JP3823603B2 - アルミニウム熱交換器およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ろう付けにより組み立てられるアルミニウム熱交換器およびその製造方法に関するもので、車両用空調装置の凝縮器に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の凝縮器(熱交換器)のサイドプレート20近傍の構成を示すもので、多数の冷媒通路穴14aを有する多穴偏平チューブ14を積層配置し、このチューブ14の積層方向両端に、断面コ字状にプレス成形されたサイドプレート20(一方のみ図示)を配置し、チューブ14相互の間、およびチューブ14とサイドプレート20との間に、ろう材をクラッドしたアルミニウムクラッド材にて形成したフィン15を配置する構成になっている。
【0003】
そして、チューブ14、サイドプレート20、フィン15等を所定構造に組み付けた後に、組付体をろう材の融点まで加熱して、組付体全体を一体ろう付けしている。この場合、ろう付け接合部のフィレットの大きさは、フィン15のろう材のクラッド率から決まり、従って各部のフィレットは同じ大きさになっている。
【0004】
一方、サイドプレート20にはブラケットの一部をなすプレート21aがボルト23により組み付けられており、凝縮器はブラケットを介して車両に取り付けられる。従って、サイドプレート20は強度確保のために板厚の厚い板が用いられ、それ故、サイドプレート20の曲げ部の外側半径Rsも大きくなり、チューブ14の端部の半径Rtと比較すると、必然的にRs>Rtとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにRs>Rtの場合、サイドプレート20とフィン15との接合部の空気流れ方向cの長さが、チューブ14とフィン15との接合部長さよりも短くなってしまい、それに伴いサイドプレート20とフィン15との接合部面積も小さくなる。
【0006】
従って、熱交換器に外力が作用した場合、サイドプレート20とフィン15との接合部の応力が、チューブ14とフィン15との接合部の応力よりも高くなり、サイドプレート20と接合されているフィン15が最初に破損しやすいという問題があった。
本発明は上記点に鑑み、サイドプレートと接合されるフィンの破損を防止し、熱交換器の耐久性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1および2に記載の発明では、フィン(15)をチューブ(14)およびサイドプレート(19、20)にろう付け接合したアルミニウム熱交換器において、
サイドプレート(19、20)とフィン(15)との接合部の第1フィレット(24)を、チューブ(14)とフィン(15)との接合部の第2フィレット(25)よりも大きくしたことを特徴としている。
【0008】
これによると、サイドプレート(19、20)とフィン(15)との接合部面積を増加させてその部位の強度を増加させることができるため、サイドプレート(19、20)と接合されるフィン(15)の破損を防止して、熱交換器の耐久性を向上させることができる。
また、フィレットを大きくした場合、ろう材の使用量や通風抵抗の増加を招いてしまうが、サイドプレート(19、20)とフィン(15)との接合部のフィレット(24)のみを大きくすることにより、高価なろう材の使用量や通風抵抗の増加を最小に抑えることができる。
【0009】
また、請求項3〜5に記載の発明では、サイドプレート(19、20)とフィン(15)との接合部に保持されるろう材の量を、チューブ(14)とフィン(15)との接合部に保持されるろう材の量よりも多くした状態で、チューブ(14)およびサイドプレート(19、20)とフィン(15)とをろう付け接合することを特徴としている。
【0010】
これによると、サイドプレート(19、20)とフィン(15)との接合部のフィレット(24)を大きくすることができ、従って、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明では、フィン(15)をベア材にて形成するとともに、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)にろう材を保持させ、その後、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)とフィン(15)とを所定構造に組み付けて、ろう付け接合を行うことを特徴としている。
【0011】
これによると、例えば接合部位に応じてろう材の量を変えるために、フィン(15)を両面クラッド材とし、そのうちサイドプレート(19、20)と接合されるフィンのろう材の量(クラッド率)を多くする方法も可能であるが、この場合2種類のフィンが必要になるのに対し、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)にろう材を保持させる方法によれば、チューブ(14)相互の間に配置されるフィン(15)と、サイドプレート(19、20)側に配置されるフィン(15)は、いずれもベア材で形成して同じものを使用することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明では、チューブ(14)は押し出し多穴チューブであり、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)とフィン(15)とをベア材にて形成し、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)にろう材を塗布した後、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)とフィン(15)とを所定構造に組み付けて、ろう付け接合を行うことを特徴としている。
【0013】
これによると、チューブ(14)とサイドプレート(19、20)にろう材を塗布するため、クラッド材の使用が困難な押し出し多穴チューブ(14)の場合でも容易に実施可能である。また、チューブ(14)相互の間に配置されるフィン(15)と、サイドプレート(19、20)側に配置されるフィン(15)は、いずれもベア材で形成して同じものを使用することができる。
【0014】
なお、本明細書におけるろう材の量とは、ろう材を塗布或いはクラッドした部位の面積と、その部位に塗布或いはクラッドしたろう材の重量とから求めた、単位面積当たりの重量をいう。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明を車両用空調装置の凝縮器(熱交換器)に適用した例を示すもので、凝縮器10は車両用空調装置の冷凍サイクルにおいて圧縮機(図示せず)から吐出された高温高圧の過熱ガス冷媒を冷却して凝縮させるものである。
【0016】
凝縮器10は、所定間隔を開けて配置された第1、第2の一対のヘッダタンク11、12を有し、この第1、第2ヘッダタンク11、12はアルミニウム製で、上下方向に略円筒状に延びる形状になっている。この第1、第2ヘッダタンク11、12の間に熱交換用のコア部13を配置している。
本例の凝縮器10は、一般にマルチフロータイプと称されているものであって、コア部13は第1、第2ヘッダタンク11、12の間で、水平方向に冷媒を流す偏平状のチューブ14を上下方向に多数並列配置し、この多数のチューブ14の間にフィン15を介在して接合している。ここで、チューブ14は、図3に示す従来のチューブと同様に、多数の冷媒通路穴14aをアルミニウムの押し出し加工で成形した押し出し多穴偏平チューブである。また、フィン15は波状に折り曲げ加工された、アルミニウム製のコルゲートフィンである。
【0017】
チューブ14の一端部は第1ヘッダタンク11内に連通し、他端部は第2ヘッダタンク12内に連通している。そして、第1ヘッダタンク11の上方側に冷媒の入口側配管ジョイント(冷媒入口部)16を配置し接合している。また、第2ヘッダタンク12の下方側に冷媒の出口側配管ジョイント(冷媒出口部)17を配置し接合している。
【0018】
これにより、入口側配管ジョイント16からの冷媒は、第1ヘッダタンク11を通ってコア部13のチューブ14に流入した後、第2ヘッダタンク12を通って出口側配管ジョイント17へ流れるようになっている。
熱交換用コア部13の上下両側には、断面コ字形状に成形されたサイドプレート19、20が配置され、このサイドプレート19、20は最も外側のコルゲートフィン15および第1、第2ヘッダタンク11、12に接合されるものであって、凝縮器10の車体側への取付部材の役割を果たす。
【0019】
各サイドプレート19、20の両側には、凝縮器10を車両のボデー30に取り付けるためのブラケット21が配置され、このブラケット21は、断面コ字形状に成形された金属製の第1プレート21aに金属製の第2プレート21bが溶接にて一体化されて構成されている。また、ブラケット21は、第2プレート21bにゴム製の防振部材22が組み付けられ、ボルト23により各サイドプレート19、20に組み付けられている。
【0020】
ところで、上記凝縮器10において、チューブ14を構成する押し出し多穴チューブの具体的材質はA1050のアルミニウムベア材であり、サイドプレート19、20はA3003のアルミニウムベア材であり、フィン15の具体的材質はA3003のアルミニウムベア材である。
なお、第1、第2ヘッダタンク11、12は、アルミニウムの芯材にろう材をクラッドしたクラッド材からなる。また、入口側配管ジョイント16および出口側配管ジョイント17はアルミニウムベア材からなる。
【0021】
次に、凝縮器10の製造方法を説明する。
まず、各構成部品を、それぞれ所定の形状に加工する。次に、第1、第2ヘッダタンク11、12に非腐食性フラックスを塗布し、その後フラックスを乾燥させる。
一方、チューブ14およびサイドプレート19、20の脱脂を行った後、サイドプレート19、20におけるフィン15との接合面、およびチューブ14にろう材を塗布する。ここで、サイドプレート19、20のろう材塗布量を、チューブ14のろう材塗布量よりも多くしている。なお、ろう材塗布量は、ろう材塗布面積とろう材塗布重量とから求めた、単位面積当たりの重量をいう。
【0022】
また、ろう材は、SiとKAlF4 とK3 AlF6 との混合物(粉末状)であり、このろう材はフラックスとしての特性も有するものである。そして、溶剤(例えばイソプロピルアルコール)に、上記ろう材およびバインダー(例えばアクリル樹脂の粉末)を混合して混合溶液を作り、この混合溶液に部品を浸漬することによりろう材の塗布を行う。
【0023】
次いで、第1、第2ヘッダタンク11、12、チューブ14、フィン15、サイドプレート19、20等の構成部品を積層し、さらに配管ジョイント16、17を組付けて、図1に示す所定の熱交換器構造に仮組付けする。そして、積層方向両側から適宜の治具にて締めつけ力を加えて、熱交換器構造の組付け状態を保持する。
【0024】
次に、この組付け状態を保持したまま、ろう付け炉内に組付け体を搬入し、窒素ガスまたは不活性ガスが充填されたろう付け炉内にて組付け体をろう材の融点まで加熱して、組付け体各部の接合箇所を一体ろう付けする。これにより、凝縮器10本体の組付けを完了する。
以上のようにして製造された凝縮器10は、サイドプレート19、20とフィン15との接合部のフィレットが、チューブ14とフィン15との接合部のフィレットよりも大きくなり、従って、サイドプレート19、20とフィン15との接合部面積が増加してその部位の強度が増加するため、サイドプレート19、20と接合されるフィン15の破損を防止して、凝縮器10の耐久性を向上させることができる。
【0025】
次に、このフィレットの大きさと強度との関係について、実験例に基づいて説明する。
(実験例)
表1は、チューブ14のろう材塗布量Vtを一定(10g/m2 )とし、サイドプレート19、20におけるフィン15との接合面側へのろう材塗布量Vsをパラメータとして行った実験結果を示す。
【0026】
この実験で使用したろう材は、Si(約33%)とKAlF4 (約60%)とK3 AlF6 (約7%)との混合物であり、バインダーとともに溶剤に混合して用いた。
また、図2はこの実験で使用したテストピースの概略形状を示すもので、1つのチューブ14とサイドプレート19、20間にフィン15を配置している。フィン15の主要寸法は、フィン板厚Tf=0.07mm、フィンピッチPf=3.2mm、フィン高さHf=7.8mmである。
【0027】
図2中のフィレット長さLs、Ltは、フィレット24、25のフィン15と接している部分の、チューブ14長手方向(フィン15の波折り方向)の長さであり、Lsはサイドプレート19、20側の第1フィレット24の長さを表し、Ltはチューブ14側の第2フィレット25の長さを表す。
テストピースで使用したチューブ14とサイドプレート19、20の主要寸法を図3を参照して説明すると、チューブ板厚Tt=1.7mm、チューブ幅Wt=16mm、Rt=0.85mm、サイドプレート板厚Ts=1.6mm、サイドプレート幅Ws=16mm、Rs=2.4mmである。
【0028】
さらに、チューブ14、フィン15およびサイドプレート19、20の材質は、上記実施形態と同じである。
なお、第2フィレット25の長さLtは、すべてのテストピースにおいて0.55mmで一定である。また、フィン15の破断力の評価は、図2において上下方向に引っ張り荷重を与えて行い、通風抵抗の評価は風速4.5m/sで行った。
【0029】
【表1】
まず、サイドプレート19、20のろう材塗布量Vsとフィン15の破断力との関係を表1に基づいて説明すると、塗布量Vsの増加に伴い第1フィレット24の長さLsが増加し、フィン1本当りの破断力も増加している。
【0030】
そして、チューブ14のろう材塗布量Vt=10g/m2 に対し、Vs=10g/m2 の場合は、従来と同様にサイドプレート19、20とフィン15との接合部(図2のa部)でフィン15が破断する。Vs=12.5g/m2 の場合は、図2のa部が破断するとともに、チューブ14とフィン15との接合部(図2のb部)でも一部フィン15の破断が起こるようになり、破断力は増加している。
【0031】
また、Vs=17.5g/m2 以上の場合は、破断箇所がチューブ14とフィン15との接合部(b部)に移り、サイドプレート19、20とフィン15との接合部では破断しなくなり、破断力はさらに増加している。これは、第1フィレット24の長さLsの増加によりサイドプレート19、20とフィン15との接合部面積が増加したことによる。
【0032】
このように、サイドプレート19、20のろう材塗布量Vsをチューブ14のろう材塗布量Vtよりも多くして、サイドプレート19、20側のフィレット長さLsをチューブ14側のフィレット長さLtよりも長くすることにより、サイドプレート19、20とフィン15との接合部面積が増加してその部位の強度が増加するため、サイドプレート19、20と接合されるフィン15の破損を防止して、凝縮器10の耐久性を向上させることができる。
【0033】
一方、Vsの増加に伴って通風抵抗も若干増加することが確認された。これは、Vsの増加に伴うLsの増加により、コア部13の空気流通面積が減少するためである。ここで、サイドプレート19、20とフィン15との接合部のフィレット24のみを大きくすることにより、高価なろう材の使用量や通風抵抗の増加を最小に抑えることができる。
【0034】
また、上記のように接合部位に応じてろう材の量を変えるために、フィン15を両面クラッド材とし、そのうちサイドプレート19、20と接合されるフィンのろう材の量(クラッド率)を多くする方法も可能であるが、この場合2種類のフィンが必要になるのに対し、上記実施形態の方法によれば、チューブ14相互の間に配置されるフィン15と、サイドプレート19、20側に配置されるフィン15は、同じものを使用することができる。
【0035】
(他の実施形態)
本発明は、上記した凝縮器に限らず、車両用の各種熱交換器(例えばラジエータ)に適用可能であり、さらには車両用以外の熱交換器に適用可能である。
また、上記実施形態では、ろう材として、SiとKAlF4 とK3 AlF6 との混合物を用いたが、アルミニウム(例えばA4045)を主体としたろう材を用いてもよい。
【0036】
また、上記実施形態では押し出し多穴チューブ14を用いたアルミニウム熱交換器を示したが、プレス成形した一対のコアプレートにより1つのチューブを構成する形式のアルミニウム熱交換器にも適用できることはもちろんである。
また、上記実施形態では、チューブ14やサイドプレート19、20にろう材を塗布することによりろう材を保持させたが、チューブ14やサイドプレート19、20をクラッド材にて形成する方法でろう材を保持させてもよい。
【0037】
また、フィン15を両面クラッド材とし、そのうちサイドプレート19、20と接合されるフィンのクラッド率を多くしてもよい。さらに、フィン15を両面クラッド材とし、サイドプレート19、20にろう材を塗布またはクラッドしてもよい。それらによれば、サイドプレート19、20とフィン15との接合部のろう材の量が多くなり、サイドプレート19、20側のフィレット長さLsをチューブ14側のフィレット長さLtよりも長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する熱交換器の正面図である。
【図2】実験に使用したテストピースの要部の正面図である。
【図3】従来熱交換器のサイドプレート近傍の断面図である。
14…チューブ、15…フィン、19、20…サイドプレート、
24…第1フィレット、25…第2フィレット。
Claims (5)
- 多数本積層配置されるアルミニウム製のチューブ(14)と、このチューブ(14)の積層方向両端に配置されるアルミニウム製のサイドプレート(19、20)と、前記チューブ(14)相互の間、および前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)との間に配置されるとともに、波状に連続的に折り曲げ加工されたアルミニウム製のフィン(15)とを備え、
このフィン(15)を、前記チューブ(14)および前記サイドプレート(19、20)にろう付け接合したアルミニウム熱交換器において、
前記サイドプレート(19、20)と前記フィン(15)との接合部の第1フィレット(24)を、前記チューブ(14)と前記フィン(15)との接合部の第2フィレット(25)よりも大きくしたことを特徴とするアルミニウム熱交換器。 - 前記第1フィレット(24)における、前記フィン(15)の波状に連続する方向の長さ(Ls)を、前記第2フィレット(25)における、前記フィン(15)の波状に連続する方向の長さ(Lt)よりも長くしたことを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム熱交換器。
- 多数本積層配置されるアルミニウム製のチューブ(14)と、このチューブ(14)の積層方向両端に配置されるアルミニウム製のサイドプレート(19、20)と、前記チューブ(14)相互の間、および前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)との間に配置されるとともに、波状に連続的に折り曲げ加工されたアルミニウム製のフィン(15)とを備え、
このフィン(15)を、前記チューブ(14)および前記サイドプレート(19、20)にろう付け接合したアルミニウム熱交換器の製造方法であって、
前記サイドプレート(19、20)と前記フィン(15)との接合部に保持されるろう材の量を、前記チューブ(14)と前記フィン(15)との接合部に保持されるろう材の量よりも多くした状態で、前記チューブ(14)および前記サイドプレート(19、20)と前記フィン(15)とをろう付け接合することを特徴とするアルミニウム熱交換器の製造方法。 - 前記フィン(15)をベア材にて形成するとともに、前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)にろう材を保持させ、その後、前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)と前記フィン(15)とを所定構造に組み付けて、前記ろう付け接合を行うことを特徴とする請求項3に記載のアルミニウム熱交換器の製造方法。
- 前記チューブ(14)は押し出し多穴チューブであり、前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)と前記フィン(15)とをベア材にて形成し、前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)にろう材を塗布した後、前記チューブ(14)と前記サイドプレート(19、20)と前記フィン(15)とを所定構造に組み付けて、前記ろう付け接合を行うことを特徴とする請求項3に記載のアルミニウム熱交換器の製造方法。
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