JP3820781B2 - ディスク調芯保持装置及びそれを備えたディスク駆動モータ - Google Patents

ディスク調芯保持装置及びそれを備えたディスク駆動モータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてディスク記録・再生装置におけるディスク調芯保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの普及に伴ない、情報記憶装置として例えば磁気ディスクドライブ装置などのディスクドライブ装置が広く用いられている。特に、持ち運びに便利なハンディタイプのA4サイズのコンピュータ用として、厚さが2/3インチや1/2インチのディスクドライブ装置が搭載されるようになってきた。
【0003】
このようなディスクドライブ装置に用いられるディスク調芯保持装置は、ディスクドライブ装置の小型化、薄型化、高精度化に対応して、小型化、薄型化、高精度化が要求される。
【0004】
そして、そのディスク調芯保持装置においては、小型薄型構造であるばかりでなく、調芯精度はもちろんのこと、耐摩耗性が要求される。従来、ディスクを高精度に調芯し、ディスクを保持することを目的としたディスク調芯保持装置に関しては、実用新案第2099451号公報に記載されたものが知られている。図5にその構造を示す。
【0005】
このディスク調芯保持装置は図5に示すように、シャフト51に固定されていてディスク52を支えるターンテーブル53と、シャフト51に固定したストッパー54と、ターンテーブル53に一方の端部を取り付けたスプリング55と、スプリング55の他端に取り付けられていてそのスプリング圧によってディスク52を調芯する嵌合体56と、嵌合体56を軸方向に可動させるリング57と、ターンテーブル53とで挟み込んでディスク52をクランプするクランパー58とを備えている。
【0006】
そして、ディスク52の中心穴52aと略等しい径を有する摺動部を有し軸方向に可動する嵌合体56でディスク52を調芯し、ディスク52をターンテーブル53とクランパー58とで挟み込んでクランプする。
【0007】
ディスク52の中心穴52aと略等しい径を有する斜面56aによってディスク52を調芯し、ターンテーブル53とクランパー58とで挟み込んでディスク52をクランプする構造は従来から公知であるが、上記のディスク調芯機構は、斜面56aを有する嵌合体56を軸方向に可動させるようにしているので、安定にかつ円滑に中心保持されるディスク調芯機構を実現するのに適している。
【0008】
しかし、装置の小型化、薄型化を進める観点からみると、この例のようなクランパー58を使用してディスク52をクランプする構造では、装置自身が大きくなって小型化、薄型化にとっては障害となるという問題点がある。
【0009】
一方、クランパーを使用しないで、ディスクをクランプする装置を実現しようとする技術が特開平9−293304号公報にみられる。図6にその構造を引用図示する。
【0010】
このディスク保持装置は、回転軸61に圧入される圧入部62と、ディスク63が載置される載置部64が形成されているターンテーブル65と、ターンテーブル65の圧入部62に圧入固定したセンタリング部材66と、センタリング部材66の内部に設けられたスプリング67と、スプリング67により付勢されたローラ68とを備えている。
【0011】
そして、回転軸61に圧入したターンテーブル65の圧入部62へ、センタリング部材66を圧入により固定し、その周縁をディスク63の中心穴63aに嵌合して調芯を行う。
【0012】
また、このセンタリング部材66の内部にスプリング67を設け、このスプリング67によりローラ68を回転中心軸より外方へ付勢してディスク63をターンテーブル65上に押圧保持することにより、ディスクプレーヤーの薄型化を実現できるとしている。
【0013】
しかし、高精度の調芯性能を進める観点からみると、この例のようなセンタリング部材66の構成は必ずしも最善の手段とはいえない。
【0014】
上記のようにセンタリング部材66を固定することによって、ディスク63を調芯するというのは、調芯上好ましいとはいえず薄型には良いというに過ぎない。調芯性能上センタリング部材66が好ましくないというのはセンタリング部材66を固定して構成することによって、センタリング部材66は軸方向に移動できずセンタリング部材66の内外径の同軸精度によって、調芯精度が決まってしまうからである。
【0015】
そして、この構成では調芯可能なディスク偏心量が制限される。したがってセンタリング部材66をターンテーブル65に固定する構造は、偏心量の大きなディスクを保持する時に調芯精度を確保することが困難である。これも、高精度の調芯を進める観点からみたときの問題点である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ディスク調芯保持装置において、ディスクを確実に保持し、制限されたスペースのなかで薄型化されかつ、高精度調芯を実現した優れたディスク調芯保持装置を提供し機器の小型化・高精度化・長寿命化の要望に応えることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、シャフトに固定し、ディスクを支えるターンテーブルと、ターンテーブルまたはシャフトに固定したディスク保持リングと、ターンテーブルに一方の端部を取り付けた調芯用スプリングと、調芯用スプリングの他端に取り付けられていてそのスプリング圧によってディスクを調芯する調芯リングと、ディスク保持リングに対して径方向に摺動可能に配置したツメと、ツメがディスクをクランプ可能にするクランプ用スプリングとを備え、クランプ用スプリングの一端が調芯リングに取り付けられていて、調芯リングはディスク挿入方向に摺動可能に前記ターンテーブルに装着されたディスク調芯保持装置としたものである。
【0018】
また、クランプ用スプリングの他端を調芯リングに取り付け、調芯リングはディスク挿入方向に摺動可能に前記シャフトに装着されたディスク調芯保持装置としたものである。
【0019】
また、ディスク保持リングには、ディスクの調芯を補助するガイド部を設けたディスク調芯保持装置としたものである。
【0020】
また、調芯リングにおいてターンテーブルと摺接する内径部分に、潤滑剤を塗布したディスク調芯保持装置としたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、クランプ用スプリングの一端はディスクをクランプするツメに取り付け、クランプ用スプリングの他端はディスクを調芯する調芯リングに取り付けて、調芯機構と保持機構とを一体構造で構成し、調芯リングとターンテーブルの軸方向の摺動可能長さを取るように構成したものであり、この構成によって、ディスク調芯保持装置の軸方向の長さを最小限にでき、かつ調芯リングがこじられることなく、薄型で高精度の調芯精度を得ることができる構成としたものである。
【0022】
また、請求項2に記載の発明は、クランプ用スプリングの一端はディスクをクランプするツメに取り付け、クランプ用スプリングの他端はディスクを調芯する調芯リングに取り付けて、調芯機構と保持機構とを一体構造で構成し、調芯リングとシャフトの軸方向の摺動可能長さを取るように構成したものである。これによって、上記と同様の作用を発揮するとともに、シャフトに対する調芯精度をさらに向上することができる。
【0023】
また、請求項3に記載の発明は、ディスク保持リングにディスクの調芯を補助するガイド部を設けたものである。これによって、調芯リングだけで調芯することができない大きな偏心ディスクを保持するときに、ガイド部でディスクをガイドし、調芯を行うことができる。
【0024】
また、請求項4に記載の発明は、調芯リングの内径部に潤滑剤を塗布したもので、これによって、調芯リングの軸方向の摺動摩擦抵抗を低減でき、調芯リングの摩耗を防ぎ、調芯性能を長期にわたって維持することができ、信頼性を向上することができる。
【0025】
また、請求項5に記載の発明は、保持リングの上方にディスクをディスク調芯保持装置にスムーズに挿入可能にするディスクの案内用テーパを設けたもので、これによって、ディスクを挿入する時に、ディスクが軸方向に垂直に、またはターンテーブルと平行に挿入することができ、調芯リングによる調芯精度を向上することができる。
【0026】
また、請求項6に記載の発明は、調芯リングの外径面にテーパまたは斜面を設けたもので、これによって、ディスクの内径寸法がばらついても調芯リングとディスクのクリアランスをなくし、ディスクと調芯リングの座りを良くして、確実に調芯を行うことができる。
【0027】
また、請求項7に記載の発明は、上記の作用をするディスク調芯保持装置を備えたディスク駆動モータを構成したもので、モータの薄型化を実現することができ、ディスク駆動を確実にすることができる。
【0028】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0029】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1におけるディスク調芯保持装置とそれを備えたディスク駆動モータを示している。
【0030】
このディスク調芯保持装置は、シャフト1に固定していて、ディスク2を載置部2aを介して支えるターンテーブル3と、シャフト1に固定したディスク保持リング4と、ターンテーブル3に一方の端部を取り付けた調芯用スプリング5と、調芯用スプリング5の他端に取り付けられていてそのスプリング圧によってディスク2を調芯する調芯リング6と、ディスク保持リング4に対し、径方向に摺動可能に配置されたツメ7と、ツメ7がディスク2を安定してクランプ可能にするクランプ用スプリング8とを備えている。
【0031】
また、クランプ用スプリング8の一端は調芯リング6に取り付け、調芯リング6はターンテーブル3の一側面をディスク挿入方向になめらかに摺動可能に構成されている。なお、図1ではディスク保持リング4はシャフト1に固定した構造を示したが、ディスク保持リング4はターンテーブル3に固定されていてもよい。そして、ディスク2をディスク保持リング4に挿入していくと、ツメ7が内径方向に移動し、ディスク2が調芯リング6とともに軸方向に摺動しながら挿入される。調芯リング6は調芯用スプリング5によりディスク2に押しつけられ、ディスク2を調芯する。ディスク2がターンテーブル3と接する前にツメ7が外径方向に移動し、ターンテーブル3にクランプ保持される。ここで、ツメ7はディスク保持リング4またはターンテーブル3またはその両者と摺動してもよい。
【0032】
本発明の主要部である調芯リングとツメの近接部品とに関する構造について説明する。
【0033】
上述のように、ターンテーブル3はシャフト1に固定している。そのターンテーブル3またはシャフト1にディスク保持リング4を固定している。
【0034】
また、ディスク2を調芯する調芯リング6はターンテーブル3の一側面に軸方向に摺動可能とするために、一定のクリアランスをもたせて挿入してあり、調芯用スプリング5によりディスク保持リング4側に付勢してある。そのディスク保持リング4とディスク2をクランプするツメ7は径方向に摺動可能となるように、ツメ7の一端に取り付けてあるクランプ用スプリング8の他端を調芯リング6に取り付けてあることに特徴がある。
【0035】
このようにディスク2をクランプするツメ7を径方向に摺動可能となるようにツメ7の一端に取り付けてあるクランプ用スプリング8の他端を調芯リング6に取り付けたので、調芯リング6の軸方向の摺動長を確保でき、ツメ7を径方向に押しつけ、ディスク2をクランプ保持するクランプ用スプリング8の取り付け部を別に設ける必要がないために、最小限の軸方向長さでディスク調芯保持装置を構成することができる。
【0036】
また、調芯リング6の軸方向の摺動長さを十分確保できるので、ディスク調芯精度を確保することができ、薄型で高精度のディスク調芯保持装置を実現可能にした。
【0037】
ここで、ディスク2をクランプするツメ7を径方向に摺動可能となるようにツメ7の一端に取り付けてあるクランプ用スプリング8の他端を調芯リング6に取り付けることについて、前述の実用新案第2099451号公報の発明との違いを以下に説明する。
【0038】
図5で示した従来例においては、斜面56aを有する嵌合体56を軸方向に可動し、ディスク52を調芯し、ターンテーブル53とクランパー58とで挟み込んでクランプしている。
【0039】
このような場合、クランパー58を使用してディスク52をクランプするために、クランパー58の厚み分だけ余分に軸方向長さを長くしなければならなかった。装置の薄型化を実現するためにクランパーを用いないで、ディスクを調芯しながらターンテーブルにクランプすることは、本発明のディスク調芯保持装置構造の大きな特徴である。
【0040】
さらに、前述の特開平9−293304号公報の発明との違いを以下に説明する。
【0041】
図6で示した従来例においては、回転軸61に圧入したターンテーブル65の圧入部62へ、センタリング部材66を圧入により固定し、ディスク63の中心穴63aと嵌合して調芯を行い、このセンタリング部材66の内部にスプリング67を設け、ローラ68を回転中心軸より外方へ付勢してディスク63をターンテーブル65上に押圧保持している。
【0042】
この場合、センタリング部材66をターンテーブル65の圧入部62に圧入により固定するために、センタリング部材66が軸方向に可動することができず、偏心の大きな偏心ディスクをクランプするときに十分な調芯性能を得ることができなかった。
【0043】
装置の薄型化を実現するためにクランパーを用いないで、偏心の大きな偏心ディスクを調芯しながらターンテーブルにクランプすることは、本発明のディスク調芯保持装置の特徴である。
【0044】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2におけるディスク調芯保持装置とそれを備えたディスク駆動モータを示すものである。なお、実施例1を示す図1と同じ構成部分には同一符号を付与し詳細な説明は省略する。
【0045】
このディスク調芯保持装置は、ディスク2を調芯する調芯リング6がターンテーブル3の一側面ではなく、シャフト1の側面で軸方向に摺動可能とした構成以外は実施例1の構成と全く同一である。
【0046】
作用、効果については実施例1と同一の作用、効果を得ることができる。実施例1の作用に加えて、調芯リング6はターンテーブル3を介さず、直接シャフト1の側面を摺動するために、ターンテーブル3の単品精度およびシャフト1との固定する組み立て工程で生じる同軸度の影響を受けることなく、シャフト1に対する調芯精度をより高精度に実現することが可能となる。
【0047】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3におけるディスク調芯保持装置とそれを備えたディスク駆動モータを示すものである。なお、図1ならびに図2と同じ構成部分には同一符号を付与し詳細な説明は省略する。
【0048】
このディスク調芯保持装置は、ディスク保持リング4にディスク2の調芯を補助するガイド部9を設けた構成以外は実施例1または2の構成と全く同一である。このディスク保持リング4に設けられたガイド部9は、ディスク2が保持されるディスク保持リング4の外径部に設けられる。ガイド部9はツメ7とターンテーブル3の隙間のみに設けてもよく、全周に設けてもよい。
【0049】
作用については、ディスク2が軸方向に挿入されていく過程で、調芯リング6により調芯が行われるが、ディスク2の偏心が大きすぎ、調芯リング6だけでは調芯が不十分であった場合、ガイド部9がディスク2の中心穴10と接触し、ディスク2を調芯する。
【0050】
実施例1または2の効果に加えて、実施例1または2の方式で調芯が不十分となるレベルの大きな偏心ディスクをクランプするときに、上記ガイド部9がディスク2の中心穴10と接触し調芯することによって、調芯精度を維持することができる。
【0051】
また実施例1から3の構成において、ディスク保持リング4の上方に案内用テーパ11を設けた構成にすることによって、ディスク2をディスク調芯保持装置にスムーズに挿入可能にすることができる。
【0052】
さらに、実施例1から3の構成において、調芯リング6のディスク2が接する外径面にテーパまたは斜面12を設けた構成にすることによって、調芯リング6とディスク2の中心穴10を隙間なく受けることが可能となり、調芯精度に悪影響を与えるクリアランスをなくすことによって、調芯精度をより確実にすることが可能となる。
【0053】
(実施例4)
図4は本発明の実施例4におけるディスク調芯保持装置とそれを備えたディスク駆動モータを示すものである。なお、図1から図3と同じ構成部分には同一符号を付与し詳細な説明は省略する。
【0054】
このディスク調芯保持装置は、調芯リング6が軸方向に摺動する内径部分にフッ素分子を有する潤滑剤13を塗布した構成以外は、実施例1から3の構成と全く同一である。
【0055】
作用については、フッ素分子を有する潤滑剤13を調芯リング6の摺動する内径部に塗布しているため、フッ素分子のもつ低摩擦の特性によって摺動抵抗を低減できる。
【0056】
実施例1から3の効果に加え、摺動性および耐摩耗性に優れているフッ素分子を有する潤滑剤13を調芯リング6の摺動する内径部分に塗布したことで、調芯リング6の軸方向の摺動摩擦抵抗を低減することができ、調芯リング6の摩耗を防ぎ、調芯性能を長期にわたって維持することができ、信頼性を向上することができる。
【0057】
なお、従来のディスク調芯保持装置で構成される調芯リングの摺動する内径面に上記潤滑剤を塗布しても、上記と同様調芯性能、信頼性を向上できることはいうまでもない。
【0058】
なお、以上のように説明した実施例に示したディスク調芯保持装置のみならず、この装置を備えたディスク駆動モータでも上に説明した作用効果を発揮する。
【0059】
以上本発明の実施例を説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲で様々な応用展開が可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように本発明によれば、クランパーを用いないで、偏心の大きな偏心ディスクを高精度に調芯しながらターンテーブルにクランプすることができ、長寿命化を実現することができる。
【0061】
そしてそれによって薄型化、高精度、高信頼性のディスク調芯保持装置を提供し、ディスク駆動モータの薄型化、高精度化、高信頼性化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1におけるディスク調芯保持装置の要部断面図
(b)同ディスク調芯保持装置の平面図
【図2】本発明の実施例2におけるディスク調芯保持装置の要部断面図
【図3】本発明の実施例3におけるディスク調芯保持装置の要部断面図
【図4】本発明の実施例4におけるディスク調芯保持装置の要部断面図
【図5】従来例のディスク調芯保持装置の要部断面図
【図6】他の従来例のディスク調芯保持装置の要部断面図
【符号の説明】
1、51 シャフト
2、52、63 ディスク
3、53、65 ターンテーブル
4 ディスク保持リング
5 調芯用スプリング
6 調芯リング
7 ツメ
8 クランプ用スプリング
9 ガイド部
10 中心穴
11 案内用テーパ
12 斜面
13 潤滑剤

Claims (7)

  1. シャフトに固定し、ディスクを支えるターンテーブルと、前記ターンテーブルまたは前記シャフトに固定したディスク保持リングと、前記ターンテーブルに一方の端部を取り付けた調芯用スプリングと、前記調芯用スプリングの他端に取り付けられていてそのスプリング圧によってディスクを調芯する調芯リングと、前記ディスク保持リングに対して径方向に摺動可能に配置したツメと、前記ツメがディスクをクランプ可能にするクランプ用スプリングとを備え、前記クランプ用スプリングの一端が前記調芯リングに取り付けられていて前記調芯リングはディスク挿入方向に摺動可能に前記ターンテーブルに装着されたディスク調芯保持装置。
  2. シャフトに固定し、ディスクを支えるターンテーブルと、前記ターンテーブルまたは前記シャフトに固定したディスク保持リングと、前記ターンテーブルに一方の端部を取り付けた調芯用スプリングと、前記調芯用スプリングの他端に取り付けられていてそのスプリング圧によってディスクを調芯する調芯リングと、前記ディスク保持リングに対して径方向に摺動可能に配置したツメと、前記ツメがディスクをクランプ可能にするクランプ用スプリングとを備え、前記クランプ用スプリングの一端が前記調芯リングに取り付けられていて前記調芯リングはディスク挿入方向に摺動可能に前記シャフトに装着されたディスク調芯保持装置。
  3. ディスク保持リングには、ディスクの調芯を補助するガイド部を設けた請求項1もしくは請求項2のいずれか1項に記載のディスク調芯保持装置。
  4. 調芯リングにおいてターンテーブルと摺接する内径部分に、潤滑剤を塗布した請求項1に記載のディスク調芯保持装置。
  5. ディスク保持リングの上方にディスクをディスク調芯保持装置にスムーズに挿入可能にする案内用テーパを設けた請求項1ないし4のいずれか1項に記載したディスク調芯保持装置。
  6. 調芯リングにおいてディスクが接する外径面には、テーパまたは斜面を設けた請求項1ないし4のいずれか1項に記載したディスク調芯保持装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載したディスク調芯保持装置を備えたディスク駆動モータ。
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