JP3823519B2 - スタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法 - Google Patents

スタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スカート部材内で上下に摺動可能に配置され、印材を保持するホルダ部材、及び、ホルダ部材の上方に配置されてホルダ部材を下方に移動させるグリップ部材を有するスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法に関し、特に、スタンプユニットの輸送中、スタンプユニットがユーザーに渡った後印材の製版に至るまでの間、及び、印材の製版中において印材の印面を保護する保護フィルムを、印材の印面全体を被覆するようにホルダ部材の下端縁に熱溶着することにより、スタンプ印刷を開始するまで印材を保護することが可能なスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種タイプのスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法が提案されており、かかるスタンプユニットに使用される印判の作成方法に着目した場合、その1つのタイプとしては、例えば、特願平9−249983号の明細書、図面に記載されているように、取っ手部、ホルダ部及びスカート部を備え、ホルダ部がスカート部内で上下に移動可能となるようにホルダ部と取っ手部とを連結し、また、ホルダ部の下面に印面形成部材を配設したスタンプユニットが存在する。
【0003】
かかるスタンプユニットでは、印面形成部材は、硬質多孔性樹脂からなる上側層、及び、カーボンブラック等の光エネルギ吸収物質を分散させた軟質多孔性樹脂からなる下側層を有する2層構造に形成されている。この印面形成部材を製版するには、先ず、スタンプ製造装置内でロール状の透明フィルムを搬送しつつサーマルヘッド及び転写リボンを介して文字、画像を印刷してポジ原稿を作成し、また、このポジ原稿と印面成形部材の下側層とが対向するように、ポジ原稿が載置された透明アクリル板上にスタンプユニットを載置することでスタンプ製造装置にセットする。この状態で、キセノン管を発光させると、ポジ原稿を通して光が印面形成部材の下側層に照射される。これにより、原稿の透明部分に対応して光が照射された下側層の部分だけが光吸収材の発熱作用によって溶融された後固化され、一方、溶融固化されなかった印面形成部材の下側層は、原稿の文字等に対応してそのまま残存することとなる。これにより、印面形成部材の下面に印判が形成される。そして、文字等を印刷する場合、印面形成部材の下面に外側からインクを塗布して印面形成部材下面の非溶融固化部(文字等を構成する)からインクを含浸させた後、スタンプユニットを印刷用紙上の所望位置に配置した状態で、取っ手部を下方に押圧すると、印面形成部材内に含浸されたインクが非溶融固化部から印刷用紙に付着し、これにより文字等の印刷が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のタイプに係るスタンプユニットにおける印面形成部材は、前記したように、硬質多孔性樹脂からなる上側層、及び、カーボンブラック等の光エネルギ吸収物質を分散させた軟質多孔性樹脂からなる下側層を有する2層構造に形成されており、また、印判は、キセノン管を発光させてポジ原稿に従って下側層を選択的に溶融固化させることにより作成されるものである。かかる印面形成部材では、前記のように、下側層に直接印判が形成されることから、スタンプユニットの輸送中、スタンプユニットがユーザーに渡った後印面形成部材の製版に至るまでの間、及び、印面形成部材の製版中において下側層(印面)を保護することが望ましい。印面形成部材の下側層を保護するについては、例えば、ホルダ部に対して保護フィルムを固着して下側層を被覆することが考えられる。
【0005】
しかし、保護フィルムをホルダ部に固着するについて、例えば、ホルダ部に粘着性の接着剤層を形成し、かかる接着剤層により保護フィルムを接着する場合には、粘着性の接着剤層が印面形成部材の下側層に悪影響を及ぼしてしまい、この結果、ポジ原稿に従って適正な印判を形成できないという問題がある。これに起因して、従来においては、保護フィルムを単に印面形成部材の下側層に密着させておくだけの措置しか講じ得ず、従って、保護フィルムは印面形成部材から剥がれ易く、印面形成部材を保護するには不充分なものである。
【0006】
また、印面形成部材をホルダ部に取り付けるについては、印面形成部材の周縁を溶着治具を使用してホルダ部材に熱溶着しているのが一般的であるが、印面形成部材とホルダ部材には、前記したように樹脂成分が含有されており、かかる樹脂成分が熱溶着時に溶着治具に付着する問題がある。これを防止するため従来においては、溶着治具に特殊な処理を施したり、印面成形部材とホルダ部との間に耐熱性フィルムを介在させながら熱溶着を行う等の対策を採っている。
【0007】
しかし、溶着治具に特殊な処理を施すことは、結果的にスタンプユニットのコストの高騰を将来し、また、熱溶着時に印面形成部材とホルダ部との間に耐熱性フィルムを介在させるのは煩雑な作業であり、溶着作業をスムーズに行うことができない。
【0008】
本発明は前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、スタンプユニットの輸送中、スタンプユニットがユーザーに渡った後印材の製版に至るまでの間、及び、印材の製版中において印材の印面を保護する保護フィルムを印材の印面全体を被覆するようにホルダ部材の下端縁に熱溶着することにより、スタンプ印刷を開始するまで印材を保護することが可能であり、また、かかる保護フィルムを利用して低コストをもって溶着治具に樹脂成分を付着させることなく簡単に溶着作業を行うことが可能なスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係るスタンプユニットは、スカート部材と、スカート部材内で上下に摺動可能に配置されるとともに印材を保持するホルダ部材と、ホルダ部材の上方に配置されホルダ部材を下方に移動させるグリップ部材とを有するスタンプユニットにおいて、前記印材の周縁は、ホルダ部材の下端縁を露出した状態でホルダ部材に熱溶着されており、前記ホルダ部材の下端縁には、印材の印面全体を被覆しつつ透明樹脂フィルムからなる保護フィルムが熱溶着され、前記ホルダ部材、印材及び保護フィルムは樹脂成分を含有しており、 保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度はホルダ部材及び印材に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされ、該保護フィルムで被覆される印材の印面に原稿を通して光を照射することで該印材の印面が選択的に溶融固化されて印判が形成されることを特徴とする。
前記スタンプユニットでは、ホルダ部材の下端縁に、印材の印面全体を被覆しつつ透明樹脂フィルムからなる保護フィルムが熱溶着されているので、接着剤等を使用することなく、スタンプユニットの輸送中、スタンプユニットがユーザーに渡った後印材の製版に至るまでの間、及び、印材の製版中において印材の印面を保護可能であり、もってスタンプ印刷を開始するまで印材を保護することが可能となる。また、透明樹脂フィルムからなる保護フィルムはホルダ部材と一体に熱溶着されていることから、透明樹脂フィルムからなる保護フィルムを利用して低コストをもって溶着治具に樹脂成分を付着させることなく簡単に溶着作業を行うことが可能となる。
【0010】
また、前記スタンプユニットにおいて、前記ホルダ部材、印材及び透明樹脂フィルムからなる保護フィルムは樹脂成分を含有しており、保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度はホルダ部材及び印材に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされている。かかる場合、保護フィルムに含有される樹脂成分は、その高い溶融温度に基づき、ホルダ部材の下端縁に対して強固に溶着されることはなく、スタンプ印刷を行う際に保護フィルムを簡単にホルダ部材から剥がすことが可能となる。
【0011】
また、前記ホルダ部材、印材及び透明樹脂フィルムからなる保護フィルムは、溶着治具を介して同時に熱溶着されることが望ましい。このように、溶着治具を使用してホルダ部材、印材及び保護フィルムを同時に熱溶着すれば、一度に溶着作業によりホルダ部材、印材及び保護フィルムの相互を熱溶着することが可能となる。このとき、ホルダ部材に含有される樹脂成分の溶融温度と印材に含有される樹脂成分の溶融温度とが同程度の温度であれば、両者は相互に溶融して強固に溶着される一方、保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度は、他の樹脂成分の溶融温度よりも高いので、前記のように保護フィルムがホルダ部材に対して強固に溶着されることはない。
【0012】
更に、前記スタンプユニットにおいて、保護フィルムは透明樹脂フィルムからなり、該保護フィルムで被覆される印材の印面に原稿を通して光を照射することで該印材の印面が選択的に溶融固化されて印判が形成される。このように、保護フィルムを透明樹脂フィルムから構成することにより、キセノン管等の発光管を発光させてポジ原稿に従って印材を選択的に溶融固化させることにより印判を作成する際においても、保護フィルムを介して印材を被覆した状態で印判の形成を行うことが可能となり、これより印判形成時においても印材の印面を保護することが可能となる。
【0013】
また、前記保護フィルムにおける熱溶着部の外側には、保護フィルムをホルダ部材の下端縁から剥がす際に把持される把持部が形成されていることが望ましく、また、前記保護フィルムは、印材によりスタンプ印刷を行う際に把持部にて把持されてホルダ部材の下端縁から剥がされることが望ましい。このように保護フィルムに把持部を形成しておけば、スタンプ印刷の開始時に、保護フィルムをホルダ部材から容易且つ簡単に剥がすことが可能である。
【0014】
また、前記保護フィルムの前記溶着治具と相対する面には、シリコン系またはフッ素系の樹脂層が形成されていることが望ましい。このように、保護フィルムの溶着治具と相対する面にシリコン系またはフッ素系の樹脂層を形成しておけば、溶着治具による溶着時に、保護フィルムが溶着治具に貼り付くことを防止できる。また、印判形成時にポジ原稿が保護フィルムに貼り付くことが防止できる。
【0015】
また、本発明に係るスタンプユニットの製造方法は、スカート部材と、スカート部材内で上下に摺動可能に配置されるとともに印材を保持するホルダ部材と、ホルダ部材の上方に配置されホルダ部材を下方に移動させるグリップ部材とを有するスタンプユニットの製造方法において、前記ホルダ部材内に該ホルダ部材の下端縁を露出した状態で印材を配置する第1工程と、前記ホルダ部材の下端縁及び印材の印面全体を被覆するように透明樹脂フィルムからなる保護フィルムを載置する第2工程と、所定温度に加熱制御された溶着治具の溶着面積を前記保護フィルムの溶着代に一致させて下方に押圧した状態で所定時間保持して該保護フィルムで被覆する第3工程と、該保護フィルムで被覆される印材の印面に原稿を通して光を照射することで該印材の印面を選択的に溶融固化して印判を形成する第4工程と、を備え、前記溶着代は、印材の周縁とホルダ部材の下端縁の内側とを溶着する内側の溶着代とホルダ部材における下端縁の幅に対応する外側の溶着代とからなり、前記ホルダ部材、印材及び保護フィルムは樹脂成分を含有しており、 保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度は前記溶着治具の溶着温度よりも低く、且つ、ホルダ部材及び印材に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされていることを特徴とする。
【0016】
前記スタンプユニットの製造方法では、印材の周縁とホルダ部材の下端縁内側とが相互に溶着され、また、保護フィルムの溶着代と印材の周縁の上部とが剥離可能な状態で溶着される。これと同時に、保護フィルムの溶着代とホルダ部材の下端縁とが剥離可能な状態で溶着される。このように、印材、ホルダ部材及び保護フィルムは、溶着治具を介して同時に溶着されるものである。
ここに、ホルダ部材、印材及び保護フィルムはそれぞれ樹脂成分を含有しており、保護 フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度はホルダ部材及び印材に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされているので、保護フィルムに含有される樹脂成分は、その高い溶融温度に基づき、ホルダ部材の下端縁に対して強固に溶着されることはなく、スタンプ印刷を行う際に保護フィルムを簡単にホルダ部材から剥がすことができる。
また、溶着治具を使用してホルダ部材、印材及び保護フィルムを同時に熱溶着することにより、一度の溶着作業によりホルダ部材、印材及び保護フィルムの相互を熱溶着することができる。このとき、保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度は、他の樹脂成分の溶融温度よりも高いので、前記のように保護フィルムがホルダ部材に対して強固に溶着されることはない。
更に、保護フィルムを透明樹脂フィルムから構成することにより、キセノン管等の発光管を発光させて原稿に従って印材を選択的に溶融固化させることにより印判を作成する際においても、保護フィルムを介して印材を被覆した状態で印判の形成を行うことができ、これより印判形成時においても印材の印面を保護することが可能となる。
【0017】
また、前記保護フィルムの前記溶着治具と相対する面には、シリコン系またはフッ素系の樹脂層が形成されていることが望ましい。このように、保護フィルムの溶着治具と相対する面にシリコン系またはフッ素系の樹脂層を形成しておけば、第3工程における溶着時に、保護フィルムが溶着治具に貼り付くことを防止できる。また、第4工程における印判形成時にポジ原稿が保護フィルムに貼り付くことが防止できる。また、印判形成時に原稿に印刷された画像も発熱するため、原稿が保護フィルムに貼り付くおそれがあるが、保護フィルムの表面にはシリコン系またはフッ素系の樹脂膜が形成されているので、貼り付くことはない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法を具体化した実施形態に基づき、図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るスタンプユニットの構成について図1に基づき説明する。図1はインク供給前におけるスタンプユニットの側断面図である。
【0019】
図1において、スタンプユニット1は、基本的に、スタンプ印刷時にスタンプユニット1全体を支持するスカート部材2、スカート部材2内で上下方向に摺動可能に配置されるとともにその下端部に印材3を保持するホルダ部材4、ホルダ部材4に嵌合連結され、スタンプ印刷時にホルダ部材4を下方に移動させて印材3を印刷用紙(図示せず)に押し付けるグリップ部材5、及び、フィルム材から形成された袋状のパック内にインクが充填されてホルダ部材4内に配置されるインクパック6から構成されている。上記フィルム材としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,ナイロン等が使用され、単独もしくは、2種類を貼り合せたものがインクパック6として使用される。
【0020】
ここに、スカート部材2について、図1乃至図4に基づき説明する。図2はスカート部材2の側面図、図3はスカート部材2の端面図、図4はスカート部材2の側断面図である。これらの図において、スカート部材2は、平面視で略長方形の挿通孔10を有し、ホルダ部材4を摺動可能に挿通する内壁11が設けられ、また、内壁11の外側で内壁11と一体に形成された外壁12を有する上部スカート部13と、外壁12に連続して若干裾広がりとなるように形成された外壁14を有する下部スカート部15とから一体に構成されている。
【0021】
上部スカート部13の両端面(左右端面)において、内壁11の上方位置には、ホルダ部材4を挿通孔10内で常時上方に付勢すべく捻りバネ16(図1参照)の一端を係止するバネ係止部17が形成されており、また、バネ係止部17の斜め下方位置には、捻りバネ16のコイル部が外挿されてコイル部の位置決めを行う半月状の位置決め突起18が形成されている。更に、内壁11の略中央位置には、ホルダ部材4の両端面に形成された傾斜突起35(後述する)を上下に摺動可能に挿嵌する垂直溝19が形成されている。かかる垂直溝19は、スタンプ印刷時にホルダ部材4が下方に移動する際に、ホルダ部材4の傾斜突起35を上下方向に案内する作用を行う。
【0022】
下部スカート部材15は、スタンプ印刷時に印刷用紙上に載置されてスタンプユニット1全体を印刷用紙上で支持するものであり、下部スカート部材15を構成する外壁14の四隅の下端位置には、外壁14の下端縁を印刷用紙の紙面から離間した状態で支持する支持突起20が設けられている。尚、下部スカート部材15における外壁14の四面中央位置には、スタンプ印刷方向を示す下向き矢印部21が形成されている。
【0023】
次に、ホルダ部材4について図1、図5乃至図7に基づいて説明する。図5はホルダ部材4の側面図、図6はホルダ部材4の平面図、図7はホルダ部材4の側断面図である。これらの図において、ホルダ部材4は、前記スカート部材2の上部スカート部13と下部スカート部15のそれぞれの形状に合わせて、上部ホルダ部30及び下部ホルダ部31とから一体に構成される。上部ホルダ部30は、平面視で略長方形状の筒状体を構成する周壁32を有し、周壁32における前側壁及び後側壁(図5中には、その一方のみを図示する)の上部には、3つの長穴状の凹溝33が水平方向に整列して形成されており、中央の凹溝33の両側には、周壁32の壁面から外側下方に傾斜する楔状の規制突起34が設けられている。ここに、各凹溝33には、グリップ部材5のリブ突起54(後述する)が嵌合され、これによりホルダ部材4とグリップ部材5とが一体に連結されるものである。また、規制突起34は、スタンプ印刷時にホルダ部材4を下方に移動する際に、前記スカート部材2における上部スカート部13の外壁12の上端縁に当接して、ホルダ部材4の下方移動量を規制する作用を行う。
【0024】
また、上ホルダ部30の周壁32の両端面(図5中、左右端面)には、周壁32の壁面から外側下方に向かって傾斜した楔状の傾斜突起35が設けられている。かかる傾斜突起35は、スカート部材2の下側からホルダ部材4を挿入する際に、上スカート部13の垂直溝19内にて上下に摺動可能に挿嵌され、また、傾斜突起35の下端には、図1に示すように、捻りバネ16の他端が係止される。これにより、ホルダ部材4は、傾斜突起35と垂直溝19との協働によりスカート部材2内で上下方向に摺動可能にされ、また、捻りバネ16の一端が上スカート部13のバネ係止部17に係止され、且つ、他端が傾斜突起35の下端に係止されることに基づき、ホルダ部材4はスカート部材2内で常時上方に付勢されることとなる。
【0025】
周壁32の前壁及び後壁(図6中、上壁と下壁)の内壁面には、その内壁面から内側下方に向かって傾斜した楔状の位置決め突起36が2つずつ設けられており、かかる位置決め突起36は、図1に示すように、ホルダ部材4内に配置されるインクパック6の上側に配置される厚紙板37が上方へ移動するのを規制する作用を行う。このように、ホルダ部材4の上部内壁面に位置決め突起36が形成されている場合には、位置決め突起36とインクパック6との間で厚板紙37を傾斜させることなく水平状態に配置することが可能となり、これよりグリップ部材5を下方に押圧した際に厚板紙37は水平状態を保持しつつホルダ部材4の底部39との間でインクパック6を均一に挟圧することが可能となる。また、位置決め突起36が、ホルダ部材4の内壁面から内側下方に向かって傾斜した楔状に形成されている場合には、厚板紙37をホルダ部材4の上方からホルダ部材4内部に配置する際に、厚板紙37の側端縁は位置決め突起36の形状に基づきスムースにホルダ部材4の内部に案内されることとなり、従って、厚板紙37をホルダ部材4の内部に簡単に配置することが可能となる。
【0026】
厚紙板37は、ホルダ部材4の内側寸法よりも若干大きいサイズに形成されており、図1に示すように、位置決め突起36との協働により、後述するように、ホルダ部材4内にインクパック6を配置した状態でグリップ部材5を介してホルダ部材4を下方に移動させる際に、グリップ部材5からの押圧力をインクパック6に対して略均一に及ぼす作用を行う。これにより、インクパック6内のインクは、残らず下方に流下して印材3に供給されるものである。このように、インクパック6内のインクを残らず流出させて無駄を生じることなく印材3にインクを供給することが可能となる。また、位置決め突起36により上方への移動を規制しつつ、前記のようなサイズを有する厚紙板37をインクパック6の上側に配置する際に、厚板紙37の側端縁が容易に変形可能であるから厚板紙37をホルダ部材4内部に簡単に配置可能であるとともに、厚板紙37をホルダ部材4の内部にて任意の位置で固定することが可能となる。これに基づき、ホルダ部材4内部にインクパック6を配置した状態で輸送等を行うことが可能となる。更に、厚紙板37は、インク吸収能を有していることから、後述するように、グリップ部材5を下方に移動させてホルダ部材4内でインクパック6を開封する際に、インクパック6からその上側に流出したインクを吸収してインクがスタンプユニット1の外部に漏出することを防止することができる。
【0027】
尚、周壁32の前壁又は後壁の一方における内壁面には、図6に示すように、長穴状のインク補給孔Hが設けられている。かかるインク補給孔Hは、インクパック6により供給されたインクが少なくなった時に、予備的にインクを補給する際に使用される。このとき、インクは、グリップ部材5を取り外した状態でインク補給孔Hから注入される。
【0028】
また、下部ホルダ部31は、上部ホルダ部30から連続して一体に形成され、周壁32より外側で一回り大きい周壁38を有する。
【0029】
前記下部ホルダ部31内で、上部ホルダ部30は底部39を有しており、かかる底部39は、図6に示すように、格子状のリブから構成されている。この格子状リブからなる底部39の略中央位置には切断リブ40が形成されており、また、切断リブ40の周囲には多数のインク流通孔41が設けられている。この切断リブ40を含むホルダ部材4は、ABS樹脂、ポリアセタールコポリマー、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等のポリオレフィン系樹脂、PC樹脂等から形成されている。ここに、切断リブ40は、グリップ部材5を押下した際に、厚紙板37との間でインクパック6を挟圧し、インクパック6を破断して開封する作用を行う。かかるインクパック6の開封を確実に行うべく、切断リブ40の角部は、尖って形成されている。また、インク流通孔41は、図1に示すように、印材3に対向されており、前記のように切断リブ40を介して開封されたインクパック6から流出したインクを下方に案内するものであり、これによりインクは印材3に含浸されていく。また、周壁32を構成する前後壁(図6中、上下壁)の内面からは、支持リブ42が一体に形成されている。ここに、前記切断リブ40の高さと支持リブ42の高さは、略同一高さに設定されている。このように切断リブ40と支持リブ42は略同一高さを有していることから、インクパック6は、その開封前において、一方向に傾いたり偏ったりした状態でホルダ部材4内に配置されることなく、略水平状態で配置されることとなる。ここに、切断リブ40を介してインクパック6が開封された際にインクが一度に流出することとなるが、周壁32と切断リブ40との間に形成される空間は、インクパック6から流出するインクの貯留部となる(後述する。図13参照)。従って、インクパック6が開封された際にインクが一度に流出した場合においても、インクがホルダ部材4から外部に漏出することを防止することができる。
【0030】
尚、下部ホルダ部31を構成する周壁38の内、前後壁(図6中、上下壁)の外側には、その略中央位置にて内方に向かって傾斜溝43が楔状に形成されており、また、傾斜溝43の両側には、1つ又は2つの検出溝44が形成されている。ここに、傾斜溝43は、前記特願平9−249983号の明細書、図面に記載されたスタンプ製造装置を使用して、印材3から印判を形成する際に、ホルダ部材4をスタンプ製造装置における所定製版位置にセットするための溝である。このとき、傾斜溝43は、その両側が傾斜面に形成されているので、スタンプ製造装置における位置決め機構とホルダ部材4との位置関係が多少ずれた場合においても、位置決め機構の位置決め部材と傾斜面とのカム作用に基づき、ホルダ部材4は、位置決め部材が傾斜溝43の中央位置に当接するように移動されることとなる。これにより、ホルダ部材4は、スタンプ製造装置の所定製版位置にセットされる。また、検出溝44は、その個数及び形成位置がホルダ部材4のサイズに従って変更されており、スタンプ製造装置の位置決め機構内に設けられた溝センサとの協働により、ホルダ部材4のサイズを特定するために使用される。尚、周壁38の一壁面における傾斜溝43及び検出溝44の形成位置は、他壁面における傾斜溝43、検出溝44の形成位置と回転対称となるように設定されている。これは、ホルダ部材4を前記スタンプ製造装置の位置決め機構による所定製版位置にセットする際に、前壁と後壁を逆転してセットした場合においても、印材3の製版を可能とするためである。
【0031】
また、周壁38の前後壁における下部位置には、図5に示すように、一対の係止突起45が形成されている。かかる係止突起45は、後述するキャップ部材60の係止溝62に係止され、キャップ部材60を下部ホルダ部31の下端に取り付けるために使用される。これにより、周壁38の下端に保持された印材3の印面はキャップ部材60により保護される。
【0032】
更に、印材3は、前記特願平9−249983号の明細書、図面に記載されている印面形成部材と同様の材料から形成されており、硬質多孔性樹脂からなる上側層、及び、カーボンブラック等の光エネルギ吸収物質を分散させた軟質多孔性樹脂からなる下側層を有する2層構造に形成されている。かかる印材3の下面は、図7に示すように、透明の保護フィルム70により被覆されるようにホルダ部材4の下端縁4Aに熱溶着されており、また、下端縁4Aとの溶着部の外側において保護フィルム70には、把持部71が形成されている。かかる把持部71は、スタンプユニット1によりスタンプ印刷を行う際に、保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aから剥がすために把持される。尚、保護フィルム70をホルダ部材4に熱溶着する方法については後述する。
【0033】
前記印材3を製版して印面を形成するには、先ず、スタンプ製造装置内でロール状の透明フィルムを搬送しつつサーマルヘッド及び転写リボンを介して文字、画像を印刷してポジ原稿を作成し、また、このポジ原稿と保護フィルム70により被覆した状態における印材3の下側層とが対向するように、ポジ原稿が載置された透明アクリル板上にホルダ部材4を前記した位置決め方法に従って載置することで所定製版位置にセットする。この状態で、キセノン管を発光させると、ポジ原稿を通して光が印材3の下側層に照射される。これにより、原稿の透明部分に対応して光が照射された下側層の部分だけが光吸収材の発熱作用によって溶融された後固化され、一方、溶融固化されなかった印材3の下側層は、原稿の文字等に対応してそのまま残存することとなる。これにより、印材3の下面に印判が形成されるものである。
【0034】
ここで、保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aに熱溶着する方法について図14に基づき説明する。図14は保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aに熱溶着する状態を一部省略して模式的に示す分解斜視図である。
【0035】
図14において、溶着治具72は、平面視で長方形状を有する筒状に形成されており、図示しない加熱制御装置によりその加熱制御が行われる。ここに、溶着治具72の加熱温度(溶着温度)としては、200℃〜240℃の範囲に設定されている。また、溶着治具72は、その形状に基づき、溶着面積73を有する。
【0036】
保護フィルム70は透明樹脂フィルムから構成されており、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート),ポリアミド等の樹脂から形成されている。この保護フィルム70の溶着治具と相対する面の表面は、シリコン系またはフッ素系樹脂による表面処理により、シリコン系樹脂膜あるいはフッ素系樹脂膜が形成されている。保護フィルム70を構成する樹脂成分の溶融温度は、前記溶着治具72の溶着温度よりも低く、且つ、前記ホルダ部材4や印材3に含有されている樹脂成分の溶融温度よりも高くされている。また、保護フィルム70上には、前記溶着治具72の溶着面積73に対応して、溶着代74が形成される。溶着代74は2つの部分からなり、内側の溶着代74Aは、印材3の周縁3Aとホルダ部材4の下端縁4Aの内側とが溶着される部分に対応し、また、外側の溶着代74Bは、ホルダ部材4における下端縁4Aの幅に対応する。かかる保護フィルム70にて溶着代74の外側には、把持部71が形成されている。
【0037】
尚、ホルダ部材4は下部ホルダ部31を上方に向けて配置されており、従って、下端縁4Aは上方に位置している。
【0038】
前記構成において、保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aに熱溶着するには、先ず、図14に示すようにホルダ部材4を配置するとともに、ホルダ部材4の下部ホルダ部31内に印材3を配置する。この後、印材3の印面を被覆するように保護フィルム70を載置する。この状態を保持したまま、所定温度に加熱制御した溶着治具72を下方に移動するとともに、溶着治具72の溶着面積73と保護フィルム70の溶着代74とを1一致させつつ、溶着治具72を下方に押圧し、この状態で所定時間(1〜5秒、望ましくは3秒)保持する。
【0039】
これにより、印材3の周縁3Aとホルダ部材4の下端縁4A内側とが相互に溶着され、また、保護フィルム70の溶着代74Aと印材3の周縁3Aの上部とが剥離可能な状態で溶着される。これと同時に、保護フィルム70の溶着代74Bとホルダ部材4の下端縁4Aとが剥離可能な状態で溶着される。このように、印材3、ホルダ部材4及び保護フィルム70は、溶着治具72を介して同時に溶着されるものである。
【0040】
ここに、ホルダ部材4、印材3及び保護フィルム70はそれぞれ樹脂成分を含有しており、保護フィルム70に含有される樹脂成分の溶融温度はホルダ部材4及び印材3に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされているので、保護フィルム70に含有される樹脂成分は、その高い溶融温度に基づき、ホルダ部材4の下端縁4Aに対して強固に溶着されることはなく、スタンプ印刷を行う際に保護フィルム70を簡単にホルダ部材4から剥がすことができる。
【0041】
また、溶着治具72を使用してホルダ部材4、印材3及び保護フィルム70を同時に熱溶着することにより、一度の溶着作業によりホルダ部材4、印材3及び保護フィルム70の相互を熱溶着することができる。このとき、保護フィルム70に含有される樹脂成分の溶融温度は、他の樹脂成分の溶融温度よりも高いので、前記のように保護フィルム70がホルダ部材4に対して強固に溶着されることはない。
【0042】
そして、保護フィルム70の溶着治具72と相対する面には、シリコン系またはフッ素系の樹脂膜が形成されているので、溶着時に保護フィルム70が溶着治具72に貼り付くことはない。特に、保護フィルム70の溶融温度に近い温度にて溶着を行う場合に顕著である。
【0043】
更に、保護フィルム70を透明樹脂フィルムから構成することにより、キセノン管等の発光管を発光させてポジ原稿に従って印材を選択的に溶融固化させることにより印判を作成する際においても、保護フィルム70を介して印材3を被覆した状態で印判の形成を行うことができ、これより印判形成時においても印材3の印面を保護することが可能となる。
【0044】
ところで、印判形成時にポジ原稿に印刷された画像も発熱するため、ポジ原稿が保護フィルム70に貼り付くおそれがあるが、保護フィルム70の表面にはシリコン系またはフッ素系の樹脂膜が形成されているので、貼り付くことはない。
【0045】
また、保護フィルム70における溶着代74の外側には、保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aから剥がす際に把持される把持部71が形成されているので、スタンプ印刷の開始時に、保護フィルム70をホルダ部材4から容易且つ簡単に剥がすことができる。
【0046】
次に、グリップ部材5について、図1、図8乃至図10に基づき説明する。図8はグリップ部材5の側面図、図9はグリップ部材9の底面図、図10はグリップ部材9の短手方向における断面図である。
【0047】
これらの図において、グリップ部材5の上面には、前記のように印材3に形成したスタンプ内容を表示するラベル等を貼付するためのラベル貼付部50が形成されている。また、グリップ部材5の内部において、その上壁下面からは、図1、図9、図10に示すように、ホルダ部材4における上部ホルダ部30の周壁32内に挿嵌される挿嵌部51が形成されている。かかる挿嵌部51は、前記したように、厚紙板37を介してホルダ部材4内に配置されたインクパック6を押圧する作用を行う。また、挿嵌部51は、底面視において図9に示すように、基本的に長方形状を有しており、その両側中央位置で相互に対向する位置には凹部52が形成されている。かかる凹部52は、グリップ部材5の挿嵌部51をホルダ部材4の周壁32内に挿嵌する際に、周壁32の一壁面に形成されたインク補給孔Hを形成する壁部を挿嵌するための凹部である。尚、凹部52が一対形成されているのは、どのような状態でグリップ部材5の挿嵌部51を周壁32内に挿嵌した場合においても、インク補給孔Hの壁部が支障とならないようにするためである。また、グリップ部材5の内壁面には、複数個(図9には、6個)のリブ53が垂直方向に形成されており、また、各リブ53の下端にはリブ突起54が一体に形成されている。リブ突起54は、前記した周壁32の外面上部形成された各凹溝33に嵌合されるものであり、これによりホルダ部材4とグリップ部材5とが一体に連結されるものである。
【0048】
次に、ホルダ部材4における下部ホルダ部31の下端部に取り付けられるキャップ部材について図11、図12に基づき説明する。図11はキャップ部材の側面図、図12はキャップ部材の側断面図である。各図において、キャップ部材60は上方を開放した箱状を有しており、その外壁両側面の略中央位置には、図11に示すように、キャップ部材60をホルダ部材4に取り付ける際、及び、取り外す際に指により把持される把持部61が形成されている。また、キャップ部材60の両側内壁面には、前記周壁38に形成された一対の係止突起45が係止される一対の係止溝62が設けられている。キャップ部材60の各係止溝62が周壁38の各係止突起45に係止されることにより、キャップ部材60は周壁38に取り付けられ、これによりキャップ部材60を介して周壁38の下端に保持された印材3の印面が保護されるものである。
【0049】
前記スタンプユニット1を製造するには、先ず、スタンプ製造装置内でロール状の透明フィルムを搬送しつつサーマルヘッド及び転写リボンを介して文字、画像を印刷してポジ原稿が作成され、印材3を製版して印判を形成すべく、下端に保護フィルム70により被覆された印材3を備え、且つ、内部にインクパック6が収納されるとともに位置決め突起36により規制しつつインクパック6の上方に厚紙板37を配置したホルダ部材4を前記スタンプ製造装置における所定製版位置にセットする。このとき、下部ホルダ部31に形成された傾斜溝43の傾斜面と位置決め機構の位置決め部材とのカム作用に基づき、ホルダ部材4は、スタンプ製造装置の所定製版位置にセットされる。この時、ポジ原稿と保護フィルム70により被覆された印材3の下側層とが対向するように、透明アクリル板上に載置される。また、各検出溝44と位置決め機構内に設けられた溝センサとの協働により、ホルダ部材4のサイズが特定される。
【0050】
尚、位置決め突起36により上方への移動を規制しつつ、厚紙板37がインクパック6の上側に配置されているので、ホルダ部材4内でインクパック6をある程度固定することができ、これによりホルダ部材4内にインクパック6を配置した状態で輸送等を行っても何ら問題はない。また、切断リブ40と支持リブ42は略同一高さを有していることから、インクパック6は、その開封前において、一方向に傾いたり偏ったりした状態でホルダ部材4内に配置されることなく、略水平状態で配置されることとなる。
【0051】
前記のようにホルダ部材4を所定製版位置にセットした後、このポジ原稿と保護フィルム70により被覆された印材3の下側層とが対向するように、透明アクリル板上に載置された状態で、キセノン管を発光させると、ポジ原稿を通して光が保護フィルム70を透過して印材3の下側層に照射される。これにより、原稿の透明部分に対応して光が照射された下側層の部分だけが光吸収材の発熱作用によって溶融された後固化され、一方、溶融固化されなかった印材3の下側層は、原稿の文字等に対応してそのまま残存することとなる。これにより、印材3の下面に印判が形成される。この状態では、まだ保護フィルム70はホルダ部材4の下端縁4Aに溶着されたままである。
【0052】
印材3の製版終了後、保護フィルム70は表面に形成された樹脂膜の作用によりポジ原稿に貼り付いていないので、ホルダ部材4は製版位置から容易に取り出すことができる。取り出したホルダ部材4は、上部スカート部13の両端面において、捻りバネ16のコイル部が予め位置決め突起18に位置決めされるとともに、捻りバネ16の一端がバネ係止部17に係止された状態のスカート部材12の挿通孔10内に、ホルダ部材4が下方から挿通される。このとき、ホルダ部材4における上部ホルダ部30の周壁32の両端面に形成された傾斜突起35は、スカート部材2の垂直溝19内を上方に摺動され、また、傾斜突起35がその楔形状に従って捻りバネ16の他端を乗り越えた時点で捻りバネ16の他端が各傾斜突起35の下端に係止される。この状態で、ホルダ部材4は、スカート部材2内で捻りバネ16の付勢力により上方に付勢されるとともに、捻りバネ16の付勢力に抗してホルダ部材4を下方向に摺動可能となる。
【0053】
前記のようにホルダ部材4とスカート部材2とを組み立てた後、グリップ部材5の挿嵌部51をホルダ部材4の周壁32内に挿嵌する。この状態が図1に示されている。このように、挿嵌部51を周壁32内に挿嵌した状態で更にグリップ部材5を押下すると、ホルダ部材4内のインクパック6は、厚紙板37と切断リブ40との間で挟圧されていく。このとき、インクパック6に及ぼされる押圧力は、厚紙板37の作用に基づき、インクパック6に対して略均一に及ぼされることとなる。従って、インクパック6は切断リブ40と接触する部位で破断開封され、これよりインクパック6は切断リブ40の形成位置に対応して略中央位置で開封されることとなり、インクパック6から流出したインクを、切断リブ40の周囲にて略均一に分散することができる。また、厚紙板37は、インク吸収能を有していることから、前記のように、グリップ部材5を下方に移動させてホルダ部材4内でインクパック6を開封する際に、インクパック6からその上側に流出したインクを吸収してインクがスタンプユニット1の外部に漏出することを防止することができる。この状態が図13に示されている。
【0054】
また、切断リブ40を介してインクパック6が開封された際にインクが一度に流出することとなるが、周壁32と切断リブ40との間に形成される空間は、図13に示すように、インクパック6から流出するインクの貯留部となるので、インクパック6が開封された際にインクが一度に流出した場合においても、インクがホルダ部材4から外部に漏出することを防止することができる。
【0055】
インクパック6から流出したインクは、切断リブ40の周囲に形成されたインク流通孔41から下方に案内され、印材3に含浸される。このとき、インク流通孔41は切断リブ40の周囲に形成されているので、インクパック6からのインクは、ホルダ部材4の底部全体に渡って均一に分散され、これによりインクを印材3の全体に渡って均一に含浸させることができる。
【0056】
尚、前記のようにグリップ部材5を下方に移動させることによりインクパック6を開封した時点で、グリップ部材5の各リブ53に下端に形成されたリブ突起54は、ホルダ部材4の周壁32の形成された各凹部33に嵌合され、これによりホルダ部材4とグリップ部材5とが一体に連結される。従って、前記のように印材3にインクを含浸させた後、印材3に形成された印判に従って文字等のスタンプ印刷を行う場合には、先ず、把持部71を把持して保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aから剥がした後、グリップ部材5とホルダ部材4とを一体に移動し、これよりスタンプ印刷が可能となるものである。
【0057】
また、印材3に含浸されたインクが少なくなって適正な濃度でスタンプ印刷を行うことができなくなった場合には、グリップ部材5をホルダ部材4から取り外し、原紙板37及びインクがなくなったインクパック6の袋状パックをホルダ部材4から取り出すとともに、インクが充填された新たなインクパック6をホルダ4内に配置して前記と同様の操作を行うことにより、スタンプ印刷を再開することができる。また、インクパック6及び原紙板37を取り外すことなく、ホルダ部材4の周壁32の一内壁面に形成されたインク補給孔Hからインクを補給してスタンプ印刷を再開することも可能である。
【0058】
以上説明した通り本実施形態に係るスタンプユニット1では、印材3に対してインクを供給する場合、ホルダ部材4の内部にインクパック6を配置した状態で、グリップ部材5を下方に押圧することにより、ホルダ部材4内のインクパック6は厚紙板37と切断リブ40との間で挟圧され、開封される。これにより、インクパック6内のインクは、インク流通孔41から下方に流下して印材3に供給されるものである。このように、印材3に対してワンタッチで簡単にインクの供給を行うことができる。
【0059】
また、文字等のスタンプ印刷を繰り返すことにより印材3に含浸されているインクが少なくなって印刷文字等の濃度が低下することに起因して、印材3に対してインクの補給が必要な場合には、インクがなくなった袋状のパックを新たなインクパック6に取り替えるだけの簡単な作業によりインクの補給を行ってスタンプ印刷を再開することができる。
【0060】
更に、インクパック6に接触する切断リブ40、及び、印材3に対向するインク流通孔41が形成されているので、切断リブ40を介して簡単且つ迅速にインクパック6を開封することが可能であり、また、インク流通孔41を介して、インクパック6から流出したインクを迅速に印材3に含浸させることが可能となる。
【0061】
また、インクパック6から流出したインクは、切断リブ40の周囲に形成されたインク流通孔41から下方に案内されて印材3に含浸され、このとき、インク流通孔41は切断リブ40の周囲に形成されているので、インクパック6からのインクは、ホルダ部材4の底部全体に渡って均一に分散され、これによりインクを印材3の全体に渡って均一に含浸させることができる。
【0062】
更に、切断リブ40と支持リブ42は略同一高さを有していることから、インクパック6は、その開封前において、一方向に傾いたり偏ったりした状態でホルダ部材4内に配置されることなく、略水平状態で配置され得る。従って、インクパック6を開封した際にインクパック6から流出するインクがホルダ部材4内で局部的に集められることはなく、インクは、ホルダ部材4の底部全体に渡って均一に分散されて印材3の全体に渡って均一に含浸される。
【0063】
また、切断リブ40を介してインクパック6が開封された際にインクが一度に流出することとなるが、周壁32と切断リブ40との間に形成される空間は、図13に示すように、インクパック6から流出するインクの貯留部となるので、インクパック6が開封された際にインクが一度に流出した場合においても、インクがホルダ部材4から外部に漏出することを防止することができる。
【0064】
更に、グリップ部材5を下方に移動する際において、インクパック6に及ぼされる押圧力は、厚紙板37の作用に基づき、インクパック6に対して略均一に及ぼされることとなり、従って、インクパック6は切断リブ40と接触する部位で破断開封され、これよりインクパック6は切断リブ40の形成位置に対応して略中央位置で開封されることとなり、インクパック6から流出したインクを、切断リブ40の周囲にて略均一に分散することができる。また、厚紙板37は、インク吸収能を有していることから、前記のように、グリップ部材5を下方に移動させてホルダ部材4内でインクパック6を開封する際に、インクパック6からその上側に流出したインクを吸収してインクがスタンプユニット1の外部に漏出することを防止することができる。
【0065】
また、ホルダ部材4の上部内壁面に位置決め突起36が形成されているので、位置決め突起36とインクパック6との間で厚板紙37を傾斜させることなく水平状態に配置することが可能となり、これよりグリップ部材5を下方に押圧した際に厚板紙37は水平状態を保持しつつホルダ部材4の底部39との間でインクパック6を均一に挟圧することができる。また、位置決め突起36が、ホルダ部材4の内壁面から内側下方に向かって傾斜した楔状に形成されているので、厚板紙37をホルダ部材4の上方からホルダ部材4内部に配置する際に、厚板紙37の側端縁は位置決め突起36の形状に基づきスムースにホルダ部材4の内部に案内されることとなり、従って、厚板紙37をホルダ部材4の内部に簡単に配置することができる。
【0066】
更に、厚紙板37は、ホルダ部材4の内側寸法よりも若干大きいサイズに形成されており、かかる厚板紙37をインクパック6の上側に配置する際に、厚板紙37の側端縁が容易に変形可能であるから厚板紙37をホルダ部材4内部に簡単に配置可能であるとともに、厚板紙37をホルダ部材4の内部にて任意の位置で固定することができる。これに基づき、ホルダ部材4内部にインクパック6を配置した状態で輸送等を行うことができる。
【0067】
また、スタンプユニット1では、ホルダ部材4の下端縁4Aに、印材3の印面全体を被覆しつつ保護フィルム70が熱溶着されているので、接着剤等を使用することなく、スタンプユニット1の輸送中、スタンプユニット1がユーザーに渡った後印材3の製版に至るまでの間、及び、印材3の製版中において印材3の印面を保護することができ、もってスタンプ印刷を開始するまで印材3を保護することができる。また、保護フィルム70はホルダ部材4と一体に熱溶着されていることから、保護フィルム70を利用して低コストをもって溶着治具72に樹脂成分を付着させることなく簡単に溶着作業を行うことができる。
【0068】
更に、ホルダ部材4、印材3及び保護フィルム70はそれぞれ樹脂成分を含有しており、保護フィルム70に含有される樹脂成分の溶融温度はホルダ部材4及び印材3に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされているので、保護フィルム70に含有される樹脂成分は、その高い溶融温度に基づき、ホルダ部材4の下端縁4Aに対して強固に溶着されることはなく、スタンプ印刷を行う際に保護フィルム70を簡単にホルダ部材4から剥がすことができる。
【0069】
また、溶着治具72を使用してホルダ部材4、印材3及び保護フィルム70を同時に熱溶着することにより、一度の溶着作業によりホルダ部材4、印材3及び保護フィルム70の相互を熱溶着することができる。このとき、保護フィルム70に含有される樹脂成分の溶融温度は、他の樹脂成分の溶融温度よりも高いので、前記のように保護フィルム70がホルダ部材4に対して強固に溶着されることはない。
【0070】
更に、保護フィルム70を透明樹脂フィルムから構成することにより、キセノン管等の発光管を発光させてポジ原稿に従って印材を選択的に溶融固化させることにより印判を作成する際においても、保護フィルム70を介して印材3を被覆した状態で印判の形成を行うことができ、これより印判形成時においても印材3の印面を保護することが可能となる。
【0071】
また、保護フィルム70における溶着代74の外側には、保護フィルム70をホルダ部材4の下端縁4Aから剥がす際に把持される把持部71が形成されているので、スタンプ印刷の開始時に、保護フィルム70をホルダ部材4から容易且つ簡単に剥がすことができる。
【0072】
更に、保護フィルム70の溶着治具72と相対する面には、シリコン系またはフッ素系の樹脂膜が形成されているので、溶着治具72による保護フィルム70の溶着時に、保護フィルム70が溶着治具72に貼り付くことはなく、溶着後に、ホルダ部材4を溶着治具72から容易に取り外すことができる。また、印判作成時には、上記樹脂膜がポジ原稿と相対するのであるが、この樹脂膜により、ポジ原稿が保護フィルム70に貼り付くことはなく、印判作成後に、ホルダ部材4を製版位置から容易に取り外すことができる。
【0073】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
以上の通り本発明に係るスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法によれば、スタンプユニットの輸送中、スタンプユニットがユーザーに渡った後印材の製版に至るまでの間、及び、印材の製版中において印材の印面を保護する保護フィルムを印材の印面全体を被覆するようにホルダ部材の下端縁に熱溶着することにより、スタンプ印刷を開始するまで印材を保護することが可能であり、また、かかる保護フィルムを利用して低コストをもって溶着治具に樹脂成分を付着させることなく簡単に溶着作業を行うことが可能なスタンプユニット及びスタンプユニットの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インク供給前におけるスタンプユニットの側断面図である。
【図2】 スカート部材の側面図である。
【図3】 スカート部材の端面図である。
【図4】 スカート部材側断面図である。
【図5】 ホルダ部材の側面図である。
【図6】 ホルダ部材の平面図である。
【図7】 ホルダ部材の側断面図である。
【図8】 グリップ部材の側面図である。
【図9】 グリップ部材の底面図である。
【図10】 グリップ部材の短手方向における断面図である。
【図11】 キャップ部材の側面図である。
【図12】 キャップ部材の側断面図である。
【図13】 インク供給後におけるスタンプユニットの側断面図である。
【図14】 保護フィルムをホルダ部材の下端縁に熱溶着する状態を一部省略して模式的に示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 スタンプユニット
2 スカート部材
3 印材
3A 印材の周縁
4 ホルダ部材
4A ホルダ部材の下端縁
5 グリップ部材
6 インクパック
13 上部スカート部
15 下部スカート部
16 捻りバネ
17 バネ係止部
18 位置決め突起
19 垂直溝
30 上部ホルダ部
31 下部ホルダ部
32 周壁
35 傾斜突起
36 位置決め突起
37 厚紙板
39 底部
40 切断リブ
41 インク流通孔
42 支持リブ
51 挿嵌部
52 凹部
53 リブ
54 リブ突起
60 キャップ部材
61 把持部
62 係止溝
70 保護フィルム
71 把持部
72 溶着治具
73 溶着面積
74 溶着代

Claims (7)

  1. スカート部材と、スカート部材内で上下に摺動可能に配置されるとともに印材を保持するホルダ部材と、ホルダ部材の上方に配置されホルダ部材を下方に移動させるグリップ部材とを有するスタンプユニットにおいて、
    前記印材の周縁は、ホルダ部材の下端縁を露出した状態でホルダ部材に熱溶着されており、
    前記ホルダ部材の下端縁には、印材の印面全体を被覆しつつ透明樹脂フィルムからなる保護フィルムが熱溶着され
    前記ホルダ部材、印材及び保護フィルムは樹脂成分を含有しており、 保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度はホルダ部材及び印材に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされ、
    該保護フィルムで被覆される印材の印面に原稿を通して光を照射することで該印材の印面が選択的に溶融固化されて印判が形成されることを特徴とするスタンプユニット。
  2. 前記ホルダ部材、印材及び保護フィルムは、溶着治具を介して同時に熱溶着されることを特徴とする請求項記載のスタンプユニット。
  3. 前記保護フィルムにおける熱溶着部の外側には、保護フィルムをホルダ部材の下端縁から剥がす際に把持される把持部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスタンプユニット。
  4. 前記保護フィルムは、印材によりスタンプ印刷を行う際に把持部にて把持されてホルダ部材の下端縁から剥がされることを特徴とする請求項記載のスタンプユニット。
  5. 前記保護フィルムの前記溶着治具と相対する面には、シリコン系またはフッ素系の樹脂層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスタンプユニット。
  6. スカート部材と、スカート部材内で上下に摺動可能に配置されるとともに印材を保持するホルダ部材と、ホルダ部材の上方に配置されホルダ部材を下方に移動させるグリップ部材とを有するスタンプユニットの製造方法において、
    前記ホルダ部材内に該ホルダ部材の下端縁を露出した状態で印材を配置する第1工程と、
    前記ホルダ部材の下端縁及び印材の印面全体を被覆するように透明樹脂フィルムからなる保護フィルムを載置する第2工程と、
    所定温度に加熱制御された溶着治具の溶着面積を前記保護フィルムの溶着代に一致させて下方に押圧した状態で所定時間保持して該保護フィルムで被覆する第3工程と、
    該保護フィルムで被覆される印材の印面に原稿を通して光を照射することで該印材の印面を選択的に溶融固化して印判を形成する第4工程と、
    を備え、
    前記溶着代は、印材の周縁とホルダ部材の下端縁の内側とを溶着する内側の溶着代とホルダ部材における下端縁の幅に対応する外側の溶着代とからなり、
    前記ホルダ部材、印材及び保護フィルムは樹脂成分を含有しており、 保護フィルムに含有される樹脂成分の溶融温度は前記溶着治具の溶着温度よりも低く、且つ、ホルダ部材及び印材に含有される樹脂成分の溶融温度よりも高くされていることを特徴とするスタンプユニットの製造方法。
  7. 前記保護フィルムの前記溶着治具と相対する面には、シリコン系またはフッ素系の樹脂層が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のスタンプユニットの製造方法。
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