JP3825630B2 - 新規アクロニシン化合物、その製造方法及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

新規アクロニシン化合物、その製造方法及びそれを含有する医薬組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規アクロニシン化合物、その製造方法及びそれを含有する薬剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
アクロニシンは、実験モデルで証明されている、抗腫瘍特性を有するアルカノイドである(J. Pharmacol. Sci. 1966, 55 (8), 758-768)。しかし、広範囲の活性にもかかわらず、アクロニシンの不十分な可溶性が、その生物学的利用能を制限し、注入形態の投与でのその使用の可能性がない。
【0003】
種々の化学的な改質がその分子に対して行われ、例えばJ. Med. Chem. 1996, 39, 4762-4766の記事に記載されたものであり、化合物の可溶性の問題をある程度解決した。
【0004】
本発明の化合物は、新規であると同時に、液体形態での化合物の投与に適している重要な可溶化特性を有し、驚くべきことに、また、従来観察されたものよりもはるかに優れたin vitro及びin vivo活性も示した。したがって、出願人によって発見された新規の類似化合物は、癌、特に固形腫瘍の治療の使用のために特に適切である抗腫瘍特性を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はより詳細に、式(I):
【0006】
【化45】
Figure 0003825630
【0007】
〔式中、
X及びYは、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メルカプト基、シアノ基、ニトロ基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)トリハロアルキル基、アミノ基(場合により、同一又は異なる直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基(これ自体、場合により、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基により、又は式:−NR78(式中、R7及びR8は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の基により置換されている)の1又は2個により置換されている)を表すか、又はX及びYは、一緒になって、メチレンジオキシ基もしくはエチレンジオキシ基を表し、
1は、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表し、
2は、
水素原子、
ヒドロキシ基、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基(場合により、
式:NR78(式中、R7及びR8は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)ヒドロキシアルキル基を表す)の基により、又は
5〜7環員を有し、酸素、窒素及び硫黄から選択されるヘテロ原子の1又は2個を含有する飽和又は不飽和の単環式又は二環式複素環により置換されている)、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ基、又は
アミノ基(場合により、
同一又は異なる直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基の1又は2個により、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニル基(最終的に、式:−NR78(式中、R7及びR8は、上記と同義である)の基により置換されている)により、
式:−R9−NR78(式中、R9は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基を表し、そしてR7及びR8は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)ヒドロキシアルキル基を表す)の基により、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基(5〜7環員を有し、酸素、窒素及び硫黄から選択されるヘテロ原子の1又は2個を含有する飽和又は不飽和の単環式又は二環式複素環により置換されている)により、又は
下記の式:
【0008】
【化46】
Figure 0003825630
【0009】
(式中、R9は、上記と同義であり、そしてR10は、ヒドロキシ基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基を表す)により置換されている)を表し、
3及びR4は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表し、
Aは、−CH=CH−基又は式:−CH(R5)−CH(R6)(式中、R5及びR6は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、
水素原子、
ヒドロキシ基、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基、
直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ基、
アリールカルボニルオキシ基、
アミノ基(場合により、同一又は異なる直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基の1又は2個により、又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アシル基により置換されている)、
メルカプト基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルチオ基又はアリールチオ基を表すか、又は
5及びR6は、一緒になって、
下記の式:
【0010】
【化47】
Figure 0003825630
【0011】
(式中、Zは、酸素原子又は硫黄原子を表す)の基、
式:O−(CH2)n−O−(式中、nは、1〜4までの整数である)の基、
下記の式:
【0012】
【化48】
Figure 0003825630
【0013】
の基、又は
【0014】
【化49】
Figure 0003825630
【0015】
(式中、B′は、単結合、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルケニレン基を表す)の基を形成するか、又は
5及びR6は、それらを担持する炭素原子と一緒になって、オキシラン基又はアジリジン基(場合により、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基により窒素原子上で置換されている)を形成する)のエチレン基を表し、
ここで、用語「アリール」は、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシ、ニトロ、アミノ、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルアミノ、直鎖もしくは分岐鎖ジ(C1−C6)アルキルアミノ、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アシル及び直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシから選択される、同一又は異なる置換基の1個以上を含有する、フェニル又はナフチル基を意味する〕の化合物、その異性体、N−オキシド並びに薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩に関する。
【0016】
薬学的に許容され得る酸としては、非制限的な例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、ホスホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、アスコルビン酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ショウノウ酸等が挙げられる。
【0017】
薬学的に許容し得る塩基としては、非制限的な例として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、tert−ブチルアミン等が挙げられる。
【0018】
本発明の好ましい置換基R3及びR4は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基であり、R3及びR4は、同一又は異なっている。
【0019】
本発明の好ましい置換基R2は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基又アミノ基(場合により、上記と同義の置換基1又は2個により置換されている)であり、有利には、アミノ基(式:−R9NR78(式中、R9は、上記と同義であり、そしてR7及びR8は、同一又は異なっていてもよく、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の基により置換されている)である。
【0020】
有利には、本発明の好ましい化合物は、式(I)(式中、Aが、−CH=CH−基又は式:−CH(R5)−CH(R6)−(式中、R5及びR6は、ヒドロキシ基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ基を表すか、又はR5及びR6は、一緒になって、下記の式:
【0021】
【化50】
Figure 0003825630
【0022】
の基を形成する)の基を表す)のものである。
【0023】
特に有利には、本発明の好ましい化合物は、式(I)の化合物が、
(±)−cis−1,2−ジアセトキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン、
cis−7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン、
6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン、
6−(ジエチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン、及び
(±)−cis−ジアセトキシ−6−(ジエチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オンである。
【0024】
好ましい化合物の異性体、N−オキシド、及び適当であれば、薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩は、本発明の必須の部分である。
【0025】
本発明はまた、式(I)の化合物を調製する方法に言及し、
下記の式(II):
【0026】
【化51】
Figure 0003825630
【0027】
(式中、X及びYは、式(I)と同義である)の3−アミノ−2−ナフタレンカルボン酸化合物と、
式(III):
【0028】
【化52】
Figure 0003825630
【0029】
(式中、Rは、水素原子、ヒドロキシ基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)のフロログルシノール化合物を反応させ、式(IV):
【0030】
【化53】
Figure 0003825630
【0031】
(式中、X、Y及びRは上記と同義である)の化合物を得て、
次に、式(IV)の化合物を、塩基条件下に、非プロトン性溶媒、例えばジメチルホルムアミドで、式(V):
【0032】
【化54】
Figure 0003825630
【0033】
(式中、Halは、ハロゲン原子を表し、そしてR3及びR4は、式(I)と同義である)のアルキンにより処理して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/a):
【0034】
【化55】
Figure 0003825630
【0035】
(式中、X、Y、R、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得るか、あるいは
式(VI):
【0036】
【化56】
Figure 0003825630
【0037】
(式中、X及びYは、式(I)と同義であり、そしてHalは、ハロゲン原子、例えば塩素又は臭素を表す)の3−ハロ−2−ナフタレンカルボン酸化合物と、式(VII):
【0038】
【化57】
Figure 0003825630
【0039】
(式中、R3及びR4は、式(I)と同義であり、そしてRは、上記と同じ意味を有する)のアミノ−クロメン化合物を反応させ、同様に、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/a):
【0040】
【化58】
Figure 0003825630
【0041】
(式中、X、Y、R、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得るか、のいずれかであり、
ここで、式(Ia)の化合物において、
窒素原子は、場合により、脱プロトン化剤、例えば水素化ナトリウムの存在下に、極性非プロトン性溶媒で、ハロゲン化アルキル又は硫酸ジアルキルの作用によって、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/b):
【0042】
【化59】
Figure 0003825630
【0043】
(式中、X、Y、R、R3及びR4は、上記と同義であり、そしてR′1は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の化合物を得るような方法により置換されており、
式(I/b)の化合物は、
アルキル化剤、例えば硫酸ジアルキル、もしくはアシル化剤、例えば無水酢酸の作用に付すか、又はフリーデル−クラフツ反応条件下で処理して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/c):
【0044】
【化60】
Figure 0003825630
【0045】
(式中、X、Y、R′1、R3及びR4は、上記と同義であり、そしてR′2は、アルコキシ基(場合により、式(I)と同義の式:NR78の化合物により置換されている)を表すか又はR′2は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ基を表す)の化合物を得てもよく、
式(I/c)の化合物は、
R′2が、アルコキシ基を表す場合、場合により、例えば式(VIII):
HNRab (VIII)
(式中、Raは、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表し、そしてRbは、アルキル基、式:R9−NR78(式中、R9は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基、そしてR7及びR8は、同一又は異なってもよく、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)ヒドロキシアルキル基を表す)の基、ヘテロシクロアルキレン基(ここで、用語「アルキレン」及び「複素環」は、式(I)と同じ意味を有する)又は下記の式:
【0046】
【化61】
Figure 0003825630
【0047】
(式中、R9及びR10は、式(I)と同義である)の基を表す)のアミノ化合物により処理され、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/d):
【0048】
【化62】
Figure 0003825630
【0049】
(式中、X、Y、R′1、R3、R4、Ra及びRbは、上記と同義である)の化合物を得てもよく、
式(I/a)〜(I/d)の化合物は全体として、式(I/e):
【0050】
【化63】
Figure 0003825630
【0051】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、式(I)の一般的な定義と同じ意味を有する)の化合物を形成し、
式(I/e)の化合物は、
a)還元剤の作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/f):
【0052】
【化64】
Figure 0003825630
【0053】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得るか、あるいは
b)極性媒体中に4−メチルモルホリンN−オキシドの存在下で、四酸化オスミウムの作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/g)及び(I/g′):
【0054】
【化65】
Figure 0003825630
【0055】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得るか、
ここで、式(I/g)及び(I/g′)の化合物はまた、それぞれ、キラル合成、特に、化合物(I/e)から出発して、シンコナアルカロイド、例えばジヒドロキニン及びその右旋性ジアステレオ異性体ジヒドロキニジンにより二置換されている、ピリジン又はフタラジン型のキラルリガンドを使用して、不斉cisジヒドロキシル化により、得てもよく、
式(I/g)及び(I/g′)の化合物は全体として、式(cis−I/h):
【0056】
【化66】
Figure 0003825630
【0057】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)のcis−ジオール化合物を形成し
式(cis−I/h)のcis−ジオール化合物は、場合により、2−ブタノンの存在下に、N、N′−カルボニルジイミダゾール又はN、N′−チオカルボニルジイミダゾールの作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(cis−I/i):
【0058】
【化67】
Figure 0003825630
【0059】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義であり、そしてZは、酸素原子又は硫黄原子を表す)の化合物を得、あるいは
c)極性媒体で過マンガン酸カリウムの作用に付して式(IX):
【0060】
【化68】
Figure 0003825630
【0061】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得、 式(IX)の化合物を、NaBH4の存在下に、還元条件に付して、例えば式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/j):
【0062】
【化69】
Figure 0003825630
【0063】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得、 式(I/j)及び(cis−I/h)の化合物は全体として、式(I/k):
【0064】
【化70】
Figure 0003825630
【0065】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を形成し、
式(I/k)の化合物は、
式(X)又は(XI):
【0066】
【化71】
Figure 0003825630
【0067】
(式中、B′は、式(I)と同義であり、そしてWは、ハロゲン原子又はヒドロキシ基を表す)の化合物の作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/I):
【0068】
【化72】
Figure 0003825630
【0069】
(式中、B′、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)、の化合物を得るか、又は
直鎖(C1−C6)アルキルジハライドの作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/m):
【0070】
【化73】
Figure 0003825630
【0071】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4及びnは、上記と同義である)の化合物を得るか、又は
下記の式:
11−OH
(式中、R11は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)のアルコールの作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/n):
【0072】
【化74】
Figure 0003825630
【0073】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4及びR11は、上記と同義である)の化合物を得、
式(I/n)の化合物のアルコール官能基を、弱塩基、例えばピリジンの存在下に、下記の式:
(R12CO)2
(式中、R12は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基又は上記と同義のアリール基を表す)の無水物によりエステル化させ、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/o):
【0074】
【化75】
Figure 0003825630
【0075】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4、R11及びR12は、上記と同義である)の化合物を得るか、又は
銀塩の存在下に、下記の式:
R′11−I
(式中、R′11は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)のヨウ化アルキルの作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/p):
【0076】
【化76】
Figure 0003825630
【0077】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4及びR′11は、上記と同義である)の化合物を得、 式(I/p)の化合物のアルコール官能を、下記の式:
(R′ 12 CO) 2
(式中、R′12は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基又は上記と同義のアリール基を表す)の無水物によりエステル化させ、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/q):
【0078】
【化77】
Figure 0003825630
【0079】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4、R′11及びR′12は、上記と同義である)の化合物を得るか、又は
塩基、例えばトリエチルアミンの存在下に、下記の式:
(R 12 CO) 2
の無水物の直接作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/r):
【0080】
【化78】
Figure 0003825630
【0081】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4及びR12は、上記と同義である)の化合物を得、
式(I/r)の化合物を、同じ操作条件下で、下記の式:
(R′ 12 CO) 2
の無水物の作用に再び付して、式(I/s):
【0082】
【化79】
Figure 0003825630
【0083】
(式中、X、Y、R1、R2、R3、R4、R12及びR′12は、上記と同義であり、R12及びR′12の2個の基は、同一又は異なっている)の化合物を得てもよく、又は
酸媒体中で脱水条件に付して、式(XII):
【0084】
【化80】
Figure 0003825630
【0085】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得、
式(XII)の化合物を、NaBH4の存在下に還元して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/t):
【0086】
【化81】
Figure 0003825630
【0087】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得るか、のいずれかであり、あるいは
d)過酸、例えばm−クロロ過安息香酸の作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/u):
【0088】
【化82】
Figure 0003825630
【0089】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得、
式(I/u)の化合物を、場合により、水酸化アンモニウム又は第一級もしくは第二級アミンにより処理して、試薬の性質に従って、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/v)及び(I/v′):
【0090】
【化83】
Figure 0003825630
【0091】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義であり、そしてRc及びRdは、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の化合物を得、
式(I/v′)の化合物はまた、式(I/k)の化合物から直接出発して、NaN3で処理し、中間体アジド化合物を得て、続いて、パラジウムの存在下に、水素化して、式(I/v′)(式中、Rc及びRdは、水素原子を表す)の化合物を得てもよく、
ここで、式(I/v)及び(I/v′)の化合物は、
c及びRdが、水素原子を表す場合、N,N′−カルボニルジイミダゾール又はN,N′−チオカルボニルジイミダゾールの作用に付して、例えば式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/w)及び(I/w′):
【0092】
【化84】
Figure 0003825630
【0093】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義であり、そしてZは、酸素原子又は硫黄原子を表す)の化合物を、使用される試薬の性質に従ってそれぞれ得るか、又は
上記と同義の下記の式(XI):
WO2C−B′−CO2
の化合物の作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/x)及び(I/x′):
【0094】
【化85】
Figure 0003825630
【0095】
(式中、B′、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物のそれぞれを得るか、又は
トリエチルアミンの存在下に、トリフェニルホスフィンジブロミドの作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/y):
【0096】
【化86】
Figure 0003825630
【0097】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義であり、そしてReは、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の化合物を得る、のいずれかであってよく、あるいは、
e)過酸化水素の存在下に、NaN3の作用に付し、続いて、水素化トリ−n−ブチル錫による還元工程によって、例えば式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/z):
【0098】
【化87】
Figure 0003825630
【0099】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得、
式(I/z)の化合物は、場合により、亜リン酸ジフェニルの存在下に、二酸化炭素の作用に付して、式(I)の化合物の特定の化合物である式(I/aa):
【0100】
【化88】
Figure 0003825630
【0101】
(式中、X、Y、R1、R2、R3及びR4は、上記と同義である)の化合物を得てもよい、のいずれかであってよく、
全体として本発明の化合物を形成する化合物(I/a−z)、(I/g′)、(I/v′−x′)、(I/aa)及び(cis I/h−I/i)を、適当であれば、従来の精製技術に従って精製し、所望ならば、従来の分離技術に従って、種々の異性体に分離してよく、所望ならば、N−オキシドに、適当であれば、薬学的に許容され得る酸又は塩基とのその付加塩に変換することを特徴とする。
【0102】
式(II)、(III)、(VI)及び(VII)の化合物は、市販されているか、又は従来の有機合成の方法に従って得られるかのいずれかであり、式(VII)の化合物の場合、Chem. Ber. 1978, 191, 439に記載された条件に従って得られる。式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との間の縮合反応は、特に、Heterocycles, 1992, 34(4), 799-806の論評に記載されている。
【0103】
式(I)の化合物は、特に重要な抗腫瘍特性を有する。これらは、細胞系に対する優れたin vitro細胞毒性及び細胞周期に対する活性を有し、in vivoで活性である。更に、新規化合物は、基準化合物であるアクロニシンよりもはるかに活性及び効力があることが見出されている。そのうえ、これらは可溶の性質を有し、したがって静脈経路により投与できる。これらの化合物の特徴的な性質は、これらを抗腫瘍剤として治療法に使用できる。
【0104】
本発明はまた、活性成分として式(I)の化合物、その光学異性体、N−オキシド、又は薬学的に許容し得る酸もしくは塩基とのその付加塩の少なくとも1個を、単独で、又は不活性で非毒性の薬学的に許容し得る賦形剤もしくは担体の1個以上と組み合わせて含む薬剤組成物に関する。
【0105】
本発明による薬剤組成物としては、特に、経口、非経口(静脈内、筋肉内又は皮下)、経皮、経鼻、直腸、経舌、経眼又は呼吸器への投与に適したもの、特に、錠剤もしくは糖衣錠、舌下錠、軟ゼラチンカプセル、硬ゼラチンカプセル、座薬、クリーム剤、軟膏剤、皮膚ゲル剤、噴射剤、注射用又は飲用製剤、点眼剤又は点鼻剤などを挙げてよい。
【0106】
投与量は、患者の年齢及び体重、投与経路、障害の性質及び重度並びに関連治療の施与により変更され、1日1回以上の投与で0.5mg〜500mgの範囲である。
【0107】
【実施例】
以下の実施例により、本発明を説明するが、それにより本発明が制限されるものではない。
【0108】
使用した出発原料は、公知であるか、公知の手法に従って調製される生成物である。
【0109】
実施例及び調製例に記載される化合物の構造は、従来の分光光度計測技術(赤外線、核磁気共鳴等)に従って測定した。
【0110】
実施例1:6−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
工程A:1,3−ジヒドロキシ−5,12−ジヒドロ−ベンゾ〔b〕アクリジン−12−オン
1,3,5−トリヒドロキシベンゼン3.5g及びパラ−トルエンスルホン酸62.5mgを、3−アミノ−2−ナフタレンカルボン酸5gをヘプタン−1−オール50mlに含む溶液に加えた。混合物を、Dean-Stark装置を使用して48時間撹拌しながら還流を保持し、次に反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲル(溶離剤:シクロヘキサン/アセトン:90/10)のクロマトグラフィーに付した。単離した生成物を、シクロヘキサン/アセトン混合物から結晶化して、目的生成物5.2gを得た。
【0111】
工程B:6−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
無水炭酸カリウム2gを、工程Aの生成物2gを無水ジメチルホルムアミド50mlに含む溶液に、不活性雰囲気下に加えた。65℃で15分間撹拌した後、無水ヨウ化カリウム2.4g及び3−クロロ−3−メチル−1−ブチン4.4gを加え、反応混合物を65℃で24時間、次に130℃で1時間30分保持した。冷却した後、溶媒を加水分解し、次にジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水、次に水酸化カリウム1M溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、次に蒸発させた。シリカゲル(シクロヘキサン/アセトン:90/10)のクロマトグラフィーの後、目的生成物1.10gを単離した。
融点:225℃。
【0112】
実施例2:6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
工程C
実施例1の生成物0.5gを無水ジメチルホルムアミド20mlに含む溶液に、水素化ナトリウム0.16gを、15分後に硫酸ジメチル(6当量)0.65mlを、不活性雰囲気下に0℃で徐々に加えた。1時間後、反応混合物を氷上に注ぎ、次に酢酸エチルで抽出した。有機相を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、続いて硫酸ナトリウムで乾燥し、次に真空中で蒸発させた。シリカゲル(シクロヘキサン/アセトン:98/2)のクロマトグラフィーにより、目的生成物0.42gを単離した。
融点:188℃。
【0113】
実施例3:6−ヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
水素化ナトリウム1.5当量及び硫酸ジメチル2当量のみを使用して、実施例2の工程Cの手順に従った。
融点:138℃。
【0114】
実施例4:(±)−cis−1,2−ジヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
四酸化オスミウム2.5%を溶解している2−メチル−2−プロパノール3.8mlを、実施例2の生成物2g及び4−メチルモルホリンN−オキシド一水塩0.9gをtert−ブタノール/テトラヒドロフラン/水の混合物(10/3/1)に含む溶液に加えた。室温で2日間の後、NaHSO3の飽和溶液105mlを加え、反応混合物を1時間撹拌し、次にジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲル(ジクロロメタン/メタノール:95/5)のクロマトグラフィーにより、目的生成物1.3gを単離した。
融点:194℃。
【0115】
実施例5:(±)−cis−1,2−ジアセトキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例4の生成物0.33gを、ピリジン0.82ml及び無水酢酸0.82mlの冷却した溶液に加えた。室温で6日間の後、反応混合物を氷上に注いだ。沈殿物が形成し、それを濾取し、水で洗浄し、次に真空中で乾燥した。目的生成物0.36gを得た。
融点:163℃。
【0116】
実施例:6(±)−cis−1,2−ジベンゾイルオキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
安息香酸無水物を試薬として使用して、実施例5の手順に従った。
【0117】
実施例7:cis−7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
N,N′−カルボニルジイミダゾール0.24gを、実施例4の生成物0.12gを2−ブタノン5mlに含む溶液に加えた。アルゴン下に3時間還流した後、反応混合物を炭酸ナトリウム5%水溶液で加水分解し、次に酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、次に真空中で濃縮した。シリカゲル(ジクロロメタン/アセトン:2/1)のクロマトグラフィーにより、目的生成物0.75gを単離した。
融点:176℃。
【0118】
実施例8:6−(ジメチルアミノエチルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
N,N−ジメチルエチレンジアミン4mlを、実施例2の生成物0.15gに加えた。不活性雰囲気下に70℃で5日間反応させた後、反応混合物を減圧下で蒸発させてた。得られた残渣を、シリカゲル(シクロヘキサン/酢酸エチル:80/20)のクロマトグラフィーに付して、目的生成物単離した。
融点:油状物。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 428(M+H)+
【0119】
実施例9:6−(ジメチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
N,N−ジメチルプロピルジアミンを試薬として使用して、実施例8の手順に従った。
融点:油状物。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 442(M+H)+
【0120】
実施例10:6−(ジエチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
N,N−ジエチルプロピルジアミンを試薬として使用して、実施例8の手順に従った。
融点:油状物。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 470(M+H)+
【0121】
実施例11:6−〔(3−モルホリン−4−イル)プロピルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
4−(3−アミノプロピル)モルホリンを試薬として使用して、実施例8の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 484(M+H)+
【0122】
実施例12:6−〔(2−モルホリン−4−イル)エチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
4−(2−アミノエチル)モルホリンを試薬として使用して、実施例8の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 470(M+H)+
【0123】
実施例13:6−〔(2−ピペリジン−1−イル)エチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
1−(2−アミノエチル)ピペリジンを試薬として使用して、実施例8の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 468(M+H)+
【0124】
実施例14:(±)−trans−1,2−ジヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
工程D:1−オキソ−2−ヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
過マンガン酸カリウム8.1gを水30mlに希釈した溶液を、実施例2の生成物3.5gをアセトン50mlに含む溶液に、室温で徐々に加えた。2時間後、溶液を減圧下に濃縮した。次に残渣をシリカと混合し、次にシリカゲル(ジクロロメタン/メタノール:98/2)のクロマトグラフィーに付して、少量存在する実施例4の化合物を、目的生成物から単離した。
【0125】
工程E:(±)−trans−1,2−ジヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
NaBH4の0.45gを、工程Dで得られた化合物1gをメタノール30mlに溶解した溶液に加えた。0℃で1時間反応させた後、反応混合物を室温にして、溶媒を蒸発させ、残渣を、シリカゲル(ジクロロメタン/メタノール:95/5)のクロマトグラフィーに付して、目的生成物を単離した。
【0126】
実施例15:(±)−cis−1,2−ジヒドロキシ−6−(ジメチルアミノエチルアミノ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例8の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0127】
実施例16:(±)−cis−9−メトキシ−6,6,17−トリメチル−3,4,5a,10,17,17c−ヘキサヒドロ−2H,6H−ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジオキセピノ〔2′,3′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,4,10−トリオン
実施例4の化合物を基材として及びアシルマロン酸ジクロリドを試薬として使用して、実施例5の手順に従った。
【0128】
実施例17:cis−7−(ジメチルアミノエチルアミノ)−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例15の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0129】
実施例18:(±)−cis−1,2−ジヒドロキシ−6−(ジメチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0130】
実施例19:(±)−cis−1,2−ジアセトキシ−6−(ジメチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例18の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0131】
実施例20:(±)−cis−1−ヒドロキシ−2−ベンゾイルオキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
安息香酸無水物0.125gを、実施例4の化合物0.2gをピリジン3mlに含む溶液に加えた。室温で36時間撹拌した後、反応混合物を減圧下に濃縮した。残渣を、シリカゲル(溶離剤:酢酸エチル/トルエン:70/30)のクロマトグラフィーに付した。
【0132】
実施例21:(±)−cis−1−アセトキシ−2−ベンゾイルオキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
無水酢酸2.5mlを、実施例20の化合物0.1gをピリジン2.5mlに含む溶液に加えた。室温で12時間撹拌した後、反応混合物を減圧下に濃縮した。シリカゲル(溶離剤:ジクロロメタン)のクロマトグラフィーにより、目的生成物を単離した。
【0133】
実施例22:(±)−1−アミノ−2−ヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
工程1:(±)−1−アジド−2−ヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
トリフルオロ酢酸3mlを、実施例4の化合物0.15g及びNaN3の0.5gをクロロホルム6mlに含む溶液に、室温で徐々に加えた。12時間撹拌した後、NaN3の1当量を加え、反応を室温で更に12時間保持した。次に、反応混合物を水、次にNaClの飽和溶液により洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ジクロロメタン/メタノール:95/5)のクロマトグラフィーにより、目的生成物を単離した。
【0134】
工程2:(±)−1−アミノ−2−ヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
工程1の化合物0.2g及びPd/Cの0.09gをエタノール5mlに含有する溶液を、H2雰囲気下に室温で48時間撹拌した。次に、触媒を濾取し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲル(ジクロロメタン/メタノール:95/5)のクロマトグラフィーに付して、目的生成物を単離した。
【0135】
実施例23:7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−1,3a,4,8,15,15c−ヘキサヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕オキサゾロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例22の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0136】
実施例24:6−(ジエチルアミノエチルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
N,N−ジエチルアミノエチルアミンを試薬として使用して、実施例8の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 456(M+H)+
【0137】
実施例25:6−(ジメチルアミノエチルオキシ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
水素化ナトリウム1当量及び2−ジメチルアミノエチルクロリドの塩酸塩1当量を、実施例3の化合物0.2gをジメチルホルムアミド20mlに含む溶液に、窒素下で加えた。70℃で48時間後、反応混合物を冷却し、次に氷水80mlに注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。洗浄し、MgSO4で乾燥した後、溶液を減圧下で蒸発させた。シリカゲル(酢酸エチル/シクロヘキサン:80/20)のクロマトグラフィーにより、目的生成物を単離した。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 429(M+H)+
【0138】
実施例26:6−(ジメチルアミノプロピルオキシ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
3−クロロ−N,N′−ジメチルプロピルアミンの塩酸塩を試薬として使用して、実施例25の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 443(M+H)+
【0139】
実施例27:6−(ジエチルアミノエチルオキシ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
2−ジエチルアミノエチルクロリドの塩酸塩を試薬として使用して、実施例25の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 457(M+H)+
【0140】
実施例28:6−〔(2−モルホリン−4−イル)エチルオキシ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
4−(2−クロロエチル)−モルホリンの塩酸塩を試薬として使用して、実施例25の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 471(M+H)+
【0141】
実施例29:6−〔(メトキシカルボニル)メチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例2の化合物200mg及び2−アミノ酢酸メチルの塩酸塩10当量をジメチルホルムアミド15mlに含有する溶液を、アルゴン下に70℃で保持した。3日後、反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣のシリカゲル(酢酸エチル/シクロヘキサン:85/15)のクロマトグラフィーにより、目的生成物を単離した。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 429(M+H)+
【0142】
実施例30:6−〔(エトキシカルボニル)メチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
2−アミノ酢酸エチルを試薬として使用して、実施例29の手順に従った。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 443(M+H)+
【0143】
実施例31:6−〔(メトキシカルボニル)プロピルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
4−アミノ酪酸を試薬として使用して、実施例29の手順に従い、次に、得られた生成物を、ナトリウムメトキシドの存在下にエステル化条件に付した。
質量スペクトル:(DIC/NH3):m/z 457(M+H)+
【0144】
実施例32:6−〔(メトキシカルボニル)ブチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
5−アミノ吉草酸を第一の試薬として使用して、実施例31の手順に従った。
【0145】
実施例33:cis−6−(ジメチルアミノプロピルアミノ)−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例9の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0146】
実施例34:cis−6−〔(2−モルホリン−4−イル)エチルアミノ〕−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例12の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0147】
実施例35:cis−6−〔(2−ピペリジン−1−イル)エチルアミノ〕−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例13の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0148】
実施例36:trans−6−(ジメチルアミノエチルアミノ)−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例8の化合物を基材として使用して、実施例4の工程D及びEの手順に従った。
【0149】
実施例37:cis−6−(ジメチルアミノエチルオキシ)−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例25の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0150】
実施例38:cis−6−(ジメチルアミノプロピルオキシ)−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例26の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0151】
実施例39:cis−6−〔(2−モルホリン−4−イル)エチルオキシ〕−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例28の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0152】
実施例40:cis−6−〔(メトキシカルボニル)メチルアミノ〕−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例29の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0153】
実施例41:cis−6−〔(メトキシカルボニル)プロピルアミノ〕−1,2−ジヒドロキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例31の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0154】
実施例42:cis−1,2−ジアセトキシ−6−(ジメチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例33の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0155】
実施例43:cis−1,2−ジアセトキシ−6−〔(2−モルホリン−4−イル)エチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例34の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0156】
実施例44:(cis)−1,2−ジアセトキシ−6−〔(2−ピペリジン−1−イル)エチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例35の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0157】
実施例45:(trans)−1,2−ジアセトキシ−6−(ジメチルアミノエチルアミノ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例36の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0158】
実施例46:cis−1,2−ジアセトキシ−6−(ジメチルアミノエチルオキシ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例37の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0159】
実施例47:cis−1,2−ジアセトキシ−6−(ジメチルアミノプロピルオキシ)−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例38の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0160】
実施例48:cis−1,2−ジアセトキシ−6−〔(メトキシカルボニル)メチルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例40の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0161】
実施例49:cis−1,2−ジアセトキシ−6−〔(メトキシカルボニル)プロピルアミノ〕−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例41の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0162】
実施例50:cis−7−(ジメチルアミノプロピルアミノ)−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例33の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0163】
実施例51:cis−6−〔(2−モルホリン−4−イル)エチルアミノ〕−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例34の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0164】
実施例52:cis−6−〔(2−ピペリジン−1−イル)エチルアミノ〕−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例35の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0165】
実施例53:cis−6−(ジメチルアミノエチルオキシ)−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例37の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0166】
実施例54:cis−6−〔(メトキシカルボニル)プロピルアミノ〕−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例41の化合物を基材として使用して、実施例7の手順に従った。
【0167】
実施例55:cis−7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−2−チオキソ−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−8−オン
N,N′−チオカルボニルジイミダゾールを試薬として使用して、実施例7の手順に従った。
【0168】
実施例56:cis−7−(ジメチルアミノエチルアミノ)−4,4,15−トリメチル−2−チオキソ−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−8−オン
実施例15の化合物を基材として第一工程に使用して、実施例55の手順に従った。
【0169】
実施例57:1,2−ジアミノ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例22の化合物の合成の間に副生成物として形成された化合物から出発して、シリカゲルのクロマトグラフィーにより生成物を単離した。
【0170】
実施例58:7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−1,2,3,3a,4,8,15,15c−オクタヒドロ−ベンゾ〔b〕イミダゾ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオン
実施例57の化合物を、Tetrahedron Lett. 1974, 1191に記載されている条件に従って処理した。
【0171】
実施例59:7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−2−チオキソ−1,3a,4,8,15,15c−ヘキサヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕オキサゾロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−8−オン
実施例22の化合物を基材として使用して、実施例55の手順に従った。
【0172】
実施例60:9−メトキシ−6,6,17−トリメチル−1,3,4,5a,6,10,17,17c−オクタヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕〔1,4〕オキサゼピノ〔3′,2′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,3,10−トリオン
実施例22の化合物を基材として使用して、実施例16の手順に従った。
【0173】
実施例61:10,11−ジクロロ−6−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
3−アミノ−6,7−ジクロロ−2−ナフタレンカルボン酸を基材として工程Aにおいて使用して、実施例1の工程A及びBの手順に従った。
【0174】
実施例62:10,11−ジクロロ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例61の化合物を基材として使用して、実施例2の手順に従った。
【0175】
実施例63:cis−10,11−ジクロロ−1,2−ジヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例62の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0176】
実施例64:6−ヒドロキシ−9,12−ジメトキシ−3,3−ジメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
3−アミノ−5,8−ジメトキシナフタレンカルボン酸を基材として工程Aにおいて使用して、実施例1の工程A及びBの手順に従った。
【0177】
実施例65:6,9,12−トリメトキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例64の化合物を基材として使用して、実施例2の手順に従った。
【0178】
実施例66:10,11−ジ−tert−ブチル−6−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
3−アミノ−6,7−ジ−tert−ブチルナフタレンカルボン酸を基材として工程Aにおいて使用して、実施例1の工程A及びBの手順に従った。
【0179】
実施例67:10,11−ジ−tert−ブチル−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例66の化合物を基材として使用して、実施例2の手順に従った。
【0180】
実施例68:cis−10,11−ジ−tert−ブチル−1,2−ジヒドロキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例67の化合物を基材として使用して、実施例4の手順に従った。
【0181】
実施例69:cis−1,2−ジアセトキシ−10,11−ジ−tert−ブチル−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例68の化合物を基材として使用して、実施例5の手順に従った。
【0182】
実施例70:10,11−ジ−tert−ブチル−6(ジメチルアミノエチルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オン
実施例67の化合物を基材として使用して、実施例8の手順に従った。
【0183】
本発明の化合物の薬理学的試験
実施例71:in vitro活性
ネズミ白血病L1210をin vitroで使用した。細胞は、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン、ペニシリン50単位/ml、ストレプトマイシン50μg/ml及び10mM Hepes、pH=7.4を含むRPMI1640完全培地中で培養した。細胞をマイクロプレート上に分配し、細胞毒性化合物に細胞倍増の4周期、すなわち48時間暴露した。次に生存している細胞の数を、比色定量アッセイであるミクロ培養テトラゾリウムアッセイ〔Microculture Tetrazolium Assay(Cancer Res. 1987, 47, 939-942)〕により測定した。結果を、処理した細胞の増殖を50%阻害する細胞毒性剤の濃度である、IC50で表した。得られた結果を表1に示した。
【0184】
【表1】
Figure 0003825630
【0185】
本発明の化合物は、基準化合物であるアクロニシンよりも更に強い効力があった。
【0186】
実施例72:in vivo活性
1−細胞系P388の抗腫瘍活性
細胞系P388(ネズミ白血病)は、National Cancer Institute(Frederick、米国)より提供された。腫瘍細胞(106細胞)を、雌B6D2F1マウス(Iffa Credo、フランス)の腹腔内に0日目に接種した。体重18〜20gのマウス6匹を、それぞれの実験群に使用した。生成物は、1日目に腹腔内経由で投与した。
【0187】
抗腫瘍活性を%T/Cとして表した。
【0188】
【数1】
Figure 0003825630
【0189】
表2に適量で得られた抗腫瘍活性を示した。
【0190】
【表2】
Figure 0003825630
【0191】
実施例7の生成物は、このモデルでは非常に活性であるが、アクロニシンは、僅かに活性であるにすぎない。
【0192】
2−ヒトクローン癌HT29の抗腫瘍活性
細胞系HT29は、ATCC(American Type Culture Collection、Rockville、米国)より提供された。腫瘍細胞を、雌ヌードスイスマウス(動物当たり107細胞)に皮下経由で接種した。次に腫瘍を除去し、断片に切断し、皮下経由でヌードマウスに組織移植した。腫瘍容量が50〜100mm3に達すると、マウスを、8匹の動物を有する試験群(対照群)と6匹の動物を有する試験群(処理群)に分配した(0日目)。生成物を、静脈内経由で1週間に1回3週間投与した。腫瘍を、1週間に2回測定し、腫瘍容量は、下記の式に従って計算した。
【0193】
容量(mm3)=長さ(mm)×幅2(mm2)/2
【0194】
結果を%T/Cとして表した。
【0195】
【数2】
Figure 0003825630
【0196】
V0及びVtは、それぞれ初期容量及び時間tで測定した容量である。
【0197】
表3に実施例5の化合物の適量において得られた抗腫瘍活性を示した。
【0198】
【表3】
Figure 0003825630
【0199】
実施例5の化合物は、HT29腫瘍の成長を阻害し、一般的に抗腫瘍剤に対してあまり感受性がなかった。この化合物は、このモデルでは非常に活性であり、32日目、すなわち最初の投与から18日後での阻害は83%であった。
【0200】
実施例73:薬剤組成物:錠剤
それぞれ10mgを含む錠剤1000錠を調製する場合の処方
実施例7の化合物 10g
乳糖 40g
ステアリン酸マグネシウム 10g
小麦デンプン 15g
トウモロコシデンプン 15g
シリカ 3g
ヒドロキシプロピルセルロース 5g

Claims (11)

  1. 式(I):
    Figure 0003825630
    〔式中、
    X及びYは、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メルカプト基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)トリハロアルキル基を表し、
    1は、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表し、
    2は、
    水素原子、
    ヒドロキシ基、
    直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基、
    直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基(これは、場合により、
    式:NR78(式中、R7及びR8は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の基により、又は
    モルホリン環により置換されている)、又は
    アミノ基(これは、場合により、
    同一又は異なる直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基の1又は2個により
    式:−R9−NR78(式中、R9は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基を表し、そしてR7及びR8は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の基により、
    直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基(これは、モルホリンもしくはピペリジン環により置換されている)により、又は
    下記の式:
    Figure 0003825630
    (式中、R9は、上記と同義であり、そしてR10は、ヒドロキシ基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基を表す)の基により置換されている)を表し、
    3及びR4は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表し、
    Aは、−CH=CH−基又は式:−CH(R5)−CH(R6)(式中、R5及びR6は、同一又は異なってもよく、互いに独立して、
    水素原子、
    ヒドロキシ基、
    直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基、
    直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ基、
    アリールカルボニルオキシ基、
    アミノ基を表すか、又は
    5及びR6は、一緒になって、
    下記の式:
    Figure 0003825630
    (式中、Zは、酸素原子又は硫黄原子を表す)の基
    下記の式:
    Figure 0003825630
    の基、又は
    Figure 0003825630
    (式中、B′は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基を表す)の基を形成する)のエチレン基を表し、
    ここで、用語「アリール」は、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシ、ニトロ、アミノ、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルアミノ、直鎖もしくは分岐鎖ジ(C1−C6)アルキルアミノ、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アシル及び直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシから選択される、同一又は異なる置換基の1個以上を含有する、フェニル又はナフチル基を意味する〕の化合物、その光学異性体又は薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩。
  2. 3及びR4が、同一又は異なってもよく、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表すことを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物、その光学異性体又は薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩。
  3. 2が、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルコキシ基又はアミノ基(これは、場合により、請求項1に定義されている置換基の1又は2個により置換されている)を表すことを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物、その光学異性体又は薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩。
  4. 2が、アミノ基〔これは、式:−R9−NR78(式中、R9は、直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキレン基、そしてR7及びR8は、同一又は異なってもよく、水素原子又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキル基を表す)の基により置換されている〕を表すことを特徴とする、請求項1又は3記載の式(I)の化合物、その光学異性体又は薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩。
  5. Aが、−CH=CH−基又は式:−CH(R5)−CH(R6)−(式中、R5及びR6は、ヒドロキシ基又は直鎖もしくは分岐鎖(C1−C6)アルキルカルボニルオキシ基を表すか、又はR5及びR6は、一緒になって、下記の式:
    Figure 0003825630
    の基を形成する)の基を表すことを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物、その光学異性体又は薬学的に許容し得る酸又は塩基とのその付加塩。
  6. (±)−cis−1,2−ジアセトキシ−6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−2,3,7,14−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オンである、請求項1記載の式(I)の化合物。
  7. cis−7−メトキシ−4,4,15−トリメチル−3a,8,15,15c−テトラヒドロ−4H−ベンゾ〔b〕〔1,3〕ジオキソロ〔4′,5′:4,5〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−2,8−ジオンである、請求項1記載の式(I)の化合物。
  8. 6−メトキシ−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オンである、請求項1記載の式(I)の化合物。
  9. 6−(ジエチルアミノプロピルアミノ)−3,3,14−トリメチル−7,14−ジヒドロ−3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,2−h〕アクリジン−7−オンである、請求項1〜5のいずれか1項記載の式(I)の化合物。
  10. 活性成分として、請求項1〜のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1つを、単独で、又は不活性で非毒性の薬学的に許容し得る賦形剤もしくは担体の1つ以上と組み合わせて含む医薬組成物。
  11. 請求項1〜のいずれか1項記載の活性成分の少なくとも1つを含む癌の治療の使用のための、請求項10記載の医薬組成物。
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