JP3826493B2 - 映像信号の輪郭補正回路 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカラーテレビジョン受像機のような映像信号を扱う機器に使用して好適な映像信号の輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばテレビジョン受像機において、表示される映像信号の画質を向上させる目的で輪郭補正回路が用いられている。このような映像信号の輪郭補正回路としては、従来から例えば特開昭61−224783号公報に記載されたような回路が知られている。
【0003】
すなわちこの回路においては、映像信号を所定時間遅延した信号と元の映像信号とを加算し、この加算信号を元の映像信号を所定時間の1/2遅延した信号から減算するものである。これによれば、公報中に示されるように映像信号のエッジ部分に、いわゆるプリシュートとオーバーシュートが付加され、エッジ部分の傾斜が急峻にされて映像信号の輪郭が補正されるものである。
【0004】
ところがこの回路において、上述のプリシュートとオーバーシュートの付加によって、例えば輝度信号の輪郭補正には所望の画質改善の効果が得られる。しかしながら色差信号(色信号)の場合には、上述のプリシュートとオーバーシュートが付加されるためにエッジ部分の色相が崩れて不自然な画像となり、かえって画質が劣化してしまう恐れが生じるものであった。
【0005】
これに対して、本願出願人は先に、プリシュートとオーバーシュートを付加すること無く、エッジ部分の傾斜のみを急峻にする輪郭補正回路を提案した(特開平2−162969号公報参照)。
【0006】
すなわちこの回路においては、原信号を遅延する第1の遅延手段と、この第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段とを設ける。そしてこれらの遅延手段の入出力信号をそれぞれ加減算して第1〜第3の輪郭補正信号を形成し、これらの第1〜第3の輪郭補正信号から最大値及び最小値等の論理演算によって、映像信号の変化部分を補正する第4の輪郭補正信号を形成するものである。
【0007】
ところがこの回路において、演算回路をアナログ回路で構成した場合には、演算が加減算及び最大値、最小値回路のみであるために、原信号の傾斜部とは時間的に無関係な位置に補正信号が形成され、画質を損ねてしまう恐れがある。またこの回路において、補正の効果を高めようとすると遅延手段の遅延時間を長く取る必要があり、これによって回路規模の増大を招くものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この出願はこのような点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問題点は、従来の回路では、プリシュート、オーバーシュートの付加により色差信号(色信号)の色相が崩れてかえって画質が劣化してしまう恐れがあり、また無関係な位置に補正信号が形成されて画質を損ねてしまう恐れや、回路規模の増大を招く恐れがあったというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため本発明においては、第1及び第2の遅延手段からの信号を互いに減算し、この減算信号を正極性及び負極性に分離し、この分離信号の異極性同士を乗算及び加算し、この加算信号を3値化した信号を乗算信号に乗算して補正信号を得るようにしたものであって、これによれば、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
すなわち本発明においては、原信号を遅延する第1の遅延手段と、第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段と、第1及び第2の遅延手段の入力信号及び出力信号をそれぞれ第1の遅延手段の出力信号から減算する減算回路と、減算回路からの出力信号のそれぞれ正極性及び負極性の信号を取り出す信号分離手段と、信号分離手段からの出力信号の内の互いに異極性の信号同士を乗算及び加算すると共に、加算信号をそれぞれ0値及び正負の所定の値に3値化して乗算信号に乗算する演算手段とを有し、演算手段の出力信号から原信号の傾斜部に相当する補正信号を得てなるものである。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は本発明を適用した映像信号の輪郭補正回路の一例の構成を示すブロック図である。
【0012】
この図1において、入力端子1には原信号の映像信号が供給される。この入力端子1からの映像信号が所定遅延時間(T)の第1の遅延回路2Aに供給され、この第1の遅延回路2Aの出力信号が同じく所定遅延時間(T)の第2の遅延回路2Bに供給される。さらにこれらの第1の遅延回路2Aの入出力信号が減算回路3に供給され、第2の遅延回路2Bの入出力信号が減算回路4に供給されて、それぞれ第1の遅延回路2Aの出力信号を被減算信号として減算が行われる。
【0013】
これらの減算回路3からの信号が最小値回路5及び最大値回路6に供給され、減算回路4からの信号が最小値回路7及び最大値回路8に供給されると共に、これらの回路5〜8にそれぞれ交流的に0レベルの電位が供給される。ここで最小値回路5、7及び最大値回路6、8はそれぞれ供給される信号の最小のものまたは最大のものを取り出す回路である。
【0014】
これにより最小値回路5、7からはそれぞれ減算回路3、4から供給された信号の負極性の部分が取り出され、最大値回路6、8からはそれぞれ正極性の部分が取り出される。さらにこれらの最小値回路5及び最大値回路8からの信号が乗算回路9及び加算回路10に供給される。また最小値回路7及び最大値回路6からの信号が乗算回路11及び加算回路12に供給される。
【0015】
そしてこれらの乗算回路9からの信号が乗算回路13に供給されると共に、加算回路10からの信号が所定の利得(−k1)の増幅回路14、リミッタ回路15を通じて乗算回路13に供給される。また乗算回路11からの信号が乗算回路16に供給されると共に、加算回路12からの信号が同じく所定の利得(−k1)の増幅回路17、リミッタ回路18を通じて乗算回路16に供給される。
【0016】
さらにこれらの乗算回路13、16からの信号が、それぞれ利得(k2)の増幅回路19と、利得(k2′)の増幅回路20を通じて加算回路21に供給される。そしてこの加算信号が加算回路22に供給され、上述の第1の遅延回路2Aの出力信号と加算されて、出力端子23に取り出される。
【0017】
そしてこの回路において、入力端子1には例えば図2のAに示すような原信号の映像信号が供給される。これに対して第1及び第2の遅延回路2A、2Bからは、それぞれ図2のB、Cに示すような遅延信号が取り出される。そしてこれらの信号が減算回路3、4に供給されることによって、これらの減算回路3、4からは、それぞれ図2のD、Eに示すような減算信号が取り出される。
【0018】
さらにこれらの減算信号が最小値回路5及び最大値回路8に供給されることによって、これらの回路5、8からはそれぞれ図2のF、Gに示すような負極性及び正極性の信号が取り出される。またこれらの減算信号が最大値回路6及び最小値回路7に供給されることによって、これらの回路6、7からはそれぞれ図2のH、Iに示すような正極性及び負極性の信号が取り出される。
【0019】
これらの回路5、8からの負極性及び正極性の信号が乗算回路9に供給されて図2のJに示すような信号が形成される。また回路5、8からの負極性及び正極性の信号が加算回路10に供給されて図2のKに示すような信号が形成される。そしてこの加算信号が増幅回路14で増幅されてリミッタ回路15に供給されることによって、図2のLに示すような3値信号が形成される。
【0020】
そしてこの3値信号が乗算回路13に供給されて、乗算回路9からの信号と乗算されることによって、この乗算回路13からは図2のMに示すような原信号の立ち上がりの傾斜部のみに相当する補正信号が取り出される。この補正信号が増幅回路19に供給されて、任意の利得(k2)で増幅されて加算回路21に供給される。
【0021】
また上述の回路6、7からの負極性及び正極性の信号が乗算回路11に供給されて図2のNに示すような信号が形成される。また回路6、7からの負極性及び正極性の信号が加算回路12に供給されて図2のOに示すような信号が形成される。そしてこの加算信号が増幅回路17で増幅されてリミッタ回路18に供給されることによって、図2のPに示すような3値信号が形成される。
【0022】
そしてこの3値信号が乗算回路16に供給されて、乗算回路11からの信号と乗算されることによって、この乗算回路16からは図2のQに示すような原信号の立ち下がりの傾斜部のみに相当する補正信号が取り出される。この補正信号が増幅回路20に供給されて、任意の利得(k2′)で増幅されて加算回路21に供給される。
【0023】
これによってこの加算回路21からは、図2のRに示すような原信号の立ち上がり及び立ち下がりの傾斜部に相当する輪郭補正信号が取り出される。そしてこの補正信号が加算回路22に供給されて、第1の遅延回路2Aの出力信号と加算されることによって、出力端子23には、図2のSに示すように原信号の立ち上がり及び立ち下がりの傾斜部が急峻に補正された信号が取り出される。
【0024】
すなわちこの回路において、入力端子1に供給される原信号として、例えば図2のAに示すような台形波及び三角波を仮定した場合に、乗算回路9の出力信号Jは、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部内で0→負→0と変化するものとなる。一方、加算回路10の出力信号Kは、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部の前半部分で正極性、後半部分で負極性となり、この加算信号Kを3値化した信号Lが形成される。
【0025】
そしてこの3値信号Lが乗算信号Jに乗算されることによって、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部の後半部分で乗算信号Jの極性が反転されたものとなる。すなわちこの3値信号Lと乗算信号Jとの乗算によって、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部の前半部分で負極性、後半部分で正極性となる補正信号Mが形成される。
【0026】
また、上述の原信号として、例えば図2のAに示すような台形波及び三角波を仮定した場合に、乗算回路11の出力信号Nは、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部内で0→負→0と変化するものとなる。一方、加算回路12の出力信号Oは、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部の前半部分で負極性、後半部分で正極性となり、この加算信号Oを3値化した信号Pが形成される。
【0027】
さらにこの3値信号Pが乗算信号Nに乗算されることによって、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部の前半部分で乗算信号Nの極性が反転されたものとなる。すなわちこの3値信号Pと乗算信号Nとの乗算によって、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部の前半部分で正極性、後半部分で負極性となる補正信号Qが形成される。
【0028】
ここでこの回路において、信号J、MまたはN、Qを得る手段には乗算回路を用いている。従ってこの場合に、入力されるいずれかの信号に交流成分が含まれていない限り出力に信号が現れることがない。これにより、例えば前段の加算回路や最大値、最小値回路でアナログ的なエラー電圧が発生し、これが原信号の傾斜部以外の場合であっても、最終的な補正信号ではこれらが排除され、原信号の傾斜部のみの補正信号を形成することができるものである。
【0029】
さらにこれらの補正信号M、Qが増幅回路19、20に供給されて、それぞれ利得k2及びk2′倍に増幅される。そしてこれらの増幅された信号が加算回路21で加算されることによって、例えば図2のQに示すような最終的な輪郭補正信号Rが形成される。なお、図2においては、利得k2=k2′=1の場合が示されている。
【0030】
そしてこの輪郭補正信号Rが加算回路22に供給されて、遅延回路2Aからの遅延信号Bに加算されることによって、出力端子23には、図2のSに示すような、プリシュート、オーバーシュートを付加すること無く、エッジ部分の傾斜のみを急峻にした出力信号Sが取り出される。
【0031】
また、上述の利得k2及びk2′の値を0から1に増加するにつれて、出力信号Sの立ち上がり立ち下がりの傾斜が急峻になるものである。従ってこれらの利得k2及びk2′の値は、使用者の嗜好や周辺機器との接続上の都合等に合わせて自由に設定されるものである。
【0032】
なお、上述した各部の信号の関係式は以下に示すようになる。
A=原信号、B=DL(A)、C=DL(B)〔DL( )は( )内の信号を遅延回路で1段遅延したものを示す〕、D=B−A、E=B−C
F=MIN(D,0)〔MIN( )は( )内の信号の最小のものを示す〕、
G=MAX(E,0)〔MAX( )は( )内の信号の最大のものを示す〕、
H=MAX(D,0)、I=MIN(E,0)
J=F×G、K=F+G、L=LIM(−k1×K)〔LIM( )は( )内の信号に出力の振幅制限をかけてパルス状にしたものを示す〕、M=J×L
N=H×I、O=H+I、P=LIM(−k1×O)、Q=N×P
R=(k2×P)+(k2′×Q)、S=B+R
【0033】
従ってこの回路において、第1及び第2の遅延手段からの信号を互いに減算し、この減算信号を正極性及び負極性に分離し、この分離信号の異極性同士を乗算及び加算し、この加算信号を3値化した信号を乗算信号に乗算して補正信号を得ることによって、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができる。
【0034】
これによって、従来の回路では、プリシュート、オーバーシュートの付加により色差信号(色信号)の色相が崩れてかえって画質が劣化してしまう恐れがあり、また無関係な位置に補正信号が形成されて画質を損ねてしまう恐れや、回路規模の増大を招く恐れがあったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消することができるものである。
【0035】
また上述の回路において、原信号Aの立ち上がり及び立ち下がりの時間をT1、遅延回路2A、2Bの1個の遅延時間をTとすると、図2の説明は、T1=2×Tの関係で示されており、上述の本発明の回路では理論上この関係を満たしているときが最も効果が上がるものとなっている。
【0036】
これに対して、例えば上述の特開平2−162969号公報の回路では、T1=Tのときが最も効果が上がるものとなっている。このことは、上述の本発明の回路では、最大の効果を発揮するために必要な遅延時間が短くなることを示しており、遅延回路の回路規模の削減に大いに貢献するものである。
【0037】
なお上述の回路において、遅延回路2A、2Bの1個の遅延時間Tの長さは、原信号Aが輝度信号の時には例えばT=85ns、原信号Aが色差信号の時には例えばT=250nsに設定することによって、良好な輪郭補正の効果を得ることができるものである。
【0038】
こうして上述の映像信号の輪郭補正回路によれば、原信号を遅延する第1の遅延手段と、第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段と、第1及び第2の遅延手段の入力信号及び出力信号をそれぞれ第1の遅延手段の出力信号から減算する減算回路と、減算回路からの出力信号のそれぞれ正極性及び負極性の信号を取り出す信号分離手段と、信号分離手段からの出力信号の内の互いに異極性の信号同士を乗算及び加算すると共に、加算信号をそれぞれ0値及び正負の所定の値に3値化して乗算信号に乗算する演算手段とを有し、演算手段の出力信号から原信号の傾斜部に相当する補正信号を得ることにより、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができるものである。
【0039】
【発明の効果】
従って請求項1の発明によれば、第1及び第2の遅延手段からの信号を互いに減算し、この減算信号を正極性及び負極性に分離し、この分離信号の異極性同士を乗算及び加算し、この加算信号を3値化した信号を乗算信号に乗算して補正信号を得ることによって、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができるものである。
【0040】
これによって、従来の回路では、プリシュート、オーバーシュートの付加により色差信号(色信号)の色相が崩れてかえって画質が劣化してしまう恐れがあり、また無関係な位置に補正信号が形成されて画質を損ねてしまう恐れや、回路規模の増大を招く恐れがあったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される映像信号の輪郭補正回路の一例の構成図である。
【図2】その動作の説明のためのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2A,2B…遅延回路、3,4…減算回路、5,7…最小値回路、6,8…最大値回路、9,11…乗算回路、10,12…加算回路、13,16…乗算回路、14,17…増幅回路、15,18…リミッタ回路、19,20…増幅回路、21,22…加算回路、23…出力端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカラーテレビジョン受像機のような映像信号を扱う機器に使用して好適な映像信号の輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばテレビジョン受像機において、表示される映像信号の画質を向上させる目的で輪郭補正回路が用いられている。このような映像信号の輪郭補正回路としては、従来から例えば特開昭61−224783号公報に記載されたような回路が知られている。
【0003】
すなわちこの回路においては、映像信号を所定時間遅延した信号と元の映像信号とを加算し、この加算信号を元の映像信号を所定時間の1/2遅延した信号から減算するものである。これによれば、公報中に示されるように映像信号のエッジ部分に、いわゆるプリシュートとオーバーシュートが付加され、エッジ部分の傾斜が急峻にされて映像信号の輪郭が補正されるものである。
【0004】
ところがこの回路において、上述のプリシュートとオーバーシュートの付加によって、例えば輝度信号の輪郭補正には所望の画質改善の効果が得られる。しかしながら色差信号(色信号)の場合には、上述のプリシュートとオーバーシュートが付加されるためにエッジ部分の色相が崩れて不自然な画像となり、かえって画質が劣化してしまう恐れが生じるものであった。
【0005】
これに対して、本願出願人は先に、プリシュートとオーバーシュートを付加すること無く、エッジ部分の傾斜のみを急峻にする輪郭補正回路を提案した(特開平2−162969号公報参照)。
【0006】
すなわちこの回路においては、原信号を遅延する第1の遅延手段と、この第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段とを設ける。そしてこれらの遅延手段の入出力信号をそれぞれ加減算して第1〜第3の輪郭補正信号を形成し、これらの第1〜第3の輪郭補正信号から最大値及び最小値等の論理演算によって、映像信号の変化部分を補正する第4の輪郭補正信号を形成するものである。
【0007】
ところがこの回路において、演算回路をアナログ回路で構成した場合には、演算が加減算及び最大値、最小値回路のみであるために、原信号の傾斜部とは時間的に無関係な位置に補正信号が形成され、画質を損ねてしまう恐れがある。またこの回路において、補正の効果を高めようとすると遅延手段の遅延時間を長く取る必要があり、これによって回路規模の増大を招くものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この出願はこのような点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問題点は、従来の回路では、プリシュート、オーバーシュートの付加により色差信号(色信号)の色相が崩れてかえって画質が劣化してしまう恐れがあり、また無関係な位置に補正信号が形成されて画質を損ねてしまう恐れや、回路規模の増大を招く恐れがあったというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため本発明においては、第1及び第2の遅延手段からの信号を互いに減算し、この減算信号を正極性及び負極性に分離し、この分離信号の異極性同士を乗算及び加算し、この加算信号を3値化した信号を乗算信号に乗算して補正信号を得るようにしたものであって、これによれば、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
すなわち本発明においては、原信号を遅延する第1の遅延手段と、第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段と、第1及び第2の遅延手段の入力信号及び出力信号をそれぞれ第1の遅延手段の出力信号から減算する減算回路と、減算回路からの出力信号のそれぞれ正極性及び負極性の信号を取り出す信号分離手段と、信号分離手段からの出力信号の内の互いに異極性の信号同士を乗算及び加算すると共に、加算信号をそれぞれ0値及び正負の所定の値に3値化して乗算信号に乗算する演算手段とを有し、演算手段の出力信号から原信号の傾斜部に相当する補正信号を得てなるものである。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は本発明を適用した映像信号の輪郭補正回路の一例の構成を示すブロック図である。
【0012】
この図1において、入力端子1には原信号の映像信号が供給される。この入力端子1からの映像信号が所定遅延時間(T)の第1の遅延回路2Aに供給され、この第1の遅延回路2Aの出力信号が同じく所定遅延時間(T)の第2の遅延回路2Bに供給される。さらにこれらの第1の遅延回路2Aの入出力信号が減算回路3に供給され、第2の遅延回路2Bの入出力信号が減算回路4に供給されて、それぞれ第1の遅延回路2Aの出力信号を被減算信号として減算が行われる。
【0013】
これらの減算回路3からの信号が最小値回路5及び最大値回路6に供給され、減算回路4からの信号が最小値回路7及び最大値回路8に供給されると共に、これらの回路5〜8にそれぞれ交流的に0レベルの電位が供給される。ここで最小値回路5、7及び最大値回路6、8はそれぞれ供給される信号の最小のものまたは最大のものを取り出す回路である。
【0014】
これにより最小値回路5、7からはそれぞれ減算回路3、4から供給された信号の負極性の部分が取り出され、最大値回路6、8からはそれぞれ正極性の部分が取り出される。さらにこれらの最小値回路5及び最大値回路8からの信号が乗算回路9及び加算回路10に供給される。また最小値回路7及び最大値回路6からの信号が乗算回路11及び加算回路12に供給される。
【0015】
そしてこれらの乗算回路9からの信号が乗算回路13に供給されると共に、加算回路10からの信号が所定の利得(−k1)の増幅回路14、リミッタ回路15を通じて乗算回路13に供給される。また乗算回路11からの信号が乗算回路16に供給されると共に、加算回路12からの信号が同じく所定の利得(−k1)の増幅回路17、リミッタ回路18を通じて乗算回路16に供給される。
【0016】
さらにこれらの乗算回路13、16からの信号が、それぞれ利得(k2)の増幅回路19と、利得(k2′)の増幅回路20を通じて加算回路21に供給される。そしてこの加算信号が加算回路22に供給され、上述の第1の遅延回路2Aの出力信号と加算されて、出力端子23に取り出される。
【0017】
そしてこの回路において、入力端子1には例えば図2のAに示すような原信号の映像信号が供給される。これに対して第1及び第2の遅延回路2A、2Bからは、それぞれ図2のB、Cに示すような遅延信号が取り出される。そしてこれらの信号が減算回路3、4に供給されることによって、これらの減算回路3、4からは、それぞれ図2のD、Eに示すような減算信号が取り出される。
【0018】
さらにこれらの減算信号が最小値回路5及び最大値回路8に供給されることによって、これらの回路5、8からはそれぞれ図2のF、Gに示すような負極性及び正極性の信号が取り出される。またこれらの減算信号が最大値回路6及び最小値回路7に供給されることによって、これらの回路6、7からはそれぞれ図2のH、Iに示すような正極性及び負極性の信号が取り出される。
【0019】
これらの回路5、8からの負極性及び正極性の信号が乗算回路9に供給されて図2のJに示すような信号が形成される。また回路5、8からの負極性及び正極性の信号が加算回路10に供給されて図2のKに示すような信号が形成される。そしてこの加算信号が増幅回路14で増幅されてリミッタ回路15に供給されることによって、図2のLに示すような3値信号が形成される。
【0020】
そしてこの3値信号が乗算回路13に供給されて、乗算回路9からの信号と乗算されることによって、この乗算回路13からは図2のMに示すような原信号の立ち上がりの傾斜部のみに相当する補正信号が取り出される。この補正信号が増幅回路19に供給されて、任意の利得(k2)で増幅されて加算回路21に供給される。
【0021】
また上述の回路6、7からの負極性及び正極性の信号が乗算回路11に供給されて図2のNに示すような信号が形成される。また回路6、7からの負極性及び正極性の信号が加算回路12に供給されて図2のOに示すような信号が形成される。そしてこの加算信号が増幅回路17で増幅されてリミッタ回路18に供給されることによって、図2のPに示すような3値信号が形成される。
【0022】
そしてこの3値信号が乗算回路16に供給されて、乗算回路11からの信号と乗算されることによって、この乗算回路16からは図2のQに示すような原信号の立ち下がりの傾斜部のみに相当する補正信号が取り出される。この補正信号が増幅回路20に供給されて、任意の利得(k2′)で増幅されて加算回路21に供給される。
【0023】
これによってこの加算回路21からは、図2のRに示すような原信号の立ち上がり及び立ち下がりの傾斜部に相当する輪郭補正信号が取り出される。そしてこの補正信号が加算回路22に供給されて、第1の遅延回路2Aの出力信号と加算されることによって、出力端子23には、図2のSに示すように原信号の立ち上がり及び立ち下がりの傾斜部が急峻に補正された信号が取り出される。
【0024】
すなわちこの回路において、入力端子1に供給される原信号として、例えば図2のAに示すような台形波及び三角波を仮定した場合に、乗算回路9の出力信号Jは、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部内で0→負→0と変化するものとなる。一方、加算回路10の出力信号Kは、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部の前半部分で正極性、後半部分で負極性となり、この加算信号Kを3値化した信号Lが形成される。
【0025】
そしてこの3値信号Lが乗算信号Jに乗算されることによって、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部の後半部分で乗算信号Jの極性が反転されたものとなる。すなわちこの3値信号Lと乗算信号Jとの乗算によって、遅延信号Bの立ち上がり傾斜部の前半部分で負極性、後半部分で正極性となる補正信号Mが形成される。
【0026】
また、上述の原信号として、例えば図2のAに示すような台形波及び三角波を仮定した場合に、乗算回路11の出力信号Nは、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部内で0→負→0と変化するものとなる。一方、加算回路12の出力信号Oは、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部の前半部分で負極性、後半部分で正極性となり、この加算信号Oを3値化した信号Pが形成される。
【0027】
さらにこの3値信号Pが乗算信号Nに乗算されることによって、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部の前半部分で乗算信号Nの極性が反転されたものとなる。すなわちこの3値信号Pと乗算信号Nとの乗算によって、遅延信号Bの立ち下がり傾斜部の前半部分で正極性、後半部分で負極性となる補正信号Qが形成される。
【0028】
ここでこの回路において、信号J、MまたはN、Qを得る手段には乗算回路を用いている。従ってこの場合に、入力されるいずれかの信号に交流成分が含まれていない限り出力に信号が現れることがない。これにより、例えば前段の加算回路や最大値、最小値回路でアナログ的なエラー電圧が発生し、これが原信号の傾斜部以外の場合であっても、最終的な補正信号ではこれらが排除され、原信号の傾斜部のみの補正信号を形成することができるものである。
【0029】
さらにこれらの補正信号M、Qが増幅回路19、20に供給されて、それぞれ利得k2及びk2′倍に増幅される。そしてこれらの増幅された信号が加算回路21で加算されることによって、例えば図2のQに示すような最終的な輪郭補正信号Rが形成される。なお、図2においては、利得k2=k2′=1の場合が示されている。
【0030】
そしてこの輪郭補正信号Rが加算回路22に供給されて、遅延回路2Aからの遅延信号Bに加算されることによって、出力端子23には、図2のSに示すような、プリシュート、オーバーシュートを付加すること無く、エッジ部分の傾斜のみを急峻にした出力信号Sが取り出される。
【0031】
また、上述の利得k2及びk2′の値を0から1に増加するにつれて、出力信号Sの立ち上がり立ち下がりの傾斜が急峻になるものである。従ってこれらの利得k2及びk2′の値は、使用者の嗜好や周辺機器との接続上の都合等に合わせて自由に設定されるものである。
【0032】
なお、上述した各部の信号の関係式は以下に示すようになる。
A=原信号、B=DL(A)、C=DL(B)〔DL( )は( )内の信号を遅延回路で1段遅延したものを示す〕、D=B−A、E=B−C
F=MIN(D,0)〔MIN( )は( )内の信号の最小のものを示す〕、
G=MAX(E,0)〔MAX( )は( )内の信号の最大のものを示す〕、
H=MAX(D,0)、I=MIN(E,0)
J=F×G、K=F+G、L=LIM(−k1×K)〔LIM( )は( )内の信号に出力の振幅制限をかけてパルス状にしたものを示す〕、M=J×L
N=H×I、O=H+I、P=LIM(−k1×O)、Q=N×P
R=(k2×P)+(k2′×Q)、S=B+R
【0033】
従ってこの回路において、第1及び第2の遅延手段からの信号を互いに減算し、この減算信号を正極性及び負極性に分離し、この分離信号の異極性同士を乗算及び加算し、この加算信号を3値化した信号を乗算信号に乗算して補正信号を得ることによって、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができる。
【0034】
これによって、従来の回路では、プリシュート、オーバーシュートの付加により色差信号(色信号)の色相が崩れてかえって画質が劣化してしまう恐れがあり、また無関係な位置に補正信号が形成されて画質を損ねてしまう恐れや、回路規模の増大を招く恐れがあったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消することができるものである。
【0035】
また上述の回路において、原信号Aの立ち上がり及び立ち下がりの時間をT1、遅延回路2A、2Bの1個の遅延時間をTとすると、図2の説明は、T1=2×Tの関係で示されており、上述の本発明の回路では理論上この関係を満たしているときが最も効果が上がるものとなっている。
【0036】
これに対して、例えば上述の特開平2−162969号公報の回路では、T1=Tのときが最も効果が上がるものとなっている。このことは、上述の本発明の回路では、最大の効果を発揮するために必要な遅延時間が短くなることを示しており、遅延回路の回路規模の削減に大いに貢献するものである。
【0037】
なお上述の回路において、遅延回路2A、2Bの1個の遅延時間Tの長さは、原信号Aが輝度信号の時には例えばT=85ns、原信号Aが色差信号の時には例えばT=250nsに設定することによって、良好な輪郭補正の効果を得ることができるものである。
【0038】
こうして上述の映像信号の輪郭補正回路によれば、原信号を遅延する第1の遅延手段と、第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段と、第1及び第2の遅延手段の入力信号及び出力信号をそれぞれ第1の遅延手段の出力信号から減算する減算回路と、減算回路からの出力信号のそれぞれ正極性及び負極性の信号を取り出す信号分離手段と、信号分離手段からの出力信号の内の互いに異極性の信号同士を乗算及び加算すると共に、加算信号をそれぞれ0値及び正負の所定の値に3値化して乗算信号に乗算する演算手段とを有し、演算手段の出力信号から原信号の傾斜部に相当する補正信号を得ることにより、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができるものである。
【0039】
【発明の効果】
従って請求項1の発明によれば、第1及び第2の遅延手段からの信号を互いに減算し、この減算信号を正極性及び負極性に分離し、この分離信号の異極性同士を乗算及び加算し、この加算信号を3値化した信号を乗算信号に乗算して補正信号を得ることによって、簡単な構成で画質を損ねること無く、良好な映像信号の輪郭補正を行うことができるものである。
【0040】
これによって、従来の回路では、プリシュート、オーバーシュートの付加により色差信号(色信号)の色相が崩れてかえって画質が劣化してしまう恐れがあり、また無関係な位置に補正信号が形成されて画質を損ねてしまう恐れや、回路規模の増大を招く恐れがあったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される映像信号の輪郭補正回路の一例の構成図である。
【図2】その動作の説明のためのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2A,2B…遅延回路、3,4…減算回路、5,7…最小値回路、6,8…最大値回路、9,11…乗算回路、10,12…加算回路、13,16…乗算回路、14,17…増幅回路、15,18…リミッタ回路、19,20…増幅回路、21,22…加算回路、23…出力端子
Claims (4)
- 原信号を遅延する第1の遅延手段と、
上記第1の遅延手段の出力信号を遅延する第2の遅延手段と、
上記第1及び第2の遅延手段の入力信号及び出力信号をそれぞれ上記第1の遅延手段の出力信号から減算する減算回路と、
上記減算回路からの出力信号のそれぞれ正極性及び負極性の信号を取り出す信号分離手段と、
上記信号分離手段からの出力信号の内の互いに異極性の信号同士を乗算及び加算すると共に、上記加算信号をそれぞれ0値及び正負の所定の値に3値化して上記乗算信号に乗算する演算手段とを有し、
上記演算手段の出力信号から上記原信号の傾斜部に相当する補正信号を得る
ことを特徴とする映像信号の輪郭補正回路。 - 上記演算手段の出力信号を上記第1の遅延手段の出力信号に加算して上記原信号の輪郭補正を行う
ことを特徴とする請求項1記載の映像信号の輪郭補正回路。 - 上記信号分離手段は、最大値回路及び/または最小値回路に上記減算信号と0値とをそれぞれ供給して上記正極性及び負極性の信号を取り出す
ことを特徴とする請求項1記載の映像信号の輪郭補正回路。 - 上記加算信号の3値化は、上記加算信号を出力振幅制限の加わった高利得の増幅器に供給して行う
ことを特徴とする請求項1記載の映像信号の輪郭補正回路。
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