JP3823192B2 - 診療支援装置、診療支援方法、及び診療支援プログラム - Google Patents

診療支援装置、診療支援方法、及び診療支援プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医師等が患者を診療する際にその助けとなる診療支援情報を出力する診療支援方法、診療支援装置及び診療支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、医師が患者を診察、治療を行うとき、まず患者から様子を聞くと共に、患者に表れている症状や各種検査データを参考にし、今までの自分の経験や文献から得た知識により、疾患名を判断する。その際、疾患名を正確に判断することは、必ずしも容易ではなく、確実な判断ができない場合は、さらに別の検査を行ったりする。
【0003】
例えば、患者が、訴えていることや、各種検査データに対応する疾患名は、複数の場合の方が多く、患者を診断したときに、その患者が異常を有していることは判っても、疾患名を正確に特定するのは難しく、その患者の疾患を適正に判断するには、多くの経験を重ねることが必要となる。
【0004】
また、十分な経験と技量を有する医師であっても、一時的な忘却等があるので見落としを完全に防ぐことは難しい。前述のように症状が似通っているものも含めれば疑わしき疾患名が多岐に亘るので、その診断の時点において、患者の病状に対応する候補の疾患名を全て思い出すことができなければ、その患者に対する診断の確度が低下することにもなる。
【0005】
このような問題を解決するものとして、特開2000−123098公報に記載された診断支援システムがある。このシステムは、診断の確度を向上させるために、病名と症候との関連データを予め記憶させておき、患者の症候に基づいて検索された病名を、患者の個別的入力情報(疾患の部位、所見される事項、性別、年令、病歴等)に基づいて総合的に判断して、考えられる病名を可能性の高い順に表示出力するものである。
【0006】
しかし、患者の症候に基づいて検索された病名は、病名と症候との関連データに基づいているため、関連データの作成基準によっては、網羅的に病名が出力されたり、可能性のある病名が漏れたりすることが避けられない。また、考えられる病名を可能性の高い順に表示出力するために、患者の個別的情報を利用する旨記載されているが、判断手法が明確でなく、実現性に乏しい。また、慢性疾患患者の合併症の診断には、全ての病名が出力されることになり、事実上適用できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、医師の経験や忘却などに左右されることなく、患者の病状に適した診療を可能とする診療支援装置、診療支援方法及び診療支援プログラムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の診療支援装置は、検査データを含む患者属性データとその患者の診断結果データとから得た知識に基づいて診療支援情報を表示する診療支援装置であって、被診療患者の検査データを含む属性データが入力される入力部と、前記知識を記憶する診療支援知識記憶部と、前記入力部に入力された前記被診療患者の検査データを含む属性データを記憶する被診療患者属性記憶部と、前記診察支援情報を表示する表示部と、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記検査データを含む属性データに基づいて、診療支援情報を前記表示部に出力する診療支援情報作成制御部とを有し、前記知識は、複数の疾患それぞれについて、疾患の有無を目的変数とし、前記患者属性データを説明変数として、決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含むものであり、前記樹形図情報には、樹形図の各各ノード毎に、前記説明変数とされた患者属性データ、及びその患者属性データに対する疾患の有無の比率である期待確率が含まれており、前記診療支援情報作成制御部は、それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報の各ノードの前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データを参照して、前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として出力するものである
【0009】
全ての疾患についての樹形図を参照し、終端ノードの期待確率を得るので、可能性のある疾患について、その一時的な忘却などによる見落としなく効率的に検討することができ、診断誤りを減少させることができる。また、期待確率がほぼゼロ又は極端に低い疾患については、出力を省略することにより、医師の負担を軽減することができる。なお、判断に際しては、入力記憶された患者の属性情報を参照し、必要なら、患者の問診、追加検査を実施してもよい。複数の診断名を、決定してもよいことはもちろんである。
【0011】
本発明の診療支援装置は、前記知識として、慢性疾患患者について、その属性データを説明変数とし、前記慢性疾患における合併症の発症の有無を目的変数として決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含む知識を利用するものである。このような知識を利用すると、慢性疾患患者の合併症の発症リスク評価が可能となり、治療方針の作成に役立つ。
【0012】
本発明の診療支援装置における前記表示部は、前記樹形図情報に基づく樹形図を表示するものである。こうすると、該当疾患に影響のある説明変数を確認することができる。
【0013】
本発明の診療支援装置における前記表示部は、前記樹形図を表示するに際して、前記被診療患者が属するノードを、他のノードと区別して表示するものである。このような表示出力を行うと、期待確率の根拠となった説明変数を確認することができるため、疾患名の判断をより確実に行うことができる。
【0014】
本発明の診療支援装置における前記樹形図情報には、さらに各ノードの説明変数が変更可能か変更不可能かの情報を含み、前記表示部は、前記被診療患者が属するノードを、他のノードと区別して表示するに際して、前記診療支援知識記憶部に記憶された各ノードの前記説明変数が変更可能か変更不可能かの情報に基づき、変更可能な説明変数に対応するノードと変更不可能な説明変数に対応するノードとを区別して表示するものである。このような表示をすることにより、慢性疾患患者に対する個別的な診療方針が立て易くなる。また、患者に対する指導もし易くなる。
【0015】
本発明の診療支援装置は、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データの一部を擬似的に変更する操作を備え、前記診療支援情報作成制御部は、それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報のノード情報の前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶され、前記操作によって変更された属性データを参照して前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として前記表示部に出力可能なものである。このような出力を行うと、薬剤、生活習慣の改善によって、一部の説明変数の値を変更した場合の発症確率の変化を示すことができ、患者に対する指導がし易くなる。また、疾患名判断に際しても、検査データの誤差による影響による期待確率の変化を確認でき、確実な判断が可能となる。
【0016】
本発明の診療支援方法は、入力部、表示部、診療支援知識記憶部、及び被診療患者属性記憶部を備えたコンピュータにより、検査データを含む患者属性データとその患者の診断結果データとから得た知識に基づいて診療支援情報を表示する診療支援方法であって、前記知識は、複数の疾患それぞれについて、疾患の有無を目的変数とし、前記患者属性データを説明変数として、決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含むものであり、前記診療支援知識記憶部に記憶されており、前記樹形図情報には、樹形図の各ノードにおける前記説明変数とされた患者属性データ、及びその患者属性データに対する疾患の有無の比率である期待確率が含まれており、前記コンピュータが、被診療患者の検査データを含む属性データを前記入力部に入力するステップと、前記入力部により入力された被診療患者の検査データを含む属性データを前記被診療患者属性記憶部に記憶するステップと、それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報の各ノードの前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データを参照して、前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として前記表示部に出力するステップと、前記診療支援情報を前記表示部で表示するステップとを実行するものである。
【0018】
本発明の診療支援方法においては、前記知識として、慢性疾患患者について、その属性データを説明変数とし、前記慢性疾患における合併症の発症の有無を目的変数として決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含む知識を利用するものである。
【0019】
本発明の診療支援方法は、さらに、前記診療支援情報の求める際に利用した前記樹形図情報に基づく樹形図を前記表示部に表示するステップを有するものである。
【0020】
本発明の診療支援方法における前記樹形図を前記表示部に表示するステップは、前記樹形図を表示するに際して、前記被診療患者が属するノードを、他のノードと区別して表示するものである。
【0021】
本発明の診療支援方法における前記樹形図情報には、さらに各ノードの説明変数が変更可能か変更不可能かの情報を含み、前記樹形図を表示部に表示するステップは、前記樹形図の前記被診療患者が該当するノードを、他のノードと区別して表示するに際して、前記診療支援知識記憶部に記憶された各ノードの前記説明変数が変更可能か変更不可能かの情報に基づき、変更可能な説明変数に対応するノードと変更不可能な説明変数に対応するノードとを区別して表示するものである。
【0022】
本発明の診療支援方法は、さらに、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データの一部を操作部により擬似的に変更するステップと、それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報のノード情報の前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶され、前記操作部によって変更された属性データを参照して前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として前記表示部に出力するステップを有するものである。
【0023】
本発明のプログラムは、コンピュータに読み込まれることによって、上記した診療支援装置を実現するためのプログラムである。
【0024】
本発明のプログラムは、上記した診療支援方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の診療支援装置の概略構成を示す図である。図1の診療支援装置は、診療支援知識記憶部1、被診療患者属性記憶部2、診療支援情報作成制御部3、入力部4、操作部5、表示部6を含む。図1のシステムは、機能に着目した構成を示すもので、具体的には、所定のプログラムがインストールされたスタンドアローンのコンピュータシステム、あるいはクライアント/サーバ形式のコンピュータシステムが利用される。
【0026】
診療支援知識記憶部1は、診療支援情報を得るための知識であって、検査データを含む患者属性データとその患者の診断結果データとから得た知識が記憶される。記憶される知識は、疾患の有無を目的変数とし、患者属性データを説明変数として、決定樹解析を行って得たそれぞれの疾患毎の樹形図情報を含んでいる。
【0027】
知識を得るためのデータは、過去に診療した患者のカルテ等のデータを用いる。決定樹解析は、1又は複数の医療機関で診療を受けた患者全体に対して行ってもよいし、診療科、検討すべき疾患の部位、疾患の種類等に応じてグループ分けして行ってもよい。また、決定樹解析する患者のグループに応じて、説明変数とする患者の属性データ、及び目的変数とする疾患の種類は、適宜選択するのが好ましい。記憶されるそれぞれの疾患の樹形図の最終ノードは、説明変数に応じてグループ分けされる患者の、その疾患についての期待確率を示す。知識取得の具体的方法、及び取得した知識の具体例については、後述する。
【0028】
被診療患者属性記憶部2は、本システムを利用して診療支援情報を得ようとする患者の属性データを記憶するものである。記憶される属性データには、患者の年令、性別、家族の病歴等の個人識別データ、各種検査データが含まれる。また、患者の自覚症候データ、医師の問診データ等を含めてもよい。これらのデータは、入力部4を介して診療開始前に記憶されていてもよいし、診療時に医師が、入力部4あるいは、操作部5を介してその一部又は全部を入力してもよい。
【0029】
診療支援情報作成制御部3は、操作部5からの指示があったとき、被診療患者の診療支援情報を作成し、出力するものである。出力される診療支援情報には、樹形図情報を参照して求めたそれぞれの疾患の期待確率が含まれる。診療支援情報を取得するため、操作部5からの指示情報には、少なくとも被診療患者を特定する情報、及び参照する知識に関する情報が含まれる。
【0030】
また、診療支援情報作成制御部3は、操作部5からの指示によって、診療支援情報として、期待確率の順に該当する疾患名を出力したり、診療支援情報の作成に利用した樹形図情報に基づく樹形図を表示出力することができる。そして、樹形図を表示出力するに際して、被診療患者が該当するノードを、他のノードと区別して表示出力したり、変更可能な説明変数に対応するノードと変更不可能な説明変数に対応するノードとを区別して表示出力することも可能である。なお、変更可能な説明変数とは、薬剤の介入、生活習慣改善等により変更可能なもので、血圧、体重、生化学的検査データ等を意味し、変更不可能な説明変数とは、年令、家族の病歴、性別、罹病期間等を意味する。
【0031】
さらに、診療支援情報作成制御部3は、操作部5からの指示によって、被診療患者の検査データを含む属性データの一部を擬似的に変更したものに基づいて、診療支援知識記憶部1に記憶された知識を参照し、診療支援情報を作成し、出力することができる。この場合、変更した属性データとして操作部5から入力したものを利用し、変更されていない属性データは、被診療患者属性記憶部2に記憶されたものを用いる。
【0032】
入力部4は、診療支援知識記憶部1に記憶される診療支援情報を得るための知識や、被診療患者属性記憶部2に記憶される診療支援情報を得ようとする患者の属性データを入力するものである。具体的には、記録媒体読取り装置等、ネットワークを介してデータの入出力を行うための通信制御手段等が該当する。なお、患者の属性データの一部又は全部は、医師等が操作部5を利用して入力してもよい。
【0033】
操作部5は、医師等が本システムを利用する場合に操作するものであり、表示部6は、診療支援情報を表示すると共に、システム利用時のガイダンス、メニュー情報等を表示するものである。なお、図1には示さなかったが、診療支援情報、樹形図等を印刷するプリンタをさらに設けてもよい。また、クライアント/サーバ形式のコンピュータシステムを利用する場合、入力部4の内の記録媒体読取り装置等、操作部5、表示部6は、医師等が使用する端末装置に設けられる。
【0034】
なお、診療支援知識記憶部1への知識の記憶、被診療患者属性記憶部2への被診療患者属性の記憶を含む診療支援層値全体の制御は、診療支援情報作成制御部3によって行われる。
【0035】
次に、診療支援知識記憶部1に記憶される知識の取得方法、及び取得した知識の具体例について、説明する。知識の取得に利用するデータは、検査データを含む患者属性データとその患者の診断結果データである。このようなデータは、病院等の医療機関における情報処理システムの普及により、多くのデータが利用可能である。
【0036】
本発明においては、このようなデータに対して、多変量解析を行って、知識を取得している。具体的には、疾患の有無を目的変数とし、患者属性データを説明変数として、決定樹解析を行って得たそれぞれの疾患毎の樹形図情報を、知識として記憶している。決定樹解析は、一連の説明変数から一定のルールに基づき適切なものを選択、順次データセットをサブグループに分岐させ、樹木図様にグループ分けするものである。決定樹解析の手法としては、CART(Classification and Regression Trees)法等の各種方法が提案され、ソフトウェアパッケージも提供されている。本実施の形態では、CART法を用い、ソフトウェアとしては、SPSS社の「Answer Tree 2.1 for Windows」を用いた。決定樹解析は、診療支援装置自体に上記したようなソフトウェアをインストールして、行うことも可能であるが、高性能の別のコンピュータで実施し、結果を記憶するのが好ましい。
【0037】
CART法を用いた決定樹解析を行って得た、樹形図情報の一例を図2、図3に示す。この例は、2型糖尿病患者165人についての属性データ及び合併症の発症の有無を用いて、決定樹解析したものである。目的変数は、大血管障害の発症の有無、細小血管障害の発症の有無とし、説明変数は、図4に示す患者の属性を用いた。
【0038】
図2は、大血管障害の発症の有無を目的変数として解析して得た樹形図である。図2において、「カテゴリ1」は、障害の発症を表し、「カテゴリ0」は、障害の未発症を表す。また、「%」は、それぞれの患者グループの期待確率を示し、「n」は、患者数を示す。例えば、ルートノードを参考にすると、ルートノードに属する患者グループの合計は、165人であり、その内、障害が発症した患者は、55人で期待確率は33.33%であり、未発症の患者は、110人で期待確率は66.67%であることを示している。
【0039】
そして、決定樹解析の結果、大血管障害については、年令が最も影響のある指標であって、年令65.4才を境に2つのグループに分岐され、順次、収縮期血圧、体重、中性脂肪、血糖値、LDLコレステロールに基づいて、グループ分けされている。なお、決定樹解析をどの程度の深さ(階層)まで行うかは、終端ノードでの期待確率等に応じて適宜定める。
【0040】
図3は、細小血管障害の発症の有無を目的変数として解析した樹形図であり、同様に、年令、罹病期間、BMI(体格指数)、血糖値、糖化ヘモグロビンに基づいて、グループ分けされている。
【0041】
以上のような樹形図情報が、診療目的に応じて作成され、診療支援知識記憶部1に記憶される。その際、説明変数として使用する患者の属性データは、適宜選択する。また、目的変数として使用する疾患についても適宜選択するのが好ましいが、診断あるいは発症の可能性のあるものは、できるだけ採用するのが好ましい。特に、初診患者の診断名の判断に利用する場合は、可能性のある疾患すべてについて解析するのが好ましい。
【0042】
次に、図1の診療支援装置から診療支援情報を出力する動作について、説明する。ここでは、図2及び図3に示すような樹形図情報が、予め診療支援知識記憶部1に記憶されているものとし、2型糖尿病患者の診療を行うものとする。被診療患者属性記憶部2に、診療に先だってあるいは診療時に医師により、図5に示すような被診療患者の属性情報が記憶されている状態で、医師が診療支援情報の作成を指示すると、被診療患者の属性情報に基づき、診療支援知識記憶部1に記憶された図2及び図3に示すような樹形図情報を参照し、それぞれの疾患について、どの終端ノードに属するかを求める。そして、そのノードにおける期待確率を出力する。
【0043】
図5に示すような属性情報の患者は、図2の大血管障害の樹形図においては、最右端のノードに属し、図3の細小血管障害の樹形図においては、右から2番目のノードに属する。したがって、大血管障害の期待確率として、「84.62%」、細小血管障害の期待確率として「16.67%」が得られ、表示装置6には、大血管障害、細小血管障害の順に表示される。合わせて、期待確率を表示するのが好ましい。
【0044】
医師は、このような診療支援情報に接した場合、大血管障害の発症を防ぐような診療を行うことになる。そのとき、操作部5の指示により、樹形図情報に基づく樹形図を表示させ、出力された期待確率の根拠を確認することができる。その場合、図6に示すように、被診療患者が該当するノードを、他のノードを区別して表示出力するのが好ましい。
【0045】
また、患者に対する薬剤の投与、あるいは生活指導を支援するため、図7に示すように、被診療患者が該当するノードを、他のノードを区別して表示出力するに際して、変更可能な属性に対応するノードと変更不可能な属性に対応するノードとを区別して表示出力するようにしてもよい。図7の例では、「体重」及び「LDLコレステロール」が変更可能な属性に当る。なお、この場合、さらに、薬剤によって変更可能な属性(LDLコレステロール)と、生活習慣改善によって変更可能な属性(体重)とを区別して表示してもよい。
【0046】
また、薬剤あるいは生活習慣の改善によって属性が変化した場合に、どのような期待確率になるかを知るために、特定の属性データが変化したときの期待確率を擬似的に表示してするようにしてもよい。このようなデータと、患者に提示することにより、患者に対する診療がし易くなる。
【0047】
以上、慢性疾患患者の診療支援を行う場合を例に説明したが、初診時等の診断名の判断を支援する場合も、同様に樹形図情報を参照して、期待確率が大きい順に疾患名を出力する。この場合の樹形図情報は、なるべく多くの疾患について作成しておくのが好ましい。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、医師の経験や忘却などに左右されることなく、患者の病状に適した診療を可能とする診療支援装置、診療支援方法及び診療支援プログラムを提供することができる。また、慢性疾患患者の診療に際して、適確な生活習慣改善の指導を行うことができる。さらに、EBM(Evidence-Based Medicine)に利用しても効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の診療支援装置の概略構成を示す図
【図2】診療支援知識記憶部に記憶される樹形図の一例を示す図
【図3】診療支援知識記憶部に記憶される樹形図の他の例を示す図
【図4】説明変数として用いられる患者の属性項目の一例を示す図
【図5】被診療患者の属性データの一例を示す図
【図6】表示装置に表示される樹形図の一例を示す図
【図7】表示装置に表示される樹形図の他の例を示す図
【符号の説明】
1・・・診療支援知識記憶部
2・・・被診療患者属性記憶部
3・・・診療支援情報作成制御部
4・・・入力部
5・・・操作部
6・・・表示部

Claims (14)

  1. 検査データを含む患者属性データとその患者の診断結果データとから得た知識に基づいて診療支援情報を表示する診療支援装置であって、
    被診療患者の検査データを含む属性データが入力される入力部と、
    前記知識を記憶する診療支援知識記憶部と、
    前記入力部に入力された前記被診療患者の検査データを含む属性データを記憶する被診療患者属性記憶部と、
    前記診察支援情報を表示する表示部と、
    前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記検査データを含む属性データに基づいて、診療支援情報を前記表示部に出力する診療支援情報作成制御部とを有し、
    前記知識は、複数の疾患それぞれについて、疾患の有無を目的変数とし、前記患者属性データを説明変数として、決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含むものであり、
    前記樹形図情報には、樹形図の各ノード毎に、前記説明変数とされた患者属性データ、及びその患者属性データに対する疾患の有無の比率である期待確率が含まれており、
    前記診療支援情報作成制御部は、それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報の各ノードの前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データを参照して、前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として出力するものである診療支援装置。
  2. 請求項記載の診療支援装置であって、
    前記知識は、慢性疾患患者について、その属性データを説明変数とし、前記慢性疾患における合併症の発症の有無を目的変数として決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含む知識である診療支援装置。
  3. 請求項1又は2記載の診療支援装置であって、
    前記表示部は、前記樹形図情報に基づく樹形図を表示するものである診療支援装置。
  4. 請求項記載の診療支援装置であって、
    前記表示部は、前記樹形図を表示するに際して、前記被診療患者が属するノードを、他のノードと区別して表示するものである診療支援装置。
  5. 請求項記載の診療支援装置であって、
    前記樹形図情報には、さらに各ノードの説明変数が変更可能か変更不可能かの情報を含み、
    前記表示部は、前記被診療患者が属するノードを、他のノードと区別して表示するに際して、前記診療支援知識記憶部に記憶された各ノードの前記説明変数が変更可能か変更不可能かの情報に基づき、変更可能な説明変数に対応するノードと変更不可能な説明変数に対応するノードとを区別して表示するものである診療支援装置。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項記載の診療支援装置であって、
    前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データの一部を擬似的に変更する操作を備え、
    前記診療支援情報作成制御部は、それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報のノード情報の前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶され、前記操作によって変更された属性データを参照して前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として前記表示部に出力可能なものである診療支援装置。
  7. 入力部、表示部、診療支援知識記憶部、及び被診療患者属性記憶部を備えたコンピュータにより、検査データを含む患者属性データとその患者の診断結果データとから得た知識に基づいて診療支援情報を表示する診療支援方法であって、
    前記知識は、複数の疾患それぞれについて、疾患の有無を目的変数とし、前記患者属性データを説明変数として、決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含むものであり、前記診療支援知識記憶部に記憶されており、
    前記樹形図情報には、樹形図の各ノードにおける前記説明変数とされた患者属性データ、及びその患者属性データに対する疾患の有無の比率である期待確率が含まれており、
    前記コンピュータが、
    被診療患者の検査データを含む属性データを前記入力部に入力するステップと、
    前記入力部により入力された被診療患者の検査データを含む属性データを前記被診療患者属性記憶部に記憶するステップと、
    それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記疾患毎の樹形図情報の各ノードの前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データを参照して、前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記診療支援知識記憶部に記憶された前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として前記表示部に出力するステップと、 前記診療支援情報を前記表示部で表示するステップとを実行する診療支援方法。
  8. 請求項記載の診療支援方法であって、
    前記知識は、慢性疾患患者について、その属性データを説明変数とし、前記慢性疾患における合併症の発症の有無を目的変数として決定樹解析を行って得た疾患毎の樹形図情報を含む知識である診療支援方法。
  9. 請求項7又は8記載の診療支援方法であって、
    さらに、前記診療支援情報の求める際に利用した前記樹形図情報に基づく樹形図を前記表示部に表示するステップを有する診療支援方法。
  10. 請求項記載の診療支援方法であって、
    前記樹形図を表示部に表示するステップは、前記樹形図を表示するに際して、前記被診療患者が属するノードを、他のノードと区別して表示するものである診療支援方法。
  11. 請求項10記載の診療支援方法であって、
    前記樹形図情報には、さらに各ノードの説明変数が変更可能か変更不可能かの情報を含み、
    前記樹形図を表示部に表示するステップは、前記樹形図の前記被診療患者が該当するノードを、他のノードと区別して表示するに際して、前記診療支援知識記憶部に記憶された各ノードの前記説明変数が変更可能か変更不可能かの情報に基づき、変更可能な説明変数に対応するノードと変更不可能な説明変数に対応するノードとを区別して表示するものである診療支援方法。
  12. 請求項7ないし11のいずれか1項記載の診療支援方法であって、
    さらに、前記被診療患者属性記憶部に記憶された前記被診療患者の検査データを含む属性データの一部を操作部により擬似的に変更するステップと、
    それぞれの疾患について、ルートノードから、前記診療支援知識記憶部に記憶された前 記疾患毎の樹形図情報のノード情報の前記説明変数とされた患者属性データに基づき、前記被診療患者属性記憶部に記憶され、前記操作部によって変更された属性データを参照して前記被診療患者が属するノードを順次求め、前記被診療患者が属する終端ノードを求め、前記終端ノードにおける期待確率を前記被診療患者の診療支援情報として前記表示部に出力するステップを有する診療支援方法。
  13. コンピュータに読み込まれることによって、請求項1ないしのいずれか1項記載の診療支援装置を実現するためのプログラム
  14. 請求項7ないし12のいずれか1項記載の診療支援方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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