JP4203387B2 - 無電極放電ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、バルブの凹入部に配置された誘導コイルから発生する電磁界により発光する無電極放電ランプに関する。
近年、地球環境保護の観点から、電球と比較して高効率・長寿命の蛍光ランプが広く利用されている。さらに、従来の有電極蛍光ランプの他に無電極ランプが研究されている。無電極ランプは、従来の有電極ランプにおいて寿命を制限する要因となっていた電極を有さないため、ランプの寿命が有電極ランプと比較して更に数倍長いという利点を有しており、今後の普及が期待されている。
このような無電極ランプでは、バルブの凹入部内に配置された誘導コイルによって発生する高周波電磁界で放電プラズマを引き起こす。誘導コイルは有限長のソレノイド形状を有しており、開磁路を形成するため、磁界が誘導コイルの外部に漏れ出すこととなる。
磁界が誘導コイルの外部に漏れ出すことを防止するため、特許文献1は、図13に示すような短絡金属環を用いることを教示している。これによれば、バルブ1の外周面に短絡金属環9を配置し、誘導コイル3から発生した実質上全ての磁界が金属環9内に電流を誘導することによって、ランプ外部に漏洩する磁束を抑制し、器具干渉を抑制している。その結果、ランプが金属器具に取り付けられた場合と取り付けられていないときで実質的に変化を生じないようにしている。
特開平7−262972号公報
本発明者は、駆動周波数が比較的低い電力(例えば1MHz以下)で無電極ランプを動作させる場合、特許文献1に開示されているような短絡金属環をバルブの近傍に設けると、ランプの始動時に誘導コイルに発生する始動パルス電圧が大きく低下し、最悪の場合にはランプの始動・点灯維持が困難となることを見出した。また、本発明者は、このような短絡金属環をランプに設けない場合でも、無電極放電ランプを金属製の照明器具などに取り付けて使用すると、同様の問題が発生することに見出した。
このように無電極放電ランプの近傍に短絡金属環や照明器具などの金属環が存在すると、ランプの始動時に誘導コイルに発生する始動パルス電圧が大きく低下し、最悪の場合にはランプの始動・点灯維持が困難となる。この現象を本明細書では「器具干渉」と称することにする。器具干渉が生じる理由は、漏れ磁界が金属環と鎖交することにより、誘導コイルと金属環との間に相互誘導が生じるためであると考えられる。すなわち、誘導コイルの巻線をコイル磁心の一次巻線と考えると、金属短絡環や照明器具などの金属環は、コイル磁心の二次巻線に相当する。これらの金属環における損失を最小化するために、金属環の抵抗値を充分に小さくすると、誘導コイルのQ値が非常に低くなる。また、照明器具の金属部分と誘導コイルとの距離が近い場合、不可避的に相互誘導が大きくなり、誘導コイルのQ値が低くなる。すると、ランプの始動時において、放電開始に必要な始動電圧を誘導コイルの両端に発生しにくくなり、ランプの始動性が悪くなる場合がある。
このように器具干渉における相互誘導の大きさによっては、ランプの始動時に誘導コイルに発生する始動パルス電圧が大きく低下し、最悪の場合にはランプの始動・点灯維持が困難となる。
このランプ始動性の問題は、前述したように、放電に用いる高周波電力の周波数(駆動周波数)が低い場合に特に顕著に生じることになる。駆動周波数が高い場合は、放電が容易に発生するため、誘導コイルのQ値が低下しても、特に問題にはならないからである。今後、放電に用いる高周波電力の周波数を更に低くすることが検討されている。このため、器具干渉などによる誘導コイルのQ値低下を避ける技術の開発が強く求められる。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、誘導コイルの高いQ値を維持することによってランプの始動性を確保しながら、器具干渉を低減した無電極放電ランプを提供することにある。
本発明による無電極放電ランプは、内部に放電用物質が封入され、かつ、所定方向(長軸方向)に沿って内部に突出する凹入部を有するバルブと、前記凹入部に配置され、磁心および前記磁心に巻回された巻線を有する誘導コイルと、50kHz以上1MHz以下の周波数の電力を前記誘導コイルに供給する駆動回路とを備えた無電極放電ランプであって、前記所定方向に垂直な方向における前記バルブの外径は65mm以上75mm以下であり、前記磁心の前記所定方向における長さLは、前記巻線の前記所定方向における長さL’の1.05倍以上であり、かつ41mm以下に設定されている。
好ましい実施形態において、前記磁心の長さLは、前記巻線の長さL’の1.07倍以上であり、かつ、39mm以下に設定されている。
好ましい実施形態において、前記磁心の長さLは、15mm以上に設定されている。
好ましい実施形態において、前記バルブは、前記所定方向に関して略軸対称な形状を有している。
本発明の無電極放電ランプは、内部に放電用物質が封入され、かつ、所定方向に沿って内部に突出する凹入部を有するバルブと、前記凹入部に配置され、磁心および前記磁心に巻回された巻線を有する誘導コイルと、50kHz以上1MHz以下の周波数の電力を前記誘導コイルに供給する駆動回路とを備えた無電極放電ランプであって、前記所定方向に垂直な方向における前記バルブの外径は65mm以上75mm以下であり、前記誘導コイルを直径85mmの鉄製の筒の中央に配置して測定したときにおける前記誘導コイルのQ値が100以上である。
好ましい実施形態において、前記巻線の中心と前記磁心の中心との距離が1mm以下である。
好ましい実施形態において、前記巻線の軸方向長さは38mm以下である。
好ましい実施形態において、前記駆動回路が供給する電力の周波数は、100kHz以上700kHz以下である。
好ましい実施形態において、前記巻線はリッツ線からなる。
前記封入ガスは、圧力が40Pa以上250Pa以下の範囲で封入されたクリプトンガスまたはアルゴンとクリプトンの混合ガスである。
好ましい実施形態において、商用電力を受け取るための口金を有し、電球形形状を有している。
本発明によれば、誘導コイルのQ値を高く維持することにより、ランプ始動性を確保しながら、器具干渉による影響を低減した無電極放電ランプを提供できる。また、磁心の軸方向長さを必要最小限の大きさに抑えることにより、ランプの全体重量を軽くすることができるばかりでなく、磁心のコストを最小限に抑えることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明による無電極放電ランプの実施形態を説明する。
まず、図1を参照する。図1は、本実施形態に係る無電極放電ランプの構成を示している。本実施形態のランプは、ソーダガラスなどの透光性物質から形成されたバルブ(エンベロープ)1を含んでいる。バルブ1の内部には放電用物質が封入されている。本明細書において、放電用物質とは、放電によって所定波長の輻射を生じる物質を意味する。放電物質は、典型的には、種々のガスの混合物であるが、ランプ動作時に気相化すれば、常温では液相状態にある物質を含んでいても良い。バルブ1に封入される放電物質の好ましい例は、水銀と希ガス(アルゴンガスなど)の混合物であるが、必ずしもこれに限定されない。
バルブ1の内面には、不図示の蛍光体層が形成されており、バルブ1内の放電ガスから発生した紫外光を可視光に変換する。蛍光体層は、蛍光体をバルブ1の内面上に塗布することによって形成される。
バルブ1は凹入部(reentrant portion)2を有している。この凹入部2は、バルブ1の壁の一部に設けられ、バルブ1の底部からその内部へ向かって図1のZ軸方向に突出する管状の部分である。本願明細書では、このZ軸方向を「軸方向」と称することとする。本実施形態のバルブ1はZ軸方向に関して対称な形状を有している。凹入部2の内部には、バルブ1の外部から誘導コイル3が挿入されている。ここで、凹入部2の内部とは、バルブ1の内部とは連通しておらず、バルブ1に封入された放電物質に接触しない空間である。この意味で、凹入部2の内部は、閉じたバルブ1の外部空間内に位置している。
誘導コイル3は、略筒状をした磁心3bと、磁心3bの外周にソレノイド状に巻回された巻線3aとから構成されている。磁心3bのZ軸方向のサイズ(軸方向長さ)を「L」、巻線3aのZ軸方向のサイズ(軸方向長さ)を「L’」で表すこととする。なお、磁心3bの軸方向長さLは、磁心3bの「高さ」または「コア長さ」と称され、巻線3aの軸方向長さL’は巻線の「軸長」と称される場合がある。
巻線3aは、誘導コイル3に対して高周波電流を供給するための駆動回路4に接続されている。駆動回路4は、高周波回路4bと、誘導コイル3と高周波回路4bの間のインピーダンス整合をとるための整合回路4aとを備えており、ケース5で覆われている。ケース5は、電気絶縁性が高く、耐熱性の樹脂(例えばテレフタル酸ポリブチレン)から形成されている。駆動回路4への電力入力は、口金6を介して供給される。
次に、図1に示す無電極放電ランプの動作を説明する。
口金6から供給される電力により、高周波回路4bが動作する。高周波回路4bは、商用周波数の電力を例えば50kHzから1MHzの高周波交流電力に変換する。高周波回路4bによって適切な周波数を持つように変換された高周波交流電流は、整合回路4aを介して誘導コイル3に供給される。誘導コイル3に高周波電力が供給されると、誘導コイル3から磁界が発生する。この磁界によってバルブ1の内部に誘導電界が発生し、バルブ1内に放電プラズマが形成される。
バルブ1内に形成された放電プラズマ中では、水銀が励起され、紫外線放射が生じる。水銀から放射された紫外線は、バルブ1の内面に形成された蛍光体層によって可視光に変換され、バルブ1の外表面を通して外部に放射される。この発光原理自体は、従来技術におけるものと同様である。
次に、本実施形態のランプにおける器具干渉を説明する。
図1に示すように電球形状に形成された無電極放電ランプは、一般に、白熱電球の代替品として使用される。このため、本実施形態のランプは、図2に示すような天井埋め込み型の金属製ダウンライト器具で用いられる場合が多い。このようなダウンライト器具は、ランプの光を床方向に効率的に取り出せるように、金属製の反射鏡8を備えている。
無電極放電ランプの近傍に反射鏡8などの金属器具が存在すると、誘導コイル3によって発生した磁界がランプの外部にまで広がり、反射鏡8と鎖交することになる。反射鏡8は、磁心3bに対して距離をもって巻回された1ターンの短絡環として機能するため、結果的に、巻線3aおよび反射鏡8は、それぞれ磁心3bに対して巻回された一次巻線および二次巻線に相当することになる。このため、誘導コイル3と反射鏡8の間には相互誘導が発生する。
図3(a)は誘導コイル3の等価回路を示し、図3(b)は誘導コイル3と反射鏡8との間に相互誘導が存在する場合の等価回路を示している。図3(b)において破線で囲んだ部分が金属反射鏡8に相当する部分である。
図3(b)の等価回路に基づいて、誘導コイル3の見かけの入力インピーダンスZ’を求めると、下記の数1の等式が得られる。
Figure 0004203387
ここで、ωは駆動周波数(各周波数に換算した値)、jは複素数、Mは相互誘導、rcは誘導コイルの抵抗成分、Lcは誘導コイルのインダクタンス成分、Lfは器具の自己インダクタンス成分、rfは器具の抵抗成分、kfは器具と誘導コイルの結合係数である、
上式によれば、相互誘導の効果により、入力インピーダンスZ’の実数部が、器具挿入前の誘導コイルの抵抗成分rcから大幅に上昇することがわる。
次に、円筒形状フェライト(初透磁率2300)から形成した磁心3bの回りにソレノイド状の巻線3aを配した誘導コイル3を試作した。磁心3bに用いた円筒形状フェライトは、内径8.5mm、外径13.5mm、軸方向長さL60mmのサイズを有し、その初透磁率は2300であった。また、巻線3aは、直径0.08mmの細線を28本束ねたリッツ線を軸方向に沿って24mmの範囲内にソレノイド状に50ターン配した。すなわち、巻線3aの軸方向長さL’は24mmであった。磁心3bおよび巻線3aの各々の中心軸は一致させた。ここで、巻線3aにリッツ線を用いた理由は、巻線間の近接効果の影響を抑制し、単線を用いた場合よりも巻線抵抗を低下できるためである。
図4は、上記構成を有する誘導コイル3の抵抗成分を基準とし、誘導コイル3を鉄製の円筒の中に挿入したときの見かけ上の抵抗上昇分を示すグラフである。ここで、「鉄製の円筒(鉄器具)」は、図2に示す金属製の反射鏡8に相当するものである。
鉄器具内に挿入されない状態で測定された誘導コイル3の抵抗成分は1.48Ωであったのに対し、直径85mmの鉄器具に挿入した場合、図4に示されるように誘導コイル4の抵抗成分は4.3Ωだけ上昇した。
この抵抗成分の増加に伴い、誘導コイル3のQ値も、例えば駆動周波数が500kHzのときには356から80へ大幅に低下する。誘導コイル3のQ値が低下すると、ランプの始動時に誘導コイル3に発生する始動電圧が急激に低下するため、ランプが始動しにくくなるという不具合を生じることがある。この点については後に詳述する。
本願発明者らは、磁心3bの軸方向長さLを短くすることにより、上記の相互誘導による誘導コイル3の抵抗上昇を抑制できることを見出し、本発明を想到するにいたった。従来、相互誘導を考慮しなくてもよい状況で、磁心3bの軸方向長さLを大きくするほど、Q値が大きくなることが知られていた。このため、相互誘導を考慮すべき場合でも、磁心3bの軸方向長さLを大きくすることがランプ始動性を高めることにつながると予想され得るが、実際には意外にも反対に磁心3bの軸方向長さLを小さくすることがランプ始動性を高めることにつながることがわかった。以下、この点を説明する。
図14は、誘導コイル3のQ値の鉄器具の直径に対する依存性を示すグラフである。図14のグラフにおける「器具なし」とは、鉄器具がない場合を意味する。具体的には、鉄器具の直径が充分に大きく、鉄器具との間で干渉が生じない状態である。グラフでは、鉄器具の直径が300mmのとき、器具干渉を無視できるため、このときのQ値が「器具なし」の場合におけるQ値をみなすことができる。
図14のグラフからわかるように、器具なしの場合、磁心3bの軸方向長さL(図14における「コア長さ」)が長いほど、Q値が大きい。しかし、鉄器具の直径が小さくなる伴い、干渉の影響が大きくなるため、状況が反転する。すなわち、器具干渉が生じる状況では、磁心3bの軸方向長さL(図14における「コア長さ」)が長いほど、Q値が小さくなる。このことは、従来全く知られていなかったことであり、本発明は、この知見に基づいてなされたものである。
図5は、誘導コイル3と金属反射鏡8との間の相互誘導を解析する際に用いたモデルを示している。図5に示すように、誘導コイル3と反射鏡8とは同心に配置している。両者の相互誘導Mは、理論的には次式にて表される。
Figure 0004203387
ここで、μは透磁率、aは金属反射鏡8に相当する円筒の半径、mは当該円筒の軸方向長さの半分の大きさ、Sは巻線3aの断面積、lは巻線3aの軸方向長さLの半分の大きさを示す。
上記の理論式から、巻線3aの軸方向長さL’(=2l)を短くするほど、相互誘導Mが小さくなることがわかる。しかし、プラズマは巻線3aのすぐ脇の領域に強く発生するため、巻線3aの軸方向長さL’を短くすると、プラズマの高さ(軸方向サイズ)が低くなる。その結果、プラズマ密度が上昇しすぎて放電の効率に悪影響を及ぼす可能性がある。また、プラズマがバルブ1の一部に集中することにより、輝度ムラが生じる可能性もある。これらの点を考慮すると、巻線3aの長さL’を短縮することは避けながら、磁心3bの軸方向長さLをのみを変更することが好ましい。
図6は、異なる軸方向長さLを有する複数の磁心3bについて、誘導コイル3の抵抗上昇と鉄筒の直径との関係を示すグラフである。図6のグラフを得るために用いた巻線3aは、Φ0.08mmの細線を28本束ねたリッツ線で形成し、巻線3aの軸方向長さL’を24mmに固定した。磁心3bの内径は8.5mm、外径は13.5mmに設定し、その軸方向長さLのみを30mm、35.4mm、45mm、及び61.5mmと変化させた。
図6からわかるように、磁心3bの軸方向長さ(図6の「コア長さ」)Lが短いほど、誘導コイル3の抵抗上昇(入力インピーダンスの上昇)を抑制できる。すなわち、巻線3aの軸方向長さL’が磁心3bの軸方向長さ(コア長さ)Lに近づくほど、誘導コイル3の抵抗上昇が抑制される。
このように、磁心3bの軸方向長さLは誘導コイル3の抵抗に大きな影響を与える。以下、磁心3bの軸方向長さLの好ましい範囲について、その下限値および上限値を説明する。
まず、磁心3bの軸方向長さLの下限値を説明する。巻線3aの軸方向長さL’よりも磁心3bの軸方向長さLが短いと、次に述べる不都合を生じる。すなわち、磁心3bの軸方向長さLのバラツキにより、磁心3bの端部付近に巻回された巻線3aが空芯の状態になったり、磁心3bを有したりする場合が生じる。そのようなバラツキが生じると、誘導コイル3のインダクタンスが大幅に変化する。誘導コイル3のインダクタンスが大きく変動すると、整合回路4aと誘導コイル3からなる駆動回路4の負荷回路が大きなバラツキを持つことになり、駆動回路4の設計が極めて困難になる。このため、磁心3bの軸方向長さLは巻線3aの軸方向長さL’よりも必ず長くする必要がある。
一般に、フェライトなどの磁心は磁性粉末を高温で焼結することによって形成される。焼結時の収縮率は、粉末をプレスした際の粉末充填率や湿度のバラツキなどによって変化し、その結果、焼結後の磁心の軸方向長さは±5%程度のバラツキを持つ。従って、磁心3bの軸方向長さLは、巻線3aの軸方向長さL’の1.05倍以上に設定する必要がある。さらに誘導コイル3を組み立てるときのバラツキを考慮すると、巻線3aの軸方向長さL’の1.07倍以上に設定することが好ましい。また、前述したように、巻線3aの軸方向長さL’が短すぎると不都合が生じるため、磁心3bの軸方向長さLの下限の絶対値を15mm以上に設定することが好ましい。
なお、ランプが電球形状を有する場合、現在市販されている電球形蛍光ランプの寸法を考慮すると、ランプの全長は長くても140mm程度にすることが好ましい。全長のうち、発光部(バルブ1が露出している部分)の占める割合は全体の50%以上にすることが好ましい。また、凹入部2の上端とバルブ1の上端の距離を10mm以上確保すれば、凹入部2の影がバルブ1の頂上部分から見えないようにできる。これらの事項を考慮すると、磁心3bの軸方向長さLは60mm以下に設定することが好ましい。磁心3bの軸方向長さLを60mm以下にするためには、巻線3aの軸方向長さL’は56mm以下にする必要がある。ただし、金属製の反射鏡との間の相互誘導を考慮すると、後述するように、磁心3bの軸方向長さLを更に短く(具体的には41mm以下)に設定することが好ましい。
図7は、巻線3aの中心と磁心3bの中心との距離(長軸方向のずれ量)と誘導コイル3のインダクタンス(L値)との関係をしめすグラフである。なお、巻線3aの中心軸と磁心3bの中心軸とは一致させている。磁心3bの寸法は、内径が8.5mm、外径が13.5mm、軸方向長さLが30mmである。巻線3aの軸方向長さL’は24mmである。
図7からわかるように、巻線3aの中心と磁心3bの中心とが上下にずれる量が大きくなるほど、誘導コイル3のインダクタンスは低下する傾向にある。インダクタンスの低下は、巻線3aに一定の起磁力を印加した場合に発生する磁束が低下することを意味する。インダクタンスはできる限り高い値であることが望ましいため、巻線3aの中心と磁心3bの中心は一致しているか、近接していることが好ましい。より具体的には、中心間の距離を1mm以下に設定することが好ましい。
また、前述のように、磁心3bの長さが寸法公差内で最も短くなる場合において巻線3aの端部が空芯とならないように必要がある。したがって、巻線3aと磁心3bとの間における中心位置の1mmのずれを許容するためには、磁心3bの長さを巻線3aの軸長の1.05倍プラス1mm以上に設計することが好ましい。更に誘導コイル3の組み立てバラツキを考慮すれば、磁心3bの長さは巻線3aの軸長の1.07倍プラス1mm以上に設計することが望ましい。
次に、磁心3bの軸方向長さLの好ましい範囲の上限値を述べる。
前述したように、磁心3bの軸方向長さLが小さくなるほど、反射鏡8との相互インダクタンスによる抵抗上昇を抑制できる。しかし、その反面、軸方向長さLが大きくなるほど、誘導コイル3の組み立てバラツキによるインダクタンスのバラツキを抑制しやすい。これらの点を考慮し、抵抗上昇の許容限界によって磁心3bの軸方向長さLの上限値を決定できる。
図8は、本発明に係るランプを直径85mmの鉄筒に挿入した場合において、ランプの始動時に誘導コイル3に発生する始動パルスと誘導コイル3のQ値との関係を示す。この関係は、回路シミュレータによるシミュレーションの結果、得られたグラフである。ここで、駆動回路4の駆動周波数を480kHzに設定した。
図8のグラフからわかるように、誘導コイル3のQ値が低下するにつれて始動パルスが低下する。そこで、バルブ1の放電開始に必要な始動パルスの閾値からQ値の許容範囲を求める必要がある。
以下の表1に放電ガスの圧力と放電始動に必要なパルス電圧との関係を示す。
Figure 0004203387
なお、ここで用いたバルブ1の外径は、軸方向(図1のZ軸方向)に垂直な方向に65mmおよび75mmに設定した。これは、65mmおよび75mmが、実用的なバルブの外径の上限および下限に相当しているからである。また、凹入部2の内径は19mmに設定し、駆動回路4の駆動周波数は480kHzとした。誘導コイル3は、内径8.5mm、外径13.5mm、軸方向長さ45mmの円筒形状フェライトからなる磁心3bと、巻Φ0.08mmの細線を28本束ねたリッツ線を、巻線の軸長24mmの中に50ターンを配した線3aとから構成した。
表1に示すように放電ガスの圧力を40Paから250Paに選定した理由は、放電ガスの圧力が40Pa以下の場合、放電を維持するために非常に大きな電力を投入する必要があり、また250Pa以上の圧力にすると発光効率の低下が著しくなるためである。従って、電球形状の無電極ランプを構成する場合の圧力としては40Pa以上250Pa以下が実用の範囲であると考えられる。
圧力が40Pa以上250Pa以下のクリプトンガスまたはクリプトン/アルゴン混合ガスを用いた場合、表1からわかるように、すべてのバルブにおいて放電開始に必要な誘導コイル3の電圧は2.5kV前後でほとんど一定である。図8のグラフによれば、始動時に誘導コイル3に発生する電圧を2.5kV以上確保するために必要なQ値の範囲は100以上である。このため、Q値が100以上になるようにすることが好ましい。
次に、図9に磁心3bの軸方向長さLを変化させた場合の誘導コイル3のQ値の変化の一例を示す。ここで、巻線3aはΦ0.08mmの細線を28本束ねたリッツ線を、軸方向長さ24mmの範囲内に50ターン配したものである。磁心3bの寸法は、いずれも、内径8.5mm、外径13.5mmとした。なお、磁心3bの外径を14mmから11.5mmまで変化させたが、ほとんど同一の特性になったため、ここでは記載しない。
図9からわかるように、直径85mmの鉄器具に挿入した時に誘導コイル3のQ値を100以上にできる磁心3bの軸方向長さLの上限は41mmである。
以上の理由から、磁心3bの軸方向長さLの上限値は41mmに設定することが好ましい。また、磁心3bの軸方向長さの公差5%を考慮し、バラツキを含めて最大でも41mm以下となるようにするためには、磁心3bの軸方向長さを39mm以下に設定することが更に好ましい。磁心3bの軸方向長さLが41mmのとき、巻線3aの軸方向長さL’を38mmとすると、磁心3bの軸方向長さLの公差を5%、巻線3aと磁心3bの中心位置ずれ1mmとしても、磁心3bの軸方向長さLを41mm以下にできる。
なお、本実施形態では駆動回路4の駆動周波数を480kHzに設定しているが、駆動周波数の範囲は、50kHz以上1MHzの範囲から任意に選択される。ランプの放電開始に必要な誘導コイル3の始動電圧は、50kHz以上1MHzの範囲ではほとんど変化せず、例えば1MHzで駆動する場合の始動電圧は、480kHzのときの始動電圧に比べて約5%低下する程度である。このため、駆動周波数が上記の範囲内にある限り、始動電圧は駆動周波数に対してほぼ一定と考えて差し支えない。
また、誘導コイル3のQ値は周波数の関数であり、駆動周波数を変化させると、同じ誘導コイル3であってもQ値は変化する。しかしながら、前述の方法と同様の方法により、直径85mmの金属器具においてランプを始動できるQ値の許容範囲を求めると、50kHz以上1MHzの範囲内ではほとんど変化しなかった。例えば駆動周波数が1MHzの場合におけるQ値の下限は93以上であった。従って、本願発明の範囲内であるQ値100以上の範囲内であれば、50kHz以上1MHz以下の範囲で、同様の器具始動性能を確保できる。
なお、本実施形態では巻線3aの軸方向長さを24mmとしているが、巻線3aの軸方向長さL’は、24mmに限定されない。図10は、巻線3aの軸方向長さL’を変化させて、金属器具に誘導コイル3を挿入した時の抵抗上昇を示している。ここで用いた磁心3bの寸法は、内径8.5mm、外径13.5mm、軸方向長さ45mmである。
図10のグラフからわかるように、巻線3aの軸方向長さL’を変化させても、誘導コイル3の抵抗上昇はまったく同一の曲線となる。すなわち、金属器具挿入時の誘導コイル3の特性変化は、磁心3bの寸法によって決定されることがわかる。従って、磁心3bの寸法が本発明の範囲内であれば、巻線3aの軸長を変えても同一の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、巻線3aの巻数を50ターンとしたが、本発明の効果は巻線3aの巻数によって左右されない。図11は、巻数を変えて、金属器具挿入時の抵抗変化を測定した結果を示している。図11からわかるように、巻数を変えると、誘導コイル3の抵抗の絶対値は変化するものの、Q値はまったく同一の曲線となる。従って、磁心3bの寸法が本発明の範囲内であれば、同様の金属器具対策効果が得られる。また、巻線3aは、リッツ線に限定されず、単線であっても同様である。
磁心3bの材料はフェライトに限定されない。磁心3bの材料としては、アモルファスやパーマロイなどの金属系磁性材料でもよく、さらに100kHz以下の低周波の場合は珪素鋼でもよい。また、磁心3bはランプの動作中、非常に高温になるため、磁心3bのキュリー温度は200℃以上300℃以下であることが好ましい。キュリー温度が300℃以上の材料でも構わないが、誘導コイル3の温度が300℃以上に達すると、巻線3aの被覆の絶縁寿命が耐えられないためである。
また、図12に示すように、磁心3bの熱を放熱するために熱伝導部材7を配してもよい。熱伝導部材7を配置する場合、磁心3bを筒状にし、筒の内部に熱伝導部材7の一部を挿入し、筒の内部で磁心3bと熱伝導部材7の一部が熱接触するように配置することが好ましい。その理由は、誘導コイル3から発生する磁束に対し、熱伝導部材が出来るだけ影響しないようにするためである。熱伝導部材7の材料としては、熱伝導率が非常に高い金属が最も好ましく、例えば銅、アルミ、真鍮、モリブデンなどが最も好ましい。また、アルミナや窒化アルミなどの高熱伝導性セラミックスも、熱伝導部材7として使用可能である。この場合は、熱伝導部材7の肉厚を金属の場合と比べて極めて分厚くする必要が生じるため、製品重量が重くなるだけでなく、コスト上昇の要因となる。
なお、駆動周波数が1MHzを越えると、放電そのものが発生しやすく、本発明を用いなくても充分な始動性が得られる。逆に、駆動周波数が50kHzを下回ると、放電を維持するために非常に大きな電力が必要となるばかりか、発光効率が極めて悪くなり、実用性に乏しい。本発明の効果が顕著に得られる駆動周波数は、100kHz以上700kHz以下である。
また、本実施形態では、本発明の効果は、ランプを鉄製の反射鏡8に挿入する場合に限定されない。反射鏡8またはそれと同様の器具の材料としては、鉄以外にも、アルミや、樹脂にアルミを蒸着したものなどが考えられ、いずれの材料の場合でも抵抗上昇抑制の効果は得られる。なぜなら、反射鏡8と誘導コイル3との間に生じる相互誘導は、それらの材料に限定される現象ではないからである。
本実施形態のランプは電球形状を有しているが、本願発明の効果は電球形状を有する場合に限定されない。ただし、電球形状を有する場合、金属製の反射鏡を備えた器具に取り付けられて使用される場合が多いため、本願発明の効果が最大限に発揮される。
本発明は、駆動周波数が比較的低い商用電力で動作する照明器具の分野で好適に利用される。
本発明の実施形態に係る無電極放電ランプの概略図である。 本発明の実施形態に係る金属製器具の断面図である。 本発明の実施形態に係る誘導コイルの等価回路である。 本発明の実施形態に係る誘導コイル抵抗値の特性例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る解析モデルを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る誘導コイル抵抗値の特性例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る磁心と巻線の中心間距離とインダクタンスの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る誘導コイルのQ値と始動パルスの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る誘導コイルの磁心の長さとQ値の関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る誘導コイルの抵抗値の特性例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る誘導コイルの抵抗値の特性例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る無電極放電ランプの他の実施形態を示す概略図である。 従来の無電極放電ランプを示す概略図である。 異なる長さの磁心を有する無電極放電ランプにおいて、誘導コイルのQ値と鉄器具の直径との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 バルブ
2 凹入部
3 誘導コイル
3a 巻線
3b 磁心
4 駆動回路
4a 整合回路
4b 巻線
5 ケース
6 口金
7 熱伝導部材
8 反射鏡
9 金属短絡環
L 磁心3bのZ軸方向の長さ(コア長さ)
L’ 巻線3aのZ軸方向の長さ(巻線の軸長)

Claims (11)

  1. 内部に放電用物質が封入され、かつ、所定方向に沿って内部に突出する凹入部を有するバルブと、
    前記凹入部に配置され、磁心および前記磁心に巻回された巻線を有する誘導コイルと、
    50kHz以上1MHz以下の周波数の電力を前記誘導コイルに供給する駆動回路と
    を備えた無電極放電ランプであって、
    前記所定方向に垂直な方向における前記バルブの外径は65mm以上75mm以下であり、
    前記磁心の前記所定方向における長さLは、前記巻線の前記所定方向における長さL’の1.05倍以上であり、かつ41mm以下に設定されている無電極放電ランプ。
  2. 前記磁心の長さLは、前記巻線の長さL’の1.07倍以上であり、かつ、39mm以下に設定されている請求項1に記載の無電極放電ランプ。
  3. 前記磁心の長さLは、15mm以上に設定されている請求項1または2に記載の無電極放電ランプ。
  4. 前記バルブは、前記所定方向に関して略軸対称な形状を有している請求項1から3のいずれかに記載の無電極放電ランプ。
  5. 内部に放電用物質が封入され、かつ、所定方向に沿って内部に突出する凹入部を有するバルブと、
    前記凹入部に配置され、磁心および前記磁心に巻回された巻線を有する誘導コイルと、
    50kHz以上1MHz以下の周波数の電力を前記誘導コイルに供給する駆動回路と
    を備えた無電極放電ランプであって、
    前記所定方向に垂直な方向における前記バルブの外径は65mm以上75mm以下であり、
    前記誘導コイルを直径85mmの鉄製の筒の中央に配置して測定したときにおける前記誘導コイルのQ値が100以上である無電極放電ランプ。
  6. 前記巻線の中心と前記磁心の中心との距離が1mm以下である請求項1から5のいずれかに記載の無電極放電ランプ。
  7. 前記巻線の軸方向長さは38mm以下である請求項に記載の無電極放電ランプ。
  8. 前記駆動回路が供給する電力の周波数は、100kHz以上700kHz以下である請求項1から7のいずれかに記載の無電極放電ランプ。
  9. 前記巻線はリッツ線からなる請求項1から8のいずれかに記載の無電極放電ランプ。
  10. 前記封入ガスは、圧力が40Pa以上250Pa以下の範囲で封入されたクリプトンガスまたはアルゴンとクリプトンの混合ガスである請求項1から9のいずれかに記載の無電極放電ランプ。
  11. 商用電力を受け取るための口金を有し、
    電球形形状を有している請求項1から10のいずれかに記載の無電極放電ランプ。
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