JP3822765B2 - 下着電極 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、Tシャツやトレーナなどを含め肌につける衣服としての下着に電極を取り付け、これらの電極を肌に導電接触させて微弱電流を流し、生体を電気的に刺激する下着電極に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
人体にはその生体を維持するために、休みなく生体電流が流れて細胞活動や筋肉の収縮運動を行っている。
このため、外部から人為的に微弱電流を流して生体を刺激すると、生体電流と同じように細胞活動を活性化し、筋肉の収縮運動を喚起して生体機能を高める効果がある。
【0003】
この微弱電流を流すには、多数の電極を身体の各部に適切に配置して導電接触させる必要がある。
このため、従来は電極を装着するのに手間と時間がかかって面倒であった。
そこで、肌につける下着の内側に電極を付けてこれを着ると、多数の電極を一度に装着することができ、多くの電極を身体の各部に配置して装着する手間が省けて便利である。
また、下着電極は通常の下着と同じように普段着用できるので、日常生活の中で時間や場所を選ばず、いつでも、どこでも好きなときにトリートメントできて便利である。
【0004】
この下着電極は、ウレタンゴムの表面にカーボンをコーティングした面状電極をミシンなどで縫い付けるのが一般的であった。
このため、電極のへりにギザギザの縫い目ができ、このギザギザの尖った部分に電流が強く流れてピリピリしたり、ギザギザが皮膚に当たってチクチクして着心地がよくなかった。
【0005】
また、下着電極を装着するときに電極のへりがめくれたり、ギザギザが擦れて皮膚に傷を付けることもあった。
【0006】
そこで本発明は、電極のへりにギザギザのない、特にへりの部分がフラットで滑らかな下着に付ける電極を提供することを目的になされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、以下のように構成した。
【0008】
すなわち、肌接触用の導電シートの周縁部を電気絶縁性被膜で被覆すると共に、当該周縁部を電気絶縁性被膜と共に下着に縫い付け、導電シートの周縁部以外を下着の内側に露出し、もって肌に導電接触するようになしたことを特徴とする下着電極である。
請求項2の発明は、前記電気絶縁性被膜の一部を切除して前記導電シートの周縁部の一部を露出することにより配線材を形成することを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項3の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性のインクを印刷したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項4の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁物質をコーティングしたものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項5の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の塗料を塗布したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項6の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の熱溶融性材料を熱溶着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項7の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性のフィルムを接着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項8の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の感光剤を塗布してから電極パターンだけを露光して現像・定着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
請求項9の発明は、前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の感光薄膜を接着してから電極パターンだけを露光して現像・定着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図1と図2に、本発明を実施した下着電極の平面図と部分断面図を示す。
下着電極1は、ウレタンゴムの表面にカーボンインクを印刷したり、カーボンをコーティングした導電シート2の電極パターンE以外の周縁部を電気絶縁性被膜3で被覆する。
電気絶縁性被膜3は、絶縁性のインクをスクリーン印刷法あるいはグラビア印刷法により印刷したり、絶縁物質をコーティングしたり、絶縁性の塗料を塗布したり、絶縁性の熱溶融性材料を熱溶着したり、絶縁性のフィルムを接着して形成する。
【0011】
絶縁性のインクや塗料は、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などから成る結合剤、ジメチルフホルムアミド、イソホロンなどの溶剤を混合溶解する。
【0012】
熱溶融性材料は、室温では固体であるが加熱すると注入または塗布することができるほど流動性になる熱可塑性材料で、接着剤や塗料として広く用いられる。熱溶着は、この熱溶融性材料で形成した絶縁性シートに熱と圧力を加え、この熱溶融性の絶縁性シートを熱溶融させて導電シート2に接着させる。
【0013】
電気絶縁性被膜3は、導電シート2の表面に絶縁性の感光剤を塗布してから電極パターンEだけを露光して現像・定着して形成したり、あるいは、導電シート2の表面に絶縁性の感光薄膜(ドライフィルム)を接着してから電極パターンEだけを露光して現像・定着して形成してもよい。
【0014】
下着電極1は、導電シート2の電気絶縁性被膜3の部分を介して下着に縫い付ける。
導電シート2を下着に縫い付けるとき、へりに沿ってギザギザの縫い目4ができる。
このギザギザの縫い目4が電極パターンEのへりにできるのを防ぐため、電気絶縁性被膜3を介して導電シート2を下着に縫い付ける。
【0015】
下着電極1は、電気絶縁性被膜3の一部を切除して導電シート2の周縁部を露出し、この露出部分に電源ケーブルCに接続する導電ホックHを取り付ける。
これにより、電気絶縁性被膜3で被覆した部分の導電シート2そのものを電極パターンEと一体の配線材として使用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の下着電極は、肌接触用の導電シートの周縁部を電気絶縁性被膜で被覆すると共に、当該周縁部を電気絶縁性被膜と共に下着に縫い付け、導電シートの周縁部以外を肌に導電接触すべく下着の内側に露出した構成である。
従って、本発明によれば、電極のへりの縫い目によるギザギザが電気絶縁性被膜に被覆されるので、着用して通電しても従来のように電極のギザギザで尖った部分が肌に接触しないからピリピリしたりチクチクすることがない。
【0017】
また、本発明の下着電極は、電気絶縁性被膜の一部を切除して導電シートの周縁部を露出することにより配線材を形成する。
従って、本発明によれば、これまで電極に直結させていた電源ケーブルとの接続を配線材を介して電極から離れた位置に持ってこれるので、電極と電源ケーブルの接続を一箇所に集約して配線をすっきりさせることができる。
以上により、電極パターンと配線材の両方が一体に形成できるので、電極全体を配線を含めてフラットで凹凸のないものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した下着電極の平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【符号の説明】
1 下着電極
2 導電シート
3 電気絶縁性被膜
4 縫い目
C 電源ケーブル
E 電極パターン
H 導電ホック
Claims (9)
- 肌接触用の導電シートの周縁部を電気絶縁性被膜で被覆すると共に、当該周縁部を電気絶縁性被膜と共に下着に縫い付け、前記導電シートの周縁部以外を下着の内側に露出し、もって肌に導電接触するようになしたことを特徴とする下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜の一部を切除して前記導電シートの周縁部の一部を露出することにより配線材を形成することを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性のインクを印刷したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁物質をコーティングしたものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の塗料を塗布したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の熱溶融性材料を熱溶着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性のフィルムを接着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の感光剤を塗布してから電極パターンだけを露光して現像・定着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
- 前記電気絶縁性被膜が前記導電シートの表面に絶縁性の感光薄膜を接着してから電極パターンだけを露光して現像・定着したものであることを特徴とする請求項1記載の下着電極。
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