JPH0626047Y2 - 小型モータのブラシ廻り構造 - Google Patents

小型モータのブラシ廻り構造

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JPH0626047Y2
JPH0626047Y2 JP1989000662U JP66289U JPH0626047Y2 JP H0626047 Y2 JPH0626047 Y2 JP H0626047Y2 JP 1989000662 U JP1989000662 U JP 1989000662U JP 66289 U JP66289 U JP 66289U JP H0626047 Y2 JPH0626047 Y2 JP H0626047Y2
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brush
lead wire
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end bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、小型モータのブラシ廻り構造に関するもので
ある。
「従来の技術」 小型モータのブラシ廻り構造に関する考案が下記の各公
報に開示されている。
実開昭62−104553号公報により、ブラシに接続
されたピグテールと外部導出リード線とを圧着コネクタ
により接続し、ブラシ保持板に一体形成したリード線導
出部のリード線ガイド部に、前記外部導出リード線を通
すとともに、リード線保持部内に嵌合するようにしたブ
ラシ付き直流電動機が開示されている。
また、実公昭61−30422号公報には、刷子の端子
が配置されている刷子ホルダーの一方の面に、一定間隔
をあけて三つの突起部を刷子ホルダーと一体形成し、該
突起部の間に前記端子に接続する一対のリード線のそれ
ぞれを挿入し、前記突起部を前記リード線上に熱融着し
て前記一対のリード線が前記三つの突起部の中央の突起
部にて絶縁的に分岐されるように構成した回転電機が開
示されている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記実開昭62−104553号公報に
より開示されたブラシ付き直流モータのリード線の外部
導出構造は、半径方向で対向する一対のブラシ保持部か
ら等距離の位置に、リード線導出部が形成されている。
このため、ブラシに接続したピグテールが長くなって、
その途中を保持する一対の突起を左右に形成する必要が
ある。また、リード線導出部のリード線導出溝はリード
線の径よりも小さい幅寸法のリード線ガイド部を有する
とともに、ピグテールとリード線を接続する圧着コネク
タが内側に変位するのを阻止するストッパ突起が設けら
れているため、ブラシ保持板の構造が複雑となるばかり
でなく、作業スペースが狭くなってリード線及びピグテ
ールを挿入して固定する作業が複雑化して手間が掛か
り、作業性を高めることができないという問題点があ
る。
また、上記実公昭61−30422号公報に開示された
回転電機は、刷子を固定的に配置し、その刷子の端子に
接続した一対のリード線を、三つの突起部の中央の突起
部により絶縁的に分岐し、該突起部を熱融着してリード
線のみを固定するものである。従って、刷子ホルダ内に
装着されて半径方向に移動可能な一対の刷子を対向さ
せ、その刷子のピグテールと外部電源供給用のワイヤハ
ーネスのリード線とを接続する導電金具を前記のように
熱融着により固定すると、摩耗に従い移動する刷子に追
従するピグテールどうしが接触して短絡したり、加熱に
より融ける中央の突起部の絶縁が不十分となり、導電金
具どうしが短絡したりする虞れがある。
本考案は、前記問題点を解決するためになされたもの
で、ワイヤハーネス等の組み付けの作業性を向上すると
ともに、その電気的接続の信頼性を確保し得る小型モー
タのブラシ廻り構造を提供することを目的とするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 前記目的を達成するための小型モータのブラシ廻り構造
は、半径方向で対向する一対のブラシホルダと、該各ブ
ラシホルダに隣接し対向壁を有する断面凹形の装着部と
を熱可塑性樹脂によりエンドブラケットに一体成形した
ものであって、前記装着部に、予めブラシのピグテール
と外部電源供給用のワイヤハーネスのリード線とを接続
した導電用金具を装着するとともに、前記装着部の前記
対向壁を熱かしめにより圧潰溶融して、前記導電用金具
を一体状に固定したことを特徴とするその装着部の対向
壁を熱かしめにより圧潰溶融して、前記導電用金具を一
体状に固定したことを特徴とするものであり、さらに、
前記具体的構成に加えて一体成形により固定用壁部をエ
ンドブラケットに形成し、該固定用壁部に前記外部電源
供給用のワイヤハーネスのリード線を挟入して固定する
挟入溝を設けたことを特徴とするものである。
「作用」 前記具体的構成によれば、予めブラシのピグテールとワ
イヤハーネスのリード線を導電金具により接続し、その
導電用金具を熱可塑性樹脂製のエンドブラケットに、半
径方向で対向する一対のブラシホルダにそれぞれ隣接さ
せて一体成形した断面凹形の装着部に装着して、該装着
部の対向壁を所定の治具により圧潰加熱する熱かしめを
施すと、装着部の対向壁が溶融して前記導電用金具を一
体状に固定することができる。
また、ワイヤハーネスのリード線を固定用壁部に形成し
た挿入溝に挟入固定して、前記熱かしめを行ったり、ブ
ラシホルダへブラシを装着する。
「実施例」 本考案の実施例を添付図面第1〜3図に基づいて説明す
る。
小型モータのエンドブラケット1の一側の端面1aの中
央には、回転子の軸受部2を形成し、その軸受部2の周
りに半径方向で対向する一対のブラシホルダ3,3′を
形成する。ブラシホルダ3,3′は両端を開放した四角
形の筒形であって、隣り合う二面に外端部から中心方向
に向かうスリット4,4′,5,5′を形成する。スリ
ット4,4′を形成した面の隣りには、スプリング挿着
軸6,6′を立設する。またスリット4,4′を形成し
た面の反対側の側面に続けて、上面と一側面とを開放し
た断面凹形の対向壁7a,7b,7a′,7b′を有す
るボックス状の装着部7,7′を形成する。装着部7,
7′の隣りには、前記端面1aから軸方向に平行に後記
するサーミスタ30の装入溝8を設ける。また、一方の
装着部7′の側部開放面に対向して固定用壁部9を立設
し、その上端から挟入溝10を切り込み状に形成する。
該挟入溝10は、途中と溝底の二箇所で溝幅を拡げた節
度部11,12を設ける。その他13,14はスプリン
グ係止用突部である。前記エンドブラケット1は、熱可
塑性樹脂により一体成形する。
外部電源供給用のワイヤハーネス21は、第4図に示す
ようにエンドブラケット1に組付ける前に、予めリード
線22,23の一端にコネクタ24を接続するととも
に、リード線22の他端にはモータのブラシ25のピグ
テール26を導電用金具27により接続してかしめ固定
する。またリード線23と、ブラシ28のピグテール2
9との間にサーミスタ30を直列に配置し、該サーミス
タ30のリード線31,32との導電用金具を導電用金
具33,34によりかしめ固定する。前記導電用金具3
3と該金具33によりかしめ固定されるリード線23と
サーミスタ30のリード線31には、熱収縮性の絶縁被
覆35を施す。
前記サーミスタ30は、正温度係数サーミスタ(PTC
サーミスタ)であり、ある温度範囲で温度が上昇すると
抵抗値が急増して電流量を制限する。これにより、過負
荷運転による発熱或いはブラシの発熱等によるブラシホ
ルダ等の焼損を防止する。
前記のようにブラシ25,28及びサーミスタ30を接
続したワイヤハーネス21の、エンドブラケット1への
組付けは、まずサーミスタ30を装入溝8へ装入すると
ともに、リード線22,23を固定用壁部9の挟入溝1
0に挟入してそれぞれ節度部11,12まで押し下げて
挟持する。この場合、リード線22,23の絶縁被覆は
塩化ビニール製であるため、挟入溝10への挟入時に
は、偏平に歪み節度部11,12に入ると原形状に戻っ
て容易には抜け出ることはない。続いてリード線22と
ブラシ25のピグテール26をかしめ固定により接続し
た導電用金具27と、ブラシ28のピグテール29とサ
ーミスタ30のリード線32をかしめ固定により接続し
た導電用金具34とをそれぞれボックス状の装着部7,
7′に装着する。装着部7,7′は、両端部に楔部を形
成し中央部を凹ました治具37(第6図)を用いて、そ
の対向壁7a,7b及び7a′,7b′を熱かしめによ
り圧潰溶融して導電用金具27及び34を溶融する対向
壁により埋め込み、その冷却固化によりエンドブラケッ
ト1に一体状に固定する。続いてブラシ25及び28を
ブラシホルダ3,3′に装入し、それぞれのピグテール
26及び29をブラシホルダ3,3′のスリット5,
5′に係入する。また、該ブラシ25及び28を中心方
向に進出させるスプリング38,38′のコイル部をス
プリング挿着軸6,6′に挿通し係止脚38a,38
a′をエンドブラケット1に突設したスプリング係止用
突部13,14に係止し、ばね弾力作用脚38b,38
b′をブラシホルダ3,3′のスリット4,4′に係入
してブラシ25及び28に掛ける(第7図参照)。
ワイヤハーネス21のエンドブラケット1への組付手順
は、前記手順に一義的に決定されるものでなく、組付効
率等により適宜変更する。
本考案の実施例は、前記したようにブラシホルダ3,
3′及び断面凹形の装着部7,7′を熱可塑性樹脂によ
り一体成形するとともに、予めワイヤハーネス21のリ
ード線22,23に対して、必要な部品であるブラシ2
5及び28,サーミスタ30等の電気的結線を導電用金
具27,33及び34を用いてかしめ固定し、これを前
記装着部7,7′に装着して、熱かしめにより対向壁7
a,7b,7a′,7b′を圧潰熔融して一体状に固定
するようにしたもので、確実かつ信頼性のある固定を施
すことができる。また、固定用壁部9を一体成形してそ
の挟入溝10へのリード線22,23の挟入固定により
前記治具37による熱かしめを安定して行うことができ
る。さらに、接続用端子の固定用スペースを省略でき、
この部分に焼損防止素子であるサーミスタ30等を装入
する装入溝8が確保できる。この様に、ブラシ廻りの構
成をコンパクトに纒めることが可能となって、小型モー
タのエンドブラケットの一体成形を安価に行うことがで
きる。
「考案の効果」 本考案の小型モータのブラシ廻り構造は、前記した構成
及び作用を有し、半径方向で対向する一対のブラシホル
ダと、該各ブラシホルダにそれぞれ隣接し対向壁を有す
る断面凹形装着部とを熱可塑性樹脂でエンドブラケット
に一体成形するとともに、予めブラシのピグテールとワ
イヤハーネスのリード線を接続し、その導電用金具を前
記装着部に装着して、該装着部の対向壁を所定の治具に
より熱かしめを施して圧潰加熱すると、対向壁が溶融し
て前記導電用金具を一体状に固定することができて電気
的接続の信頼性を確保できる。特にブラシホルダに隣接
させて装着部を設けたことにより、ピグテールの長さが
必要最少限の長さにすることができ、途中に保持部を形
成して保持する必要もないから、狭いスペース内での組
付作業の単純化が可能となって、作業の高率化を図るこ
とができる効果がある。
また、リード線の固定は、固定用壁部の挟入溝への挟入
という単純作業により行うことができ、前記熱かしめ作
業とかブラシ等の装着作業が固定されないリード線によ
り不安定となることもなく、組付けの自動化が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案の実施例を示し第1図はエンドブラ
ケット1の正面図、第2図は第1図I−I線断面図、第
3図は第1図矢線A方向から見た要部の拡大側面図、第
4図はワイヤハーネス21の構成図、第5図はかしめ固
定を施した導電用金具の拡大断面図、第6図は治具37
により装着部7の加熱圧潰を示した断面図、第7図は組
付作業後のエンドブラケット1の正面図である。 1…エンドブラケット、3,3′…ブラシホルダ、7,
7′…装着部、7a,7a′,7b,7b′…対向壁、
10…挟入溝、21…ワイヤハーネス、22,23…リ
ード線、25,28…ブラシ、26,29ピグテール、
27,33,34…導電用金具。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−104553(JP,U) 実開 昭61−55451(JP,U) 実公 昭61−30422(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半径方向で対向する一対のブラシホルダ
    と、該各ブラシホルダに隣接し対向壁を有する断面凹形
    の装着部とを熱可塑性樹脂によりエンドブラケットに一
    体成形したものであって、 前記装着部に、予めブラシのピグテールと外部電源供給
    用のワイヤハーネスのリード線とを接続した導電用金具
    を装着するとともに、 前記装着部の前記対向壁を熱かしめにより圧潰溶融し
    て、前記導電用金具を一体状に固定したことを特徴とす
    る小型モータのブラシ廻り構造。
  2. 【請求項2】一体成形により固定用壁部をエンドブラケ
    ットに形成し、該固定用壁部に前記ワイヤハーネスの前
    記リード線を挟入して固定する挟入溝を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の小型モータのブラシ廻り構造。
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JP5707114B2 (ja) * 2010-12-06 2015-04-22 株式会社不二工機 電動弁用ステータ及びそれを用いた電動弁
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