JP3818831B2 - 系統連系インバータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電源や発電機等の電力供給源から電力を得る系統連系インバータ装置に関するものである。特に、電力供給源からトランスを介さずに商用交流電力系統に接続されるトランスレス方式系統連系インバータ装置における高周波漏洩電流防止技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
商用電力系統と連系した住宅用発電システムは、太陽電池や燃料電池等の直流電源より発生する直流電力を系統連系インバータ装置によって商用周波数の交流電力に変換し、この交流電力を商用電力系統を介して住宅内の負荷に供給するとともに、住宅内の負荷で消費しきれない余剰電力を自動的に商用電力系統側に逆潮流できる発電システムである。尚、系統連系インバータ装置に接続される直流電源は、発電機等により発生した交流電力をコンバータによって直流電力に変換したものでもよい。
【0003】
このような住宅用発電システムに用いられる従来のトランスレス式の系統連系インバータ装置は図2に示すような構成になっている。系統連系インバータ装置は、直流電源1と、昇圧回路2と、インバータ回路3と、フィルタ回路4と、連系リレー5と、で構成される。
【0004】
直流電源1から出力される直流電圧は昇圧回路2により昇圧され、その昇圧された直流電圧はインバータ回路3によって交流電圧に変換される。インバータ回路3は、フィルタ回路4、及び連系リレー5を介して商用電力系統6に接続されている。商用電力系統6は単相3線式系統であり、漏電ブレーカ10、漏電検出器8、及び交流電源19を有している。交流電源19の中性点9はポールトランス(図示せず)内で接地されている。尚、直流電源1と昇圧回路2との間には、電流の逆流を防止するためにダイオードD6が設けられている。
【0005】
直流電源1に直流母線13及び14によって接続されている昇圧回路2について説明する。直流電源1と入力電圧検出回路11とは並列に接続されている。直流電源1の+端子には、リアクトルL1を介してダイオードD7のアノードとIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)T1のコレクタとが接続されている。そして、ダイオードD7のカソードには、コンデンサC2の+側端子が接続されている。一方、直流電源1の−端子には、ダイオードD6を介してIGBTT1のエミッタとコンデンサC2の−側端子が接続されている。また、IGBTT1のコレクタ−エミッタ間にはダイオードD1が接続されている。
【0006】
これにより、IGBTT1がオン状態になるとリアクトルL1にエネルギーが蓄積され、IGBTT1がオフ状態になるとリアクトルL1に蓄積されたエネルギーが放出されてコンデンサC2に充電される。IGBTT1のオン状態の時間とオフ状態の時間との割合を制御することにより、昇圧回路2は直流電源1から供給される電圧を所定の電圧(350[V]程度)に昇圧することができる。
【0007】
入力電圧検出回路11は抵抗R3と抵抗R4の接続ノードの電圧をPWM制御回路12に出力して、直流電源1から昇圧回路2に供給される電圧を検出する。PWM制御回路12は入力電圧検出回路11から出力される電圧信号に基づき、直流電源1から供給される電圧が所定の電圧(350[V]程度)に昇圧されるようにIGBTT1のオン状態の時間とオフ状態の時間との割合を決定し、IGBTT1が20[kHz]程度のスイッチング周波数でスイッチングを行うように、PWM駆動信号をIGBTT1のゲートに送る。このPWM駆動信号により、IGBTT1のオン・オフ状態が切り替わる。
【0008】
ダイオードD7は電流が直流電源1側に逆流することを防止するために設けられており、ダイオードD1はIGBTT1を保護するために設けられている。
【0009】
次に直流母線16、17を介して昇圧回路2に接続されているインバータ回路3について説明する。インバータ回路3はスイッチング手段として4個のIGBTT2〜T5を単相フルブリッジ構成にしたものである。そして、IGBTT2〜T5を保護するために、IGBTT2〜T5にはそれぞれ並列にダイオードD2〜D5が接続されている。IGBTT2とIGBTT3との接続点u及びIGBTT4とIGBTT5との接続点vが交流出力線18u及び18vを介してフィルタ回路4に接続されている。また、IGBTT2〜T5のゲートはPWM制御回路15に接続されている。
【0010】
PWM制御回路15は、20[kHz]のPWM駆動信号をIGBTT2〜T5のゲートに供給する。これにより、IGBTT2〜T5のオン・オフ状態が制御され、昇圧回路2から供給される直流電圧が所定の周波数の交流電圧と実質的に等価な20[kHz]のパルス電圧に変換されてフィルタ回路4に供給される。
【0011】
フィルタ回路4は、リアクトルL2、L3とコンデンサC3とから成り、インバータ回路3から出力されるパルス電圧を平滑化し電圧波形を正弦波状にして、連系リレー5を介して接続されている商用電力系統6に出力する。尚、フィルタ回路4から出力される電圧は正弦波状の波形になるが、PWM周波数である20[kHz]の高周波成分を含んでいる。
【0012】
商用電力系統6に設けられている漏電検出器8は、2本の交流線23U、23Vに流れる電流を測定することによって、系統連系インバータ装置から出力される合計の電流(以下、零相電流という)を検出しており、通常の状態では商用電力系統6のU相側交流線23UとV相側交流線23Vとに正負等量の電流が流れているため、漏電検出器8にて検出される零相電流は零である。
【0013】
しかし、例えば漏電検出器8より系統連系インバータ装置側において地絡事故が生じた場合、U相交流線23UとV相交流線23Vに流れる電流が不平衡になり、漏電検出器8にて検出される零相電流は正負どちらかの値をとることになる。漏電検出器8は、この零相電流の絶対値が所定の値以上になると漏電ブレーカ10に漏電検知信号を出力する。漏電ブレーカ10は、漏電検出器8から出力される漏電検知信号に応じてトリップする。これにより、漏電が起こった際はすぐに電路が遮断され、感電や火災を防止するとともに、系統連系インバータ装置や電力系統の電気設備を保護することができる。
【0014】
しかしながら、このような系統連系インバータ装置の直流電源1は、グランドとの間に浮遊容量7を形成しており、浮遊容量7に対して流れる充放電電流が原因で漏電検出器8の誤作動を招く虞がある。
【0015】
具体的には、インバータ回路3は20[kHz]の高周波でPWMスイッチングを行っており、インバータ回路3のIGBTT2のコレクタに接続されている直流電圧母線16及びIGBTT3のエミッタに接続されている直流電圧母線17とインバータ回路3の接続点uから出ている交流出力線18u及び接続点vから出ている交流出力線18vとの接続状態は、インバータ回路3のPWMパルスオン区間とPWMパルスオフ区間とで切り替わる。
【0016】
PWMパルスオン区間では、IGBTT2及びT5がオン状態になり、IGBTT3及びT4がオフ状態になる。これにより、直流母線16はインバータ回路3及びフィルタ回路4を介して商用電力系統6のU相側交流線23Uと接続され、直流母線17はインバータ回路3及びフィルタ回路4を介して商用電力系統6のV相側交流線23Vと接続される。
【0017】
一方、PWMパルスオフ区間では、IGBTT2及びT5がオフ状態になり、IGBTT3及びT4がオン状態になる。これにより、直流母線16はインバータ回路3及びフィルタ回路4を介して商用電力系統6のV相側交流線23Vと接続され、直流母線17はインバータ回路3及びフィルタ回路4を介して商用電力系統6のU相交流線23Uと接続される。
【0018】
従って、直流母線16及び17と交流線23U及び23Vとの接続状態は、PWM周波数で周期的に変化する。この接続状態の変化に伴い、直流電源1の正負電極電位もPWM周波数で周期的に変動する。その変動幅は、昇圧回路2からインバータ回路3に出力される電圧値(350[V]程度)と等しい。
【0019】
このため、直流電源1の電極を介して浮遊容量7にPWM周波数で振幅が350[V]程度である高周波電圧が印加され、系統連系インバータ装置の連系運転中に浮遊容量7を充放電するPWM周波数の高周波の漏洩電流が対アースに流れてしまう。この漏洩電流の零相成分が漏電検出器8の設定値を越えると、漏電検出器8は地絡事故が発生したと判断して漏電ブレーカ10を開放して、系統連系インバータ装置を商用電力系統6から解列させる。
【0020】
このような誤作動を起こさない系統連系インバータ装置が特開平10−210649号公報に開示されている。この系統連系インバータ装置は、図6に示すように、交流電源201から供給される交流電力を、降圧トランス202、漏電遮断器203、整流器204を介して一旦直流電力にして平滑コンデンサC4で平滑化したのち、インバータ回路205で交流電力に変換し、その変換された交流電力を電動機206に供給することによって電動機206を駆動するとともに、整流器204と平滑コンデンサC4との間に設けられた漏洩電流抑制回路208により漏洩電流を吸収する。
【0021】
漏洩電流抑制回路208は、リアクトルL4及びL5と、コンデンサC5及びC6と、抵抗R1及びR2と、から構成されている。この構成により、インバータ回路205の動作により発生する対アース漏洩電流の零相成分は、浮遊容量215からアース216、抵抗R1及びR2、コンデンサC5及びC6を含む閉回路に流れるとともに、リアクトルL4及びL5により漏洩電流零相成分の電源201側への流入が抑制されるため、零相電流は漏電遮断器203側に流れにくくなる。これにより、漏電遮断器203の誤作動を抑制することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
図2のようなトランスレス方式の系統連系インバータ装置において、図6と同じ漏洩電流抑制回路208を設けて図7のような構成にした場合、直流母線16の電位と直流母線17の電位との中間電位がアース電位と等しくなるため、漏洩電流の零相成分は減らすことができる。
【0023】
しかしながら、昇圧回路2の入力側から直流電源1側を見たときの対アースのインピーダンスは低下して見かけの浮遊容量成分は大きくなるため、対アースに流れる漏洩電流自体は大きくなってしまう。
【0024】
このため、漏電検出器8の誤作動は防ぐことはできるが、直流母線16及び17に流れる漏洩電流に起因する高周波ノイズの発生を抑制することはできない。尚、図7において図2及び図6と同一の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0025】
本発明は、上記の問題点に鑑み、直流電源の正負各電極から対アースに流れる所定の周波数の漏洩電流を低減することにより漏電検出器の誤作動をなくすとともに、所定の周波数の漏洩電流により発生するノイズを低減した系統連系インバータ装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るトランスレス方式系統連系インバータ装置においては、直流電源と、該直流電源から供給される直流電圧を昇圧する昇圧手段と、該昇圧手段から供給される直流電圧をスイッチング素子のオン・オフにより交流電圧に変換し該交流電圧を電力系統に出力するインバータ手段と、を有するとともに、前記直流電源と前記昇圧手段とを連結する2本の接続線のうち少なくとも1本の接続線に、リアクトルとコンデンサとを並列接続して成る共振回路を設け、前記インバータ手段のスイッチング周波数fと、前記リアクトルのインダクタンスLと前記コンデンサの静電容量Cとが、L×C=1/(2π×f) の関係になるように、前記インバータ手段のスイッチング周波数fを変更することのできるスイッチング周波数変更手段を備える構成とする。
【0027】
このような構成にすると、共振回路の共振周波数と同じ周波数の高周波電流は共振回路において共振するので、直流電源の正負電極から浮遊容量を介してアースに至る経路には、共振回路の共振周波数と同じ周波数の高周波電流は流れない。また、共振回路の共振周波数に近い周波数の高周波電流は共振回路において低減されるので、直流電源の正負電極から浮遊容量を介してアースに至る経路には、共振回路の共振周波数に近い周波数の高周波電流はほとんど流れない
【0031】
このような構成にすると、インバータ手段のスイッチング周波数が調整できるので、インバータ手段のスイッチング周波数と共振回路の共振周波数とを正確に一致させることができ、直流電源の正負電極から浮遊容量を介してアースに至る経路には、インバータ手段のスイッチング周波数の高周波電流は全く流れない。
【0032】
また、本発明に係るトランスレス方式系統連系インバータ装置においては、上記構成の直流電源を太陽電池とする構成としてもよい。
【0033】
このような構成にすると、直流電源が太陽電池であるので、直流電源とアースとの浮遊容量が大きくなるが、その浮遊容量に高周波電流がほとんど流れなくなる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の系統連系インバータ装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に第一実施形態の系統連系インバータ装置の構成図を示す。尚、図1において図2と同一の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0035】
本実施形態では、直流電源として太陽電池を用いている。太陽電池20は、正極−筐体間、負極−筐体間に寄生的な浮遊容量成分をもっているため、通常太陽電池20の正負極はそれぞれ浮遊容量7を介して接地されていることになる。
【0036】
太陽電池モジュールは屋根据え置き型や建材一体型など様々な形態のものがあり、浮遊容量7の値はモジュールの形態によって異なる。建材一体型のようにアースに接続されている補強金属板が太陽電池20の裏側に配設されたモジュールでは、補強金属板と太陽電池20の電極が対向して平行平板を形成しているため、浮遊容量が大きくなり、数μFに達する場合もある。
【0037】
本実施形態においては、零相電流が30[mA]を越えた場合は漏電ブレーカ10をトリップさせるような漏電検出器8を用いることとし、昇圧回路2及びインバータ回路3のスイッチングのPWM周波数を20[kHz]とする。
【0038】
太陽電池20と昇圧回路2との間には、リアクトルL6とコンデンサC7とを並列接続して成る共振回路21が正の直流母線13と負の直流母線14に一つずつ設けられている。リアクトルL6のインダクタンスをL[H]、コンデンサC7の静電容量をC[F]、共振回路21の共振周波数をfr[Hz]、共振回路21のインピーダンスをZ[Ω]とすると、
1/Z=2π×fr×L−1/(2π×fr×C)=0
L×C=1/(2π×fr2…(1)
の関係が成り立っている。
【0039】
ここで、共振回路21の共振周波数frがインバータ回路3のPWM周波数f[Hz]と一致するようにインダクタンスL[H]とコンデンサC7の静電容量C[F]の値を設定する。すなわち、
L×C=1/(2π×f)2…(2)
の関係を満たすように、リアクトルL6のインダクタンスL及びコンデンサC7の静電量Cの値を設定すれば、f=frとなり、共振回路21はPWM周波数近傍の高周波電流を低減する帯域フィルタとして動作する。
【0040】
本実施形態ではインバータ回路3のPWM周波数fは20[kHz]であるので、(2)式の関係を満たすようにするには、例えばリアクトルL6のインダクタンスLを63[μH]、コンデンサC7の静電容量Cを1.0[μF]と設定する。
【0041】
この場合の共振回路21の高周波電流振幅減衰率Qを図8(a)に示す。この共振回路21の高周波電流振幅減衰率Qより、共振回路21は20[kHz]の高周波電流を100%カットできることがわかる。
【0042】
また、19.8[kHz]から20.2[kHz]までの周波数範囲内での共振回路21の高周波電流振幅減衰率Qは1/e(e:自然対数の底)以下であり、19.8[kHz]から20.2[kHz]までの範囲の高周波数電流に対して共振回路21はフィルタとして効果的に作用することがわかる。従って、L×Cの値の範囲が(2)式の関係より多少ずれても、共振回路21はインバータ回路3のPWM周波数の高周波数電流に対してフィルタとして機能する。
【0043】
インバータ回路3のPWM周波数fとリアクトルL6のインダクタンスL及びコンデンサC7の静電容量CとがL×C=0.98/(2π×f)2の関係である場合には共振回路21の高周波電流振幅減衰率は図8(b)に示すQ1のように成る。
【0044】
一方、インバータ回路3のPWM周波数fとリアクトルL6のインダクタンスL及びコンデンサC7の静電容量CとがL×C=1.02/(2π×f)2の関係である場合には共振回路21の高周波電流振幅減衰率は図8(b)に示すQ2のように成る。
【0045】
1とQ2はともに、PWM周波数fである20kHzでの減衰率はほぼ1/eであり、上記2つのL×Cの値がインバータ回路3のPWM周波数fの高周波電流を効果的に低減できる上下限の値である。すなわち、
0.98/(2π×f)2≦L×C≦1.02/(2π×f)2…(3)
の範囲内であれば、共振回路21はPWM周波数fの高周波電流振幅を1/e以下に低減できるので、L×Cの値が(3)式の範囲内になるように共振回路21のリアクトルL6のインダクタンスLとコンデンサC7の静電容量Cとを設定するようにすればよい。勿論、(3)式の条件において、L×C=1/(2π×f)2になることが最も望ましい。
【0046】
このようにすると、インバータ回路3のPWM周波数fの高周波電流は共振回路21によって減衰するので、浮遊容量7に流れるインバータ回路3のPWM周波数fの漏洩電流を大幅に抑制することができる。これにより、漏電ブレーカ10のトリップ基準値30mA以上の漏洩電流が流れることがなくなり、漏電検出器8の誤作動を防止することができる。また、高周波電流によるノイズも低減できる。
【0047】
また、図3のように共振回路21を昇圧回路2とインバータ回路3の間の正の直流母線16と負の直流母線17とにそれぞれ設けた構成にしてもよい。この構成においても、上述した図1の構成と同様に共振回路21はインバータ回路3のPWM周波数fの高周波電流を減衰させ、浮遊容量7への高周波漏洩電流の流入を抑制することができる。
【0048】
また、図4のように共振回路21をフィルタ回路4と連系リレー5の間に設けた構成にしてもよい。この構成においても、上述した図1及び図3の構成と同様に共振回路21はインバータ回路3のPWM周波数fの高周波電流を減衰させ、浮遊容量7への高周波漏洩電流の流入を抑制することができる。
【0049】
次に、第二実施形態の系統連系インバータ装置について、図5を参照して説明する。尚、図5において図1と同一の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0050】
第二実施形態の系統連系インバータ装置は、図1の第一実施形態の系統連系インバータ装置にPWM制御回路15のPWM周波数fを調整するPWM周波数調整回路22を付加した構成に成っている。
【0051】
PWM周波数調整回路22は、PWM制御回路15に対してPWM周波数の指令値S1を与えている。指令値S1は、系統連系インバータ装置の外部に設けられている操作部(図示せず)において行われる操作に基づき変化する。これにより、PWM制御回路15がIGBTT2〜T5に対して出力するPWM制御信号の周波数が変化し、インバータ回路3のPWM周波数fが可変する。
【0052】
共振回路8のリアクトルL6とコンデンサC7とは個々の製品により物性がばらつくため、インダクタンスLや静電容量Cを所望の値と一致させることは困難である。例えば、PWM制御回路15は20[kHz]のPWM制御信号をIGBTT2〜T5に出力する場合、インダクタンスLや静電容量Cの所望の値は、上述した第一実施形態で挙げた例のようにリアクトルL6のインダクタンスLが63[μH]、コンデンサC7の静電容量Cが1.0[μF]であるが、実際にはコンデンサC7の静電容量Cは所望の値である1.0[μF]が得られ、インダクタンスLは物性のばらつきにより60[μH]になったとする。
【0053】
インバータ回路3のPWM周波数である20[kHz]の高周波電流を抑制するためには、L×Cの値は(3)式より6.2×10-11≦L×C≦6.5×10-11を満たしていなければ所望のフィルタ効果が期待できない。しかし、実際のL×Cの値は、リアクトルL6の物性のばらつきによって6.0×10-11であるため、インバータ回路3のPWM周波数である20[kHz]の高周波電流はほとんど低減できない。
【0054】
この場合、PWM周波数調整回路22を用いて、(2)式を満たすようにPWM周波数fを調整する。すなわち、リアクトルL6のインダクタンスLが60[μH]、コンデンサC7の静電容量C7が1.0[μF]である場合は、(1)式より共振回路8の共振周波数frは20.5[kHz]になるので、インバータ回路3のPWM周波数fも20.5[kHz]とすればよい。従って、PWM周波数調整回路22はインバータ回路3のPWM周波数fが20.5[kHz]になるような指令値S1をPWM制御回路15に与えるようにする。これにより、インバータ回路3のPWM周波数は20.5[kHz]になる。尚、共振回路8の共振周波数frを検知するには、周波数が可変する高周波電源を共振回路8に接続し、共振回路8に高周波電圧を入力して共振回路8から出力される電圧が零になる周波数を探せばよい。
【0055】
これにより、リアクトルL6のインダクタンスLが60[μH]、コンデンサC7の静電容量Cが1.0[μF]である場合に、高周波電流低減効果が最も高くなる20.5[kHz]の帯域に、インバータ回路3のPWM周波数fを一致させることができる。従って、共振回路8はインバータ回路3のPWM周波数の高周波電流を最も効果的に減衰させ、浮遊容量7への漏洩電流の流入を抑制することができる。尚、このようなインバータ回路3のPWM周波数の調整は工場出荷時に行っておくとよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によると、前記直流電源と前記昇圧手段とを連結する2本の接続線のうち少なくとも1本の接続線に共振回路が設けられているので、共振回路の共振周波数近傍の周波数の高周波電流は共振回路において低減される。従って、直流電源の正負電極から浮遊容量を介してアースに至る経路には、共振回路の共振周波数近傍に周波数の高周波電流はほとんど流れない。これにより、高周波電流が流れることによって電力系統に設けられている漏電検出器に誤作動が起こることを防止できる。また、高周波電流によるインバータ装置外部への発生ノイズを低減することができる。
【0057】
また、本発明によると、前記インバータ手段のスイッチング周波数fと、前記リアクトルのインダクタンスLと前記コンデンサの静電容量Cとが、0.98/(2π×f)2≦L×C≦1.02/(2π×f)2の関係にあるので、共振回路の共振周波数がインバータ手段のスイッチング周波数とほぼ一致する。従って、インバータ手段のスイッチングに伴い発生するインバータ手段のスイッチング周波数と同じ周波数の高周波電流を低減することができる。これにより、インバータ手段のスイッチング周波数と同じ周波数の高周波電流が流れることによって電力系統に設けられている漏電検出器に誤作動が起こることを防止できる。また、インバータ手段のスイッチング周波数と同じ周波数の高周波電流によるインバータ装置外部への発生ノイズを低減することができる。
【0058】
また、本発明によると、インバータ手段のスイッチング周波数を可変するスイッチング周波数変更手段を備え、前記インバータ手段のスイッチング周波数fと、前記リアクトルのインダクタンスLと前記コンデンサの静電容量Cとが、L×C=1/(2π×f)2の関係になるように、前記スイッチング周波数変更手段によって前記インバータ手段のスイッチング周波数fを変更するので、インバータ手段のスイッチング周波数と共振回路の共振周波数とを正確に一致させることができる。これにより、直流電源の正負電極から浮遊容量を介してアースに至る経路にはインバータ手段のスイッチング周波数の高周波電流は全く流れなくなり、直流電源とアースとの浮遊容量が大きくなっても、インバータ手段のスイッチング周波数と同じ周波数の高周波電流が流れることによって電力系統に設けられている漏電検出器に誤作動が起こることを防ぐことができる。また、インバータ手段のスイッチング周波数と同じ周波数の高周波電流によるインバータ装置外部への発生ノイズを完全になくすことができる。
【0059】
また、本発明によると、直流電源を太陽電池としているので、直流電源とアースとの浮遊容量が大きくなるが、その浮遊容量に高周波電流がほとんど若しくは全く流れなくなる。これにより、高周波電流が流れることによって電力系統に設けられている漏電検出器に誤作動が起こることを防止できる。また、高周波電流によるインバータ装置外部への発生ノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態の系統連系インバータ装置の構成を示す図である。
【図2】 従来のトランスレス方式の系統連系インバータ装置の構成を示す図である。
【図3】 本発明の第一実施形態の系統連系インバータ装置と同様の効果を奏する他の系統連系インバータ装置の構成を示す図である。
【図4】 本発明の第一実施形態の系統連系インバータ装置と同様の効果を奏する更に他の系統連系インバータ装置の構成を示す図である。
【図5】 本発明の第二実施形態の系統連系インバータ装置の構成を示す図である。
【図6】 漏洩電流抑制回路を備えた従来の系統連系インバータ装置図である。
【図7】 漏洩電流抑制回路を備えた従来のトランスレス方式の系統連系インバータ装置の構成を示す図である。
【図8】 共振回路における高周波電流の振幅減衰率を示す図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2 昇圧回路
3 インバータ回路
4 フィルタ回路
5 連系リレー
6 商用電力系統
7 浮遊容量
8 漏電検出器
9 中性点
10 漏電ブレーカ
11 入力電圧検出回路
12 PWM制御回路
13 直流母線
14 直流母線
15 PWM制御回路
16 直流母線
17 直流母線
18u、18v 交流出力線
19 交流電源
20 太陽電池
21 共振回路
22 PWM周波数調整回路
23U、23V 交流線
201 交流電源
202 降圧トランス
203 漏電遮断器
204 整流器
208 漏洩電流抑制回路
215 浮遊容量
C1〜C7 コンデンサ
D1〜D7 ダイオード
L1〜L6 リアクトル
R1〜R4 抵抗
S1 指令値
T1〜T5 IGBT
u 接続点
v 接続点

Claims (2)

  1. 直流電源と、該直流電源から供給される直流電圧を昇圧する昇圧手段と、該昇圧手段から供給される直流電圧をスイッチング素子のオン・オフにより交流電圧に変換し該交流電圧を電力系統に出力するインバータ手段と、を有するトランスレス方式系統連系インバータ装置であって
    前記直流電源と前記昇圧手段とを連結する2本の接続線のうち少なくとも1本の接続線に、リアクトルとコンデンサとを並列接続して成る共振回路を設け、
    前記インバータ手段のスイッチング周波数fと、前記リアクトルのインダクタンスLと前記コンデンサの静電容量Cとが、
    L×C=1/(2π×f)
    の関係になるように、前記インバータ手段のスイッチング周波数fを変更することのできるスイッチング周波数変更手段を備えることを特徴とするトランスレス方式系統連系インバータ装置。
  2. 前記直流電源は太陽電池であることを特徴とする請求項1に記載のトランスレス方式系統連系インバータ装置。
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