JP3827072B2 - 歯科用又は医療用エアータービンハンドピース - Google Patents

歯科用又は医療用エアータービンハンドピース Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、歯牙等の切削あるいは研削機器として用いられる歯科用又は医療用エアータービンハンドピースに関する。
【従来の技術】
【0003】
医療において、特に、歯科治療においては、歯牙の切削、研削機器として、術者が手に持って口腔内で操作しやすいように小型軽量の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース(以下、単に「エアータービンハンドピース」とも呼ぶ。)が近年多用されているが、このエアータービンハンドピースは、給気口と排気口を有するヘッドハウジング内部に、前記給気口からの給気エアーを受ける回転翼(以下、「ブレード」という)を有する回転軸が回転自在に収納され、この回転軸に取付けられた治療用工具を高速回転させて、歯科治療等を行うものである。
【0004】
回転軸には、前記給気口を挟んで上下で回転自在に回転軸を支持する玉軸受(「ボールベアリング」とも呼ばれる。)が設けられており、この玉軸受には、その寿命が短くなるのを防ぐために、潤滑油を十分に充填しておく必要がある。
【0005】
また、エアータービンハンドピースは使用中に汚染されるため、オートクレーブする必要もあった。
【0006】
ところが、供給される供給エアーによって、玉軸受内の潤滑油が飛散して消耗することもあり、そのままの状態で玉軸受を使用すれば破損等してしまうため、使用毎又は1日に2〜3回程度は、潤滑油の給油を行う必要があった。
【0007】
また、高温、高圧蒸気によるオートクレープの際に、玉軸受内の潤滑油が高温によって流出、蒸発したり、洗浄で洗い流されたりして消耗するため、オートクレープ毎に潤滑油の給油を行う必要もあった。
【0008】
なお、潤滑油を玉軸受に給油するには、例えば、玉軸受内に一定量の潤滑油をスプレーで直接給油したり、或いは、潤滑油のミストを給気エアーと共に送って間接的に給油されている。
【0009】
また、玉軸受内の潤滑油の消耗を防ぐため、この玉軸受にシーリングすることも考えられたが、このような非接触のシールドによるシーリングされた玉軸受では、非接触のシールドによる軸受内部に潤滑油を長時間保持できなかった。
【0010】
また、玉軸受の両側面を接触シールドにすると、摩擦抵抗によりブレードを起動しにくかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
このような玉軸受に潤滑油を頻繁に供給する作業は、非常に面倒且つ手間のかかるという問題があった。
【0012】
また、玉軸受に一定量の潤滑油を上手く給油できれば良いが、給油が多すぎたりすれば、潤滑油が玉軸受から溢れ出してしまい、その余分な潤滑油を拭き取らなければならならず、更に、給油作業に余計な手間を要するという問題もある。
【0013】
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、玉軸受に特別なシーリング構造を用いることで、使用時やオートクレープ時などに一々潤滑油の給油等を行う手間がなく、しかも、玉軸受の耐久性が維持されるメンテナンスフリーな歯科用又は医療用エアータービンハンドピースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、給気口と排気口を有するヘッドハウジングと、このヘッドハウジング内部に回転自在に収納され、前記給気口から給気エアーを受けるブレードを有する回転軸と、前記回転軸を前記ヘッドハウジング内部で前記給気口を挟んで上下で回転自在に支持する玉軸受と、から構成される歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記玉軸受は、前記給気口に近い側に耐熱性メカニカルシールを設け、且つ、前記耐熱性メカニカルシールは、弾性を有する材料からなり、前記給気エアーの圧力が作用しているときには、前記玉軸受に接触されて、これを遮蔽し、前記給気エアーの圧力が停止しているときには、前記玉軸受に非接触となるように弾性変形可能に形成されたことを特徴にしている。
【0015】
このものでは、給気口を挟んだ上下で回転軸を支持している玉軸受には、前記給気口に近い側に耐熱性メカニカルシールが設けられた構造にしている。
【0016】
そのため、耐熱性メカニカルシールにより、玉軸受内に充填されている潤滑油の消耗を防止することができ、玉軸受の耐久性を維持しながら、一々潤滑油の給油を行う手間が必要のないメンテナンスフリーにできる。
【0017】
また、耐熱性メカニカルシールは、前記給気エアーの圧力が停止しているときには、前記玉軸受と非接触となっているので、回転軸のブレードが起動されるときには、前記耐熱性メカニカルシールと前記内輪又は外輪との摩擦抵抗が無く、前記ブレードをスムーズに起動することができる。
【0018】
更に、給気圧がかかった時には、メカニカルシールが給気圧により弾性変形して玉軸受に密着するので、潤滑油が玉軸受内から外へ抜け出るのを防止できる。
【0019】
請求項2に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項1に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記耐熱性メカニカルシールは、前記回転軸又は前記玉軸受の内輪に保持され、少なくとも前記玉軸受の外輪の内径以上の外径を有することを特徴にしている。
【0020】
このものでは、耐熱性メカニカルシールの一側が、前記回転軸又は前記玉軸受の内輪に保持され、他側が、少なくとも前記玉軸受の外輪の内径以上の外径を有しているので、シール性が良く、玉軸受内からの潤滑油の消耗を確実に防止できる。
【0021】
請求項3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項1に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記ヘッドハウジング又は前記玉軸受の外輪に保持され、少なくとも前記玉軸受の内輪の外径以下の内径を有することを特徴にしている。
【0022】
このものでは、耐熱性メカニカルシールの一側が、前記ヘッドハウジング又は前記玉軸受の外輪に保持され、他側が、少なくとも前記玉軸受の内輪の外径以下の内径を有しているので、シール性が良く、玉軸受内からの潤滑油の消耗を確実に防止できる。
【0023】
請求項4に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項1〜3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記玉軸受は、前記給気口に近い側に非接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側に接触シールドを設けたことを特徴にしている。
【0024】
請求項5に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項1〜3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記玉軸受は、前記給気口に近い側に接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側にも接触シールドを設けたことを特徴にしている。
【0025】
請求項6に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項1〜3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記玉軸受は、前記給気口に遠い側に接触シールド又は非接触シールドを設けたことを特徴にしている。
【0026】
これらの請求項4〜6に記載されたものでは、前記給気口に近い側に耐熱性メカニカルシールが設けられた前記玉受軸の構造を更に具体化している。
【0027】
すなわち、前記玉軸受は、前記給気口に近い側に非接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側に接触シールドを設けるか、前記給気口に近い側に接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側にも接触シールドを設けるか、或いは、前記給気口に遠い側に接触シールド又は非接触シールドを設けるかの構造にされているので、玉軸受の給気口に遠い側からの潤滑油の消耗をも防止することができ、耐熱性メカニカルシールが玉軸受に密着されたときには、玉軸受内からの潤滑油の消耗をより確実に防止できる。
【0028】
請求項7に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項1〜6に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記歯科用又は医療用エアータービンハンドピースの玉軸受には、密閉構造に適した流出しにくい潤滑油又は、口腔内で安全に使用可能な潤滑油を封入したことを特徴とする。
【0029】
請求項8に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースは、請求項7に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記潤滑油は、使用時の許容最高温度が140℃から260℃であって、滴点が140℃から260℃であることを特徴とする。
【0030】
これら請求項7及び請求項8に記載されたものでは、潤滑油の内容を詳細に規定したもので、このような潤滑油を用いることによって、玉軸受の高速回転対応性、耐熱性、起動時のトルク負荷の軽減、オートクレープに対する耐久性を保つことができ、請求項1〜6の効果をより確実に発揮する。
【発明の実施の形態】
【0031】
以下、添付図を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
【0032】
図1(a)、(b)は、本発明の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースの一例を示す要部の縦断面図である。図1(a)は、給気エアーが給気口11から供給されていない状態を示し、図1(b)は、給気エアーが給気口11から供給されている状態を示している。
【0033】
この歯科用又は医療用エアータービンハンドピースA(以下、単に「エアータービンハンドピース」とも呼ぶ。)は、歯科、医科、耳鼻科など医療用の切削、研削機器の回転手段として用いられ、特に、歯科治療においては、歯牙の切削、研削機器として、術者が手に持って口腔内で操作しやすいものであり、その先端には、給気口11と排気口(不図示)を有するヘッドハウジング1が形成され、このヘッドハウジング1内部には、給気口11からの給気エアーを受けるブレード21を有する回転軸2が回転自在に収納されており、この回転軸2の内部に設けられたチャック22に着脱可能に取付けられた治療用工具(不図示)を高速回転させて、歯科治療等を行うものである。
【0034】
尚、排気は、殆どが給気口11の近くに設けた排気口(不図示)から排気されるが、一部は玉軸受3を介してエアータービンハンドピースAのヘッドハウジング1の上下から外部に排出される。玉軸受3を介して下向きに排出される排気は、排気路12から外部に排出される。
【0035】
また、回転軸2には、これを円滑に回転支持させるため、給気口11を挟んだ上下に玉軸受3、3が設けられている。
【0036】
このエアータービンハンドピースAは、上述の基本構成において、給気口11を挟んだ上下で回転軸2を支持している玉軸受3には、給気口11に近い側に耐熱性メカニカルシール4が設けられた構造にしたことを特徴にしている。以下、詳述する。
【0037】
ヘッドハウジング1の軸心部に設けられた回転軸2には、これと一体となって回転されるブレード21が一体的に固定して取り付けられている。
【0038】
このブレード21は、ヘッドハウジング1内部に回転自在に収納され、給気口11からの給気エアーを受けて、高速回転されるもので、その回転数は毎分30万回転以上にも達する。
【0039】
回転軸2は、その上下を一対の玉軸受3、3によって各々支承されているが、この玉軸受3、3は、給気口11を挟んだ上下、つまり、ブレード21が収納されている給気口11の上下に各々設けられている。
【0040】
玉軸受3は、ヘッドハウジング1側に固定された外輪32と、回転軸2側に固定された内輪31との間に、球状の転動体33が介在された市販されている構造のものであって、この転動体33の転動によって、その回転軸2をスムーズに回転可能にしている。
【0041】
また、玉軸受3には、転動体33の保持器等が付加されているもの、いないものなど、様々な形式のものがあるが、その形式は特に限定されない。
【0042】
尚、7は、スペーサであり、耐熱性メカニカルシール4が直接外輪32と接触しないようにしている。このスペーサ7は、耐熱性メカニカルシール4と一体に構成されていても良い。
【0043】
図2は、本発明の玉軸受の一部を縦断し、その構造を概略的に示した部分拡大図である。
【0044】
ここで、図1と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
【0045】
また、図面中、玉軸受3の下側が給気口側であるものとして、これらの構造を図1を参酌しつつ説明する。
【0046】
図2の玉軸受3は、給気口11に近い側(図中では下側)に耐熱性メカニカルシール4を設けた最も簡易な構造のものである。
【0047】
この耐熱性メカニカルシール4は、厚さ0.05〜0.3ミリ程度の弾性を有するリング状の薄いテフロン(登録商標)樹脂板からなり、その内周41又は外周42の何れか一方が玉軸受32と非接触となるように形成している。
【0048】
具体的には、耐熱性メカニカルシール4の内周41は、回転軸2又は玉軸受3の内輪31の適所に固定接触して保持され、その外周42は、少なくとも玉軸受3の外輪32の内径32a以上の外径となるように形成するか、或いは、その外周42は、ヘッドハウジング1又は玉軸受3の外輪32の適所に固定接触して保持され、その内周41は、少なくとも玉軸受3の内輪31の外径31a以下の内径となるように形成している。
【0049】
そのため、耐熱性メカニカルシール4は、図1(b)の矢印に示すように、給気口11において前記給気エアーの圧力が作用しているとき、つまり、ブレード21が回転されているときには、玉軸受3に接触するように弾性変形して、これを遮蔽し、一方、図1(a)に示すように、前記給気エアーの圧力が停止しているとき、つまり、ブレード21の回転が停止されているときには、玉軸受3に非接触となるように元の状態に戻る。
【0050】
この耐熱性メカニカルシール4の外周42の先端部は、外周ほど薄くなるようにテーパー状に構成され、弾性変形しやすい構成となっている。
【0051】
尚、耐熱性メカニカルシール4は、上記の通り、弾性変形するものが最も良いが、玉軸受3の側面に、ごく僅かな隙間を保って保持される構成であれば、必ずしも弾性変形しない材料であっても良い。
【0052】
このような玉軸受3内には、密閉構造に適した流出しにくい潤滑油として、エステル系基油にリチウム石鹸系増ちょう剤を添加した潤滑油(不図示)が充填されており、前記潤滑油は、使用時の許容最高温度が140℃から260℃であって、滴点が140℃から260℃であるものが望ましく、このような潤滑油を用いると、玉軸受3の高速対応性、耐熱性、高温での液化防止、耐久性を保ことができ、玉軸受3の効果をより確実に発揮する。
【0053】
また、上記潤滑油に代えて、口腔内で使用可能な安全性のあるパラフィン系の潤滑油を玉軸受3内に封入しても良い。
【0054】
なお、上記の条件を全て充足するものが望ましいことではあるが、選択された潤滑油によっては、一つの成分で、上記の複数の条件を選択的に満たす場合もあるが、そのような潤滑油も使用可能である。
【0055】
上記の通り、本発明のエアータービンハンドピースAによれば、回転軸2を支持している玉軸受3には、その給気口11に近い側に耐熱性メカニカルシール4が設けられている。
【0056】
そのため、使用時に玉軸受3内部にかかる供給エアーの圧力により、玉軸受3内部に充填された潤滑油が抜け出てしまうことを防げるので、耐熱性メカニカルシール4により、玉軸受3内に充填されている潤滑油の消耗を防止することができ、玉軸受3の耐久性も維持されたメンテナンスフリーにできる。
【0057】
また、ブレード21の回転が停止されているときには、ヘッドハウジング1内の給気口11では大気圧状態になっており、その耐熱性メカニカルシール4は、玉軸受3と非接触となって、これを開放しているので、回転軸2のブレード21が起動されるときには、耐熱性メカニカルシール4とブレード21との摩擦抵抗が無く、ブレード21をスムーズに起動することができる。
【0058】
また、耐熱性メカニカルシール4は、玉軸受3の内輪31の外径31a乃至外輪32の内径32aを完全に被覆するように形成されているため、玉軸受3内からの潤滑油の消耗を確実に防止できる。
【0059】
図3(a)、(b)は、本発明の玉軸受の他例を示すもので、その一部を縦断して構造を概略的に示した部分拡大図である。
【0060】
ここで、図1、図2と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
【0061】
図3(a)で示す玉軸受3は、図2のものに加え、給気口11に近い側に非接触シールド6を設けると共に、給気口11から遠い側に接触シールド5を設けたものを示している。
【0062】
この接触シールド5は、シール体51とシール支持リング52とで構成され、非接触シールド6は、下方シールド61とシールド止め輪62から構成されている。
【0063】
シール体51の材料としては、フッ素ゴム、耐熱ニトリルゴム(HNBR)、テフロン樹脂などの耐熱性、耐水性、耐薬品性のある薄いゴム、樹脂又は金属が好適である。
【0064】
また、このシール体51の外周と外輪32の内周、シール体51の内周と内輪31の外周とが接する部分の形状も、耐熱性、高速回転耐用性を考慮しながら、シール性を高めたものとなっている。
【0065】
このような構造の玉軸受3は、図1で示したように、最も好適な構造と考えられるもので、回転軸2のブレード21が起動されるときには、耐熱性メカニカルシール4とブレード21との摩擦抵抗が軽減されて、ブレード21がスムーズに起動できると共に、玉軸受3の給気口11に遠い側からの潤滑油の消耗をも防止することができ、耐熱性メカニカルシール4が玉軸受3に密着されたときには、玉軸受3内からの潤滑油の消耗をより確実に防止できる。
【0066】
また、図3(b)で示す玉軸受3は、図2のものに加え、給気口11に近い側に接触シールド5を設けると共に、給気口11から遠い側にも接触シールド5を設けたものを示している。
【0067】
このような構造の玉軸受3によれば、玉軸受3からの潤滑油の消耗を接触シールド5によって防止しているので、耐熱性メカニカルシール4が玉軸受3に密着されたときには、玉軸受3内からの潤滑油の消耗をより確実に防止できる。
【0068】
図4は、本発明の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースの他例を示す要部の一部を縦断し、その構造を概略的に示した部分拡大図である。
【0069】
このエアータービンハンドピースAは、図1R>1で示されたものと基本的な構造を共通にしているため、図4では、その特徴部分についてのみ説明する。
【0070】
ここで、図1〜図3と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
【0071】
この玉軸受3は、給気口11に近い側又は遠い側の何れか一方に接触シールド5を設けたものを示している。
【0072】
すなわち、図4では、図1〜図3で示された耐熱性メカニカルシール4を設けることなく、給気口11に近い側又は遠い側の何れか一方に接触シールド5を設けることで、これを構成している。
【0073】
例えば、図4(a)では、玉軸受3は、給気口11に近い側及び遠い側の双方に接触シールド5を設けたものであり、図4(b)では、給気口11に遠い側のみに接触シールド5を設け、給気口11に近い側には、非接触シールド6を設けたものを示している。
【0074】
このような構造のエアータービンハンドピースAによれば、回転軸3の上下で支持されている玉軸受3には、給気口11に近い側又は遠い側の何れか一方のみに接触シールド5を設けているため、この接触シールド5によって、玉軸受3内からの潤滑油の消耗を防止することができる。
【発明の効果】
【0075】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果がある。
【0076】
請求項1に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースによれば、給気口を挟んだ上下で回転軸を支持している玉軸受には、前記給気口に近い側に耐熱性メカニカルシールが設けられた構造にしている。
【0077】
そのため、耐熱性メカニカルシールにより、玉軸受内に充填されている潤滑油の消耗を防止することができ、玉軸受の耐久性を維持しながら、一々潤滑油の給油を行う手間が必要のないメンテナンスフリーにできる。
【0078】
また、耐熱性メカニカルシールは、前記給気エアーの圧力が停止しているときには、前記玉軸受と非接触となっているので、回転軸のブレードが起動されるときには、前記耐熱性メカニカルシールと前記内輪又は外輪との摩擦抵抗が無く、前記ブレードをスムーズに起動することができる。
【0079】
更に、給気圧がかかった時には、メカニカルシールが給気圧により弾性変形して玉軸受に密着するので、潤滑油が玉軸受内から外へ抜け出るのを防止できる。
【0080】
請求項2に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースによれば、耐熱性メカニカルシールの一側が、前記回転軸又は前記玉軸受の内輪に保持され、他側が、少なくとも前記玉軸受の外輪の内径以上の外径を有しているので、シール性が良く、玉軸受内からの潤滑油の消耗を確実に防止できる。
【0081】
請求項3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースによれば、耐熱性メカニカルシールの一側が、前記ヘッドハウジング又は前記玉軸受の外輪に保持され、他側が、少なくとも前記玉軸受の内輪の外径以下の内径を有しているので、シール性が良く、玉軸受内からの潤滑油の消耗を確実に防止できる。
【0082】
請求項4、5、6に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースによれば、玉受軸の構造が具体化され、玉軸受は、前記給気口に近い側に非接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側に接触シールドを設けるか、前記給気口に近い側に接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側にも接触シールドを設けるか、或いは、前記給気口に遠い側に接触シールド又は非接触シールドを設けるかの構造にされているので、玉軸受の給気口に遠い側からの潤滑油の消耗をも防止することができ、耐熱性メカニカルシールが玉軸受に密着されたときには、玉軸受内からの潤滑油の消耗をより確実に防止できる。
【0083】
請求項7、8に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースによれば、潤滑油の内容が詳細に規定されており、このような潤滑油を用いることによって、玉軸受の高速回転対応性、耐熱性、起動時のトルク負荷の軽減、オートクレープに対する耐久性、生体安全性を保つことができ、請求項1〜6の効果をより確実に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図 1】(a)、(b)は、本発明の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースの一例を示す要部の縦断面図
【図 2】本発明の玉軸受の一部を縦断し、その構造を概略的に示した部分拡大図
【図 3】(a)、(b)は、本発明の玉軸受の他例を示すもので、その一部を縦断して構造を概略的に示した部分拡大図
【図 4】本発明の歯科用又は医療用エアータービンハンドピースの他例を示す要部の一部を縦断し、その構造を概略的に示した部分拡大図
【符号の説明】
A エアータービンハンドピース
1 ヘッドハウジング
11 給気口
12 排気路(排気口)
2 回転軸
21 ブレード
3 玉軸受
31 内輪
31a外径(内輪)
32 外輪
32a内径(外輪)
4 耐熱性メカニカルシール
41 内径(耐熱性メカニカルシール)
42 外径(耐熱性メカニカルシール)
5 接触シールド
6 非接触シールド

Claims (8)

  1. 給気口と排気口を有するヘッドハウジングと、このヘッドハウジング内部に回転自在に収納され、前記給気口から給気エアーを受けるブレードを有する回転軸と、前記回転軸を前記ヘッドハウジング内部で前記給気口を挟んで上下で回転自在に支持する玉軸受と、から構成される歯科用又は医療用エアータービンハンドピースにおいて、前記玉軸受は、前記給気口に近い側に耐熱性メカニカルシールを設け、且つ、前記耐熱性メカニカルシールは、弾性を有する材料からなり、前記給気エアーの圧力が作用しているときには、前記玉軸受に接触されて、これを遮蔽し、前記給気エアーの圧力が停止しているときには、前記玉軸受に非接触となるように弾性変形可能に形成されたことを特徴にしている歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  2. 前記耐熱性メカニカルシールは、前記回転軸又は前記玉軸受の内輪に保持され、少なくとも前記玉軸受の外輪の内径以上の外径を有することを特徴にしている請求項1に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  3. 前記耐熱性メカニカルシールは、前記ヘッドハウジング又は前記玉軸受の外輪に保持され、少なくとも前記玉軸受の内輪の外径以下の内径を有することを特徴にしている請求項1に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  4. 前記玉軸受は、前記給気口に近い側に非接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側に接触シールドを設けたことを特徴にしている請求項1〜3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  5. 前記玉軸受は、前記給気口に近い側に接触シールドを設けると共に、前記給気口から遠い側にも接触シールドを設けたことを特徴にしている請求項1〜3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  6. 前記玉軸受は、前記給気口に遠い側に接触シールド又は非接触シールドを設けたことを特徴にしている請求項1〜3に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  7. 前記歯科用又は医療用エアータービンハンドピースの玉軸受には、密閉構造に適した流出しにくい潤滑油又は、口腔内で安全に使用可能な潤滑油を封入したことを特徴とする請求項1〜6に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
  8. 前記潤滑油は、使用時の許容最高温度が140℃から260℃であって、滴点が140℃から260℃であることを特徴とする請求項7に記載の歯科用又は医療用エアータービンハンドピース。
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