JP3823062B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱室の食品を熱風循環装置の熱風により加熱する加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のクロスフローファンを用いた熱風循環装置を備えた加熱調理器は図6で示すように、加熱室20の後部に設けた加熱室20の横幅とほぼ同じ長さのクロスフローファン21aと、このクロスフローファン21aから発生する風をガイドするダクト21cと、風を熱風24にする熱風ヒータ21bからなる熱風循環装置21のクロスフローファン21aを回転駆動させて、下受皿22bの下方に位置する加熱室20の後部壁面に設けた吸込み口23から熱風循環装置21内に熱風24を取込み、この取込んだ熱風24を熱風ヒータ21bにより加熱し、上受皿22aと下受皿22bとの間の加熱室20の後部壁面に設けた吹出し口25から加熱室20内に吹出す構造となっている。加熱室20内に吹出された熱風24は上受皿22aと下受皿22bとの中間を流れ、加熱室20の前部に設けられたドア26にあたり、ドア26で向きを変え下受皿22bの下方を流れ、再び吸込み口23からクロスフローファン21aによって熱風循環装置21内に吸い込まれる。以上を繰り返し加熱室20内の温度を上げ加熱調理を行なう構造となっている。
【0003】
上記構成において上受皿22a、下受皿22bの2段で調理をする場合、上受皿22aに載置した食品27の表面は加熱室20の上部に設けた上ヒータ28で、裏面は熱風循環装置21から吹出される熱風24で加熱する。
【0004】
また、下受皿22bに載置した食品27の表面は熱風循環装置21から吹出される熱風24で、裏面は加熱室20の下部に設けた下ヒータ29と下受皿22bの下方を流れる熱風24により加熱する構造となっている。(例えば、特開平11−166738号公報参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術にあっては、吹出し口25から吐出される熱風24はすべて同じ方向にながれる構造になっているため下受皿22bに背の高い、例えばバターロールやシューなどの食品27の場合はすべての熱風24があたってしまい、特に吹出し口25付近の食品27は過加熱となり焦げてしまうという問題があった。
【0006】
このため下受皿22bに背の高い食品27を置いても食品27が焦げないようにするため、例えば、ダクト21cの上端の角度を変えることにより、吹出し口25から吹出す、すべての熱風24が上受皿22aの下部方向に流れるようし、食品27に当たらないようにする方法(図示せず)も考えられる。
【0007】
しかし、このような構成では下受皿22bで背の低い食品27、例えばクッキーを調理する場合、吹出し口25から吹出された熱風24は上受皿22aの下部に沿って流れるため、上受皿22aの食品27の加熱温度は下受皿22bの食品27の加熱温度より高くなり、温度差が生じ、上受皿22aの食品27と下受皿22bの食品27に焼きムラが生じてしまう問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、食品を戴置する上下2段からなる上受皿、下受皿を収容配置することができる加熱室と、この加熱室の後部壁面にあって上受皿と下受皿との間に設けた吹出し口と、この吹出し口と同じ壁面であって、吹出し口の下部に位置するよう設けた吸込み口と、加熱室内の熱風を前記吸込み口から吸込み、前記吹出し口から加熱室内に吹出すことにより熱風を循環させる加熱室の底部外側に設けたクロスフローファンと、熱風の流れをガイドするダクト及び、熱風を熱する熱風ヒータからなる熱風循環装置と、加熱室の上部に設けた上ヒータと、加熱室の底部に設けた下ヒータを備えた加熱調理器において、吹出し口の幅方向に対し、吹出し口の孔が吹出し口の上端まで設けたブロックと吹出し口の上端から孔を幅方向に1列以上除去したブロックとなるよう複数列に分割し、それぞれのブロックを交互に配列したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施例を示す加熱調理器の加熱室の側面図で、図2は加熱室の正面断面図である。
【0011】
図1において、1は食品である。2は食品を収納する加熱室である。3はドアで、加熱室2の前部に設けられ食品1を加熱室2から出し入れするため開閉自在となっている。4は棚で、加熱室2の左右側壁面に内側に突出すように、上下2段として設けられている。5aは食品1を戴置する金属製の角形の上受皿で、加熱時には棚4の上段に固定されるものである。5bは下受皿で、前記上受皿5aと同じ形状、使い方をするもので棚4の下段に固定されるものである。
【0012】
6は吸込み口で、加熱室2の後部壁面の下受皿5bが棚4に固定されている状態における下方に設けられている。この吸込み口6は多数の孔7からできている。8は吹出し口で、上受皿5aと下受皿5bの間の加熱室2の後部壁面に設けられ、吸込み口6と同じく多数の孔7からできている。
【0013】
9は加熱室2の後部壁面の後方に設けられた熱風循環装置である。この熱風循環装置9は熱風9dを作り出す熱風ヒータ9aと、加熱室2の底部外側に設けられ左右方向に長いファンであるクロスフローファン9bと、このクロスフローファン9bを回転させる熱風モータ9b1と、クロスフローファン9bで生じた風をガイドするダクト9cから構成されている。
【0014】
10は加熱室2の上部に設けられた上ヒータである。11は加熱室2の底部に設けられた下ヒータである。
【0015】
図3は吹出し口8の拡大図で、多数の孔7で構成され、幅方向で複数列のブロック8aに分割されている。8a1は孔7が吹出し口8の上端まで設けられているブロックである。8a2は孔7が幅方向で1列除去されたブロックである。ブロック8aの分割数や孔7の除去される列数は加熱室2の大きさや熱風9dの吹出し状況により決定されるもので、本実施例ではブロック8aの数は5列、ブロック8a2はブロック8a1に対し高さ方向で1列の孔7を除去した構成となっている。
【0016】
次に上記のように構成された加熱調理器の一実施例の作用について説明する。
【0017】
上受皿5aと下受皿5bに食品1を戴置し、ドア3を開け加熱室2の棚4に固定する。加熱がスタートすると熱風モータ9b1が駆動しクロスフローファン9bが回転する。クロスフローファン9bが回転することにより風が生じ、ダクト9cを通り熱風ヒータ9aに達する。ここで風は加熱され熱風9dとなる。
【0018】
熱風9dは加熱室2の後部壁面の吹出し口8から加熱室2内に吹出される。吹出された熱風9dは上受皿5aの下面と下受皿5bの上面を加熱しながらドア3方面へ流れる。従って上受皿5aの食品1の下部と下受皿5bの上部が熱風9dにより加熱される。
【0019】
このように熱風9は食品1を加熱しながら進み、加熱室2の前部に設けられたドア3にあたる。ここで熱風9dは下方向に向きを変え、下受皿5bと加熱室2の底面の間を加熱室2の後部方向に向かって流れる。
【0020】
そして、下受皿5bの下部を加熱することによりここに戴置している食品1の底部を加熱する。
【0021】
しかし、この付近になると熱風9dの熱エネルギーがだいぶ低下するため、必要に応じて加熱室2の底部に設けられた下ヒータ11により熱エネルギーが補強される。
【0022】
このように、食品1を加熱しながら流れる熱風9dは加熱室2の後部壁面に設けられた吸込み口6に達し、ここからクロスフローファン9bからダクト9cに導かれ熱風ヒータ9aで再加熱され吹出し口8から加熱室2に吹出される。
【0023】
以上を繰り返し上下2段の受皿5に載置した食品1を加熱する。また熱風9dが流れない上受皿5aの上面は上ヒータ10により加熱される。
【0024】
ここで、図3に示すように吹出し口8がブロック8a1、8a2のようになっているため吹出す熱風9dが上受皿5aの下部方向に流れる熱風と、下受皿5bと下受皿5bの中間を流れるものに分散される。
【0025】
図4は吹出し口8や上受皿5a、下受皿5b、ダクト9cなどの形状、寸法などが等価な装置で流体解析したものである。図4は吹出し口8のブロック8a1における熱風9dの流れを示したもので、図4で示しているように、ブロック8a1を通過する熱風9dは上受皿5a方向に向かい、上受皿5aの下部に沿って流れている。
【0026】
図5は図4と同じ装置で、吹出し口8のブロック8a2における熱風9dの流れを示したもので、ここを通過する熱風9dは上受皿5aと下受皿5bの中間部を流れている。
【0027】
このように吹出し口8の孔7の配列を変えることにより吹出し口8から吹出す熱風9dが上受皿5aの下部方向に流れるものと、上受皿5aと下受皿5bの中間を流れるものに分散されるので、上受皿5aと下受皿5bとの間の温度が均一になり、下受皿5bにロールケーキやシューなどの背の高い食品1やクッキーなどの背の低い食品1を戴置して加熱しても失敗することなく調理できる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、食品を戴置する上下2段からなる上受皿、下受皿を収容配置することができる加熱室と、この加熱室の後部壁面にあって上受皿と下受皿との間に設けた吹出し口と、この吹出し口と同じ壁面であって、吹出し口の下部に位置するよう設けた吸込み口と、加熱室内の熱風を前記吸込み口から吸込み、前記吹出し口から加熱室内に吹出すことにより熱風を循環させる加熱室の底部外側に設けたクロスフローファンと、熱風の流れをガイドするダクト及び、熱風を熱する熱風ヒータからなる熱風循環装置と、加熱室の上部に設けた上ヒータと、加熱室の底部に設けた下ヒータを備えた加熱調理器において、吹出し口の幅方向に対し、吹出し口の孔が吹出し口の上端まで設けたブロックと吹出し口の上端から孔を幅方向に1列以上除去したブロックとなるよう複数列に分割し、それぞれのブロックを交互に配列したことにより、下受皿にロールケーキやシューなどの背の高い食品やクッキーなどの背の低い食品を戴置して加熱しても失敗すること無く調理できる。
【0029】
さらに、径が大きく、背の高いスポンジケーキやシフォンケーキを調理する場合においても同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す加熱調理器の側面断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す加熱調理器の正面断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す吹出し口の拡大図である。
【図4】本発明の一実施例を示す吹出し口の上端まで孔がある場合の熱風の流れの図である。
【図5】本発明の一実施例を示す吹出し口の上端から一列だけ孔を除去した場合の熱風の流れの図である。
【図6】従来例を示す加熱調理器の側面断面図である。
【符号の説明】
1・・・食品
2・・・加熱室
3・・・ドア
4・・・棚
5a・・上受皿
5b・・下受皿
6・・・吸込み口
7・・・孔
8・・・吹出し口
8a1・ブロック
8a2・ブロック
9・・・熱風循環装置
9a・・熱風ヒータ
9b・・クロスフローファン
9c・・ダクト
10・・・上ヒータ
11・・・下ヒータ

Claims (1)

  1. 食品(1)を戴置する上下2段からなる上受皿(5a)、下受皿(5b)を収容配置することができる加熱室(2)と、この加熱室(2)の後部壁面にあって上受皿(5a)と下受皿(5b)との間に設けた吹出し口(8)と、この吹出し口(8)と同じ壁面であって、吹出し口(8)の下部に位置するよう設けた吸込み口(6)と、加熱室(2)内の熱風(9d)を前記吸込み口(6)から吸込み、前記吹出し口(8)から加熱室(2)内に吹出すことにより熱風(9d)を循環させる加熱室(2)の底部外側に設けたクロスフローファン(9b)と、熱風(9d)の流れをガイドするダクト(9c)及び、熱風(9d)を熱する熱風ヒータ(9a)からなる熱風循環装置(9)と、加熱室(2)の上部に設けた上ヒータ(10)と、加熱室(2)の底部に設けた下ヒータ(11)を備えた加熱調理器において、吹出し口(8)の幅方向に対し、吹出し口(8)の孔(7)が吹出し口(8)の上端まで設けたブロック(8a1)と吹出し口(8)の上端から孔(7)を幅方向に1列以上除去したブロック(8a2)となるよう複数列に分割し、それぞれのブロック(8a1)、(8a2)を交互に配列することを特徴とする加熱調理器。
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