JP3825554B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタ等に適用される作業車であって、制動装置の操作性の向上等を図った作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、トラクタ等の作業車において、走行中に旋回を行う場合には、旋回内側の後輪ブレーキ装置を作動させて旋回内側の後輪を制動し、できるだけ旋回半径を小さくするようにしていた。
【0003】
この場合、後輪ブレーキ装置は、例えば、作業者がブレーキペダルを踏圧することにより作動させていた。
そして、該作業車には、ブレーキペダルによるブレーキ装置の作動に加えて、ステアリングの回転操作に連動して旋回内側の後輪ブレーキ装置が作動するオートブレーキ機構が設けられていた。
【0004】
また、ブレーキ装置の作動をブレーキペダル以外で行う機構として、実用新案登録第2539024号に示すように、遠隔操作装置によりブレーキ装置を操作するものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前述のように、ブレーキペダルを踏圧することにより旋回内側の後輪ブレーキ装置を作動させて旋回する場合には、作業者ができるだけ小旋回しようとして該ブレーキペダルを力一杯踏圧してしまい、旋回内側の後輪が完全にロックされた状態となって全く回転しなくなってしまう。
【0006】
また、前記オートブレーキ機構ではステアリングを最大切角まで操作するとロック状態となり、前記遠隔操作装置による操作では該ブレーキ装置の制動状態で後輪がロック状態となってしまっていた。
【0007】
これにより、旋回内側の後輪が同一地点で旋回して地面に穴を掘ってしまうとともに、旋回外側の後輪が地面を掘り起こして圃場が荒れてしまい、後に行う均平作業が大がかりなものとなってしまう。
【0008】
また、ブレーキペダルの踏圧を調整することによって、旋回内側の後輪が僅かに回転する状態である半ロック状態とすると、圃場の荒れ等の問題は抑えることができるが、この半ロック状態となるようにブレーキペダルの踏圧を調整するためには熟練を要するとともに、旋回中は常に踏圧を加減する必要があって疲労が大きくなるため、実際の作業の中で半ロック状態を保つことは困難であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、作業車における以上のような課題を解決すべく、次のような手段を用いるものである。
【0010】
ステアリングハンドル(10)の回転操作に連動して旋回内側の後輪ブレーキ装置を作動し、該ステアリングハンドル(10)の切角に比例して制動力を発生するように構成したオートブレーキ機構を有する作業車において、機体下部の左右方向に、ステアリングハンドル(10)の操作と共に回動自在としたピットマンシャフト(11)を横設し、該ピットマンシャフト(11)と並行して後方に、ブレーキシャフト(12)を横設し、該ピットマンシャフト(11)の他端部には旋回リンク(21)を設け、該旋回リンク(21)のピットマンシャフト(11)に対する上下の位置に、左ステー(21a)と右ステー(21b)を装着し、前記ブレーキシャフト(12)には、左カムレバー(22)と右カムレバー(23)を嵌装し、該左右カムレバー(22・23)間には、ブレーキペダル(2)を固設したブレーキ支持軸(38)を回動自在に嵌装し、該ブレーキ支持軸(38)の下部にはイコライザ(30)を配置し、前記旋回リンク(21)の左ステー(21a)と、左カムレバー(22)の左ステー(22a)とを左連結ロッド(24)で連結し、旋回リンク(21)の右ステー(21b)と、右カムレバー(23)の右ステー(23a)とを右連結ロッド(25)で連結し、前記左右連結ロッド(24・25)上に、ステアリングハンドル(10)の切角に対する制動力の大きさの調節手段を設け、ステアリングハンドル(10)の最大切角時に、制動側の後輪が半ロック状態となるように調節可能に構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面より説明する。
【0012】
図1は本発明の作業機であるトラクラを示す全体側面図、図2は同じく平面図、図3は旋回装置を示す平面図、図4は同じく側面図、図5は同じく部分平面図、図6は同じく部分側面図、図7は中間リンクを示す側面図、図8は連結ロッドを示す側面図、図9はクラッチ機構を示す後面図、図10はクラッチの動作状態を示す後面図、図11はブレーキ機構を示す正面図、図12は同じく斜視図、図13はブレーキペダルの別実施例を示す斜視図、図14は図13におけるステアリング部の別実施例を示す斜視図、図15は左右の後輪ブレーキ装置をそれぞれ独立して作動可能とする左右ブレーキペダルを具備したブレーキ装置を示す平面図、図16はブレーキペダルに取り付けた連結具及びカバー体を示す正面図、図17は図16におけるブレーキペダルのブレーキ支軸を示す斜視図、図18はブレーキ支軸とカムレバーとの噛合状態を示す側面断面図、図19は検出装置のハーネスを覆うカバー体のブレーキペダルの軸部への取り付け状態を示す側面図、図20カバー体を示す斜視図、図21はロック機構を示す側面図、図22はロック機構におけるロックレバー配置状態を示す斜視図である。
【0013】
まず、本発明の作業機としての一例であるトラクタの概略構成について、図1、図2により説明する。
前輪5と後輪6とによって、クラッチハウジング8及びミッションケース9を支持している。クラッチハウジング8の上部にはボンネット7を載置して、該ボンネット7の後方にステアリングハンドル10を配設し、該ステアリングハンドル10の後方には座席19を設けている。
また、前記クラッチハウジング8左右側にはステップ1を張り出し、該ステップ1から上方にブレーキペダル2を突出している。座席19の側方に配設したレバーガイド3・4には、主変速レバー81や切換えレバーなどを配置しており、右側のレバーガイド3の前下方には、後輪ブレーキの制動状態を保持するためのロック機構を操作するロックレバー20が配設されている。
【0014】
次に、旋回装置について説明する。まず、オートブレーキ機構について説明する。
図3乃至図8において、前記ステアリングハンドル10は、ステアリングポスト17に支持され、該ステアリングポスト17下方にピットマンアーム16を上下回動可能に配設している。前記クラッチハウジング8の下部において、機体左右方向に回動自在に横設したピットマンシャフト11の一端部にピットマンアーム13を嵌装し、該ピットマンアーム13とピットマンシャフト11とが一体的に回動可能に構成している。該ピットマンアーム13のアーム13aと、前記ピットマンアーム16の先端部とはドラッグロッド15で連結され、ピットマンアーム13のアーム13bにはドラッグロッド14の一端が取付けられている。
【0015】
ステアリングハンドル10を回転操作すると、ピットマンアーム16が上下に回動して、ピットマンアーム13のアーム13aを上下に回動させ、該アーム13aの回動動作に伴ってアーム13bが前後に回動する。そして、アーム13bの回動動作によりドラッグロッド14が前後移動するとともにタイロッド18が左右移動して、前輪5・5を操向するように構成している。
【0016】
前記ピットマンシャフト11の他端部には旋回リンク21が回動自在に嵌入され、該ピットマンシャフト11の他端からはクラッチ31を挿脱可能に嵌入して、該クラッチ31に固設したカムアーム37と旋回リンク21とが一体的に回動可能に連結されている。ピットマンシャフト11の後方にはブレーキシャフト12が左右に横設され、ピットマンシャフト11と略平行に配置されている。該ブレーキシャフト12には左右カムレバー22・23を嵌装し、該左カムレバー22はブレーキシャフト12と一体的に回動可能に構成して、右カムレバー23はブレーキシャフト12に対して回動自在に構成している。該左右カムレバー22・23の間にブレーキペダル2の支持軸を回動自在に嵌装している。
【0017】
前記旋回リンク21の左ステー21aと、左カムレバー22のステー22aとを左連結ロッド24で連結し、旋回リンク21の右ステー21bと右カムレバー23のステー23aとを右連結ロッド25で連結し、該左右連結ロッド24・25はステー22a・23a内を摺動自在に構成している。
また、図8に示すように、左右連結ロッド24・25の後部にはバネ受カラー24a・25aを摺動自在に嵌装して、該バネ受カラー24a・25aと左右連結ロッド24・25後端に螺合した螺子部材24b・25bとの間にはスプリング28・28を介装して、バネ受カラー24a・25aがステー22a・23aに当接するように付勢している。
【0018】
尚、螺子部材24b・25bはバネリテーナ24c・25cとロックナット24d・25dとで構成され、左右連結ロッド24・25後端に螺嵌したバネリテーナ24c・25cの後方からロックナット24d・25dを螺嵌して、該バネリテーナ24c・25cの前後位置を固定しており、左右連結ロッド24・25の螺子部前端までバネリテーナ24c・25cを締め込むと、前記スプリング28・28の前後長さが所定寸法となるように構成している。
一方、左右連結ロッド24・25の前端部には、単数又は複数のカラー50が嵌装されており、該カラー50は、カラー50前方に螺嵌されたナット71によりその前後位置を規制されている。
そして、該カラー50の前後位置は、ステアリングハンドル10が切られていなくてピットマンシャフト11が回動していない場合において、カラー50後端と旋回リンク21のステー21aとの間隔が略無い状態に調整されている。
【0019】
そして、左右連結ロッド24・25が前方に移動すると、該バネ受カラー24a・25aがステー21a・22aに係止するとともに、スプリング28・28がバネ受カラー24a・25aを前方に付勢しているので、この付勢力によって該バネ受カラー24a・25aがステー21a・22aを前方に回動することとなる。
尚、旋回リンク21、左右カムレバー22・23、左右連結ロッド24・25などで中間リンクを構成しており、該旋回リンク21のボス部21dが嵌装されているピットマンアーム11は、該中間リンクを支持する中継支軸を兼ねている。
【0020】
前記ブレーキシャフト12の左端部とミッションケース9の左方に配設した左ブレーキカム34aとがブレーキロッド26にて連結され、ブレーキシャフト12の右端部に配設した右カムレバー23と右ブレーキカム34bとがブレーキロッド27にて連結されて、ブレーキシャフト12が回動して左ブレーキカム34aが前方に回動すると左後輪ブレーキ装置が作動し、右カムレバー23が回動して右ブレーキカム34bが前方に回動すると右後輪ブレーキ装置が作動するように構成している。
【0021】
また、クラッチ31と切換えレバー32とを切換えロッド33などで連結して、該レバー32を操作することでオートブレーキ機構の作動モードの入切を切換えできるように構成している。
即ち、図9、図10に示すように、切換えレバー32により作動モードが入状態とされた場合は、クラッチ31の爪部31bがピットマンシャフト11に嵌入し、クラッチ31とピットマンシャフト11とが一体的に回動して、該ピットマンシャフト11の回動動作を、旋回リンク21などにより構成した中間リンクを介してブレーキシャフト12へ伝達して、オートブレーキ機構が作動するように構成している。
一方、切換えレバー32により作動モードが切状態とされた場合は、クラッチ31の爪部31bがピットマンシャフト11から抜脱して、ピットマンシャフト11が回動してもクラッチ31は回動しないようになって、該ピットマンシャフト11の回動動作はブレーキシャフト12へ伝達されず、機体を旋回してもオートブレーキ機構が作動しないように構成している。
【0022】
このようにオートブレーキ機構を構成して、作動モードが入状態である場合に、例えば機体が左へ旋回する方向へステアリングハンドル10を回転操作すると、ピットマンアーム16は下方へ回動して、ピットマンアーム13のアーム13aを下方に回動させる。それに伴ってピットマンシャフト11が回動して、クラッチ31に固設したカムアーム37を回動させる。カムアーム37は、図9における該カムアーム37の固定ピン37aを旋回リンク21の固定孔21cに嵌入して、該旋回リンク21と一体的に回動するように構成しているので、図7に示すように旋回リンク21の固定孔21c及びステー21aが前方に回動する。
【0023】
すると、該ステー21aが左連結ロッド24に嵌装されたカラー50に係止して該左連結ロッド24が前方へ移動し、左連結ロッド24のバネ受カラー24aが左カムレバー22のステー22aに係止して、スプリング28の付勢力によって該ステー22aが前方に回動する。ステー22aが前方に回動した左カムレバー22は、ブレーキシャフト12を一体的に回動して、ブレーキロッド26を前方に移動させるとともに左ブレーキカム34aを前方に回動させて、左後輪ブレーキ装置を作動させるのである。
この場合、右カムレバー23のステー23aに取付けられた右連結ロッド25は、旋回リンク21のステー21bが摺動しながら後方に移動するため前方へは引っ張られないので、右カムレバー23は回動せず、右後輪ブレーキ装置は作動しない。
【0024】
逆に、機体が右へ旋回する方向へステアリングハンドル10を回転操作すると、旋回リンク21のステー21bが前方へ回動する。すると、該ステー21bが右連結ロッド25に嵌装されたカラー50に係止して該右連結ロッド25が前方へ移動し、右連結ロッド25のバネ受カラー25aが右カムレバー23のステー23aに係止して、スプリング28の付勢力によって該ステー23aを前方に回動する。
そして、右カムレバー23に前端を連結したブレーキロッド27が前方へ移動するとともに右ブレーキカム34bを前方に回動して右後輪ブレーキ装置が作動する。
この場合、左カムレバー22のステー22aに取付けられた右連結ロッド25は、旋回リンク21のステー21aが摺動しながら後方に移動するため前方へは引っ張られないので、左カムレバー22は回動せずに、左後輪ブレーキ装置は作動しない。
【0025】
尚、左右のブレーキロッド26・27には、該ロッド26・27を後方に付勢するスプリング29・29が取付けられているので、ステアリングハンドル10を直進走行状態に戻せば左右ブレーキカム34a・34bは後方に回動して、左右後輪ブレーキ装置は作動を停止する。
【0026】
また、前記ピットマンアーム16の回動量はステアリングハンドル10の回転操作量、即ちステアリングハンドル10の切角に比例するように構成しているので、該回転操作量に比例した左ブレーキカム34a若しくは右ブレーキカム34bの回動量が得られ、ステアリングハンドル10の回転操作量に比例した左右後輪ブレーキ装置の制動力を得ることができる。
【0027】
そして、本作業車におけるオートブレーキ機構には、ステアリングハンドル10の切角に対する制動力の大きさを調節する調節機構を設けており、該調節機構によって、ステアリングハンドル10の最大切角時に制動側の後輪である旋回内側の後輪が半ロック状態となるように調節している。
この調節機構は、図8に示す左右連結ロッド24・25の前端部にナット71を螺嵌し、該ナット71と旋回リンク21のステー21a・21bとの間に適宜数量のカラー50を介装して構成しており、該ナット71の前後位置とカラー50の嵌装数とを変化させることによって、該カラー50後端とステー21a・21bとの間隔を調節するように構成している。該間隔を調節することにより、ステアリングハンドル10の切り始めから、カラー50後端とステー21a・21bとが当接するまでのステアリングハンドル10の切角が変化して、ステアリングハンドル10の切角に対する制動力の大きさを調節することができるのである。
【0028】
そして、前述の如く、本作業車のオートブレーキ機構においては、ステアリングハンドル10が切られていない状態において、カラー50後端と旋回リンク21のステー21aとの間隔が略無いように調節し、該ステアリングハンドル10を最大切角状態とした際に、旋回内側の後輪が半ロック状態となるようにしている。
このように、本作業車のオートブレーキ機構には、ナット71の前後位置とカラー50の嵌装数とを変化させることのみの簡単な作業によって、ステアリングハンドル10の切角に対する制動力の大きさを調節することができる調節機構を設けており、該調節機構によりオートブレーキ機構の制動力を、ステアリングハンドル10の最大切角時に制動側の後輪である旋回内側の後輪が半ロック状態となるように調節している。
【0029】
尚、左右カムレバー22・23の回動は、左右連結ロッド24・25の移動で増加したスプリング28の付勢力によるものなので、旋回リンク21が回動してから若干遅れて左右後輪ブレーキ装置が作動することとなる。
そして、スプリング28に代えて、ゴム、又は、ゴムダンパーなどを使用しても良く、ゴムに変更した場合はスプリングと違って、ゴミや泥などが侵入する心配がなく、また、安価に構成できるという特徴がある。
【0030】
以上の如く、オートブレーキ機構に、簡単な作業によりステアリングハンドル10の切角に対する制動力の大きさを調節することができる調節機構を設けて、ステアリングハンドル10を最大切角状態とした際に、旋回内側の後輪が半ロック状態となるように調節したので、特別な熟練を要することなく、誰でもオートブレーキ機構の制動力を半ロック状態とすることができる。
このように、旋回内側の後輪を半ロック状態として旋回すると、旋回中心となる旋回内側の後輪が僅かに移動しながら機体が旋回するので、該後輪を完全にロックした状態での旋回と略同等の旋回半径を得ながら、圃場の荒れを最小限に抑えて旋回することができ、乾田であるか、湿田であるかにかかわらず、高能率作業を行うことができる。
また、半ロック状態にするためには、ステアリングハンドル10の切角を最大にするだけの簡単な作業でよいので、半ロック状態を保持しながら旋回しても疲れない。
さらに、オートブレーキ機構の作動モードが入状態となっている場合に、移動中に誤って急ハンドル操作をして、ステアリングハンドル10が最大切角状態になったとしても、旋回内側の後輪は完全ロック状態とはならないので、機体が転倒することを防止できる。
【0031】
次に、作業者がブレーキペダル2を踏圧して左右後輪ブレーキ装置を作動させるブレーキ機構について説明する。
図11、図12に示すように、前記ブレーキシャフト12には左右カムレバー22・23が嵌装され、該左右カムレバー22・23間にはブレーキ支持軸38が回動自在に嵌装されている。該ブレーキ支持軸38にはブレーキペダル2が固設され、該ブレーキペダル2の操作部2aを踏圧するとブレーキ支持軸38が回動するよう構成している。ブレーキ支持軸38の下端部にはバランス機構であるイコライザ30が固設され、該イコライザ30は、ブレーキ支持軸38に固設したブラケット30bと、左右に横設したアーム30aとで構成されている。該アーム30aは、回動軸30cを中心にして水平方向に回動自在にブラケット30bへ取付けられている。
【0032】
左カムレバー22は、回動軸22dの上方にステー22aを配設し、該回動軸22dの下方にレバー22bを固設している。また、右カムレバー23は、回動軸23dの上方にステー23aをアーム23cを介して取付け、該回動軸23dの下方にレバー23bを固設して、該レバー22b・23bは、その前端が前記イコライザ30のアーム30aと当接する位置に配置されている。
【0033】
そして、ブレーキペダル2の操作部2aを下方に踏圧すると、ブレーキ支持軸38に固設したイコライザ30が後方に回動して、左右カムレバー22・23のレバー22b・23bを同時に後方に回動し、ステー22a・23aを前方に回動する。ステー22a・23aが前方に回動すると、前述のようにブレーキカム34a・34bが回動して、左右後輪ブレーキ装置が作動する。
このように、ブレーキペダル2を操作することで左右後輪ブレーキ装置を同時に作動させることができるのである。
【0034】
ブレーキカム34a・34bを回動させるのに必要な力は、例えば、該ブレーキカム34a・34bが回動を開始して実際に後輪ブレーキ装置が制動力を生じるまでの間、即ちブレーキカム34a・34bの回動動作が該ブレーキ装置の遊びの範囲にある場合と、ブレーキカム34a・34bの回動動作が実際に制動力を生じさせている範囲にある場合とでは異なり、この両者の場合においてはレバー22b・23bを回動させるのに必要な力は同様に異なる。ブレーキペダル2を下方に踏圧してイコライザ30のアーム30aによりレバー22b・23bを回動させる際に、両者を回動させるのに必要な力が異なる場合は、該アーム30aは、水平方向に回動可能に構成しており、回動させるのに大きな力が必要なレバーに当接している側が、他側に比べて前方に回動されて、両側に掛かる力が等しくなった位置で回動が停止する。即ち、左右の後輪ブレーキ装置が同一の制動力を有する状態でレバー22b・23bを回動することができ、ブレーキペダル2を踏圧すると、左右の後輪ブレーキ装置は同一の制動力を生じさせることができるのである。
【0035】
また、作業車の旋回装置は次のようにも構成できる。図13において、ステアリングポスト17に支持されたステアリングハンドルを回転操作すると、ピットンアーム16が上下に回動して、ドラッグロッド15によってピットンアーム16と連結されたピットマンアーム13が回動するとともに、ドラッグロッド14を前後移動させて、前輪5・5を走行するように構成している。
【0036】
また、本実施例のオートブレーキ機構は前述例と同様に、ピットマンアーム13の回動動作とともに回動するピットマンシャフト11の、該ピットマンアーム13の配設側とは反対側端部にクラッチ31を配設して、該クラッチ31をピットマンシャフト11に挿脱可能に嵌入している。該クラッチ31に固設したカムアーム37の固定ピン37aを、ピットマンシャフト11に回動自在に嵌装した旋回リンク21の固定孔21cに摺動自在に嵌入し、カムアーム37と旋回リンク21とが一体的に回動可能に構成している。 ピットマンシャフト11の後方には、ブレーキシャフト12を横設して、該ブレーキシャフト12には、左右カムレバー58・59を回動自在に嵌装し、左カムレバー58はブレーキシャフト12と一体的に回動して、右カムレバー59はブレーキシャフト12に対して回動自在としている。
【0037】
左右カムレバー58・59は、前記旋回リンク21と左右連結ロッド24・25を介して連結され、また、ブレーキシャフト12は左後輪ブレーキ装置を作動させる左ブレーキカム34aと、左ブレーキロッド26を介して連結され、右カムレバー59は右後輪ブレーキ装置を作動させる右ブレーキカム34bと、右ブレーキロッド27を介して連結されている。そして、旋回リンク21の固定孔21cが前方に回動すると左ブレーキカム34aが回動して左後輪ブレーキ装置が作動し、固定孔21cが後方に回動すると右ブレーキカム34bが回動して右後輪ブレーキ装置が作動するように構成している。
また、前述の切換えレバー32を上下に回動して切換えロッド33を前後に移動させ、回動軸44を中心に切換えピン35を回動させることで、クラッチ31をピットマンシャフト11に対して挿脱させて、オートブレーキ機構の作動を入切することができる。
【0038】
右ブレーキロッド27の上方には支軸55を左右方向に横設し、該支軸55には左右カムレバー56・57を回動自在に配設して、両カムレバー56・57の間にブレーキ支持軸38’を回動自在に嵌装している。該ブレーキ支持軸38’は下方に向けてブレーキペダル2’を垂設し、ブレーキ支持軸38’の外周上部には前記イコライザ30を固設している。左カムレバー56は左カムレバー58と連結リンク62で連結され、右カムレバー57は右カムレバー59と連結リンク61で連結されており、左右カムレバー58・59が左右カムレバー56・57の回動動作に連動するよう構成している。
【0039】
以上のように構成したので、ブレーキペダル2’を踏圧すると、イコライザ30の作用により、左右後輪ブレーキ装置が同時に、同一の制動力で作動するのである。
また、オートブレーキ機構によって左右一方の後輪ブレーキ装置が作動している場合においても、ブレーキペダル2’を踏圧すると、該オートブレーキ機構に優先して、ブレーキペダル2’の操作によるブレーキ機構が作動し、左右後輪ブレーキ装置が同時に作動するように構成している。
このように、ブレーキシャフト12の上方に配設した中間支軸からブレーキペダル2’を垂設したことにより、足元のスペースが有効に使用できるようになり、作業車がキャビン仕様にも対応可能になり、また防音、防振に優れた設計を行なうことができるようになる。
本実施例は、図14に示すように、ステアリングがパワーシリンダー63を介して操向を行なうパワーステアリング仕様の場合にも構成できる。
尚、前述の実施例においても、このようなパワーステアリング仕様で構成できることはいうまでもない。
【0040】
また、前記ブレーキペダル2は、図15、図16に示すように左右の後輪ブレーキ装置をそれぞれ独立して作動可能とする左右ブレーキペダル67・68で構成することも可能である。左右ブレーキペダル67・68のブレーキ支軸65・66は、ブレーキシャフト12に嵌脱自在、及び回動自在に嵌装され、該左ブレーキ支軸65はブレーキシャフト12に嵌装した前記カムレバー22・23間に配置し、ブレーキ支軸66はカムレバー23の外側方に配置している。
【0041】
図17、図18に示すように、左ブレーキ支軸65のカムレバー22側面には爪部65a・65aを形成し、カムレバー22の左ブレーキ支軸65側面は該爪部65a・65aと合う形状に形成して両者を噛合させ、左ブレーキペダル67を踏圧すると、左ブレーキ支軸65とカムレバー22とが一体的に回動して左後輪ブレーキ機構が作動するように構成している。
また、右ブレーキ支軸66のカムレバー23側面には爪部66a・66aを形成し、カムレバー23の右ブレーキ支軸66側面は該爪部66a・66aと合う形状に形成して両者を噛合させ、右ブレーキペダル68を踏圧すると右ブレーキ支軸66とカムレバー23とが一体的に回動して右後輪ブレーキ機構が作動するように構成している。
尚、前記ブレーキペダル2を左右の後輪ブレーキ装置をそれぞれ独立して作動可能とする左右ブレーキペダル67・68で構成した場合においても、前述のように、ステアリング10の切角に対する後輪ブレーキ装置の制動力の大きさを調節する調節手段を設けて、該調節手段によりステアリング10の最大切角時に制動側の後輪が半ロック状態となるように容易に調節可能に構成することができる。
【0042】
そして、左右ブレーキペダル67・68には、左右後輪ブレーキ機構を同時に作動させるべく、該左右ブレーキペダル67・68を一体的に連結する連結具72を取り付けている。
即ち、左右ブレーキペダル67・68の一方、例えば、左ブレーキペダル67のペダル部67a裏面に連結具72の基部72aを取り付けるとともに、他方の右ブレーキペダル68のペダル部68a裏面に受部72bを取り付け、該基部72aに回動自在に取り付けられた連結板72cを受部72bに係合させることで、左右ブレーキペダル67・68を一体的に連結するように構成している。
尚、図15においては、左右ブレーキペダル67・68が連結具72により連結されていない状態を示しており、図16においては、左右ブレーキペダル67・68が連結具72により連結されている状態を示している。
【0043】
右ブレーキペダル68に取り付けられた連結具72の受部72bの外側には検出装置73を付設して、連結板72cが受部72bと係合する場合には同時に該検出装置73とも係合するように構成して、左右ブレーキペダル67・68の連結状態を検出するようにしている。該検出装置73は、ハーネス73aにより、検出装置73を駆動するための電源装置や、検出装置73による検出結果を表示するための表示装置等と電気的に接続され3ており、この表示装置により、機体を運転操作する作業者が、現在左右ブレーキペダル67・68が連結されているか否かを判断できるようにしている。
【0044】
図16、図19に示すように、前記ハーネス73aは、カバー体74により右ブレーキペダル68の軸部68bに沿って、該軸部68b下端部まで配線されている。該カバー体74は軸部68bの上端部から下端部まで配設されており、この範囲でハーネス73aを覆いながら、該軸部68bに沿って車両のステップ1の下方まで配線している。
【0045】
カバー体74は弾性を有した樹脂等の部材により構成され、図20に示すように、断面を略瓢箪型とした筒状に形成するとともに、大径部74aの円周の一部を切り欠いた切欠部74cを形成しており、該大径部74aの内周径は、軸部68bの外周径よりも若干小さく構成している。
そして、カバー体74の小径部74bにハーネス73aを嵌通させ、大径部74aを切欠部74cから右ブレーキペダル68の軸部68bに嵌合させて、該カバー体74を軸部68bに取り付けている。また、前記切欠部74cは、ハーネス73aをカバー体74に嵌め込むときにも、容易となるメリットがある。
【0046】
カバー体74は弾性を有する樹脂等の部材によって構成され、大径部74aの内周径を軸部68bの外周径よりも若干小さく構成しているので、該カバー体74は、小径部74bの端部(大径部74aの切欠部74cと反対側に位置する端部)を支点として大径部74aにより軸部68bを締め付けるバネ部材の如く作用し、カバー体74を軸部68bに固定している。カバー体74には切込部74dを設け、該切込部74dが右ブレーキペダル68のストッパー部68dに当接し、カバー体74の上下方向、回転方向の位置決めになるように構成して、カバー体74が動かないようにしている。
さらに、切欠部74cを軸部68bに当接させて押し込むだけの簡単な作業により、ワンタッチで該カバー体74を軸部68bに取り付けることができ、逆に、該カバー体74を軸部68bから取り外す場合には、該カバー体74の小径部74bを持って引っ張るだけの簡単な作業により、ワンタッチで取り外すことができるのである。
尚、カバー体74は、左ブレーキペダル67の軸部67bに取り付けることも可能である。
【0047】
以上の如く、カバー体74を弾性を有する樹脂等の部材によって構成し、既存の形状のままの左右ブレーキペダル67・68、例えば、右ブレーキペダル68の軸部68bへワンタッチで着脱できる構造としたので、検出装置73のハーネス73aを該軸部68bへ配線する作業が簡単となり、また、電気系の点検・修理を行うためのハーネス73aの取り外し作業も容易に行えるようになる。
また、ハーネス73aの該軸部68bへの配線構造が安価に構成できることとなった。さらに、カバー体74は、ハーネス73aを右ブレーキペダル68の軸部68b上端部から下端部まで覆いながら、ネジ部材等の締結部材を用いることなく該軸部68bに嵌装されているので、外観的にも見栄えがよく、左右ブレーキペダル67・68の操作時にハーネス73aがステップ1等に接触して破損することを防止することができる。また、ストッパ68dに当たる切込部74dは、位置決め、及びまわり止めになっている。
【0048】
以上の如く、左右ブレーキペダルを一体的に連結する連結装置へ、その連結状態を検出する検出装置を付設し、該検出装置のハーネスを覆うカバー体を左右ブレーキペダルへ嵌装し、該カバー体を左右ブレーキペダルに対してワンタッチで着脱できるように構成したので、検出装置のハーネスを該左右ブレーキペダルの軸部へ配線する作業が簡単となり、また、電気系の点検・修理を行うためのハーネスの取り外し作業も容易に行えるようにな った。
また、ハーネスの該軸部への配線構造が安価に構成できることとなった。
さらに、カバー体は、ハーネスを左右ブレーキペダルの軸部上端部から下端部まで覆いながら、ネジ部材等の締結部材を用いることなく該軸部に嵌装されているので、外観的にも見栄えがよく、左右ブレーキペダルの操作時にハーネスがステップ等に接触して破損することを防止することができた。
【0049】
また、本作業車は、例えば、右ブレーキペダル68を後輪ブレーキ装置が制動状態となる位置に保持するロック機構、所謂駐車ブレーキ機構を有している。図15、図21に示すように、右ブレーキペダル68の軸部68bには側面視略L字に形成した係止板68cが固設され、該係止板68cの後方には支点78cを中心に回動自在に構成したロックアーム78が配設されている。該ロックアーム78の下部には、鋸歯状に複数の凹凸が形成された係止部78bが構成され、該係止部78bが前方に回動すると複数の凹凸の内のいずれかが前記係止板68cと係合するように構成している。
【0050】
該ロックアーム78の上端部にはロックロッド77の前端部が回動自在に連結され、該ロックロッド77の後端部には、支点76aを中心として回動自在に構成した切換アーム76が連結され、該切換アーム76の上端部にはロックレバー75が固設されている。
そして、該ロックレバー75を上下回動操作すると、前記ロックアーム78の係止部78bが前後に回動するように構成しており、該ロックレバー75、切換アーム76、ロックロッド77、ロックアーム78、及び、係止板68c等によりロック機構を構成している。
【0051】
このように構成したロック機構により後輪ブレーキ装置を制動状態に保持するには、まず、右ブレーキペダル68を踏圧して下方に押し下げ、右ブレーキカム34bを前方に回動させて後輪ブレーキ装置を制動状態とし、その後、ロックレバー75を下方に回動操作する。すると、ロックアーム78の係止部78bが前方に回動して、該係止部78bと右ブレーキペダル68の軸部68bの係止板68cとが係合し、右ブレーキペダル68が下方に押し下げられた状態を保持して、後輪ブレーキ装置の制動状態が保持されるのである。
そして、保持される制動状態の大きさは、ロックレバー75を下方に回動操作する際の右ブレーキペダル68の下方への押し下げ量により調節することができる。即ち、右ブレーキペダル68を小さく踏み込んでいれば制動力を小さく、大きく踏み込んでいれば制動力を大きくすることができる。
【0052】
そして、該ロック機構を操作するロックレバー75は、図21、図22に示すように、主変速レバー81が配設されるフェンダー部69のレバーガイド3近傍に配設し、該レバーガイド3の前下方部3aに配置している。該前下方部3aはレバーガイド3の前端部よりも後方に引っ込んでおり、ロックレバー75がレバーガイド3の前端部からあまり突出しないように構成している。
また、ロックレバー75は、軸部75bと操作部75aとで構成されており、該操作部75aは、レバーガイド3の前下方部3aから前方に突出する軸部75bの前端部から外側前方に延設されている。
尚、このロック機構は、右ブレーキペダル68のみならず、左ブレーキペダル67においても構成することができる。
【0053】
このように、ロックレバー75を、フェンダー部69のレバーガイド3近傍に配設し、該レバーガイド3の前下方部3aに配置することにより、該レバーガイド3に配置される主変速レバー81等の操作と、該ロックレバー75の操作との切換を手首の移動のみで行うことができる。特に主変速レバー81は頻繁に操作することが多く、該主変速レバー81とロックレバー75とを連続して操作する場合もあるので、これらの操作を迅速、且つ、正確に行うことができる。
また、ロックレバー75の操作は、座席19に着座した状態で、前傾姿勢等にならない自然、且つ、安定した姿勢で楽に行うことができる。
さらに、これらにより、ロックレバー75の操作時における安全性を確保することもできる。
そして、該ロックレバー75は、通常乗降しない右側のフェンダー部69に配設され、該ロックレバー75の操作部75aは、軸部75bから外側前方に延設されているので、操作中に作業車の足と干渉することもなく、仮にロックレバー75の配設側から乗降したとしても乗降の邪魔になることがない。
【0054】
以上の如く、ロック機構を作動させるためのロックレバーをフェンダー部のレバーガイド近傍に配置し、該ロックレバーの操作部を外側前方へ向かって延設したので、レバーガイドに配置される主変速レバー等の操作と、該ロックレバーの操作との切換を手首の移動のみで行うことができることとなった。特に主変速レバーは頻繁に操作することが多く、該主変速レバーとロックレバーとを連続して操作する場合もあるので、これらの操作を迅速、且つ、正確で楽に行うことができるようになった。
また、ロックレバーの操作は、座席に着座した状態で、前傾姿勢等にならない自然、且つ、安定した姿勢で楽に行うことができた。
さらに、これらにより、ロックレバーの操作時における安全性を確保することもできた。
そして、該ロックレバーの操作部は、軸部から外側前方に延設されているので、操作中に作業者の足と干渉することもなく、乗降の邪魔になることがない。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、ステアリングハンドル(10)の回転操作に連動して旋回内側の後輪ブレーキ装置を作動し、該ステアリングハンドル(10)の切角に比例して制動力が発生するように構成したオートブレーキ機構を有する作業車において、機体下部の左右方向に、ステアリングハンドル(10)の操作と共に回動自在としたピットマンシャフト(11)を横設し、該ピットマンシャフト(11)と並行して後方に、ブレーキシャフト(12)を横設し、該ピットマンシャフト(11)の他端部には旋回リンク(21)を設け、該旋回リンク(21)のピットマンシャフト(11)に対する上下の位置に、左ステー(21a)と右ステー(21b)を装着し、前記ブレーキシャフト(12)には、左カムレバー(22)と右カムレバー(23)を嵌装し、該左右カムレバー(22・23)間には、ブレーキペダル(2)を固設したブレーキ支持軸(38)を回動自在に嵌装し、該ブレーキ支持軸(38)の下部にはイコライザ(30)を配置し、前記旋回リンク(21)の左ステー(21a)と、左カムレバー(22)の左ステー(22a)とを左連結ロッド(24)で連結し、旋回リンク(21)の右ステー(21b)と、右カムレバー(23)の右ステー(23a)とを右連結ロッド(25)で連結し、前記左右連結ロッド(24・25)上に、ステアリングハンドル(10)の切角に対する制動力の大きさの調節手段を設け、ステアリングハンドル(10)の最大切角時に、制動側の後輪が半ロック状態となるように調節可能に構成したので、次のような効果を奏する。
第1に、ステアリングの切角に対する後輪ブレーキ装置の制動力の大きさを調節する調節手段を設けて、該調節手段によりステアリングの最大切角時に制動側の後輪が半ロック状態となるように容易に調節可能に構成したので、特別な熟練を要することなく、誰でもオートブレーキ機構の制動力を簡単に半ロック状態とすることができた。
また、半ロック状態にするためには、ステアリングハンドルの切角を最大にするだけの簡単な作業でよいので、半ロック状態を保持しながら旋回しても疲れない。
さらに、オートブレーキ機構の作動モードが入状態となっている場合に、移動中に誤って急ハンドル操作をして、ステアリングハンドルが最大切角状態になったとしても、旋回内側の後輪は完全ロック状態とはならないので、機体が急旋回して脱輪や転倒等の事故を防止する効果が期待できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の作業機であるトラクタを示す全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 旋回装置を示す平面図である。
【図4】 同じく側面図である。
【図5】 同じく部分平面図である。
【図6】 同じく部分側面図である。
【図7】 中間リンクを示す側面図である。
【図8】 連結ロッドを示す側面図である。
【図9】 クラッチ機構を示す後面図である。
【図10】 クラッチの動作状態を示す後面図である。
【図11】 ブレーキ機構を示す正面図である。
【図12】 同じく斜視図である。
【図13】 図13はブレーキペダルの別実施例を示す斜視図である。
【図14】 図13におけるステアリング部の別実施例を示す斜視図である。
【図15】 左右の後輪ブレーキ装置をそれぞれ独立して作動可能とする左右ブレーキペダルを具備したブレーキ装置を示す平面図である。
【図16】 ブレーキペダルに取り付けた連結具及びカバー体を示す正面図である。
【図17】 図16におけるブレーキペダルのブレーキ支軸を示す斜視図である。
【図18】 ブレーキ支軸とカムレバーとの噛合状態を示す側面断面図である。
【図19】 検出装置のハーネスを覆うカバー体のブレーキペダルの軸部への取り付け状態を示す側面図である。
【図20】 カバー体を示す斜視図である。
【図21】 ロック機構を示す側面図である。
【図22】 ロック機構におけるロックレバー配置状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
3・4 レバーガイド
6 後輪
10 ステアリングハンドル
67 左ブレーキペダル
67b 軸部
68 右ブレーキペダル
68b 軸部
69 フェンダー部
72 連結装置
73 検出装置
73a ハーネス
74 カバー体
74a 大径部
74b 小径部
75 ロックレバー
75a 操作部
81 主変速レバー
Claims (1)
- ステアリングハンドル(10)の回転操作に連動して旋回内側の後輪ブレーキ装置を作動し、該ステアリングハンドル(10)の切角に比例して制動力を発生するように構成したオートブレーキ機構を有する作業車において、機体下部の左右方向に、ステアリングハンドル(10)の操作と共に回動自在としたピットマンシャフト(11)を横設し、該ピットマンシャフト(11)と並行して後方に、ブレーキシャフト(12)を横設し、該ピットマンシャフト(11)の他端部には旋回リンク(21)を設け、該旋回リンク(21)のピットマンシャフト(11)に対する上下の位置に、左ステー(21a)と右ステー(21b)を装着し、前記ブレーキシャフト(12)には、左カムレバー(22)と右カムレバー(23)を嵌装し、該左右カムレバー(22・23)間には、ブレーキペダル(2)を固設したブレーキ支持軸(38)を回動自在に嵌装し、該ブレーキ支持軸(38)の下部にはイコライザ(30)を配置し、前記旋回リンク(21)の左ステー(21a)と、左カムレバー(22)の左ステー(22a)とを左連結ロッド(24)で連結し、旋回リンク(21)の右ステー(21b)と、右カムレバー(23)の右ステー(23a)とを右連結ロッド(25)で連結し、前記左右連結ロッド(24・25)上に、ステアリングハンドル(10)の切角に対する制動力の大きさの調節手段を設け、ステアリングハンドル(10)の最大切角時に、制動側の後輪が半ロック状態となるように調節可能に構成したことを特徴とする作業車。
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