JP3822485B2 - レール取付機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はレール取付機構に関し、より詳細には、例えばレールを介して制御ボックスやマシンコントローラ内に入出力ターミナルユニットやその他の電子部品を取り付ける際等に用いられるレール取付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のこの種レール取付機構(特開平6−230807)を示した概略図であり、(a)はレール取付機構及びレールを示した正面図、(b)はレール取付機構の可動係合手段近傍を拡大して示した正面図である。レール30はアルミニウム合金等を用いて形成され、平板形状をしたレール本体31の所定箇所には長円形の孔部31bが複数個、長さ方向に並んで形成されている。レール本体31の幅方向上下部からは、長さ方向に沿って側面視L字形状をした係止部32、33がそれぞれ延設されており、レール30の幅はWに設定されている。レール30は制御ボックス等の垂直な取り付け面(図示せず)に対してレール本体31aを密接させた後、孔部31bを介してねじ止め(図示せず)を行うことにより、制御ボックス等の内部に水平方向に対して平行に取り付けられるようになっている。
【0003】
入出力ターミナル等の構成部品である取付基体41は合成樹脂材料を用いて略平板形状に形成され、取付基体41の略中央には幅がWの溝部41aが横方向に形成されており、この溝部41aにはレール30が挿入可能となっている。溝上縁部41bの所定箇所には、略鈎形状をした係合部42が形成されており、この係合部42にはレール30の係止部32が係合されるようになっている。又、取付基体41の所定箇所には凹部43が形成され、凹部43の長さ方向はレール30の長さ方向に対して直交しており、凹部43の両側にはスライド溝43a、43bがそれぞれ形成されている。凹部43の所定箇所には正面視略くの字形状をした2個のカム溝44a、44bが並設されており、カム溝44a、44bの一端部側には、これに臨んで2個の直線状のガイド溝45a、45bが略平行に形成されており、ガイド溝45a、45bの深さはカム溝44a、44bに近づくにつれ、次第に浅くなるように設定されている。
【0004】
凹部43内には可動係合手段46が配設され、可動係合手段46は弾性を有する合成樹脂材料を用いて形成されている。可動係合手段46は枠体47を備え、枠体47の両側にはスライド部47a、47bが形成されており、スライド部47a、47bがスライド溝43a、43bに摺動可能に挿入されることにより、枠体47が図中矢印A、B方向に摺動し得るようになっている。枠体47のレール30側には略鈎形状をしたテーパ部を有する係合部47cが形成されており、この係合部47cをレール30の係止部33に係合させるようになっている。枠体47の上下所定箇所からは細長いアーム部48、49が長さ方向に沿って延設され、アーム部48、49の先端には突起部48a、49aが形成されており、突起部48a、49aがカム溝44a、44b内に挿入されるようになっている。これら枠体47、スライド部47a、47b、係合部47c、アーム部48、49、突起部48a、48b等を含んで可動係合手段46が構成されている。これら取付基体41、可動係合手段46を含んでレール取付機構40が構成されている。
図示しないが、取付基体41の他主面側にはプリント配線基板が取り付けられ、このプリント配線基板を含んで入出力ターミナルユニットやその他の電子部品が構成されるようになっている。
【0005】
このように構成されたレール取付機構40を組み立てる場合、可動係合手段46の突起部48a、49aを取付基体41側のガイド溝45a、45bの一端部に挿入すると共に、スライド部47a、47bをスライド溝43a、43bに挿入し、可動係合手段46を図中矢印B方向に移動させる。すると突起部48a、49aがガイド溝45a、45bを通り、カム溝44a、44bの一端部に嵌入される。さらに可動係合手段46をB方向に移動させると、突起部48a、49aがカム溝44a、44bの他端部に納まり、レール取付機構40が組み立てられる。
【0006】
一方、レール取付機構40を分解する場合、アーム部48、49の弾性力を利用しに抗して2個の突起部48a、49aを同時に手前側に持ち上げつつ可動係合手段46をA方向に移動させ、突起部48a、49aをガイド溝45a、45bの他端部に挿入する。次に可動係合手段46をさらにA方向に移動させると、スライド部47a、47bがスライド溝43a、43bを通り抜け、レール取付機構40が取付基体41と可動係合手段46とに分解される。
【0007】
このように構成されたレール取付機構40を用いて入出力ターミナルユニット等をレール30に取り付ける場合、まず係合部42をレール30の係止部32に引っ掛け、溝部41aをレール本体31に嵌合させた後、取付基体41をレール30に押し付ける。すると係合部47cのテーパ面がレール30の係止部33に当接して可動係合手段46が少しだけ下方に押し下げられ、係合部47cが係止部33に係合して前記入出力ターミナルユニット等がレール30に取り付け、固定される。又、レール30から前記入出力ターミナルユニットを取り外す場合は、可動係合手段46を図中矢印B方向に押し下げる。突起部48a、49aが屈曲点44c、44dに到達するまでは、アーム部48、49が右方向に次第に撓んで反発力が増大する。そして屈曲点44c、44dを過ぎると、アーム部48、49の左方向への付勢分力とカム溝44a、44bの方向とが一致するため、突起部48a、49aが自動的、かつ急速にカム溝44a、44bの下端部側に移動する。すると可動係合手段46の係合部47cがレール30の係止部33から外れ、レール30から入出力ターミナルユニット等が取り外される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したレール取付機構40においては、カム溝44a、44bがくの字形状に曲がっており、取り付け・取り外しの2行程において、アーム部48、49が左右いずれか一方向のみに撓まされる。するとアーム部48、49に内部応力が蓄積され、アーム部48、49の弾性、強度が劣化し、可動係合手段46の押し上げ力が減少するおそれがある。
【0009】
又、これらの弾性、強度の劣化を補うため、通常2個のアーム部48、49が形成されており、製造が面倒となっている。又修理等のために可動係合手段46を取付基体41から取り外す際、一人で2個の突起部48a、49aを同時にカム溝44a、44bからガイド溝45a、45bに移すのが著しく困難である。
【0010】
又、突起部48a、49aの行程が往復共に長く、可動係合手段46が大きくなり易いという課題があった。
【0011】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、製造、取り付け、分解作業を容易に行うことができ、可動係合手段の大きさを小さくして取付機構の小形化を図ることができ、しかもアーム部の劣化を抑制し、常時確実にレールに取り付け・固定することができるレール取付機構を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係るレール取付機構(1)は、レールが挿入される溝部と、前記レールの上縁側に係合する第1の係合部とを有する基体と、該基体に摺動可能に配設され、前記レールの下縁側に着脱可能に係合する第2の係合部を有する可動係合手段とを備えたレール取付機構において、前記可動係合手段と対向する前記基体の所定箇所にループ形状のカム溝が形成される一方、前記可動係合手段に長さ方向が前記溝部の長さ方向と直交するアーム部が形成され、該アーム部の先端部が前記カム溝に挿入されるようになっていることを特徴としている。
上記したレール取付機構(1)によれば、前記カム溝における前記溝部に近接する頂点の位置を前記アーム部の長さ方向軸近傍に設定しておくことにより、前記アーム部にこれを撓ませる応力が作用した際、これに応じて該アーム部を元に戻す付勢力が発生し、前記可動係合手段を前記溝部側へ押し付けることができ、前記レールへ確実に取り付けることができる。又、前記カム溝を略円、長円、だ円、あるいは半円等のループ形状に設定することにより、前記アーム部を、取り付け・取り外しの両行程において左右両方に均等に撓ませ得るか、あるいは取り外し行程のみに限定して撓ませ得るため、前記アーム部における弾性、強度の劣化を抑制することができ、取り付け性能を長期間維持することができる。又、前記カム溝のループ形状が略半円形に設定されている場合、取り付け行程が短くなるので、前記可動係合手段の大きさを小さくしてレール取付機構の小形化を図ることができる。
【0013】
又、本発明に係るレール取付機構(2)は、上記レール取付機構(1)において、前記カム溝の底面が取り付け方向に進むにしたがって次第に浅くなる形状に形成されると共に、前記カム溝における前記溝部に近接した所定箇所に段差が設けられていることを特徴としている。
上記したレール取付機構(2)によれば、前記段差が形成されているので、前記ループ形状をしたカム溝に沿って前記アーム部の先端部を回転させることができる一方、前記アーム部の先端部が逆方向に移動・回転するのを阻止することができ、前記第2の係合部を前記レールの下縁部に確実に係合させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るレール取付機構の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。
図1は実施の形態(1)に係るレール取付機構を概略的に示した斜視図である。図2は実施の形態(1)に係るレール取付機構及びレールを概略的に示した分解組立図であり、(a)は正面図、(b)は(a)におけるB−B線断面図である。取付基体11は合成樹脂材料を用いて略平板形状に形成され、取付基体11の略中央には幅がWの溝部11aが横方向に形成されており、この溝部11aには図2に示したものと同様のレール30が挿入可能となっている。溝上縁部11bの所定箇所には、略鈎形状をした係合部12a、12bが形成されており、この係合部12a、12bにはレール30の係止部32が係合されるようになっている。
【0015】
取付基体11の所定箇所には凹部13が形成され、凹部13の長さ方向は溝部11aの長さ方向に対して直交しており、凹部13の両側にはスライド溝13a、13bがそれぞれ形成されている。凹部13の所定箇所には正面視略半円形状をしたカム溝14が形成され、半円状のカム溝14aは取り外し行程、直線状のカム溝14bは取り付け行程をそれぞれ構成している。カム溝14aの底面は略同一深さに形成される一方、カム溝14bの底面は、取り付け方向(溝部11a側に近づく方向)に進むにしたがって次第に浅く形成されている。カム溝14bの上端部には段差14cが形成されており、溝部11aに近接するカム溝14aの頂部14dはアーム部18の長軸18b近傍に設定されている。又、カム溝14の上端部には、これに臨んで直線状のガイド溝15が形成されており、ガイド溝15の深さは、カム溝14に近づくにつれて次第に浅く設定されている。
【0016】
凹部13内には可動係合手段16が配設され、可動係合手段16は弾性を有する合成樹脂材料を用いて形成されている。可動係合手段16は枠体17を備え、の両側にはスライド部17a、17bが形成されており、スライド部17a、17bがスライド溝13a、13bに摺動可能に挿入されることにより、枠体17が図中矢印A又はB方向に摺動し得るようになっている。枠体17の溝部11a側には略鈎形状をしたテーパ部を有する係合部17cが形成されており、この係合部17cをレール30の係合部33に係合させるようになっている。枠体17下部の所定箇所からは細長いアーム部18が長さ方向に沿って延設され、アーム部18の先端には突起部18aが形成され、突起部18aはカム溝14内に挿入されている。突起部18aは常時図中矢印G方向に付勢されており、又突起部18aが図中矢印D又はE方向に偏位すると、アーム部18の弾性力により突起部18aが長軸18b上に戻るようになっている。これら枠体17、スライド部17a、17b、係合部17c、アーム部18、突起部18a等を含んで可動係合手段16が構成されている。これら取付基体11、係合部12a、12b、カム溝14、可動係合手段16等を含んでレール取付機構10が構成されている。
図示しないが、取付基体11の他主面側にはプリント配線基板が取り付けられ、このプリント配線基板を含んで入出力ターミナルユニットやその他の電子部品が構成されるようになっている。
【0017】
このように構成されたレール取付機構10を組み立てる場合、可動係合手段16の突起部18aを取付基体11側のガイド溝15の一端部に挿入すると共に、スライド部17a、17bをスライド溝13a、13bに挿入し、可動係合手段16をB方向に移動させる。すると突起部18aがガイド溝15を通り、カム溝14aの頂部14dに嵌入される。さらに可動係合手段16をB方向に移動させると、突起部18aがカム溝14aの下端部に納まり、レール取付機構10が組み立てられる。
【0018】
一方、レール取付機構10を分解する場合、アーム部18の弾性力を利用して突起部18aを手前側に持ち上げつつA方向に移動させ、ガイド溝15の他端部に挿入する。次に可動係合手段16をさらにA方向に移動させると、スライド部17a、17bがスライド溝13a、13bを通り抜け、レール取付機構10が取付基体11と可動係合手段16とに分解される。
【0019】
このように構成されたレール取付機構10を用いて入出力ターミナルユニット等をレール30に取り付ける場合、予め可動係合手段16をA方向に押し上げ、突起部18aをカム溝14aの頂部14dに嵌入させておく。次に係合部12a、12bをレール30の係止部32に引っ掛け、溝部11aをレール本体31に嵌合させた後、取付基体11をレール30に押し付ける。すると係合部17cのテーパ面がレール30の係止部33に当接して可動係合手段16が少しだけ下方に押し下げられ、係合部17cが係止部33に係合する。突起部18aは、段差14cによりカム溝14b方向に移動不能となり、アーム部18の弾性力によりカム溝14a方向への移動も阻止され、この結果、レール30にレール取付機構10が取り付け・保持される。
【0020】
上記説明から明らかなように、実施の形態(1)に係るレール取付機構10では、カム溝頂部14dの位置をアーム部18の長軸18b近傍に設定しておくことにより、アーム部18にこれを撓ませる応力が作用した際、これに応じてアーム部18を元に戻す付勢力が発生し、可動係合手段16を溝部11a側へ押し付けることができ、レール30へ確実に取り付けることができる。又、カム溝14を略半円のループ形状に設定することにより、アーム部18を取り外し行程14aのみに限定して撓ませ得るため、アーム部18における弾性、強度の劣化を抑制することができ、取り付け性能を長期間維持することができる。又、カム溝14のループ形状が半円形に設定され、取り付け行程14bが短くなるので、可動係合手段16の大きさを小さくして、取付機構の小形化を図ることができる。
【0021】
又、段差14cが形成されているので、ループ形状をしたカム溝14に沿ってアーム部18の突起部18aを回転させることができる一方、アーム部18の突起部18aが逆方向に移動・回転するのを阻止することができ、係合部17cをレール30の下縁部33に確実に係合させることができる。
【0022】
尚、実施の形態(1)に係るレール取付機構10では、カム溝14aの底面が略同一深さに形成される一方、カム溝14bが次第に浅くなる場合について説明したが、カム溝14の形状は何らこれに限定されるものではなく、別の実施の形態では、カム溝14aよりカム溝14bにかけて、次第に浅くなっていてもよい。
【0023】
図3は実施の形態(2)に係るレール取付機構の可動係合手段近傍を拡大して示した正面図であり、図中21は取付基体を示している。取付基体21の所定箇所には凹部23が形成され、凹部23の長さ方向は溝部21aの長さ方向に対して直交している。凹部23の所定箇所には正面視略長円形状をしたカム溝24が所定角傾いて形成されており、例えば左半分のカム溝24aは取り外し行程、右半分のカム溝24bは取り付け行程をそれぞれ構成している。カム溝24におけるアーム部長軸28b近傍には段差24cがそれぞれ形成されており、カム溝24a、カム溝24bの深さは段差24cに向かってそれぞれ次第に浅く設定されている。
【0024】
凹部23内には可動係合手段26が配設され、可動係合手段26は弾性を有する合成樹脂材料を用いて形成されている。可動係合手段26は枠体27を備え、枠体27下部の所定箇所からは細長いアーム部28が長さ方向に沿って延設され、アーム部28の先端には突起部28aが形成され、突起部28aはカム溝24内に挿入されている。突起部28aは常時紙面方向に付勢されており、又突起部28aが図中矢印D又はE方向に偏位すると、アーム部28の弾性力により長軸28b上に戻るようになっている。その他の構成は図1、図2に示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省略することとする。これら係合部17c、枠体27、アーム部28、突起部28a等を含んで可動係合手段26が構成されている。これら取付基体21、カム溝24、可動係合手段26を含んで実施の形態(2)に係るレール取付機構が構成されている。
【0025】
このように構成された実施の形態(2)に係るレール取付機構を用いて、入出力ターミナルユニット等をレール30に取り付ける場合、予め可動係合手段26をA方向に押し上げ、突起部28aをカム溝24b上部に嵌入させておく。次に取付基体21をレール30に押し付ける。すると係合部17cのテーパ面がレール30の係止部33に当接して可動係合手段26が少しだけ押し下げられ、係合部17cが係止部33に係合する。突起部28aは、段差24cによりカム溝24b方向へ移動不能となり、アーム部28の弾性力によりカム溝24a方向への移動も阻止され、この結果、レール30に入出力ターミナルユニット等が取り付け、保持される。
【0026】
上記説明から明らかなように、実施の形態(2)に係るレール取付機構では、カム溝24頂部の位置をアーム部長軸28b近傍に設定しておくことにより、アーム部28にこれを撓ませる応力が作用した際、これに応じてアーム部28を元に戻す付勢力が発生し、可動係合手段26を溝部21a側へ押し付けることができ、レール30へ確実に取り付けることができる。又、カム溝24を略長円のループ形状に設定することにより、アーム部28を、取り付け・取り外しの両行程24a、24bにおいて左右両方に均等に撓ませ得るため、アーム部28における弾性、強度の劣化を抑制することができ、取り付け性能を長期間良好な状態に維持することができる。
【0027】
尚、実施の形態(2)に係るレール取付機構では、段差24cがそれぞれ形成されると共に、カム溝24a、24bの深さが一方の段差24cより他方の段差24cに向かって次第に浅く設定されている場合について説明したが、別の実施の形態では、段差24cがなく、カム溝24a、24bの深さが同じであってもよい。
【0028】
又、実施の形態(1)、(2)に係るレール取付機構では、取付基体11、21や可動係合手段16、26がいずれも合成樹脂材料を用いて形成された場合について説明したが、何らこの材料に限定されるものではなく、別の実施の形態では、金属材料等を用いたものであってもよい。
【0029】
又、実施の形態(1)、(2)に係るレール取付機構では、いずれも係合部12a、12bが2個である場合について説明したが、何ら2個に限定されるものではなく、別の実施の形態では、1個あるいは3個以上であってもよい。
【0030】
又、実施の形態(1)、(2)に係るレール取付機構では、いずれも枠体17、27にアーム部18、28が上方に向かって形成されている場合について説明したが、何らこれに限定されるものではなく、別の実施の形態では、アーム部18、28が下方に向かって形成されたものであってもよい。
【0031】
又、実施の形態(1)、(2)に係るレール取付機構では、カム溝14、24の形状が半円形、長円形である場合について説明したが、カム溝の形状はループ形状であれば何らこれに限定されるものではなく、別の実施の形態では、カム溝の形状が円形、だ円形等であってもよい。
【0032】
又、実施の形態(1)、(2)に係るレール取付機構では、いずれもレール取付機構の他主面側に、入出力ターミナルユニットやその他の電子部品が実装されるプリント配線基板が取り付けられている場合を説明したが、何らこれに限定されるものではない。
【0033】
又、実施の形態(2)に係るレール取付機構では、カム溝24の長円軸がアーム部28の長軸28bに対し所定角傾いて形成されている場合について説明したが、別の実施の形態では、カム溝の長円軸、だ円軸はアーム部28の長軸28b上にあっても、あるいはこれらに対して略平行であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレール取付機構の実施の形態(1)を概略的に示した斜視図である。
【図2】実施の形態(1)に係るレール取付機構及びレールを概略的に示した分解組立図であり、(a)は正面図、(b)は(a)におけるB−B線断面図である。
【図3】実施の形態(2)に係るレール取付機構の可動係合手段近傍を拡大して示した正面図である。
【図4】従来のレール取付機構を示した概略図であり、(a)はレール取付機構及びレールを示した正面図、(b)はレール取付機構の可動係合手段近傍を拡大して示した正面図である。
【符号の説明】
10 レール取付機構
11 取付基体
11a 溝部
12a、12b 第1の係合部
14 カム溝
16 可動係合手段
17c 第2の係合部
18 アーム部
30 レール
32、33 係止部
Claims (2)
- レールが挿入される溝部と、前記レールの上縁側に係合する第1の係合部とを有する基体と、該基体に摺動可能に配設され、前記レールの下縁側に着脱可能に係合する第2の係合部を有する可動係合手段とを備えたレール取付機構において、前記可動係合手段と対向する前記基体の所定箇所にループ形状のカム溝が形成される一方、前記可動係合手段に長さ方向が前記溝部の長さ方向と直交するアーム部が形成され、該アーム部の先端部が前記カム溝に挿入されるようになっていることを特徴とするレール取付機構。
- 前記カム溝の底面が取り付け方向に進むにしたがって次第に浅くなる形状に形成されると共に、前記カム溝における前記溝部に近接した所定箇所に段差が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレール取付機構。
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