JP2003132668A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP2003132668A
JP2003132668A JP2001321508A JP2001321508A JP2003132668A JP 2003132668 A JP2003132668 A JP 2003132668A JP 2001321508 A JP2001321508 A JP 2001321508A JP 2001321508 A JP2001321508 A JP 2001321508A JP 2003132668 A JP2003132668 A JP 2003132668A
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disk drive
card
opening
drive device
drive unit
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Kiyoshi Omori
清 大森
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクドライブユニットのみを搭載した低
機能ディスクドライブ装置と、ディスクドライブユニッ
ト及びカードドライブユニットを搭載した高機能ディス
クドライブ装置のメイン基板の共通化を可能にするこ
と。 【解決手段】 メイン基板31上にカードドライブユニ
ット5のコネクタ37をマウントするコネクタマウント
部61をメイン基板31の前端縁31aから後方側に一
定距離L2だけ偏位させて形成し、そのコネクタ37と
メイン基板31の前端縁31aとの間の開きスペース6
2内の位置と、それより横側方に偏位された位置との複
数の箇所にボリューム26等の別の電子部品を選択的に
マウントすることができる複数のマウント部63、64
を形成した共通基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体とカード状記録媒体にそれぞれデータを記録及び/又
は再生することができるディスクドライブ装置に属する
ものであって、特に、プリント配線基板を共通化するた
めの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】現在市販されているCD−ROM、DV
D−ROM、CD−R/RW等の光ディスクや光磁気デ
ィスク等のディスク状記録媒体にデータを記録及び/又
は再生するディスクドライブ装置には、メモリカード等
のカード状記録媒体にデータを記録及び/又は再生する
ためのカードドライブユニットは付設されていない。
【0003】そこで、本発明の発明者(出願人)は、特
開2001−22899号公報にて公開されているよう
な、光ディスク等のディスク状記録媒体にデータを記録
及び/又は再生するディスクドライブユニットと、メモ
リカード等のカード状記録媒体にデータを記録及び/又
は再生するカードドライブユニットとの2種類のドライ
ブユニットを搭載したトレー方式の高機能ディスクドラ
イブ装置を既に出願している。
【0004】そして、このようなディスクドライブユニ
ット及びカードドライブユニット両用タイプの高機能デ
ィスクドライブ装置であれば、デジタルカメラやデジタ
ルビデオカメラで撮影してメモリカードに記録した写真
データや動画データ或いは個人のデータや音楽データ等
をメモリカードとCD−R/RW等の光ディスク等との
間でコピーしたり、編集して記録することを容易に行う
ことができて、非常に便利である。一方、ユーザ側から
見れば、カードドライブユニットを必要とせず、従来の
ような、ディスクドライブユニット単独の低機能であっ
ても、安価であるディスクドライブ装置を望むユーザも
多い。従って、メーカはディスクドライブユニット単独
の低機能なディスクドライブ装置と、ディスクドライブ
ユニット及びカードドライブユニット両用タイプの高機
能ディスクドライブ装置との2種類のディスクドライブ
装置を提供する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この際、ディスクドラ
イブユニット及びカードドライブユニット両用タイプの
高機能ディスクドライブ装置におけるカードドライブユ
ニットは、ディスクドライブユニットの駆動回路がマウ
ントされているプリント配線基板(メイン基板)上にメ
モリカードのコネクタをマウントし、フロントパネルに
形成したカード挿入口からメモリカードを挿入してコル
ネクタ内に差し込む構造となっている。一方、ディスク
ドライブユニット単独の低機能なディスクドライブ装置
であって、ディスクドライブユニットの駆動回路が搭載
されているプリント配線基板(メイン基板)上で、カー
ドドライブユニットのコネクタがマウントされる位置と
同じ位置にボリューム等の別の部品がマウントされる機
種Aがある。従って、メーカが2種類のディスクドライ
ブ装置を製造する際、特に、上記の機種Aについては、
高機能ディスクドライブ装置とのプリント配線基板(メ
イン基板)の共通化に問題があり、2種類のプリント配
線基板を別々に製造することによるコストアップを招く
と言う問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ディスクドライブユニットのみを
搭載した安価で、低機能なディスクドライブ装置と、デ
ィスクドライブユニット及びカードドライブユニットが
搭載された高機能ディスクドライブ装置との2種類のデ
ィスクドライブ装置に対するプリント配線基板の共通化
を可能にしたディスクドライブ装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクドライブ装置は、ディスク状記録
媒体にデータを記録及び/又は再生するディスクドライ
ブユニットが搭載されたディスクドライブ装置におい
て、前記ディスクドライブユニットの駆動回路がマウン
トされたプリント配線基板上にカード状記録媒体にデー
タを記録及び/又は再生するカードドライブユニットの
カード状記録媒体差込み用のコネクタマウント部を形成
する際、そのコネクタマウント部をプリント配線基板の
前端縁から後方側に一定距離偏位させて、そのプリント
配線基板の前端縁と前記コネクタマウント部との間にス
ペースを形成し、前記プリント配線基板上の前端縁で、
前記コネクタマウント部の前方のスペース内の位置と、
それより横側方に偏位された位置との複数箇所にボリュ
ーム等の別の電子部品のマウント部を形成したものであ
る。
【0008】上記のように構成された本発明のディスク
ドライブ装置は、ディスクドライブユニットの駆動回路
がマウントされているプリント配線基板上にマウントさ
れたカード状記録媒体にデータを記録及び/又は再生す
るカードドライブユニットのカード状記録媒体差込み用
のコネクタマウント部と、そのプリント配線基板の前端
縁との間にスペースが形成されていて、そのプリント配
線基板の前端縁で、上記スペース内の位置と、それより
横側方に偏位された位置との複数箇所にボリューム等の
別の電子部品のマウント部が形成されているので、カー
ドドライブユニットのカード状記録媒体差込み用コネク
タをプリント配線基板のコネクタマウント部上にマウン
トする一方、同じプリント配線基板上の前端縁で、コネ
クタマウント部の横側方に形成されている別の電子部品
のマウント部にボリューム等の別の電子部品をマウント
することにより、ディスクドライブユニット及びカード
ドライブユニット両用タイプの高機能ディスクドライブ
装置用のプリント配線基板が得られる。一方、プリント
配線基板のコネクタマウント部の前方スペース内の別の
電子部品のマウント部にボリューム等の別の電子部品を
マウントすることにより、ディスクドライブユニット単
独の低機能なディスクドライブ装置用のプリント配線基
板に共用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したディスク
ドライブ装置の実施の形態を図面を参照して、以下の順
序で説明する。 (1)・・・ ディスクドライブ装置の概要説明(図1
1、図12及び図16) (2)・・・ メモリカードの説明(図15) (3)・・・ カード挿入口の開閉扉に関する説明(図
1〜図10) (4)・・・ プリント配線基板の共通化に関する説明
(図7、図11〜図20)
【0010】 (1)・・・ ディスクドライブ装置の概要説明 まず、図11、図12及び図16によって、ディスクド
ライブ装置の概要について説明すると、このディスクド
ライブ装置1Aは、CD−ROM、DVD−ROM、C
D−R/RW等の光ディスクや光磁気ディスク等のディ
スク状記録媒体であるディスク2にデータを記録及び/
又は再生するディスクドライブユニット3と、PCMC
IA(Personal Computer Memory Card International A
ssociation) 規格のPCカードや、スマートメディア
(株式会社東芝の登録商標)、コンパクトフラッシュ
(米国SanDisk Corporation の登録商標)、メモリステ
ィック(ソニー株式会社の登録商標)等のカード状記録
媒体であるメモリカード4にデータを記録及び/又は再
生するカードドライブユニット5が搭載された両用タイ
プの高機能ディスクドライブ装置に構成されている。
【0011】そして、ディスクドライブユニット3は、
ドライブ装置本体7のフロントパネル8の上部位置に沿
って形成された横長開口であるディスク挿入口(トレー
出入口)9から矢印a、b方向に水平状に出し入れされ
るディスクトレー10を有していて、このディスクトレ
ー10は合成樹脂等にて成形されたものであり、上面に
ディスク載置用凹所11が形成された水平板形状のトレ
ー本体10aと、そのトレー本体10aの前端に結合さ
れた垂直板形状で横長形状のフロントパネル部10bと
によって構成されている。
【0012】そして、ディスクドライブユニット3は、
ディスクトレー10の凹所11内にディスク2を水平状
に載置してドライブ装置本体7に矢印a方向から水平状
にローディングして、ディスクトレー10のフロントパ
ネル部10bでディスク挿入口9を閉塞する。すると、
このディスクローディング後に、ドライブ装置本体7内
のシャーシ12に搭載されているユニットベース13が
斜め下方に下降された下降位置(図示せず)から図16
に示す水平状態まで上昇された上昇位置まで矢印c方向
に上昇されて、ユニットベース13に搭載されているス
ピンドルモータ14及び光ピックアップや光磁気ピック
アップ等のピックアップ15が下降位置から上昇位置ま
で矢印c方向に上昇される。そして、スピンドルモータ
14の上端のディスクテーブル14aがディスク2の中
心孔aに下方から嵌合して、このディスク2をディスク
トレー10の凹所11の上方に浮上させ、ドライブ装置
本体7内の天井位置に保持されているディスククランパ
ー16によってディスク2がディスクテーブル14a上
にチャッキングされる。
【0013】そして、ディスクテーブル14a上にチャ
ッキングされたディスク2の下面にピックアップ15が
近接されて、スピンドルモータ14によりディスク2が
定速で回転駆動されると共に、ピックアップ15によっ
てディスク2が中心からの法線方向に沿ってシークされ
て、ディスク2にデータの記録及び/又は再生が行われ
るように構成されている。なお、ディスク2へのデータ
の記録及び/又は再生の終了後に後述するイジェクト釦
23によってイジェクトスイッチ23aが押される(O
N)と、、ユニットベース13によってスピンドルモー
タ14及びピックアップ15が上昇位置から下降位置へ
矢印d方向に下降され、ディスク2がディスククランパ
ー16の下方に離脱されて、ディスクトレー10の凹所
11内に再び水平状に載置される。そして、ディスクト
レー10によってディスク2がディスク挿入口9からデ
ィスクドライブ装置本体7の外部へ矢印b方向にイジェ
クトされる。
【0014】次に、図11及び図12に示すように、こ
のディスクドライブ装置1Aのフロントパネル8には、
ディスク挿入口9の下部に沿って水平状の長孔であるカ
ード挿入口19、ボリューム20、2つの発光ダイオー
ドであるLED(LEDレンズ)孔21、22、イジェ
クト釦23及びヘッドホンジャック孔4等がほぼ横一列
状に形成されている。そして、カード挿入口19がほぼ
左寄りの位置に配置され、ボリューム孔20がほぼ中央
位置に配置され、2つのLED(LEDレンズ)孔2
1、22がカード挿入口19とボリューム孔20との間
に配置され、ヘッドホンジャック孔24とイジェクト釦
23が左右両側位置に配置されている。そして、ボリュ
ーム孔20、2つのLED(LEDレンズ)孔21、2
2及びヘッドホンジャック孔24内にはそれぞれ後述す
るボリューム26、2つのLED(LEDレンズ)2
7、28及びヘッドホンジャック29が露出されてい
る。また、イジェクト釦23の後方には後述するイジェ
クトスイッチ23aが組み込まれている。
【0015】そして、ドライブ装置本体7内のシャーシ
12の下部にプリント配線基板であるメイン基板31が
水平状に搭載されている。この際、図17に示すよう
に、メイン基板31にはディスクドライブユニット3の
駆動回路32、カードドライブユニット5の駆動回路3
3、これら2つの駆動回路32、33を相互に制御し
て、ディスク2とメモリカード4との間でデータの送受
信を行うコントロール回路34等がマウント(実装)さ
れている。そして、このメイン基板31のフロントパネ
ル8側の端部である前端縁31a側の上部で、フロント
パネル8のカード挿入口19の後方位置にカードドライ
ブユニット5のメモリカード差込み用コネクタ37と、
合成樹脂等によってほぼコ字状に成形された挿入ガイド
38がマウント(実装)されている。なお、このメイン
基板31の後端縁31bの上部にはホストコンピュータ
に接続されるインターフェース35がマウント(実装)
されている。
【0016】そして、カードドライブユニット5は、メ
モリカード4がフロントパネル8のカード挿入口19か
らドライブ装置本体7内のコネクタ37に挿入ガイド3
8を通して矢印e方向に水平状に挿入された状態で、そ
のメモリカード4にデータの記録及び/又は再生を行う
ことになる。そして、このディスクドライブ装置1Aで
は、このメモリカード4のデータの記録及び/又は再生
と、前述したディスクドライブユニット3によるディス
クのデータの記録及び/又は再生とを同時に行うことに
よって、メモリカード4とディスク2との間でデータの
送受信を行うことができる。従って、デジタルカメラや
デジタルビデオカメラで撮影してメモリカード4に記録
した写真データや動画データ或いは個人のデータや音楽
データ等をメモリカード4とディスク2との間でコピー
したり、編集して記録することを容易に行うことができ
る。なお、メモリカード4はデータの記録及び/又は再
生後にカード挿入口19から矢印f方向に抜き取ること
になる。
【0017】(2)・・・ メモリカードの説明 次に、図15の(A)(B)によって、メモリカード4
について説明すると、このメモリカード4は、ちょう
ど、嗜好品のガム形状に類似した扁平な長方体形状のほ
ぼカード状に構成されている。そして、このメモリカー
ド4の先端4aの下面4bに電子機器への挿入及び抜取
り方向である矢印e、f方向に対して直交する方向に等
間隔に配置されたほぼ短冊形状の複数の端子4cが設け
られていて、その複数の端子4c間は薄い複数のリブ4
dによって仕切られている。そして、複数の端子4cの
うちの、左右両側の端子がアーム用端子に構成されて、
他の複数の端子4cが信号用端子に構成されている。
【0018】そして、挿入方向(矢印e方向)から見
て、このメモリカード4の左側面であって、一方の側部
である一方の側面4eの先端4aには誤挿入防止用のR
面4fが形成され、このメモリカード4の下面4bの先
端4aでR面4fの下部相当位置には誤挿入防止用の段
差部4gが形成されている。そして、このメモリカード
4の下面4bで、一方の側面4eの先端4a側寄りの位
置には係止部であるほぼ半円形状のロック用凹部4hが
形成されている。そして、このメモリカード4の下面4
bで先端4a側寄りの位置にはライトプロテクタ4iが
取り付けられていて、このメモリカード4の上下両面4
j、4bにはその後端4kを迂回するような浅い凹みで
あるラベル貼付けエリア4mが形成されている。
【0019】そして、前述したように、このメモリカー
ド4をドライブ装置本体7内のコネクタ37に矢印e方
向から差し込んだ時に、先端4aの下面4bに配置され
ている複数の端子4cがそのコネクタ37内の対応する
複数の接続端子に接続されるように構成されている。
【0020】 (3)・・・カード挿入口の開閉扉に関する説明 次に、図1〜図10によって、フロントパネル8のカー
ド挿入口19を内側から開閉する内開き方式の開閉扉に
ついて説明する。
【0021】まず、図1〜図10によって、一般的な開
閉扉41について説明すると、合成樹脂等で成形された
一般的な開閉扉41の場合には、その開閉扉41の上端
をフロントパネル8の内側に左右一対の支点ピン42を
介して前後方向である矢印g、h方向に回転自在に取り
付ける。そして、支点ピン42の外周に取り付けた捩り
コイルばね43の可動端43aを開閉扉41の背面41
aに当接し、その捩りコイルばね43の固定端43bを
フロントパネル8の背面8aに当接する。そして、その
捩りコイルばね43のばね力によって開閉扉41を前方
側である矢印h方向に回転付勢して、その開閉扉41を
フロントパネル8の背面8aに当接させることによっ
て、その開閉扉41でカード挿入口19を内側から閉塞
するように構成される。
【0022】そして、メモリカード4をカード挿入口1
9から矢印e方向に挿入して、カードドライブユニット
5の挿入ガイド38で案内しながらコネクタ37内に矢
印e方向から挿入する際に、そのメモリカード4によっ
て開閉扉41を捩りコイルばね43に抗して矢印g方向
に押し開き、メモリカード4をカード挿入口19から矢
印f方向に抜き取ることによって開閉扉41を捩りコイ
ルばね43によって矢印h方向に回転復帰させるように
構成される。
【0023】しかし、この一般的な開閉扉41は、下端
部分41bが支点ピン42を中心として一定の回転半径
r10によって単純に円運動されるものであり、その下
端部分41bの回転軌跡c10内から障害物を排除しな
ければならない。つまり、前述したように、ドライブ装
置本体7内のシャーシ12の下部位置に配置されている
メイン基板31の前端縁31a上には、後述するよう
に、ボリューム26、2つのLED27、28やヘッド
ホンジャック29等の電子部品がマウントされる関係
で、このメイン基板31の前端縁31aは、本来なら
ば、図8に1点鎖線で示すようにフロントパネル8の背
面8aに近接させることが好ましい。しかし、それで
は、単純に円運動する一般的な開閉扉41をフロントパ
ネル8のカード挿入口19の内側に設置することができ
なくなると言う問題が発生する。
【0024】一方、メイン基板31の前端縁31aが開
閉扉41の下端部分41bと干渉しないように、その前
端縁31aを図8に実線で示すように、フロントパネル
8の下端側の背面8bから大きな距離L10だけ後退さ
せるか、或いは図9及び図10に示すように、開閉扉4
1の下端部分41bに対する逃げ用の大きな切欠き44
を開閉扉41の前幅に亘って形成すると、図10に1点
鎖線で示すように、その大きな切欠き44内には、後述
するように、ボリューム26等の電子部品は一切マウン
トすることができなくなると言う新たな問題を発生する
ことになる。なお、図8〜図10において、符号31
a′はフロントパネル8の下端側の背面8bに対するメ
イン基板31の前端縁31aの理想とする接近位置を示
している。
【0025】本発明のカード挿入口19を閉塞する開閉
扉は、上記の問題を解決することができるものである。
即ち、まず、図1〜図7に示すように、本発明の開閉扉
51は、上端部分51aに配置された後述する回転支点
によってフロントパネル8の内側に回転自在に取り付け
られて、その開閉扉51の下端部分51bが回転支点を
中心に前後方向である矢印g、h方向に回転自在に構成
されている。そして、回転付勢手段である捩りコイルば
ね52によって前方下方である矢印h方向に回転付勢さ
れてカード挿入口19を内側から閉塞するように構成さ
れている。
【0026】そして、図1〜図3及び図4〜図6に示す
ように、メモリカード4がカード挿入口19から挿入ガ
イド38を通してコネクタ37に矢印e方向から挿入さ
れる時に、そのメモリカード4の先端4aによって開閉
扉51が押されて、この開閉扉51が捩りコイルばね5
2に抗して後方上方である矢印g方向に押し開かれる。
また、メモリカード4がコネクタ37から矢印f方向に
引き抜かれて、カード挿入口19から矢印f方向に抜き
取られると、開閉扉51が捩りコイルばね52によって
前方下方である矢印h方向に回転復帰されて、カード挿
入口19を再び内側から閉塞するように構成されてい
る。
【0027】この際、本発明の開閉扉51は、メモリカ
ード4の矢印f方向への抜き取りによって、前方下方で
ある矢印h方向に回転復帰してカード挿入口19を内側
から閉塞した時には、その開閉扉51の下端部分51b
の回転半径r1が大きく設定されていて、開閉扉51が
カード挿入口19から矢印e方向に挿入されるメモリカ
ード4によって押されて後方上方である矢印g方向に回
転されてカード挿入口19を開放する時には、その開閉
扉51の下端部分51bの回転半径r2が小さくなるよ
うに回転半径r1、r2を自動変更する回転半径自動変
更機構54が備えられている。
【0028】そして、この回転半径自動変更機構54
は、図1〜図3に示すように、例えば、合成樹脂等にて
成形された開閉扉51の上端部分51aに形成された長
孔であるカム孔54であって、前方下方位置と後方上方
位置との間で所定の角度θ、好ましくは40°〜80°
であって、更に好ましくは45°〜60°に傾斜された
カム孔54と、合成樹脂等にい成形されたフロントパネ
ル8の内側に一体成形等にて形成された左右一対の同一
軸心状の支点ピン55を有し、これら左右一対の支点ピ
ン55にカム孔54が相対的に移動自在に係合されて、
開閉扉51がこれら左右一対の支点ピン55に対して図
1に示す前方下方位置と図2に示す後方上方位置との間
で斜め前後方向である矢印i、j方向にスライド自在に
構成されている。
【0029】そして、捩りコイルばね52のコイル部5
2aが支点ピン55の外周に挿入されていて、その捩り
コイルばね52の可動端52bが開閉扉51の下端部分
51bの背面51cで、カム孔54の近傍位置に矢印h
方向から押圧され、固定端52cがフロントパネル8の
背面8aで、支点ピン55より高い位置に押圧されてい
る。更に、開閉扉51の下端部分51b側の前面51d
に一体成形等にて凸型に形成されて、前方下方である矢
印i方向に向くように傾斜された分力発生用斜面56が
カード挿入口19内に矢印h方向から突出されている。
【0030】このように構成された回転半径自動変更機
構53によれば、まず、図1及び図4に示すように、開
閉扉51が捩りコイルばね52によって矢印h方向に回
転復帰されて、カード挿入口19を閉塞している状態で
は、捩りコイルばね52の可動端52bが開閉扉51の
背面51cで、支点ピン55の近傍位置を矢印h方向に
押圧することによって、この開閉扉51全体が支点ピン
55に対してカム孔54によって前方下方位置である矢
印i方向に斜めに下降移動されている。
【0031】従って、このカード挿入口19の閉塞状態
では、支点ピン55が相対的にカム孔54の上端部分5
4a側へ移動されていて、開閉扉51の回転支点P1は
カム孔54の上端部分54aへ偏位された状態になって
いる。これにより、開閉扉51の下端部分51bの回転
支点P1を中心とする回転半径は大きな回転半径r1に
拡大された状態となっている。
【0032】一方、図1及び図4に示すように、カード
ドライブユニット5のコネクタ37及び挿入ガイド38
が上部にマウントされているメイン基板31の前端縁3
1aがフロントパネル8の下端側の背面8bに小さな距
離L1に接近されているため、開閉扉51の大きな回転
半径r1に拡大されている下端部分51bの回転軌跡c
1はメイン基板31の前端縁31aに干渉部分Xにて干
渉される状態となっている。従って、仮に、開閉扉51
がそのまま回転支点P1を中心に矢印g方向に回転され
るのであれば、下端部分51bがメイン基板31の干渉
部分Xに干渉されてしまい、その開閉扉51の矢印g方
向への回転が不能状態となる。
【0033】しかし、後述するように、開閉扉51が矢
印g方向に押し開かれる際には、その下端部分51bが
干渉部分Xに干渉されることなく回転することができる
ように構成されている。
【0034】そして開閉扉51の前面51dがフロント
パネル8の背面8aでカード挿入口19の全外周に平行
状に密着されて、そのカード挿入口19が完全密封さ
れ、且つ、開閉扉51の前面51dに凸型に形成されて
いる分力発生用斜面56がそのカード挿入口19内に突
出されている。
【0035】次に、開閉扉51の開放動作を説明する
と、まず、図1及び図4に示すように、メモリカード4
がカード挿入口19に矢印e方向から挿入されると、そ
のメモリカード4の前端4aの上端部分が開閉扉51の
前面51dの凸型の分力発生用斜面56に矢印e方向か
ら当接される。すると、図2及び図5に示すように、分
力発生用斜面56によって開閉扉51を斜め後方上方に
押し上げる分力Fが発生して、開閉扉51がカム孔54
によって支点ピン55に対して斜め上方である矢印i方
向に捩りコイルばね52の可動端52bに抗して斜めに
上昇移動される。従って、開閉扉51は下端部分51b
をメイン基板31の干渉部分Xに何等干渉させることな
く、矢印i方向に斜めに上昇移動され、開閉扉51の回
転支点が図1に示したカム孔54の上端部分54aの回
転支点P1から図2に示すカム孔54の下端部分54b
の回転支点P2へ相対的に偏位される。
【0036】つまり、開閉扉51がカム孔54によって
支点ピン55に対して矢印j方向に斜めに上昇移動され
ることによって、その下端部分51bをメイン基板31
の干渉部分Xに何等干渉させることなくメイン基板31
の上方位置まで斜めに引き上げることができる。そし
て、開閉扉51の回転支点がカム孔54の上端部分54
aの回転支点P1から下端部分54bの回転支点P2へ
相対的に偏位されたことによって、メイン基板31の上
方位置まで斜めに引き上げられた下端部分51bの回転
半径が回転支点P1を中心とする大きな回転半径r1か
ら回転支点P2を中心とする小さな回転半径r2に自動
的に変更(縮小)されることになる。
【0037】そして、開閉扉51のカム孔54の下端部
分54bが支点ピン55に矢印j方向から当接された瞬
間から、この開閉扉51には支点ピン55(回転支点P
2)を中心とした矢印g方向への回転力が作用されるこ
とになる。従って、図3及び図6に示すように、引き続
き矢印e方向に挿入されるメモリカード4によって矢印
e方向に押される開閉扉51は捩りコイルバネばね52
の可動端52bに抗して支点ピン55(回転支点P2)
の周りに矢印g方向に回転されて、その開閉扉51が下
端部分51bをメイン基板31の干渉部分Xに何等干渉
させることなく、矢印g方向に開放され、その開閉扉5
1がメモリカード4の上面4j上に乗り上げることにな
る。そして、メモリカード4の先端4a部分が挿入ガイ
ド28を通してコネクタ37内に矢印e方向からスムー
ズに差し込まれることになる。
【0038】なお、メモリカード4をカード挿入口19
から矢印f方向に抜き取る時には、上述した動作の逆動
作となり、メモリカード4が図6及び図3に示す位置か
ら図5及び図2に示す位置まで矢印f方向に抜き取られ
る間は、開閉扉51が捩りコイルばね52の可動端52
bによって支点ピン(回転支点P2)を中心とする小さ
な回転半径c2によって矢印h方向に回転復帰されるこ
とになり、この間に、開閉扉51の下端部分51bがメ
イン基板31の干渉部分Xに何等干渉されることはな
い。そして、この後、図1及び図4に示すように、メモ
リカード4がカード挿入口19外へ矢印f方向に抜き取
られる際に、捩りコイルばね52の可動端52bによっ
て開閉扉51のカム孔54が支点ピン55に対して矢印
i方向に斜めに下降移動されて、カード挿入口19を内
側から密封するが、この間にも、開閉扉51の下端部分
51bがメイン基板31の干渉部分Xに干渉されること
はない。
【0039】なお、開閉扉51をカム孔54によって支
点ピン55に対して矢印i、j方向に斜めにスムーズに
下降、上昇移動させるためには、捩りコイルばね52の
可動端52bが開閉扉51の背面51cで、カム孔54
の近傍位置を矢印h方向に押圧することが好ましい。仮
に、可動端52bが開閉扉51のカム孔54から下方に
大きく離間された下端部分51bを矢印g方向に押圧す
る構造であると、可動端52bのばね力をカム孔54に
効率良く伝達することができず、カム孔54を支点ピン
55に対して矢印i、j方向にスムーズに移動させるこ
とができなくなる。
【0040】また、この実施の形態では、カム孔54を
開閉扉51側に形成し、支点ピン55をフロントパネル
8側に形成したが、その逆に、支点ピン55を開閉扉5
1側に形成し、カム孔55をフロントパネル8側に形成
しても良い。また、カム孔54を各種の形状に変更し
て、開閉扉51の開閉移動軌跡を各種形状に変更するこ
とも可能である。
【0041】以上述べたように、本発明のディスクドラ
イブ装置1Aは、フロントパネル8の内側の狭いスペー
ス内で、開閉扉51を矢印g、h方向に開閉する際に、
開閉扉51の下端部分51bがメイン基板31の干渉部
分Xと干渉しないように、回転半径自動変更機構53に
よってその開閉扉51の下端部分51bの回転半径を大
きい回転半径r1と小さい回転半径r2に自動的に変更
させながら、開閉扉51をスムーズに開閉させることが
できるように構成したので、メモリカード4で開閉扉5
1をスムーズに押し開くようにして、そのメモリカード
4をカード挿入口19からカードドライブユニット5の
コネクタ37内にスムーズに挿入、排出することができ
る。
【0042】しかも、開閉扉51がカード挿入口19を
内側から閉塞する時には、その開閉扉51の下端部分5
1bの回転半径を大きな回転半径r1に設定した状態
で、カード挿入口19を閉塞することができるので、そ
のカード挿入口19の全周を内側から確実に完全密封す
ることができる。従って、ダスト(塵埃)がカード挿入
口19からカードドライブユニット5のコネクタ37内
に侵入して、内部の複数の接続端子に付着し、そのコネ
クタ37内に挿入されたメモリカード4の複数の端子の
接続不良が発生することを未然に防止することができ
る。そして、コネクタ37の複数の接続端子に対するメ
モリカード4の複数の端子の接続状態を常に良好状態に
保つことができて、メモリカード4に対するデータの記
録及び/又は再生を常に正確に行え、メモリカード4と
ディスク2との間でのデータの送受信も常に正確に行え
る高品質のディスクドライブ装置1Aを実現することが
できる。
【0043】 (4)・・・ プリント配線基板の共通化に関する説明 次に、図7、図11〜図20によって、プリント配線基
板であるメイン基板31を、前述したように、ディスク
ドライブユニット3とカーードドライブユニット5の2
つのドライブユニットを搭載されていて、図11及び図
12に示されている高機能ディスクドライブ装置1A
と、図13及び図14に示されているような、カードド
ライブユニット5が搭載されておらず、ディスクドライ
ブユニット3のみが搭載されている低機能ディスクドラ
イブ装置1Bとの2つのディスクドライブ装置1A、1
Bに対して共通化させるための技術について説明する。
なお、メイン基板31を以下に共通基板31と記載す
る。
【0044】まず、前述したように、高機能ディスクド
ライブ装置1Aのフロントパネル8のディスク挿入口9
の下部位置には、図11及び図12に示すように、左か
ら右の順に、ヘッドホンジャック29、カード挿入口1
9、2つのLED(LEDレンズ)27、28、ボリュ
ーム26及びイジェクト釦23が一列状に配置されてい
る。一方、図13及び図14に示すように、低機能ディ
スクドライブ装置1Bのフロントパネル8のディスク挿
入口9の下部位置には、当然カード挿入口19は形成さ
れておらず、左から右に順にヘッドホンジャック29、
ボリューム26、1つのLED27及びイジェクト釦2
3が一列状に配置されている。
【0045】そして、図12に示されている高機能ディ
スクドライブ装置1Aのフロントパネル8におけるカー
ド挿入口19のセンターP11、ボリューム孔20のセ
ンターP12、2つのLED(LEDレンズ)孔21、
22のセンターP13、P14、イジェクト釦23のセ
ンターP15、ヘッドホンジャック孔24のセンターP
16のうちのカード挿入口19のセンターP11に、図
14に示されている低機能ディスクドライブ装置1Bの
フロントパネル8に形成されているボリューム孔20の
センターP12′が一致されている。そして、これら両
方のディスクドライブ装置1A、1Bのフロントパネル
8に形成されている1つのLED(LEDレンズ)孔2
1のセンターP13、イジェクト釦23のセンターP1
5及びヘッドホンジャック孔24のセンターP16は相
互に一致されている。
【0046】そこで、共通基板31は、1枚で、高機能
ディスクドライブ装置1Aと、低機能ディスクドライブ
装置1Bのメイン基板を兼用することによる基板共通化
を図っている。
【0047】即ち、図17はその共通基板31全体を示
し、図18はその共通基板31の前端縁31a側を拡大
して示したものであって、この前端縁31a上で、図1
2及び図14に示されたセンターP11、P12′相当
位置にコネクタマウント部61がプリント配線されてい
る。このコネクタマウント部61は前述したカードドラ
イブユニット5の駆動回路33内に配置されていて、前
端縁31aから後方側(メモリカード挿入方向である矢
印e方向)に一定距離L2だけ偏位された位置にプリン
ト配線されている。従って、この前端縁31aとコネク
タマウント部61との間には一定距離L2相当分の空き
スペース62が形成されている。
【0048】そして、共通基板31の前端縁31a上
で、空きスペース62内におけるセンターP11、P1
2′上の位置と、それより横側方に偏位された位置であ
って、前端縁31a上の図12に示されたセンターP1
2相当位置との2箇所にボリュームマウント部63、6
4がプリント配線されている。なお、前端縁31a上
で、図12及び図14に示された各センターP13、P
14、P15及びP16上にはそれぞれLEDマウント
部65、66、イジェクトスイッチマウント部67、ヘ
ッドホンジャックマウント部68がプリント配線されて
いる。従って、共通基板31の前端縁31a上のセンタ
ーP11、P12′上に形成されている1つのボリュー
ムマウント部63はコネクタ37に対するメモリカード
4の差込み用スペース62を利用して形成されている。
【0049】なお、スペース62内で、コネクタマウン
ト部61とボリューム63との間に挿入ガイドマウント
部69が形成されていて、この挿入ガイドマウント部6
9の両端には、一対の係止孔69aが形成されている。
また、共通基板31の前端縁31aで、2つのLEDマ
ウント部65、66の前側にはそれぞれLEDレンズ取
付け用の切欠き70、71が形成されている。
【0050】共通基板31は以上のように構成されてい
て、この共通基板31を高機能ディスクドライブ装置1
Aの専用基板31Aに組み上げる場合は、図19に示す
ように、この共通基板31のコネクタマウント部61上
にコネクタ37をマウントする。そして、挿入ガイドマ
ウント部69の一対の係止孔69aに挿入ガイド38の
一対の係止爪38aを上方から挿入して係止させるよう
にして、挿入ガイド38を挿入ガイドマウント部69上
にマウントする。そして、センターP12上のボリュー
ムマウント部64上にボリューム26をマウントする。
この際、ボリューム26はボリューム本体26aの上部
にボリュームつまみ26bが回転自在に取り付けられて
いて、ボリューム本体26aによってボリュームマウン
ト部64上にマウントされる。
【0051】そして、2つのLEDマウント部65、6
6上に2つのLED27、28をマウントして、これら
の前側の2つの切欠き70、71に2つのLEDレンズ
27a、28aを取り付ける。そして、図17及び図1
9に示すように、高機能ディスクドライブ装置1Aと低
機能ディスクドライブ装置1Bに共通のイジェクトスイ
ッチマウント部67上とヘッドホンジャックマウント部
68上にそれぞれイジェクトスイッチ23aとヘッドホ
ンジャック29をマウントすることにより、この共通基
板31が図11及び図12に示された高機能ディスクド
ライブ装置1Aの専用基板31Aに組み上げられる。
【0052】そこで、この高機能ディスクドライブ装置
1Aの専用基板31Aを図16に示すようにドライブ装
置本体7内のシャーシ12の下部に水平状に取り付けた
後、フロントパネル8をそのドライブ装置本体7の前面
に前方から嵌合させるようにして組み立てると、図11
及び図12に示すように、コネクタ37及び挿入ガイド
38のセンターP11上の前方位置にカード挿入口19
が正確に位置決めされる。そして、ボリューム26のボ
リュームつまみ26bの外周の一部がセンターP12上
でボリューム孔20内に挿入されて前方に突出される。
そして、2つのLED27、28の前側の2つのLED
レンズ27a、28aの先端がそれぞれセンターP1
3、P14上で2つのLED(LEDレンズ)孔21、
22内に嵌合される。そして、イジェクトスイッチ23
aがセンターP15上でイジェクト釦23の背面に近接
又は当接され、ヘッドホンジャック29がセンターP1
6上でヘッドホンジャック孔24内に嵌合されて、高機
能ディスクドライブ装置1Aの組み立てが完了する。
【0053】次に、この共通基板31を低機能ディスク
ドライブ装置1Bの専用基板31Bに組み上げる場合
は、図20に示すように、共通基板31のセンターP1
2′(P11)上のボリュームマウント部63上に別の
電子部品であるボリューム26をボリューム本体26a
によってマウントし、センターP13上の1つのLED
マウント部65上に1つのLED27をマウントして、
その前側の1つの切欠き70に1つのLEDレンズ27
aを取り付ける。そして、図17及び図20に示すよう
に、高機能ディスクドライブ装置1Aと低機能ディスク
ドライブ装置1Bに共通のイジェクトスイッチマウント
部67上とヘッドホンジャックマウント部68上にそれ
ぞれイジェクトスイッチ23aとヘッドホンジャック2
9をマウントすることにより、この共通基板31が図1
3及び図14に示された低機能ディスクドライブ装置1
Bの専用基板31Bに組み上げられる。
【0054】そこで、この低機能ディスクドライブ装置
1Bの専用基板31Bを高機能ディスクドライブ装置1
Aの専用基板31Aと同様に、ドライブ装置本体7内の
シャーシ12の下部に水平状に取り付けた後、フロント
パネル8をそのドライブ装置本体7の前面に前方から嵌
合させるようにして組み立てると、図7、図13及び図
14に示すように、ボリューム26のボリュームつまみ
26bの外周の一部がセンターP12′(P11)上で
ボリューム孔20内に挿入されて前方に突出される。そ
して、1つのLED27の前側の2つのLEDレンズ2
7aの先端がセンターP13上でLED(LEDレン
ズ)孔21内に嵌合される。そして、イジェクトスイッ
チ23aがセンターP15上でイジェクト釦23の背面
に近接又は当接され、ヘッドホンジャック29がセンタ
ーP16上でヘッドホンジャック孔24内に嵌合され
て、低機能ディスクドライブ装置1Bの組み立てが完了
する。
【0055】この際、特に、図7に示されていて、前述
したように、メイン基板31の前端縁31aをフロント
パネル8の下端側の背面8bに対して小さい距離L1に
接近させて配置させておくことができるので、センター
P12′(P11)上のボリュームマウント部63上に
マウントしたボリューム26のボリュームつまみ26b
の外周の一部をフロントパネル8のボリューム孔20内
に確実に挿入して、前方へ所定寸法に正確に突出させる
ことができるものである。
【0056】つまり、図10で説明したように、メイン
基板31の前端縁31aで、センターP12′(P1
1)上に切欠き44が形成されていたり、前端縁31a
がセンターP12′(P11)上でフロントパネル8の
下端側の内面8bから後方に大きな距離L10に離間さ
れていたならば、その前端縁31a上にマウントしたボ
リューム26のボリュームつまみ26bをフロントパネ
ル8のボリューム孔20内に正しく挿入させることはで
きない。
【0057】以上述べたように、本発明のディスクドラ
イブ装置は、メイン基板31上のコネクタマウント部6
1の前方の空きスペース62を利用して、メイン基板3
1の有効エリアの拡大を図ることにより、メイン基板3
1の前端縁31a上で、その空きスペース62内と、そ
れより横側方に偏位された位置との複数箇所にボリュー
ム26等の別の電子部品のマウント部63、64を形成
することができるように構成したものである。この結
果、高機能ディスクドライブ装置1Aと低機能ディスク
ドライブ装置1Bに対するメイン基板31の共通化を図
ることに成功したものである。
【0058】そして、そのメイン基板31上にボリュー
ム26、LED27、28、ヘッドホンジャック29、
コネクタ37及び挿入ガイド38等の複数種類の電子部
品をマウントする際の電子部品の種類の選択及びマウン
ト位置を選択することによって、高機能ディスクドライ
ブ装置1Aの専用基板31Aと、低機能ディスクドライ
ブ装置1Bの専用基板31Bとを製造(簡単に組み上げ
ること)することができるように構成したものであり、
メイン基板31の共通化による大幅なコストダウンを実
現できるものである。
【0059】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明で言う別の電子部品はボリューム
以外の電子部品であっても良い。
【0060】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クドライブ装置は、カードドライブユニットのカード状
記録媒体差込み用コネクタをプリント配線基板のコネク
タマウント部上にマウントする一方、同じプリント配線
基板上の前端縁で、コネクタマウント部の横側方に形成
されている別の電子部品のマウント部にボリューム等の
別の電子部品をマウントすることにより、ディスクドラ
イブユニット及びカードドライブユニット両用タイプの
高機能ディスクドライブ装置用のプリント配線基板が得
られるようにし、また、プリント配線基板のコネクタマ
ウント部の前方スペース内の別の電子部品のマウント部
にボリューム等の別の電子部品をマウントすることによ
り、ディスクドライブユニット単独の低機能なディスク
ドライブ装置用のプリント配線基板に共用することがで
きるようにしたので、プリント配線基板の前端縁で、コ
ネクタマウント部より前方の空きスペースを有効に利用
して、基板の有効エリアの拡大を図ることにより、1枚
のプリント配線基板を高機能ディスクドライブ装置用の
基板と、低機能ディスクドライブ装置の基板とに共用す
ることができ、プリント配線基板の製造上の大幅なコス
トダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したディスクドライブ装置にお
ける開閉扉の回転半径自動変更機構を説明する要部の拡
大断面図であって、回転半径が大きく設定された開閉扉
によってカード挿入口を内側から密封している様子を示
した図面である。
【図2】 図1と同様の要部の拡大断面図であって、メ
モリカードによって開閉扉が内側へ押された瞬間に、そ
の開閉扉が斜め後方上方へ押し上げられて、その開閉扉
の回転半径が小さく変化した様子を示した図面である。
【図3】 図1と同様の要部の拡大断面図であって、メ
モリカードによって内側へ押された開閉扉が回転半径が
小さいままの状態で後方上方に回転された様子を示した
図面である。
【図4】 フロントパネルとメイン基板上のコネクタと
開閉扉の位置関係を示した一部切欠き側面図であって、
図1と対応させた図面である。
【図5】 図4と同様の一部切欠き側面図であって、図
2と対応させた図面である。
【図6】 図4と同様の一部切欠き側面図であって、図
3と対応させた図面である。
【図7】 図4と同様の一部切欠き側面図であって、後
述する共通基板上におけるコネクタの前方位置にマウン
トされたボリュームがフロントパネルのボリューム孔内
に内側から挿入されている様子を示した図面である。
【図8】 フロントパネルのカード挿入口の内側に一般
的な開閉扉を取り付けた時の問題点を説明する要部の拡
大断面図である。
【図9】 フロントパネルのカード挿入口の内側に一般
的な開閉扉を取り付けた時の問題点を説明する一部切欠
き側面図であって、フロントパネルとメイン基板上のコ
ネクタと開閉扉の位置関係を示した図面である。
【図10】 図10と同様の一部切欠き側面図であっ
て、メイン基板上のコネクタの前方位置にはボリューム
等の別の電子部品をマウントすることができない様子を
説明する図面である。
【図11】 本発明が適用されたディスクドライブユニ
ットとカードドライブユニットとが搭載されている高機
能ディスクドライブ装置の外観斜視図である。
【図12】 図11の高機能ディスクドライブ装置のフ
ロントパネルの正面図である。
【図13】 ディスクドライブユニットのみが搭載され
ていて、本発明の共通基板が適用される低機能ディスク
ドライブ装置の外観斜視図である。
【図14】 図13の低機能ディスクドライブ装置のフ
ロントパネルの正面図である。
【図15】 本発明の高機能ディスクドライブ装置に適
用されるメモリスティク等のメモリカードの上下両面を
示した斜視図である。
【図16】 本発明の高機能ディスクドライブ装置を説
明する縦断面側面図である。
【図17】 本発明の高機能ディスクドライブ装置と低
機能ディスクドライブ装置に共通化される共通基板を説
明する基板全体の平面図である。
【図18】 図17の共通基板の前端縁側を拡大して示
した平面図である。
【図19】 本発明の共通基板によって組み上げられた
高機能ディスクドライブ装置の専用基板を説明する平面
図である。
【図20】 本発明の共通基板によって組み上げられた
低機能ディスクドライブ装置の専用基板を説明する平面
図である。
【符号の説明】
1Aは高機能ディスクドライブ装置、1Bは低機能ディ
スクドライブ装置、2はディスク状記録媒体であるディ
スク、3はディスクドライブユニット、4はカード状記
録媒体であるメモリカード、5はカードドライブユニッ
ト、8はフロントパネル、26はボリューム、31はプ
リント配線基板であって、共通基板に構成されるメイン
基板、31aはメイン基板の前端縁、32はディスクド
ライブユニットの駆動回路、33はカードドライブユニ
ットの駆動回路、37はコネクタ、61はコネクタマウ
ント部、62はコネクタ前方のスペース、63、64は
ボリュームマウント部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体にデータを記録及び/
    又は再生するディスクドライブユニットが搭載されたデ
    ィスクドライブ装置において、 前記ディスクドライブユニットの駆動回路がマウントさ
    れたプリント配線基板上にカード状記録媒体にデータを
    記録及び/又は再生するカードドライブユニットのカー
    ド状記録媒体差込み用のコネクタマウント部を形成する
    際、そのコネクタマウント部をプリント配線基板の前端
    縁から後方側に一定距離偏位させて、そのプリント配線
    基板の前端縁と前記コネクタマウント部との間にスペー
    スを形成し、 前記プリント配線基板上の前端縁で、前記コネクタマウ
    ント部の前方のスペース内の位置と、それより横側方に
    偏位された位置との複数箇所にボリューム等の別の電子
    部品のマウント部を形成したことを特徴とするディスク
    ドライブ装置。
  2. 【請求項2】上記複数箇所に形成される別の電子部品の
    マウント部は、同じ電子部品の選択的なマウント部に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のディス
    クドライブ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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