JP3826766B2 - マイクロ構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動電極と固定電極とを有する容量式センサ等のように、基板に固定部と可動部とを形成してなるマイクロ構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のマイクロ構造体としては、基板に対して、その一面側から一対の電極部を画定するための溝を形成することにより、該基板において互いに解放されている可動電極(可動部)と固定電極(固定部)とからなる一対の電極部を形成し、力学量の印加によって可動電極が変位するようにした容量式センサが知られている。
【0003】
この場合、基板において可動電極を解放する際に、可動電極が、その周囲部にスティッキング(付着)するのを防止することが必要である。もし、スティッキングが発生すれば、センサ特性が発揮されないためである。
【0004】
このようなスティッキング防止の方法としては、特開平11−340477号公報に記載されているように、接触の可能性のある電極部分の面荒さをコントロールしてスティッキングを防止する方法がある。しかし、この方法では、構造体の接触自体を防止しておらず、スティッキングの発生頻度は低減できるものの発生防止にまでは至らない。
【0005】
その他、この種のマイクロ構造体におけるスティッキング防止方法としては、特表平7−505743号公報に記載されているように、可動電極部とその下部に位置する基板との間にホトレジストを設けてブリッジを形成し、このホトレジストにより可動電極部を支持することでスティッキングを防止する方法がある。
【0006】
それによれば、例えば、製造工程にてウェットエッチングを行った場合に行われる洗浄工程において、洗浄液等による可動電極のスティッキングを防止することができる。
【0007】
しかしながら、この方法では、最終的に除去する必要のあるホトレジストが電極下部のような除去しにくい部位に形成されているため、O2アッシング等によるホトレジストの除去を行っても、電極の下部にホトレジストや異物等が残りやすい。また、完全に除去しようとすると、O2アッシング等に要する時間が長くなる。
【0008】
なお、上記したスティッキングの問題は、基板に対して固定部と可動部とを形成したマイクロ構造体、すなわち、基板の固定部に部分的に支持され、この支持部以外では周囲部と切り離されて解放され可動となっている可動部を持つ構造体において、共通して発生しやすい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、基板に固定部と可動部とを形成してなるマイクロ構造体において可動部のスティッキングを適切に防止することのできる製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項に記載の発明では、第1のシリコン基板(11)と第2のシリコン基板(12)とが埋め込み酸化膜(13)を介して積層された基板(10)に固定部(17)と可動部(16)とを形成してなるマイクロ構造体の製造方法において、基板に対して、その一面側である第2シリコン基板の上面側から可動部を画定するための溝(15)を形成する工程と、溝に充填され可動部を支持する機能を有する支持部(21)と基板の一面を被覆して保護する機能を有する保護部(22)とよりなる被覆部材(20)を、支持部(21)および保護部(22)の一方にポジ型レジストを用い、他方にネガ型レジストを用いて、基板の一面上に形成する工程と、この後、基板の第1のシリコン基板の下面側から第1のシリコン基板を除去してキャビティ(14)を形成し、さらにキャビティ内の固定部と可動部の下部にある埋め込み酸化膜を除去する工程と、この後、被覆部材のうち支持部を残して、保護部をウェットプロセスにより除去した後、基板を洗浄液にて洗浄を行う工程と、しかる後、支持部(21)をドライプロセスにより除去して、可動部を可動状態とする工程とを備えることを特徴とする。
【0011】
それによれば、溝の形成工程、支持部と保護部とからなる被覆部材の形成工程、保護部の除去工程を行った後、最終的に、溝の内部すなわち可動部とその周囲部との対向側面の間に残った支持部を除去することで、可動部が解放状態となり、マイクロ構造体が製造される。
【0012】
そして、支持部によって可動部が支持された状態で保護部を除去することができるため、保護部を除去した後支持部を除去する前に基板をウェット洗浄しても、洗浄液等による可動部のスティッキングは発生しない。それにより、保護部すなわち被覆部材の大半もしくは一部をウェットプロセス等により除去できるため、プロセス時間の短縮化が図れる。
【0013】
また、被覆部材の支持部は可動部とその周囲部との対向側面に充填された形で可動部を保持しており、基板の表裏両面から見て、遮られた部分が無く支持部の全体が露出した形となる。そのため、支持部の除去も簡単に行うことができ、除去後に支持部の残りが生じるはほとんどなくなる。
【0014】
このように、本発明によれば、マイクロ構造体において可動部のスティッキングを適切に防止することのできる製造方法を提供することができる。
【0019】
また、請求項に記載の発明のように、マイクロ構造体は、固定部としての固定電極(17)と可動部としての可動電極(16)とを有し、これら固定および可動の両電極間の容量変化により力学量を検出する容量式センサであるものにできる。
【0020】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1、図2は、本発明の実施形態に係るマイクロ構造体としての容量式加速度センサS1の製造方法を示す概略断面図である。本製造方法は最終的に図2(c)に示すセンサS1を製造するものであり、まず、図2(c)を参照してセンサ構成の概略を述べておく。
【0022】
センサS1は、本発明でいう基板としてのSOI(シリコン−オン−インシュレータ)基板10を備えている。このSOI基板10は、第1のシリコン基板11と第2のシリコン基板12とが埋め込み酸化膜13を介して積層されたものである。
【0023】
SOI基板10の下面には、第1のシリコン基板11および埋め込み酸化膜13の一部が除去されてなるキャビティ14が形成されている。このキャビティ14に対応した第2のシリコン基板12には、上面からキャビティ14へと厚み方向に貫通する溝15が形成されている。
【0024】
この溝15により、第2のシリコン基板12は、可動電極(可動部)16と固定電極(固定部)17とに区画されている。図示例では、可動電極16と固定電極17とは交互に配置され、溝15を介して互いに隣り合っている。図示しないが、固定電極17は、埋め込み酸化膜13を介して第1のシリコン基板11に支持固定されており、可動電極16は、第1のシリコン基板11に対して弾性的に支持される等により可動となっている。
【0025】
これら、可動および固定電極16、17は例えば、良く知られている櫛歯状の梁構造体にすることができる。この場合、加速度印加に伴い可動電極16が変位し、それによって可動電極16と固定電極17との間の距離が変化する。そして、例えば、この距離変化に基づく両電極16、17間の容量変化を検出することで、印加加速度を求めることができる。
【0026】
次に、上記センサS1の製造方法について、図1、図2を参照して説明する。なお、本例は、基板10の表裏両面からの加工による工程で示すが、これに限定されるものではない。
【0027】
まず、図1(a)、(b)に示すように、上記SOI基板10を用意し、この基板10に対して、その上面(表面、第2シリコン基板12の上面)側から可動電極(可動部)16を画定するための上記トレンチ溝15を形成する(トレンチ溝形成工程)。
【0028】
このトレンチ溝形成工程は、通常のホト、エッチング工程で行うことができる。具体的には、電極部16、17を形成するために、ホトレジストにより形成したパターンを用いたドライエッチング等を行い、残した部分を電極部16、17とする。
【0029】
SOI基板10を用いた本例では、埋め込み酸化膜13でエッチングをストップさせることにより、制御性に優れたものになる。なお、通常のシリコン基板を基板10として用いた場合、エッチングの深さをエッチング時間等により制御することで溝15を形成することができる。
【0030】
次に、図1(c)に示すように、溝15に充填され可動電極16を支持する機能を有する支持部21とSOI基板10の上面を被覆して保護する機能を有する保護部22とよりなる被覆部材20を、SOI基板10の上面の上に形成する(被覆部材形成工程)。
【0031】
ここで、支持部21は、対向する可動および固定電極16、17の側面間に充填された形となっており、両電極16、17を支持することで、両電極の接触を防止する。一方、保護部22は、後述のキャビティ形成のためのエッチングにおける表面保護や、製造工程中における基板10の表面汚染防止のための表面保護といった役割を果たすものである。
【0032】
具体的には、被覆部材として通常用いられるレジスト部材20を用いる。レジスト部材20の支持部21と保護部22とは、両部21、22共にポジ型レジストするか、もしくは両部21、22共にネガ型レジストとし、同一型のレジスト材料からなる支持部21と保護部22とで露光条件を変えて形成することができる(同一レジスト構成)。
【0033】
また、支持部21と保護部22とで異種型のレジスト材料とする、すなわち、支持部21および保護部22の一方にポジ型レジストを用い、他方にネガ型レジストを用いても良い(異種レジスト構成)。これら同一レジスト構成および異種レジスト構成を用いた工程の詳細については、後述する。
【0034】
次に、図2(a)に示すように、SOI基板10の下面(裏面、第1のシリコン基板11の下面)側から、所定の領域をKOH溶液等を用いたウェットエッチングによりシリコンエッチングを行って除去し、キャビティ14を形成する(キャビティ形成工程)。この場合も、SOI基板10を用いた本例では、埋め込み酸化膜13でエッチングをストップさせることによって制御性に優れる。
【0035】
このSOI基板10の場合、キャビティ14内の電極部16、17の下部にある埋め込み酸化膜13をフッ酸溶液によるエッチングやドライエッチングによって別途除去する。それにより、図1、図2に示される電極部16、17の部分がSOI基板10から切り離され解放される。
【0036】
このとき、電極部16、17は、基板10とは切り離されているが、電極16と17同士は、対向する電極16、17の側面間に充填されている支持部21によって保持されており、電極同士が接触することはない。また、電極形成部よりもキャビティ14の形成領域の方が大きいため、電極16、17とその他の基板部分とが接触する可能性もない。
【0037】
次に、図2(b)に示すように、レジスト部材20のうち支持部21を残して保護部22を除去する(保護部除去工程)。ここで、保護部22の除去方法は、被覆部材20の構成が上述した同一レジスト構成か異種レジスト構成かによって具体的な方法が異なる。
【0038】
これは、一般に、ポジ型レジストは露光されるとポジ型現像液に溶けることや、ネガ型レジストは露光されるとポジ型現像液にもネガ型現像液にも溶けないことなど、レジスト材料の性質を利用することから、支持部21および保護部22の形成方法や保護部22の除去方法が変わるためである。
【0039】
まず、同一レジスト構成では、例えば、保護部22および支持部21を共にネガ型レジストのみで形成する場合、上記被覆部材形成工程において、後のキャビティ形成工程でのエッチングに耐えるようにベーキング(熱硬化処理)等の処理を施す。その後、キャビティ形成工程において上記シリコンエッチングを行いキャビティ14を形成して電極16、17の切り離しを行う。
【0040】
その後、SOI基板10の裏面(キャビティ14の形成面)側から、ホトレジストの露光に用いる光源(紫外線光等)で露光することにより、支持部21の部分のネガ型レジストを固める。その後、SOI基板10の表裏両面から現像液によって現像処理を行うことにより、レジスト部材20のうち支持部21を残して保護部22を除去することができる。この支持部21の形状(厚さ)は露光や現像条件により制御できる。
【0041】
また、同一レジスト構成において、例えば保護部22および支持部21を共にポジ型レジストのみで形成する場合も、上記同様に、被覆部材形成工程においてベーキング等の処理を行い、キャビティ形成を行った後、今度は、SOI基板10の表面(レジスト部材20の形成面)側から露光する。
【0042】
このとき、露光条件を制御して支持部21となるべき部分のレジスト部材20まで露光処理されないようにする。露光後、現像処理を行うことにより、支持部21を残して保護部22を除去することができる。
【0043】
次に、異種レジスト構成では、例えば、保護部22をポジ型レジスト、支持部21をネガ型レジストで形成する場合、各レジストを分けて塗布することで基板10の表面に配設した後、上記同様に、被覆部材形成工程においてベーキング等の処理を行い、その後、キャビティ形成を行う。この場合、露光無しで、その後ポジ型レジスト用の剥離液を用いることにより、選択的に保護部22を除去し、支持部21を残すことができる。
【0044】
また、この場合、上記同一型レジスト構成と同様に、SOI基板10の裏面側から露光することによりネガ型レジストを固め、その後、SOI基板10の表裏両面から現像液によって現像処理を行うことによっても、支持部21を残して保護部22を除去することができる。また、保護部22をネガ型レジスト、支持部21をポジ型レジストで形成する場合も、同様に露光、現像処理を行って支持部21を残して保護部22を除去することができる。
【0045】
このようにして、本例の製造方法では、支持部21と保護部22とからなるレジスト部材20を形成することができる。そして、このようなレジスト部材20を形成した後、支持部21を残しつつ、上記した現像液や剥離液を用いたウェットプロセスにて保護部22を除去するが、このウェットプロセス後では、水等の洗浄液にて洗浄を行うことになる。
【0046】
ここにおいて、支持部21を残した状態、すなわち、従来スティッキングしやすい可動および固定電極16、17の間の対向側面が支持部21にて支持された状態で、洗浄を行うため、洗浄液による電極16、17同士間のスティッキングを防止することができる。
【0047】
このウェット洗浄の後、図2(c)に示すように、アッシング等のドライプロセスによって、レジスト部材20の支持部21を除去し、可動電極16を可動状態とする(支持部除去工程)。こうして、本実施形態に係るセンサS1ができあがる。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、トレンチ溝形成工程、被覆部材形成工程、保護部除去工程を行った後、最終的に、溝15の内部すなわち可動電極16とその周囲部(固定電極17)との対向側面の間に残った支持部21を除去する。それによって、可動電極16が解放状態となり、マイクロ構造体としてのセンサS1が製造される。
【0049】
そして、支持部21によって可動電極16が支持された状態で保護部22を除去することができるため、保護部22を除去した後、支持部21を除去する前に基板10をウェット洗浄しても、洗浄液等による可動電極16のスティッキングは発生しない。それにより、保護部22すなわちレジスト部材20の大半もしくは一部をウェットプロセスにより除去できるため、プロセス時間の短縮化が図れる。
【0050】
支持部21は、可動電極16と固定電極17との対向側面に充填された形で、両電極16、17を保持しており、SOI基板10の表面側から見ても裏面側から見ても、遮られた部分が無く支持部21の全体が露出した形となる。そのため、支持部21の除去は上記のドライプロセス等にて、容易且つ確実に行うことができる。
【0051】
このように、本実施形態によれば、マイクロ構造体としてのセンサS1において可動部16のスティッキングを適切に防止することのできる製造方法を提供することができる。
【0052】
(他の実施形態)
なお、上記したポジ型レジストの代わりに、感光性ポリイミド樹脂を用いても良い。また、本発明の被覆部材20としては、レジスト部材以外(例えば、接着剤等)でも良い。
【0053】
また、被覆部材20の保護部22の除去およびその後の支持部21の除去は、上記したウェットプロセスやドライプロセスに限定されるものではない。要するに、本発明では、被覆部材の大半もしくは一部を除去した後、支持部21を除去する前に、基板に付着したパーティクル等の除去が可能なウェットの洗浄を行うことができ、その後の、支持部の除去も簡単に行うことができるという独自の効果を持つものである。
【0054】
また、本発明は上記容量式センサに限定されるものではなく、基板に対して固定部と可動部とを形成し可動部がその周囲部とスティッキングする可能性のあるマイクロ構造体に対して適用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る容量式加速度センサの製造方法を示す概略断面図である。
【図2】図1に続く製造方法を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10…SOI基板(基板)、15…溝(トレンチ溝)、
16…可動電極(可動部)、
17…固定電極(固定部)、20…レジスト部材(被覆部材)、
21…支持部、22…保護部。

Claims (2)

  1. 第1のシリコン基板(11)と第2のシリコン基板(12)とが埋め込み酸化膜(13)を介して積層された基板(10)に固定部(17)と可動部(16)とを形成してなるマイクロ構造体の製造方法において、
    前記基板に対して、その一面側である前記第2シリコン基板の上面側から前記可動部を画定するための溝(15)を形成する工程と、
    前記溝に充填され前記可動部を支持する機能を有する支持部(21)と前記基板の一面を被覆して保護する機能を有する保護部(22)とよりなる被覆部材(20)を、前記支持部(21)および前記保護部(22)の一方にポジ型レジストを用い、他方にネガ型レジストを用いて、前記基板の一面上に形成する工程と、
    この後、前記基板の前記第1のシリコン基板の下面側から前記第1のシリコン基板を除去してキャビティ(14)を形成し、さらに前記キャビティ内の前記固定部と前記可動部の下部にある前記埋め込み酸化膜を除去する工程と、
    この後、前記被覆部材のうち前記支持部を残して、前記保護部をウェットプロセスにより除去した後、前記基板を洗浄液にて洗浄を行う工程と
    しかる後、前記支持部(21)をドライプロセスにより除去して、前記可動部を可動状態とする工程とを備えることを特徴とするマイクロ構造体の製造方法。
  2. 前記マイクロ構造体は、前記固定部としての固定電極(17)と前記可動部としての可動電極(16)とを有し、これら固定および可動の両電極間の容量変化により力学量を検出する容量式センサであることを特徴とする請求項に記載のマイクロ構造体の製造方法。
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