JPH1141912A - インバータ回路 - Google Patents

インバータ回路

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JPH1141912A
JPH1141912A JP9186115A JP18611597A JPH1141912A JP H1141912 A JPH1141912 A JP H1141912A JP 9186115 A JP9186115 A JP 9186115A JP 18611597 A JP18611597 A JP 18611597A JP H1141912 A JPH1141912 A JP H1141912A
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circuit
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JP9186115A
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Kimihiko Furukawa
公彦 古川
Masaki Yugou
政樹 湯郷
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重スイッチング方式の利点を維持しつつ、
入力側に対してフィルタが常時作用することとなるイン
バータ回路を提供する。 【解決手段】 多重スイッチング方式の直流−交流変換
回路5と、該回路から得られる交流電力を正弦波の電圧
波形に整形するためのフィルタ回路とを具えたインバー
タ回路において、フィルタ回路は、線間用フィルタ6と
入出力間用フィルタ7を直列に具えている。線間用フィ
ルタ6は、直流−交流変換回路5から伸びる複数本の交
流線路10、11の夫々に介在するリアクトルL1、L2
と、これらの交流線路を互いに連結する線路に介在する
コンデンサC1とから構成される。入出力間用フィルタ
7は、複数本の交流線路10、11に介在するコモンモード
リアクトルL3と、各交流線路10、11を一定の電圧点に
繋ぐ線路の夫々に介在するコンデンサC3、C4とから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池等の直流
電源から得られる直流の電力を交流の電力に変換して、
商用電力系統等へ出力する発電用インバータや、直流電
力を受けてモータ等を駆動するための駆動用インバータ
等、各種の用途に用いられるインバータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は、太陽電池を直流電源とする発電
システムに用いられる従来のインバータ回路を表わして
いる。該回路において、プラス入力端子(1)及びマイナ
ス入力端子(2)は図示省略する太陽電池のプラス出力端
子及びマイナス出力端子に夫々接続されて、P相及びN
相の電圧が印加される一方、U相出力端子(3)及びV相
出力端子(4)は、家庭内負荷や商用電力系統に接続され
る。これによって太陽電池から得られる直流電流は、先
ず、直流−交流変換回路(5)を構成するスイッチング素
子Q1〜Q4のスイッチング動作によりPWM変調され
た後、線間用フィルタ(6)及び対地間用フィルタ(13)を
経て、正弦波の交流波形に整形され、例えば家庭内負荷
へ供給される。
【0003】線間用フィルタ(6)は、直流−交流変換回
路(5)から伸びるU相側交流線路(14)及びV相側交流線
路(15)の夫々に介在するリアクトルL1、L2と、両線
路間を繋ぐ線路に介在するコンデンサC1とから構成さ
れ、そのカットオフ周波数はスイッチング周波数(通
常、数kHz〜20kHz程度)よりも低く設定されて
いる。該線間用フィルタ(6)により、直流−交流変換回
路(5)のスイッチング動作に伴って線間に発生する電圧
波形の凸凹ノイズが吸収される。
【0004】尚、リアクトルL1、L2は、直流−交流
変換回路(5)を流れる大きな電流に対して大きなインダ
クタンス値が必要であり、これによってサイズの大きな
ものとなっている。例えば3kwのインバータ回路にお
いては、AC200V連系時において定格出力時に15
Aの電流が流れ、これに応じてインダクタンス値の大き
なリアクトルL1、L2を採用すると、それらのサイズ
は非常に大きなものとなり、装置が大型化する問題があ
る。従って、現実にはインダクタンス値が0.25〜1
mH程度のリアクトルを採用し、容量が5〜10μF程
度のコンデンサC1を使用して、必要なカットオフ周波
数を得ている。
【0005】対地間用フィルタ(13)は、所謂ノイズフィ
ルタであって、スイッチング周波数よりも高い周波数
(通常、数十kHz以上)の電圧を減衰させるのが目的で
ある。ノイズは通常、対地間に発生する高周波電圧の振
幅で表わされ、このノイズを減衰させるために、対地間
用フィルタ(13)はグランドに対するL−Cフィルタの形
となり、交流線路(14)(15)とグランドとの間に容量要素
Cが介在することになる。
【0006】例えば系統連系インバータの場合、容量要
素Cが対地間に入るために、この容量要素Cを通して系
統側からグランドへ漏洩電流が流れる。仮に装置が非接
地で設置された場合、筐体に触れると、漏洩電流によっ
て感電する虞れがある。そこで、漏洩電流の上限値が規
制されている。従って、対地間に入る容量要素Cの容量
上限値は、スイッチングにより発生するノイズと系統か
らの漏洩電流に応じて決まる。ここで、対地間用フィル
タ(13)のカットオフ周波数はLとCの値で規定される
が、上述の如くCの値に上限があるため、ノイズフィル
タの性能はLの値に依存する傾向となる。また必然的に
カットオフ周波数が高くなり、低周波のスイッチングに
おける減衰効果は弱いものになる。
【0007】ところで、対地間用フィルタ(13)に採用さ
れるリアクトルL3、L4はコモンモードリアクトルと
呼ばれ、図9(a)に示す様に、巻線に対して同じ方向に
流れる電流I1、I2についてはインダクタンスが大き
くなる。I1=I2の場合、電流による磁界が見かけ上
加算されて、等価的に巻線数が2倍となって、インダク
タンス値は、巻線1本分の4倍に相当する。従って、コ
モンモードリアクトルにおいては、コモンモードに対し
て大きなインダクタンスが得られるが、逆にこの状態で
大電流を流すと飽和してしまうため、この状態で大電流
を流すことはできない。
【0008】これに対し、図9(b)の様に、巻線に対し
て互いに逆方向に電流I1、I2が流れる場合はノーマ
ルモードと呼ばれ、磁界が互いに打ち消し合う方向に発
生するため、インダクタンスは略ゼロとなる。インバー
タ回路においては、インバータの出力電流はI1=I2
となるため、リアクトルに対してノーマルモードで電流
が流れた場合、インダクタンスは消滅し、リアクトルと
しては作用しない。従って、電流値が増大したとして
も、リアクトルが飽和することにはならない。
【0009】尚、図8において、対地間用フィルタ(13)
は2段構成となっているが、1段構成若しくは3段以上
の多段構成を採用することも可能である。系統連系イン
バータにおいては、通常は2段構成を採用して、必要な
減衰量を得ているが、2段以上の多段構成の場合、対地
間に入るCの数が増加するので、漏洩電流が増加しない
ように、バランスを考慮して比較的小さな容量のコンデ
ンサが採用される。
【0010】上記インバータ回路においては、直流−交
流変換回路(5)が多重スイッチング方式によって駆動さ
れ、後述の如き電圧変動が発生する。尚、以下の説明で
は、簡略化のため、図8に示す単相のインバータ回路に
ついて説明するが、多相のインバータ回路においても、
同様に解析される。
【0011】図8においては、直流−交流変換回路(5)
のスイッチングのセットが2組(Q1−Q2,Q3−Q
4)あり、各々ON/OFFの組合せが存在するため、
合計4種類のスイッチング状態が発生する。以下、これ
らの状態を順に説明する。太陽電池を直流電源とする系
統連系インバータを前提として、インバータ入力電圧を
400V、出力側の電圧はAC200Vを想定する。ま
た、ここで解析する状態はスイッチング周波数付近の動
作であるため、減衰の少ない対地間用フィルタは無視す
る。U相出力端子(3)とV相出力端子(4)の間の出力電
圧は、U相とV相の中間電圧で代表する。ここでU相電
圧とV相電圧は常に対称に振れるため,O相がこれに相
当する。
【0012】(1)状態1:スイッチング素子Q1、Q
3がONの場合 図8においてリアクトルL1、L2がP相に接続され
る。このとき、図10に示す様に出力側の電圧はリアク
トルL1、L2、及びコンデンサC1で支えられ、この
結果、P相はO相と同電圧、N相はO相から見て−40
0Vとなる。
【0013】(2)状態2:スイッチング素子Q1、Q
4がONの場合 図8においてリアクトルL1がP相、リアクトルL2が
N相に接続される。このとき、図11に示す様に出力側
の電圧とP−N間電圧の差はリアクトルL1、L2で均
等に支えられ、この結果、P相は+200V、N相は−
200Vとなる。
【0014】(3)状態3:スイッチング素子Q2、Q
3がONの場合 図8においてリアクトルL1がN相、リアクトルL2が
P相に接続される。このとき、図12に示す様に出力側
の電圧とP−N間電圧の差はリアクトルL1、L2で均
等に支えられ、この結果、P相は+200V、N相は−
200Vとなる。
【0015】(4)状態4:スイッチング素子Q2、Q
4がONの場合 図8において、リアクトルL1、L2、及びコンデンサ
C1がN相に接続される。このとき、図13に示す様に
出力側の電圧はリアクトルL1、L2で支えられ、この
結果、P相は+400V、N相は±0Vとなる。
【0016】図14は、多重スイッチング方式のインバ
ータにおける上記4つの状態の移り変わりと、これに伴
って発生するP相及びN相の電圧変動を表わしている。
図示の如く、P相及びN相の電圧が、各々400Vの振
幅で変化している。これは、状態2、3の間に状態1、
4が入るために発生する多重スイッチング方式に特有の
現象であって、これらの電圧変動の周波数は、司令値の
ゼロクロス付近ではスイッチング周波数となり、それ以
外の領域ではスイッチング周波数の2倍となる。この変
化がノイズとして外部に放出されるのである。
【0017】実際は、図8に示す対地間用フィルタ(13)
が働いて、上述のノイズは、シャープな凸凹波形ではな
く、「なまった」波形となるが、対地間用フィルタ(13)
の目的はスイッチング周波数以上の周波数を有するノイ
ズを減衰させることにあるため、上述のノイズに対して
十分な減衰効果は得られない。又、前述のコンデンサの
容量値についての制約から、対地間用フィルタ(13)のカ
ットオフ周波数を下げることも困難である。
【0018】図14に示すP相、N相の電圧変動は又、
漏洩電流が大きくなることを意味する。即ち、トランス
レス方式の系統連系インバータにおいては、O相が柱上
トランスにて接地されているため、この電圧変動が、O
相と太陽電池の接地容量を通じて、漏洩電流となって流
れる。またモータ等のドライブ回路においては、この電
圧変動が、モータとフレーム間の容量成分を通じて、グ
ランドへ漏洩電流となって流れる。スイッチング周波数
が上昇傾向にある近年、上述の漏洩電流は深刻な問題と
なっている。
【0019】上述の漏洩電流は、フィルタ回路が入力に
対して常時作用するように作られていないために発生し
ている。それが最も顕著に現われているのが、図10及
び図13に示す2つの状態で、対地間用フィルタ(8)は
P相及びN相に対して、何ら減衰作用を及ぼしていな
い。そこで、図15に示す様に、P相、N側に対してフ
ィルタを構成したインバータ回路が実用化されている。
図15のインバータ回路においては、図8のコンデンサ
C1をコンデンサC1AとC1Bに2分割し、各コンデ
ンサの一端をマイナス側直流線路(12)に接続したフィル
タ(24)を装備している。尚、フィルタ(24)の各コンデン
サの一端はプラス側直流線路(9)に接続することも可能
である。又、フィルタ(24)の各コンデンサの一端は、プ
ラス側直流線路(9)に接続することも可能である。
【0020】該インバータ回路においては、回路動作が
各スイッチング素子対(Q1−Q2、及びQ3−Q4)
で完結するため、動作状態は図16及び図17に示す2
つのみである。これらの図から明らかな様に、スイッチ
ングにおいては、フィルタが常時入力側に対して作用す
るため、図10乃至図13に示す如き電圧変動は非常に
小さくなり、これによって入出力間の電圧変動が安定
し、その結果、対地間電圧が安定する。そして、対地間
電圧が安定することによって、図14を用いて説明した
漏洩電流の発生が少なくなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すインバータ回路において、多重スイッチングを行
なったとしても、そのメリットは生じない。即ち、スイ
ッチング素子1組に対して回路が完結(Q1−Q2−L
1−C1A回路と、Q3−Q4−L2−C1B回路)し
ており、各々のスイッチング周波数で発生されたPWM
パルスがフィルタを通過して減衰されるため、フィルタ
後では、本来の多重スイッチング方式のように線間周波
数が2倍になることにはならない。又、線間のスイッチ
ング周波数が多重方式の2分の1に低下するため、フィ
ルタのカットオフ周波数を低く設計しなければならず、
回路素子(L、C)が大型化する問題がある。
【0022】更にフィルタ回路による損失も増大する。
これは、リアクトルの損失(ヒステリシス損)が増大し
て、回路の効率が低下するためである。またフィルタ回
路自体に流れる電流はコンデンサを充放電することとな
るため、フィルタを流れる電流が小さいほど損失は少な
い。従って、カットオフ周波数が同一であったとして
も、リアクトルのインダクタンスを大きく設定すること
により、フィルタを流れる電流を減少させることが出
来、これによって損失の低減を図ることが可能である。
但し、前述の如く、電流値を大きな値に維持したままリ
アクトルのインダクタンスを増大させることは、サイズ
の増大を招く。
【0023】本発明の目的は、多重スイッチング方式の
インバータ回路において、多重スイッチング方式の利点
を維持しつつ、入力側に対してフィルタが常時作用する
こととなるインバータ回路を提供することである。
【0024】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るインバータ回
路は、直流電力が入力されるべき正負一対の入力端子
(1)(2)と、交流電力を出力すべき複数相の出力端子
(3)(4)との間に、直流電力をパルス状の電圧波形を有
する交流電力に変換する多重スイッチング方式の直流−
交流変換回路(5)と、該回路から得られる交流電力を正
弦波の電圧波形に整形するためのフィルタ回路とが介在
している。該フィルタ回路は、直流−交流変換回路(5)
から前記複数相の出力端子(3)(4)へ向けて伸びる複数
本の交流線路(10)(11)の夫々に介在するリアクトルL
1、L2と、これらの交流線路を互いに連結する線路に
介在するコンデンサC1とから構成される線間用フィル
タ(6)と、前記複数本の交流線路(10)(11)に介在するコ
モンモードリアクトルL3と、各交流線路(10)(11)を一
定の電圧点に繋ぐ線路の夫々に介在するコンデンサC
3、C4とから構成される入出力間用フィルタ(7)とを
具えている。
【0025】尚、入出力間用フィルタ(7)のカットオフ
周波数は、直流−交流変換回路(5)のスイッチング周波
数よりも十分に低い値に設定される。
【0026】上記本発明のインバータ回路においては、
直流−交流変換回路(5)のスイッチング状態に拘わら
ず、常に、入力側に対してフィルタ回路が作用して、直
流−交流変換回路(5)のスイッチング動作に伴って発生
した電圧変動が、入出力間用フィルタ(7)のコモンモー
ドリアクトルL3及びコンデンサC3、C4で吸収され
る。又、入出力間の電圧変動は、リアクトルL3にはコ
モンモードの電圧として印加されるため、リアクトルL
3のインダクタンスはコモンモード時の高い値で動作す
る。従って、リアクトルL3を通過するコモンモードの
電流が少なくても、十分な減衰効果が得られる。又、コ
ンデンサC3、C4を充放電する電流が少なくなるの
で、これによって発生する損失は非常に少ないものとな
る。又、入出力間用フィルタ(7)において、コンデンサ
C3、C4はグランドに接続されていないので、容量値
の制約は無い。そこで、該容量値を大きなものとして、
フィルタのカットオフ周波数を低く設定し、減衰効果を
高めることが出来る。
【0027】具体的構成において、フィルタ回路は、線
間用フィルタ(6)の後段に入出力間用フィルタ(7)を配
置して構成され、該フィルタ回路と前記複数相の出力端
子(3)(4)との間に対地間用フィルタ(8)が介在してい
る。対地間用フィルタ(8)は、前記複数本の交流線路(1
0)(11)に介在するリアクトルL4と、各交流線路(10)(1
1)を接地するための線路の夫々に介在するコンデンサC
6、C7とを具えている。該具体的構成によれば、線間
用フィルタ(6)及び入出力間用フィルタ(7)を通過した
スイッチング周波数よりも高い周波数のノイズが除去さ
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るインバータ回路によれば、
多重スイッチング方式の利点を維持しつつ、入力側に対
してフィルタが常時作用することとなり、これによっ
て、対地間電圧の変動が効果的に抑制され、漏洩電流が
減少する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明を太陽電池発電システムに
装備すべき系統連系インバータに実施した形態につき、
図面に沿って具体的に説明する。インバータ回路は、図
1に示す様に、太陽電池からの直流電力が入力されるべ
き正負一対の入力端子(1)(2)と、家庭内負荷或いは商
用電力系統へ交流電力を出力すべきU相出力端子(3)及
びV相出力端子(4)との間に、直流電力をパルス状の電
圧波形を有する交流電力に変換する多重スイッチング方
式の直流−交流変換回路(5)、線間用フィルタ(6)、入
出力間用フィルタ(7)及び対地間用フィルタ(8)を介在
させて構成されている。
【0030】直流−交流変換回路(5)は、両入力端子
(1)(2)から伸びるプラス側直流線路(9)とマイナス側
直流線路(12)の間に、4つのスイッチング素子Q1〜Q
4をブリッジ接続して構成され、図示省略する多重スイ
ッチング方式のPWM制御回路から供給されるPWMパ
ルスによって駆動され、直流電力をパルス状の電圧波形
を有する交流電力に変換して、U相側交流線路(10)及び
V相側交流線路(11)へ出力するものである。
【0031】線間用フィルタ(6)は、U相側交流線路(1
0)及びV相側交流線路(11)の夫々に介在するリアクトル
L1、L2と、両交流線路(10)(11)を互いに連結する線
路に介在するコンデンサC1とから構成され、そのカッ
トオフ周波数はスイッチング周波数(通常、数kHz〜
20kHz程度)よりも低く設定されている。線間用フ
ィルタ(6)により、直流−交流変換回路(5)のスイッチ
ング動作に伴って線間に発生する電圧波形の凸凹ノイズ
が吸収される。
【0032】対地間用フィルタ(8)は、U相側交流線路
(10)及びV相側交流線路(11)に介在するコモンモードリ
アクトルL4と、各交流線路(10)(11)を接地するための
線路に介在するコンデンサC6、C7とを具えている。
尚、両線路を互いに連結する2本の線路に介在するコン
デンサC2及びC5は、一般的にノイズフィルタに用い
られる線間コンデンサであり、本発明の特徴的構成に係
るものではない。
【0033】入出力間用フィルタ(7)は、U相側交流線
路(10)及びV相側交流線路(11)に介在するコモンモード
リアクトルL3と、各交流線路(10)(11)をマイナス側直
流線路(12)に繋ぐ線路に介在するコンデンサC3、C4
とから構成され、リアクトルL3、及びコンデンサC
3、C4によるカットオフ周波数は、スイッチング周波
数よりも十分に低い値に設定される。入出力間用フィル
タ(7)によって、入出力間で発生する電圧変動が後述の
如く十分に減衰することになる。尚、コンデンサC3、
C4の一端は、マイナス側直流線路(12)に限らず、一定
の電圧点に接続すればよく、例えばプラス側直流線路
(9)に接続することも可能である。又、図6に示す様
に、プラス側直流線路(9)とマイナス側直流線路(12)の
中点に接続する構成も採用可能である。
【0034】以下、図1に示すインバータ回路の動作に
ついて説明する。 (1)状態1:スイッチング素子Q1、Q3がONの場
合 図2に示す様に、コンデンサC3及びC4が出力電圧を
安定させ、リアクトルL3が電圧差を支えるため、入出
力間での電圧差は発生しない。従って、O相から見たP
相及びN相の電圧は夫々+200V及び−200Vとな
る。
【0035】(2)状態2:スイッチング素子Q1、Q
4がONの場合 従来の図11においてもP相及びN相の電圧は夫々+2
00V、−200Vであり、図3に示す本発明の場合も
それをそのまま引き継ぐ形となって、P相及びN相の電
圧は夫々+200V、−200Vとなる。
【0036】(3)状態3:スイッチング素子Q2、Q
3がONの場合 従来の図12においてもP相及びN相の電圧は各々+2
00V,−200Vであり、図4に示す本発明の場合も
それをそのまま引き継ぐ形となって、P相及びN相の電
圧は夫々+200V、−200Vとなる。
【0037】(4)状態4:スイッチング素子Q2、Q
4がONの場合 図5に示す様に、コンデンサC3、C4が出力電圧を安
定させ、リアクトルL3が電圧差を支えるため、入出力
間での電圧差は発生しない。従って、O相から見たP相
及びN相の電圧は夫々+200V、−200Vとなる。
【0038】以上のように、スイッチングによって発生
する電圧の変動はリアクトルL3及びコンデンサC3、
C4で吸収される。コンデンサC3、C4により、前述
の電圧変動は、リアクトルL3にはコモンモードの電圧
として印加されるため、リアクトルL3のインダクタン
スはコモンモード時の高い値で動作する。従って、リア
クトルL3を通過するコモンモードの電流(図9(a)に
おけるI1=I2の電流)が少なくても、十分な減衰効
果が得られる。これは、コモンモードリアクトルのコモ
ンモードでの電流値は小さなものでなければならないと
いう条件に適合する。又、コンデンサC3、C4を充放
電する電流が少なくなるので、これによって発生する損
失は、図15におけるフィルタ(24)のコンデンサC1
A、C1Bを充放電する場合に比べて、非常に少ないも
のとなる。
【0039】トランスレス方式の系統連系インバータに
おいて、AC200V連系時は対地間電圧は変動しない
ことが望ましい。このようなフィルタ構成を採用するこ
とによって、入出力間の電圧変動が抑えられるため、イ
ンバータの入出力間の対地間電圧は安定する。そして、
対地間電圧が安定することによって、図14で説明した
漏洩電流の発生が少なくなるのである。
【0040】又、入出力間用フィルタ(7)において、コ
ンデンサC3、C4はグランドに接続されていないの
で、容量値の制約は無い。そこで、該容量値を大きなも
のとして、フィルタのカットオフ周波数を低く設定し、
減衰効果を高めることが出来る。通常のノイズフィルタ
は、必要な周波数の電流は通過させ、スイッチング周波
数の電流は十分に減衰させる必要があるので、その2つ
の周波数の間にカットオフ周波数が設定されるように設
計するが、この場合、コモンモードにおいては、出力電
流の周波数(系統連系インバータの場合は系統周波数で
あって、50Hz或いは60Hz)が通過しないため、
事実上直流までカットオフを低下させることが可能であ
る。実際には、リアクトルL3に3mH(コモンモード
時12mH)、コンデンサC3、C4に5μF程度の値
を採用することで、十分な効果が得られる。尚、カット
オフ周波数を下げると効率が低下するため、実際には、
減衰量と効率のバランスによって決めることになる。
【0041】図1のインバータ回路においては、対地間
用フィルタ(8)を1段構成としたが、これによって十分
なノイズ対策が可能である。これは、多重スイッチング
方式においては図14で説明した電圧変動が最も大きな
ノイズ源となるからである。但し、ノイズ発生のほかの
要因、例えばインバータの電圧サージ等で発生するノイ
ズが大きい場合は、対地間用フィルタ(8)を多段構成と
する必要がある。この場合は、対地間用フィルタ(8)の
部品点数が増加するが、入出力間用フィルタ(7)の効果
に変わりはない。
【0042】同様に、入出力間用フィルタ(7)を多段構
成とすることも考えられる。例えば、コモンモードリア
クトルとして、その電流容量のが大きいものが必要な場
合、リアクトルのサイズが大型化するが、この場合、リ
アクトルを分散して多段に構成することによって、イン
ダクタンスの比較的小さいリアクトルを採用することが
可能となる。線間用フィルタ(6)と入出力間用フィルタ
(7)の順序を入れ替えても同様の効果が期待出来る。
又、入出力間用フィルタ(7)と対地間用フィルタ(8)の
順序を入れ替えても同様な効果が期待できるが、図1の
構成において、最も漏洩電流が小さく、大きな減衰効果
が得られる。
【0043】本発明に係るインバータ回路は、上述の単
相のインバータに限らず、多相インバータの場合におい
ても、同様の回路構成を採用することが出来る。例えば
三相インバータにおいては、図7に示す様に、直流−交
流変換回路(5)の後段に、単相の場合と同様の構成を有
する線間用フィルタ(21)、入出力間用フィルタ(22)及び
対地間用フィルタ(23)を接続して、インバータ回路を構
成することが出来、これによって同様の効果を得ること
が出来る。
【0044】本発明に係るインバータ回路の入出力間用
フィルタ(7)(22)は、リアクトルのインダクタンスが大
きいことに依存している部分が大きく、実際に機器に応
用した場合、リアクトルの発熱が比較的大きくなるが、
これに対しては放熱を考慮した設計によって対処可能で
ある。又、リアクトルのサイズを大きくして、熱容量の
大きなものを採用することが考えられ、この場合におい
ても、図15の従来構成に大きなインダクタンスL1、
L2を採用した場合と比較して、リアクトルのサイズは
非常に小さなものとなる。
【0045】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、直流−交流変換回路(5)の
多重スイッチングにおいて、図14に示す三角波と司令
値の比較は、ハードウエアに限らず、ソフトウエアによ
って行なうことも可能である。又、図14の如く位相の
異なる複数の三角波と1つの司令値との比較に限らず、
1つの三角波(鋸波を含む)と複数の司令値を比較する方
式の採用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインバータ回路の構成を表わす回
路図である。
【図2】該回路のスイッチング状態1を表わす回路図で
ある。
【図3】同上のスイッチング状態2を表わす回路図であ
る。
【図4】同上のスイッチング状態3を表わす回路図であ
る。
【図5】同上のスイッチング状態4を表わす回路図であ
る。
【図6】本発明に係るインバータ回路の他の構成例を表
わす回路図である。
【図7】本発明を三相インバータに実施した例を表わす
回路図である。
【図8】従来のインバータ回路の構成を表わす回路図で
ある。
【図9】コモンモードリアクトルにおける電流の向きを
説明する図である。
【図10】従来のインバータ回路のスイッチング状態1
を表わす回路図である。
【図11】同上のスイッチング状態2を表わす回路図で
ある。
【図12】同上のスイッチング状態3を表わす回路図で
ある。
【図13】同上のスイッチング状態4を表わす回路図で
ある。
【図14】多重スイッチング方式における電圧変動を表
わす波形図である。
【図15】従来の他のインバータ回路の構成を表わす回
路図である。
【図16】該回路のスイッチング状態1を表わす回路図
である。
【図17】同上のスイッチング状態2を表わす回路図で
ある。
【符号の説明】
(1) プラス入力端子 (2) マイナス入力端子 (3) U相出力端子 (4) V相出力端子 (5) 直流−交流変換回路 (6) 線間用フィルタ (7) 入出力間用フィルタ (8) 対地間用フィルタ (9) プラス側直流線路 (12) マイナス側直流線路 (10) U相側交流線路 (11) V相側交流線路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力が入力されるべき正負一対の入
    力端子(1)(2)と、交流電力を出力すべき複数相の出力
    端子(3)(4)との間に、直流電力をパルス状の電圧波形
    を有する交流電力に変換する多重スイッチング方式の直
    流−交流変換回路(5)と、該回路から得られる交流電力
    を正弦波の電圧波形に整形するためのフィルタ回路とが
    介在するインバータ回路において、フィルタ回路は、 直流−交流変換回路(5)から前記複数相の出力端子(3)
    (4)へ向けて伸びる複数本の交流線路(10)(11)の夫々に
    介在するリアクトルL1、L2と、これらの交流線路を
    互いに連結する線路に介在するコンデンサC1とから構
    成される線間用フィルタ(6)と、 前記複数本の交流線路(10)(11)に介在するコモンモード
    リアクトルL3と、各交流線路(10)(11)を一定の電圧点
    に繋ぐ線路の夫々に介在するコンデンサC3、C4とか
    ら構成される入出力間用フィルタ(7)とを具えているイ
    ンバータ回路。
  2. 【請求項2】 入出力間用フィルタ(7)のカットオフ周
    波数は、直流−交流変換回路(5)のスイッチング周波数
    よりも低い値に設定される請求項1に記載のインバータ
    回路。
  3. 【請求項3】 フィルタ回路は、線間用フィルタ(6)の
    前段或いは後段に入出力間用フィルタ(7)を配置して構
    成され、該フィルタ回路と前記複数相の出力端子(3)
    (4)との間に対地間用フィルタ(8)が介在し、該対地間
    用フィルタ(8)は、前記複数本の交流線路(10)(11)に介
    在するリアクトルL4と、各交流線路(10)(11)を接地す
    るための線路の夫々に介在するコンデンサC6、C7と
    を具えている請求項1又は請求項2に記載のインバータ
    回路。
  4. 【請求項4】 前記一定の電圧点は、正負一対の直流線
    路(9)(12)の何れか一方、或いは該直流線路に対して一
    定の電位差を有する所定の直流電圧点に設けられている
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載のインバータ回
    路。
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