JP3826158B2 - 無電極放電ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、バルブの凹部に配置された誘導コイルが発生する電磁界により発光する無電極放電ランプに関する。
近年、地球環境保護の観点から、白熱電球と比較して高効率・長寿命の放電ランプが広く利用されている。さらに、従来の放電空間内に電極を有するランプと比較して圧倒的な長寿命を有する無電極放電ランプの研究・実用化が盛んに行われている。無電極放電ランプは、従来の放電ランプにおいて寿命を制限する主要因となっていた電極が放電空間の内部に存在しないため、ランプの寿命が飛躍的に伸びるという特徴を持っており、今後の普及が期待されている。
このような無電極放電ランプでは、バルブの凹部に配置された誘導コイルが発生する高周波電磁界で放電空間内に放電プラズマを発生させ、それによって発光する。誘導コイルは、磁性材料からなる磁心に巻回された巻線から構成され、有限長のソレノイド形状である。一般に、磁心としてフェライト材料が多く用いられる。巻線に供給される数10kHzから数10MHzの高周波でランプが駆動される。
特許文献1には、図14に示す代表的な誘導コイルの構造が開示されている。図14に記載の無電極低圧水銀蒸気放電ランプは、水銀とクリプトンが充填されたガラス製の放電容器ないしはバルブ101を備える。バルブ101に設けられた管状の凹部102に、誘導コイル103と磁心104が収容されている。磁心104の断面積は、20mmから60mmである。誘導コイル103は、磁心104に10から15ターン直接巻回された巻線105からなる。
特許文献2には、図15に示す磁心に誘導コイルの巻線が直接巻回された構造と、図16に示す磁心と誘導コイルの巻線の間にボビン(コイル巻枠)を設けた構造との双方が開示されている。図15では、バルブ(図示せず)を支持する基体201に一対のフィンガ202が一体形成されている。このフィンガ202は誘導コイル203が巻き付けられた筒状の磁心204の中を通って延在する。フィンガ202の基体201とは反対側の端部に設けられた突出部202aが、磁心204を支持する。磁心204は、がたつきを防止するためにばね座金205によって支持されている。図16では、バルブを支持する基体301に一体形成されたコイル巻枠302に誘導コイル303が巻き付けられている。磁心304はコイル巻枠302の内周面に形成された溝内に保持されている。
しかしながら、上記従来の無電極放電ランプには以下のような課題がある。
磁心がNi−Znフェライトのように電気伝導性が比較的低い材料からなる場合、磁心と巻線の間の絶縁性を特に考慮しなくても、絶縁破壊の可能性は低い。しかしながら、駆動回路の駆動周波数が50kHZ以上1MHz以下の場合、例えばMn−ZnフェライトやCu−Znフェライト、珪素鋼板、パーマロイのような比較的電気伝導性が高い材料が磁心として用いられる可能性がある。これらの比較的電気伝導性の高い材料を磁心に用いる場合、磁心と巻線の間の絶縁信頼性の確保が必須となる。
しかし、図14や図15に図示されているような磁心に直接巻線を巻回する誘導コイルでは、絶縁信頼性の確保が非常に困難である。特に、巻線の巻き始めと巻き終わりの部分は、巻線が急激にないしは鋭く折れ曲がる部分が発生しやすい。この折れ曲がりのために、巻線に絶縁被覆を被せたとしても、絶縁被覆の偏平ないしは偏肉が発生しやすいばかりか、絶縁被覆が損傷しやすい。その結果、磁心と巻線との間あるいは巻線間での絶縁破壊が容易に発生してしまう。
さらに、誘導コイルの巻数は、ランプの駆動周波数が低いほど多くなる傾向にあることが知られている。これは、放電プラズマの発生及び維持のために必要なバルブ内部の誘導電界が駆動周波によってほとんど変わらない一方、誘導コイルから発生する磁束による誘導電界は駆動周波数に比例するためである。このため、駆動周波数が低くなるほど、誘導コイルの巻数を増やして磁束を増やす必要がある。具体的には、駆動周波数が低い場合、巻線の間隔(巻きピッチ)を縮小したり、巻線を多層に巻くことにより、巻数を増やす必要がある。従って、1MHz以下の比較的低い周波数の場合、巻線間の絶縁対策が必須である。
図16に示すような、磁心304と誘導コイル503の間にコイル巻枠302を設けた構造は、誘導コイル303の巻線と磁心304の絶縁破壊を防げる。しかし、この場合、コイル巻枠302の肉厚の分だけ誘導コイル303の外径が太くなり、バルブの凹部を大きくしなければならなくなる。バルブ全体の大きさは普及している照明器具の寸法によって制限される。従って、凹部を大きくすると結果的にバルブ内の放電空間が狭くなるので、放電プラズマの拡散損失が大きくなり、発光効率に悪影響を及ぼす可能性がある。
特開昭60−72155号公報 特開平10−92391号公報
本発明は、磁心に誘導コイルの巻線を直接巻き付けるコンパクトな構造で、かつ巻線間及び巻線と磁心との間の絶縁信頼性が高い無電極放電ランプを提供することを課題とする。
本発明は、内部に放電ガスが封入され、かつ凹部を有するバルブと、前記凹部内に配置された磁心と、前記磁心に電気絶縁性の被膜を有する巻線を巻回してなる、前記凹部内に配置された誘導コイルと、前記磁心が固定された固定部材とを備え、前記固定部材は、前記磁心の軸線方向に延在する延在部と、当該延在部よりも前記磁心に近接して位置し、前記磁心を保持する保持部と、前記保持部と前記磁心との境界から前記延在部の方に前記巻線の直径の1倍以上2倍以下の距離を隔てて位置する、前記巻線を屈曲させるための屈曲部とを有し、かつ前記誘導コイルの前記巻線は、前記被覆を介して前記磁心に巻回した巻回部と、前記延在部に沿って前記磁心へ向かって延びる直線部とを有する、無電極放電ランプを提供する。
前記屈曲部は、例えば引掛部又は溝構造である。
好適には、前記誘導コイルの前記巻線が、前記引掛部又は溝構造で折れ曲がり部を有する。
引掛部又は溝構造(屈曲部)は保持部と磁心との境界から延在部の方に巻線の直径の1倍以上2倍以下の距離を隔てて位置する。従って、屈曲部において巻線が折れ曲がり部を有する場合でも、巻線の折れ曲がり部と磁心の間には保持部が介在し、それによって巻線と磁心との間の絶縁破壊が防止される。屈曲部から保持部の先端までの長さは、巻線と磁心との間の絶縁破壊防止に最低限必要な長さ、すなわち巻線の直径の1倍以上2倍以下に設定されている。従って、コイル巻線枠を設ける場合とは異なり、誘導コイルの外形寸法(例えば、外径)を低減してコンパクトな構成できる。その結果、凹部の寸法を小さくでき、バルブの放電空間を広くできることから、比較的少ない投入電力でプラズマ放電を容易に発生させることができる。
好適には、前記誘導コイルに高周波電力を供給する駆動回路の駆動周波数は50kHz以上1MHz以下である。駆動回路の損失には、個々の回路素子の抵抗成分によるもののほか、スイッチング素子におけるスイッチング損失がある。駆動周波数を1MHz以下に設定すれば、スイッチング損失を低減してバルブ内の放電プラズマに対して効率的に電力を投入できる。
駆動回路の駆動周波数を50kHz以上1MHz以下に設定する場合、磁心が低損失かつ高透磁率の磁性材料からなることが好ましい。例えば、前記磁心が、Mn−Znフェライトであることが好ましい。また、磁心はCu−Znフェライト、珪素鋼板、パーマロイなどの50kHz以上1MHzで低損失かつ高透磁率である他の磁性材料であってもよい。Mn−Znフェライトを含む50kHz以上1MHzで低損失かつ高透磁率の磁性材料は、一般に導線性が高い。従って、これらの磁性材料を磁心に使用する場合、本発明による巻線と磁心の絶縁信頼性向上の効果が特に顕著である。
巻線の巻回部の層数は偶数であることが好ましい。巻回部の層数は偶数とすれば、巻線の巻き始めと巻き終わりの両方が固定部材の近傍に位置し、被覆が極端に薄くなるような折り曲げを巻線に設ける必要がなく、絶縁信頼性がさらに向上する。
前記駆動回路は、第1の出力を有する第1の出力端子と前記第1の出力よりも低い第2の出力を有する第2の出力端子とを備える。前記巻線の前記巻回部が、巻き始め側の端部において、前記駆動回路の前記第2の出力端子(低圧側の出力端子)に接続されていることが好ましい。巻回部の巻き始め側を低圧側の第2の出力端子に接続すれば、巻線と磁心の間の電位差を低減できる。その結果、巻線の被覆の厚さを薄くできるので、誘導コイルの外形寸法(例えば外径)を低減できる。
巻回部の巻き始め側を低圧側の第2の出力端子に接続する場合、絶縁破壊を確実に防止するには、前記保持部の外形と前記磁心の外形との段差が、前記巻線の直径の30%以上110%以下であることが好ましい。
前記巻線の前記巻回部が、巻き始め側の端部において、前記駆動回路の前記第1の出力端子(高圧側の端子)に接続されてもよい。この場合、巻線と磁心間の絶縁破壊を確実に防止するには、前記保持部の外形と前記磁心の外形との段差が、前記被覆を有した巻線の直径の10%以上30%以下であることが好ましい。
前記巻線が、前記直線部よりも前記駆動回路側にダミー巻き部をさらに有してもよい。ダミー巻き部を設けることにより、巻線が磁心や固定部材から外れるのを確実に防止できる。
固定部材の延在部にダミー巻き部を屈曲させる第2の屈曲部を設ければ、巻線が磁心や固定部材から外れるのをより確実に防止できる。
本発明によれば、無電極放電ランプの誘導コイルの巻線間及び磁心と巻線の間の絶縁性能を確保でき、高い信頼性を実現できる。また、コンパクトに構成できるため、凹部の寸法を小さくでき、バルブの放電空間を広くできることから、比較的少ない投入電力でプラズマ放電を容易に発生させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明による無電極放電ランプの実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る無電極放電ランプの構成を示している。放電容器ないしはバルブ1は、ソーダガラスなどの透光性物質で形成され、気密に封止されている。放電空間であるバルブ1の内部には、放電ガスが封入されている。放電ガスは、典型的には水銀蒸気と種々の希ガスの混合物であるが、必ずしもこれに限定されない。例えば、金属ハロゲン化物やナトリウム、カドミウムなどでも良く、所望の発光スペクトルを得るために適宜物質が選択される。本実施形態では、水銀とクリプトンガスとを150Paで封入している。バルブ1内面には蛍光体が塗布されている。
バルブ1は凹部2を有している。この凹部2はバルブ1の透光性物質の一部によって形成されており、バルブ1の底部から内側に向かって突出する管状の部分である。凹部2の内部ないしはキャビティはバルブ1の内部に対して遮断され、外気と連通している。
バルブ1の凹部2内には、略円筒形状の磁心3と、この磁心3に巻線4を複数回巻回してなる誘導コイル5とが収容されている。
図6を参照すると、巻線4は各々薄い電気絶縁性の絶縁被覆9aを有する線径の細い細線9を多数束ねたリッツ線である。また、磁心3と巻線4の間の絶縁を確保するために、束ね細線9の外側にさらに樹脂の絶縁被覆11が施されている。樹脂製の絶縁被覆11は、ランプ点灯中に発生する高温の放電プラズマからの熱により、徐々に耐圧劣化する。従って、絶縁被覆11は、ランプ点灯中の巻線4の温度とランプ始動時に誘導コイル5に発生する高電圧を考慮して、材質及び被覆の厚さを適正に設計する必要がある。絶縁被覆11に適した材料としては、例えば、高温における優れた絶縁耐圧維持性能を有する樹脂被覆材料であるフッ素樹脂系の材料(PFA)がある。
本実施形態では、磁心3は略円筒形状である。磁心3の形状は円筒形状に限定されず、円柱形状、多角柱形状のような他の形状であっても良い。また、磁心3は固定部材7によって固定されている。固定部材7には一対の端子8A、8Bが取り付けられている。各端子8A、8Bの一端は誘導コイル5の巻線4に接続され、他端は駆動回路12に接続されている。なお、固定部材8の構造の詳細は後に詳述する。
駆動回路12は商用電源から電力供給を受けるための口金13に接続されるとともに、ケース14で覆われている。また、ケース14は、後述する固定部材7の基板部7aを保持している。また、ケース14は、例えばPBT(テレフタル酸ポリブチレン)のような材料で形成されている。
以下、本実施形態の無電極放電ランプの動作を説明する。駆動回路12は、口金13を介して商用電源から供給される電力を50kHz以上1MHz以下の高周波電力に変換し、該高周波電力を誘導コイル5に供給する。誘導コイル5に高周波電力が供給されると、誘導コイル5から磁界が発生する。この磁界によってバルブ1の内部に誘導電界が発生し、この誘導電界によりバルブ1の内部に放電プラズマが形成される。放電プラズマ中で励起された水銀などの放電物質は可視光又は紫外線を発生し、バルブ1の外表面を通して外部に放射される。
次に、駆動回路12の駆動周波数について説明する。駆動回路12の損失は、駆動回路12に使われている各素子の抵抗成分によるもののほかに、スイッチング素子(図8の符号36,37参照)におけるスイッチング損失がある。一般に、スイッチング損失は駆動周波数が高いほど増加することが知られている。つまり、駆動周波数を高くするほどバルブ1(放電プラズマ)に投入される電力が低下するばかりか、スイッチング素子36,37における発熱が増加することになる。このスイッチング損失を低減するには、駆動回路12の駆動周波数は1MHz以下に押さえることが好適である。また、駆動周波数が50kHz未満であると誘導コイル5から発生する誘導電界が非常に弱くなり、放電プラズマを発生及び維持することが困難となる。従って、駆動回路12の駆動周波数は50kHz以上に設定することが好ましい。以上の理由から、駆動回路12の駆動周波数は、50kHz以上1MHz以下が好ましい。
次に、磁心3の材質について説明する。本実施形態では、磁心3はMn−Znフェライトである。50kHz以上1MHz以下の駆動周波数で駆動される場合、Mn−Znフェライトが低損失かつ高透磁率の観点から磁心3の材料として最も好ましい。しかし、Mn−Znフェライトに限らず、50kHz以上1MHz以下で高透磁率、低損失である材料であれば、本発明の効果がある。50kHz以上1MHz以下で高透磁率、低損失である材料としては、Cu−Znフェライトや珪素鋼板やパーマロイなどがある。なお、これらの磁心材料はいずれも導電性を有している。
次に、図2から図4を参照して、磁心3、誘導コイル5、及び固定部材7の詳細な構成について説明する。
固定部材7には磁心3の基端側が固定されている。固定構成については、後に詳しく説明する。固定部材7は絶縁材料からなり。また、固定部材7は、端子8A,8Bが取り付けられた円板形状の基板部7aを備える。基板7aには磁心3の軸線L方向に延在する略円筒形状の延在部7bが一体形成されている。延在部7bの基端側が基板7aに接続している。延在部7bよりも磁心3に近接する位置には、延在部7bと連続して略円筒状の保持部7cが設けられている。この保持部7cは磁心3を保持(固定)する機能と、巻線4と磁心3を電気的に絶縁する機能とを有する。さらに、延在部7bと保持部7cの境界には、巻線4を屈曲させるための屈曲部の一例である引掛突起(引掛部)7d,7eが設けられており、この引掛突起7d,7eに巻線4が引っ掛けられている。これらの引掛突起7d,7eは、磁心3の軸線Lに対して直交する方向に延在部7bと保持部7cの境界から突出している。さらに、平面視では、これらに一対の引掛突起7d,7eは軸線Lに対して互いに対称な位置に配置されている。
図3Aから図3Cに、本実施形態における巻線4の巻き方を示す。なお、図3Aは、磁心3、誘導コイル5(巻線4)、及び固定部材7を模式的に示す図であり、巻線4の全体ではなく巻き始め側の端部(巻き始め端部4a)付近のみを示している。また、図3Bは、図3Aの矢印b方向から見た図である。この図3Aも巻き始め端部4a付近のみを示している。さらに、図3Cは、図3Aの矢印c方向から見た図である。この図3Cは巻線4の全体ではなく巻き終わり側の端部(巻き終わり端部4b)付近のみを示している。なお、説明に不要な部分は適宜省略している。
図2、図3A及び図3Bを参照すると、端子8Aには絶縁被覆11を有する巻線4の一端を巻き付けてハンダで固着している。巻線4は端子8Aから基板部7aに沿って延在部7bに向かって延び、延在部7bの付近の引掛7fを経て磁心3に向かって折り曲げられている。折り曲げられた巻線4は、延在部7bに沿って磁心3に向かって延びる(直線部18A)。さらに、巻線4は、引掛突起7dに引っ掛けられることで折り曲げられ、それによって軸線Lに沿う方向から軸線Lと交差する方向に延在方向が変わる(折れ曲がり部19A)。引掛突起7dから延びる巻線4は、磁心3を取り囲むようにソレノイド状に磁心3の直接巻き付けられる(巻回部20)。
図2及び図4を併せて参照すると、巻回部20では、巻線4は磁心3の基端側(固定部材7に近い側)から磁心3に対して巻き始めている。続いて、巻線4は磁心3の基端側から磁心3の先端側(固定部材7に対して遠い側)に向かって磁心3に対して巻回されている。さらに、磁心3の先端側で巻線4を巻回する向きが折り返され、磁心3の先端側から基端側に向かって磁心3に対して巻線4が巻回されている。このように巻線4を巻回することにより、巻回部20は、磁心3の外周面に直接接触する第1層目の巻線層(下層)20Aと、この第1層目の巻線層20Aの上に積層された第2目の巻線層(上層)20Bを備える。
第2層目の巻線層20Bの下端を構成する巻線4は、固定部材7上に形成された引掛突起7eに引っ掛けられることで折り曲げられ、それによって軸線Lと交差する方向から軸線Lに沿う方向に延在方向が変わる(折れ曲がり部19B)。引掛突起7eから延びる巻線4は、延在部7bに沿って磁心3から離れる向きに延びる(直線部18B)。さらに、巻線4は延在部7bの下端と基板部7aの接合部分で折り曲げられ、引掛7gを介して基板部7aに沿って端子8Bに向かって延びている。端子8Bには巻線4の他端を巻き付けてハンダで固定している。
延在部7b上の巻線4は直線部18A,18Bであるので、これらの部分が誘導コイル5の電磁界を乱すことがなく、誘導コイル5からの電磁界の電力はバルブ1に効率良く投入される。
ここで、巻回部20を2層構造とした理由は、以下のとおりである。仮に巻回部20が奇数層の巻線層を備えるとすると、上述した方法で磁心3に巻線4を巻回していくと、固定部材7から遠い磁心3の先端近傍で巻線4の巻き終わりがきてしまう。従って、巻き終わり部分の巻線4を端子8Bのところまで、長い距離を巻回部20の表面に沿って巻線4を配索する必要がある。このような配索を行うためには、磁心3の先端近傍で巻線4を鋭く折り曲げて折り返す必要がある。その結果、巻線4の絶縁被覆11が引き延ばされて極端に薄くなる部分が発生する。このような絶縁被覆11が薄くなった折り曲げ部分では、磁心3と巻線4の間で絶縁破壊を発生する可能性が極めて高くなり、信頼性が低下する。このような信頼性の低下を招かないためには、巻回部20の層数は偶数とし、巻き始め端部4aと巻き終わり端部4bの両方を、磁心3の基端側、すなわち固定部材7の近傍に配置する必要がある。換言すれば、巻回部20の層数は偶数とすれば、巻線4の巻き始め端部4aと巻き終わり端部4bの両方が固定部材に近傍に位置し、絶縁被覆11が極端に薄くなるような折り曲げを巻線4に設ける必要がなく、絶縁信頼性が向上する。
次に、誘導コイル5の互いに隣接する巻線4間の絶縁について説明する。
本発明者は、絶縁被覆11として最小厚さ0.07mmのPFA被覆を検討した。駆動回路12の駆動周波数は約500kHz、巻回部20の巻数数は70ターン、ランプの始動時に誘導コイル5の両端に発生する始動電圧は最大7.5kVであった。また、上記PFA被覆の絶縁耐圧は約15kVであった。
巻回部20の第1層目及び第2層目の巻線層20A,20B間の絶縁は、上述の絶縁耐圧を有するPFA製の絶縁被覆11によって達成される。2層の巻線層20A,20Bの巻線4間に発生する最大電圧は7.5kVである。これに対し、第1層の巻線層20Aと第2層の巻線層20B間の絶縁耐圧は、第1層目の巻線4の絶縁被覆11の絶縁耐圧である15kVと、第2層目の巻線4の絶縁被覆11の絶縁耐圧である15kVとを加算した30kVである。従って、第1層目及び第2層目の巻線間の絶縁耐圧は、巻線層20A,20Bの巻線4間に発生する最大電圧を充分に上回る。
上述のように充分に高い絶縁耐圧に設定した理由は以下のとおりである。巻線4の絶縁被覆11は、ランプの寿命中に高温で劣化し、絶縁耐圧が低下していく。例えば、誘導コイル5の巻線4の温度が最高220℃になると想定し、熱加速試験により絶縁寿命を検討した結果、被覆の絶縁耐圧半減時間は約35000時間程度であった。また、ランプの設計寿命は30000時間であった。すなわち、絶縁被覆に必要な初期耐圧は、耐圧寿命35000時間を確保するためには、7.5kVの倍の15kVである。ただし、絶縁破壊は確実にランプの不点灯につながるので、安全係数を考慮すると、巻線4間の最大電圧の2倍の耐圧を確保することが好ましい。
次に、磁心3と巻線4の間の絶縁について説明する。
図4及び図5を参照すると、上述のように固定部材7は、固定部材7に一体に成形された延在部7bと保持部7cとを有する。また、延在部7bと保持部7cの境界には、引掛突起7d,7eが存在する。保持部7cは、巻線の折り曲げ部19A,19Bと磁心3との間の絶縁破壊を防止するために存在する。巻線4の折れ曲がり部19A,19Bは、最も絶縁被覆11の薄くなる絶縁破壊発生の確率が高い危険部位であることが、本発明者の実験により確認された。この折れ曲がり部19A,19Bと磁心3の間に絶縁物である保持部7cが存在することによって、磁心3と巻線4の間の絶縁を実現している。従って、折れ曲がり部19A,19Bと磁心3の間に確実に保持部7cを介在させ、それによって折れ曲がり部9の絶縁破壊を防止するためには、引掛突起7d、7eが保持部7cと磁心3との境界から延在部7bの方向に被覆を有した巻線4の直径の1倍以上の距離を隔てて位置することが好ましい。
比較のため、引掛突起7d、7eを保持部7cと磁心3との境界位置に設け、折れ曲がり部19A,19Bが磁心3に接触するように巻線4を磁心3に巻き付けた。この場合、磁心3と接触する巻回部20の第1層目の巻線層20A側を後述する駆動回路12の高圧出力端子42Aに接続すると、点灯と同時に電流が磁心3にリークして無電極放電ランプが点灯しなくなった。これは、引掛突起7d、7eの折れ曲がり部19A,19Bでは巻線4の絶縁被覆11が扁平して薄くなった部分が磁心3上にあることが原因と考える。これに対して、引掛突起7d、7eを上記境界から巻線4の直径の1倍離れた位置に設けた場合、巻回部20の第1層目の巻線層20A側を駆動回路12の高電圧側に接続しても、点灯直後に無電極放電ランプが点灯しなくなることはなかった。
巻線4と磁心3の間の絶縁破壊防止のみを考慮すれば、磁心3の全面を覆うように保持部7cを設けても良い。このような構成は、従来技術のコイル巻枠302(図16)に相当する。しかし、かかる構成では、誘導コイル5の外径が大きくなるので、凹部2の直径を大きく設定する必要が生じ、コンパクトな無電極放電ランプを実現できないの。よって、保持部7cの長さ、換言すれば保持部7cと磁心3との境界から引掛突起7d,7eまでの距離は、巻線4の直径の2倍以下に設定することが好ましい。保持部7cの長さを巻線4の直径の2倍以下に設定すれば、凹部2の直径を小さくでき、バルブ1の放電空間を広げることができ、プラズマ放電を容易にすることができる。
以上に詳述したように、引掛突起7d、7eを保持部7cと磁心3との境界から延在部7bの方に巻線4の直径の1倍以上2倍以下の位置に設定することにより、すなわち保持部7cの長さを巻線4の直径の1倍以上2倍以下に設定することにより、巻線4の折れ曲がり部19A,19Bと磁心3の間の絶縁破壊を防止し、かつ、コンパクトな無電極放電ランプを実現できる。通常、巻線4の直径は0.5mm〜1.2mm程度であり、保持部7hの長さは0.8mm〜2mm程度の範囲に設定される。
巻線4に絶縁被覆11を設けず、磁心3と巻線4の間の全領域にボビン(図16のコイル巻枠302)を設けて巻線4と磁心3の間の絶縁を確保する場合、ボビンの肉厚は約0.8mm必要であった。このようにボビンの肉厚が非常に厚くなる理由は、樹脂材料を溶かしたときの粘性が非常に高く、肉厚を薄くしようとすると金型の中に樹脂がうまく流れないためである。本実施形態のように、巻線4に絶縁被覆11を設け、かつ磁心3に巻線4を直接巻きつけることによって、ボビンを設ける場合と比較して誘導コイル5の直径を約1.5mm細くすることが可能となる。
保持部7cは、磁心3を固定部材7に固定するための固定部を兼ねている。図4及び図5を参照すると、保持部7cの内周に磁心3の基端側が挿入され、磁心3の外周面と保持部7cの内周面とが互いに固定されている。磁心3の固定方法としては、例えば、磁心3と保持部7cの隙間に塗布された接着剤による接着がある。接着剤としては耐熱性に優れるエポキシ系やシリコーン系の接着剤が考えられる。本発明者の実験の結果、保持部7cに対する磁心3の固定部の温度は巻回部20の温度よりも15℃から20℃低く、また、ランプ組み立て後の誘導コイル5には大きな力が加わることがないため、上述の接着剤による接着で充分な固定強度が得られることが確認できた。
別の固定方法として、以下に説明する樹脂成型の工夫による固定方法がより好ましい。まず、焼結後の磁心3の保持部7cと接触する部分のみを、粗面となるように後加工する。その後、加工済みの磁心3を固定部材7の成型金型の所定位置(保持部7cの内側に相当する)に配置する。次に、固定部材7を形成する樹脂を溶かして金型に流し込んで成型する。すると、図7に示すように磁心3の粗面の隙間に樹脂が流れ込んで、磁心3を咥え込むことになる。この加工により、接着よりも固定強度の高い磁心3の固定構造を実現できる。
次に、図8を参照して駆動回路12を説明する。この図8に示す駆動回路12の構成は、最も一般的なものである。駆動回路12は、概ね3つの部分、すなわち直流電源31、インバータ回路32、及び整合回路33から構成され、整合回路33の出力部分に誘導コイル5が電気的に接続されている。直流電源31は、商用電源から供給された正弦波交流を整流する整流素子34と、整流された正弦波を平滑するコンデンサ35を備える。インバータ回路32は、2つのスイッチング素子36,37と、スイッチング素子36,37を制御する発振回路38を備える。整合回路33は、複数の受動素子39,40,41を備える。直流電源31で生成された直流電力は、インバータ回路32において、交互にオン・オフするスイッチング素子36,37によって所望の周波数の高周波交流に変換される。インバータ回路32で生成された高周波交流電力は、整合回路33を介して誘導コイル5に供給され、それによってバルブ1内の放電空間に放電プラズマが発生する。整合回路33は、該高周波交流電力を効率よく誘導コイル5に供給するためにインピーダンス整合を取る役割を果たしている。図8から理解されるように、整合回路33の出力端子42A,42Bのうち、一方は高圧出力端子(第1の出力端子)42Aであり、他方は接地電位の低圧出力端子(第2の出力端子)42Bである。これらの出力端子42A,42Bが誘導コイル5に電気的に接続される。
以下に詳述するように、誘導コイル5の2つの端子8A,8Cを、それぞれ出力端子42A,42Bのどちらに繋ぐか(以下、誘導コイル5の極性と呼ぶ)によって絶縁被覆の設計に違いが発生する。前述のように端子8Aは誘導コイル5を構成する巻線4の巻き始め端部4aに接続されている。換言すれば、端子8Aは巻回部20の第1層目の巻線層20A側に接続されている。一方、端子8Bは巻線4の巻き終わり端部4bに接続されている。換言すれば、端子8Bは巻回部20の第2層目の巻線層20B側に接続されている。
まず、巻回部20の第1層目及び第2層目の巻線層20A,20B間の線間絶縁及び隣り合う巻線4間の絶縁に関しては、端子8A,8Bを出力端子42A,42Bのいずれに接続するかにかかわらず、上述した論理のみで絶縁被覆11の厚さを決定すればよい。
しかしながら、磁心3と巻線4の間の絶縁に関しては、誘導コイル5の極性によって必要な絶縁被膜11の厚さが異なる。詳細には、誘導コイル5の第1層目の巻線層20Aと磁心3の間の絶縁は、巻線4の絶縁被覆11のみによって達成される。一方、第2層目の巻線層20Bと磁心3の間の絶縁は、第1層目の巻線層20Aを構成する巻線4によって得られる両者の距離的な隔たりによる絶縁効果と絶縁被覆による絶縁効果の合算である。これは第1層目の巻線層20Aと磁心3との間の絶縁が確保されれば、第2層目の巻線層20Bと磁心3との間の絶縁も確保されることを意味する。従って、誘導コイル5を構成する巻線4の巻き始め端部4a(端子8A)を低圧出力端子42Bに接続する場合は、上述した論理のみで絶縁被覆11の厚さを設計できる。一方、端子8Aを高圧側出力端子42Aに接続する場合は、磁心3と巻線4の間に発生する高電圧を考慮して、さらに絶縁被覆11の厚さを厚くする必要がある。
誘導コイル5をコンパクトに構成するためには絶縁被覆11の厚さは可能な限り薄いことが好ましい。従って、誘導コイル5を構成する巻線4の巻き始め端部4a(端子8A)を駆動回路12の低圧出力端子42Bに接続し、巻き終わり端部4b(端子8B)を高圧出力端子42Aに接続すれば、絶縁被覆11の厚さを薄く設定できるので好ましい。しかしながら、巻線4の巻き終わり端部4b(端子8B)を駆動回路12の低圧出力端子42Bに接続し、巻き始め端部4a(端子8A)を高圧出力端子42Aに接続する場合であっても、絶縁被覆11の扁平や傷が生じないように十分注意して巻線4を加工すれば、ランプが使用に充分耐え得る程度の絶縁性が得られる。
次に、図4及び図5を参照して誘導コイル5の極性と、保持部7cの外径と磁心3との外径との間の段差tについて説明する。
保持部7cと磁心3の境界部分では、保持部7cの角部7hと巻線4のこすれにより、絶縁被覆11に特に傷が発生しやすい。前述したように、絶縁被覆11の傷は絶縁破壊による信頼性低下を招く。このため、保持部7cの外径と磁心3の外径との間の段差tの設計に注意する必要がある。
本発明者の実験の結果、段差tの好適な値は、誘導コイル5の極性に依存する。まず、巻き始め端部4a側の端子8Aを駆動回路12の低圧出力端子42Aに接続する場合、すなわち磁心3と接する第1層目の巻線層20Aが低圧側の場合、磁心3と巻線層20A間の電圧差が小さいため、段差tが比較的小さくても絶縁破壊を発生しにくく、むしろ巻回部20の二層目と保持部7cとの間の段差tを小さく保つことによって絶縁被覆11の傷を回避することが好適であることが分かった。その結果、段差tの好適な範囲は、保持部7cの外径を磁心3の外径よりも大きくするとともに、巻線4の直径の30%以上110%以下であることが分かった。この範囲であれば、巻線4と磁心3の間の絶縁破壊が発生しないことが分かった。
一方、巻き始め端部4a側の端子8Aを駆動回路12の高圧出力端子42Aの出力に接続する場合、すなわち磁心3と接する第1層目の巻線層20Aが高圧側の場合、磁心3と巻線層20A間の電圧差が大きい。本発明者の実験の結果、この極性の場合段差tが比較的大きいと絶縁破壊を発生しやすいことが判った。これは、段差tが大きいと、保持部7cと磁心3の境界で巻線4が大きく曲がるため、この部分で絶縁被覆11が扁平し、損傷しやすいからである。従って、巻き始め端部4a側の端子8Aを高圧出力端子42Aに接続する場合には、低圧出力端子42Bに接続する場合よりも、段差tをさらに小さくすることが好適である。段差tの好適な範囲は、被覆を有した巻線4の直径の10%以上30%以下である。この範囲内であれば磁心3と巻回部20の間の絶縁破壊が発生しなかった。さらに、角部7hにアールをつけて丸みをもたせると、絶縁被覆11に傷が発生しにくくなり、さらに絶縁信頼性を向上することができる。
なお、第1実施形態における駆動回路12の駆動周波数は約500kHzであったが、本発明の効果は駆動周波数によって左右されず、特に50kHz以上1MHz以下で顕著な効果が得られる。その理由は、上述したように、上記周波数帯で好適に用いられている磁心3の材質は導電性が高いためである。また、第1実施形態の無電極放電ランプは電球形蛍光灯であるが、本願発明の効果は電球形の構成に限定されない。さらに、本実施の形態1では巻線4は端子8A、4cを介して駆動回路12に接続されているが、端子を使わず、誘導コイル5を構成する巻線4を直接駆動回路12に接続してもよい。以上の点は、第2実施形態についても該当する。
(第2実施形態)
図9から図12は、本発明の第2実施形態に係る無電極放電ランプを示す。なお、第2実施形態における無電極ランプの動作は第1実施形態と同一であるため省略する。
本実施形態は、誘導コイル5を構成する巻線4の巻き始め端部4a側に、延在部7bの基板部7a側に1回巻き付けた部分(ダミー巻き部51)が設けられている点が第1実施形態と異なる。また、延在部7bにダミー巻き部51用の引掛突起(第2の屈曲部)7iが設けられている。この引掛突起7iは軸線Lに対して直交する方向に突出している。引掛突起7iは引掛突起7dと軸線L方向に並んで配置されている。巻き始め端部4a側では、端子8Aからの巻線4を延在部7bの基板部7a側に1回巻き付けてダミー巻き部51を設け、ダミー巻き部51の終端で巻線4を引掛突起7iで折り曲げ、延在部7bに沿って巻回部20に向けて延びる巻線4の直線部18Aを形成している。なお、巻回部20における巻線4の巻き方は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ダミー巻き部51は磁心3から最も離れた延在部7bの領域(直線部18Aよりも駆動回路側)に設けられている。このことにより、ダミー巻き部51は誘導コイル5のインダクタンスにほとんど寄与しない。ダミー巻き部51が誘導コイル5に影響与えないためには、直線部18Aの長さは10mm以上あれば良い。ダミー巻き部51を有することによって、第1実施形態のように引掛7fのみによって延在部7bとの境界で折り曲げた巻線4を基板部7aに沿って配索するよりも、引掛7f及び引掛突起7dから巻線4が外れにくくなる。また、ダミー巻き部51の終端の巻線4を引掛突起7iに引っ掛けて折り曲げることで、巻線4が引掛7f及び引掛突起7dにおいてより外れにくくなる。従って、ダミー巻き部51と引掛突起7iを設けることで、生産性を高めることができる。
本実施形態では、巻き始め端部4a側にのみダミー巻き部51を設けているが、巻き終わり端部4b側にも同様のダミー巻き部を設ければ、巻き終わり端部4b側での巻線4が引掛突起7eや引掛7gから外れにくくなり、生産性の観点からさらに好ましい。
(実験例)
本発明による誘導コイル5の外径を細くする効果を検証するために、本発明者は以下の二種類のランプを試作評価した。
図16の構造の無電極放電ランプ(比較例)を試作した。磁心304の外径は13.6mm、コイル巻枠302の肉厚は0.8mmとし、絶縁被覆を施していない線を70ターン二層分割巻きした誘導コイル203を用いた。なお、誘導コイル203の最大外径は18.4mmであった。バルブは、外径60mmのものを用い、クリプトンガス200Paと水銀を封入した。凹部の内径は19.3mmであった。
また、図9(第2)の構造の無電極放電ランプ(実験例)を試作した。巻回部20の巻数は、比較例と同じく70ターン二層巻き、捨て巻線12は、巻き始めに1.5ターン、巻き終わりにも1.5ターンを配した。磁心3の外径は12.2mm、絶縁被覆11の厚さは0.08mmとし、巻線4の絶縁被覆も含めた直径は0.7mmとした。また、端子8Aを駆動回路12の低圧出力端子42Bに接続し、段差tは0.3mmとした。その結果、誘導コイル5の最大外径は15.6mmであった。バルブ1は、凹部2の内径を16.3mmとした点を除き、比較例と同じ設計とした。前述のように比較例では凹部の内径は19.3mmであるので、実験例のバルブ1の凹部2の内径は比較例よりも3.0mmだけ細い。なお、比較例及び実験例のいずれについても、駆動回路12の駆動周波数は約500kHzとした。
比較例及び実験例のランプ評価した結果、放電プラズマを維持するために必要な最低電力は、比較例が7W、実験例が6Wであった。この最低電力の1Wの差は、主に放電プラズマ中の電子の拡散による損失減少分である。すなわち、凹部2をわずか3mm細くするだけで、放電の発生及び維持しやすさに極めて大きな差が発生することが判った。以上のように、本願発明によれば、磁心3に巻線4を直接巻きながら、絶縁性能を確保することによって、誘導コイル5を細くし、凹部2を細くすると、放電プラズマが発生しやすくなり、発光効率を向上できる。
図13は本発明の変形例を示す。この変形例では、巻線を屈曲させる屈曲部の一例として、固定部材7の延在部7bから保持部7hにかけて巻線4を収容するための溝構造60が形成されている。この溝構造60は巻線4の直線部18A(図2参照)を収容するための磁心3の軸線L方向に延びる第1の直線部60a、延在部7bと保持部7hの境界において軸線Lに沿う方向から軸線Lと交差する方向に曲がった屈曲部60b、並びに屈曲部60bから保持部7hの先端まで延びる第2の直線部60cを備える。屈曲部60bが第1及び第2実施形態における引掛突起7dと同様の機能を有し、この屈曲部60bで巻線4が折れ曲がっている。
本発明は駆動周波数が比較的低い無電極放電ランプ、及びそのような無電極放電ランプを用いた照明器具の分野等で好適に利用される。
本発明の第1実施形態に係る無電極放電ランプの一部断面正面図。 本発明の第1実施形態に係る無電極放電ランプの部分拡大斜視図。 本発明の第1実施形態に係る誘導コイル5、磁心3、及び固定部材7の模式図。 本発明の第1実施形態に係る誘導コイル5、磁心3、及び固定部材7の図3Aの矢印b方向から見た模式図。 本発明の第1実施形態に係る誘導コイル5、磁心3、及び固定部材7の図3Aの矢印c方向から見た模式図。 本発明の第1実施形態に係る誘導コイル5、磁心3、及び固定部材7の断面図。 本発明の第1実施形態に係る磁心3の固定構造を示す図4の部分拡大図。 本発明の第1実施形態に係る巻線4の模式的な断面図。 本発明の第1実施形態に係る保持部7cの代案の部分拡大断面図。 本発明の第1実施形態に係る駆動回路12の回路図。 本発明の第2実施形態に係る無電極放電ランプの一部断面正面図。 本発明の第2実施形態に係る無電極放電ランプの部分拡大斜視図。 本発明の第2実施形態に係る誘導コイル5、磁心3、及び固定部材7の模式図。 本発明の第1実施形態に係る誘導コイル5、磁心3、及び固定部材7の断面図。 固定部材の変形例を示す模式的な部分斜視図。 従来の無電極放電ランプの構造図。 従来の誘導コイルの一例を示す構造図。 従来の誘導コイルの他の例を示す構造図。
符号の説明
1 バルブ
2 凹部
3 磁心
4 巻線
4a 巻き始め端部
4b 巻き終わり端部
5 誘導コイル
7 固定部材
7a 基板部
7b 延在部
7c 保持部
7d,7e,7i 引掛突起
7f,7g 引掛
7h 角部
8A,8B 端子
9 細線
9a 絶縁被覆
11 絶縁被覆
12 駆動回路
13 口金
14 ケース
18A,18B 直線部
19A,19B 折れ曲がり部
20 巻回部
20A,20B 巻線層
31 直流電源
32 インバータ回路
33 整合回路
42A 高圧出力端子
42B 低圧出力端子
51 ダミー巻き部
60 溝構造

Claims (12)

  1. 内部に放電ガスが封入され、かつ凹部を有するバルブと、
    前記凹部内に配置された磁心と、
    前記磁心に電気絶縁性の被膜を有する巻線を巻回してなる、前記凹部内に配置された誘導コイルと、
    前記磁心が固定された固定部材と
    を備え、
    前記固定部材は、前記磁心の軸線方向に延在する延在部と、当該延在部よりも前記磁心に近接して位置し、前記磁心を保持する保持部と、前記保持部と前記磁心との境界から前記延在部の方に前記巻線の直径の1倍以上2倍以下の距離を隔てて位置する、前記巻線を屈曲するための屈曲部とを有し、かつ
    前記誘導コイルの前記巻線は、前記被覆を介して前記磁心に巻回した巻回部と、前記延在部に沿って前記磁心へ向かって延びる直線部とを有する、無電極放電ランプ。
  2. 前記屈曲部は、引掛部又は溝構造である、請求項1に記載の無電極放電ランプ。
  3. 前記誘導コイルの前記巻線が、前記引掛部又は溝構造で折れ曲がり部を有する、請求項2に記載の無電極放電ランプ。
  4. 駆動周波数が50kHz以上1MHz以下であり、前記誘導コイルに高周波電力を供給する駆動回路をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無電極放電ランプ。
  5. 前記磁心が、Mn−Znフェライトである、請求項4に記載の無電極放電ランプ。
  6. 前記巻線の前記巻回部の層数が偶数である、請求項4又は請求項5に記載の無電極放電ランプ。
  7. 前記駆動回路が、第1の出力を有する第1の出力端子と前記第1の出力よりも低い第2の出力を有する第2の出力端子とを備え、
    前記巻線の前記巻回部が、巻き始め側の端部において、前記駆動回路の前記第2の出力端子に接続されている、請求項4又は請求項5に記載の無電極放電ランプ。
  8. 前記保持部の外形と前記磁心の外形との段差が、前記巻線の直径の30%以上110%以下である、請求項7に記載の無電極放電ランプ。
  9. 前記駆動回路が、第1の出力を有する第1の出力端子と前記第1の出力よりも低い第2の出力を有する第2の出力端子とを備え、
    前記巻線の前記巻回部が、巻き始め側の端部において、前記駆動回路の前記第1の出力端子に接続されている、請求項4又は請求項5に記載の無電極放電ランプ。
  10. 前記保持部の外形と前記磁心の外形との段差が、前記被覆を有した巻線の直径の10%以上30%以下である、請求項9に記載の無電極放電ランプ。
  11. 前記巻線が、前記直線部よりも前記駆動回路側にダミー巻き部をさらに有する、請求項4又は請求項5に記載の無電極放電ランプ。
  12. 前記固定部材の延在部は、前記ダミー巻き部を屈曲させる第2の屈曲部を備える、請求項11に記載の無電極放電ランプ。
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