JP3822324B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ転動時に発生する横力を調整でき、車輌の直進安定性を向上させる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
タイヤにおいては、その骨格構造及びトレッドパターン等の影響によって片流れ現象を招くなど車輌の直進性を損ねることがある。この車輌の直進性に関係するタイヤの横力持性として所謂コニシティーおよび残留横力が知られており、又その主原因として、トレッドパターン、及びベルト層における最外側のベルトコード配列の関与がある。
【0003】
この中で、ベルトコード配列等の骨格構造に関しては、路面カントが、例えば日本等においては左下がりに、又欧米等においては右下がりと異なるため、これら仕向地別の路面カントに合わせてコードプライの貼り付け向きを使い分け、コード配列の傾斜方向を違えることによりある程度対応することは可能である。
【0004】
しかしトレッドパターンにあっては、金型を表裏で使い分けすることは困難であり、従って残留横力の発生ができるだけ小さいトレッドパターンを採用することが望まれている。
【0005】
他方、トレッドパターンでは、トレッドに複数のブロックを設けたブロックパターン、リブ・ブロックパターンのものが、ウェット性能に優れているため多用されており、又この種のパターンでは、一般に、図7に示すように、接地時の衝撃音を減じノイズを低下させるため、横溝yをタイヤ軸方向に対して傾けた、例えば菱形形状のブロックbが採用されている。しかし、この形状のブロックbは、接地時に先着する鋭角側のコーナーPが進行方向の前方側、又は後方側に押されるため、そのねじれ変形によって例えば右廻りのトルクMを発生させるなど、残留横力の増加を招く。又近年、ノイズ性能、接地性、耐摩耗性、操縦安定性等を改良するため、非対称パターン化の傾向にあるが、このような非対称パターンも、同様に残留横力を増加する傾向にあり、直進安定性能の低下原因となっている。
【0006】
そこで本発明は、このような状況に鑑み、パターン形状等に実質的に影響を与えることなく、残留横力を調整でき直進安定性を向上させるべく研究を行った結果えられたものであり、その目的は、ゴム硬度が異なるベースゴム層とキャップゴム層で形成したトレッドゴム部において、ベースゴム層のゴム厚さを、トレッド面部の一方の端位置から他方の端位置まで実質的に漸増させることを基本として、トレッドパターン等に原因する残留横力に対抗しうる横力を自在に発生させることができ、このトレッドパターンの設計自由度を損ねることなく、直進安定性を向上しうる空気入りタイヤの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、ベルト層の半径方向外側に配されかつ半径方向外表面がトレッド面をなすトレッドゴム部を、半径方向内側のベースゴム層と、このベースゴム層よりもゴム硬度がかつ半径方向外側に配されるキャップゴム層とで形成し、しかも進行方向が定められた空気入りタイヤであって、前記トレッド面には、周方向の縦溝により区分された複数のリブが設けられ、該リブは、タイヤ赤道上をのびる内のリブと、最もトレッド縁側の一対の外のリブとを含み、かつ前記各リブは、傾斜してのびる横溝によって複数のブロックに区分されるとともに、前記各リブがなすトレッド面部において、前記ベースゴム層のタイヤ半径方向のゴム厚さを、前記トレッド面部における一方の端位置から他方の端位置まで実質的に漸増させ、しかも前記一方の端位置を、当該トレッド面部に属するブロックの先着側の頂部側に一致させた横力調整手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
なお前記キャップゴム層とベースゴム層とのゴム硬度の差は、JISA硬度で5以上かつ15度以下とすることが好ましく、又前記ベースゴム層の一方の端位置のゴム厚さと他方の端位置のゴム厚さとの差は、1.0mm以上かつ4.0mm以下とするのが良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
図1において、空気入りタイヤ1は、本例では、乗用車用ラジアルタイヤであって、トレッド部2と、その両端からタイヤ半径方向内方にのびるサイドウオール部3と、各サイドウオール部3の内方端に位置するビード部4とを具える。又空気入りタイヤ1は、ビード部4、4間にカーカス6を架け渡すとともに、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内方には強靭なベルト層7を設け、タガ効果を有してトレッド部2を補強している。
【0010】
前記カーカス6は、例えばポリエステル等の有機繊維コードをタイヤ赤道Cに対して70〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では2枚のカーカスプライから形成され、このカーカスプライはトレッド部2からサイドウオール部3をへてビード部4のビードコア5の廻りで折り返して係止される。
【0011】
又前記ベルト層7は、例えばスチールコード等の高弾性のベルトコードをタイヤ赤道Cに対して10゜〜30゜の角度で配列した、2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bを具え、各ベルトコードがプライ間で交差するように傾斜方向を違えて重置きされる。なお最外側となるベルトプライ7Bは、例えば、日本等の左側通行地域では左下がりの路面カントとなるため、タイヤ外側から見て右上がりのコード配列とし、逆に欧米等の右側通行地域では最外側のベルトプライを左上がりのコード配列とする。
【0012】
又ベルト層7は、本例では、高速走行に伴う前記ベルトプライ7A、7Bのリフティングを抑制するための補強層9を含む。この補強層9は、本例では、ベルトプライ外端部分のみを被覆して保護する左右両側のエッジバンド9Aと、ベルトプライ全体を覆うフルバンド9Bとからなり、各バンド9A、9Bは、タイヤ赤道Cに対して5度以下の小角度で螺旋状に巻回するナイロン等の有機繊維コードを有する。なおこの補強層9は、前記5度以下のコード角度を有することにより、ベルトコード配列に起因する残留横力の低減にも役立つ。
【0013】
又このベルト層7の半径方向外側には、外表面がトレッド面2Sをなすトレッドゴム部10が配されるとともに、このトレッド面2Sには、周方向にのびる縦溝を含むトレッドパターンが形成される。
【0014】
本例では、トレッドパターンは、図2に模型的に簡略化して示すように、周方向に連続しかつ例えば直線状にのびる複数本、本例では4本の縦溝Gにより、トレッド面2Sを、タイヤ赤道C上の内のリブRaと、その外側の中のリブRb、Rcと、さらに外側の外のリブRd、Reとに区分するとともに、これらのリブRを横溝Yにより複数のブロックBに分割した、ブロックパターン、或いはリブ・ブロックパターンに形成している。
【0015】
なおリブRa、Rbに配される各横溝Ya、Ybは、例えば右上がりに、又リブRc、Rd、Reに配される各横溝Yc、Yd、Yeは、左上がりに傾斜してのびる非対称のブロックパターンなす。ここで、タイヤが転動する際、最もタイヤ赤道側となるリブRaのブロックBaでは、先着側の頂部Pに進行方向に向く力F1が作用し右回りのトルクMが生じる。又最もトレッド縁側となるリブRd、ReのブロックBd、Beでは、先着側の頂部Pに、回転半径の相違に原因する路面とのスベリによって、進行方向と逆向きの力F2(ブレーキ力)が作用し、同様に右回りのトルクMが生じる。なおタイヤ赤道Cとトレッド縁との中間域となるブロックBb、Bcでは、スベリが非常に小さくトルクが小であるため残留横力への影響はほとんどない。従って、本例のトレッドパターンでは、進行方向に対して右向きの残留横力を発生させる。
【0016】
そして本例では、前記トレッドゴム部10に、このトレッドパターンに基づく残留横力に対抗する左向きの横力を発生する横力調整手段11を設けている。
【0017】
この横力調整手段11は、前記トレッドゴム部10を、半径方向内側のベースゴム層10Bと、このベースゴム層10Bよりもゴム硬度が小かつ半径方向外側に配されるキャップゴム層10Cとで形成するとともに、前記トレッド面2Sの全体又は少なくとも1つのリブRであるトレッド面部12において、前記ベースゴム層10Bのタイヤ半径方向のゴム厚さTを、前記トレッド面部12における一方の端位置E1から他方の端位置E2まで実質的に漸増させるものである。
【0018】
図3に、トレッド面2S全体を、一つのトレッド面部12としてとらえた場合を示す。
【0019】
このトレッド面部12は、トレッド面2Sの一方の接地端teを通る半径方向線である一方の端位置E1から、他方の接地端teを通る半径方向線である他方の端位置E2までの領域として定義され、前記ベースゴム層10Bのゴム厚さTを、本例では進行方向左側の端位置E1から右側の端位置E2まで実質的に漸増させている。
【0020】
ここで「実質的に漸増」とは、縦溝Gおよび横溝Yの溝下においては、加硫成型時の成形圧によってゴム厚さが局部的に変化し、従って、この溝下等の局部的な厚さ変化部分13を除外することを意味する。又前記接地端teとは、タイヤをJATMAで規定する標準リムにリム組みし、かつJATMAで規定する最大負荷能力に対応する空気圧にてこの最大負荷能力を負荷した時に接地する接地域のタイヤ軸方向外端を意味する。
【0021】
なおベースゴム層10Bのゴム硬度Hbは、キャップゴム層10Cのゴム硬度Hcより大(Hb>Hc)であって、そのゴム硬度差(Hb−Hc)は、JISA硬度で5以上かつ15度以下としている。又前記ベースゴム層10Bの一方の端位置E1のゴム厚さT1と他方の端位置E2のゴム厚さT2との差(T2−T1)を、1.0mm以上かつ4.0mm以下としている。
【0022】
トレッドゴム部10が接地により圧縮する際、キャップゴム層10Cにはベースゴム層との境界面Sにおいて斜面を下る側(左向き)の剪断力が発生する。しかもトレッドゴム部10の圧縮変形量は、端位置E1から端位置E2に向かって傾向的に変化し、これによる円錐効果および前記剪断力の相互作用によって左向きの横力を効果的に発生しうる。その結果、前記トレッドパターンに基づく横力を減少できる。
【0023】
なお前記ゴム厚さの差(T2−T1)が1.0mm未満では、発生する横力が過小であり、又4.0mmをこえると、摩耗時にベースゴム層10Bが露出する恐れが生ずる。従って、ゴム厚さの差(T2−T1)は2.0〜4.0mmの範囲が好ましい。
【0024】
又前記ゴム硬度差(Hb−Hc)が5度未満の時、同様に発生する横力が過小であり、又15度をこえると前記境界面Sでセパレーションを誘発させるなど耐久性を低下させる。従って、ゴム硬度差(Hb−Hc)は、8〜15度の範囲が好ましい。又ゴム硬度Hb、HcはそれぞれJISA50〜80度が好ましい。
【0025】
なお左向きの横力を発生させるためには、図4に示すように、境界面Sを左上がりとすることが必要である。
【0026】
次に、図5に、リブRを、一つのトレッド面部12としてとらえた場合を示す。
【0027】
かかる場合、リブRa、Rb、Rcにおいては、各リブRの両端を通る半径方向線を端位置E1、E2とし、この端位置E1、E2間をトレッド面部12として定義するとともに、最外のリブRd、Reにおいては、リブRの内端および前記接地端teを通る各半径方向線を端位置E1、E2とし、この端位置E1、E2間をトレッド面部12として定義する。
【0028】
そしてこの例では、ベースゴム層10Bのゴム硬度Hbをキャップゴム層10Cのゴム硬度Hcより大(Hb>Hc)とするとともに、各トレッド面部12ごとに、前記ベースゴム層10Bのゴム厚さTを、進行方向左側の端位置E1から右側の端位置E2まで実質的に漸増させている。
【0029】
前記ゴム硬度差(Hb−Hc)は、JISA硬度で5以上かつ15度以下であり、又ベースゴム層10Bの一方の端位置E1でのゴム厚さT1と他方の端位置E2でゴム厚さT2との差(T2−T1)を、1.0mm以上かつ4.0mm以下としている。なお前記端位置E1、E2が、溝下等の前記厚さ変化部分13に掛かる時には、ゴム厚さTは、この前記厚さ変化部分13以外で最も端位置E1、E2に近い位置で測定する。
【0030】
従って、この例では、各トレッド面部12ごとに、前記境界面Sを下る側(左向き)の剪断力と、圧縮変形量の差に起因する円錐効果が発生し、トレッド面2S全体として左向きの横力を効果的に発生しうる。なおゴム厚さの差(T2−T1)、およびゴム硬度差(Hb−Hc)は、前記第1実施例と同様の理由で、2.0〜4.0mmの範囲、および8〜15度の範囲がそれぞれ好ましい。
【0031】
ここで、ゴム厚さT1、T2は、各トレッド面部12ごとに違えても良いが、均一性の点で、本例のように、同じとするのが良い。
【0032】
本発明の実施例の横力調整手段11においては、さらに、ブロックBの先着側の頂部Pと、このブロックBが属するトレッド面部12において前記ゴム厚さTが小な側とを一致させる。これにより、ブロックBに作用するトルクMを緩和し、トレッドパターン自体の残留横力を減少させる効果が発生する。
【0033】
すなわち、図6に示すように、最外側のトレッド面部12d、12eにおいては、前記境界面Sの傾斜方向を右下がりとし、内のトレッド面部12aの境界面Sの傾斜方向と逆とするのが好ましい。かかる場合、トレッド面部12d、12eには、境界面Sの傾斜に基づく剪断力と円錐効果とにより、右向きの横力が発生し、残る他のトレッド面部12a〜12cによる左向きの横力を阻害し減じることとなる。
【0034】
しかしながら、最外側のトレッド面部12d、12eでは、図2のトレッドパターンにおける、トレッド面部12d、12eに相当するブロックBd、Beの前記頂部Pの位置が、硬質であるベースゴム層10Bの厚さTが小(T1)となる右側の端位置E1と一致する。その結果、この頂部Pに作用する前記ブレーキ力F2が厚い軟質ゴムによって緩和吸収され、このブロックBd、Beにおける前記右廻りのトルクMが減じられるため、トレッドパターン自体の残留応力が減少し、総合的には直進性を向上できる。
【0035】
又本願では、ゴム厚さの差、ゴム硬度差及び境界面Sの傾斜方向は、トレッドパターン等に起因する残留横力の大きさ方向に応じて適宜決定される。
【0036】
【実施例】
図2のトレッドパターンを有するタイヤサイズが205/60R15のタイヤを、表1の仕様に基づき試作するとともに、各試作タイヤの残留横力およびコニシティーを測定し、従来タイヤと比較した。なお表中、残留横力およびコニシティーは、フラットベルト式試験機を用い、装着リム(15×6JJ)、内圧(2.0kgf/cm2 )、負荷荷重(450kgf)の標準条件で測定した各試作タイヤ20本当たりの測定値の平均であり、又残留横力は、セルフアライニングトルクが0になる時の横力の値をもって示すとともに、進行方向に対して右向きの残留横力を正(+)としている。
【0037】
又前記試供タイヤを、前記試験機上で負荷荷重(675kgf)、速度(100km/h) で24000kmの距離を走行させた後のトレッドのゴム層間の剥離損傷の有無を、タイヤを解体して確認し、その結果を表1に記載する。
【0038】
【表1】
Figure 0003822324
【0039】
表1に示すように、参考例1〜5のタイヤは、残留横力に変化はないものの、コニシティーが大巾に減じられ、全体として直進安定性が改善されるのがわかる。
【0040】
本発明に係る横力調整手段を有する実施例のタイヤは、コニシティーの低減に加え残留横力自体も減じられるため、より優れた直進安定性の向上効果が発揮される。又実施例のタイヤでは、最外側のトレッド面部によりコニシティーの低減には劣るが残留横力自体を大巾に減じ得るため、総合的に参考例6よりも優れた直進安定性の向上効果が発揮される。
【0041】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成しているため、トレッドパターン形状等に実質的に影響を与えることなく、このパターン等に原因する残留横力に対抗しうる横力を自在に発生させることができ、このトレッドパターンの設計自由度を損ねることなく、直進安定性を大巾に向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タイヤの断面図である。
【図2】 そのトレッドパターンを示す展開図である。
【図3】 参考例1〜4のトレッド部を拡大して示す断面図である。
【図4】 参考例5のトレッド部を拡大して示す断面図である。
【図5】 参考例6のトレッド部を拡大して示す断面図である。
【図6】 本発明の横力調整手段の例を示す断面図である。
【図7】 従来技術を説明するためのブロックの略図である。
【符号の説明】
2S トレッド面
7 ベルト層
10 トレッドゴム部
10B ベースゴム層
10C キャップゴム層
11 横力調整手段
12 トレッド面部
E1、E2 端位置
G 縦溝
R、Ra、Rb、Rc、Rd、Re リブ
T、T1、T2 ゴム厚さ

Claims (2)

  1. ベルト層の半径方向外側に配されかつ半径方向外表面がトレッド面をなすトレッドゴム部を、半径方向内側のベースゴム層と、このベースゴム層よりもゴム硬度がかつ半径方向外側に配されるキャップゴム層とで形成し、しかも進行方向が定められた空気入りタイヤであって、
    前記トレッド面には、周方向の縦溝により区分された複数のリブが設けられ、該リブは、タイヤ赤道上をのびる内のリブと、最もトレッド縁側の一対の外のリブとを含み、
    かつ前記各リブは、傾斜してのびる横溝によって複数のブロックに区分されるとともに、 前記各リブがなすトレッド面部において、前記ベースゴム層のタイヤ半径方向のゴム厚さを、前記トレッド面部における一方の端位置から他方の端位置まで実質的に漸増させ、
    しかも前記一方の端位置を、当該トレッド面部に属するブロックの先着側の頂部側に一致させた横力調整手段を設けたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記キャップゴム層とベースゴム層とは、JISAゴム硬度が5以上かつ15度以下の範囲で異なり、しかも前記ベースゴム層の一方の端位置のゴム厚さと他方の端位置のゴム厚さとの差を1.0mm以上かつ4.0mm以下としたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
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