JP3821573B2 - 充電装置および自己完結型熱電併給システム - Google Patents

充電装置および自己完結型熱電併給システム Download PDF

Info

Publication number
JP3821573B2
JP3821573B2 JP08152798A JP8152798A JP3821573B2 JP 3821573 B2 JP3821573 B2 JP 3821573B2 JP 08152798 A JP08152798 A JP 08152798A JP 8152798 A JP8152798 A JP 8152798A JP 3821573 B2 JP3821573 B2 JP 3821573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
cell
generator
storage battery
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08152798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11285179A (ja
Inventor
治夫 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP08152798A priority Critical patent/JP3821573B2/ja
Publication of JPH11285179A publication Critical patent/JPH11285179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821573B2 publication Critical patent/JP3821573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の蓄電池セルを直列に接続した蓄電池ユニットの充電装置およびこの充電装置を用いた自己完結型熱電併給システム(一般にはコージェネシステムともいう)に関する。以下、本発明において、蓄電池セルを単にセルと称し、蓄電池ユニットを単に蓄電池と称する。
【0002】
【従来の技術】
複数のセルを直列に接続した蓄電池で、個々のセルを点検するときは、蓄電池から1個ずつセルを外して行う。この場合蓄電池に装着されているセルの数によって、充電電圧が過剰になることがある。また蓄電池からセルを外す前後にセルの接続替えを行う必要があり、蓄電池から電力を供給できない期間が存在する。
【0003】
また最近注目されている熱電併給システムは、発電に際して発生する排熱を有効に利用するシステムである。熱電併給システムにおいては、発電機を駆動する熱機関から排出される排ガスの保有する熱エネルギが排熱として回収されて有効に利用されるので、エネルギの利用効率が高い。
【0004】
従来用いられている熱電併給システムは、電力負荷の消費電力に応じて発電機を稼動しているため、最大の消費電力に対応した大容量発電機を設けている。そして消費電力が少ないときには、発電機は少ない負荷で運転される。発電機を駆動する熱機関、たとえば燃料ガスを利用するガスタービンは、特定出力で運転されるとき最も効率がよく、低負荷運転では効率が低下する。さらに極端な低負荷では運転はできない。そのため電力負荷の消費電力が一定量を超えたときは買電を併用し、また電力負荷の消費電力が極端に低い深夜などは、発電機を停止し買電に切替えている。
【0005】
また、近年、独立形態の電力供給システムの導入が検討されている。これは、電気事業法の規制緩和に伴い、一般電気事業者以外のものの電気事業への参入が認められたことによる。このような電気事業への参入形態として、たとえば、電気を供給する地域を限定した特定地点供給が挙げられる。このような場合には、電気を供給する供給業者は、事故または定期点検などのバックアップのとき以外は一般電気事業者からの電気供給を受けることはできない。それゆえに、その特定地域の電気供給業者は、電気需要に応じて全て供給する義務があり、したがってこのようなシステムを提供しようとする業者は、故障等の特別な場合を除いて商用電源からの電力を受けなくて運転される形態の電源供給システム、すなわち自己完結型のシステムを採用する必要がある。
【0006】
このような自己完結型システムの場合、一定の発電能力の機器を備え電力負荷の消費電力が少ない場合に余剰電力を貯蔵し、電力負荷の消費電力が多い場合、貯蔵した電力で不足電力を補うことが必要となる。電力の貯蔵に用いる蓄電池は、充電容量(単位重量または容量当りの蓄電量)が大きいこと、過剰な充電電圧で充電されることおよび常に電力が供給できることとが要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、常に適正な充電電圧で充電される蓄電池を有する充電装置および全体の効率がよく、かつ設備容量を低減して、コンパクトにすることができる自己完結型熱電併給システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)蓄電池ユニットであって、
複数の蓄電池セルと、
前記セルを個別的に着脱可能に収納するケースと、
各セルにそれぞれ対応して設けられ、セルの各出力端子にそれぞれ電気的に接続される一対の接点と、
セルがケース内の装着位置にあるとき、一対の接点を離間し、
セルが離脱位置にあるとき、一対の接点を当接し、かつこれらの各接点を、セルの各出力端子からそれぞれ離間する駆動手段と、
複数のセルのうち、両端に配置された両端セルに対応する一対の接点の一方を、一側方に隣接するセルに対応した一方の接点に電気的に接続し、さらに
前記両端セルの間にある中間セルに対応した一対の各接点を、前記中間セルの両側方に隣接する2つの各セルに対応した一方の接点にそれぞれ電気的に接続し、これによってセルを直列接続する導体とを有する蓄電池ユニットと、
(b)蓄電池ユニットに装着されているセルの個数を検出する個数検出手段と、
(c)個数検出手段の出力に応答し、蓄電池ユニットの両端端子間に与える充電電圧を、装着されているセルの個数に比例する値に設定して充電する充電手段とを含み、
駆動手段は、ケース内に各セル毎に設けられ、セルの外周面に接触して変位して接点を駆動し、
この駆動手段は、セルが装着位置から離脱する方向に移動した離脱途中位置にあるとき、前記一対の接点を当接し、かつこれらの各接点を、セルの各出力端子にそれぞれ電気的に接続することを特徴とする充電装置である。
【0009】
本発明に従えば、蓄電池に装着されているセルの数が検出され、これによって装着されているセルの数に比例した充電電圧で充電される。
【0011】
セルは装着された状態で直列に接続され、1つのセルを点検などのため取外す途中位置にあるときにセルと並列に設けられた接点が接続され、該セルが取外されてもこの状態が維持される。これによって該セルが取外し途中にあるとき、蓄電池から供給される電力が遮断されることはない。
【0012】
また本発明は、セルは、矩形の板状体であり、
セルのケースへの装着方向下流側の端部は、
前記装着方向および厚み方向を含む仮想平面内で先細状に形成された先細部と、
先細部に連なるセル本体とを有し、
先細部とセル本体との境界付近に厚み方向に凹んだ凹所が形成され、
セルの出力端子は、この凹所と、この凹所から前記装着方向下流側に延びる領域とにわたって、延びて形成され、
駆動手段は、
ケース内に、対向して設けられ、装着方向に延び、装着方向下流側の端部に、前記接点が固定され、
接点よりも装着方向上流側でセルに平行な軸線まわりに角変位可能に設けられ、装着方向下流側になるにつれて相互に近接する可動片と、
可動片に、その可動片の前記角変位軸線よりも装着方向下流側であって、かつ接点よりも装着方向上流側に設けられ、前記凹所に嵌合することができ、接点に電気的に接続される導電性凸部とを有し、
可動片に、相互の近接方向のばね力が与えられ、
セルの装着位置で、凹所に凸部が嵌合し、
セルの離脱途中位置で、凸部は、先細部の出力端子に摺接することを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、各セルは先細部とそれに続く凹所とが形成された矩形の板状体であり、駆動手段は可動片と導電性凸部とを有し、可動片は装着方向先端部に接点が固定され、装着方向下流側で近接しかつ近接方向にばね力が与えられ、導電性凸部はセルの凹所に嵌合する。これによって各セルが装着位置で凹所と導電凸部とが嵌合して安定して装着される。またセルの装着方向上流側を引張ることで容易に前記嵌合を外すことができ、これが外れた時点では、セルの出力端子は可動片の凸部に接触しており、またばね力によって可動片が近接方向に付勢されるので可動片に固定された接点が接触する。この状態でセルが取外される。セルを挿入する場合もセルが装着位置に挿入されるまでに、接点が接触した状態でセルの出力端子を可動片に接触させることができる。なおセルの凹所が導電性凸部に嵌合した装置位置では、可動片の接点は離間している。
【0014】
また本発明は、電力負荷に電力を供給する発電機と、発電機を駆動する熱機関と、熱機関で発生する排熱を回収する排熱回収手段とを有する自己完結型熱電併給システムにおいて、
前記充電装置と、
電力負荷の消費電力が発電機の特定出力未満のとき、発電機からの余剰電力をセルの個数に対応した充電電圧に調整して、充電装置に蓄え、電力負荷の消費電力が発電機の特定出力を超えるとき、不足電力を充電装置から電力負荷の規定電圧に調整して、供給する制御手段とを含むことを特徴とする自己完結型熱電併給システムである。
【0015】
ここで用いる特定出力とは、一般に最大出力未満であって最も効率のよい定格出力を云うが、これに限るものではない。また特定出力は時間とともに変化しない一定値に設定する場合が多いが、これに限らず特定出力が時間とともに変化するように設定することもできる。
【0016】
本発明に従う自己完結型熱電併給システムには蓄電池が設けられる。このため発電機は、常に特定出力で運転され、余剰電力が生じたときは、その電圧がセルの個数に対応した充電電圧に調整されて蓄電池に蓄えられ、電力が不足したときは蓄電池に蓄えられた電力が電力負荷の規定電圧に調整されて補給される。このため蓄電池が最適の充電電圧で充電され、また最大消費電力を賄う大容量の発電機およびこれを駆動する大容量の熱機関を必要とせず、設備容量を低減できる。また常に特定出力で発電機が運転されるので、熱機関および発電機の効率を高くすることができ、排熱回収手段を含めて高効率でエネルギが変換される。また本システムを用いれば電力負荷が極端に少ない深夜などは、発電機を停止して、蓄電池のみの電力供給も可能である。
【0017】
また本発明は、前記発電機が交流発電機または直流発電機であることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、電力負荷に用いられる照明機器、AV機器、厨房機器、空調機器などに市販の交流機器を用いる場合、交流発電機で発電されるので発電された交流電力がそのまま電力負荷に供給される。なお交流発電機で発電された交流電力はコンバータによって直流電力にされ、蓄電池に蓄えられ、また蓄電池に蓄えられた直流電力はインバータによって電力負荷に変換されて電力負荷に供給される。また直流発電機が用いられるときはコンバータなしで蓄電池に蓄えられ、蓄電池に蓄えられた出力は発電機からの電力と併せてインバータで交流に変更され電力負荷に供給される。さらに直流の電力負荷に対しては、インバータも不要になる。
【0019】
また本発明は、前記熱機関が燃料ガスを利用するガスタービンであることを特徴とする。
【0020】
本発明に従う熱機関は、ガスタービンである。ガスタービンは、燃料ガスとして安定供給される都市ガスが用いられ、またガスタービンは構成が簡単で使い易い。
【0021】
また本発明は、電力負荷に電力を供給する燃料電池と、燃料電池で発生する排熱を回収する排熱回収手段とを有する自己完結型熱電併給システムにおいて、
前記充電装置と、
電力負荷の消費電力が燃料電池の特定出力未満のとき、燃料電池からの余剰電力をセルの個数に対応した充電電圧に調整して、充電装置に蓄え、電力負荷の消費電力が燃料電池の特定出力を超えるとき、不足電力を充電装置から電力負荷の規定電圧に調整して、供給する制御手段とを含むことを特徴とする自己完結型熱電併給システムである。
【0022】
本発明に従えば、電力負荷に供給される電力は燃料電池によって発電される。燃料電池も特定出力で運転される。余剰電力はセルの個数に対応した充電電圧に調整されて蓄電池に蓄えられ、不足電力は蓄電池から電力負荷の規定電圧に調整されて供給される。燃料電池による発電は、ガスタービンなどの熱機関で発電機を駆動する発電に比し、可動部分が少なく騒音の発生が少ない。またエネルギの変換効率も高い。なお燃料電池で発生する電力は直流電力であるので、コンバータは不要である。直流の電力負荷に対しては、インバータも不要である。
【0023】
また本発明は、前記排熱回収手段が、吸収式冷凍機と温水ボイラとを含み、吸収式冷凍機で得られた冷水と、温水ボイラで得られた温水とを用いて空調を行うことを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、排熱回収が冷房を必要とする期間は吸収式冷凍機で行われ、ここで得られた冷水は冷房に用いられる。また暖房を必要とする期間は排熱回収が温水ボイラで行われ、ここで得られた温水は暖房に用いられる。これによって空調機器などに使う電力負荷は、冷温水の送水用ポンプ、換気ファンなど僅かなものになる。なお吸収式冷凍機や温水ボイラの排ガスはさらに給湯機などで熱回収することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態である自己完結型の熱電併給システム1のブロック図である。本システム1は、電力負荷10にライン82を介して電力を供給する交流発電機2と、交流発電機2を駆動するガスタービン3と、蓄電池4と排熱回収手段22とを含む。交流発電機2で発電された電力は、商用電力と実質上同一の電圧、周波数でよく、たとえば100V,60Hzである。燃料ガスは、燃料ガス供給源5から管路84を介して供給され、流量制御装置6でその流量が制御され、燃焼器7で燃焼される。高温の燃焼ガスはタービン8を駆動する。タービン8には、交流発電機2と圧縮機9とが直結され、圧縮機9では空気が加圧され、燃焼器7に送られ燃焼用空気となる。交流発電機2は、回転数を一定にすることによって一定の周波数の交流を発電する。このためガスタービン3は、回転数を一定にし、出力トルクに応じて燃料ガスの流量が流量制御装置6で制御される。タービン8の排ガスは、管路86を介して排熱回収手段22で排熱が回収される。
【0026】
蓄電池4は、複数の矩形板状のセル101−1,101−2,…(図4参照)を両端の電圧がセルの個数に対応した電圧、規定個数のセルが装着されたときは約100Vになるように直列に接続し、直方体状のケース45に各セル101は、鉛直方向に向くように収納したものである。
【0027】
蓄電池4と電力負荷10との間にコンバータ12およびインバータ14ならびに第1および第2変圧器13,15が配設されている。コンバータ12は、交流電力を直流電力に変換するものであり、電力負荷10に供給される交流電力の一部を蓄電池4に蓄えるときに第1変圧器13とともに作動される。また、インバータ14は、直流電力を交流電力に変換するものであり、蓄電池4に蓄えた電力を電力負荷10に供給するときに第2変圧器15とともに作動される。
【0028】
発電機2と電力負荷10との間には、同期投入装置16によって投入される第1の開閉スイッチ18が設けられる。またインバータ14と電力負荷10との間には、同期投入装置16によって投入される第2の開閉スイッチ20が配設されている。同期投入装置16は、交流発電機2から電力負荷10に電力を供給しているときにさらにインバータ14からの交流電力を負荷10に供給するとき、あるいはインバータ14から電力負荷10に電力を供給しているときにさらに交流発電機2からの交流電力を負荷10に供給するときに作動される。この同期投入装置16は、交流発電機2からの交流電力とインバータ14からの交流電力の電圧、周波数および位相を検出してそれらがほぼ一致したときに第1の開閉スイッチ18(インバータ14からの電力に加えて交流発電機2からの電力を供給するとき)または第2の開閉スイッチ20(交流発電機2からの電力に加えてインバータ14からの電力を供給するとき)を閉(ON)にする。
【0029】
コンバータ12出口の充電電圧は、図示しない電圧計で測定され、これがセル101の個数に対応した充電電圧になるように、第1変圧器13の2次側の電圧が調整される。また第2変圧器15出口の電圧は、図示しない電圧計で測定され、これが電力負荷10の規定電圧、たとえば100Vになるように調整される。
【0030】
図2は、制御手段42のブロック図である。電力負荷10の消費電力Lが電力計44によって検出され、制御手段42に送給される。制御手段42は、この電力計44からの信号に応じて、交流発電機2、流量制御装置6、コンバータ12、インバータ14、同期投入装置16、第1、第2変圧器13,15および開閉スイッチ18,20,24を作動制御する。すなわち、制御手段42は、交流発電機2に関連して、これを作動させるときには作動信号を生成し、また流量制御装置6に関連し、交流発電機2の出力を大きくするときには増加信号を、交流発電機2の出力を小さくするときには減少信号をそれぞれ生成する。さらに、この制御手段42は、コンバータ12に関連して、発電機2からの交流電力を蓄電池4に蓄えるときには貯蔵信号を生成し、蓄電池4とコンバータ12との間にある接点25が可動片23によって蓄電池4に接続され、コンバータ12出口の電圧をセルの個数に対応した充電電圧になるように第1変圧器13を調整する。またインバータ14に関連して、蓄電池4に蓄えられた電力を電力負荷10に送給するときには送給信号を生成し、蓄電池4とインバータとの間にある接点21が可動片23によって蓄電池4に接続され、第2変圧器15出口の電圧を電力負荷の規定電圧になるように第2変圧器15を調整する。さらにまた、発電機2からの電力に加えて蓄電池4からの電力を電力負荷10に供給するとき、または蓄電池4からの電力に加えて発電機2からの電力を負荷10に供給するときには、制御手段42は投入信号を生成し、同期投入装置16に送給する。
【0031】
かくのとおり本システム1は、自己完結型システムとして用いられるが、システムの点検、故障等の通常運転が不可能な場合には、図示していないが、一般の商用電源に電気的に接続され、商用電源からの電力が電力負荷10に供給されることも考えられる。
【0032】
図3は本発明の一実施の形態の充電装置の蓄電池4の電気結線図、図4はその一部の断面図である。蓄電池4は、複数の板状のセル101−1,101−2…(総称する場合は符号101で示す)を直列に接続したものであり、各セル101は着脱自在である。各セル101は、プラスチックなどの電気絶縁性部材で構成されたケース45に収納され、かつ個々に隔壁102で電気的に絶縁されている。板状のセル101は、両表面(図4の上下表面)が正負の電極104a,104b(総称する場合は符号104)となっており、その中間は電解質106が充填されている。電極104の装入方向下流側端部寄りは、先細部108となっており、先端は絶縁性キャップ110で覆われている。先細部108と電極104が平行に設けられている電池本体との境界部付近には、セル101の厚み方向に凹んだ凹所112が形成される。
【0033】
隔壁102の両側には、剛性金属から成る可動片114の一方端が隔壁102に形成された係止凹所128に係止して固定され、1つのセル101の先細部108に沿うように他方端が相互に近接している。可動片114の他方端には接点116が固定して設けられ、一方端寄りには導電性凸部118が設けられ、セル101が装着された状態で凹所112に嵌合する。また可動片114は、一方端を軸として相互に接近するようにばね120によってばね力が付与される。各可動片114は、隔壁102を貫通した導線122によって隣接するセル101の可動片と電気的に結ばれている。両端のセル101、たとえば図4に示すセル101−1の一方の可動片114aは、ケース45を貫通する導線122aによって蓄電池4の一方の端子124aに接続される。セル101が装着された状態では、接点116は、図4に示すように接触していない。
【0034】
セル101を取外すときは、セル101は矢符123の方向に引張られ、凹所112に嵌合した凸部118がばね120のばね力に抗して外れる。この状態は、図5(1)で示されるように可動片114の他方端はさらに広く押拡げられ、凸部118が先細部108の電極と接触した状態となる。さらにセル101を矢符112の方向に引張ると、図5(2)に示すように可動片114はばね力によって相互に近接する方向に移動し、凸部118がセル101の先端部の絶縁キャップ110に接触する位置に来るまでに接点116が接触する。すなわち凸部118が電極104に接触している間に接点116が接触する。これによってセル101−2が取外し途中にあるときは、セル101−2が挿入される隔壁102間にある一対の可動片が接触し、蓄電池4から停電することなく電力が供給される。図5(3)は、セル101−2が完全に取外された状態を示す。
【0035】
セル101を蓄電池4に装着するのは、前記取外すのと逆の手順で行われる。セル101が装着位置から先にさらに装入しないために、ストッパ126が設けられている。
【0036】
ストッパ126には可動接片130が設けられ、セル101の先端側にばね付勢されている。セル101が装着されているとき、可動接片130はストッパ126内に押込められているが、セルが図5(1),(2)に示す離脱途中の位置にあるとき、および図5(3)に示す離脱されたとき、可動接片130はばね力によってストッパ126の外方に突出する。
【0037】
図6は、蓄電池4に装着されているセル101の個数を検出する個数検出装置140の一例の電気結線図である。各セル101−1,101−2,…に対応する可動接片130−1,130−2,…の接点と並列に抵抗132−1,132−2,…が接続され、そして前記接点と抵抗132との組134−1,134−2,…が直列に接続され、両端の組134−1,134−nの間の両端の電圧Vが電圧計136で測定される。可動接片130がセル101によって押込まれた状態、すなわちセル101が装着された状態で接点は開き、ストッパ126の外部に突出した状態、すなわちセル101が離脱した状態で接点が閉じる。したがってセル101が離脱している組134、たとえば134−2では抵抗132−2は短絡される。したがって、規定数N0のセル101が接続されたときの電圧計136によって検出される電圧V0と規定数以下の数Nのセル101が接続されたときの電圧をVとすると、N/N0=V/V0となる。これからN=N0×V/V0として接続されているセル数Nが検出できる。制御手段42は、電圧計136の検出電圧Vから装着されているセル数Nを計算する。
【0038】
前記接点116とセル101の着脱関係は、図3に示す結線図で示される。図3(1)は、すべてのセル101が装着された状態を示し、セル101と並列に形成された接点116は開いている。図3(2)は1つのセル101−2が取外された状態であり、セル101−2と並列に形成された接点116−2は閉じている。
【0039】
なお、図4においては図面を見やすくするためにセル101−1および101−3は凹所112の部分のみが記載され、他は省略してある。また係止凹所128は、拡大図においてのみ示してある。
【0040】
図7は、本発明の他の実施の形態の蓄電池4aの断面図である。本実施の形態の蓄電池4aは可動片132が弾性金属製であり、隔壁102に固定される一方端部134はV字状に形成され、その一辺136はビス138によって隔壁102に取付けられ、それ自身の有する弾発力によって互いに近接する方向に付勢されている。したがってばね120は設けられていない。
【0041】
本発明に従う蓄電池4,4a(以下、総称するときは4)を構成するセル101は特に限定されるものではないが、板状に形成しやすく、蓄電容量の大きいリチウムイオン2次電池が好ましい。リチウムイオン2次電池は起電力が約3.6Vであるので、蓄電池4として約100Vの電圧を得るためには、28個のリチウムイオン2次電池を直列に接続することが好ましい。この場合、たとえばセル101が点検のため、たとえば1個取外されると、コンバータ12出口の電圧は97Vになるように第1変圧器13で調整される。
【0042】
次に、図8に示すフローチャートに従って、制御手段42による本発明の自己完結型熱電併給システム1の制御について説明する。本実施の形態では、交流発電機2は通常は特定出力で運転され、電力負荷10の消費電力が交流発電機2の特定出力より小さいとき、交流発電機2からの余剰電力が蓄電池4に蓄えられ、電力負荷10の消費電力が特定出力を超えると蓄電池4からの電力が負荷10に供給される。したがって、通常、第1の開閉スイッチ18は閉状態に維持される。
【0043】
詳述すると、ステップa2で電力負荷10の電力消費Lが交流発電機2の特定出力Wと等しい場合には、交流発電機2にて発生する電力と電力負荷10の電力消費とが等しいので、発電機2からの電力は全て電力負荷10に供給され、電力負荷10にて消費される。それゆえに、制御手段42は貯蔵信号および送給信号を生成することなく、ステップa3で第1の開閉スイッチ18が閉状態となり、第2、第3の開閉スイッチ20,24が開状態となり、コンバータ12およびインバータ14は非作動状態にある。
【0044】
ステップa2でL≠Wの場合、ステップa5でL<WかL>Wかが判断され、L<Wのときステップa6でL≦W0かL>W0かが判断される。L<Wは夜間の電力小使用期間であり、L≦W0は深夜の電力極小使用期間に相当する。W>L>W0のとき、ステップa7に進み、第3の開閉スイッチ24を閉じ、ステップa8に進み、制御手段42は貯蔵信号を生成してコンバータ12に送給する。かくすると、コンバータ12が作動し、発電機2からの電力のうち余剰の交流電力が直流電力に変換され、変換された電力が蓄電池4に充電される。ステップa9で蓄電池4が充電完了か否かが蓄電池の温度などで判断され、充電が完了すると、蓄電池4から充満電信号が制御手段42に送給され、この充満電信号に基づいて制御手段42は貯蔵信号の生成を終了し、これによって蓄電池4への充電が停止する。蓄電池4への充電が完了した後は、ステップa10に進み、第2の開閉スイッチ24が開き、ステップa11に進み、電力負荷10の増減に応じて(この増減は発電機2の特定出力より小さい範囲内における増減である)制御手段42は増加信号、減少信号を生成する。増加信号(または減少信号)が生成されると、流量制御装置6によるガスの送給量が増加(または減少)し、交流発電機2の発電量が増大(または減少)し、交流発電機2は負荷10の電力消費量に対応した電力発生する。
【0045】
ステップa5でL>Wと判断される。すなわち電力負荷10の消費電力が交流発電機2の特定出力より大きくなる(たとえば昼間の電力大使用期間になる)と、ステップa12に進み、制御手段42は、送給信号を生成してインバータ14に送給する。かくすると、インバータ14が作動され、蓄電池4からの直流電力が交流電力に変換され、ステップa13に進み、制御手段42は、投入信号を生成し、この投入信号を同期投入装置16に送給する。かくすると、同期投入装置16が作動し、交流発電機2からの交流電力とインバータ14からの交流電力の電圧、周波数および位相を検出してこれらが一致すると第2の開閉スイッチ20を閉にする(この第2の開閉スイッチ20は、インバータ14からの電力の供給が停止すると開(OFF)になる)。第2の開閉スイッチ20が閉になると、交流発電機2からの電気回路とインバータ14からの電気回路とが電気的に接続され、交流発電機2からの交流電力に加えてインバータ14からの交流電力が電力負荷10に送給され、発電機2の不足電力が蓄電池4からの電力によって補充される。かくして、発電機2と蓄電池4を組合わせて発電機2の能力不足分を蓄電池4によって補充するようにしているので、発電機2自体の能力、すなわち発電機およびそれに関連する設備を小さくすることができ、システム全体のコストダウンを図ることができる。
【0046】
システムをより効率的に運用するには、次のとおりにするのが好ましい。すなわち、ステップa6でL≦W0と判断されたとき(たとえば深夜の電力極小使用期間になる)には、交流発電機2を停止して蓄電池4から電力を供給する。ステップa15では、交流発電機2からの交流電力が第1および第3の開閉スイッチ18,24が閉じて、電力負荷10とコンバータ12を介して蓄電池4に供給されていることが確認される。ステップa16では制御手段42は、貯蔵信号の生成を停止し、送給信号を生成してインバータ14に送給する。これによってインバータ14が作動され、蓄電池4からの直流電力が交流電力に変換される。ステップa17に進み、制御手段42は投入信号を生成し、この投入信号を同期投入装置16に送給する。かくすると同期投入装置16が作動し、これによって同期投入装置16は、交流発電機2からの交流電力とインバータ14からの交流電力の電圧、周波数および位相がほぼ一致したとき、第2開閉スイッチが閉じ、ステップa18で第1および第3開閉スイッチ18,24が開く。これで瞬間停電を生じることなく、電力負荷10に供給される電力が交流発電機2の電力から蓄電池4からインバータ14を介した電力に切換わる。次にステップa19で制御手段42は、作動信号の生成を停止する。作動信号が生成されなくなると、交流発電機2の作動が停止し、燃料ガスの供給が流量制御装置6で停止される。この状態はステップa20でL≦W0の間継続される。
【0047】
前記の状態から電力負荷10の消費電力が増大して、ステップa20でL≦W0が否定されると、ステップa21に進み、制御手段42は作動信号を生成し、これによって流量制御装置6はガス供給源5から燃料ガスを交流発電機2の駆動のために燃焼器7に供給し、交流発電機2が作動して交流電力を生成する。次にステップa22に進み投入信号が生成される。これによって同期投入装置16は、交流発電機2からの交流電力とインバータ14からの交流電力の電圧、周波数および位相がほぼ一致したとき第1の開閉スイッチ18を閉にし、交流発電機2にて発生した交流電力が負荷10に送給される。次にステップa23に進み送給信号を停止する。これによってインバータ14が非作動状態となり、これに伴って第2の開閉スイッチ20が開(OFF)になり、蓄電池4からの電力の供給が終了する。次にステップa24に進み制御手段22で貯蔵信号が生成され、コンバータ12が作動され、発電機2からの交流電力の一部が蓄電池4に蓄えられる。したがって電力負荷10の消費電力が極小から小に増大すると、蓄電池4に代えて交流発電機2により電力が供給される。
【0048】
図9は、制御手段42による充電電圧を制御するフローチャートである。ステップb1でスタートし、電圧計136から検出電圧が送給され、ステップb2でN=N0×V/V0の式によって蓄電池4に装着されているセル数Nが計算される。ステップb3でV1=Vm×Nの式で蓄電池4の充電電圧が計算される。ここでVmは、1個のセル101を充電するのに必要な電圧である。ステップb4でコンバータ12の出口電圧がV1になるように調整される。
【0049】
排熱回収手段22は、ガスタービン3の排ガスを管路86を介して受入れ、その排熱を回収するものであり、吸収式冷凍機19、温水ボイラ26、給湯器28などから成る。タービン8の排ガスは、冷房を必要とするときは、バルブV1から吸収式冷凍機19の再生器に供給され、冷水を発生する。暖房を必要とするときは、バルブV2から温水ボイラ26に供給され温水を発生する。これらで発生した冷温水は、バルブV3〜V6を切換えることによって管路88を介して空調装置30に送られ、空調装置30からの冷温水は管路90を介して吸収式冷凍機19または温水ボイラ26に戻される。冷温水が排熱回収手段22から供給されるので、空調装置30の電力負荷は、吸収式冷凍機24の運転に必要なものおよび冷温水の送水ポンプ、換気ファンなど僅かである。吸収式冷凍機19または温水ボイラ26から排ガスは給湯器28に導かれ、さらに排熱を回収されて大気中へ放出される。冷暖房を必要としないときは、タービン8からの排ガスは直接バルブV7から給湯器28に導かれる。給湯器28で得られた温水は、風呂などの給湯負荷32に供給される。
【0050】
本実施の形態における交流発電機2の特定出力は、一般に最も効率のよい運転が可能となる定格出力である。これは交流発電機2の最大出力の70〜80%のことが多い。したがって電力負荷10の消費電力と交流発電機2の特定出力とが等しい場合として、定格出力と最大出力との間の消費電力としてもよい。この場合は、電力負荷の増減に応じて(この増減は発電機2の特定出力と最大出力との間における増減である)制御手段42は増加信号または減少信号を生成し、流量制御装置6による燃料ガスの送給量が増加または減少し、交流発電機2は負荷10の電力消費量に対応した電力を発生する。
【0051】
本発明の第2の実施の形態の自己完結型熱電併給システムとして先の実施の形態の交流発電機を直流発電機に替えたものがある。本実施の形態では、直流発電機で直流電力が得られるので、コンバータ12は不要である。また直流発電機で得られた直流電力と蓄電池4から得られた直流電力は、併せてインバータ14で交流電力に変換されるので同期投入装置16も不要である。
【0052】
図10は、本発明の第3の実施の形態の自己完結型熱電併給システム61のブロック図である。本実施の形態では先の実施の形態の交流発電機2およびガスタービン3の代わりに燃料電池62が用いられている。燃料ガスは改質装置63で触媒によって水素に改質され、燃料電池62ではこの水素と空気中の酸素とが反応して水ができ、この際に直流電力が発生する。この直流電力は、先の実施の形態と同様にセルの個数に対応した充電電圧に充電電圧調整装置13aで調整されて直接蓄電池4に蓄えられ、また単独でまたは蓄電池4からの直流電力と併せてインバータ14で交流に変換されて電力負荷に供給されるので同期投入装置16も不要である。先の実施例の第1〜第3開閉スイッチ18,20,24は、開閉スイッチ18a,20a,24aの位置に配置され、緊急遮断用スイッチ54が設けられる。その他の構成は先の実施の形態と類似しており、同一の機器には同一の符号を付す。
【0053】
本実施の形態の蓄電池4を、本実施の形態の自己完結型熱電併給システム1,61に用いることによって、交流発電機または燃料電池は効率のよい特定出力で運転され、電力に余剰があるときは余剰電力が蓄電池4に蓄えられ、電力が不足するときは不足電力が蓄電池4から補給され、さらに電力負荷の極端に少ないときは、蓄電池4に蓄えられた電力だけが供給される。これらの電力供給方式を切替える際に停電が発生することがない。また蓄電池4を構成するセル101の一部を点検のため取外したとき、適切な充電電圧で充電が行われる。さらにセル101の取外し装着のとき停電が発生することがない。
【0054】
【発明の効果】
以上のように請求項1,2に記載の本発明によれば、蓄電池を構成するセルの一部を蓄電池から取外したとき、装着されているセルの個数に比例する充電電圧で充電されるので、セルに過電圧がかかることがない。
【0055】
また請求項に記載の本発明によれば、前記蓄電池を用いるので、発電機または燃料電池は特定出力で運転され、電力の使用が少なく、電力に余剰があるときには、余剰電力の電圧がセルの個数に対応した充電電圧に調整されて蓄電池に蓄えられ、電力の使用量が多く不足しているときには、不足電力が蓄電池から負荷に電力負荷の規定電圧に調整されて供給されるため、最大消費電力を賄う大型の発電機または燃料電池を必要とせず、設備容量を低減し、全体の熱電供給システムをコンパクト化するとともに発電機または燃料電池を最も効率のよい状態で運転できる。また発電機を駆動する熱機関または燃料電池の排熱も有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の自己完結型熱電併給システム1のブロック図である。
【図2】制御手段42のブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態の蓄電池4の電気結線図である。
【図4】蓄電池4の断面図である。
【図5】蓄電池4から電池セル101−2を取外す途中および取外したときの断面図である。
【図6】蓄電池4に装着されているセルの数を検出する装置の電気結線図である。
【図7】本発明の他の実施の形態の蓄電池4aの断面図である。
【図8】制御手段42のフローチャートである。
【図9】充電電圧の制御のフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態の自己完結型熱電併給システム61のブロック図である。
【符号の説明】
1,61 自己完結型熱電併給システム
2 交流発電機
3 ガスタービン
4,4a 蓄電池
6 流量制御装置
10 電力負荷
12 コンバータ
13 第1変圧器
13a 充電電圧調整装置
14 インバータ
16 同期投入装置
19 吸収式冷凍機
22 排熱回収手段
26 温水ボイラ
28 給湯器
30 空調装置
32 給湯負荷
42 制御手段
44 電力計
62 燃料電池
101 電池セル
114 可動片
116 接点
124 蓄電池の両端端子
126 ストッパ
130 可動接片
136 電圧計

Claims (7)

  1. (a)蓄電池ユニットであって、
    複数の蓄電池セルと、
    前記セルを個別的に着脱可能に収納するケースと、
    各セルにそれぞれ対応して設けられ、セルの各出力端子にそれぞれ電気的に接続される一対の接点と、
    セルがケース内の装着位置にあるとき、一対の接点を離間し、
    セルが離脱位置にあるとき、一対の接点を当接し、かつこれらの各接点を、セルの各出力端子からそれぞれ離間する駆動手段と、
    複数のセルのうち、両端に配置された両端セルに対応する一対の接点の一方を、一側方に隣接するセルに対応した一方の接点に電気的に接続し、さらに
    前記両端セルの間にある中間セルに対応した一対の各接点を、前記中間セルの両側方に隣接する2つの各セルに対応した一方の接点にそれぞれ電気的に接続し、これによってセルを直列接続する導体とを有する蓄電池ユニットと、
    (b)蓄電池ユニットに装着されているセルの個数を検出する個数検出手段と、
    (c)個数検出手段の出力に応答し、蓄電池ユニットの両端端子間に与える充電電圧を、装着されているセルの個数に比例する値に設定して充電する充電手段とを含み、
    駆動手段は、ケース内に各セル毎に設けられ、セルの外周面に接触して変位して接点を駆動し、
    この駆動手段は、セルが装着位置から離脱する方向に移動した離脱途中位置にあるとき、前記一対の接点を当接し、かつこれらの各接点を、セルの各出力端子にそれぞれ電気的に接続することを特徴とする充電装置。
  2. セルは、矩形の板状体であり、
    セルのケースへの装着方向下流側の端部は、
    前記装着方向および厚み方向を含む仮想平面内で先細状に形成された先細部と、
    先細部に連なるセル本体とを有し、
    先細部とセル本体との境界付近に厚み方向に凹んだ凹所が形成され、
    セルの出力端子は、この凹所と、この凹所から前記装着方向下流側に延びる領域とにわたって、延びて形成され、
    駆動手段は、
    ケース内に、対向して設けられ、装着方向に延び、装着方向下流側の端部に、前記接点が固定され、
    接点よりも装着方向上流側でセルに平行な軸線まわりに角変位可能に設けられ、装着方向下流側になるにつれて相互に近接する可動片と、
    可動片に、その可動片の前記角変位軸線よりも装着方向下流側であって、かつ接点よりも装着方向上流側に設けられ、前記凹所に嵌合することができ、接点に電気的に接続される導電性凸部とを有し、
    可動片に、相互の近接方向のばね力が与えられ、
    セルの装着位置で、凹所に凸部が嵌合し、
    セルの離脱途中位置で、凸部は、先細部の出力端子に摺接することを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 電力負荷に電力を供給する発電機と、発電機を駆動する熱機関と、熱機関で発生する排熱を回収する排熱回収手段とを有する自己完結型熱電併給システムにおいて、
    請求項1記載の充電装置と、
    電力負荷の消費電力が発電機の特定出力未満のとき、発電機からの余剰電力をセルの個数に対応した充電電圧に調整して、充電装置に蓄え、電力負荷の消費電力が発電機の特定出力を超えるとき、不足電力を充電装置から電力負荷の規定電圧に調整して、供給する制御手段とを含むことを特徴とする自己完結型熱電併給システム。
  4. 前記発電機が交流発電機または直流発電機であることを特徴とする請求 項3記載の自己完結型熱電併給システム。
  5. 前記熱機関が燃料ガスを利用するガスタービンであることを特徴とする請求項3または4記載の自己完結型熱電併給システム。
  6. 電力負荷に電力を供給する燃料電池と、燃料電池で発生する排熱を回収する排熱回収手段とを有する自己完結型熱電併給システムにおいて、
    請求項1記載の充電装置と、
    電力負荷の消費電力が燃料電池の特定出力未満のとき、燃料電池からの余剰電力をセルの個数に対応した充電電圧に調整して、充電装置に蓄え、電力負荷の消費電力が燃料電池の特定出力を超えるとき、不足電力を充電装置から電力負荷の規定電圧に調整して、供給する制御手段とを含むことを特徴とする自己完結型熱電併給システム。
  7. 前記排熱回収手段が、吸収式冷凍機と温水ボイラとを含み、吸収式冷凍機で得られた冷水と、温水ボイラで得られた温水とを用いて空調を行うことを特徴とする請求項4または5記載の自己完結型熱電併給システム。
JP08152798A 1998-03-27 1998-03-27 充電装置および自己完結型熱電併給システム Expired - Fee Related JP3821573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08152798A JP3821573B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 充電装置および自己完結型熱電併給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08152798A JP3821573B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 充電装置および自己完結型熱電併給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11285179A JPH11285179A (ja) 1999-10-15
JP3821573B2 true JP3821573B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=13748809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08152798A Expired - Fee Related JP3821573B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 充電装置および自己完結型熱電併給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821573B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196477A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 West Nippon Expressway Co Ltd 自走式標識車用ファンヒータシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11285179A (ja) 1999-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016105697A (ja) 蓄電装置を備えた熱電併給システム
US6369463B1 (en) Apparatus and method for supplying alternative energy and back-up emergency power to electrical devices
EP3550315B1 (en) Load test system
US20140152097A1 (en) Power supply system, power distribution apparatus, and power control method
WO2004025799A2 (en) System for providing backup power from a regenerative fuel cell or battery arrangement
JP2008538650A (ja) マッチドバッテリの燃料電池へのdc/dcコンバータ無しの連結構成
JPH11127546A (ja) 太陽光発電システム
JP2004357377A (ja) 分散型発電システム
JPH1169659A (ja) 太陽発電充電システム
JP3821573B2 (ja) 充電装置および自己完結型熱電併給システム
CN112994076A (zh) 一种sofc热电联供微网
JP3769117B2 (ja) 電池ユニットおよび自己完結型熱電併給システム
JPH11155244A (ja) 自己完結型熱電併給システムおよび自己完結型熱電併給方法
JP3821574B2 (ja) 自己完結型熱電併給システム
JP2004215456A (ja) ハイブリッド電池システム
JP2002315231A (ja) 無停電電源装置
JP3821572B2 (ja) 自己完結型熱電併給装置
JP2015084625A (ja) 電力供給システム及び電力供給方法
JP2015076966A (ja) 燃料電池を用いた電源システムの制御装置、並びに燃料電池を用いた電源システム及びその制御方法
JP2017028992A (ja) 蓄電装置を備えた熱電併給システム
JPH11285177A (ja) 蓄電池の充電装置および充電/放電装置ならびに自己完結型熱電併給装置
JPH11285174A (ja) 蓄電池の充電装置および放電装置ならびに自己完結型熱電併給装置
JPH0946923A (ja) 太陽光発電装置
JP2015027135A (ja) 非常用電源装置
JPH11285176A (ja) 蓄電池の放電装置および充電/放電装置ならびに自己完結型熱電併給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees