JP3828676B2 - ポインティング装置 - Google Patents

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    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポインティング装置に関する発明であり、例えば電子手帳、ポケットコンピューター、テレビゲーム機などの電子機器の入力装置として用いられるポインティング装置に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばテレビゲーム機のポインティング装置としては、ケース本体に傾動操作可能に操作体を装着せしめて、この操作体を傾動することに画面上のキャラクターなどを移動せしめるものが公知である(従来例1)。
しかしながら、このようなポインティング装置にあっては、操作時に操作体を傾動せしめる必要性から操作体を長くする必要があり、このため小型化、薄型化が求められる電子機器には採用することが困難である。
【0003】
また、図7に示す如く、ケース本体10に水平方向に操作移動可能に操作体30を装着してポインティング装置自体の薄型化を図ったものも公知である(従来例2)。
かかるポインティング装置において、ケース本体10内部には操作体30を原点位置に復帰させるための平板状バネ50が介在されており、操作体30が原点位置から水平方向に移動した際に操作体30には平板状バネ50からの押圧力が作用するように構成されている。これにより、操作体30から指を離すと操作体30が自動的に原点位置に復帰するものであった。
【0004】
さらに、操作体の移動を検出するために、操作体に磁石を埋め込み、ケース本体の内部に収納された基板に電磁変換素子を取り付け、この電磁変換素子によって操作体の移動を検出するポインティング装置も公知である(従来例3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例2の如きポインティング装置は、小型化、薄型化が図られるものの、操作が終了し操作体から手を離した後、操作体30が原点で停止するまでの間に反対方向にも移動する。つまり、操作体30を例えば右方向に移動操作していた場合には、手を離してから原点位置に至るまでの間、操作体30には左方向への力が作用しているので、原点位置に至った際に操作体30は左方向の速度を有しており、このため、操作体30は原点位置を通過して左方向に移動する。かかる反対方向への移動は、微妙な操作を必要とする場合においては、誤動作の原因になってしまうという問題を有していた。
【0006】
また、従来例3の如きポインティング装置にあっては、磁石を操作体の一部に埋め込むものであるので、製造コストの増大という問題を有し、しかも操作体自体の小型化に一定の限界を有するため、小型化、薄型化が望まれる電子機器に不適であるという問題を有していた。このような問題を解決するためには、磁石を操作体の裏面(ケース本体の内部側)に露出して固着する方法も考えられるが、かかる構造の装置にあっては、操作体が下方押圧され、磁石が基板などに接触することで磁石が破損するおそれもある。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、小型化、薄型化が望まれる電子機器にも用いることができ、しかも操作体の原点復帰に際して誤作動が生じることのないポインティング装置を提供することにある
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明に係るポインティング装置は、天板部に略円形の穿孔が設けられたケース本体と、このケース本体に略水平方向に操作移動可能に装着された部材であり且つ上部がケース本体の穿孔から突出する一方、下部がケース本体内に配置された操作体と、該操作体の移動を検出するための位置検出手段と、前記操作体の下部に垂直方向に移動自在に取り付けられたスぺーサーと、移動操作された前記操作体をスペーサーと共に前記穿孔の略中心位置である原点位置に復帰させるための復帰手段とを備えており、前記復帰手段は、原点位置の真下位置であり且つ前記スペーサの下側縁部と前記ケース本体の底面部との間に配置された円錐状のバネ部材であり、前記操作体の下部は前記ケース本体の穿孔よりも外径のみが大きい円盤状になっており、その上面には垂直方向に貫通する複数の孔部が軸心回りに所定間隔を空けて設けられており、前記スペーサは、前記ケース本体の穿孔よりも外径のみが大きい略円形の部材であって、その上面に設けられた複数の凸部が前記操作体の孔部に垂直方向に摺動可能に挿入され、当該凸部の上側外縁部がケース本体の穿孔の下側縁部に当接可能になっており、前記操作体及びスペーサが原点位置に位置したときに、前記スペーサを前記穿孔に嵌合させるために、前記スペーサの凸部の上側外縁部及び/又はケース本体の穿孔の下側縁部が外側に向けて下り傾斜になったテーパ面となっている。
【0010】
前記位置検出手段は、ケース本体に内装された基板に取り付けられた電磁変換素子と、前記操作体の下部に取り付けられた金属製部材と、該金属製部材の移動範囲に磁場を与えるべく前記基板に取り付けられた磁石とからなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るポインティング装置の平面図で、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は操作体を操作移動した状態における図1のA−A線断面図である。また、図5は同ポインティング装置における抜け止め部材の部品説明図で、(A)は平面図、(B)は(A)のC−C線断面図であり、図6はスペーサーの部品説明図で、(A)は平面図、(B)は(A)のD−D線断面図である。
【0013】
本発明の実施の形態に係るポインティング装置は、内部に基板200が内装されたケース本体100と、該ケース本体100に中心軸Oから略水平方向に操作移動可能に装着された操作体300と、前記操作体300の操作移動に伴って操作体300に対して垂直方向に摺動するように操作体300に取り付けられた略筒型状のスペーサー400と、操作体300及びスペーサー400を原点位置に復帰させるための復帰手段としてのバネ部材500とを備えている。
【0014】
ケース本体100は、図1、図2、図3及び図4に示すように、中央部の上面側に磁石600(後述)を収容するための平面視円形状の磁石収納部111が形成された下ケース110と、この下ケース110の上部で基板200を挟むように固着された台座120と、この台座120の上部に固着された上ケース130とからなり、これらは図1及び図3に示す如く各部に穿設孔119,129,139が穿設されてなり、この穿設孔119,129,139に螺子などの固定手段を嵌入着することによってそれぞれ固着されている。
【0015】
上ケース130は、平面視円形の凹部131( 天板部 ) が形成されており、具体的には上部に向けて突出した平面視円形の突出壁132に比して、その中央側の底面133が低く形成されて、前記凹部131が構成されている。ここで、凹部131の底面133は、所定の曲率半径で中央部につれて高くなったドーム状に形成されている。また、この凹部131の中央部は、中心軸Oを中心として平面視円形状に穿設されて、後述する操作体300の軸部321が挿着される穿孔135が形成されている。また、突出壁132の中央側の壁面132aは上部が丸みをもって形成され、図4に示す如く、操作体300が突出壁132の中央側の壁面132aと当接した際に、上部側に操作体300と壁面132aとの間に隙間ができるように形成されている。
【0016】
さらに、上ケース130の内部(下面側)は、台座120の上面( 底面部 ) とにより操作体300の下部及びバネ部材500を収容するための収容部140が形成されるようにくりぬかれた形状をなしており、この上ケース130の内面134は所定の曲率半径で中央部につれて高くなったドーム状に形成されている。また、該収容部140が形成されるように、台座120には凹み部121が形成されており、この凹み部121の底面123は所定の曲率半径で中央部につれて高くなったドーム状に形成されている。
【0017】
また、台座120には、図2及び図4に示す如くバネ固定部127が設けられており、具体的には、台座120の凹み部121の側壁122がその上部から中央部に向けて突設され、この突設された部位の下部に形成された隙間によってバネ部材500の外周を保持するバネ保持部127が構成されており、このバネ保持部127は図1に示す如く4箇所に設けられている。
【0018】
さらに、台座120には、図4に示すように、下面側がくりぬかれた形状になっており、基板200に取り付けられた電磁変換素子210を収納するための素子収納部124が形成されている。なお、本実施形態において電磁変換素子210は、図1に示すように、中心軸Oに対して均等に4個配置されている。
【0019】
また、下ケース110には、図2、図3及び図4に示すように、上面側が中央部において凹んでおり、磁石600を収納するための磁石収納部111が形成されており、この磁石収納部111に磁石600を収納することにより、磁石600は基板200の下面(操作体300の反対側)に位置することとなる。
【0020】
操作体300は、軸部321の下部がケース本体100の収容部140に収納され、軸部321の上部がケース本体100の穿孔135から突出するように、ケース本体100に装着されている。この操作体300は、上部側の操作部材310と、その下部で穿孔135からの操作体300の離脱を防止する抜け止め部材320と、該抜け止め部材320の下面に固着された金属製部材としての磁性を有する金属板330とから構成されている。
【0021】
抜け止め部材320は、図2、図3、図4及び図5に示すように、中央部が上方に向けて突出しており、この部位により操作体300の軸部321が形成されている。また、この軸部321を嵌着するための嵌着用凹部311が操作部材310の下面には穿設されている。該嵌着用凹部311に抜け止め部材320の軸部321を嵌着することで、両者は固定されている。
【0022】
操作部材310は、下面313が所定の曲率半径で中央部につれて高くなったドーム状に形成されており、この下面313は操作時に上ケース130の底面133と摺動するように設けられている。また、抜け止め部材320の上面322も所定の曲率半径で中央部につれて高くなったドーム状に形成されており、この上面322は操作時に上ケース130の内面134(下面)と摺動するように設けられている。さらに、金属板330の下面333も所定の曲率半径で中央部につれて高くなったドーム状に形成されており、この下面333は操作時に台座120の底面123と摺動するように設けられている。
なお、これらのドーム形状の曲率半径は、中心軸Oの下方側の一点(仮想点)からのそれぞれの距離によって定めている。なお、この金属板330の下面333をドーム状であるとしたが、平面であってもよい。
【0023】
また、操作体300(抜け止め部材320)には、図2、図4、図5及び図6のように、スペーサー400を垂直方向に摺動自在に保持するための摺動用孔部325が垂直方向に穿設されており、スペーサー400には、この摺動用孔部325に貫入可能な凸部410が上方に向けて突設されている。この凸部410が摺動用孔部325に摺動するように操作体300にスペーサー400が取り付けられて、スペーサー400は操作体300に対して垂直方向に摺動し水平方向には一体となって移動するよう構成されている。
【0024】
さらに、この摺動用孔部325及び凸部410は、図1に示すように、中心軸Oを中心として均等に4箇所設けられており、凸部410が他の凸部410と中心軸Oを介して対向するように設けられている。なお、この凸部410は、スペーサー400が操作部材310に対して最も上方に位置した際に、その上面412が抜け止め部材320の上面322よりも上方に突出するように設けられている。
【0025】
また、スペーサー400の中央部には、下方に向けて突出した筒部420が設けられており、この筒部420により形成された段部によってバネ部材500の内側を保持するバネ保持部421が構成されている。
【0026】
バネ部材500としては円錐バネが用いられており、この円錐バネがケース本体100のバネ保持部127とスペーサー400のバネ保持部421とにより保持されることで、スペーサー400には常時中心軸O方向への力と上方への力が作用するように構成されている。
【0027】
さらに、前記スペーサー400の凸部410は上面412から外側面にかけて、スペーサー400が原点位置にある際に上ケース130の穿孔135の縁部135aと当接するテーパー面411が形成されており、操作部材310の操作移動に伴いスペーサー400が操作部材310に対して下方に移動するように構成されている。
【0028】
また、凸部410の上面は上ケース130の内面の曲率半径と同じ丸みを有し、スペーサー400が操作部材310に対して最も下方に位置した際に、図4に示すように上ケース130の内面(下面)と摺動するように設けられている。
【0029】
上述の構成からなるポインティング装置にあっては、操作体300を原点位置より略水平方向に操作移動することで、磁石600、金属板330及び複数の電磁変換素子210からなる位置検出手段により操作体300の移動を検出し、画面上のキャラクターなどを移動することができる。この位置検出手段は、磁石600が形成する磁場内を金属板330が通過することで磁場の変化が生じ、この磁場の変化を電磁変換素子210により電気信号に変換して、この信号をもとに操作体300の移動を検出するものである。
【0030】
また、操作体300に金属製部材330を取り付けてなるものゆえ、操作体300に磁石600を埋め込む従来のものに比して操作体300を小型化できるとともに、製造コストの低減が図られる。しかも、磁石600が基板200の下面側に位置するので、操作体300が下方に押圧などされても、磁石600の破損が生じない。しかも、下ケース110の上面に形成された磁石収納部111に収納することにより、磁石600が取り付けられるので、組立工程の簡素化が図られる。
【0031】
さらに、原点位置からの操作体300の操作移動に伴って、スペーサー400はその外周面に形成されたテーパー面411がケース本体100の穿孔135の縁部135aと摺動しつつ操作体300に対して下方に移動するので、スムーズに操作移動を開始することができる。
【0032】
また、操作体300の上部(操作部材310)及び下部(抜け止め部材320)がそれぞれケース本体100の上面(上ケース130の凹部131の底面133)と内面(上ケース130の内面134)とを摺動するよう構成されているため、操作移動時における操作体300の垂直方向のがたつきを防止することができる。
【0033】
さらに、画面上のキャラクターなどの移動を終了した際に操作体300から手を離すと、操作体300及びスペーサー400は復帰手段により自動的に原点位置に復帰する。この復帰に際しては、バネ部材500によってスペーサー400には上方及び中心軸O方向に力が作用するよう構成されているので、スペーサー400に伴って操作体300を中心軸O側へ移動させるとともに、スペーサー400が上方に移動させることができる。特に、本実施形態にあっては1つのバネ部材500によりスペーサー400に上方及び中心軸O方向に力が作用するよう構成されているので、装置自体のコンパクト化を図ることができる。
【0034】
また、操作体300及びスペーサー400が原点位置に至った時に、スペーサー400のテーパー面411がケース本体100の穿孔135の縁部135aと当接し、スペーサー400及び操作体300の反対方向への移動が阻止され、このため誤作動を防止できる。
【0035】
特に、停止手段としてのテーパー面411が水平方向複数箇所に設けられているので、操作体300をどの方向に操作移動した場合であっても、復帰時の反対方向への移動をに防止できる。しかも、テーパー面411を中心軸Oに対して対向するように設けているので、原点位置からの操作移動時に一方のテーパー面411が的確にスペーサー400を垂直方向に摺動させ、この操作終了後の原点位置の復帰に際し他方のテーパー面411が確実に反対方向の移動を阻止できる。
【0036】
上記実施の形態に係るポインティング装置は上述の構成からなり上記利点を有するものであったが、本発明は上記実施の形態の構成に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内で設計変更可能である。
【0037】
すなわち、上記実施の形態においては、スペーサー400の外周面にテーパー面411を形成するものについて説明したが、請求項1に係る発明はこれに限定されるものではなく、例えばケース本体にスペーサーを垂直方向に摺動自在に取り付けて、操作体を操作移動した際にスペーサーが垂直方向に移動するように操作体とスペーサーとの摺動個所にテーパー面を形成することも可能である。但し、上記実施の形態および請求項2の如く、操作体300に略垂直方向に摺動可能にスペーサー400を取り付け、互いに摺動するスペーサー400の外周面またはケース本体100の縁部の何れかにテーパー面411を形成するものが好ましく、これにより装置全体をより小型化できる利点を有する。なお、スペーサー及びケース本体の双方にテーパー面を形成することも、請求項2に係る発明の意図する範囲内である。
【0038】
また、上記実施の形態においては、操作体300がケース本体100のドーム状に沿って中心軸Oの下方の仮想点を中心として操作移動するものについて説明したが、操作体が中心軸Oに対して垂直方向に操作移動するものであっても、請求項1に係る発明の意図する範囲内である。
【0039】
さらに、上記実施の形態のように1つのバネ部材500より復帰手段を構成するものに本発明は限定されず、複数のバネ部材によって復帰手段を構成することも可能である。但し、スペーサー400を押圧する1つのバネ部材500より復帰手段を構成することにより、装置全体をより小型化できる利点を有する。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に係るポインティング装置は、天板部に略円形の穿孔が設けられたケース本体と、このケース本体に略水平方向に操作移動可能に装着された部材であり且つ上部がケース本体の穿孔から突出する一方、下部がケース本体内に配置された操作体と、該操作体の移動を検出するための位置検出手段と、前記操作体の下部に垂直方向に移動自在に取り付けられたスぺーサーと、移動操作された前記操作体をスペーサーと共に前記穿孔の略中心位置である原点位置に復帰させるための復帰手段とを備えており、前記復帰手段は、原点位置の真下位置であり且つ前記スペーサの下側縁部と前記ケース本体の底面部との間に配置された円錐状のバネ部材であり、前記操作体の下部は前記ケース本体の穿孔よりも外径のみが大きい円盤状になっており、その上面には垂直方向に貫通する複数の孔部が軸心回りに所定間隔を空けて設けられており、前記スペーサは、前記ケース本体の穿孔よりも外径のみが大きい略円形の部材であって、その上面に設けられた複数の凸部が前記操作体の孔部に垂直方向に摺動可能に挿入され、当該凸部の上側外縁部がケース本体の穿孔の下側縁部に当接可能になっており、前記操作体及びスペーサが原点位置に位置したときに、前記スペーサを前記穿孔に嵌合させるために、前記スペーサの凸部の上側外縁部及び/又はケース本体の穿孔の下側縁部が外側に向けて下り傾斜になったテーパ面となっている。このため、ユーザにより操作体がバネ部材の付勢力に抗して操作された後、当該操作体からユーザの手が離されると、前記バネ部材の付勢力によりスペーサー及び操作体が原点位置に復帰し、当該スペーサーがケース本体の穿孔に嵌まり込む。よって、操作体を確実に原点で停止させることができ、誤作動の発生を防止することができる。しかも、同装置は、操作体が略水平方向に移動するものであり且つ操作体をスペーサーを介して円錐状のバネ部材により原点に復帰させるようになっているので、従来の操作体を傾動するものに比して、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0041】
請求項に係るポインティング装置は、磁石を操作体に埋め込む必要がないので、操作体の小型化により装置全体をコンパクトにすることができ、小型化、薄型化が望まれる電子機器にも用いることができるとともに、製造コストの低減をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるポインティング装置の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】操作体を操作移動した状態における図1のA−A線断面図である。
【図5】同実施形態のポインティング装置の抜け止め部材の説明図で、(A)は平面図、(B)は(A)のC−C線断面図である。
【図6】同実施形態のポインティング装置のスペーサーの説明図で、(A)は平面図、(B)は(A)のD−D線断面図である。
【図7】従来のポインティング装置の要部断面図である。
【符号の説明】
100 ケース本体
110 下ケース
120 台座
130 上ケース
131 凹部
135 穿孔
135a 縁部
140 収容部
200 基板
210 電磁変換素子
300 操作体
310 操作部材
320 抜け止め部材
321 軸部
330 金属板(金属製部材)
400 スペーサー
410 凸部
411 テーパー面
420 筒部
500 バネ部材(復帰手段)
600 磁石
O 中心軸

Claims (2)

  1. 天板部に略円形の穿孔が設けられたケース本体と、このケース本体に略水平方向に操作移動可能に装着された部材であり且つ上部がケース本体の穿孔から突出する一方、下部がケース本体内に配置された操作体と、該操作体の移動を検出するための位置検出手段と、前記操作体の下部に垂直方向に移動自在に取り付けられたスぺーサーと、移動操作された前記操作体をスペーサーと共に前記穿孔の略中心位置である原点位置に復帰させるための復帰手段とを備えており、
    前記復帰手段は、原点位置の真下位置であり且つ前記スペーサの下側縁部と前記ケース本体の底面部との間に配置された円錐状のバネ部材であり、
    前記操作体の下部は前記ケース本体の穿孔よりも外径のみが大きい円盤状になっており、その上面には垂直方向に貫通する複数の孔部が軸心回りに所定間隔を空けて設けられており、
    前記スペーサは、前記ケース本体の穿孔よりも外径のみが大きい略円形の部材であって、その上面に設けられた複数の凸部が前記操作体の孔部に垂直方向に摺動可能に挿入され、当該凸部の上側外縁部がケース本体の穿孔の下側縁部に当接可能になっており、
    前記操作体及びスペーサが原点位置に位置したときに、前記スペーサを前記穿孔に嵌合させるために、前記スペーサの凸部の上側外縁部及び/又はケース本体の穿孔の下側縁部が外側に向けて下り傾斜になったテーパ面となっていることを特徴とするポインティング装置。
  2. 請求項1記載のポインティング装置において、前記位置検出手段は、ケース本体に内装された基板に取り付けられた電磁変換素子と、前記操作体の下部に取り付けられた金属製部材と、該金属製部材の移動範囲に磁場を与えるべく前記基板に取り付けられた磁石とからなることを特徴とするポインティング装置。
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