JP3825302B2 - Dvdディスクのエラー原因提示装置 - Google Patents

Dvdディスクのエラー原因提示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVDビデオやDVDオーディオのようなDVD−AVシステムに用いるディスクについて、その表面の傷や汚れによるエラーを利用者に知らせることができるようにしたDVDディスクのエラー原因提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は大容量の記憶媒体としてDVDディスクが広く用いられている。このDVDディスクは次第に高密度化しており、ディスクに記録されたデータを読み込むディスクプレーヤでは、読み込んだデータの厳密な処理を行う必要上、ディスク表面の些細な汚れによって生じた微細な不適正な信号に対しても読み込みエラーが発生したとして処理を行い、以降の作動を停止する等の処置がなされてしまい、そのDVDディスクの適正な再生を行うことができなくなってしまう。
【0003】
このときには、多くの場合は利用者がディスクの表面の拭き取り等のクリーニング操作を行えば解決し、このディスクの再生を行うことができるのに対して、例えばディスクの表面に指紋が付いている場合には一見しただけではそれがわからず、またこれに気が付いたとしても以前から使い慣れているCDのディスクと同様に、指紋はそのディスクの読み取りに影響しないと考えることも多いため、DVDディスクの読み取りエラーはその指紋が原因となっていることに気が付かない場合が多い。
【0004】
その場合には、利用者は単にDVDディスクの表面の汚れ等に原因があるのではなく、DVDディスクの記録データが不適正のためか、あるいはDVDディスクプレーヤのピックアップを含め、ディスクプレーヤ側に問題があるのではないかと誤解し、プレーヤを修理に出す等の対応を行うこととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、DVDディスクの表面における些細な汚れでもディスクプレーヤが再生を停止してしまうときに、利用者がその原因が単なるディスク表面の汚れであることに気が付かず、ディスクのデータ記録上の問題、あるいはプレーヤの問題と誤解して種々の誤った対応をすることを防止する必要がある。
【0006】
したがって、本発明は、DVDディスク表面上の些細な汚れによってプレーヤが読み取りエラーを発生したことを利用者に知らせることができるようにしたDVDディスクのエラー原因提示装置を提供することを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るDVDディスクのエラー原因提示装置は、上記課題を解決するため、DVDディスクのデータ読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを一時的に蓄積するバッファと、前記バッファに蓄積したデータを取り込みデコードするデータデコード手段と、前記読み取り手段の作動による読み取り命令に対して読み取りエラーを発生した回数の割合を演算する読み取りエラーレート演算手段と、前記読み取りエラーレートが所定値以上であるか否かを判別する判別手段とを備え、前記エラーレートの所定値を、前記バッファから前記データデコード手段に取り込むデータ速度と、DVDディスクから前記バッファに取り込まれるデータ速度の比較により設定するとともに、前記判別手段でエラーレートが所定値以上であると判別したときには、ディスクのクリーニングを促す出力を行うようにしたものである。
【0008】
また、本発明に係る他のDVDディスクのエラー原因提示装置は、前記エラーレートの所定値を、2倍速読み取り可能の装置において2%に設定したものである。
【0009】
また、本発明に係る他のDVDディスクのエラー原因提示装置は、前記ディスクのクリーニングを促す出力を、モニター、または音声により行うようにしたものである。
【0010】
また、本発明に係る他のDVDディスクのエラー原因提示装置は、前記DVDディスクのクリーニングを促す出力以外に、他の予想される原因も出力するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1は本発明のDVDディスクのエラー表示装置を備えたDVDビデオプレーヤの機能ブロック図であり、ここでは図2に示すようなデータフォーマットで構成される信号が取り込まれて処理されている。ここで取り込まれるデータを理解するため、最初にDVDビデオディスクのデータフォーマット、特にディスクに実際にデータを記録する物理フォーマットについて説明する。
【0012】
DVDビデオディスク2に記録されたデータは、フォーマットの基準に沿って、或いは必要に応じてそれ以外の手法によりフォーマットすることができるものであるが、例えば図3に示すようにフォーマットされる。即ち、このDVDに記録されているデータが例えば映画である場合は、この映画の1作品となるビデオオブジェクトセット(VOBS)が1つの単位となっている。このVOBSは、1群の記録データとして管理される複数のビデオオブジェクト(VOB)からなる。このVOBは映画では1シーンや1カット等の単位となるセル(Cell)の集合で構成され、このCellの再生時間は数分から十数分程度となっている。
【0013】
各Cellは複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)によって構成され、このVOBUは全再生時間が0.4秒から1.2秒単位のデータが記録されている。このVOBUの中には、MPEG2のフォーマットにおける複数のグループオブピクチャーが含まれる。このVOBUは、VOBUを管理する情報を記録したナビゲーションパック(NVパック:NV−PCK)と、主映像を記録したビデオパック(Vパック:V−PCK)と、音声データを記録したオーディオパック(Aパック:A−PCK)と、字幕等の副映像データを記録したサブピクチャーパック(SPパック:SP−PCK)とにより構成されている。
【0014】
各VOBUはNVパックと呼ばれる管理パック内のデータに基づき管理される。このNVパックには、VOBU全体の管理データとして、このVOBUの再生時間が記録され、また、NVパックにより再生が制御される主映像を記録したVパックのサイズが記録されている。そのほか、このNVパックには、このNVパックのアドレス、カテゴリー、ユーザオペレーションの制御情報、このVOBUが含まれているCellの先頭からの経過時間等、種々の管理データが記録されている。
【0015】
このNVパックのデータは、NVパックデータバッファに蓄えられ、映像・音声再生・合成部においてこのデータが必要なときに取り出され、この管理情報によりデータの各種処理等が行われる。また、NVパック内には、映像データ表示の制御情報であるプレゼンテーション・コントロール・インフォメーション(PCI)と、各データのサーチ情報であるデータ・サーチ・インフォメーション(DSI)とを備えている。また、前記PCIには、このPCI全体の管理情報と、ノンシームレスの場合のアングル切換情報と、副映像等を表示する際に所定領域にハイライト表示をするための情報と、主映像データ、副映像データ、音声データのレコーディング情報等が記録されている。
【0016】
上記のようなデータが記録されているDVDビデオディスクを再生するプレーヤにおいては図1に示すように構成される。即ち、ピックアップ3は、図示しないレーザダイオード、ビームスプリッタ、対物レンズ、光検出器等を含み、モータ1により回転駆動されるDVD2に対して再生光としての光ビームを照射すると共に、DVD2から光ビームの反射光を受光し、DVD2上に形成されている情報ピットに対応する検出信号Spを出力する。このとき、光ビームがDVD2上の情報トラックに対して正確に照射されると共に、DVD2上の情報記録面で正確に焦点を結ぶように、ドライブコントローラにより図示しない対物レンズに対して従来技術と同様の方法によりトラッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御がなされている。このとき、ディスク表面の些細な汚れでも適正が焦点制御が行われないことがある。
【0017】
ピックアップ3から出力された検出信号Spは、復調訂正部4に入力され、復調処理及び誤り訂正処理が行われて復調信号Sdmが生成され、ストリームスイッチ6及びシステムバッファ8に出力される。復調信号Sdmが入力されたストリームスイッチ6部分は、ドライブコントローラ5からのスイッチ信号Ssw1 によりその開閉が制御され、閉のときには、入力された復調信号Sdmをそのまま通してトラックバッファ7に出力する。一方、ストリームスイッチ6が開のときには、復調信号Sdmは出力されず、不要な信号がトラックバッファ7に入力されることがないようにしている。
【0018】
トラックバッファ7は入力された復調信号Sdmを一時的に記憶すると共に、ストリームスイッチ9が閉とされているときには、記憶した復調信号Sdmを連続的に出力する。トラックバッファ7は、MPEG2方式における物理フォーマットによって生じた可変ビットレートによるデータ量の差を補償すると共に、ディスクの各部に分割されたデータの読み取りの際等に、シームレス再生におけるトラックジャンプに起因して不連続に入力される復調信号Sdmを連続的に出力し、その不連続による再生の中断を解消するために設けられている。連続的に復調信号Sdmが入力されるストリームスイッチ9は、デマルチプレクサ10における分離処理において、後段の各種バッファがオーバーフローしたり、逆に空になってデコード処理が中断することがないように、システムコントローラ20からのスイッチ信号Ssw2 により開閉が制御される。
【0019】
トラックバッファ7と並行して復調信号Sdmが入力されるシステムバッファ8は、DVD2をローディングしたときに最初に検出され、DVD2に記録されている各種管理情報やコントロールデータを蓄積して制御情報Sc としてシステムコントローラ20に出力すると共に、再生中にナビパック毎のDSIデータを一時的に蓄積し、システムコントローラ20に制御情報Scとして出力する。ストリームスイッチ9を介して復調信号Sdmが連続的に入力されたデマルチプレクサ10においては、その復調信号Sdmから各パック毎に主映像データ、副映像データ、オーディオデータ、PCIデータを抽出し、主映像信号Sv 、副映像信号Ssp、オーディオ信号Sad並びにPCI信号Spcとして、夫々主映像バッファ11、サブピクチャバッファ12、オーディオバッファ13及びPCIバッファ14に出力する。
【0020】
このとき、デマルチプレクサ10は、各パック及びパケットからパックヘッダ、パケットヘッダ等を抽出し、夫々に含まれる情報をヘッダ信号Shdとしてシステムコントローラ20に出力する。このヘッダ信号Shdには、デマルチプレクサ10において分離されたオーディオパックのパックヘッダ、パケットヘッダ、サブストリームID情報、オーディオフレーム情報、オーディオデータ情報等が含まれている。
【0021】
主映像信号Sv が入力される主映像バッファ11はビデオ信号Sv を一時的に蓄積し、主映像デコーダ15に出力する。主映像バッファ11は、MPEG2方式により圧縮されているビデオ信号Sv における前記物理フォーマットとは異なる論理フォーマットでのデータ量のばらつきを補償するためのものである。ここでデータ量のばらつきが補償されたビデオ信号Sv が主映像デコーダ8に入力し、MPEG2方式により復調が行われて復調ビデオ信号Svdとして混合器91に出力される。一方、副映像信号Sspが入力される副映像バッファ12は、入力された副映像信号Sspを一時的に蓄積し、副映像デコーダ16に出力する。副映像バッファ12は、副映像信号Sspに含まれる副映像を、副映像データに対応する主映像データ42と同期して出力するためのものである。
【0022】
主映像データとの同期が取られた副映像信号Sspが副映像デコーダ16に出力され、ここで復調が行われて復調副映像信号Sspd として混合器19に出力される。主映像デコーダ15から出力された復調ビデオ信号Svd及びこれと同期がとられた副映像デコーダ16から出力された復調副映像信号Sspdは、混合器91により混合され、最終的な表示すべき映像信号Svpとしてモニター22に出力される。
【0023】
オーディオ信号Sadが入力されるオーディオバッファ13は、入力されたオーディオ信号Sadを一時的に蓄積し、オーディオデコーダ17に出力する。オーディオバッファ17は、システムコントローラ20から出力されるヘッダ制御信号に基づいて、オーディオ信号Sadを対応する映像情報を含むビデオ信号Sv 又は副映像信号Sspに同期して出力させるためのものであり、対応する映像情報の出力状況に応じてオーディオ信号Sadを遅延させる。
【0024】
その後、対応する映像情報と同期するように時間調整されたオーディオ信号Sadは、オーディオデコーダ17に出力され、システムコントローラ20から出力されるヘッダ制御信号に基づいて、リニアPCM方式における再生処理が施されて復調オーディオ信号Saddとしてスピーカ24に出力される。なお、音楽情報のみを含むオーディオDVDにおいては、映像情報との同期処理は不要である。
【0025】
この装置には上記のような映像及びオーディオを再生する機能部の他に、読み込みエラーレート演算部21がシステムコントローラ20に接続しており、ピックアップ3でDVDディスク2のデータ読み取りを行い、復調訂正部4にそれを出力し、そこで読み込みエラーが発生したことを検出し、その信号をシステムコントローラ20から読み込みエラーレート演算部21に出力する。
【0026】
読み取りエラーレート演算部21では、システムコントローラの制御信号により所定時間内の読み取りエラー回数、即ち読み取りエラーレートを演算する。そのデータをディスク汚れ判別部22に出力し、ディスク汚れ判別部22ではそのエラーレートが予め決められた所定値を越えたか否かを判別し、越えたときにはモニター23に対して、例えば図4に示すように、ディスクの読み取りエラーが多発しており、それはディスクのクリーニングを行うと解決する可能性のあることを表示する。
【0027】
即ち、DVD−AVの規格上、デコーダに対するデータ転送レートが可変であることから、DVD−AVシステムでは図1に示すようにDVDディスクの読み取り部とデコーダの間、図示の例においては復調訂正部4とデマルチプレクサ10の間にトラックバッファ7を設けているが、このトラックバッファ7内のデータがデコーダにより全て使い切られる前に、ピックアップ3部分においてDVDディスクからデータを読み込めば途切れることなく再生することができる。
【0028】
2倍速再生機能に対応しているDVD−AVボードの最大消費データー量は、2倍速デコード時であり、
10.08Mbps(DVD-Video規格上の最大データ消費量)×2=20.16Mbpsである。
ドライブからのデータ読込レートVrが上記20.16Mbpsより小さくなると、トラックバッファ内のデーターは徐々に減っていき、最終的にはトラックバッファがアンダーフローし、映像、音声の途切れとなる。
【0029】
したがって、単位時間当たりのリードコマンド発行に対するリードエラー発生回数をnとすると、nは以下の不等式を満たす値でなければならない。
(1/11.28ms−n×50ms/11.28ms)×(2048×16×8)>10.08Mbps×2・・・(1)
この式の結果 n<1.8 ・・・・(2)
が得られる。
【0030】
ここで11.28の意味するところは、DVDドライブにおいて1回の「Read(12)」という読み取りコマンドで16セクタを読み取ることとなっており、このときの最短ケースを考えると、1セクタに記録できるデータは最大値で2048byteであり、これを最速の2倍速で再生時するときは、
2048byte×8×16/(11.08Mbps×2)=11.28ms
(ここで11.08MbpsはDVDビデオでシームレスアングルチェンジという機能があり、この機能を実現するためのデーター転送レートを11.08Mbpsと決めていることによる。)となって、11.28ms以内に一連の読み込み処理が行われる必要があるという値である。
また、1/11.28は、1秒間あたりの上記Read(12)コマンドによる16セクタ転送回数値となる。
また50msは、ドライブのリトライ時間最悪値である。
またnは、1秒間あたりの前記Read(12)コマンドに対するエラー回数であり、リトライもエラー1回としてカウントした値である。
【0031】
したがって、100回のリードコマンドに対する許容エラー回数は、
100/(1000/11.28)×1.8=2.03となり、
それにより、100回のリードコマンド発行に対し2.03回のリードエラーが発生するとトラックバッファアンダーフローが発生してしまうこととなる。
以上の理由により、許容エラーレートは2%に設定すればよいことがわかる。
【0032】
したがって、図1におけるディスク汚れ判別部22では、読み込みエラーレート演算部21で演算した結果が2%を越えたときに、ディスクが汚れている恐れがあると判別し、モニター23に対して前記のような利用者に注意を促す表示出力を行う。なお、上記2%の値は2倍速でも途切れることがないようにしたときの値であり、例えば3倍速、4倍速等に設定した場合には、上記式にこの値を当てはめることにより容易にその許容値を求めることができる。
【0033】
このような本発明によるDVDディスクのエラー表示装置は、例えば図2に示す作動フローによって順に作動させることができる。即ち最初ディスクの読み取りエラーのカウントを行う(ステップS1)。次いで、そのカウント開始から所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS2)。この所定時間としては、例えば1秒、3秒等任意の時間に設定することができる。ここで前記所定時間が経過していないと判別されたときには、その時間になるまでこのカウントの作動を繰り返す。
【0034】
上記ステップS2で所定時間が経過したと判別したときには、そのカウントの値によって、ディスクの読み取り指令回数とエラーの回数によりエラーレートを演算する(ステップS3)。次いでその平均の値が、前記のようにして求められた2倍速に対応して、100回のリードコマンド発行に対して2回の割合である、許容エラーレートが2%のような所定値以上であるか否かを判別する(ステップS4)。
【0035】
その結果所定値以上であると判別されたときには、例えば図4に示すようなディスククリーニングを勧める表示の出力を行う(ステップS5)。次いでこのプレーヤによる再生作動が停止したか否かの判別を行い(ステップS6)、例えば大きなエラーレートによりプレーヤの再生作動が停止したとき、あるいは利用者がこのプレーヤの作動を強制的に停止したときにはこのフローを終了する(ステップS8)。
【0036】
前記ステップS4において所定値上ではないと判別されたとき、及びステップS6で再生作動は停止していないと判別されたときには、エラーカウントをリセットし(ステップS7)、再びステップS1に戻って上記作動を繰り返す。
【0037】
なお、上記実施例においては、エラーレートが所定値以上のときにモニターにディスクのクリーニングを促す表示を行った例を示したが、その他、例えば音声によりそのような出力を行っても良い。
【0038】
また、上記のように本発明においてはエラーレートが所定値以上であるときには、最も可能性の高いディスクのクリーニングを促すようにしたものであるが、その他例えばピックアップのレンズ表面の汚れ等種々の原因が考えられるので、必要に応じてこれらの予め考えられる原因を列挙するようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係るDVDディスクのエラー原因提示装置は、DVDディスクのデータ読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを一時的に蓄積するバッファと、前記バッファに蓄積したデータを取り込みデコードするデータデコード手段と、前記読み取り手段の作動による読み取り命令に対して読み取りエラーを発生した回数の割合を演算する読み取りエラーレート演算手段と、前記読み取りエラーレートが所定値以上であるか否かを判別する判別手段とを備え、前記エラーレートの所定値を、前記バッファから前記データデコード手段に取り込むデータ速度と、DVDディスクから前記バッファに取り込まれるデータ速度の比較により設定するとともに、前記判別手段でエラーレートが所定値以上であると判別したときには、ディスクのクリーニングを促す出力を行うようにしたので、DVDディスク表面上の些細な汚れによってプレーヤが読み取りエラーを発生したことを確実に利用者に知らせ、このような原因によるプレーヤの作動不良時に、利用者がプレーヤー等の本体の故障であると誤解して修理に出すことがないようにすることができる。
【0040】
また、本発明に係る他のDVDディスクのエラー原因提示装置は、前記エラーレートの所定値を、2倍速読み取り可能の装置において2%に設定したので、2倍速の読み取り可能な装置において、バッファから読み出しデコードにかけるデータの速度より、DVDディスクからバッファに取り込まれるデータの量が少ないときにディスク面の汚れが原因していることを正確に判断することができる装置とすることができる。
【0041】
また、本発明に係る他のDVDディスクのエラー原因提示装置は、前記ディスクのクリーニングを促す出力を、モニター、または音声により行うようにしたので、モニターに出力して表示する場合は利用者に対して長時間にわたり確実に知らせることができ、またその出力を音声により行うものにおいては、モニター画面から離れている人、あるいはこれを見ていない人に対しても確実にその状態を知らせることができる。
【0042】
また、本発明に係る他のDVDディスクのエラー原因提示装置は、前記DVDディスクのクリーニングを促す出力以外に、他の予想される原因も出力するようにしたので、利用者は読み込みエラーレートが原因となる前記ディスク表面の汚れ以外の各種の原因を知ることができ、対処が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施例においてディスクエラー表示処理を行う作動フロー図である。
【図3】本発明において用いるDVD−AVディスクの物理フォーマットの例を示す図である。
【図4】本発明においてディスクのクリーニングを促す表示を行う例を示す図である。
【符号の説明】
1 モータ
2 DVD
3 ピックアップ
4 復調訂正部
5 ドライブコントローラ
6 ストリームスイッチ
7 トラックバッファ
8 システムバッファ
9 ストリームスイッチ
10 デマルチプレクサ
11 主映像バッファ
12 副映像バッファ
13 オーディオバッファ
14 PCIバッファ
15 主映像デコーダ
16 副映像デコーダ
17 オーディオデコーダ
18 PCIデコーダ
19 混合器
20 システムコントローラ
21 読み込みエラーレート演算部
22 ディスク汚れ判別部
23 モニター
24 スピーカ

Claims (4)

  1. DVDディスクのデータ読み取り手段と、前記読み取り手段で読み取ったデータを一時的に蓄積するバッファと、前記バッファに蓄積したデータを取り込みデコードするデータデコード手段と、前記読み取り手段の作動による読み取り命令に対して読み取りエラーを発生した回数の割合を演算する読み取りエラーレート演算手段と、前記読み取りエラーレートが所定値以上であるか否かを判別する判別手段とを備え、
    前記エラーレートの所定値を、前記バッファから前記データデコード手段に取り込むデータ速度と、DVDディスクから前記バッファに取り込まれるデータ速度の比較により設定するとともに、
    前記判別手段でエラーレートが所定値以上であると判別したときには、ディスクのクリーニングを促す出力を行うことを特徴とするDVDディスクのエラー原因提示装置。
  2. 前記エラーレートの所定値を、2倍速読み取り可能の装置において2%に設定したことを特徴とする請求項1記載のDVDディスクのエラー原因提示装置。
  3. 前記ディスクのクリーニングを促す出力は、モニター、または音声により行うことを特徴とする請求項1記載のDVDディスクのエラー原因提示装置。
  4. 前記DVDディスクのクリーニングを促す出力以外に、他の予想される原因も出力することを特徴とする請求項1記載のDVDディスクのエラー原因提示装置。
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