JP2015027135A - 非常用電源装置 - Google Patents

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Yosuke Shinomoto
洋介 篠本
和徳 畠山
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和徳 畠山
崇 山川
Takashi Yamakawa
崇 山川
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Abstract

【課題】停電時において住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるための電力量を供給可能であり、且つ、安価で一般に広く普及可能な非常用電源装置を得ること。
【解決手段】一般に広く普及している三相インバータモジュール3を用いてインバータ200と昇降圧DC/DCコンバータ300とを構成し、通常時においては、系統電源1から供給される交流電力をインバータ200により直流電力に変換し、この直流電力を昇降圧DC/DCコンバータ300により降圧して蓄電池5に供給して蓄電池5を充電し、また、系統電源1の停電時等の非常時においては、蓄電池5が放電することによって蓄電池5から供給される直流電力を昇降圧DC/DCコンバータ300により昇圧し、この直流電力をインバータ200により交流電力に変換して、住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるために必要な電力を供給する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、停電時に電力を供給する非常用電源装置に関する。
近年普及が進んでいる電気自動車(EV:Electric Vehicle)やプラグインハイブリットカー(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)は、搭載しているバッテリー(二次電池)に充放電接続装置のプラグをコンセントに接続し、制御装置を制御操作することで二次電池に対しての充放電が行え、二次電池に電力が余っているときは、電力を家庭内で消費される交流負荷や直流負荷に放電させて利用することが示されている(例えば、特許文献1)。また、EVやPHEVを利用した技術として、商用電源が停電となるなどの非常時には蓄電装置を放電させて負荷(家庭内の機器)に電力を供給する技術が検討されている(例えば、特許文献2)。
また、電動アシスト自転車に搭載されている車載充電器を適宜外してバッテリー部単体で利用することもでき、またどこででも電源のコンセントに接続することができ、電動アシスト自転車に搭載されるバッテリー部を充電し、電力を回復できる電器について示されている(例えば、特許文献3)。さらに、太陽光発電システムを導入する家庭も増加してきており、商用電源から供給された電力および太陽光発電により得られた電力で蓄電装置を充電する動作と蓄電装置から放電される直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する動作が可能な電力変換装置が示されている(例えば、特許文献4)。さらにまた、太陽電池に対する最大電力追従制御を行いながら、太陽光発電による給電系と商用電源間の並列運転と太陽光発電による蓄電装置の充電とを同時に行うことが可能な太陽光発電システムが示されている(例えば、特許文献5)。
特開2011−200012号公報 特開2008−312395号公報 特開2000−33893号公報 特開平6−113482号公報 特開平10−31525号公報
今後、EVやPHEVの普及が益々進み、車種が増加していくと考えられるが、EVやPHEVは高価な車両であるため、災害などの非常時の停電対策のために導入することは考え難い。また、太陽光発電システムの普及が進んでいるが、太陽光発電では、夜間や曇天、雨天時には発電量がなくなり、晴天時は発電量が大きくなる等変動が大きく、EVやPHEVに搭載された大型の蓄電池と併設することで、非常時におけるメリットが大きくなるが、システムが複雑化し高コストとなるので、非常時の停電対策のためにこのようなシステムを導入することは考え難い。
一方、非常時に損傷を受けたインフラの復旧としては、電力系統の復旧が最も早く、早ければ数時間、遅くとも3日から一週間程度で復旧される場合が多い。このため、非常時に対応する非常用電源装置としては、少なくとも数日間、住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるための電力量を供給可能であり、且つ、安価で一般に広く普及可能な非常用電源装置が望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、停電時において住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるための電力量を供給可能であり、且つ、安価で一般に広く普及可能な非常用電源装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる非常用電源装置は、通常時には系統電源から供給される電力により蓄電池を充電し、前記系統電源の停電時には前記蓄電池を放電して負荷に電力を供給する非常用電源装置であって、逆並列接続されたダイオードを有する2つのスイッチング素子が直列接続された第1乃至第3のスイッチングアームと、前記三相インバータモジュールの正極と負極との間に並列接続された第1のコンデンサと、前記第3のスイッチングアームの前記スイッチング素子の接続点と前記蓄電池の正極との間に接続されるリアクタと、前記蓄電池の正極と負極との間に並列接続される第2のコンデンサと、前記各スイッチング素子を駆動制御する制御部と、を備え、前記第1乃至第3のスイッチングアームは、当該第1乃至第3のスイッチングアームが並列接続され形成された三相インバータモジュールであることを特徴とする。
本発明によれば、停電時において住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるための電力量を供給可能であり、且つ、安価で一般に広く普及可能な非常用電源装置を得ることができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる非常用電源装置の一構成例を示す図である。 図2は、実施の形態2にかかる非常用電源装置の具体的な概略構成の一例を示す図である。 図3は、電動アシスト自転車を自家発電機として使用して実施の形態2にかかる非常用電源装置に電力を供給する例を示す図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態にかかる非常用電源装置について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる非常用電源装置の一構成例を示す図である。実施の形態1にかかる非常用電源装置100は、通常時には系統電源1から電力を供給され、系統電源1の停電時には蓄電池5から負荷12に電力を供給する構成としており、その主要な構成要素として、逆並列接続されたダイオードを有する2つのスイッチング素子3a,3bが直列接続された第1のスイッチングアーム31、同様に逆並列接続されたダイオードを有する2つのスイッチング素子3c,3dが直列接続された第2のスイッチングアーム32、および、同様に逆並列接続されたダイオードを有する2つのスイッチング素子3e,3fが直列接続された第3のスイッチングアーム33が並列接続されて形成された三相インバータモジュール3と、三相インバータモジュール3の正極と負極との間に並列接続された第1のコンデンサ4と、第1のスイッチングアーム31の各スイッチング素子3a,3bの接続点と系統電源1の一方端との間に接続された第1のリアクタ2aと、第2のスイッチングアーム32の各スイッチング素子3c,3dの接続点と系統電源1の他方端との間に接続された第2のリアクタ2bと、第3のスイッチングアーム33の各スイッチング素子3e,3fの接続点と蓄電池5の正極との間に接続される第3のリアクタ6と、蓄電池5の正極と負極との間に並列接続される第2のコンデンサ7と、各スイッチング素子3a〜3fを駆動制御する制御部10と、系統電源1への接続用の第1の端子部13と、負荷12への電力供給用の第2の端子部14と、第1のリアクタ2aと系統電源1の一方端との間、および、第2のリアクタ2bと系統電源1の他方端との間に接続された2回路の開閉器17とを備えている。
第1のスイッチングアーム31、第2のスイッチングアーム32、第1のリアクタ2a、第2のリアクタ2b、および第1のコンデンサ4は、インバータ200を構成する構成部であり、第1のコンデンサ4、第3のスイッチングアーム33、第3のリアクタ(リアクタ)6、および第2のコンデンサ7は、昇降圧DC/DCコンバータ300を構成する構成部である。
インバータ200は、通常時、つまり、系統電源1の非停電時において、系統電源1から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に、系統電源1の停電時等の非常時において、昇降圧DC/DCコンバータ300から供給される直流電力を交流電力に変換する機能を有している。
また、昇降圧DC/DCコンバータ300は、通常時、つまり、系統電源1の非停電時において、インバータ200から供給される直流電力を降圧して蓄電池5に供給して蓄電池5を充電すると共に、系統電源1の停電時等の非常時において、蓄電池5が放電することによって蓄電池5から供給される直流電力を昇圧してインバータ2に供給する機能を有している。
つぎに、実施の形態1にかかる非常用電源装置100の動作について、図1を参照して説明する。
本実施の形態にかかる非常用電源装置100では、制御部10は、通常時、つまり、系統電源1の非停電時において、系統電源1から供給される交流電力を直流電力に変換して蓄電池5を充電する充電動作と、系統電源1の停電時等の非常時において、蓄電池5の放電により得られる直流電力を交流電力に変換して住宅内の電気機器(負荷)12等へ供給する放電動作とを行う。
本実施の形態の非常用電源装置100は、系統電源1の停電が長期に亘る非常時において、住宅内の必要最低限の電気機器に電力を供給可能とするものである。系統電源1の停電が長期に亘るような非常時は極稀なケースであり、このような非常時を想定して、住宅内の全ての電気機器に供給する電力を確保するようなシステムを構成すると、非常に高価なシステムになり易い。本実施の形態にかかる非常用電源装置100では、系統電源1の停電が長期に亘る非常時において、住宅内の必要最低限の電気機器を動作させるために必要な最低限の電力を確保するような構成とし、安価な非常用電源装置を供給することを目的としている。
このため、本実施の形態では、インバータ200および昇降圧DC/DCコンバータ300を構成する各スイッチング素子3a〜3fを1つの三相インバータモジュール3として形成し、この三相インバータモジュール3を用いて、非常用電源装置100を構成している。このような三相インバータモジュール3は一般に広く普及しており、各スイッチング素子3a〜3fを個別の部品で構成するよりも安価に実現可能である。充電動作だけであれば、蓄電池5の両端電位がコンデンサ4の両端電位より低い場合、三相インバータモジュール3を形成する各スイッチング素子3a〜3fのうち、スイッチング素子3eのみをオンオフ制御し、他のスイッチング素子3a〜3d,3fをオフ制御して各スイッチング素子3a〜3d,3fのダイオードを利用することで実現可能である。なお、このときには、制御部10は、開閉器17を閉制御している。
また、上述した非常時には、蓄電池5の放電動作を行うが、系統電源1から電力が供給可能な正常時においても蓄電池5から住宅内の電気機器に電力供給を行う機能を持たせる場合には、蓄電池5が大型化して高価なシステムになる。
そこで、本実施の形態では、蓄電池5としては、上述したように住宅内の必要最低限の電気機器を動作させるために必要な充電量を有する小型な蓄電池としている。ここで、住宅内の必要最低限の電気機器とは、例えば、住宅内の一部分の電灯、食品保存のための冷蔵庫、暑さや寒さを凌ぐのに必要最低限の扇風機やファンヒータ等を想定している。
上述したような系統電源1の停電が長期に亘る非常時においては、当該住宅を含む周囲一帯への系統電源1からの電力供給が停止した状態となる。このとき、非常用電源装置を設置した住宅のみ全ての電気機器が使用可能な状況は考え難く、上述した住宅内の必要最低限の電気機器の動作に必要な電力量を確保できれば充分と考えられる。
このような観点から、本実施の形態の非常用電源装置100においては、非常時において住宅内の必要最低限の電気機器に電力供給可能な非常用電源装置を安価に構成するため、一般に広く普及して安価な三相インバータモジュール3を用いて構成している。
また、蓄電池5としては、一般的にリチウムイオン電池を用いられるが、電池セル1個当たり3〜4V程度のため、直列接続され、高圧化されて使用される。ここで、昇降圧DC/DCコンバータ300を有していない構成において、例えば、AC100Vを出力するためには、コンデンサ4の両端電圧、つまり蓄電池5の両端電圧として少なくとも140V以上、出来れば、170〜190Vの直流電圧が必要となる。例えば、電池セル1個当たり3.7Vの電池セルを直列接続して蓄電池5の両端電圧を170〜190V確保しようとすると、47〜51個のセルを直列接続する必要がある。電池セルが増加すれば、それだけ高価になる。そこで、本実施の形態では、三相インバータモジュール3を形成する各スイッチング素子3a〜3fのうち、第3のスイッチングアーム33を構成するスイッチング素子3e,3fを用いて昇降圧DC/DCコンバータ300を構成し、蓄電池5の放電動作では、この昇降圧DC/DCコンバータ300を構成する第3のスイッチングアーム33の下側のスイッチング素子3fをオンオフ制御して昇圧するようにしている。これにより、蓄電池5の低電圧化を図ることができ、低コストなシステムを構築することができる。
このように、非常用電源装置100に昇圧機能を持たせることにより、蓄電池5の低電圧化を図ることができ、蓄電池5を構成する電池セル数を少なくすることが可能となる。そのため、蓄電池5の出力電圧が12V程度のような低電圧であってもよく、安価なシステムを構築することができる。なお、蓄電池5の出力電圧は12Vに限るものではなく、車載用鉛蓄電池が利用可能な12Vや24Vであれば、このような車載用鉛蓄電池等も利用することができるので、より安価な構成とすることができる。
系統電源1から電力を供給している通常時における蓄電池5の充電動作では、制御部10は、上述したように三相インバータモジュール3を形成する各スイッチング素子3a〜3fのうち、昇降圧DC/DCコンバータ300を構成するスイッチング素子3eのみをオンオフ制御し、他のスイッチング素子3a〜3d,3fをオフ制御する。これにより、インバータ200の各スイッチング素子3a〜3dのダイオードにより構成されるダイオードブリッジにより系統電源1から供給される交流電力が全波整流されてコンデンサ4に直流電圧が印加され、そのコンデンサ4の両端に印加された直流電圧が蓄電池5の両端電圧と一致するように降圧させる。このときには、制御部10は、開閉器17を閉制御している。これにより、低電圧の蓄電池5への充電が実現できる。
一方、系統電源1が停電している非常時における蓄電池5の放電動作では、制御部10は、上述したように三相インバータモジュール3を形成する各スイッチング素子3a〜3fのうち、昇降圧DC/DCコンバータ300を構成するスイッチング素子3fをオンオフ制御して、第1のコンデンサ4の両端電圧を昇圧すると共に、インバータ200を構成する各スイッチング素子3a〜3dをオンオフ制御して単相インバータとして動作させ、第1のコンデンサ4に印加された直流電圧を交流電圧に変換する。また、このときには、制御部10は、開閉器17を開制御している。これにより、住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)12に交流電力が供給される。なお、この単相インバータとして動作させたインバータ200から供給可能な単相交流電力としては、例えば、AC100V系を想定している。
系統電源1が停電している非常時において最低限動作させておく必要のある電気機器としては、生命を維持するために必要な機器として、上述したような、例えば、住宅内の一部分の電灯、食品保存のための冷蔵庫、暑さや寒さを凌ぐのに必要最低限の扇風機やファンヒータ等に加え、在宅用の人工呼吸器等の医療機器が考えられる。このような在宅用の人工呼吸器等の医療機器を含め、上述した生命を維持するために必要な機器は、概ねAC100V系の単相交流電力で動作する機器が多く、系統電源1が停電している非常時に供給する電力としては、AC100V系の単相交流電力であるのが好ましい。
以上説明したように、実施の形態1の非常用電源装置によれば、一般に広く普及している三相インバータモジュールを用いて、この三相インバータモジュールに含まれる2つのスイッチングアームを用いてインバータを構成し、残る1つのスイッチングアームを用いて昇降圧DC/DCコンバータを構成し、通常時、つまり、系統電源の非停電時においては、系統電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を降圧して蓄電池に供給して蓄電池を充電し、また、系統電源の停電時等の非常時においては、蓄電池が放電することによって蓄電池から供給される直流電力を昇圧し、この直流電力を交流電力に変換して、住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるために必要な電力を供給する構成としたので、インバータや昇降圧DC/DCコンバータを構成するスイッチング素子を個別の部品で構成する場合に比べて安価に非常用電源装置を実現することができる。また、昇降圧DC/DCコンバータにより蓄電池への充電時の電圧値や放電時の電圧値を低電圧化することができるので、蓄電池を構成する電池セル数を減らすことができ、安価なシステムを構築することができる。
実施の形態2.
図2は、実施の形態2にかかる非常用電源装置の具体的な概略構成の一例を示す図である。図2に示す例では、実施の形態2にかかる非常用電源装置100aは、実施の形態1において説明した図1に示す構成を筐体11内に具備し、図1に示す第1の端子部13に相当する系統電源1への接続用のコンセントプラグ13a、図1に示す第2の端子部14に相当する住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)への電力供給用のコンセント端子口14a,14b、制御部10(図1参照)に接続され、制御部10と共に制御操作手段を構成する操作部15、および系統電源1が停電している非常時において制御部10および操作部15を含む制御操作手段に電力を供給する制御電力供給部16を備えている。このように構成された非常用電源装置100aに蓄電池5を接続することにより、非常用電源として機能する。
つぎに、本実施の形態にかかる非常用電源装置100aの具体的な動作例について説明する。通常時、つまり、系統電源の非停電時において、非常用電源装置100aに蓄電池5を接続した状態で、コンセントプラグ13aを系統電源1の供給口である宅内コンセント端子口(図示せず)に接続し、ユーザーが操作部15により蓄電池5の充電動作を行うように指示することで充電動作が開始される。
また、系統電源1が停電している非常時には、非常用電源装置100aに蓄電池5を接続した状態で、住宅内の必要最低限の電気機器をコンセント端子口14a,14bに接続し、ユーザーが操作部15により蓄電池5の放電動作を行うように指示することで放電動作が開始される。
操作部15の操作例としては、ユーザーが操作部15にて充電か放電かの動作モードを選択し、動作モード選択後に動作開始指示を押下する。操作部15が例えば液晶パネル等で構成されている場合、通常時には、コンセントプラグ13aを宅内コンセント端子口に差し込むことで制御部10および操作部15を含む制御操作手段に電力が供給され、ユーザーによる操作が可能となる。系統電源1が停電している非常時には、制御電力供給部16に装填された乾電池等から制御部10および操作部15を含む制御操作手段への電力供給が行われる。
なお、制御電力供給部16には、乾電池等から制御部10および操作部15を含む制御操作手段への電力供給をオンオフするスイッチを具備した構成であってもよいし、蓄電池5から制御部10および操作部15を含む制御操作手段に電力供給するように切り替え可能とする切り替えスイッチを具備した構成であってもよい。また、系統電源1が停電している非常時において制御部10および操作部15を含む制御操作手段への電力を供給可能な構成であれば、どのような構成であってもよく、この制御電力供給部16の構成により本発明が限定されるものではない。
このようにして、通常時には、系統電源1からコンセントプラグ13aを介して非常用電源装置100aに電力が供給され、ユーザーが操作部15にて充電モードを選択することにより蓄電池5の充電が行われる。また、系統電源1が停電している非常時には、制御部10および操作部15に制御電力供給部16から電力が供給され、ユーザーが操作部15にて放電モードを選択することにより蓄電池5の放電が行われる。
本実施の形態では、蓄電池5からの電力をコンセントプラグ13aから供給せず、コンセントプラグ13aとは異なる電力供給用のコンセント端子口14a,14bを設け、コンセントプラグ13a(図1に示す第1の端子部13に相当)とインバータ200との間には、蓄電池5の放電時において開制御される開閉器17(図1参照)を具備し、系統電源1に潮流させない構成としている。このような構成とすることにより、系統連系規程等に対応するために必要な構成部を設ける必要がないため、より安価に非常用電源装置100aを構成することが可能となる。また、蓄電池5の放電時にユーザーが感電することを防止することができる。
また、本実施の形態にかかる非常用電源装置100aに接続される蓄電池5としては、上述したように生命維持に必要な住宅内の必要最低限の電気機器に電力を供給するため、小容量(例えば、20Ah以下)、小出力(例えば、2kWh以下)のものを想定している。したがって、例えば、蓄電池5が出力可能な電力量を超えた場合には、コンセント端子口14a,14bから電気機器(負荷)への電力供給を停止して、蓄電池5の過負荷を防止する。また、例えば、蓄電池5が出力可能な電力量を超えた場合には、操作部15に警告表示を行うようにすれば、ユーザーがコンセント端子口14a,14bに接続する電気機器数を減らして電力消費量を低減する等の処置を行うことができる。
なお、図2に示す例では、図1に示す第2の端子部14に相当する2つのコンセント端子口14a,14bを具備した構成を図示しているが、1つあるいは3つ以上コンセント端子口を具備した構成であってもよく、2以上のコンセント端子口を設けた場合には、蓄電池5が出力可能な電力量に応じて、蓄電池5から供給する電力を出力するコンセント端子口を減らすような構成としてもよい。
本実施の形態にかかる非常用電源装置100aでは、系統電源1の停電時等の非常時には、蓄電池5に充電された電力を利用して、住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるように構成しており、通常時、つまり、系統電源1の非停電時には、蓄電池5に充電された電力を利用しない。このため、通常時において蓄電池5の充電動作を行っていない場合には、三相インバータモジュール3や第1および第2のリアクタ2a,2b、第3のリアクタ6等での損失が発生しない。
また、蓄電池5として、電動アシスト自転車や電動バイク、あるいは電動自転車等の電動二輪車用の蓄電池を用いることで、蓄電池5に蓄えた電力を機械力として利用するため、非常用電源装置100aを含めたトータルでのロスが少ないシステムを構成することができる。このような電動二輪車用の蓄電池を用いることで、非常用電源装置100aの導入に対するトータルコストを下げることができ、広く一般消費者に普及可能となることが想定できる。
さらに、蓄電池5としては、携帯電話やモバイルパソコン端末を対象とした外付けバッテリーパックや、コードレス掃除機等の電源コードを使用しないコードレス機器や携帯機器などの蓄電池を用いることも可能である。
図3は、電動アシスト自転車を自家発電機として使用して実施の形態2にかかる非常用電源装置に電力を供給する例を示す図である。図3に示すように、電動アシスト自転車20を自家発電機として使用し、電動アシスト自転車20に搭載した蓄電池5からケーブル21を介して非常用電源装置100aに電力を供給し、コンセント端子口14a,14bから生命維持に必要な電気機器に電力を供給するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザーが電動アシスト自転車20を扱ぐことで発電した電力を供給可能なシステムを構築することができる。
このようなシステムを構築する上においても、本実施の形態にかかる非常用電源装置100aでは、上述したように、蓄電池5からの電力をコンセントプラグ13aから供給せず、コンセントプラグ13aとは異なる電力供給用のコンセント端子口14a,14bを設け、コンセントプラグ13a(図1に示す第1の端子部13に相当)とインバータ200との間には、蓄電池5の放電時において開制御される開閉器17(図1参照)を具備し、系統電源1に潮流させない構成としているため、自家発電の認証を取る必要がなく、より安価なシステムを構築することができる。また、電動アシスト自転車20に搭載された蓄電池5と本体11とを接続せず、電動アシスト自転車20を自家発電機として使用して発電した電力を蓄電池5に蓄え、その蓄電池5を電動アシスト自転車20から外して非常用電源装置100aに取り付ける構成としてもよいことは言うまでもない。このような構成であれば、図2に示した構成に対して、ケーブル21を接続するための端子を設ける等の変更をすることなく実現可能である。
以上説明したように、実施の形態2の非常用電源装置によれば、蓄電池から供給される電力をコンセントプラグ(第1の端子部)から供給せず、コンセントプラグ(第1の端子部)とは異なる電力供給用のコンセント端子口(第2の端子部)を設け、コンセントプラグ(第1の端子部)とインバータとの間に、蓄電池の放電時において開制御される開閉器を具備し、蓄電池から供給される電力を系統電源に潮流させない構成としたので、系統連系規程等に対応するために必要な構成部を設ける必要がないため、より安価な構成とすることができる。また、蓄電池の放電時にユーザーが感電することを防止することができる。
また、蓄電池が出力可能な電力量を超えた場合には、コンセント端子口(第2の端子部)から電気機器(負荷)への電力供給を停止することにより、蓄電池の過負荷を防止することができる。
また、制御部および操作部を含む制御操作手段への電力は、蓄電池、あるいは乾電池等を装填した制御電力供給部から供給することにより、系統電源が停電している非常時においても、制御部および操作部を含む制御操作手段への電力供給が可能となる。
また、電動アシスト自転車や電動バイク、あるいは電動自転車等の電動二輪車と蓄電池を共用可能とすることにより、非常用電源装置の導入に対するトータルコストを下げることができる。
さらに、電動アシスト自転車を自家発電機として使用し、電動アシスト自転車に搭載された蓄電池と非常用電源装置とをケーブルで接続することにより、ユーザーが電動アシスト自転車を扱ぐことで発電した電力を供給可能なシステムを構築することができる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明は、停電時において住宅内の必要最低限の電気機器(負荷)を動作させるための電力量を供給可能な非常用電源装置として有用であり、特に、安価で一般に広く普及可能な非常用電源装置として好適である。
1 系統電源、2a 第1のリアクタ、2b 第2のリアクタ、3 三相インバータモジュール、3a〜3f スイッチング素子、4 第1のコンデンサ、5 蓄電池、6 第3のリアクタ(リアクタ)、7 第2のコンデンサ、10 制御部(制御操作手段)、11 筐体、12 負荷(電気機器)、13 第1の端子部、13a コンセントプラグ、14 第2の端子部、14a,14b コンセント端子口、15 操作部(制御操作手段)、16 制御電力供給部、17 開閉器、20 電動アシスト自転車、21 ケーブル、31 第1のスイッチングアーム、32 第2のスイッチングアーム、33 第3のスイッチングアーム、100,100a 非常用電源装置、200 インバータ、300 昇降圧DC/DCコンバータ。

Claims (9)

  1. 通常時には系統電源から供給される電力により蓄電池を充電し、前記系統電源の停電時には前記蓄電池を放電して負荷に電力を供給する非常用電源装置であって、
    逆並列接続されたダイオードを有する2つのスイッチング素子が直列接続された第1乃至第3のスイッチングアームと、
    前記三相インバータモジュールの正極と負極との間に並列接続された第1のコンデンサと、
    前記第3のスイッチングアームの前記スイッチング素子の接続点と前記蓄電池の正極との間に接続されるリアクタと、
    前記蓄電池の正極と負極との間に並列接続される第2のコンデンサと、
    前記各スイッチング素子を駆動制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1乃至第3のスイッチングアームは、当該第1乃至第3のスイッチングアームが並列接続され形成された三相インバータモジュールであることを特徴とする非常用電源装置。
  2. 前記制御部は、通常時には前記第3のスイッチングアームの上側のスイッチング素子をオンオフ制御すると共に、当該スイッチング素子以外のスイッチング素子をオフ制御し、停電時には前記第3のスイッチングアームの上側のスイッチング素子をオフ制御すると共に、当該スイッチング素子以外のスイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする請求項1に記載の非常用電源装置。
  3. 前記系統電源と接続する第1の端子部と、
    前記負荷に電力を供給する第2の端子部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の非常用電源装置。
  4. 前記蓄電池が出力可能な電力量を超えた場合に、前記負荷への電力供給を停止することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の非常用電源装置。
  5. 前記蓄電池は、前記制御部を含む制御操作手段に電力を供給することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の非常用電源装置。
  6. 前記制御操作手段に電力を供給可能な制御電力供給部を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の非常用電源装置。
  7. 前記蓄電池からの電力と前記制御電力供給部からの電力とを切り替える切り替えスイッチを備えることを特徴とする請求項6に記載の非常用電源装置。
  8. 前記蓄電池の容量は、20Ah以下であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の非常用電源装置。
  9. 前記蓄電池の出力は、2kWh以下であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の非常用電源装置。
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