JP2021164220A - バスバーユニットおよびモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】導通部材と樹脂製のバスバーホルダとを有するバスバーユニットを、軸方向に小型化できる技術を提供する。【解決手段】バスバーユニット6は、複数の導通部材61と、複数の導通部材を保持する樹脂製のバスバーホルダ62とを有する。導通部材は、中心軸に対して垂直に広がる板状部611を有する。複数の板状部は、軸方向に重なって配置される。複数の板状部のうち、最上段に位置する上段板状部611cの上面の少なくとも一部分は、バスバーホルダから露出している。このようにすれば、上段板状部の上面の全体がバスバーホルダに覆われている場合と比べて、バスバーユニットを軸方向に小型化できる。【選択図】図5

Description

本発明は、バスバーユニットおよびモータに関する。
従来、モータのコイルを構成する導線を、金属製のバスバーを介して、外部の回路基板に接続する構造が知られている。特に、三相モータは、U相、V相、W相の各電流をコイルへ供給するために、3つのバスバーを備えている。3つのバスバーは、円環状の樹脂部品により一体化されて、ステータに固定される。当該構造を有する従来のモータは、例えば、特許第5839627号公報に記載されている。
特許第5839627号公報
この種のモータでは、バスバーに溶接部が設けられている。溶接部は、樹脂部品から外側へ突出する。モータの製造時には、コイルから延びる引出線が、溶接部に溶接される。その際、もし、溶接用の治具が樹脂部品に接触すると、樹脂部品が溶融してしまう。これを避けるために、溶接部と樹脂部品との間には、十分な隙間を確保しておく必要がある。
しかしながら、特許第5839627号公報の構造では、最上段のバスバーの上面が、樹脂で覆われている(特許第5839627号公報の図7(B)参照)。このため、上述した溶接作業を考慮すると、バスバーの溶接部を、バスバーの上面を覆う樹脂から、間隔をあけて上側に配置しなければならない。そうすると、バスバーと樹脂部品とで構成されるユニットの軸方向の寸法が大きくなる。
本発明の目的は、導通部材と樹脂製のバスバーホルダとを有するバスバーユニットを、軸方向に小型化できる技術を提供することである。
本願の第1発明は、バスバーユニットであって、上下に延びる中心軸の周囲に配置される複数の導通部材と、前記複数の導通部材を保持する樹脂製のバスバーホルダと、を有し、前記導通部材は、中心軸に対して垂直に広がる板状部を有し、複数の前記板状部が、軸方向に重なって配置され、複数の前記板状部のうち、最上段に位置する上段板状部の上面の少なくとも一部分が、前記バスバーホルダから露出している。
本願の第1発明によれば、上段板状部の上面の全体がバスバーホルダに覆われている場合と比べて、バスバーユニットを軸方向に小型化できる。
図1は、モータの外観斜視図である。 図2は、モータの縦断面図である。 図3は、ステータおよびバスバーユニットの分解斜視図である。 図4は、バスバーユニットの上面図である。 図5は、バスバーユニットの図4におけるA−A線断面図である。 図6は、バスバーユニットの図4におけるB−B線断面図である。 図7は、バスバーユニットの組み付け作業の流れを示したフローチャートである。 図8は、バスバーユニットの組み付け作業の途中における、ステータおよびバスバーユニットの斜視図である。 図9は、バスバーユニットの組み付け作業の途中における、ステータおよびバスバーユニットの部分斜視図である。 図10は、バスバーユニットの組み付け作業の途中における、ステータおよびバスバーユニットの部分斜視図である。 図11は、変形例に係るステータおよびバスバーユニットの斜視図である。 図12は、軸受ホルダ、シールド板、およびリードブッシュの分解斜視図である。 図13Aは、軸受ホルダにシールド板を固定するときの様子を示す縦断面図である。 図13Bは、軸受ホルダにシールド板を固定するときの様子を示す縦断面図である。 図13Cは、軸受ホルダにシールド板を固定するときの様子を示す縦断面図である。 図14は、加工変形部が形成された突出部の斜視図である。 図15Aは、軸受ホルダにリードブッシュを固定するときの、第2突出部付近の様子を示す縦断面図である。 図15Bは、軸受ホルダにリードブッシュを固定するときの、第2突出部付近の様子を示す縦断面図である。 図15Cは、軸受ホルダにリードブッシュを固定するときの、第2突出部付近の様子を示す縦断面図である。 図16は、ロータの組み付け作業の流れを示したフローチャートである。 図17は、ロータの組み付け作業の途中における、ステータ、ロータ、ハウジング、およびバスバーユニットの縦断面図である。 図18は、3本の接続端子およびロータ本体の概略平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ロータ本体に対して軸受ホルダ側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの製造時および使用時の姿勢を限定する意図はない。
また、上述した「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上述した「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
<1.モータの全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ1の外観斜視図である。図2は、モータ1の縦断面図である。
このモータ1は、例えば、自動車に搭載され、電動パワーステアリング装置の駆動力を発生させる駆動源として使用される。ただし、本発明のモータは、パワーステアリング以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車の他の部位、例えばトランスミッション装置、ブレーキ装置、トラクションモータ装置、エンジン冷却用ファン、またはオイルポンプの駆動源として、使用されるものであってもよい。また、本発明のモータは、家電製品、OA機器、医療機器等に搭載され、各種の駆動力を発生させるものであってもよい。
図1および図2に示すように、モータ1は、ステータ2、ロータ3、およびハウジング4を備える。ハウジング4は、駆動対象となる機器の枠体に固定される。ステータ2は、ハウジング4に固定される。ロータ3は、ステータ2およびハウジング4に対して、回転可能に支持される。
ステータ2は、中心軸9の周囲に配置された環状のユニットである。本実施形態のステータ2は、ステータコア21、インシュレータ22、および複数のコイル23を有する。
ステータコア21は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア21は、中心軸9を中心とする円環状のコアバック211と、コアバック211から径方向内側へ向けて延びる複数のティース212とを有する。コアバック211は、中心軸9と略同軸に配置される。複数のティース212は、周方向に略等間隔に配列される。
インシュレータ22は、絶縁体である樹脂からなる。インシュレータ22は、ステータコア21に装着される。ステータコア21の表面の少なくとも一部は、インシュレータ22に覆われる。具体的には、ステータコア21の表面のうち、少なくとも、各ティース212の上面、下面、および周方向の両端面は、インシュレータ22に覆われる。
複数のコイル23は、中心軸9の周囲に配置される。各コイル23は、インシュレータ22の周囲に巻かれた導線により、構成される。すなわち、本実施形態では、磁芯となるティース212の周囲に、インシュレータ22を介して、導線が巻かれる。インシュレータ22は、ティース212とコイル23との間に介在することによって、ティース212とコイル23とが電気的に短絡することを、抑制する。
ロータ3は、ステータ2の径方向内側において、中心軸9を中心として回転可能に支持されるユニットである。本実施形態のロータ3は、シャフト31と、ロータ本体32とを有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って延びる柱状の部材である。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス等の金属が使用される。シャフト31は、後述する下軸受51および上軸受52に支持されることにより、中心軸9を中心として回転する。また、シャフト31の下端部311は、ハウジング4よりも軸方向下側へ突出する。シャフト31の当該下端部311には、ギア等の動力伝達機構を介して、駆動対象となる装置が連結される。
なお、シャフト31は、必ずしもハウジング4の軸方向下側へ突出していなくてもよい。すなわち、シャフト31の上端部が、ハウジング4よりも軸方向上側へ突出していてもよい。また、シャフト31は、中空の部材であってもよい。
ロータ本体32は、シャフト31とともに、中心軸9を中心として回転する。ロータ本体32は、ロータコア321と、複数のロータマグネット322を有する。ロータコア321は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ロータコア321は、その中央に、軸方向に延びる貫通孔を有する。シャフト31は、ロータコア321の当該貫通孔に圧入される。これにより、ロータコア321とシャフト31とが、互いに固定される。
複数のロータマグネット322は、ロータコア321の外周面またはロータコア321の内部に位置する。各ロータマグネット322の径方向外側の面は、ティース212の径方向内側の端面に対向する磁極面となっている。複数のロータマグネット322は、N極とS極とが交互に並ぶように、周方向に配列される。
モータ1の駆動時には、図外の回路基板から、後述する導通部材61を介して、コイル23に駆動電流が供給される。そうすると、ステータコア21の複数のティース212に回転磁界が生じる。そして、ティース212とロータマグネット322との間の磁気的な吸引力および反発力によって、周方向のトルクが発生する。その結果、ステータ2およびハウジング4に対してロータ3が、中心軸9を中心として回転する。
ハウジング4は、ステータ2およびロータ3を内部に収容する筐体である。図1および図2に示すように、ハウジング4は、ハウジング本体41と、軸受ホルダ42とを有する。
ハウジング本体41は、有底筒状の容器である。ハウジング本体41の材料には、例えば、アルミニウムまたはステンレス等の金属が使用される。ただし、ハウジング4の材料に、金属に代えて樹脂を用いてもよい。ハウジング本体41は、底板部411と側壁部412とを有する。底板部411は、ステータ2よりも軸方向下側において、中心軸9に対して略垂直な円板状に広がる。底板部411の中央には、下部開口410が設けられている。下部開口410は、底板部411を軸方向に貫通する。シャフト31は、下部開口410を通って、軸方向に延びる。側壁部412は、底板部411の径方向外側の端部から軸方向上側へ向けて、円筒状に延びる。ステータコア21は、側壁部412の内周面に固定される。
軸受ホルダ42は、ハウジング4の上面を構成し、軸方向におけるハウジング4の内外を区画する部材である。軸受ホルダ42は、ステータ2よりも軸方向上側において、中心軸9に対して略垂直な円板状に広がる。軸受ホルダ42の材料には、例えば、アルミニウム等の金属が用いられる。軸受ホルダ42の周縁部は、ハウジング本体41の側壁部412の上端部に固定される。軸受ホルダ42の中央には、上部開口420が設けられている。上部開口420は、軸受ホルダ42を軸方向に貫通する。シャフト31の上端部は、上部開口420内に位置する。
また、モータ1は、下軸受51および上軸受52を備える。下軸受51は、ハウジング本体41とシャフト31との間に配置される。下軸受51は、ロータ本体32よりも軸方向下側に位置する。上軸受52は、軸受ホルダ42とシャフト31との間に配置される。上軸受52は、ロータ本体32よりも軸方向上側に位置する。
下軸受51および上軸受52には、例えば、複数の球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングが用いられる。下軸受51の外輪は、ハウジング本体41の底板部411の径方向内側の端部に固定される。上軸受52の外輪は、軸受ホルダ42の径方向内側の端部に固定される。また、下軸受51および上軸受52の各々の内輪は、シャフト31に固定される。これにより、ハウジング本体41および軸受ホルダ42に対してシャフト31が、回転可能に支持される。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されてもよい。
<2.バスバーユニットについて>
本実施形態のモータ1は、バスバーユニット6を有する。バスバーユニット6は、コイル23と図外の回路基板とを、電気的に接続するためのユニットである。図3は、ステータ2およびバスバーユニット6の分解斜視図である。図4は、バスバーユニット6の上面図である。図5は、バスバーユニット6の図4におけるA−A線断面図である。図6は、バスバーユニット6の図4におけるB−B線断面図である。
図3に示すように、本実施形態のステータ2は、12個のコイル23を有する。12個のコイル23は、三相交流のU相電流を流す4つのU相コイルと、V相電流を流す4つのV相コイルと、W相電流を流す4つのW相コイルと、を含む。各コイル23は、1本の導線により構成されている。すなわち、本実施形態の12個のコイル23は、U相電流を流す4本のU相導線と、V相電流を流す4本のV相導線と、W相電流を流す4本のW相導線と、で構成されている。各導線の一方の端部は、コイル23から軸方向下側へ引き出されて、互いに電気的に接続される。また、図3のように、各導線の他方の端部は、コイル23から軸方向上側へ引き出される。以下では、導線のコイル23から軸方向上側へ延びる部分を「引出線231」と称する。
バスバーユニット6は、ステータコア21、インシュレータ22、およびコイル23の軸方向上側に位置する。図3〜図6に示すように、バスバーユニット6は、3つの導通部材61(バスバー)と、バスバーホルダ62とを有する。
導通部材61は、導体である金属からなる。3つの導通部材61は、それぞれ、板状部611と、接続端子612と、4つの溶接端子613を有する。板状部611は、中心軸9に対して垂直に広がり、かつ、中心軸9を中心とする円弧状に延びる。3つの板状部611は、径方向の同じ位置において、軸方向に重なって配置される。接続端子612は、板状部611から、径方向内側および軸方向上側へ延びる。接続端子612の上端部は、バスバーホルダ62よりも、軸方向上側に位置する。接続端子612の当該上端部は、上述した回路基板と電気的に接続される。
溶接端子613は、板状部611から径方向外側および軸方向上側へ延びる腕部614と、腕部614の先端に位置する溶接部615とを有する。溶接部615は、周方向の一方側へ向けて開口する溶接凹部616を有する。引出線231の軸方向の一部分は、溶接凹部616の内側に位置する。そして、引出線231の当該一部分が、溶接部615に対して溶接される。これにより、コイル23と導通部材61とが、電気的に接続される。
上述の通り、3つの導通部材61は、それぞれ、4つの溶接部615を有する。したがって、本実施形態のバスバーユニット6は、合計12個の溶接部615を有する。上述した4本のU相導線の引出線231は、1つの導通部材61に設けられた4つの溶接部615に、それぞれ溶接される。上述した4本のV相導線の引出線231は、他の1つの導通部材61に設けられた4つの溶接部615に、それぞれ溶接される。上述した4本のW相導線の端部は、残りの1つの導通部材61に設けられた4つの溶接部615に、それぞれ溶接される。
接続端子612と溶接端子613は、板状部611から、互いに径方向の反対側へ延びる。このため、接続端子612に妨げられることなく、溶接端子613の溶接部615に、引出線231を溶接できる。また、12個の溶接部615は、周方向に等間隔に配置され、かつ、軸方向および径方向において同一の位置に配置される。モータ1の製造工程では、モータ1を周方向に一定のピッチで回転させながら、各溶接部615に引出線231を溶接する。これにより、溶接部615に引出線231を溶接する作業を、効率よく行うことができる。
バスバーホルダ62は、3つの導通部材61を保持する円環状の部材である。バスバーホルダ62の材料には、絶縁体である樹脂が用いられる。バスバーホルダ62は、3つの導通部材61の板状部611を金型内に配置した状態で、金型内に溶融された樹脂を流し込み、樹脂を硬化させることに得られる。すなわち、バスバーホルダ62は、3つの導通部材61をインサート部品とするインサート成形品である。3つの導通部材61は、バスバーホルダ62により、互いに離れた状態に維持される。これにより、3つの導通部材61が、互いに電気的に絶縁される。
<3.バスバーユニットの詳細な構造>
続いて、バスバーユニット6のより詳細な構造について、説明する。なお、以下では、3つの導通部材61の板状部611のうち、最も軸方向下側に位置する板状部611を「下段板状部611a」と称する。また、3つの導通部材61の板状部611のうち、軸方向の中央に位置する板状部611を「中段板状部611b」と称する。また、3つの導通部材61の板状部611のうち、最も軸方向上側に位置する板状部611を「上段板状部611c」と称する。
バスバーホルダ62は、円環状のホルダ本体部621と、4つの押さえ部622とを有する。ホルダ本体部621は、下段板状部611aの全体と、中段板状部611bの全体とを覆う。また、ホルダ本体部621は、上段板状部611cの下面、径方向内側の端縁、および径方向外側の端縁を覆う。上段板状部611cの上面の一部は、ホルダ本体部621から露出している。すなわち、本実施形態では、上段板状部611cの上面の一部が、バスバーホルダ62に覆われていない。このようにすれば、上段板状部611cの上面の全体がバスバーホルダ62に覆われている場合と比べて、バスバーホルダ62を軸方向に小型化できる。
4つの押さえ部622は、上段板状部611cの上面の一部を覆う。各押さえ部622は、上段板状部611cの上面を、径方向に横断する。上段板状部611cは、押さえ部622の下面に接触する。これにより、上段板状部611cが、ホルダ本体部621から軸方向上側へ分離することが抑制される。特に、本実施形態では、4つの押さえ部622が、周方向に等間隔に配置されている。これにより、上段板状部611cの周方向の全体が、ホルダ本体部621から分離することを抑制できる。
モータ1の製造工程において、溶接部615に引出線231を溶接するときには、溶接用の治具により、溶接部615を径方向に挟む。もし、この治具が、バスバーホルダ62に接触すると、バスバーホルダ62が溶融してしまう。これを避けるために、溶接部615とバスバーホルダ62との間には、十分な空間を確保しておく必要がある。仮に、上述した押さえ部622を、溶接部615と同じ周方向の位置に配置すると、溶接部615と押さえ部622との間に隙間を確保するために、溶接部615を径方向外側または軸方向上側に配置する必要がある。そうすると、バスバーユニット6の径方向または軸方向の寸法が大きくなる。
しかしながら、本実施形態では、4つの押さえ部622が、溶接部615とは異なる周方向の位置に設けられている。すなわち、上段板状部611cの上面は、少なくとも溶接部615と同一の周方向位置において、ホルダ本体部621から露出している。このようにすれば、溶接用の治具が押さえ部622に接触することを抑制し、かつ、溶接部615を、径方向内側および軸方向下側に、コンパクトに配置することができる。
具体的には、本実施形態では、溶接部615の径方向の位置が、コイル23の径方向外側の端部よりも、径方向内側となっている。これにより、バスバーユニット6が径方向に小型化されている。また、溶接部615の少なくとも一部を、押さえ部622と同一の高さに配置してもよい。これにより、バスバーユニット6を軸方向に小型化できる。
図4に示すように、ホルダ本体部621は、外側縁部624および内側縁部625を有する。外側縁部624は、上段板状部611cの径方向外側に位置する。内側縁部625は、上段板状部611cの径方向内側に位置する。上段板状部611cの径方向外側の端縁部は、外側縁部624に接触する。これにより、上段板状部611cの径方向外側への位置ずれが抑制される。また、上段板状部611cの径方向内側の端縁部は、内側縁部625に接触する。これにより、上段板状部611cの径方向内側への位置ずれが抑制される。
また、外側縁部624の上面および内側縁部625の上面は、上段板状部611cの上面と同一の高さに位置する。これにより、外側縁部624および内側縁部625の軸方向上側への突出を抑えて、バスバーユニット6の軸方向の寸法を、より抑制できる。
また、バスバーホルダ62は、6本の脚部623を有する。6本の脚部623は、周方向に等間隔に配置されている。各脚部623は、横脚部623aと、縦脚部623bとを有する。横脚部623aは、ホルダ本体部621の外周面の下端から、径方向外側へ向けて延びる。縦脚部623bは、横脚部623aの径方向外側の端部から、軸方向下側へ向けて延びる。図2に示すように、縦脚部623bの下端部は、ステータコア21のコアバック211の上面に接触する。これにより、ステータコア21に対してバスバーユニット6が、軸方向に位置決めされる。
本実施形態では、6本の脚部623が、それぞれ、溶接部615とは異なる周方向の位置に設けられている。このため、溶接部615と脚部623との間には、十分な空間が確保される。したがって、溶接部615に引出線231を溶接するときに、溶接用の治具が、脚部623に接触することを抑制できる。
また、本実施形態のバスバーホルダ62は、上段板状部611cを覆う部分が少ない。このため、バスバーホルダ62の成形時には、上段板状部611cの上側ではなく、3つの板状部611の径方向内側から金型内に、溶融された樹脂を流し込む。溶融樹脂は、複数の板状部611の間隙に沿って、径方向内側へ広がる。製造後のバスバーホルダ62は、図3のように、ホルダ本体部621の径方向内側の面に、ゲート痕626を有する。
なお、バスバーユニット6が有する導通部材61の数は、必ずしも3つでなくてもよい。複数のコイル23の結線の態様に応じて、導通部材61の数は、2つ以下、あるいは4つ以上であってもよい。ホルダ本体部621において、最上段に位置する上段板状部611cの上面の少なくとも一部分が、ホルダ本体部621から露出していればよい。
<4.バスバーユニットの組み付けについて>
続いて、モータ1の製造工程において、ステータ2のインシュレータ22に、バスバーユニット6を組み付ける作業について、説明する。図7は、当該作業の流れを示したフローチャートである。図8は、当該作業の途中における、ステータ2およびバスバーユニット6の斜視図である。図9および図10は、当該作業の途中における、ステータ2およびバスバーユニット6の部分斜視図である。
図3および図8〜図10に示すように、本実施形態のインシュレータ22は、12個の第1壁部221と、12個の第2壁部222とを有する。すなわち、本実施形態のインシュレータ22は、第1壁部221と第2壁部222の組を、コイル23と同じ数だけ有する。第1壁部221および第2壁部222は、いずれも、ステータコア21のコアバック211の軸方向上側に位置する。また、第1壁部221と第2壁部222は、周方向に交互に配置されている。
第1壁部221は、インシュレータ22の外周面において、径方向外側へ突出し、かつ、周方向に延びる突起である。第2壁部222は、第1壁部221から周方向の一方側に間隔をあけて設けられる。第2壁部222は、インシュレータ22の外周面において、径方向外側へ突出し、かつ、軸方向に延びる突起である。第2壁部222の上端部は、第1壁部221の上端部よりも、軸方向上側に位置する。
第1壁部221の周方向の一方側の端部と、第2壁部222の周方向の他方側の端面との間には、第1隙間223が存在する。第1隙間223は、製造後の状態において、バスバーホルダ62の縦脚部623bが配置される隙間である。第1隙間223の周方向の幅は、縦脚部623bの周方向の寸法よりも、大きい。また、第1壁部221の周方向の他方側の端部と、第2壁部222の周方向の一方側の端面との間には、第2隙間224が存在する。この第2隙間224の周方向の幅は、縦脚部623bの周方向の寸法よりも、小さい。
ステータ2のインシュレータ22にバスバーユニット6を組み付けるときには、まず、図3の状態から、バスバーユニット6を軸方向下側へ移動させる(ステップS11)。これにより、ステータ2とバスバーユニット6とを、軸方向に接近させる。そうすると、図8および図9のように、第1壁部221の上面に、縦脚部623bの下端部が接触する(ステップS12)。これにより、バスバーユニット6の軸方向下側への移動が停止する。
第1壁部221の周方向の長さは、縦脚部623bの周方向の寸法よりも、十分に広い。このため、第1壁部221に対して縦脚部623bの周方向の位置が、多少ずれていたとしても、縦脚部623bの下端部は、第1壁部221の上面に接触できる。したがって、ステップS11〜S12では、ステータ2に対するバスバーユニット6の周方向の位置決めを、厳密に行う必要はない。
また、第2隙間224の周方向の幅は、縦脚部623bの周方向の寸法よりも、小さい。このため、ステップS11〜S12において、縦脚部623bが、誤って第2隙間224に挿入されてしまうことはない。
次に、ステータ2に対してバスバーユニット6を、周方向の一方側へ回転させる(ステップS13)。これにより、図9中の破線矢印のように、脚部623を、第1壁部221の上面に沿って、周方向の一方側へ移動させる。そして、脚部623を第2壁部222に接触させることにより、脚部623の回転を停止させる(ステップS14)。
ステップS13〜S14においては、バスバーユニット6の回転に伴い、溶接部615も、引出線231の周方向他方側に離れた位置(図9の位置)から、引出線231と重なる位置(図10の位置)まで、周方向の一方側へ移動する。これにより、溶接凹部616に引出線231が挿入される。
続いて、ステータ2に対してバスバーユニット6を、軸方向下側へ移動させる(ステップS15)。これにより、第1壁部221と第2壁部222の間の第1隙間223に、縦脚部623bが挿入される。その結果、インシュレータ22に対して脚部623が、周方向に位置決めされる。また、これに伴い、引出線231に対して溶接部615が、周方向に位置決めされる。
その後、縦脚部623bの下端部は、ステータコア21のコアバック211の上面に接触する(ステップS16)。これにより、ステータ2に対してバスバーユニット6が、軸方向に位置決めされる。本実施形態では、ステータコア21の上面と、脚部623との間に、インシュレータ22が介在しない。このため、インシュレータ22の寸法誤差の影響を受けることなく、ステータコア21に対してバスバーユニット6を、軸方向に精度よく位置決めできる。
ステップS16が完了すると、図10のように、引出線231の上端部付近が、溶接部615の溶接凹部616内に位置する。この状態で、溶接用の治具により、溶接部615を径方向に挟んで圧力を加えるとともに、溶接部615に熱または電圧を加える。これにより、溶接部615に対して引出線231が溶接される(ステップS17)。
以上のように、このモータ1の製造工程では、ステータ2のインシュレータ22にバスバーユニット6を組み付けるときに、まず、縦脚部623bの下端部を、第1壁部221の上面に突き当て、その後に、中心軸9を中心としてバスバーユニット6を回転させることにより、第1壁部221と第2壁部222との間の第1隙間223へ、縦脚部623bを挿入する。これにより、引出線231に対する溶接部615の周方向の位置決めを、容易に行うことができる。
ここで、図4のように、バスバーユニット6において、脚部623の周方向他方側に隣接する溶接部615から、上記脚部623までの、周方向の中心角をθ1とする。また、図9のように、ステータ2において、上記溶接部615に溶接されるべき引出線231から、上記脚部623が接触する第1壁部221の周方向一方側の端部までの周方向の中心角をθ2とする。また、図9のように、ステータ2において、上記溶接部615に溶接されるべき引出線231から、上記脚部623が接触する第2壁部222の周方向他方側の端面までの周方向の中心角をθ3とする。そうすると、これらの中心角θ1,θ2,θ3は、θ2<θ1<θ3の関係を満たすことが望ましい。
上記の関係を満たせば、第1壁部221と第2壁部222との間の第1隙間223に、縦脚部623bを挿入したときに、溶接部615の溶接凹部616内に、引出線231を配置することができる。
脚部623から周方向他方側に数えて2つ目の溶接部615についても、上記と同様にθ1を定義し、その溶接部615に溶接されるべき引出線231との関係で、上記と同様にθ2,θ3を定義すれば、上記と同様にθ2<θ1<θ3の関係を満たすことが望ましい。
本実施形態のバスバーユニット6は、溶接部615の数が12個であるのに対し、脚部623の数は12本ではなく、6本である。このように、脚部623の数を少なくすれば、バスバーホルダ62の樹脂の体積を減らして、バスバーユニット6を軽量化できる。また、溶接部615の数よりも脚部623の数が少ない場合でも、各溶接部615について、上記のθ2<θ1<θ3の関係が満たされていれば、脚部623の位置決めによって、各溶接部615の溶接凹部616内に、引出線231を配置することができる。
図10に示すように、本実施形態のインシュレータ22は、溝部225と、ゲート痕226とを有する。溝部225は、インシュレータ22の外周面の、第1壁部221の軸方向上側において、径方向内側へ凹む。ゲート痕226は、インシュレータ22の射出成形時に、金型のゲートが存在した位置に形成される突起である。ゲート痕226は、溝部225内に位置する。このように、ゲート痕226を溝部225内に配置すれば、インシュレータ22の外周面から、ゲート痕226が径方向外側へ突出しない。したがって、上述したステップS13において、ゲート痕226に妨げられることなく、縦脚部623bを周方向の一方側へ移動させることができる。
また、本実施形態では、第1壁部221および第2壁部222が、インシュレータ22の外周面に位置する。このため、上述したステップS11〜S16の各工程において、第1壁部221および第2壁部222に対する脚部623の動きを、作業者が目視確認しやすい。また、インシュレータ22の径方向内側に脚部623を配置する場合よりも、バスバーユニット6の姿勢を、より安定させることができる。
ただし、図11のように、第1壁部221および第2壁部222は、インシュレータ22の内周面に位置していてもよい。この場合、バスバーホルダ62の複数の脚部623が、インシュレータ22の径方向内側に挿入される。そして、インシュレータ22の径方向内側において、複数の脚部623が、第1壁部221および第2壁部222によって位置決めされる。
<5.シールド板について>
続いて、軸受ホルダ42に取り付けられるシールド板43について、説明する。図12は、軸受ホルダ42、シールド板43、および後述するリードブッシュ44の分解斜視図である。
モータ1の使用時には、軸受ホルダ42の軸方向上側に磁気センサが配置される。磁気センサは、シャフト31に固定されたセンサマグネットの磁束を検出することにより、ロータ3の回転位置を検知する。もし、この磁気センサが、ステータ2から生じる磁束を検出すると、ロータ3の回転位置を誤検出する可能性がある。このような磁気センサの誤検出を抑制するために、本実施形態のモータ1は、ステータ2の軸方向上側に、磁束を遮断するためのシールド板43を備えている。シールド板43の材料には、磁性体である鉄などの金属が用いられる。
図12に示すように、シールド板43は、シールド板本体431と、2つの突出部432とを有する。シールド板43は、金属板のプレス加工により得られる。プレス加工を利用すれば、切削等の他の工法よりも、容易にシールド板43を作製できる。
シールド板本体431は、軸受ホルダ42とステータ2との間に位置する。また、シールド板本体431は、軸受ホルダ42の下面に沿って広がる。本実施形態のシールド板本体431は、円板部431aと、中央凹部431bとを有する。円板部431aは、中心軸9を中心とする円板状の部分である。中央凹部431bは、円板部431aの径方向内側において、軸方向下側へ凹む。軸受ホルダ42は、径方向内側の端部に、上軸受52を保持する軸受保持部421を有する。中央凹部431bは、軸受保持部421の下面および外周面を覆う。
2つの突出部432は、シールド板本体431の円板部431aから、上方へ向けて突出する。2つの突出部432は、周方向に等間隔に配置されている。すなわち、本実施形態では、2つの突出部432が、中心軸9を挟んで、互いに反対側に位置する。一方、軸受ホルダ42は、2つの貫通孔422を有する。各貫通孔422は、軸受ホルダ42を、軸方向に貫通する。2つの突出部432は、それぞれ、貫通孔422に挿入される。
図13A〜図13Cは、モータ1の製造工程において、軸受ホルダ42にシールド板43を固定するときの様子を示す縦断面図である。図13A〜図13Cに示すように、本実施形態の突出部432は、有蓋筒状である。具体的には、突出部432は、筒状部432aと天板部432bとを有する。筒状部432aは、軸方向に円筒状に延びる。ただし、筒状部432aの形状は、多角筒状であってもよい。天板部432bは、筒状部432aの上部を閉塞する。したがって、突出部432の内側には、中空部432cが存在する。
また、図12および図13A〜図13Cに示すように、軸受ホルダ42の上面のうち、貫通孔422の上端の周囲には、複数の凹部423が設けられている。本実施形態では、1つの貫通孔422の周囲に、4つの凹部423が、互いに等角度間隔で設けられている。各凹部423は、軸受ホルダ42の上面において、軸方向下側へ凹む。
軸受ホルダ42にシールド板43を固定するときには、まず、図13Aに示すように、軸受ホルダ42の軸方向下側から、シールド板43を接近させる。そして、図13Bに示すように、軸受ホルダ42の2つの貫通孔422に、シールド板43の2つの突出部432を、それぞれ挿入する。これにより、突出部432の上端が、軸受ホルダ42の上面よりも軸方向上側へ突出する。また、このとき、シールド板本体431の上面は、軸受ホルダ42の下面に接触する。
次に、かしめ用の刃Bを、筒状部432aの上端部へ向けて、軸方向下向きに押し当てる。そうすると、図13Cに示すように、筒状部432aの上端部が外側へ塑性変形して、加工変形部432dとなる。
図14は、加工変形部432dが形成された突出部432の斜視図である。図14に示すように、本実施形態では、1つの突出部432に、4つの加工変形部432dが形成される。4つの加工変形部432dは、互いに等角度間隔で設けられる。各加工変形部432dの少なくとも一部は、凹部423内に収容される。そして、各加工変形部432dは、軸受ホルダ42の上面の一部である凹部423の底面に接触する。その結果、図13Cのように、シールド板本体431の上面と、加工変形部432dとの間に、軸受ホルダ42の一部が、軸方向に挟まれる。これにより、軸受ホルダ42に対してシールド板43が、固定される。
以上のように、本実施形態では、軸受ホルダ42の貫通孔422に、シールド板43の突出部432を挿入し、突出部432の上端部を、軸受ホルダ42の上面に接触するように変形させる。これにより、軸受ホルダ42に対してシールド板43を、少ない工数で強固に固定できる。
特に、本実施形態では、突出部432の上端部の周囲に、4つの加工変形部432dが形成される。このように、1つの突出部432に、複数の加工変形部432dを設けることで、軸受ホルダ42に対するシールド板43の固定強度を、より向上させることができる。また、本実施形態のように、複数の加工変形部432dは、突出部432の上端部の周囲に、互いに等角度間隔で設けられることが望ましい。これにより、軸受ホルダ42に対するシールド板43の固定状態を、安定させることができる。
また、本実施形態では、軸受ホルダ42の上面に設けられた凹部423に、加工変形部432dの少なくとも一部が収容される。このようにすれば、軸受ホルダ42の上面における加工変形部432dの突出量を抑制できる。したがって、モータ1の軸方向の寸法を抑制できる。ただし、軸方向の寸法が許容される場合には、凹部423を省略し、軸受ホルダ42の平坦な上面に、加工変形部432dを接触させてもよい。
ここで、図13Cに示すように、突出部432の中心線から加工変形部432dの外端までの長さをd1とする。また、貫通孔422の半径をd2とする。また、突出部432の中心線から凹部423の底面に対して交差する端面423aまでの長さをd3とする。そうすると、これらのd1,d2,d3は、d2<d1<d3の関係を満たしていることが望ましい。このようにすれば、加工変形部432dが、凹部423の底面に接触でき、かつ、加工変形部432dの一部が凹部423の外側へはみ出すことを抑制できる。
<6.リードブッシュについて>
続いて、3つの導通部材61の接続端子612を保持するリードブッシュ44について、説明する。
図1、図2、および図12に示すように、本実施形態のハウジング4は、リードブッシュ44を有する。リードブッシュ44は、弾性を有する樹脂製の部材である。リードブッシュ44は、軸受ホルダ42に対して固定される。3つの導通部材61の接続端子612は、ハウジング4の内側から、導通部材61を通って、ハウジング4の軸方向上方の外側まで延びる。これにより、ハウジング4に対する接続端子612の絶縁が保たれる。
図12に示すように、リードブッシュ44は、基部440、第1突出部441、および一対の第2突出部442を有する。基部440は、軸受ホルダ42と、ステータ2およびロータ本体32の少なくともいずれか一方との間に位置する。基部440の上面は、軸受ホルダ42の下面に接触する。第1突出部441は、基部440から軸方向上側へ突出する。3本の接続端子612は、第1突出部441において保持される。一対の第2突出部442は、基部440から軸方向上側へ突出する。第1突出部441は、一対の第2突出部442の間に位置する。
また、図12に示すように、軸受ホルダ42は、第1貫通孔424および一対の第2貫通孔425を有する。第1貫通孔424は、一対の第2貫通孔425の間に位置する。第1貫通孔424および一対の第2貫通孔425は、それぞれ、軸受ホルダ42を軸方向に貫通する。また、図12に示すように、シールド板43は、第3貫通孔433を有する。第3貫通孔433は、シールド板本体431の円板部431aを、軸方向に貫通する。
リードブッシュ44は、その全体が、シールド板43の第3貫通孔433に挿入される。また、リードブッシュ44の第1突出部441は、軸受ホルダ42の第1貫通孔424に挿入される。また、リードブッシュ44の一対の第2突出部442は、軸受ホルダ42の一対の第2貫通孔425に、それぞれ挿入される。
また、本実施形態の第1突出部441は、下突出部441aと、3つの上突出部441bとを有する。下突出部441aは、基部440から軸方向上側へ向けて突出する。下突出部441aは、第1貫通孔424に嵌まる。3つの上突出部441bは、下突出部441aからさらに軸方向上側へ向けて突出する。
リードブッシュ44は、3つの挿通孔443を有する。3つの挿通孔443は、それぞれ、1つの上突出部441bの上端から基部440の下面まで、リードブッシュ44を軸方向に貫通する。3本の接続端子612は、3つの挿通孔443に、それぞれ挿入される。すなわち、各接続端子612は、ハウジング4の内側から、基部440、下突出部441a、および上突出部441bを通って、ハウジング4の軸方向上方の外側まで延びる。
なお、バスバーユニット6が有する接続端子612の数は、必ずしも3本には限定されない。バスバーユニット6は、2本以下、あるいは4本以上の接続端子612を有していてもよい。その場合、リードブッシュ44の上突出部441bの数も、接続端子612の数に合わせて、2つ以下、あるいは4つ以上としてもよい。
図15A〜図15Cは、モータ1の製造工程において、軸受ホルダ42にリードブッシュ44を固定するときの、第2突出部442付近の様子を示す縦断面図である。
図15Aに示すように、軸受ホルダ42にリードブッシュ44を固定するときには、まず、軸受ホルダ42の軸方向下側から、リードブッシュ44を接近させる。そして、軸受ホルダ42の第1貫通孔424に、リードブッシュ44の第1突出部441を挿入する。また、図15Bに示すように、軸受ホルダ42の一対の第2貫通孔425に、リードブッシュ44の一対の第2突出部442を、それぞれ挿入する。これにより、第2突出部442の上端が、軸受ホルダ42の上面よりも軸方向上側へ突出する。すなわち、第2突出部442の上端は、ハウジング4の軸方向上方の外側まで延びる。また、このとき、基部440の上面は、軸受ホルダ42の下面に接触する。
次に、図15Cに示すように、第2突出部442の上端部を、加熱により溶融させる。これにより、第2突出部442の上端部から外側へ広がる拡径部442aが形成される。この拡径部442aにより、第2貫通孔425の上部の開口が閉塞される。また、拡径部442aは、軸受ホルダ42の上面に接触する。その結果、基部440の上面と、拡径部442aとの間に、軸受ホルダ42の一部が、軸方向に挟まれる。これにより、軸受ホルダ42に対してリードブッシュ44が、固定される。
以上のように、本実施形態では、軸受ホルダ42の第2貫通孔425に、リードブッシュ44の第2突出部442を挿入する。そして、第2突出部442の上端に拡径部442aを形成することにより、軸受ホルダ42に対してリードブッシュ44を固定する。これにより、軸受ホルダ42に対してリードブッシュ44を圧入する場合と比べて、必要な寸法精度を低くすることができる。また、軸受ホルダ42およびリードブッシュ44の加工および組み付けにかかる工数を低減できる。
特に、本実施形態では、一対の第2貫通孔425のそれぞれに、第2突出部442が固定される。これにより、軸受ホルダ42に対するリードブッシュ44の固定強度が、より向上する。また、本実施形態では、第1貫通孔424が、一対の第2貫通孔425の間に位置する。このため、一対の第2貫通孔425に第2突出部442を固定することにより、第1貫通孔424に挿入される第1突出部441の位置および姿勢を、安定させることができる。
なお、第2貫通孔425の数は、必ずしも2つには限定されない。軸受ホルダ42は、3つ以上の第2貫通孔425を有していてもよい。その場合、リードブッシュ44は、第2貫通孔425と同数の第2突出部442を有していればよい。そして、各第2貫通孔425に、第2突出部442が挿入されればよい。
また、本実施形態では、リードブッシュ44の基部440が、軸受ホルダ42の下面に沿って広がる。そして、第1貫通孔424の下部の開口と、一対の第2貫通孔425の下部の開口とが、基部440によって閉塞される。これにより、第1貫通孔424または第2貫通孔425を介してハウジング4の内部へ、粉塵または水滴が侵入することが抑制される。
また、本実施形態では、リードブッシュ44の第1突出部441が、第1貫通孔424に嵌まる下突出部441aを有する。すなわち、下突出部441aは、第1貫通孔424の内周面に沿う外周面を有する。このような下突出部441aを設けることで、第1突出部441と第1貫通孔424との間の隙間を小さくすることができる。これにより、ハウジング4の外部から、第1貫通孔424を通ってハウジング4の内部へ、粉塵または水滴が侵入することを、より抑制できる。
<7.接続端子について>
続いて、接続端子612のより詳細な形状について、説明する。
上述の通り、バスバーユニット6の3つの導通部材61は、それぞれ、接続端子612を有する。3本の接続端子612は、周方向に互いに接近して配置される。具体的には、3本の接続端子612は、中心軸9を中心とする180°の範囲内に配置される。
図2および図3に示すように、各接続端子612は、下端子部612a、屈曲部612b、および上端子部612cを有する。下端子部612aは、導通部材61の板状部611と同じ高さから、軸方向上側へ向けて延びる。屈曲部612bは、下端子部612aの上端部から、径方向内側へ延びる。上端子部612cは、屈曲部612bの径方向内側の端部から、軸方向上側へ延びる。
下端子部612aは、ティース212の径方向内側の端面よりも、径方向外側に位置する。一方、上端子部612cは、ティース212の径方向内側の端面よりも、径方向内側に位置する。特に、本実施形態の上端子部612cは、ロータ本体32の外周面よりも、径方向内側に位置する。したがって、接続端子612の上端部も、ロータ本体32の外周面より径方向内側に位置する。
以下では、モータ1の製造工程において、ステータ2およびバスバーユニット6に対して、ロータ3を組み付ける作業について、説明する。図16は、当該作業の流れを示したフローチャートである。図17は、当該作業の途中における、ステータ2、ロータ3、ハウジング4、およびバスバーユニット6の縦断面図である。
まず、ハウジング本体41内に、ステータ2、下軸受51、およびバスバーユニット6を配置する。これにより、ハウジング本体41、ステータ2、バスバーユニット6、および下軸受51を含む第1ユニットU1を用意する(ステップS21)。また、軸受ホルダ42、シールド板43、リードブッシュ44、ロータ3、および上軸受52を含む第2ユニットU2を用意する(ステップS22)。
次に、第1ユニットU1の軸方向上側から、第1ユニットU1へ向けて、第2ユニットU2を、軸方向下向きに移動させる(ステップS23,図17の矢印A1)。このステップS23は、第1ユニットU1のステータコア21の中心軸91と、第2ユニットU2のロータ3の中心軸92とが、ずれた状態で行う。具体的には、ステータコア21の中心軸91に対して、ロータ3の中心軸92を、接続端子612とは反対側にずらしておく。これにより、ロータ本体32が上端子部612cと接触することを避けつつ、第2ユニットU2を下降させる。
ロータ本体32が、ステータコア21よりも軸方向上側、かつ、下端子部612aと略同一の高さになると、次に、第2ユニットU2を、軸方向に対して交差する方向に、移動させる(ステップS24,図17の矢印A2)。具体的には、ロータ本体32を、下端子部612aと同じ軸方向位置において、下端子部612aに接近する方向へ、移動させる。これにより、ステータコア21の中心軸91と、ロータ3の中心軸92とを、一致させる。なお、このステップS24では、第2ユニットU2を、軸方向に対して垂直に移動させてもよいし、軸方向に対して斜めに移動させてもよい。
その後、第2ユニットU2を、再び軸方向下向きに移動させる(ステップS25,図17の矢印A3)。これにより、ステータコア21の径方向内側に、ロータ本体32を挿入する。
以上のように、本実施形態では、接続端子612の上端部が、ステータコア21よりも径方向内側に位置する。しかしながら、接続端子612が、下端子部612a、屈曲部612b、および上端子部612cを有する屈曲形状である。このため、モータ1の製造工程において、下端子部612aの径方向内側のスペースを利用して、ステータコア21の径方向内側に、ロータ本体32を挿入できる。
特に、本実施形態では、ステータ2の上端から下端子部612aの上端までの軸方向の長さh1が、ロータ本体32の軸方向の長さh2よりも、長い。このため、ステップS24において、下端子部612aの径方向内側のスペースに、ロータ本体32を傾けることなく挿入できる。
既述の通り、各接続端子612は、ハウジング4に設けられた樹脂製のリードブッシュ44を通って、ハウジング4の上方まで延びる。これにより、ハウジング4に対する接続端子612の絶縁が保たれている。
各接続端子612の下端子部612a、屈曲部612b、および上端子部612cのうち、下端子部612aおよび屈曲部612bは、リードブッシュ44の上端部よりも、下側に位置する。仮に、屈曲部612bがリードブッシュ44よりも上側に存在すると、屈曲部612bの僅かな角度の誤差によって、接続端子612の上端部の位置がずれる。したがって、接続端子612の上端部を、精度よく位置決めすることが困難となる。しかしながら、本実施形態の構造では、接続端子612の下端子部612a、屈曲部612b、および上端子部612cのうち、リードブッシュ44よりも軸方向上側へ延びるのは、上端子部612cのみである。したがって、リードブッシュ44に対して接続端子612の上端部を、精度よく位置決めできる。したがって、接続端子612の上端部を、回路基板に精度よく接続できる。
また、図2に示すように、接続端子612の下端子部612aは、軸受ホルダ42の軸受保持部421と、径方向に対向する。また、下端子部612aは、シールド板43の中央凹部431bとも、径方向に対向する。仮に、接続端子612の全体が上端子部612cと同じ径方向位置にあると、下端子部612aと、軸受保持部421または中央凹部431bとの径方向の間隔が狭くなる。しかしながら、本実施形態では、下端子部612aが、上端子部612cよりも径方向外側に位置する。このため、下端子部612aと、軸受保持部421または中央凹部431bとの径方向の間隔を広くとることができる。その結果、下端子部612aと、軸受保持部421または中央凹部431bとの絶縁を確保できる。
なお、3本の接続端子612は、必ずしも中心軸9を中心とする180°の範囲内に配置されていなくてもよい。図18は、3本の接続端子612が、中心軸9を中心とする180°の範囲内に配置されない場合の、3本の接続端子612およびロータ本体32の概略平面図である。この場合、上述したステップS24において、3本の接続端子612のうち、最も離れた2本の接続端子612の間を通って、ロータ本体32を、矢印A2の方向へ移動させればよい。
<8.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態のモータ1は、12個のコイル23を有していた。しかしながら、モータ1が有するコイル23の数は、他の数であってもよい。また、上記の実施形態では、バスバーユニット6が、12個の溶接部615を有していた。しかしながら、バスバーユニット6が有する溶接部615の数は、他の数であってもよい。また、コイル23の数と、溶接部615の数は、異なっていてもよい。
また、上記の実施形態では、ハウジング本体41が、単一の部材であった。しかしながら、ハウジング本体41は、複数の部材により構成されていてもよい。例えば、底板部411と側壁部412とが、別々の部材であってもよい。
また、モータを構成する各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に取捨選択してもよい。
本発明は、バスバーユニットおよびモータに利用できる。
1 モータ
2 ステータ
3 ロータ
4 ハウジング
6 バスバーユニット
9 中心軸
21 ステータコア
22 インシュレータ
23 コイル
31 シャフト
32 ロータ本体
41 ハウジング本体
42 軸受ホルダ
43 シールド板
44 リードブッシュ
51 下軸受
52 上軸受
61 導通部材
62 バスバーホルダ
221 第1壁部
222 第2壁部
223 第1隙間
224 第2隙間
225 溝部
226 ゲート痕
231 引出線
321 ロータコア
322 ロータマグネット
421 軸受保持部
422 貫通孔
423 凹部
423a 端面
424 第1貫通孔
425 第2貫通孔
431 シールド板本体
432 突出部
432a 筒状部
432b 天板部
432c 中空部
432d 加工変形部
440 基部
441 第1突出部
441a 下突出部
441b 上突出部
442 第2突出部
442a 拡径部
611 板状部
611a 下段板状部
611b 中段板状部
611c 上段板状部
612 接続端子
612a 下端子部
612b 屈曲部
612c 上端子部
613 溶接端子
614 腕部
615 溶接部
616 溶接凹部
621 ホルダ本体部
622 押さえ部
623 脚部
623a 横脚部
623b 縦脚部
624 外側縁部
625 内側縁部
626 ゲート痕
U1 第1ユニット
U2 第2ユニット

Claims (12)

  1. 上下に延びる中心軸の周囲に配置される複数の導通部材と、
    前記複数の導通部材を保持する樹脂製のバスバーホルダと、
    を有し、
    前記導通部材は、
    中心軸に対して垂直に広がる板状部
    を有し、
    複数の前記板状部が、軸方向に重なって配置され、
    複数の前記板状部のうち、最上段に位置する上段板状部の上面の少なくとも一部分が、前記バスバーホルダから露出している、バスバーユニット。
  2. 請求項1に記載のバスバーユニットと、
    前記中心軸の周囲に配置された複数のコイルと、
    を備え、
    前記導通部材は、
    前記板状部から径方向外側へ延びる溶接部
    を有し、
    前記コイルから軸方向に延びる引出線が、前記溶接部に溶接され、
    前記上段板状部の上面は、少なくとも前記溶接部と同一の周方向位置において、前記バスバーホルダから露出している、モータ。
  3. 請求項2に記載のモータであって、
    前記バスバーホルダは、
    前記溶接部とは異なる周方向位置において、前記上段板状部の上面の一部を覆う押さえ部
    を有する、モータ。
  4. 請求項3に記載のモータであって、
    前記押さえ部は、前記上段板状部の上面を径方向に横断する、モータ。
  5. 請求項3または請求項4に記載のモータであって、
    前記バスバーホルダは、複数の前記押さえ部を有し、
    複数の前記押さえ部は、周方向に等間隔に配置されている、モータ。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記溶接部の少なくとも一部は、前記押さえ部と同一の高さに位置する、モータ。
  7. 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記導通部材は、複数の前記溶接部を有し、
    複数の前記溶接部は、周方向に等間隔に配置され、かつ、軸方向および径方向において同一の位置に配置される、モータ。
  8. 請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記導通部材は、
    前記板状部から径方向内側および軸方向上側へ延びる接続端子
    をさらに有する、モータ。
  9. 請求項2から請求項8までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記バスバーホルダは、
    前記上段板部の径方向外側に位置する外側縁部と、
    前記上段板部の径方向内側に位置する内側縁部と、
    を有し、
    前記外側縁部および前記内側縁部の上面は、前記上段板部の上面と同一の高さに位置する、モータ。
  10. 請求項2から請求項9までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記バスバーホルダは、
    前記溶接部とは異なる周方向位置において、径方向外側および軸方向下側へ向けて延びる脚部
    を有する、モータ。
  11. 請求項2から請求項10までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記溶接部は、前記コイルの径方向外側の端部よりも径方向内側に位置する、モータ。
  12. 請求項2から請求項11までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記バスバーホルダは、径方向内側の面にゲート痕を有する、モータ。

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