JP3819108B2 - コモンレール - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
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- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/02—Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧ポンプで加圧された燃料を内部に受給して蓄圧し、開閉弁を制御することによって、加圧された高圧燃料を噴射ノズルを介して燃焼室に供給するためのコモンレールに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンにおけるパーキュレイトおよびＮＯｘを低減するために、供給燃料の高圧化が行われている。しかしながら、燃料を高圧にするほど、燃料噴射装置における燃料噴射ポンプと燃料噴射ノズルとのタイミング、特に噴射始期と終期におけるタイミングの制御が極めて困難になる。そこで、予め燃料を高圧ポンプにより加圧して、該加圧燃料を蓄圧室に蓄え、噴射ノズルには機械的または電気的に制御される開閉弁を設けて、高圧燃料の燃焼室への供給を開閉弁の制御により行う方式が提案されている。この場合の高圧燃料の蓄圧室となる厚肉金属管は、コモンレールと呼ばれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコモンレールは、供給燃料の高圧化に伴って金属管自体が厚肉化され、全体が大型化し、車体への取付け上でも製造コスト上でも問題が生じる。ところで、この種のコモンレールでは、金属管全体に均等に耐圧強度が要求されるのではなく、分岐管の接続頭部が取付けられる金属管の貫孔位置に特に強い耐圧強度が要求され、全体の構成上で小型化の可能性は残されている。
【０００４】
本発明は、このようなコモンレールの現状に鑑みてされたものであり、その目的は、金属管を薄肉化できるとともに十分な耐圧強度が得られ、さらに全体の小型化、軽量化が可能で、製造コストを低減することができるコモンレールを提供することによある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコモンレールは、高圧燃料が管内の流通路に蓄圧され、周面に前記流通路に連通する貫孔が長手方向に複数形成された高圧燃料多岐管と、該高圧燃料多岐管に対して、前記貫孔位置に対応して当該多岐管を囲繞して取付けられる複数の分岐案内体とを備え前記高圧燃料を受給および分岐供給するコモンレールにおいて、前記分岐案内体には、前記高圧燃料多岐管の軸芯にほぼ直角に当該多岐管の貫孔に通じる分岐管が取付けられる鍔付きスリーブニップルを嵌合固定するための凹凸嵌合孔が形成され、かつ該分岐案内体を前記高圧燃料多岐管に固定する固定締付具が設けられていることを特徴とするものである。
【０００６】
この発明において、分岐案内体は、高圧燃料多岐管を囲繞してその両端部を相対向させて当該部分に固定締付具を設けた一体型構造のものや、高圧燃料多岐管を両側から囲繞する２個一対の半円形金具で構成し、かつ該金具の両端部に固定締付具を設けた分割型構造のものを用いることができる。固定締付具としては、ボルト・ナットが一般的である。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図１は本発明に係るコモンレールの全体構成例を示す概略平面図、図２は図１のＡーＡ線上の拡大縦断面図、図３は同上のコモンレールにおける分岐管接続構造例を示す拡大縦断側面図、図４はこの発明の他の実施例を示す図２相当図であり、１は金属管、２は貫孔、３は分岐案内体、４は固定締付具、５は凹凸嵌合孔、６は鍔付きスリーブニップル、７は分岐管、８は締付けナット、９はスリーブワッシャである。
【０００８】
本発明では、図１、図２に示すように、高圧ポンプにて加圧され受給された高圧燃料を流通路１´内に蓄圧し、所定のタイミングで開閉制御される制御弁の開閉により高圧燃料を燃焼室に噴射供給する高圧燃料多岐管である金属管１が従来のものより比較的薄肉に形成され、その側壁には長手方向に沿って貫孔２が複数形成されている。この金属管１には、貫孔２位置において、当該金属管の周面の大部分の領域と対接する金属材からなる一体型の分岐案内体３が該金属管１を囲繞して、その少なくとも片端部に取付けた固定締付具４にて固定され、かつ当該金属管の軸芯にほぼ直角方向に分岐管が取付けられる鍔付きスリーブニップル６を嵌合固定するための凹凸嵌合孔５が設けられている。鍔付きスリーブニップル６は当該鍔６−１の部分が、固定締付具４を締付けることによって好ましくは金属管１の外周面と分岐案内体３との間で挟持固定される構造となっている。
【０００９】
分岐管の接続構造は、図３に示すごとく、貫孔２位置において、分岐案内体３に形成した凹凸嵌合孔５に嵌合固定した鍔付きスリーブニップル６に螺合する締付けナット８により、貫孔２に当接する分岐管７がスリーブワッシャ９を介して締付け固定されている。
【００１０】
また、本発明では、図４に示すごとく、前記一体型の分岐案内体３に替えて、分割型構造の分岐案内体３を用いることができる。この分割型構造の分岐案内体３は、金属管１を両側から囲繞する２個一対の半円形金具３−１、３−２で本体を構成し、かつ該金具の両端部に固定締付具を設けるとともに、一方の半円形金具３−１に設けた凹凸嵌合孔５に鍔付きスリーブニップル６を嵌合固定する構造となしたものである。
【００１１】
このように本発明によると、金属管１を薄肉化して分岐案内体３で十分な耐圧強度を保持できるので、全体が軽量化、小型化でき車体への搭載上有利になり、かつ分岐案内体３をいったん金属管１の所定位置に取付ければ貫孔２と分岐管７との位置決めがなされるため、保守点検時に分岐管７の交換が簡単に行われ、この保守点検作業時に異物が金属管１内に侵入することもなく、全体の製造コストの低減も可能となる。
【００１２】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明に係るコモンレールは、高圧燃料多岐管自体を薄肉に形成しても、高圧燃料の分岐部分では多岐管自体を囲繞する分岐案内体によって十分な耐圧強度が得られ、かつ高圧燃料多岐管に対する分岐案内体の位置決めも簡易迅速に行うことができることにより保守点検作業も容易に行え、しかも全体を小型、軽量化できることにより製造コストを低減できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るコモンレールの全体構成例を示す概略平面図である。
【図２】図１のＡーＡ線上の拡大縦断面図である。
【図３】同上のコモンレールにおける分岐管接続構造例を示す拡大縦断側面図である。
【図４】この発明の他の実施例を示す図２相当図である。
【符号の説明】
１ 金属管
２ 貫孔
３ 分岐案内体
４ 固定締付具
５ 凹凸嵌合孔
６ 鍔付きスリーブニップル
７ 分岐管
８ 締付けナット
９ スリーブワッシャ
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧ポンプで加圧された燃料を内部に受給して蓄圧し、開閉弁を制御することによって、加圧された高圧燃料を噴射ノズルを介して燃焼室に供給するためのコモンレールに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンにおけるパーキュレイトおよびＮＯｘを低減するために、供給燃料の高圧化が行われている。しかしながら、燃料を高圧にするほど、燃料噴射装置における燃料噴射ポンプと燃料噴射ノズルとのタイミング、特に噴射始期と終期におけるタイミングの制御が極めて困難になる。そこで、予め燃料を高圧ポンプにより加圧して、該加圧燃料を蓄圧室に蓄え、噴射ノズルには機械的または電気的に制御される開閉弁を設けて、高圧燃料の燃焼室への供給を開閉弁の制御により行う方式が提案されている。この場合の高圧燃料の蓄圧室となる厚肉金属管は、コモンレールと呼ばれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコモンレールは、供給燃料の高圧化に伴って金属管自体が厚肉化され、全体が大型化し、車体への取付け上でも製造コスト上でも問題が生じる。ところで、この種のコモンレールでは、金属管全体に均等に耐圧強度が要求されるのではなく、分岐管の接続頭部が取付けられる金属管の貫孔位置に特に強い耐圧強度が要求され、全体の構成上で小型化の可能性は残されている。
【０００４】
本発明は、このようなコモンレールの現状に鑑みてされたものであり、その目的は、金属管を薄肉化できるとともに十分な耐圧強度が得られ、さらに全体の小型化、軽量化が可能で、製造コストを低減することができるコモンレールを提供することによある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコモンレールは、高圧燃料が管内の流通路に蓄圧され、周面に前記流通路に連通する貫孔が長手方向に複数形成された高圧燃料多岐管と、該高圧燃料多岐管に対して、前記貫孔位置に対応して当該多岐管を囲繞して取付けられる複数の分岐案内体とを備え前記高圧燃料を受給および分岐供給するコモンレールにおいて、前記分岐案内体には、前記高圧燃料多岐管の軸芯にほぼ直角に当該多岐管の貫孔に通じる分岐管が取付けられる鍔付きスリーブニップルを嵌合固定するための凹凸嵌合孔が形成され、かつ該分岐案内体を前記高圧燃料多岐管に固定する固定締付具が設けられていることを特徴とするものである。
【０００６】
この発明において、分岐案内体は、高圧燃料多岐管を囲繞してその両端部を相対向させて当該部分に固定締付具を設けた一体型構造のものや、高圧燃料多岐管を両側から囲繞する２個一対の半円形金具で構成し、かつ該金具の両端部に固定締付具を設けた分割型構造のものを用いることができる。固定締付具としては、ボルト・ナットが一般的である。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図１は本発明に係るコモンレールの全体構成例を示す概略平面図、図２は図１のＡーＡ線上の拡大縦断面図、図３は同上のコモンレールにおける分岐管接続構造例を示す拡大縦断側面図、図４はこの発明の他の実施例を示す図２相当図であり、１は金属管、２は貫孔、３は分岐案内体、４は固定締付具、５は凹凸嵌合孔、６は鍔付きスリーブニップル、７は分岐管、８は締付けナット、９はスリーブワッシャである。
【０００８】
本発明では、図１、図２に示すように、高圧ポンプにて加圧され受給された高圧燃料を流通路１´内に蓄圧し、所定のタイミングで開閉制御される制御弁の開閉により高圧燃料を燃焼室に噴射供給する高圧燃料多岐管である金属管１が従来のものより比較的薄肉に形成され、その側壁には長手方向に沿って貫孔２が複数形成されている。この金属管１には、貫孔２位置において、当該金属管の周面の大部分の領域と対接する金属材からなる一体型の分岐案内体３が該金属管１を囲繞して、その少なくとも片端部に取付けた固定締付具４にて固定され、かつ当該金属管の軸芯にほぼ直角方向に分岐管が取付けられる鍔付きスリーブニップル６を嵌合固定するための凹凸嵌合孔５が設けられている。鍔付きスリーブニップル６は当該鍔６−１の部分が、固定締付具４を締付けることによって好ましくは金属管１の外周面と分岐案内体３との間で挟持固定される構造となっている。
【０００９】
分岐管の接続構造は、図３に示すごとく、貫孔２位置において、分岐案内体３に形成した凹凸嵌合孔５に嵌合固定した鍔付きスリーブニップル６に螺合する締付けナット８により、貫孔２に当接する分岐管７がスリーブワッシャ９を介して締付け固定されている。
【００１０】
また、本発明では、図４に示すごとく、前記一体型の分岐案内体３に替えて、分割型構造の分岐案内体３を用いることができる。この分割型構造の分岐案内体３は、金属管１を両側から囲繞する２個一対の半円形金具３−１、３−２で本体を構成し、かつ該金具の両端部に固定締付具を設けるとともに、一方の半円形金具３−１に設けた凹凸嵌合孔５に鍔付きスリーブニップル６を嵌合固定する構造となしたものである。
【００１１】
このように本発明によると、金属管１を薄肉化して分岐案内体３で十分な耐圧強度を保持できるので、全体が軽量化、小型化でき車体への搭載上有利になり、かつ分岐案内体３をいったん金属管１の所定位置に取付ければ貫孔２と分岐管７との位置決めがなされるため、保守点検時に分岐管７の交換が簡単に行われ、この保守点検作業時に異物が金属管１内に侵入することもなく、全体の製造コストの低減も可能となる。
【００１２】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明に係るコモンレールは、高圧燃料多岐管自体を薄肉に形成しても、高圧燃料の分岐部分では多岐管自体を囲繞する分岐案内体によって十分な耐圧強度が得られ、かつ高圧燃料多岐管に対する分岐案内体の位置決めも簡易迅速に行うことができることにより保守点検作業も容易に行え、しかも全体を小型、軽量化できることにより製造コストを低減できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るコモンレールの全体構成例を示す概略平面図である。
【図２】図１のＡーＡ線上の拡大縦断面図である。
【図３】同上のコモンレールにおける分岐管接続構造例を示す拡大縦断側面図である。
【図４】この発明の他の実施例を示す図２相当図である。
【符号の説明】
１ 金属管
２ 貫孔
３ 分岐案内体
４ 固定締付具
５ 凹凸嵌合孔
６ 鍔付きスリーブニップル
７ 分岐管
８ 締付けナット
９ スリーブワッシャ
Claims (1)
- 高圧燃料が管内の流通路に蓄圧され、周面に前記流通路に連通する貫孔が長手方向に複数形成された高圧燃料多岐管と、該高圧燃料多岐管に対して、前記貫孔位置に対応して当該多岐管を囲繞して取付けられる複数の分岐案内体とを備え前記高圧燃料を受給および分岐供給するコモンレールにおいて、前記分岐案内体には、前記高圧燃料多岐管の軸芯にほぼ直角に当該多岐管の貫孔に通じる分岐管が取付けられる鍔付きスリーブニップルを嵌合固定するための凹凸嵌合孔が形成され、かつ該分岐案内体を前記高圧燃料多岐管に固定する固定締付具が設けられていることを特徴とするコモンレール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12036497A JP3819108B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | コモンレール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12036497A JP3819108B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | コモンレール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299610A JPH10299610A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3819108B2 true JP3819108B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=14784378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12036497A Expired - Fee Related JP3819108B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | コモンレール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3819108B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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| DE102004054754B4 (de) * | 2004-11-12 | 2008-07-31 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Lösbare Hochdruckverbindung zwischen einem Druckspeicher und/oder Druckverteiler und einer Druckleitung |
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| DE102006017900A1 (de) * | 2006-04-13 | 2007-10-25 | Robert Bosch Gmbh | Befestigungsvorrichtung für Hochdruckleitungen an einem Hochdruckspeicher |
| DE102008007904B4 (de) * | 2008-02-06 | 2013-01-31 | Hugo Kern Und Liebers Gmbh & Co. Kg Platinen- Und Federnfabrik | Vorrichtung zur Verbindung einer Injektorleitung mit einem Hochdruckrohr |
| DE102011002996A1 (de) * | 2011-01-21 | 2012-07-26 | Robert Bosch Gmbh | Kraftstoffeinspritzventil mit verbessertem Hochdruckanschluss |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP12036497A patent/JP3819108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10299610A (ja) | 1998-11-10 |
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