JP3821694B2 - 切換式リラクタンス駆動システムにおける電流チョッピング - Google Patents

切換式リラクタンス駆動システムにおける電流チョッピング Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切換式リラクタンス駆動システムに関する。特に、本発明は、コントローラがDCリンクコンデンサにおけるリプル電流を最小化することができる当該システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
切換式リラクタンスシステムの特性および動作は、当該技術において周知であり、たとえば、参照によって本願に組込まれる、StephensonおよびBlakeによる「切換式リラクタンスモータおよび駆動装置の特性、設計および用途」("The characteristics, design and application of switched reluctance motors and drives" by Stephenson and Blake, PCIM'93, Nuernberg, 21-24 June 1993)に記載されている。図1は、切換式リラクタンスモータ12が負荷19を駆動する、典型的な多相切換式リラクタンス駆動装置を概略形式で示している。入力DC電源11は、たとえば、電池または、整流ろ波されたAC主電源とすることができる。電源11によって供給されたDC電圧は、電子制御装置14の制御下でパワーコンバータ13によってモータ12の相巻線16間で切換えられる。切換えは、駆動装置の適正な動作のために回転子の回転角度と正しく同期していなければならない。回転子の角位置に対応する信号を供給するために、回転子位置検出器15が一般に使用される。その出力はまた、速度フィードバック信号を生成するために使用され得る。
【0003】
多様なパワーコンバータトポロジが知られており、そのいくつかは上述のStephensonの論文において検討されている。最も普通の構成の1つが、図2の多相システムの単相について示されており、ここにおいて、機械の相巻線16は母線26,27間の2個のスイッチング装置21,22と直列に接続されている。母線26,27は集合的に、コンバータの「DCリンク」と呼ばれる。エネルギーリカバリダイオード23,24は、スイッチ21,22が開かれたときに相巻線電流がDCリンクに流れ戻ることができるように、相巻線と接続されている。「DCリンクコンデンサ」として知られるコンデンサ25は、電源から引出されるかまたは電源に戻ることができないDCリンク電流(すなわち、いわゆる「リプル電流」)のあらゆる交番成分をソースまたはシンクするためにDCリンク間に接続されている。実際には、コンデンサ25は、直列および/または並列に接続された数個のコンデンサを含んでいてもよく、並列接続が使用される場合、それらの素子のいくつかはコンバータ全体に分散されていてもよい。このコンデンサのコストおよび/またはサイズは、駆動装置のコストおよび/または駆動装置が占めるスペースに影響されやすい設備、たとえば航空宇宙または自動車用途において、重要となり得る。
【0004】
切換式リラクタンス駆動装置は本質的に、可変速システムであり、従来のシヌソイド形供給形式の機械に見られるものとはまったく異なる、機械の相巻線における電圧および電流によって特徴づけられる。周知のとおり、切換式リラクタンスシステムの動作の2つの基本的なモード、すなわちチョッピングモードおよび単一パルスモードが存在し、両方とも上述のStephensonの論文に記載されている。図3は、典型的な駆動装置の速度範囲における中速度および高速度に通常使用される単一パルス制御を例示している。図3(a)は、コントローラによって相巻線に一般に適用される電圧波形を示す。所定の回転子角度において、電圧は、パワーコンバータ13のスイッチをオンに切換え、導通角である任意の角度θcについて一定の電圧を与えるすることによって印加される。電流はゼロから上昇し、図3(b)に図示するように、一般にピークに達してからわずかに下降する。角度θcを過ぎると、スイッチが開かれ、エネルギーリターンダイオードの動作が巻線間に負電圧を与え、機械における磁束をもたらし、したがって電流をゼロまで減衰させる。その後、そのサイクルが繰返されるまで、一般にゼロ電流周期が存在する。位相はθcの間に電源からエネルギーを引出しており、その後少量を電源に戻していることが明白であろう。図3(c)は、パワーコンバータによって相巻線に供給されなければならない電流および、エネルギーリターンの周期の間にコンバータへ流れ戻る電流を示している。両方のスイッチを同時に開く代りに、一方のスイッチを他方に先立って開き、閉じたスイッチ、相巻線およびダイオードの1個によって形成されるループを電流が循環できるようにすることに利点が存在することが周知である。これは「フリーホイーリング」として知られている。それは、ピーク電流の制限や音響雑音の低減を含む、様々な理由のために使用されている。
【0005】
しかしながら、ゼロおよび低速度では、単一パルスモードは、生起し得る高ピーク電流のために適当ではなく、相巻線電流を能動的に制御するためにチョッピングモードが使用される。チョッピングモードの2つの主要な変形が存在する。電流が所定のレベルに達したときに、チョッピングの最も単純な方法は、相巻線に関係する2個のスイッチ、たとえば図2のスイッチ21,22を同時に開くことである。これはエネルギーを機械からDCリンクに戻す。これは時として「ハードチョッピング」として知られている。他の方法は、スイッチの一方だけを開き、フリーホイーリングが生起し得るようにすることである。これは、「フリーホイールチョッピング」または「ソフトチョッピング」として知られる。この制御モードでは、両方のスイッチが開かれ最終的に電流を消滅させるときである導通周期の終わりを除き、相巻線からDCリンクへエネルギーはまったく返されない。
【0006】
いずれのチョッピング方式によっても、使用される電流レベルを決定するための戦略の選択肢が存在する。多くのそうした戦略が当該技術において周知である。普通に使用される1方式は、上側電流と下側電流との間でのチョッピングを可能にするヒステリシスコントローラを含む。典型的な方式がハードチョッピングに対して図4(a)に示されている。選択されたスイッチオン角度θon(これはしばしば、位相が最小インダクタンスを有する際の位置であるが、他のいずれかの位置としてもよい)において、電圧は相巻線に印加され、相電流は上側ヒステリシス電流Iuに達するまで上昇することができる。その時点で、両方のスイッチが開かれ、電流は下側電流Ilに達するまで下降し、再びスイッチが閉じられ、そのチョッピングサイクルを繰返す。図5(a)は、フリーホイーリングを使用するヒステリシスコントローラの対応する相電流波形を示す。チョッピング周波数の低減はただちに明白である。
【0007】
機械が電動用ではなく発電用である場合、相電流はフリーホイーリングの間に上昇し得ることに留意しなければならない。ソフトチョッピングは、(一方のスイッチ開による)フリーホイーリングと(両スイッチ開による)エネルギーリターンとの間でパワー回路の状態を交番させることによって、やはり使用することができる。以下に説明する技法は、電動モードおよび発電モードの動作に等しく適用される。
【0008】
図4(a)および5(a)において相電流によりDCリンクに流れる供給電流は、それぞれ、図4(b)および5(b)に示されている。各々の場合で、DCリンクコンデンサはこれらの波形の交流成分の一部を供給する。(これらの図は、コンデンサがゼロの平均電流を有していなければならず、実際には、電源抵抗、コンデンサインピーダンスおよびインダクタンスの存在により電流の振舞いはより相当に複雑であるので、理想化されていることに留意されたい。)ハードチョッピングの場合のコンデンサ電流は、より高い周波数およびより高い実効値(rms)の両方を有する。フリーホイーリングの場合、電流は周波数およびrmsの大きさの両方で低減する。コンデンサ定格に関するこれの利点は、たとえば、参照によって本願に組込まれる、米国特許4933621号公報(MacMinn)において検討されている。
【0009】
ハードチョッピングおよびソフトチョッピングモードを電流制御の内容において説明したが、それらはまた、相巻線に印加される平均電圧が能動的に制御される、電圧制御システムと連係して使用できることを指摘しておかなければならない。たとえば、パルス幅変調(PWM)方式が、当該技術において周知のように、スイッチ21,22に適用できるであろう。
【0010】
これまでの検討は、2以上の位相の寄与が考慮される際に生じる問題を無視してきた。2以上の位相が一緒に動作する場合は常に、個々の位相に関係する電流は合計され全DCリンク電流を与える。
【0011】
一緒に動作する2以上の位相は、多くの様々なシステムにおいて生起し得る。二相システムでは、位相を交番に生じさせることだけが通常であるが、参照によって本願に組込まれる、本譲受人に共有譲渡された、米国特許5747962号公報は、機械の電気的サイクルの一部にわたり両方の位相を同時に生じさせる方法を開示している。三相機械では、位相Aだけを、その後位相Bだけ、その後位相Cだけを励磁することによって動作させることが可能である。しかしながら、機械のトルク出力を改善するために、個々の位相サイクルのトルク生成部分がオーバラップするという事実がしばしば活用され、したがって、A,AB,B,BC,C,CA,A…の励磁パターンが通常使用される。同様に四相機械の場合、通常、所要の方向でトルクを生成している2つの位相が必ず存在するので、したがって、位相は、AB,BC,CD,DA,AB…の組で励磁され得る。対応する規則はさらに大きい相数についても適用され、ここにおいて、電気的サイクルの少なくとも一部に3以上の位相を使用することが可能である。
【0012】
2以上の位相が同時に使用されている場合、コンデンサ電流への効果は、採用されるチョッピング制御戦略に依存する。理想的には、スイッチオフ時に1つの位相によって戻されるエネルギーは入って来る第2の位相に伝えられるべきであるが、それは、通常のヒステリシスコントローラによって実現することは不可能であると判明している。たとえば、図4(a)および図5(a)は、チョッピング波形の周波数もデューティサイクルのいずれもが導通角にわたり一定ではなく、相巻線のインダクタンスが回転子位置によって変わるにつれて変化することを示している。この形式のコントローラによる2電流間に存在するあらゆる位相差のコンデンサ電流の相殺を実現することが不可能であることが明白である。
【0013】
ヒステリシスコントローラは、存在する多くの「周波数未制御(frequency wild)な」コントローラの1例である。それらは、1つのパラメータ(ここでは相電流)を、チョッピング周波数を犠牲にして一定にしようと試みる。別の形式のチョッピングコントローラは、固定周波数コントローラであり、ここにおいてチョッピング周波数は、たとえば平均相電流を犠牲にして、概念的に一定に保たれる。典型的な固定周波数コントローラは、パワーコンバータ13においてスイッチの閉鎖をトリガする固定の(または少なくとも制御された)周波数クロックを有する。相電流がその目標値に達すると、1個または両方のスイッチは開かれ、クロック信号に応答して再びスイッチが閉じられるまで電流が下降できるようにする。同一のクロックによって第2の位相を制御することは相対的に単純であるが、2つの位相を一緒に切換えることは、(デューティサイクルに依存して)コンデンサに対し電流エクスカーションの大きさをほぼ2倍にするという直接的効果を有することは明白であろう。
【0014】
ピーク電流・固定周波数コントローラによって制御される相巻線に対する典型的なチョッピング電流波形は、図6(a)に部分的に示されている。相巻線は最初、それをDC母線に通常どおりに接続することによってオンに切換えられる。電流が、所定のピークレベルに達すると、コントローラは、使用しているパワーコンバータの能力に依存して、巻線をフリーホイールまたはエネルギーリカバリモードに切換える。(図6(a)では、フリーホイーリングが例示に使用されている。)電流は、(存在すれば)印加電圧と、相巻線のインダクタンスの変化率と、巻線にわたる電圧降下(iR)と、およびダイオードおよびスイッチにわたる電圧降下とによって決定される速度で下降する。電動動作を前提として、フリーホイーリング間隔における電流は図示のとおり下降し、電流コントローラはその後、スイッチを閉じることによってDCリンクへの相巻線の再接続をトリガし、電流を再びピークレベルまで押上げ、その時点でサイクルは繰返す。理解されるように、スイッチングの周波数はこの場合一定であるが、ピークからの電流エクスカーションは励磁ブロックの一端から他方までに変化し得る。スイッチング周波数の周期は図6(a)のTとして示されており、サイクルのデューティは周期の持続時間に対するオン時間の比率として定義される。
【0015】
図6(b)は単相巻線の供給電流を示し、図6(c)は第2の位相の供給電流を示す。両方の位相のスイッチオン時点が同時である場合、供給電流は2*Ipkに等しいピークを与えるように加算され、チョッピング周波数時の対応するコンデンサリプル電流は大きいであろう。
【0016】
具体的に2つの位相が常に一緒に励磁されている四相システムの場合、単一のマーク対スペース比を備える単一のクロック信号を使用し、クロック信号の立上り区間から一方の位相のターンオンを開始し、立下り区間から他方の位相のターンオンを開始することが知られている。これは、2つの相電流を一定の態様でインタリーブし、コンデンサリプル電流の多少の低減をもたらす。しかしながら、一方の位相のデューティサイクルが他方に対して変化すると、コンデンサ電流が増大するということから、それは完全に成功してはいない。相電流のインタリーブは固定されており、そうした変動に対処できない。これはコンデンサの定格の増大を要求し、コストおよび/またはサイズの増大を結果として生じる。さらに、コンデンサのエネルギー損は、一部のシステム、特に低電圧・大電流システムにおいて、全エネルギー損の相当部分となり、駆動装置の効率の顕著な低減につながり得る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、2以上の位相が同時に励磁され得る、任意の数の位相および任意の励磁パターンを備えるシステムについて、コンデンサリプル電流を最小化するという課題の解決手段の必要性が存在する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、添付独立請求項において定義される。いくつかの好ましい特徴が従属請求項において記載される。
【0019】
特定の1形態において、本発明は、コンデンサ電流を最小化するために切換式リラクタンス機械の入力側の相巻線のスイッチングを動的に調整することを含む。これは、既にチョッピングしている位相に対して入力側の位相のチョッピングクロックの位相角を動的に選択することによって行われる。本発明は、多数の態様で実施できるが、それらは概して開ループ実施および閉ループ実施という2つの部類にあてはまる。
【0020】
2つの位相の励磁から同時に生じるチョッピング波形は、その2つの位相を制御するチョッピングクロック信号間で移相を設定することによって、電流リプルを最小化するために使用できる。
【0021】
移相の設定は予め設定することができるか、または、動的開ループまたは閉ループとすることができる。開ループまたは閉ループ制御の下で可変である場合、移相の値は機械のパラメータに基づくことができる。たとえば、要求および速度は、開ループ制御に使用され得る。閉ループ制御の場合、電流リプル自体を表す信号が、コンデンサ電流リプルを最小化するような移相の値を導出するために使用できる。
【0022】
さらに詳しくは、本発明は、多相切換式リラクタンス機械のコントローラであって、
要求入力に従って機械の第1および第2の位相を順に通電する第1および第2のチョッピング信号を生成する手段と、2つの位相の励磁が同時であるときに、第1の位相のチョッピング信号に対して第2の位相の第2のチョッピング信号を移相する手段とを含むことを特徴とするコントローラである。
【0023】
本発明において、クロック手段と、遅延手段と、セレクタ手段とを含み、チョッピング信号はクロック信号出力から導出され、クロック信号出力と遅延手段からの遅延クロック信号出力との間で切換え可能であり、該セレクタ手段は、一方の位相のチョッピング信号を移相するためにクロック信号出力と遅延クロック信号出力との間で選択するように構成されていることを特徴とする。
【0024】
本発明において、前記機械の1以上の監視パラメータの変動に対する遅延の値を格納する探索手段を含み、前記移相手段は、監視パラメータに基づく遅延値に対応する前記探索手段からの出力に従って移相を変化させて、一方のチョッピング信号の他方に対する移相を設定するように動作可能であることを特徴とする。
【0025】
本発明において、前記機械の1以上の監視パラメータから遅延値を確定する計算手段を含み、該計算手段は、遅延手段に遅延値を出力して、遅延された電流チョッピング信号の移相を設定するように動作可能であることを特徴とする。
【0026】
本発明において、前記機械の監視パラメータが、要求電流、相電流の大きさ、相電流デューティサイクル、回転子角度および機械速度を含む群から選択されることを特徴とする。
【0027】
本発明において、監視パラメータまたは監視パラメータのうちの1つが前記機械の直流リンクにおける電流リプルであることを特徴とする。
【0028】
本発明において、監視パラメータから電流リプルを相殺する制御出力を生成するように構成されたレギュレータを含み、前記移相手段は、前記一方の位相のチョッピング信号の移相を設定して、直流リンクにおける電流リプルを低減するようにレギュレータの出力に従って可変であることを特徴とする。
【0029】
本発明において、前記レギュレータのために直流リンクにおける電流リプルから電流リプル信号を生成する帯域フィルタを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明において、前記レギュレータが比例制御出力を生成することを特徴とする。
【0031】
本発明において、制御出力を、第2の電流チョッピング信号の移相の所定の最大値に制限するリミッタをさらに含むことを特徴とする。
【0032】
本発明は、上述のいずれかの構成のコントローラを含むことを特徴とする切換式リラクタンス駆動システムである。
【0033】
本発明は、多相切換式リラクタンス駆動の直流リンクにおける電流リプルを低減する方法であって、
要求入力に従って電気機械の第1および第2の位相を順に通電する第1および第2のチョッピング信号を生成し、
2つの位相の励磁が同時であるときに、第1の位相のチョッピング信号に対して第2の位相の第2のチョッピング信号を移相することを特徴とする方法である。
【0034】
本発明において、2つの位相の励磁が同時であるときに、位相の一方に対して少なくとも第1および第2のチョッピング信号の間で選択することによって移相が実行されることを特徴とする。
【0035】
本発明において、駆動装置の少なくとも1つの監視パラメータに関係する遅延の値を格納し、
格納された遅延の値に従って、第2のチョッピング信号の移相を設定することとを特徴とする。
【0036】
本発明において、駆動装置の少なくとも1つの監視パラメータから移相値を計算し、
計算値に従って第2のチョッピング信号の移相を設定することを特徴とする。
【0037】
本発明において、駆動装置の監視パラメータが、要求電流、相電流の大きさ、相電流デューティサイクル、回転子角度および機械速度であることを特徴とする。
【0038】
本発明において、監視パラメータが駆動装置の直流リンクにおける電流リプルであることを特徴とする。
【0039】
本発明において、監視パラメータから電流リプルを相殺する制御出力を生成し、
制御出力に従って第2のチョッピング信号の移相を変化させて、直流リンクにおける電流リプルを低減するために第2の電流チョッピング信号の移相を設定することを含むことを特徴とする。
【0040】
本発明において、電流リプルを示す信号が帯域ろ波されることを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明は、様々な態様で実施することができ、それらのいくつかの実施形態を以下に添付図面に関して例示として説明する。
【0042】
本発明の例示される実施形態の第1群は、コンデンサ電流リプルを低減するために開ループ技法を使用する。図7は、図6と同じ波形を示しているが、ここでは、第1の位相に対する第2の相巻線の電流の位相が選択されている。位相差は、図示のとおり、時間Δtによって定義される。図7(b)および(c)の精査によって、第1に対する第2の電流の波形の位置の変動(すなわち、遅延Δt)は、2つの相電流が結合する態様を変える働きをすることが判る。Δtがゼロまたはチョッピング波形Tの周期である場合、2つの相電流の付加が最大リプル電流を生じることは明白であろう。それゆえ、Δtのいくつかの中間値において、コンデンサリプル電流の最小値が存在するはずである。したがって、システムはコンデンサ定格を最小化するように「調整され」得ることになる。
【0043】
チョッピングクロックの周波数が変えられた場合(たとえば、音響雑音を低減するための疑似ランダム法によって)、周期Δtも適切な態様で変えなければならないことに留意されたい。代替的に、遅延は、Δtの正しい値に自動的に変換するような固定の位相角として定義されてもよい。
【0044】
たとえば、励磁シーケンスA,AB,B,BC…を使用する三相システム(ABC)では、調整は、既にチョッピングしている位相の前のトリガの前または後で、所定の時間Δtにおける入力側の位相をトリガする際に存在し得る。この場合、位相Bは、コンデンサ電流リプルを最小化するためにAのΔt後にトリガされ得る。適切な回転子角度で、位相Aの励磁は停止し、位相Bだけが継続する。さらに別の回転子角度で位相Cが導入されると、チョッピングクロックに対してゼロの移相が使用される(位相Bに対して−Δtの有効移相を与える)。位相Bの励磁が完了し、位相Cだけが励磁されていることになると、位相Aが、位相Cに対してΔtの位相角で再導入される。位相Cは、チョッピングクロックに関してその以前の位置に対してやはりΔtである。
【0045】
図8は、本発明の実施形態にしたがったコントローラを示す。チョッピングクロックを表す信号がライン41上に示されている。この信号はまた、Δtの遅延を付加するブロック42も通過する。スイッチ46は、フリップフロップ44のSET入力に供給される適切な信号を選択するために、制御システムによってトグルされる。RESET入力は、電流要求が相巻線の実際の電流より高いかまたは低いかを決定するコンパレータ43から供給される。ライン45のフリップフロップの出力は、パワーコンバータにおける1つの相巻線用の単数または複数のスイッチをトリガするために、従来の角度整流情報とともに使用される。図8に示された回路が駆動システムにおける他の位相のそれぞれについて複製されることが理解されよう。
【0046】
この構成の場合は、Δt=T/2(ここで、Tはチョッピングクロックの周期)、すなわち位相遅延が180°のときであることが理解されよう。この場合、単一のマーク対スペース比を備えるクロック信号を使用することができ、個々の入力側の位相は立上りまたは立下り区間の次のものでオフに駆動される。これは、以下に説明するように、電流のインタリーブを生じる。位相Aがクロックの立上り区間により制御されている状態でオフからチョッピングシーケンスがスタートする場合、入力側の位相Bは立下り区間から制御されなければならない。回転子が位相Cが励磁される位置に進むと、それは、位相Bと正しくインタリーブするために、立上り区間から制御されなければならない。位相Aが次に要求されるとき、それは立下り区間から制御されなければならない(以前は立上り区間から制御されたのであるが)。
【0047】
別の開ループ方法は可変値のΔtを使用し、その結果、コンデンサ電流リプルは多様なロードポイント、速度、トルク、電流などについて最小化される。Δtのそれらの値は、コンデンサ電流を確実に計算するために十分に正確な機械のモデルを用いた設計およびシミュレーションによってか、または駆動装置の初期試験の間における経験的測定のいずれかによって、決定される。それらの値は、たとえば、速度および/または負荷および/または回転子角度の関数として特性化され、スイッチオンおよびスイッチオフ角度が格納されるのと同様にして、ルックアップテーブルに格納される。適切な値が、相巻線のチョッピング周期の開始時、または制御システムに適当ないずれかの他の時点に、テーブルから読出され得る。この実施形態はディジタル制御システムに特に適する。この技法を実施する1回路が図9に示されており、ここにおいて、テーブル48はΔtの適切な値を保持し、要求電流および/または回転子角度および/または速度によって索引づけされている。これを除き、図9の回路は、図8のものと同一であり、同一部分には同一の参照数字が使用されている。ルックアップテーブル48への速度信号は、上述のような回転子位置センサの出力からなど、当該技術において周知の多様な方法で導出され得る。
【0048】
さらに別の開ループ方法は、相巻線においてチョッピングが開始するごとに、Δtの適切な値を計算することである。これは、図10に例示したような回路によって実現できる。この特定の例示において、計算ブロック49は、電流要求および/または速度要求および/または回転子角度の値をその入力として有し、Δtの出力を与える。本実施形態は、アナログ制御回路およびマイクロプロセッサベースシステムの両方に適切である。図10の回路は、ルックアップテーブル48が計算ブロック49で代替されたことを除き、図9の回路と同一である。ほかの点では、同一部分には同一の参照数字が使用されている。
【0049】
図10は、計算ブロック49を、速度、回転子位置および電流要求の入力を有するものとして示している。他のパラメータまたは変数を使用することもできる。たとえば、コンデンサにおける電流リプルの大きさは、アクティブな位相における電流の大きさおよびデューティサイクル、およびそれらの間の位相角の関数であることが知られている。したがって、コンデンサリプル電流を最小化するようなΔtの値を求めるために、電流の大きさおよび計算または測定されたデューティサイクルの入力を使用することが可能である。したがって、本発明のこの代替実施形態は、Δtの適切な値を生成するために、計算ブロック49への相電流の大きさおよびデューティサイクルの入力を使用するであろう。
【0050】
上述の開ループの実施形態は、コンデンサ電流リプルの有益な低減をもたらす。導通周期の間のインタリーブした波形の変化は、Δtの最適値を動的に選択し、それによってコンデンサ電流リプルを最小化するために閉ループ制御を使用する、本発明の実施形態において適応され得る。最小化は、多数の周知の極小化関数のいずれか1つに従って実行できる。これは、上述の開ループシステムの拡張である。なぜなら、2つの位相のデューティサイクル間の不一致にかかわらず、極小化関数は、リプル電流が最小値である位相角を見つけるはずだからである。これは、従来のデータの特性化または記憶がまったく要求されないという点で、さらなる利点を有する。ゼロのコンデンサ電流リプルの固定要求、実際のコンデンサ電流リプルを示す信号および適当なフィルタを有する制御ループが導入され、その結果、コンデンサ電流のチョッピング周波数成分だけがコントローラに影響する。(コンデンサ電流には、たとえば電源からの整流器リプルおよび/またはSR機械における基本的な相間スイッチングに起因する低周波成分も存在するであろう。)必要なフィードバックを付与する様々な方法を以下に説明する。
【0051】
図11は、DCリンクコンデンサ25と直列に電流測定分流器50を備えるシステムを示している。分流器にわたる電圧は帯域フィルタ52を介して供給され、コンデンサリプル電流を示す信号を生成する。直流コンデンサにおけるリプル電流の特性は、本質的に、そのエネルギーのほとんどが基本チョッピング周波数および最初のいくつかの高調波に集中している方形波のそれである。帯域通過の幅は、リプルエネルギーが直流リンクコンデンサにおいて生起する周波数の範囲の検討と、過度に広い帯域通過による雑音の拒絶との間の妥協である。帯域を適切な数のリプル電流の高調波に制限することによって、過度な雑音エネルギーを通過させることなく、効果の最大部分も同じく実現できる。
【0052】
帯域フィルタ52の出力は、制御レギュレータ54に供給される。このレギュレータは、制御システムに精通した者にとっては明白であろうが、いくつかの形態をとることができる。その最も単純な形態では、それは、慎重に選択された固定ゲインを備える比例コントローラとすることができる。より良好な解決手段は、Δtの値が変化するとリプルの最小値を能動的に探索するような最小化コントローラを使用することである。一般的に言って、電流およびデューティサイクルの全部の値についてゼロのリプルが実現されることはまずあり得ないが、最小化コントローラは、最小の定常状態誤差を与える条件を求めるはずである。
【0053】
レギュレータ54の出力はリミットブロック56に渡される。Δtが決してクロックサイクルの周期Tより大きくないことが重要である。また、制御ループにおいて安定性が維持されるように、Δtにスルーリミットが課されることも重要であろう。これらの制約の両方が、リミットブロック56によって実施できる。リミットブロック56の出力は、図10の計算ブロック49に代るブロック42’への入力である。
【0054】
図12は、関係i=Cdv/dtを使用することによってコンデンサ電流を推定するDCリンク間の抵抗分流器を示す。この場合、帯域フィルタは同様に、チョッピング周波数およびその上の少数の高調波の成分を通過させるように構成されている。やはり、レギュレータ54およびリミッタ56が、図10における可変遅延42’のための制御信号を生成するために使用されている。
【0055】
コンデンサリプル電流を測定する他の手段は、たとえばホール効果電流センサまたはAC変流器を使用できるであろう。コンデンサ25の電気インピーダンスが既知であるならば、コンデンサ間の電圧リプルを測定し、以下の関係を使用することによって、リプル電流を評価することが可能であろう。
【0056】
I=Vripple/2πfripple
ここで、frippleはリプル周波数であり、Cはファラド単位での静電容量である。
【0057】
フィードバック信号を供給する別の方法は、パワーコンバータが一般に、個々の相巻線電流を測定するために変換器を適所に有するという事実を利用することである。その場合、スイッチの状態の知識(パワーコンバータでも入手可能である)によって、相巻線の電流がコンデンサからの電流(スイッチオン)またはコンデンサへの電流(スイッチオフ)に寄与しているかどうかを知ることが可能である。これは、コンデンサ波形の突極部を「再構成」し、電流リプル低減コントローラに信号を供給するために効果的に使用することができる。この方法の特定の利点は、電力回路において必要とされる構成要素がより少なく、結果として得られる波形が相対的に高級な電流変換器から導出され、それに雑音がほとんどない、特に整流器および基本的な位相スイッチングにより生じるあらゆる低周波成分がほとんどないはずであることである。この実施は、高速なディジタル計算能力を備えるマイクロプロセッサベースまたはASICベースのシステムに最良に適するであろう。
【0058】
上述の例示的実施形態は電動モードの動作に関して説明したが、本発明が発電モードの動作にも等しく適用可能であり、コンデンサ電流リプルの同等な低減をもたらすことが理解されよう。
【0059】
当業者は、開示された構成の変更が本発明を逸脱することなく可能であることを理解するであろう。したがって、いくつかの実施形態の上述の説明は、例示のために行われており、限定の目的ではない。当業者には、上述の動作に対する著しい変更を伴わずにそれらの装置に若干の修正を行い得ることが明白であろう。本発明は、以下の請求項の精神および範囲のみによって限定されるものである。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、コンデンサ電流を最小化するために切換式リラクタンス機械の入力側の相巻線のスイッチングを動的に調整することを含む。これは、既にチョッピングしている位相に対して入力側の位相のチョッピングクロックの位相角を動的に選択することによって行われる。本発明は、多数の態様で実施できるが、それらは概して開ループ実施および閉ループ実施という2つの部類にあてはまる。
【0061】
2つの位相の励磁から同時に生じるチョッピング波形は、その2つの位相を制御するチョッピングクロック信号間で移相を設定することによって、電流リプルを最小化するために使用できる。
【0062】
移相の設定は予め設定することができるか、または、動的開ループまたは閉ループとすることができる。開ループまたは閉ループ制御の下で可変である場合、移相の値は機械のパラメータに基づくことができる。たとえば、要求および速度は、開ループ制御に使用され得る。閉ループ制御の場合、電流リプル自体を表す信号が、コンデンサ電流リプルを最小化するような移相の値を導出するために使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の切換式リラクタンスシステムの略図を示す。
【図2】パワーコンバータとの単相巻線の接続を示す。
【図3】周知の単一パルスモードの動作に関する電圧、相電流およびコンデンサ電流の波形を示す。
【図4】周知のハードチョッピングモードの動作に関する相電流および供給電流の波形を示す。
【図5】周知のフリーホイールチョッピングモードの動作に関する相電流および供給電流の波形を示す。
【図6】固定周波数電流コントローラに関係する相電流および供給電流の波形を示す。
【図7】本発明の一局面に従って動作する固定周波数電流コントローラに関係する相電流および供給電流の波形を示す。
【図8】本発明の実施の一形態を実施できる回路の図を示す。
【図9】本発明の実施の一形態を実施できる別の回路を示す。
【図10】本発明の実施の一形態を実施できるさらに別の回路を示す。
【図11】コンデンサ電流のフィードバックを付与する回路を示す。
【図12】コンデンサ電流のフィードバックを付与する代替的回路を示す。
【符号の説明】
11 入力DC電源
12 切換式リラクタンスモータ
13 パワーコンバータ
14 電子制御装置
15回転子位置検出器
16 相巻線
21,22 スイッチング装置
23,24 エネルギーリカバリダイオード
25 コンデンサ
26,27 母線
41 ライン
42,42’ Δt遅延付加ブロック
43 コンパレータ
44 フリップフロップ
45 ライン
46 スイッチ
48 ルックアップテーブル
49 計算ブロック
50 電流測定分流器
52 帯域フィルタ
54 制御レギュレータ
56 リミッタ

Claims (19)

  1. 多相切換式リラクタンス機械のコントローラであって、
    要求入力に従って機械の第1および第2の位相を順に通電する第1および第2のチョッピング信号を生成する手段と、2つの位相の励磁が同時であるときに、第1の位相のチョッピング信号に対して第2の位相の第2のチョッピング信号を移相する手段とを含むことを特徴とするコントローラ。
  2. クロック手段と、遅延手段と、セレクタ手段とを含み、チョッピング信号はクロック信号出力から導出され、クロック信号出力と遅延手段からの遅延クロック信号出力との間で切換え可能であり、該セレクタ手段は、一方の位相のチョッピング信号を移相するためにクロック信号出力と遅延クロック信号出力との間で選択するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のコントローラ。
  3. 前記機械の1以上の監視パラメータの変動に対する遅延の値を格納する探索手段を含み、前記移相手段は、監視パラメータに基づく遅延値に対応する前記探索手段からの出力に従って移相を変化させて、一方のチョッピング信号の他方に対する移相を設定するように動作可能であることを特徴とする請求項2記載のコントローラ。
  4. 前記機械の1以上の監視パラメータから遅延値を確定する計算手段を含み、該計算手段は、遅延手段に遅延値を出力して、遅延された電流チョッピング信号の移相を設定するように動作可能であることを特徴とする請求項2記載のコントローラ。
  5. 前記機械の監視パラメータが、要求電流、相電流の大きさ、相電流デューティサイクル、回転子角度および機械速度を含む群から選択されることを特徴とする請求項3または4記載のコントローラ。
  6. 監視パラメータまたは監視パラメータのうちの1つが前記機械の直流リンクにおける電流リプルであることを特徴とする請求項4記載のコントローラ。
  7. 監視パラメータから電流リプルを相殺する制御出力を生成するように構成されたレギュレータを含み、前記移相手段は、前記一方の位相のチョッピング信号の移相を設定して、直流リンクにおける電流リプルを低減するようにレギュレータの出力に従って可変であることを特徴とする請求項6記載のコントローラ。
  8. 前記レギュレータのために直流リンクにおける電流リプルから電流リプル信号を生成する帯域フィルタを含むことを特徴とする請求項7記載のコントローラ。
  9. 前記レギュレータが比例制御出力を生成することを特徴とする請求項7または8記載のコントローラ。
  10. 制御出力を、第2の電流チョッピング信号の移相の所定の最大値に制限するリミッタをさらに含むことを特徴とする請求項7,8および9のいずれかに記載のコントローラ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のコントローラを含むことを特徴とする切換式リラクタンス駆動システム。
  12. 多相切換式リラクタンス駆動の直流リンクにおける電流リプルを低減する方法であって、
    要求入力に従って電気機械の第1および第2の位相を順に通電する第1および第2のチョッピング信号を生成し、
    2つの位相の励磁が同時であるときに、第1の位相のチョッピング信号に対して第2の位相の第2のチョッピング信号を移相することを特徴とする方法。
  13. 2つの位相の励磁が同時であるときに、位相の一方に対して少なくとも第1および第2のチョッピング信号の間で選択することによって移相が実行されることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 駆動装置の少なくとも1つの監視パラメータに関係する遅延の値を格納し、
    格納された遅延の値に従って、第2のチョッピング信号の移相を設定することとを特徴とする請求項12または13記載の方法。
  15. 駆動装置の少なくとも1つの監視パラメータから移相値を計算し、
    計算値に従って第2のチョッピング信号の移相を設定することを特徴とする請求項12または13記載の方法。
  16. 駆動装置の監視パラメータが、要求電流、相電流の大きさ、相電流デューティサイクル、回転子角度および機械速度であることを特徴とする請求項14または15記載の方法。
  17. 監視パラメータが駆動装置の直流リンクにおける電流リプルであることを特徴とする請求項14または15記載の方法。
  18. 監視パラメータから電流リプルを相殺する制御出力を生成し、
    制御出力に従って第2のチョッピング信号の移相を変化させて、直流リンクにおける電流リプルを低減するために第2の電流チョッピング信号の移相を設定することを含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 電流リプルを示す信号が帯域ろ波されることを特徴とする請求項17または18記載の方法。
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