JP3828009B2 - リフォーミングタブマンドレル擦り疵を軽減するコイル集積装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リング状線材の集積コイルの成形にマンドレルを使用する装置の構造に関し、特に線材コイルの擦り疵を軽減し、円滑な操業を得るための線材コイルの集積ミスの防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来の線材コイル集積装置の概略図である。この図1のようにレイングコンベヤ1により運ばれたリング状線材7が、図2の(a)のようにノーズコーン2に線材コイル8として集積される。続いて、図2の(b)のようにタブアイリス3が開き、線材コイル8がマンドレル4に落下する。落下してくる線材コイル8を昇降ディスク6で受け止めコイル成形しながら低速下降し集積していく。
【0003】
図3の(a)は従来のマンドレル4の断面図である。マンドレル4は円筒状の鉄板5に覆われた形状をしており、リング状線材7を線材コイル8として集積する時に、図2の(c)のように線材コイル8とマンドレル4が擦れ、擦り疵9が発生し、図3の(b)のようにマンドレル表面の鉄板5がささくれだった擦り疵9となる。また、マンドレル4の磨耗が著しくなって摩耗部の窪み10がマンドレル4の表面に形成され、線材コイル8が摩耗部の窪み10に引っ掛かり集積ミスが頻繁におこることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の解決しようとする課題は、マンドレルの表面の擦り疵を低減し、かつ、マンドレルの磨耗により生じる摩耗部の窪みを減らすことで、線材コイルが摩耗部の窪みへ引っ掛かって落下することが阻止されることで生じる線材コイルの集積ミスをなくし、スムーズに線材コイルが落下してコイル成形できる装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するするための本発明の手段は、請求項1の発明では、圧延されたリング状の線材をタブアイリス、マンドレルを用いて集積コイルに成形するコイル集積装置において、マンドレル周面にマンドレル軸方向長さの凸条分割部材を嵌込み連設したマンドレル軸方向の凸条の複数を等間隔に有するマンドレルを備えたことを特徴とするコイル集積装置ある。
【0006】
すなわち、本発明では、線材コイルとの接触面積を小さくした表面としたマンドレルは、マンドレル周面にマンドレル軸方向の複数の凸条を設けたマンドレルからなるコイル集積装置である。
【0007】
さらに、本発明では、マンドレル周面に設けたマンドレル軸方向の凸条は、マンドレル軸方向の長さを分割した凸条を有する凸条分割部材の連設からなるコイル集積装置である。
【0008】
すなわち、マンドレル4と線材コイル8との接触面積を小さくするために、マンドレル4の周面に軸方向の凸条12を設けることにより、マンドレル4と線材コイル8との接触面積を低減させ、線材コイル8の擦り疵9の軽減、線材コイル8の窪み10への引っ掛かりによる集積ミスの低減、マンドレル4のメンテナンス性の向上を計るものである。さらに、凸条12は凸条分割部材11を連続して配設しているので、凸条12がいたんだ場合には、その部分の凸条分割体11のみを交換することで補修できるのでメンテナンスのコストを低くできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の改良方法を図面にしたがって説明する。図4は、本発明にかかわるマンドレル4の外形を示す立面図および断面図である。図5に示すように、マンドレル4の表面に軸方向の凸条12を形成した構造は、マンドレル4の表面に軸方向に等間隔で複数の凹溝を設け、これらの複数の凹溝内に凸条12を有する凸条分割部材11を嵌め込み、ボルト13で取り付けた構造からなるものである。凸条分割部材11の形状は、図5に示すように、長さ、幅共にメンテナンスが容易な大きさとし、凸条12の高さは20mm程度の頂部は断面が円弧状である。図5に示す実施の形態では、図上に記入した寸法どおりで、凸条分割部材11は幅75mmで長さ375mmの大きさで、その厚さは25mmで凸条の高さは17mmである。さらに凸条の形状は、その断面の2側壁の交点の角度は60°の断面半円弧状とする。この半円弧状とすることで線材コイル8との接触は断面で可能な限り点接触となり、これは請求項1の発明に係る接触面積を小さくした表面となっている。
【0010】
マンドレル4に凸条12を設けることにより、線材コイル8とマンドレル4の接触面積が減り、ノーズコーン2からマンドレル4にリング状線材7が落下し線材コイル8として集積される時に発生する擦り疵9が軽減できる。また、接触面積が減ったことにより、集積時に起こっていた線材コイル8がマンドレル4の摩耗部の窪み10に引っ掛かる集積ミスの低減にもつながる。凸条12を小さく分割して凸条分割部材11とし、この凸条分割部材11をマンドレル4の周面に等間隔で軸方向に連設し、ボルト13で取り付けているため、使用によるマンドレル4のいたみの激しい個所のみを取替えるだけでよく、メンテナンス性の向上が計れる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、マンドレルの表面形状を改良することにより線材コイルの擦り疵および摩耗による窪みの形成が軽減でき、従って、線材コイルの集積ミスの低減が図れ、さらに、マンドレルのメンテナンス性の向上が図れるなど、本発明は従来装置に見られない効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の線材コイル集積装置の概略図である。
【図2】 従来の線材コイル集積装置の工程図である。
【図3】 (a)は従来のマンドレルの断面図で、(b)はその立面図である。
【図4】 (a)は本発明のマンドレルの1実施の形態の外形を示す立面図で、(b)はその断面図である。
【図5】 (a)は本発明の凸条分割部材の平面図で(b)はマンドレル取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 レイングコンベヤ
2 ノーズコーン
3 タブアイリス
4 マンドレル
5 鉄板
6 昇降ディスク
7 リング状線材
8 線材コイル
9 擦り疵
10 窪み
11 凸条分割部材
12 凸条
13 ボルト
Claims (1)
- 圧延されたリング状の線材をタブアイリス、マンドレルを用いて集積コイルに成形するコイル集積装置において、マンドレル周面にマンドレル軸方向長さの凸条分割部材を嵌込み連設したマンドレル軸方向の凸条の複数を等間隔に有するマンドレルを備えたことを特徴とするコイル集積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001388898A JP3828009B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | リフォーミングタブマンドレル擦り疵を軽減するコイル集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001388898A JP3828009B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | リフォーミングタブマンドレル擦り疵を軽減するコイル集積装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003181537A JP2003181537A (ja) | 2003-07-02 |
JP3828009B2 true JP3828009B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=27597261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001388898A Expired - Lifetime JP3828009B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | リフォーミングタブマンドレル擦り疵を軽減するコイル集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3828009B2 (ja) |
-
2001
- 2001-12-21 JP JP2001388898A patent/JP3828009B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003181537A (ja) | 2003-07-02 |
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