JP3828591B2 - ブレーカ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、第1固定端子にバイメタル板の一端部が固着され、第2固定端子に設けられた固定接点に対向する可動接点が、前記固定接点との接・離を可能としてバイメタル板の他端部に固着され、電気抵抗および熱抵抗が前記バイメタル板よりも小さい材料から成るシャントが、バイメタル板の両端部間にわたって結合されるブレーカに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1固定端子と、第2固定端子の固定接点との間にバイメタル板が設けられて成るブレーカが、特公昭37−15066号公報および特公昭38−18020号公報等により知られているが、バイメタル板は、電気抵抗および熱抵抗が比較的大きいために、電流容量の大きなブレーカとしては使用できない。そこで、電気抵抗および熱抵抗が前記バイメタル板よりも小さい材料から成るシャントをバイメタル板に結合して電流容量を比較的大きくすることが行なわれており、シャントとしての軟銅編組線がスポット溶接によりバイメタル板に結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のように軟銅編組線をシャントとして用いたときには、姿勢が定まらぬ軟銅編組線を作業員が保持しながらスポット溶接を行なう必要があり、作業員の手作業となる部分が多く、組立作業性に劣り、コストアップの要因ともなっている。
【0004】
かかる問題を解決するために、軟質銅等により平板状に形成されてバイメタル板に重合させたシャントの両端部をバイメタル板の両端部にスポット溶接することにより、組立作業性の向上を図ることが単純には考えられる。ところが、バイメタル板の一面両端部にシャントの両端部をスポット溶接すると、バイメタル板およびシャントの線膨張係数の違いにより、バイメタル板の温度変化に伴う姿勢反転動作がシャントにより規制されてしまう。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バイメタル板の姿勢反転動作を規制することがない結合構造でバイメタル板にシャントを結合するとともにその結合作業を容易としたブレーカを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、第1固定端子にバイメタル板の一端部が固着され、第2固定端子に設けられた固定接点に対向する可動接点が、前記固定接点との接・離を可能としてバイメタル板の他端部に固着され、電気抵抗および熱抵抗が前記バイメタル板よりも小さい材料から成るシャントが、バイメタル板の両端部間にわたって結合されるブレーカにおいて、前記シャントは、前記固定接点とは反対側で前記バイメタル板の一面にその両端間にわたって重ねられるシャント主部と、該シャント主部の一端から前記バイメタル板の他面側に折り曲げられて該バイメタル板の前記一端部の他面に重ねられる折曲げ部とから成る薄板状に形成されていて、その折り曲げ部と前記シャント主部の一端部との間に前記バイメタル板の前記一端部が挟持され、そのバイメタル板の前記一端部の前記他面が、前記折り曲げ部を間に挟んで前記第1固定端子にスポット溶接されると共に、前記シャント主部の他端部が、前記バイメタル板の前記他端部を間に挟んで前記可動接点にスポット溶接され、前記バイメタル板の前記一端部の前記他面を前記折り曲げ部にスポット溶接する際に該バイメタル板の一端部の前記一面が前記シャント主部の前記一端部にスポット溶接されないように、そのシャント主部の前記一端部には、スポット溶接時に電極を前記バイメタル板の前記一端部の前記一面に当接させるための逃げ孔が設けられることを特徴とする。
【0007】
【作 用】
上記請求項1記載の発明の構成によれば、薄板状であるシャントは、そのシャント主部の一端部と折り曲げ部との間でバイメタル板の一端部を挟むことにより、バイメタル板との相対位置をほぼ一定に定めることが容易であり、その状態でスポット溶接を行なえばよいので、作業員の手作業を必要とする部分を少なくすることが可能である。しかもシャントは、可動接点側ではバイメタル板の他端部の一面に結合(スポット溶接)されるのに対し、第1固定端子側ではバイメタル板の一端部の他面に結合(スポット溶接)されるものであり、バイメタル板の一面に重合するシャント主部は、その一端側でバイメタル板に対して自由に伸縮可能であり、線膨張係数の違いによってシャントがバイメタル板の動きを規制することはない。またシャント主部の一端部に、スポット溶接時に電極をバイメタル板の一端部の一面に当接させるための逃げ孔が設けられることにより、シャント主部の一端部がバイメタル板の一端部の一面に結合(スポット溶接)されることを確実に回避することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本発明を小型モータ用ブレーカに適用したときの一実施例について説明する。
【0009】
図1ないし図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1は小型モータの一部切欠き正面図、図2はブレーカおよびブラシを装着した状態でのフロントブラケットの平面図、図3はブレーカの正面図、図4は図3の4矢視図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図である。
【0010】
先ず図1において、この小型モータは、たとえば船外機のチルトアップ作動用油圧ポンプ(図示せず)に連結される直流モータであり、該小型モータのケーシング11は、円筒部12の一端にリヤブラケット13が設けられて成る有底円筒状にして合成樹脂により形成されるケーシング主体14と、合成樹脂により形成されて前記ケーシング主体14の他端に結合されるフロントブラケット15とで構成される。
【0011】
ケーシング主体14における円筒部12の他端には、その周方向に間隔をあけた4個所で半径方向外方に張出す鍔部16…が設けられており、各鍔部16…には金属製円筒状のスリーブ17…が埋設される。一方、フロントブラケット15は、前記円筒部12の他端を閉塞するようにして円盤状に形成されるとともに、前記各鍔部16…にそれぞれ対応する鍔部18…を備えるものであり、各鍔部18…には前記各スリーブ17…に対応する挿通孔19…が設けられる。而してスリーブ17…および挿通孔19…にそれぞれ挿通されるボルト20…が、フロントブラケット15をケーシング主体14との間に挟むように配置される支持体21に螺着され、これによりケーシング11が支持体21に固定される。 ケーシング主体14には、磁性金属により円筒状に形成されて円筒部12の内周に設けられるヨーク22と、該ヨーク22の内周面に対応した円弧状に形成されるとともにヨーク22の周方向に間隔をあけた2個所でヨーク22の内面に配設される一対のマグネット(図示せず)とが一体に結合される。
【0012】
ケーシング主体14の円筒部12内には、該円筒部12と同心の回転軸25を有するロータ24が配置され、該回転軸25の一端部はリヤブラケット13で回転自在に支承される。また回転軸25の他端部は、フロントブラケット15を貫通して支持体21側に延設され、フロントブラケット15および回転軸25間に円筒ころ軸受26および環状シール部材27が介装される。
【0013】
図2を併せて参照して、ロータ24における回転軸25のフロントブラケット15側にはコンミテータ28が設けられる。またフロントブラケット15の内面には、コンミテータ28の一直径線上で該コンミテータ28を両側から挟む位置でコンミテータ28側に開放するとともにロータ24側に開放した一対のブラシ用凹部291 ,292 と、一方のブラシ用凹部291 に近接した位置でロータ24側に開放した矩形状のブレーカ用凹部30とが設けられる。さらにフロントブラケット15の内面には、一方のブラシ用凹部291 を覆うとともにブレーカ用凹部30の一部を覆うホルダ31が締着されるとともに、他方のブラシ用凹部292 を覆うホルダ32が締着される。
【0014】
而して両ブラシ用凹部291 ,292 には、ホルダ31,32によって抜け出しを阻止されるようにしてブラシ331 ,332 が摺動可能に嵌合されており、それらのブラシ331 ,332 は、各ブラシ用凹部291 ,292 内に収納されたばね341 ,342 のばね力により、コンミテータ28に弾発的に摺接せしめられる。しかもホルダ31,32のブラシ用凹部291 ,292 に対応する部分には、コンミテータ28の一直径線に沿って長く延びるスリット351 ,352 が設けられており、ブラシ331 ,332 に一端が電気的に接続される接続コード361 ,362 が各スリット351 ,352 から引き出される。
【0015】
一方、ブレーカ用凹部30には、ホルダ31により抜け出しを阻止されるようにしてブレーカ38が嵌合され、このブレーカ38の一端側に前記接続コード361 が電気的に接続され、ブレーカ38の他端側に電気的に接続される接続コード(図示せず)と、前記ブラシ332 に連なる接続コード362 とが、ケーシング11から外部に引き出される。
【0016】
図3、図4、図5および図6において、ブレーカ38は、ブレーカ用凹部30の開口端部に嵌合される合成樹脂製の基盤39と、第1固定接点40を有するとともにモールド結合により該基盤39に固定される第1固定端子41と、第2固定接点42を有するとともに第1固定端子41とは間隔をあけた位置でモールド結合により基盤39に固定される第2固定端子43と、第1固定接点40に基端部が固着されるとともに先端部には第2固定接点41に接・離可能な可動接点44が固着されるバイメタル板45と、該バイメタル板45に結合されるシャント46とを備える。
【0017】
基盤39は矩形状に形成されるものであり、上下に延びる第1固定端子41の中間部が基盤39の長手方向一端側にモールド結合される。而して第1固定端子41の基盤39よりも上方部分に図示しない接続コードが電気的に接続され、第1固定端子41の下部一面に第1固定接点40が固設される。また第2固定端子43は、基盤39の長手方向他端側に配設されるものであり、基盤39の幅方向に沿って第1固定端子41の一側で基盤39から下方に延びる端子板部43aと、端子板部43aの上端から基盤39の幅方向他側に延びる連結板部43bと、基盤39の幅方向に沿って第1固定端子41の他側で基盤39から上方に延びる接続板部43cとから成り、連結板部43bならびに該連結板部43bへの端子板部43aおよび接続板部43cの連設部が基盤39に埋設される。而して第1固定接点40と同一レベルの位置で端子板部43aの一面に第2固定接点42がスポット溶接され、接続板部43cに接続コード361 がスポット溶接により電気的に接続される。
【0018】
バイメタル板45は、第1および第2固定接点40,42側である内側に配置される膨張係数の大きな金属板と、第1および第2固定接点40,42とは反対側である外側に配置される膨張係数の小さな金属板とが相互に張り合わさって成るものであり、該バイメタル板45の一端部が第1固定接点40に固着され、バイメタル板45の他端部に可動接点44が固着される。
【0019】
シャント46は、可動接点44が設けられる側とは反対側の一面でバイメタル板45にその両端部間にわたって全面的に重ねられるシャント主部46aと、該シャント主部46aの一端からバイメタル板45の他面側に折り曲げられてバイメタル板45の一端部をシャント主部46aの一端部との間に挟む折り曲げ部46bとを有して、電気抵抗および熱抵抗が前記バイメタル板45よりも小さい材料、たとえば軟質銅により薄板状に形成されるものである。而してバイメタル板45との結合前にシャント44は、シャント主部46aに折り曲げ部46bが直角に連設されて成る略L字状の形状で準備されるものであり、バイメタル板45にシャント主部46aを全面的に重ねた状態で折り曲げ部46bを直角に折曲げることにより、バイメタル板45の一端部がシャント主部46aの一端部および折り曲げ部46b間に挟持されることになり、この状態でバイメタル板45およびシャント46は相対位置を一定とした組立体として仮組みされることになる。
【0020】
このようなバイメタル板45およびシャント46から成る組立体は、長手方向に平行な断面ならびにその長手方向に直交する断面が、外側に膨らませた彎曲形状となるようにプレス加工される。
【0021】
而して上述のようにバイメタル板45およびシャント46を仮組みした状態で、バイメタル板45の一端部の他面が、シャント46における折り曲げ部46bを間に挟んで第1固定端子41の第1固定接点40にスポット溶接され、シャント主部46aの他端部は、バイメタル板45の他端部を間に挟んで可動接点44にスポット溶接される。この際、シャント主部46aの一端部には、スポット溶接時に電極47(図5参照)をバイメタル板45の一端部の一面に当接させるための逃げ孔48が設けられており、バイメタル板45の一端部および第1固定接点40には、シャント46の一端側において折り曲げ部46bのみがスポット溶接される(即ちシャント主部46aの一端部はスポット溶接されない)ことになる。
【0022】
ところで、第1および第2固定接点40,42間において第1固定接点40寄りの位置で下方に延びる支持部49が基盤39に一体に設けられており、この支持部49の下部には、バイメタル板45に対向して開口するねじ孔50が設けられる。一方、バイメタル板45ならびにシャント46のシャント主部46aには、ねじ孔50に対応して挿通孔51,52が穿設されており、それらの挿通孔51,52に挿通されてシャント46に係合するねじ部材53がねじ孔50に螺合される。またバイメタル板45ならびにシャント46のシャント主部46aには、前記挿通孔51,52に一端を連ならせるとともに可動接点44側に向けて延びる長孔54,55が穿設される。
【0023】
次にこの実施例の作用について説明すると、ブレーカ38の閉成時に、バイメタル板45はその可動接点44を第2固定接点42に接触せしめた姿勢に在り、第1および第2端子板41,43間を流れる電流の大部分はシャント46を流れることになる。すなわちブレーカ38が、バイメタル板45自体の容量を超す大きな電流容量を持つことになる。而して第1および第2端子板41,43間を流れる電流が所定値以上となると、温度上昇に伴うバイメタル板45の反転作動により、バイメタル板45およびシャント46は、可動接点44を第2固定接点42から離反せしめる姿勢へと反転することになり、それによりブレーカ38が遮断する。この際、ねじ部材53の締付け程度を変化せしめることにより、閉成時にバイメタル板45およびシャント46に作用せしめる蓄勢力を変化させることができ、それによりバイメタル板45およびシャント46の反転作動速度を調整可能である。
【0024】
かかるブレーカ38において、シャント46は、バイメタル板45の一面にその両端間にわたって接触するシャント主部46aと、バイメタル板45の一端部をシャント主部46aの一端部との間に挟持する折り曲げ部46bとが一体に連設されて成る薄板状のものであり、バイメタル板45およびシャント46をそれらの相対位置を一定として仮組みすることが容易である。また、そのような仮組状態で、シャント46における折り曲げ部46bおよびバイメタル板45の一端部が第1固定端子41の第1固定接点40にスポット溶接され、シャント46におけるシャント主部46aの他端部が可動接点44とともにバイメタル板45の他端部にスポット溶接されるので、作業員が煩雑な手作業を行なうことを不要として、組立作業性を向上することが可能となる。
【0025】
しかもシャント46におけるシャント主部46aの一端部には逃げ孔48が設けられており、シャント46の折り曲げ部46bのみがバイメタル板45の一端部の他面に確実にスポット溶接される(即ちシャント主部46aの一端部はバイメタル板45の一端部の一面にはスポット溶接されない)。
【0026】
而してシャント46は、可動接点44側ではバイメタル板45の他端部の一面に結合されるのに対し、第1固定端子41の第1固定接点40側ではバイメタル板45の一端部の他面に結合されることになり、バイメタル板45の一面に重合するシャント主部46aは、その一端側でバイメタル板45に対して自由に伸縮可能である。したがってバイメタル板45およびシャント46の線膨張係数が違っていても、シャント46がバイメタル板45の動きを規制することはなく、上述のように結合作業を容易とした上でバイメタル板45の確実な作動を保証することができる。
【0027】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、シャントは、可動接点が設けられる側とは反対側でバイメタル板の一面にその両端間にわたって重ねられるシャント主部と、該シャント主部の一端からバイメタル板の他面側に折り曲げられて該バイメタル板の一端部の他面に重ねられ る折曲げ部とから成る薄板状に形成されていて、その折り曲げ部とシャント主部の一端部との間にバイメタル板の一端部が挟持され、そのバイメタル板の一端部の他面が、折り曲げ部を間に挟んで第1固定端子にスポット溶接されると共に、シャント主部の他端部が、バイメタル板の他端部を間に挟んで可動接点にスポット溶接されるので、シャントおよびバイメタル板の相対位置をほぼ一定に定めることが容易であり、その状態でスポット溶接を行なうことによって組立作業性を向上することができる。しかもシャントの一端側(折り曲げ部)がバイメタル板の第1固定端子側の面(バイメタル板の一端部の他面)に結合されるのに対し、シャントの他端側(シャント主部の他端部)は可動接点とは反対側でバイメタル板の他端部の一面に結合されることにより、バイメタル板の一面に重合するシャント主部の一端側をバイメタル板に対して自由に伸縮可能とし、線膨張係数の違いによってシャントがバイメタル板の動きを規制することを回避し、バイメタル板の作動を保証することができる。またシャント主部の一端部には、スポット溶接時に電極をバイメタル板の一端部の一面に当接させるための逃げ孔が設けられるので、シャント主部の一端部がバイメタル板の一端部の一面に結合(スポット溶接)されることを確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 小型モータの一部切欠き正面図である。
【図2】 ブレーカおよびブラシを装着した状態でのフロントブラケットの平面図である。
【図3】 ブレーカの正面図である。
【図4】 図3の4矢視図である。
【図5】 図3の5−5線断面図である。
【図6】 図3の6−6線断面図である。
【符号の説明】
38・・・ブレーカ
41・・・第1固定端子
42・・・固定接点
43・・・第2固定端子
44・・・可動接点
45・・・バイメタル板
46・・・シャント
46a・・シャント主部
46b・・折り曲げ部
47・・・電極
48・・・逃げ孔
Claims (1)
- 第1固定端子(41)にバイメタル板(45)の一端部が固着され、第2固定端子(43)に設けられた固定接点(42)に対向する可動接点(44)が、前記固定接点(42)との接・離を可能としてバイメタル板(45)の他端部に固着され、電気抵抗および熱抵抗が前記バイメタル板(45)よりも小さい材料から成るシャント(46)が、該バイメタル板(45)の両端部間にわたって結合されるブレーカにおいて、 前記シャント(46)は、前記固定接点(42)とは反対側で前記バイメタル板(45)の一面にその両端間にわたって重ねられるシャント主部(46a)と、該シャント主部(46a)の一端から前記バイメタル板(45)の他面側に折り曲げられて該バイメタル板(45)の前記一端部の他面に重ねられる折曲げ部(46b)とから成る薄板状に形成されていて、その折り曲げ部(46b)と前記シャント主部(46a)の一端部との間に前記バイメタル板(45)の前記一端部が挟持され、
そのバイメタル板(45)の前記一端部の前記他面が、前記折り曲げ部(46b)を間に挟んで前記第1固定端子(41)にスポット溶接されると共に、前記シャント主部(46a)の他端部が、前記バイメタル板(45)の前記他端部を間に挟んで前記可動接点(44)にスポット溶接され、
前記バイメタル板(45)の前記一端部の前記他面を前記折り曲げ部(46b)にスポット溶接する際に該バイメタル板(45)の一端部の前記一面が前記シャント主部(46a)の前記一端部にスポット溶接されないように、そのシャント主部(46a)の前記一端部には、スポット溶接時に電極(47)を前記バイメタル板(45)の前記一端部の前記一面に当接させるための逃げ孔(48)が設けられることを特徴とする、ブレーカ。
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JPH08153451A JPH08153451A (ja) | 1996-06-11 |
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DE102011078634A1 (de) | 2011-07-05 | 2013-01-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Überlastauslöser, insbesondere für einen Leistungsschalter |
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- 1994-11-29 JP JP29490594A patent/JP3828591B2/ja not_active Expired - Lifetime
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