するために回転駆動させるターンテーブル43を載置している。また、ベースシャーシ40には、ターンテーブル43の両側にほぼ鉛直方向に平行して延在する一対の壁面44を一体に形成している。この一対の壁面44は、図5に示した左右方向で対称になるように長穴状に切り欠いた案内溝44aを形成している。また、ベースシャーシ40には、壁面44の片側に所定の駆動力を与えるモータ45と、このモータ45から歯車による複数のギヤ列46を介して摺動可能に支持されたスライダ47とを載置している。
【0006】
また、カートリッジホルダ30は、本体10内に挿入した記録媒体1の外周を覆って保持できるように形成され、底面に所定の大きさで開口する開口穴32を形成してベースシャーシ40に配置したターンテーブル43及び再生ヘッドが開口穴32を介して動作するように形成している。このカートリッジホルダ30は、記録媒体1の挿入方向に対して両側の側面に複数(図5では4箇所)突出するガイドピン34を設け、このガイドピン34をベースシャーシ40の案内溝44aに挿入することでベースシャーシ40上に摺動可能に支持されている。このガイドピン34は、片側がベースシャーシ40のスライダ47に係合しており、モータ45の駆動力がスライダ47を介して伝達されるように形成している。
【0007】
このような構成からなる従来の記録媒体再生装置を用いて記録媒体1を再生する場合、まず、使用者が記録媒体1を把持し、図5に示したように本体10の挿入口(図示せず)に挿入する。この際、本体10内では、カートリッジホルダ30のガイドピン34がスライダ47により図5に示した前方に押されてベースシャーシ40の案内溝44aに沿って一端側に固定されている。また、ベースシャーシ40は、ガイドピン34が案内溝44aの一端側に移動することで、図5に示した下方向に弾性部材11を潰し(変形させ)ながら降下している。これによりベースシャーシ40は、弾性部材11とコイルバネ12との弾性力により図5に示した上方向に付勢された状態で固定(ロック)している。
【0008】
そして、本体10内に挿入した記録媒体1は、カートリッジホルダ30内に収納されて保持される。この際、本体10内では、カートリッジホルダ30が記録媒体1を保持したことを検出手段(図示せず)が感知してベースシャーシ40上のモータ45を駆動させる。また、モータ45が回転すると、図5に示したように、ベースシャーシ40上のギヤ列46に回転力が伝達され、このギヤ列46を介してスライダ47が図5に示した後方に摺動する。これにより本体10内では、ベースシャーシ40が弾性部材11とコイルバネ12との弾性力により図5に示した上方向に上昇して所定の再生位置でフローティング状態に支持されるとともに、カートリッジホルダ30のガイドピン34が案内溝44aに沿って降下する。このようにカートリッジホルダ30は、案内溝44aに沿って降下することで、保持した記録媒体1を図6(a)に示すようにターンテーブル43の上に載置する。これにより、記録媒体1は、本体10内でターンテーブル43により回転駆動して光ピックアップなどの再生ヘッド(図示せず)により所定の情報が再生可能になる。
【0009】
一方、再生動作を終了して本体10内から記録媒体1を排出する場合、使用者が操作キー(図示せず)などの所定のキーを操作することで、図5に示したモータ45を回動させてスライダ47を前方に摺動させる。これによりカートリッジホルダ30は、両側面に突出するガイドピン34がスライダ47により一端側に押されて案内溝44aに沿って上昇する。そして、カートリッジホルダ30は、スライダ47により案内溝44aに沿って上昇することで、図6(b)に示すように本体10内の上面に当接する。また、本体10内では、スライダ47により更にガイドピン34が前方に押されて摺動するため、カートリッジホルダ30の下部でベースシャーシ40が案内溝44aに沿って下方向に降下する。これによりベースシャーシ40は、図6(c)に示すように、案内溝44aに沿って弾性部材11を潰しながら降下し、カートリッジホルダ30との間のスペースを十分に確保するとともに、本体10内でのフローティング状態を固定することができる。
【0010】
このように、従来の記録媒体再生装置は、記録媒体1の非再生位置への移送時に本体10内にフローティング状態に支持したカートリッジホルダ30とベースシャーシ40とを案内溝44aにより誘導することで十分に離して非再生位置への移送時のスペースを確保するとともに、このカートリッジホルダ30とベースシャーシ40との動作により本体10内でのフローティング状態を固定していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録媒体再生装置では、図6に示したように、ベースシャーシ40を降下させて弾性部材11を押し潰す際、特に、低温時に弾性部材11が硬くなった場合、図5に示したモータ45及びギヤ列46などに加わる動作負荷が大きくなり、モータ45及びギヤ列46に大きなトルクが必要になるため、部品のコストが高くなるという不具合があった。
また、従来の記録媒体再生装置では、前述したようにギヤ列46に所定のトルクを必要とする場合、減速ギヤ列のギヤ数が増えたり、スピードが遅くなるという不具合があった。
本発明はこのような課題を解決し、小さなトルクでベースシャーシを降下させて弾性部材を潰してフローティング状態を固定できる低コストの記録媒体再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、カートリッジに収納した記録媒体を所定の再生位置にローディングして再生する本体と、この本体内に弾性部材を介してフローティング状態に支持されて記録媒体を再生するターンテーブル及び再生ヘッドを載置したベースシャーシと、このベースシャーシに所定の案内溝を設けてこの案内溝に摺動可能に支持されてターンテーブル上で昇降して記録媒体を再生及び非再生位置に移送するカートリッジホルダと、ベースシャーシに載置されてカートリッジホルダを案内溝に沿って摺動させる駆動手段とを備え、このカートリッジホルダは、記録媒体の挿入方向両側に突出するガイドピンを複数設けてベースシャーシの表面に平行して延在する一対の壁面を備えこの壁面にガイドピンを挿入して案内する長穴状の案内溝を形成することでベースシャーシ上に摺動可能に支持されるとともに、駆動手段は、所定の駆動力を与えるモータと、このモータから歯車のギヤ列を介してカートリッジホルダのガイドピンに係合して摺動させるスライダとをベースシャーシに載置して設けることで、記録媒体の非再生位置への移送時に、案内溝により本体内でカートリッジホルダとベースシャーシとを相対的に離す方向に動作させ、カートリッジホルダが本体内で位置規制されてベースシャーシが弾性部材を潰すように降下することでフローティング状態を固定するとともに、この固定時にベースシャーシが傾いて弾性部材を複数に分けて断続的に潰すように降下させ駆動手段の駆動負荷を軽減するように設ける。
【0013】
ここで、案内溝は、記録媒体の非再生位置への移送時にカートリッジホルダを左右または前後のいずれかに傾くようにガイドピンを案内して降下させて弾性部材を断続的に潰すように形成することが好ましい。また、案内溝の他の実施例は、ガイドピンの径より大きい幅に形成し、この幅とガイドピンとのクリアランスにより若干の回転運動をすることで左右または前後に傾いて弾性部材を断続的に潰すように形成することが好ましい。また、記録媒体はカートリッジの内部に光ディスクを収納したMD、MOいずれかの媒体であり、本体は記録媒体を収納して再生するカーステレオ、パソコンなどの本体であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による記録媒体再生装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明による記録媒体再生装置の実施の形態を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した矢印A方向から見た側面図である。また、図3は、図1に示した矢印B方向から見た側面図である。また、図4は、図1に示した記録媒体再生装置によりフローティング状態を固定する動作を示す動作説明図であり、図4(a)は固定前の状態を、図4(b)は固定途中の状態を、図4(c)は固定後の状態を各々示している。ここで、本実施の形態は、図1に示したベースシャーシ20以外、全て図5に示した従来技術と同じ構成要素であり、同じ構成要素には同一符号を記載している。
【0015】
図1に示すように、本発明による記録媒体再生装置の実施の形態は、図5に示した従来技術と同様にMDを再生するカーステレオに採用したものであり、カーステレオの外装を形成する本体10と、この本体10内に複数(図1では4箇所)の弾性部材11によりフローティング(浮遊)状態に支持されたベースシャーシ20と、このベースシャーシ20上に両側面を摺動可能に支持されて本体10内に挿入した記録媒体(MD)1を保持して昇降することで再生及び非再生位置に移送するカートリッジホルダ30とを備えている。
ここで、本体10は、図示されていないが、外側の所定面に記録媒体1を挿入する挿入口を形成している。そして、本体10内には、挿入口の近傍にベースシャーシ20と、カートリッジホルダ30とを配置してフローティング(浮遊)状態に支持している。
【0016】
このベースシャーシ20は、本体10内にダンパーなどの弾性部材11を介して支持しており、本体10内の上面からコイルバネ12により所定位置に付勢した状態で配置されている。また、ベースシャーシ20には、ほぼ中央部に記録媒体1を再生するために回転駆動させるターンテーブル23を載置している。また、ベースシャーシ20には、ターンテーブル23の両側にほぼ鉛直方向に平行して延在する一対の壁面24を一体に形成している。また、ベースシャーシ20には、壁面24の片側に所定の駆動力を与えるモータ25と、このモータ25から歯車による複数のギヤ列26を介して摺動可能に支持されたスライダ27とを載置している。ここで、一対の壁面24は、図5に示した従来技術とは異なり、左右方向で各々非対称になるように長穴状に切り欠いた案内溝24a、24bを形成している。ここで、図1に示した左側の壁面24に形成した案内溝24aは、図2に示すように、壁面24に所定の角度で傾斜するように切り欠いている。一方、図1に示した右側の壁面24に形成した案内溝24bは、図3に示すように、壁面24に所定の角度で傾斜するように切り欠いて所定の下端で屈曲させて図3に示した幅Cで挿入方向と平行して延在するように切り欠いている。
【0017】
再び、図1を参照してカートリッジホルダ30は、図5に示した従来技術と同様に、本体10内に挿入した記録媒体1の外周を覆って保持できるように形成され、底面に所定の大きさで開口する開口穴32を形成してベースシャーシ20に配置したターンテーブル23及び再生ヘッド(図示せず)が開口穴32を介して動作できるように形成している。また、カートリッジホルダ30は、記録媒体1の挿入方向に対して両側の側面に複数(図1では4箇所)突出するガイドピン34を設け、このガイドピン34をベースシャーシ20の案内溝24a、24bに各々挿入することでベースシャーシ20上に摺動可能に支持されている。このガイドピン34は、片側がベースシャーシ20のスライダ27に係合しており、モータ25の駆動力がスライダ27を介して伝達されるように形成している。
【0018】
このような構成からなる本発明による記録媒体再生装置の実施の形態を用いて記録媒体1を再生する場合、まず、使用者が記録媒体1を把持し、図1に示したように本体10の挿入口(図示せず)に挿入する。この際、本体10内では、カートリッジホルダ30のガイドピン34がスライダ27により図1に示した前方に押されてベースシャーシ20の案内溝24a、24bに沿って摺動して一端側に固定されている。また、ベースシャーシ20は、ガイドピン34が案内溝24a、24bの一端側に移動することで、図1に示した下方向に弾性部材11を潰しながら降下している。これによりベースシャーシ20は、弾性部材11とコイルバネ12との弾性力により図1に示した上部方向に付勢された状態で固定(ロック)されている。
【0019】
そして、本体10内に挿入した記録媒体1は、カートリッジホルダ30内に収納されて保持される。この際、本体10内では、カートリッジホルダ30が記録媒体1を保持したことを検出手段(図示せず)が感知してベースシャーシ20上のモータ25を駆動させる。また、モータ25が回転すると、図1に示したように、ベースシャーシ20上のギヤ列26に回転力が伝達され、このギヤ列26を介してスライダ27が図1に示した後方に摺動する。これにより本体10内では、ベースシャーシ20が弾性部材11とコイルバネ12との弾性力により図1に示した上方に上昇して所定の再生位置でフローティング状態に支持されるとともに、カートリッジホルダ30のガイドピン34が案内溝24a、24bに沿って降下する。このようにカートリッジホルダ30は、案内溝24a、24bに沿って降下することで、保持した記録媒体1を図4(a)に示すようにターンテーブル23の上に載置する。これにより、記録媒体1は、本体10内でターンテーブル23により回転駆動して光ピックアップなどの再生ヘッド(図示せず)により所定の情報が再生可能になる。
【0020】
一方、再生動作を終了して本体10内から記録媒体1を排出する場合、使用者が操作キー(図示せず)などの所定のキーを操作することで、図1に示したモータ25が回動(挿入時と逆回転)してスライダ27を前方向に摺動させる。これによりカートリッジホルダ30は、両側面に突出するガイドピン34がスライダ27により一端側に押されて案内溝24a、24bに沿って上昇する。この際、カートリッジホルダ30は、図5に示した従来技術とは異なり、図2及び図3に示した案内溝24a、24bを異なる形状に形成しているため、左右のガイドピン34が片側に傾いた状態で上昇する。即ち、ガイドピン34は、片側が図2に示した案内溝24aに沿って上昇する際、他方の図3に示した案内溝24bでは幅Cに沿って挿入方向に平行移動し、カートリッジホルダ30を傾けて上昇のタイミングをずらしている。
【0021】
これによりカートリッジホルダ30は、案内溝24a、24bに沿って片側が傾いた状態で上昇し、図4(b)に示すように本体10内の上面に当接する。また、本体10内では、スライダ27(図1参照)により更にガイドピン34が前方に押されて摺動することで、ベースシャーシ20の片側が案内溝24aに沿って下方向に降下する。そして、ベースシャーシ20は、片側で弾性部材11を潰しながら降下し、カートリッジホルダ30との間のスペースを十分に確保するとともに、本体10内でのフローティング状態を固定する。その後、カートリッジホルダ30は、他方のガイドピン34が図3に示した案内溝24bに沿って上昇し、図4(c)に示すように本体10内の上面に当接してほぼ平行に配置される。また、本体10内では、ベースシャーシ20の他方片側が弾性部材11を潰しながら降下し、カートリッジホルダ30との間のスペースを十分に確保するとともに、本体10内でのフローティング状態を固定する。
このように、本発明による記録媒体再生装置の実施の形態は、カートリッジホルダ30とベースシャーシ20との上下方向移動を左右でタイミングをずらして傾けながら実行することにより、複数の弾性部材11を同時に潰さず、複数回に分けて潰すことで、モータ25及びギヤ列26に加わる駆動負荷を軽減している。
【0022】
以上、本発明による記録媒体再生装置の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施例では案内溝24bの下端を屈曲させて挿入方向と平行して延在する部分を設けたが、この平行部分を設けなくても案内溝24の幅をガイドピン34の径よりも大きくすることでも実質的に同様の動作をさせることができる。すなわち、この場合スライダ27と当接するガイドピン34が残りの3本のガイドピン34よりも先に案内溝24に当接することになり、いわばカートリッジホルダ30が上方からみて若干の回転運動をすることになり、スライダ27と当接するガイドピン34の近くに位置する弾性部材11が先に潰されるように作用する。
さらに、カートリッジホルダを挿入方向に対して左右に傾ける案内溝の実施の形態を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、カートリッジホルダを前後方向に傾けて弾性部材を潰す駆動負荷を軽減してもよい。
【0023】
【発明の効果】
このように本発明による記録媒体再生装置によれば、弾性部材を複数回に分けて潰して降下するため、弾性部材を変形させる動作負荷が小さくなり、トルクの小さなモータ及びギヤ列でも動作できるようになる。
また、本発明による記録媒体再生装置によれば、トルクの小さなモータ及びギヤ列でも動作できるため、減速ギヤの少数化が可能になるとともに、動作スピードを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録媒体再生装置の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示した矢印A方向から見た側面図。
【図3】図1に示した矢印B方向から見た側面図。
【図4】図1に示した記録媒体再生装置によりフローティング状態を固定する動作を示す動作説明図。
【図5】従来の記録媒体再生装置を示す斜視図。
【図6】図5に示した記録媒体再生装置によりフローティング状態を固定する動作を示す動作説明図。
【符号の説明】
1 記録媒体
10 本体
11 弾性部材
12 コイルバネ
20 ベースシャーシ
23 ターンテーブル
24 壁面
24a、24b 案内溝
25 モータ
26 ギヤ列
27 スライダ
30 カートリッジホルダ
32 開口穴
34 ガイドピン

Claims (4)

  1. カートリッジに収納した記録媒体を所定の再生位置にローディングして再生する本体と、
    前記本体内に弾性部材を介してフローティング(浮遊)状態に支持されて前記記録媒体を再生するターンテーブル及び再生ヘッドを載置したベースシャーシと、
    前記ベースシャーシに所定の案内溝を設けてこの案内溝に摺動可能に支持されて前記ターンテーブル上で昇降して前記記録媒体を再生及び非再生位置に移送するカートリッジホルダと、
    前記ベースシャーシに載置されて前記カートリッジホルダを前記案内溝に沿って摺動させる駆動手段とを備え、
    前記カートリッジホルダは、前記記録媒体の挿入方向両側に突出するガイドピンを複数設け、前記ベースシャーシの表面に平行して延在する一対の壁面を備え、この壁面に前記ガイドピンを挿入して案内する長穴状の前記案内溝を形成することで前記ベースシャーシ上に摺動可能に支持されるとともに、
    前記駆動手段は、所定の駆動力を与えるモータと、このモータから歯車のギヤ列を介して前記カートリッジホルダのガイドピンに係合して摺動させるスライダとを前記ベースシャーシに載置して設けることで、
    記記録媒体の非再生位置への移送時に、前記案内溝により前記本体内で前記カートリッジホルダと前記ベースシャーシとを相対的に離す方向に動作させ、前記カートリッジホルダが前記本体内で位置規制されて前記ベースシャーシが前記弾性部材を潰すように降下することでフローティング状態を固定(ロック)するとともに、この固定時に前記ベースシャーシが傾いて前記弾性部材を複数に分けて断続的に潰すように降下させ前記駆動手段の駆動負荷を軽減するように設けたことを特徴する記録媒体再生装置。
  2. 請求項に記載の記録媒体再生装置において、
    前記案内溝は、前記記録媒体の非再生位置への移送時に前記カートリッジホルダを左右または前後のいずれかに傾くようにガイドピンを案内して降下させて前記弾性部材を断続的に潰すように形成したことを特徴とする記録媒体再生装置。
  3. 請求項に記載の記録媒体再生装置において、
    前記案内溝は、前記ガイドピンの径より大きい幅に形成し、この幅と前記ガイドピンとのクリアランスにより若干の回転運動をすることで左右または前後に傾いて前記弾性部材を断続的に潰すように形成したことを特徴とする記録媒体再生装置。
  4. 請求項1に記載の記録媒体再生装置において、
    前記記録媒体はカートリッジの内部に光ディスクを収納したMD、MOいずれかの媒体であり、前記本体は前記記録媒体を収納して再生するカーステレオ、パソコンなどの本体であることを特徴とする記録媒体再生装置。
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