JP3824405B2 - プリフォームの成形装置及び成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製容器をブロー成形する際に用いる有底筒状のプリフォームの成形装置及び成形方法に関する。さらに詳しくは、射出成形に用いるネックキャビティ型を利用して、ネック部を結晶化させるプリフォームの成形装置及び成形方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
特に耐熱性容器を成形するにあたり、その容器あるいは該容器成形用のプリフォームのネック部あるいは口部などと称される未配向もしくは著しく低配向の領域を、結晶化させて耐熱性を持たせる方法がある。この方法は、特に、高温内容物を充填するポリエチレンテレフタレート(PET)製の容器で実用化されている。
【0003】
この実用化されたネック部の結晶化方法は、例えば、特公昭62−25491に開示されるように成形されたびん体(もしくはプリフォーム)のネック部の周りにヒータを配置させて結晶化するという方法である。
【0004】
この様な方法で結晶化されたネック部は、加熱時に歪みや熱による収縮などの変形を受けやすく、そのため、良品を得るためには熟練した成形者によるプリフォームの射出成形条件の設定、製品(びん体もしくはプリフォーム)の保管の管理、収縮を予測したネック部の設計などの多くの課題があり、中小の容器成形業者では導入に耐えない。特に、ネック部は内容物の漏れを防ぐ目的で高い寸法精度が多くの規格で要求されている。
【0005】
本発明者等は、これらの課題を解決するために、射出成形後のネックキャビティ型を用いて、プリフォームのネック部を結晶化することを課題にして、本発明に至った。
【0006】
従って、本発明の目的は、射出成形時のネックキャビティ型を加熱してプリフォームのネック部を結晶化することで、そのネック部の寸法精度を維持したまま効率よく結晶化することのできるプリフォームの成形装置及び成形方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、射出成形金型から離型されてからネック部の結晶化を射出成形工程以外の時間で行うことで、プリフォームの射出成形時間をむやみに長くすることなく結晶化することのできるプリフォームの成形装置及び成形方法を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、射出成形時の型締め時間を用いてプリフォームのネック部を保持するネックキャビティ型を取り出し、空のネックキャビティ型を供給することで、ネックキャビティ型の取り出し、供給のための待ち時間を設けることなく、効率よく射出成形を行うことができるプリフォームの成形装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るプリフォームの成形装置は、複数のネックキャビティ型を支持する一対の搬送板を着脱可能に取り付けた回転板により前記各搬送板のネックキャビティ型を射出成形ステーション及び取出ステーションに交互に搬送し、射出成形ステーションで前記ネックキャビティ型に加え射出キャビティ型及び射出コア型を用いて熱可塑性樹脂にてプリフォームを射出成形する射出成形部と、
前記プリフォームのネック部を保持した状態で前記取出ステーションに搬送された前記ネックキャビティ型を、前記搬送板に支持させた状態で前記回転板より取り出し、前記プリフォームを保持していない空の前記ネックキャビティ型を支持する前記搬送板を前記回転板に受け渡す受渡し部と、
前記回転板から取り出された前記搬送板を前記受渡し部から受け取り、前記プリフォームのネック部を保持した前記ネックキャビティ型を加熱して、前記ネックキャビティ型内にて前記ネック部を前記熱可塑性樹脂の結晶化温度に達するように加熱する加熱部と、
前記ネック部を前記搬送板に支持された前記ネックキャビティ型より離型して、前記プリフォームを装置外部に取り出す取出部と、
前記プリフォームの取り出された空の前記ネックキャビティ型を前記搬送板に支持させたまま前記受渡し部に戻す戻し部と、
を有することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、射出成形に用いられるネックキャビティ型を用いて結晶化を行うので、ネック部は射出成形時の寸法精度を維持したまま効率よく結晶化できる。しかも、射出コア型及び射出キャビティ型から離型した後にネックキャビティ型を加熱するので、射出成形時間をむやみに長くする必要がない。又、プリフォームのネック部の結晶化を、プリフォームの射出成形直後に実施しているので、ネック部を結晶化温度まで加熱するのに、射出成形時の熱を利用することができ、ネック部の昇温に有利である。さらに、複数のネックキャビティ型を支持する搬送板を搬送して同時に複数のプリフォームのネック部を加熱し、ネックキャビティ型からプリフォームを装置外に取り出し、空のネックキャビティ型を支持する搬送板を回転板に戻すため、搬送効率がよく、成形効率もよい。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1において、
前記加熱部は、前記ネックキャビティ型を受け入れて前記ネックキャビティ型外面と接触し、前記ネックキャビティ型を介して前記ネック部の外面を加熱する加熱ポットと、
前記ネックキャビティ型内より前記ネック部内に挿入されてネック部内面とは非接触で前記ネック部内面を加熱する加熱コアと、
を有することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、請求項1の状態に加え、加熱ポットによりネックキャビティ型を加熱しネックキャビティ型によりネック部外面を加熱すると共に、ネック部内に挿入された加熱コアによりネック部内面を非接触で加熱することにより、加熱ポットや加熱コア等の加熱部材が直接ネック部に接触することなく加熱することができ、加熱によってネック部が加熱部材にくっついて変形してしまうのを防止できる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2において、
前記加熱コアは、前記ネックキャビティ型内面に接触してネックキャビティ型内面を加熱する加熱ピースを有することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、請求項2の状態に加え、加熱ピースがネックキャビティ型内面と接触して加熱することで、ネックキャビティ型を内外面から加熱して加熱効率を向上させることができる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記加熱部と前記取出部との間に、前記ネックキャビティ型を冷却して前記ネック部を冷却する冷却部が配置されていることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、請求項1〜3のいずれかの状態に加え、加熱部でネック部を加熱した後に冷却部でネック部を冷却することで、ネック部の結晶化したプリフォームをネックキャビティ型から短時間でネック部に変形を生じさせることなく離型することができる。
【0017】
さらにネックキャビティ型を冷却することで、次の射出成形時のプリフォーム成形にも不具合がない。
【0018】
請求項5の発明は、請求項4において、
前記冷却部は、前記ネックキャビティ型を受け入れて前記ネックキャビティ型外面と接触し、前記ネックキャビティ型を介して前記ネック部の外面を冷却する冷却ポットと、
前記ネックキャビティ型内より前記ネック部内に挿入されて前記ネック部内面に接触し、かつ、ブローエアを供給するブローコアと、
を有することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、請求項4の状態に加え、ネックキャビティ型に接触する冷却ポット及びネック部内面に接触するブローコアによりネック部の内外両面から冷却することにより、効率よく冷却を行うことができ、ネック部が結晶化したプリフォームをネックキャビティ型から短時間でネック部に変形を生じさせることなく離型できる。また、ブローコアがネック部内面に接触し、さらにブローエアによってネック部を内側からネックキャビティ型に押しつけることでネック部の形状規制を行うことができる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項5において、
前記ブローコアは、前記ネック部内面と接触する部分の外径が、その接触する部分のネック部の内径よりも大きく形成され、前記ネック部内に挿入される際に前記ネック部を前記ネックキャビティ型内面に押し付け可能にされていることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、請求項5の状態に加え、ブローコアがネック部をネックキャビティ型内面に押し付けることで、より確実なネック型の形状規制を行うことができる。
【0022】
請求項7の発明は、請求項5または6において、
前記ブローコアは、前記ネック部の天面シール部及びこの天面シール部付近の内面と接触する部分と隣接して外周に環状溝部を有し、この環状溝部にブローエア導入口が臨ませられることを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、請求項5または6の状態に加え、ネック部の冷却時に環状溝部内にブローエアを供給することにより、ブローエアの圧力によって環状溝部に相当する位置のネック部をネックキャビティ型内面に押し付けて形状規制を行うと共に、ネック部の冷却を行うことができる。
【0024】
請求項8の発明は、前記受渡し部、前記回転板からの前記搬送板の取り出し及び前記回転板に対する前記搬送板の受渡しを、前記ネックキャビティ型、射出キャビティ型及び射出コア型の型締め時に行うことを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、射出成形時の型締め時間を用いてプリフォームのネック部を保持する複数のネックキャビティ型を支持した搬送板を取り出し、空のネックキャビティ型を支持した搬送板を供給することで、ネックキャビティ型の取り出し、供給のための待ち時間を設けることなく、効率よく射出成形を行うことができる。
【0026】
請求項9の発明に係るプリフォームの成形方法は、ネックキャビティ型と、射出キャビティ型と、射出コア型とを用いて熱可塑性樹脂にてプリフォームを射出成形する工程と、
射出成形された前記プリフォームのネック部を前記ネックキャビティ型で保持したまま、ネックキャビティ型を支持する搬送板と共に回転板により取出ステーションに搬送する工程と、
前記取出ステーションに搬送された前記ネックキャビティ型及び前記搬送板を前記回転板から取り出す工程と、
前記回転板から取り出された前記ネックキャビティ型及び前記搬送板を加熱部に搬送する工程と、
前記加熱部に搬送された前記ネックキャビティ型を加熱することで、前記ネック部を熱可塑性樹脂の結晶化温度に加熱する工程と、
加熱された前記ネックキャビティ型とこのネックキャビティ型を支持する搬送板を冷却部に搬送する工程と、
前記冷却部に搬送された前記ネックキャビティ型を冷却することで、前記ネック部を冷却する工程と、
冷却された前記ネックキャビティ型から前記ネック部を離型してプリフォームを装置外部に取り出す工程と、
前記プリフォームの取り出された空の前記ネックキャビティ型を前記搬送板に支持させたまま前記回転板の前記取出ステーション対応位置まで戻す工程と、
空の前記ネックキャビティ型と前記搬送板を前記回転板の前記取出ステーションに受け渡す工程と、
を含むことを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、請求項1のプリフォームの成形装置を実施して請求項1と同様の作用効果が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
図1〜図9は、本発明の一実施の形態にかかるプリフォームの成形装置を示す図である。
【0030】
図1は、プリフォームの成形装置の全体概略を示すもので、このプリフォームの成形装置10は、機台12上に、射出成形部14と、受渡し部16と、加熱部18と、冷却部20と、取出部22と、戻し部24とを有する。
【0031】
ここで、射出成形されるプリフォーム2について図7、図8を参照して説明すると、このプリフォーム2は、大別して開口側のネック部4と、その下方に続く有底胴部6とを有する。ネック部4は、例えばねじ部4aと、ロッキングリング4bと、サポートリング4cとを有する。ねじ部4a及びロッキングリング4bの領域は、このプリフォーム2を用いて成形された容器内に内容物が充填された後に、プラスチック製または金属製のキャップが装着されるキャップ装着領域となる。一方、サポートリング4cの領域は非キャップ装着領域であり、内容物の充填工程あるいはキャッピング工程時に容器本体を支えるために用いられる。
【0032】
射出成形部14は、機台12上に配置した射出装置26と対向する位置に射出成形ステーション28が設けられ、この射出成形ステーション28の射出装置26と反対側の位置に取出ステーション30が設けられている。
【0033】
射出成形ステーション28には、射出金型装置32が型開閉可能に設けられている。
【0034】
射出金型装置32は、図2に示すように、射出キャビティ型34と、ネックキャビティ型36と、射出コア型38とを有する。
【0035】
射出キャビティ型34は、射出装置26と接続されるホットランナ型40上に取り付けられており、ホットランナ型40は、機台12上に設けた下部基盤41上に取り付けられている。この射出キャビティ型34は、1列8個のプリフォーム2を2列同時に射出可能なキャビティ58を有している。
【0036】
型締めシリンダ42は、ピストンロッド44を機台12内に突出させて機台12内の可動部材46に設けられた貫通孔52を貫通可能とされている。可動部材46は、タイバー48を介して機台12上方の可動盤50と連結されると共に早送りシリンダ56により昇降可能にされている。そして、型閉時には、図2の状態の様に貫通孔52をスライド可能に設けたストッパ部材54により閉塞し、型締シリンダ42に油を注入することでピストンロッド44と当接させ、型締力を得ている。
【0037】
ネックキャビティ型36は、ネック型固定板60及び搬送板62を介して回転板64に取り付けられ、回転板64は上部基盤66の下面に回転自在に取り付けられている。
【0038】
このネックキャビティ型36は、図4及び図7に示すように、割型36a、36bから構成される。
【0039】
ネック型固定板60は、8個のネックキャビティ型36を射出キャビティ型34のキャビティ58に対応した間隔で1列に取り付けている。このネック型固定板60は、図4及び図7に示すように、開閉可能な2つの分割板60a、60bから構成され、この分割板60a、60bの開閉駆動により、ネックキャビティ型36の開閉駆動が可能にされている。このネック型固定板60が、各搬送板62にそれぞれ2個ずつ取り付けられている。
【0040】
搬送板62は、図3に示すように、1列8個の射出コア型貫通孔68を2列有し、その2列の間には、軽量化のための大きな孔が有る。
【0041】
回転板64には、搬送板62が、その回転中心をはさんで両側に2枚係合片72を回転外側に向けた状態で着脱可能に取り付けられる。回転板64と搬送板62の取り付けは、回転板64の下面に設けられたガイドレール(図示せず)上にスライド可能に搬送板62の両端のスライド辺70を載せ、さらに搬送板62の下方へ退避可能に回転板64に設けられたロックピン(図示せず)を搬送板62の両端付近に2ヶ所設けられた位置決め孔74と係合することで固定されている。前記ロックピンは上部基盤66上の取出ステーション28に設けられたロックピン解除機構76により下降駆動することで、位置決め孔74から解除される。
【0042】
回転板64は、上部基盤66の下面に回転可能に取り付けられており、この回転板64の回転中心に連結された回転軸78を駆動シリンダにより進退駆動するラック80及びピニオン82からなる回転機構84にて180゜交互に反転駆動させることで、各搬送板62に支持されたネックキャビティ型36を射出成形ステーション28及び取出ステーション30に交互に搬送し得るようになっている。
【0043】
上部基盤66は、タイバー48に沿って昇降可能にされており、回転軸78を昇降させる昇降シリンダ86により回転板64と一体に昇降駆動されるようになっている。また、上部基盤66は、射出コア型38を貫通させるようになっている。
【0044】
射出コア型38は、可動盤50の下面に、射出キャビティ型34のキャビティ58及びネックキャビティ型36と対応させて1列8個で2列取り付けられ、可動盤50によって昇降可能にされている。
【0045】
受渡し部16は、取出ステーション30と対向配置され、プリフォーム2のネック部4を保持したネックキャビティ型36を支持する搬送板62を回転板64から取り出して加熱部18に受け渡すと共に、空のネックキャビティ型36を支持する搬送板62を戻し部24から受け取って搬送板62の取り出された回転板64に受け渡すようになっている。
【0046】
具体的には、連結部材90によって上端を固定した4本のガイドロッド94が機台12上に設けられ、このガイドロッド94に沿って受渡しフレーム96が昇降可能に設けられている。そして、この受渡しフレーム96を昇降する第1昇降シリンダ98と、第1昇降シリンダ98をガイドロッド94に沿って昇降可能に取り付ける取付板91、92と、取付板92に設けられ、機台12に対して取付板92を昇降可能とする第2昇降シリンダ100とが設けられている。
【0047】
受渡しフレーム96には、下部に回転板64から加熱部18へと搬送板62を受け渡すための第1のレール102が設けられ、上部に戻し部24から回転板64へと搬送板62を受け渡すための第2のレール104が設けられている。
【0048】
そして、第1及び第2昇降シリンダ98、100の双方を駆動させることにより、受渡しフレーム96が最上昇位置まで上昇して第2のレール104が戻し部24から搬送板62を受け取る受取り位置Aに停止し、戻し部24から搬送板62を第2のレール104上に受け取る。また、可動盤50、上部基盤66が下降して型締めされる際に上部基盤が押下げ板106を押すことで受渡しフレーム96を押し下げ、第1のレール102が射出成形ステーション28の型締め時における搬送部材62の取出し受渡し位置Bに停止させ、回転板64から搬送板62を第1のレール102上に取り出すことを可能にする。
【0049】
この状態から、第1昇降シリンダ98により第2のレール104を取出し受渡し位置Bまで下降させると、第2のレール104上の搬送板62を回転板62に受け渡すことが可能である。
【0050】
さらに、この状態から、第2昇降シリンダ100により取付板91、92、第1昇降シリンダ98及び受渡しフレーム96を下降させると、第1のレール102が加熱部18に対して搬送板62を受け渡す受渡し位置Cで停止し、受渡しが可能である。
【0051】
さらに、連結部材90には、戻し部24によって搬送されてきた搬送板62を停止させるためのショックアブソーバ107を昇降させるショックアブソーバ昇降シリンダ108が設けられている。
【0052】
また、受取り位置A及び受渡し位置Cには、それぞれ搬送板62を第2のレール104、加熱部18へ送り出すための送出しシリンダ110、112が配設され、取出し受渡し位置Bには、搬送板62を回転板64から取り出し、あるいは回転板64に受け渡すための受渡しシリンダ114が配設されている。
【0053】
送出しシリンダ110には、戻し部24で搬送された搬送板62の受渡し部16側への通過を許し、通過後に搬送板62を押し出すことのできる送出し部材116が取り付けられている。
【0054】
受渡しシリンダ114には、搬送板62の係合片72と上下方向で非係合、水平方向で係合する係合部材118が取り付けられ、係合片72と係合した状態で搬送板62の取り出し、受渡しが行えるようになっている。
【0055】
また、第2のレール104側には、搬送部材62の位置決め孔74に係合して位置決めを行う位置決めピン(図示せず)を昇降させる位置決めシリンダ120が設けられている。
【0056】
加熱部18は、プリフォーム2のネック部4を保持したネックキャビティ型36を搬送板62に支持させた状態で、ネック部4を加熱して結晶化させることで、耐熱性を向上させるもので、第1加熱ステーション122から第5加熱ステーション130の5つのステーションを直線状に有している。
【0057】
第1から第4加熱ステーション122〜128は、2つの搬送板62に支持される32個のプリフォーム2のネック部4を同時に加熱処理するようになっており、第5加熱ステーション130は、1つの搬送板62に支持される16個のプリフォーム2のネック部4を加熱処理するようになっている。第1〜第5加熱ステーション122〜130には、第1のレール102の受渡し位置Cと同じ高さ位置に搬送板62を搬送するための第1搬送レール132が連続して掛け渡されており、搬送板62は送出しシリンダ112により順次第1加熱ステーション122〜第5加熱ステーション130へと搬送駆動されるようになっている。
【0058】
第1〜第5加熱ステーション122〜130は、基本的にはほぼ同様の構成を有するので、図2及び図4に示された第1加熱ステーション122について説明し、他の加熱ステーションは相違点のみ説明する。
【0059】
第1加熱ステーション122は、搬送レール132を挟んで2つの搬送板62の各プリフォーム2対応位置下方に加熱ポット136を配置すると共に、各プリフォーム2対応位置上方に加熱コア138を配置している。
【0060】
各加熱ポット136は、図4に示すように、プリフォーム2のネック部4付近に相当する筒状のもので、内面にネックキャビティ型36の外面形状に対応したテーパ部142を有し、このテーパ部142付近外周にヒータ144を鋳込んで形成されている。この加熱ポット136には、熱電対146が設けられ、加熱温度を検出して温度調節し得るようになっている。
【0061】
また、各加熱ポット136は、プリフォーム2対応位置に貫通孔148を有する加熱ポット台140上に固定されている。そして、同図左側に示す下降位置から図示せぬ駆動手段により同図右側に示す上昇位置まで上昇し、ネックキャビティ型36を受け入れてネックキャビティ型36の外面と接触し、ネックキャビティ型36を介してプリフォーム2のネック部4を加熱するようになっている。
【0062】
各加熱コア138は、加熱コア固定板154に取り付けられており、内部にロッドヒータ150を有し、このロッドヒータ150の下端部に加熱ピース152が取り付けられた状態となっている。
【0063】
そして、同図左側に示す上昇位置から図示せぬ駆動手段により同図右側に示す下降位置まで下降し、搬送板62を貫通してネックキャビティ型36内に挿入されてネック部4の内面とは非接触でネック部4の内面を加熱するようになっている。この場合、加熱ピース152の上部外面がネックキャビティ型36の内面に接触してネックキャビティ型36を加熱するようになっている。
【0064】
第2及び第4加熱ステーション124、128は第1加熱ステーション122と同じ構成であり、第3加熱ステーション126は、図1に示すように、一方の搬送板62のプリフォーム2に対応する加熱ポット136が省略されている点で第1加熱ステーション122と相違している。また、第5加熱ステーション130でも、加熱ポット136が省略されている。
【0065】
冷却部20は、加熱部18でネック部4が加熱されて結晶化したプリフォーム2のネック部4を冷却するもので、第1冷却ステーション156と、第2冷却ステーション158とを有する。
【0066】
第1冷却ステーション156では、2つの搬送板62に支持されたプリフォーム2を同時に冷却するようにしており、第2冷却ステーション158では、1つの搬送板62に支持されたプリフォーム2を冷却するようにしている。
【0067】
また、第1及び第2冷却ステーション156、158では、冷却ポット160及びブローコア162を用いて冷却するもので、図5及び図6に示すように、各搬送板62に対応した数の冷却ポット160を、個々に設けられた第2搬送レール164により搬送される搬送板62の下方位置に固定し、搬送板62の上方位置には、ブローコア162にブローエアを供給するエア供給ブロック166を配設している。なお、第2冷却ステーション158側のエア供給ブロック166は、第1冷却ステーション156のエア供給ブロック166の半分の大きさにされている。
【0068】
ブローコア162は、1つの搬送板62のプリフォーム2の数に対応させて16個がブローコア固定板168に取り付けられた状態で、搬送板62上に載置されて搬送板62と一緒に第2搬送レール164上を搬送されるようになっている。また、このブローコア固定板168には、搬送板62の位置決め孔74内に挿入されて各ブローコア162の位置決めを行う位置決めロッド170が設けられている。
【0069】
このブローコア162を取り付けたブローコア固定板168は、第5加熱ステーション130と隣接して設けられたブローコア下降機構172によって、搬送板62上に載置されるようになっている。
【0070】
ブローコア下降機構172は、ブローコア固定板保持部材174と、ブローコア固定板保持部材174を下降可能に案内するガイドロッド176と、ブローコア固定板保持部材174を下降させるブローコア下降シリンダ178とを有している。
【0071】
ブローコア固定板保持部材174には、ブローコア固定板168の搬送方向に沿ってL字状の保持溝180が2箇所に形成され、この保持溝180にブローコア固定板168の上面に突出形成したL字状の保持片182を係合させて、ブローコア固定板168を保持させるようにしている。
【0072】
また、このブローコア下降機構172の下方位置まで加熱部18の第1搬送レール132が延長されており、このブローコア下降機構172下方位置の搬送板62に対しブローコア下降機構172によりブローコア固定板168を下降させて位置決めロッド170を搬送板62の位置決め孔74に差し込んで位置決めした状態で、搬送板62が第1冷却ステーション156側に搬送されると、保持溝180に対して保持片182がスライドして係合が解除され、搬送板62に対してブローコア固定板168が載置されるようになっている。
【0073】
第1冷却ステーション156及び第2冷却ステーション158では、それぞれ第2搬送レール164及びエア供給ブロック166が昇降シリンダ184により昇降ガイドロッド186を介して昇降可能にしている。
【0074】
エア供給ブロック166は、昇降ガイドロッド186の上端に固定され、第2搬送レール164は、エア供給ブロック166の下方で昇降ガイドロッド186に対してスライド可能にされると共に、図6左側に示すように、エア供給ブロック166との間にブローコア固定板168を移動可能にする所定スペースを形成するためのスプリング188が設けられ、かつ、割リング190によって下方位置が規制されるようになっている。
【0075】
そして、昇降シリンダ184を駆動することにより、図6右側に示すように、エア供給ブロック166及び第2搬送レール164が下降して、図7及び図8に示すように、冷却ポット160、ネックキャビティ型36及びブローコア162が組み合わせられてプリフォーム2のネック部4が冷却されるようになっている。
【0076】
この冷却ポット160は、プリフォーム2のネック部4付近に冷却水路192が形成され、その中を冷却水が循環するようになっており、ネック部4付近の有底胴部6の外面と直接接触して冷却すると共に、ネックキャビティ型36を受け入れてネックキャビティ型36の外面と接触し、ネックキャビティ型36を介してネック部4の外面を冷却するようになっている。
【0077】
また、ブローコア162は、ネックキャビティ型36内よりネック部4内に挿入されてネック部4の内面と接触し、ネック部4を内面から冷却すると共に、エア供給ブロック166から供給されたブローエアを供給してネック部4付近をネックキャビティ型36に押し付けることで形状規制するようにしている。
【0078】
この場合、ブローコア162は、ネック部4の内面と接触する部分の外径が、その接触する部分のネック部の内径よりも大きく形成され、ネック部4内に挿入される際に、ネック部4をネックキャビティ型36の内面に押し付けてネック部4の外面形状を規制するようになっている。
【0079】
また、ブローコア162は、ネック部4の天面シール部194及びこの天面シール部付近の内面と接触する部分と隣接して、ロッキングリング4bとの接触部との間に外周に環状溝部196を有し、この環状溝部196にブローエア導入口198が臨ませられ、ブローエアの圧力によって環状溝部196に相当する位置のネック部4をネックキャビティ型36内面に押し付けて形状規制を行うと共に、ネック部4の冷却を行うようにしている。なお、特にブローコア162がロッキングリング4bを接触冷却することにより、厚肉のロッキングリング4b部分にひけ等が生じるのを防止できる。
【0080】
そして、冷却部20の最終位置、すなわち、第2冷却ステーション158と隣接し、かつ、第2搬送レール164を兼用する位置に、載置用のブローコア下降機構172と同じ機構を有する戻し用のブローコア上昇機構200が設けられており、冷却が終了してブローコア上昇機構200の下方に搬送されたブローコア固定板168を搬送板62上から受け取って、ブローコア下降機構172、200間に配設されたブローコア搬送レール202及びロッドレスシリンダからなるブローコア搬送シリンダ204にてブローコア固定板168をブローコア下降機構172に戻すようにしている。
【0081】
取出部22は、ブローコア上昇機構200によってブローコア固定板168が取り外された状態で、第2搬送レール164から搬送板64が搬送されてくると、図9に示すように、第3搬送レール206によって受け取るようになっている。
【0082】
この第3搬送レール206上の搬送板62に支持されるネック型固定板60の下方には、分割板60a、60bを開いてネックキャビティ型36を型開する型開カム208が型開シリンダ210によって昇降可能に設けられており、この型開カム208を型開シリンダ210により上昇させてネックキャビティ型36を型開し、ネックキャビティ型36にネック部4が支持されたプリフォーム2を装置外に取り出せるようになっている。プリフォーム2を装置外へ取り出すためのコンベア等は図示していないが、公知の手段を適宜用いる。
【0083】
戻し部24は、取出部22でプリフォーム2が取り出されて空になったネックキャビティ型36を支持する搬送板62を受渡し部16まで戻すもので、戻しレール212と、搬送レール昇降シリンダ214と、送出しシリンダ(図示せず)とを有している。
【0084】
戻しレール212は、図6及び図9に示すように、取出部22の上方位置から受渡し部16の受取り位置Aまで掛け渡されている。この戻しレール212は、チャネル状のもので、下部フランジ部の内側面にカムフォロア216(図2参照)を設け、搬送板62を転動可能にしている。また、戻しレール212が確実に戻し部16まで転動できるように、取出部22側を持ち上げて戻し部16に向かって下降傾斜させる持ち上げシリンダ(図示せず)を設けるようにしている。
【0085】
搬送レール昇降シリンダ214は、取出位置から第3搬送レール206を戻しレール212の高さ位置まで搬送するようになっている。
【0086】
送出しシリンダは、第3搬送レール206が戻しレール212の高さ位置にあるときに、第3搬送レール206から戻しレール212へと搬送板62を送り出すようにしている。
【0087】
次に、前述のプリフォームの成形装置10を用いたプリフォームの成形方法について説明する。
【0088】
まず、射出成形部14でネックキャビティ型36と、射出キャビティ型34と、射出コア型38とを用いて熱可塑性樹脂にてプリフォーム2を射出成形する。
【0089】
この場合、射出成形ステーション28において、昇降シリンダ86及び早送りシリンダ56を駆動させて、射出キャビティ型34、ネックキャビティ型36及び射出コア型38を型閉し、型締めシリンダ42を駆動して型締め力をタイバー48を介して可動盤に50に伝達させ、型締めを行う。
【0090】
この状態で、射出装置26からホットランナ型40を介し、射出キャビティ型34内に熱可塑性樹脂を射出して、外面がネックキャビティ型36によって規定されたネック部4及び外面が射出キャビティ型34によって規定された有底胴部6を有するプリフォーム2を射出成形する。
【0091】
その後、射出キャビティ型34及び射出コア型38を冷却して所定時間プリフォーム2を冷却し、型締めシリンダ42による型締めを解除し、早送りシリンダ56及び昇降シリンダ86により、可動盤50及び上部基盤66を上昇させると、射出キャビティ型34とプリフォーム2が離型されてプリフォーム2が射出キャビティ型34内から取り出され、また、射出コア型38とプリフォーム2が離型されて射出コア型38が取り出され、プリフォーム2のみがネックキャビティ型36にネック部4が保持された状態となる。
【0092】
次に、射出成形されたプリフォーム2のネック部4をネックキャビティ型36で保持したまま、ネックキャビティ型36を支持する搬送板62と共に、回転板64により取出ステーション30に搬送する。
【0093】
この場合、回転機構84により回転軸78を回転させて回転板64を180゜回転させると、ネックキャビティ型36にネック部4を保持されたプリフォーム2が射出成形ステーション28から取出ステーション30へと搬送されることとなる。この回転により、取出ステーション30に取り付けられている、プリフォーム2の保持されていないネックキャビティ型36が搬送板62に支持された状態で、射出成形ステーション28へと搬送され次の射出成形に備える。
【0094】
次いで、受渡し部16において、取出ステーション30に搬送されたネックキャビティ型36及び搬送板62を回転板64から取り出す。
【0095】
この場合、上記型開に合わせて第1及び第2昇降シリンダ98、100の双方を駆動させて受渡しフレーム96を最上昇位置まで上昇させる。この状態で、第2のレール104は、受取り位置Aとなって戻しレール212と同じ高さになる。
【0096】
この状態から、ショックアブソーバ昇降シリンダ108によりショックアブソーバを上昇させて、送出しシリンダ110により戻し部24の空のネックキャビティ型36を支持する搬送板62を第2のレール104上に送り出し、位置決めシリンダ120を駆動して空のネックキャビティ型36を支持する搬送板62の位置決めを行う。
【0097】
これにあわせて、第1のレール102側では、受渡しシリンダ114により係合部材118を取出しステーション30側に進出させると共に、射出成形ステーション28側では次の射出成形を行うために、可動盤50及び上部基盤66を下降させて型締めを行う。これにより、取出しステーション30の搬送板62の係合片72が係合部材118内に入り込んで係合状態となる。また、射出成形のための型閉じ動作によって上部基盤66が下降して押し下げ板106を型締位置まで押し下げる。押し下げ板106の下降によって、第1のレール102は受け渡し位置Bの高さに設定される。この様にすれば、プリフォーム2の長さが変更されても装置の調整は不要である。この状態でロックピン解除機構76により搬送板62の回転板64に対するロックを解除して、そのまま係合部材118を後退させれば、取出しステーション30の回転板64から搬送板62を第1のレール102上に取出すことができる。
【0098】
次に、回転板64から取り出されたネックキャビティ型36及び搬送板62を加熱部18に搬送する。
【0099】
この場合、まず、第1昇降シリンダ98により、第2のレール104を取出し受渡し位置Bまで下降させる。この動作によって、第1のレール102上の搬送板62の係合片72が係合部材118空抜け出して非係合状態となり、第2のレール104上の搬送板62の係合片72が係合部材118と係合する。この状態で、第2のレール104側の位置決めシリンダ120により空のネックキャビティ型36を支持する搬送部材62の位置決めを解除し、かつ、ロックピン解除機構76ロックピンを下げた状態にして、受渡しシリンダ114により第2のレール104上の搬送板62を回転板64の取出しステーション30に受け渡して、ロックピンでロックすれば受渡しが完了する。
【0100】
そして、第2昇降シリンダ100により、第1のレール102を受渡し位置Cまで下降させ、送出しシリンダ112により、第1のレール102上の搬送板62を第1搬送レール132に送り出せば、加熱部18への搬送が完了する。
【0101】
次いで、加熱部18に搬送されたネックキャビティ型36を加熱することで、ネック部4を熱可塑性樹脂の結晶化温度に加熱する。
【0102】
この場合、第1搬送レール132上に位置する搬送板62に支持されているネックキャビティ型36に対し、上下から加熱コア138及び加熱ポット136を接触させて、ネックキャビティ型36を介してネック部4を加熱し、ネック部4の結晶化を行う。ここで、ネックキャビティ型36は、加熱コア138の加熱ピース152及び加熱ポット136が内外から接触して加熱されるため、加熱効率よくネック部4の加熱ができる。また、加熱コア138は、加熱ピース152がネック部4内に挿入されて、ネック部4の内面とは非接触でネック部4の内面の加熱を行うことにより、加熱によってネック部4が加熱コア138にくっついてしまうのを防止している。
【0103】
そして、このような加熱を第1〜第4加熱ステーション122〜128では、2つの搬送板62に支持されたプリフォーム2を同時に、また、第5加熱ステーション130では1つの搬送板62に支持されたプリフォーム2に対して行い、各搬送板62のプリフォーム2に対して9回の加熱を行うようにしている。
【0104】
次に、加熱されたネックキャビティ型36とこのネックキャビティ型36を支持する搬送板62を冷却部20に搬送する。
【0105】
この場合、送出しシリンダ112によって順次搬送板62が第1搬送レール132から第2搬送レール164へと搬送される。また、この搬送の際に、ブローコア下降機構172によって、搬送板62上にブローコア162を取り付けたブローコア固定板168が載置され、搬送板62と一緒に搬送される。
【0106】
次いで、冷却部20に搬送されたネックキャビティ型36を冷却することで、ネック部4を冷却する。
【0107】
この場合、固定された冷却ポット160に対して、搬送板62及びブローコア固定板168を支持する第2搬送レール164と、ブローコア固定板168のブローコア162にブローエアを供給するエア供給ブロック166とを昇降シリンダ184により下降させることで、冷却ポット160、ネックキャビティ型36及びブローコア162が組み合わせられて、プリフォーム2のネック部4を冷却する。
【0108】
このプリフォーム2のネック部4の冷却は、冷却ポット160をネックキャビティ型36の外面に接触させてネックキャビティ型36を介してネック部4の外面を冷却すると共に、ブローコア162をネック部4内に挿入してネック部4の内面と接触させてネック部4の内面を冷却することで、ネック部4を短時間で効率よく冷却することができる。
【0109】
また、ブローコア162のネック部4の内面と接触する部分の外径をその接触する部分の内径より大きくして、ネック部4内への挿入時にネック部4の外面をネックキャビティ型36の内面に押し付けることで、ネック部4の外面形状を規制することができる。
【0110】
さらに、ブローコア162の環状溝部196よりネック部4の天面シール部194付近の内面と隣接する部分に、ブローエアを供給し、ブローエアの圧力でその部分をネック部4の内面に押し付けて冷却しつつ形状規制を行う。このブローエアは、ブローコア162の下端からも供給されてネック部4以外の有底胴部6も冷却する。
【0111】
この冷却は、各搬送板62に支持されるプリフォーム2に対して、第1冷却ステーション156で2回、第2冷却ステーション158で1回の合計3回行われる。
【0112】
そして、冷却が終了したブローコア固定板168は、第2冷却ステーション158と隣接したブローコア上昇機構200によって取り出され、ブローコア搬送レール202及びブローコア搬送シリンダ204により、載置側のブローコア下降機構172まで戻される。また、搬送板62は、送出しシリンダ112によって順送りに取出部22へと搬送される。
【0113】
次に、取出部22において、冷却されたネックキャビティ型36からネック部4を離型してプリフォーム2を装置外部に取り出す。
【0114】
この場合、冷却部20から搬送されて第3搬送レール206上にある搬送板36に支持されたネック型固定板60に対し、型開シリンダ210により、下方から型開カム208を上昇させて、分割板60a、60bを開き、ネックキャビティ型36を型開することで、ネックキャビティ型36からネック部4を離型して取り出す。
【0115】
次いで、プリフォーム2の取り出された空のネックキャビティ型36を搬送板62に支持させたまま、回転板64の取出ステーション30対応位置まで戻す。
【0116】
この場合、まず、戻し部24において、搬送板62を第3搬送レール206に支持させたまま、搬送レール昇降シリンダ214によって、第3搬送レール206を戻しレール212の高さまで上昇させ、その高さ位置で図示せぬ送出しシリンダにより、搬送板62を戻しレール212側に押し出す。
【0117】
この際、図示せぬ持ち上げシリンダにより取出部22側を持ち上げると、搬送板62は戻しレール212のカムフォロア216上を転動して送り出しシリンダ110の送出し部材116を通過してショックアブソーバ昇降シリンダ108に取り付けられた図示せぬショックアブソーバに当接して停止する。
【0118】
この状態で、受渡し部16の第2のレール104が上昇して受取り位置Aにくると、前述のように、送出しシリンダ110により戻しレール212から第2のレール104へと搬送板62が受取られる。
【0119】
こののち、第1のレール102では、前述のように、プリフォーム2を支持する搬送板62を回転板64から取出し、取出しステーション30の回転板64は空になっている。
【0120】
この状態で、前述のように、第2のレール104を取出し受渡し位置Bまで下降させると、空のネックキャビティ型36を支持する搬送板62が型締め時の回転板64の取出しステーション30位置と対応して位置することとなる。
【0121】
そして、この状態で、前述のように、空のネックキャビティ型36と搬送板62を回転板64の取出ステーション30に受け渡せば、次の射出成形の準備が完了することとなる。
【0122】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0123】
例えば、加熱ステーションを5箇所に設け、4箇所で2つの搬送板のプリフォーム、1箇所で1つの搬送板のプリフォームを加熱する例を示したが、この例に限らず、この加熱ステーションの数の増減、各加熱ステーションでの処理する搬送板数は適宜変更可能である。あるいは、加熱ステーションは残存させたまま、特定の加熱ステーションにて加熱工程を実施しないようにしても良い。また、加熱ポットを省略する場所も、図示の例に限らず、プリフォームの加熱状態に応じて適宜変更できる。
【0124】
また、ネックキャビティ型にて結晶化される領域としては、前記実施の形態の状態に限らず、サポートリングの下方の非延伸領域をも結晶化させてもよい。
【0125】
さらに、各加熱ステーションでは、加熱コア及び加熱ポットの双方を可動にしているが、いずれか一方のみ可動にすることもできる。
【0126】
また、冷却部において、2つの冷却ステーションを設け、一方で2つの搬送板のプリフォーム、他方で1つの搬送板のプリフォームを冷却しているが、冷却ステーションの数及び1度に処理する搬送板の数は適宜変更できる。
【0127】
さらに、戻し部では、戻しレールの取出部側を持ち上げて受渡し部側に向けて下降傾斜させるようにしているが、この下降傾斜状態で固定することも可能である。
【0128】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリフォームの射出成形装置全体の概略側面図である。
【図2】図1の射出成形部、受渡し部及び加熱部の一部を示す概略断面図である。
【図3】図2における搬送板の平面図である。
【図4】図1及び図2の加熱部における加熱ステーションの状態を示す部分拡大断面図である。
【図5】図1の冷却部の状態を示す拡大図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5及び図6の冷却ポット及びブローコアの状態を示す断面図である。
【図8】図7のブローコアの部分拡大図である。
【図9】図1の取出部の正面図である。
【符号の説明】
10 プリフォームの成形装置
14 射出成形部
16 受渡し部
18 加熱部
20 冷却部
22 取出部
24 戻し部
28 射出成形ステーション
30 取出しステーション
34 射出キャビティ型
36 ネックキャビティ型
38 射出コア型
60 ネック型固定板
62 搬送板
64 回転板
136 加熱ポット
138 加熱コア
152 加熱ピース
154 加熱コア固定板
160 冷却ポット
162 ブローコア
166 エア供給ブロック
168 ブローコア固定板
194 天面シール部
196 環状溝部
198 ブローエア導入口

Claims (9)

  1. 複数のネックキャビティ型を支持する一対の搬送板を着脱可能に取り付けた回転板により前記各搬送板のネックキャビティ型を射出成形ステーション及び取出ステーションに交互に搬送し、射出成形ステーションで前記ネックキャビティ型に加え射出キャビティ型及び射出コア型を用いて熱可塑性樹脂にてプリフォームを射出成形する射出成形部と、
    前記プリフォームのネック部を保持した状態で前記取出ステーションに搬送された前記ネックキャビティ型を、前記搬送板に支持させた状態で前記回転板より取り出し、前記プリフォームを保持していない空の前記ネックキャビティ型を支持する前記搬送板を前記回転板に受け渡す受渡し部と、
    前記回転板から取り出された前記搬送板を前記受渡し部から受け取り、前記プリフォームのネック部を保持した前記ネックキャビティ型を加熱して、前記ネックキャビティ型内にて前記ネック部を前記熱可塑性樹脂の結晶化温度に達するように加熱する加熱部と、
    前記ネック部を前記搬送板に支持された前記ネックキャビティ型より離型して、前記プリフォームを装置外部に取り出す取出部と、
    前記プリフォームの取り出された空の前記ネックキャビティ型を前記搬送板に支持させたまま前記受渡し部に戻す戻し部と、
    を有することを特徴とするプリフォームの成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記加熱部は、前記ネックキャビティ型を受け入れて前記ネックキャビティ型外面と接触し、前記ネックキャビティ型を介して前記ネック部の外面を加熱する加熱ポットと、
    前記ネックキャビティ型内より前記ネック部内に挿入されてネック部内面とは非接触で前記ネック部内面を加熱する加熱コアと、
    を有することを特徴とするプリフォームの成形装置。
  3. 請求項2において、
    前記加熱コアは、前記ネックキャビティ型内面に接触してネックキャビティ型内面を加熱する加熱ピースを有することを特徴とするプリフォームの成形装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記加熱部と前記取出部との間に、前記ネックキャビティ型を冷却して前記ネック部を冷却する冷却部が配置されていることを特徴とするプリフォームの成形装置。
  5. 請求項4において、
    前記冷却部は、前記ネックキャビティ型を受け入れて前記ネックキャビティ型外面と接触し、前記ネックキャビティ型を介して前記ネック部の外面を冷却する冷却ポットと、
    前記ネックキャビティ型内より前記ネック部内に挿入されて前記ネック部内面に接触し、かつ、ブローエアを供給するブローコアと、
    を有することを特徴とするプリフォームの成形装置。
  6. 請求項5において、
    前記ブローコアは、前記ネック部内面と接触する部分の外径が、その接触する部分のネック部の内径よりも大きく形成され、前記ネック部内に挿入される際に前記ネック部を前記ネックキャビティ型内面に押し付け可能にされていることを特徴とするプリフォームの成形装置。
  7. 請求項5または6において、
    前記ブローコアは、前記ネック部の天面シール部及びこの天面シール部付近の内面と接触する部分と隣接して外周に環状溝部を有し、この環状溝部にブローエア導入口が臨ませられることを特徴とするプリフォームの成形装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記受渡し部は、前記回転板からの前記搬送板の取り出し及び前記回転板に対する前記搬送板の受渡しを、前記ネックキャビティ型、射出キャビティ型及び射出コア型の型締め時に行うことを特徴とするプリフォームの成形装置。
  9. ネックキャビティ型と、射出キャビティ型と、射出コア型とを用いて熱可塑性樹脂にてプリフォームを射出成形する工程と、
    射出成形された前記プリフォームのネック部を前記ネックキャビティ型で保持したまま、ネックキャビティ型を支持する搬送板と共に回転板により取出ステーションに搬送する工程と、
    前記取出ステーションに搬送された前記ネックキャビティ型及び前記搬送板を前記回転板から取り出す工程と、
    前記回転板から取り出された前記ネックキャビティ型及び前記搬送板を加熱部に搬送する工程と、
    前記加熱部に搬送された前記ネックキャビティ型を加熱することで、前記ネック部を熱可塑性樹脂の結晶化温度に加熱する工程と、
    加熱された前記ネックキャビティ型とこのネックキャビティ型を支持する搬送板を冷却部に搬送する工程と、
    前記冷却部に搬送された前記ネックキャビティ型を冷却することで、前記ネック部を冷却する工程と、
    冷却された前記ネックキャビティ型から前記ネック部を離型してプリフォームを装置外部に取り出す工程と、
    前記プリフォームの取り出された空の前記ネックキャビティ型を前記搬送板に支持させたまま前記回転板の前記取出ステーション対応位置まで戻す工程と、
    空の前記ネックキャビティ型と前記搬送板を前記回転板の前記取出ステーションに受け渡す工程と、
    を含むことを特徴とするプリフォームの成形方法。
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