JP3817509B2 - 物干器のフレーム構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フレーム強度の向上を図りつつ軽量化の実現をも可能ならしめる、物干器のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、洗濯物等を吊り下げる物干器としては、例えば平面視矩形状のフレーム(枠体)にピンチが複数個所定間隔で取り付けられたものが公知である。前記フレームを構成する素材としては、軽量性に優れる等の利点があることから、合成樹脂が用いられることが多かった(特許文献1、2参照)が、屋外等で長期間使用すると太陽光の紫外線等によって色褪せしやすいし、合成樹脂自体が劣化して表面に徐々に亀裂が生じて外観体裁が悪くなる等耐久性に劣るという問題があった。また、このようにフレームに亀裂が多数生じてくるとフレームの強度が低下することも懸念される。
【0003】
そこで、近年では、フレームの素材として金属が用いられるようになってきている(特許文献3、4参照)。このような金属素材を用いてフレームを構成すれば、フレームの強度を向上できると共に、その耐久性も向上させることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−350900号公報(段落0008)
【0005】
【特許文献2】
特開2001−178995号公報(段落0008)
【0006】
【特許文献3】
実開平7−9290(段落0008)
【0007】
【特許文献4】
実用新案登録第3087604号公報(段落0013)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の金属製フレームを用いて構成された物干器では、次のような問題があった。即ち、フレームの強度を十分に確保しようとすると、例えば特許文献3に記載された断面コの字状の金属パイプであれば、金属パイプの肉厚をある程度厚くする必要があり、そうするとフレームの重量が増大して物干器の軽量化を図ることができない。一方、軽量性を確保しようとすると金属パイプの肉厚を薄くする必要があり、そうするとフレームの強度が低下することが懸念される。このように金属製フレームを用いて構成された物干器では、フレームの強度と軽量性を両立させることは困難であった。このようにフレーム強度と軽量性の両立が困難であるのは、特許文献4に記載された丸棒状(中実)の金属材で構成されたフレームを用いる場合でも同様である。
【0009】
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、フレーム強度を十分に確保できると共に軽量化も実現できる物干器のフレーム構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、それぞれ枠状に形成された3本の金属線材と、複数の連結部材とを備えてなり、前記3本の金属線材は、断面視において三角形の各頂点部にそれぞれ位置する相互配置態様で前記連結部材によって一体的に結束されていることを特徴とする物干器のフレーム構造によって達成される。
【0011】
このフレーム構造によれば、枠状に形成された3本の金属線材が、断面視において三角形の各頂点部にそれぞれ位置する相互配置態様で複数の連結部材によって一体的に結束されているので、フレーム強度を十分に確保することができる。また、このフレーム構造では、金属線材を細くしても十分なフレーム強度を確保できるから、フレームの軽量化も実現できる。このように上記フレーム構造によれば、十分なフレーム強度と軽量性の両立を図ることが可能となる。また、金属線材の細線化が可能になることで金属線材の使用量を低減できるので、コストも低減できる。
【0012】
連結部材は、フレームの各辺部において少なくとも2個配置されている構成を採用するのが好ましい。3本の金属線材の結束固定状態がより安定化されるので、フレーム強度を一層向上させることができる。
【0013】
連結部材には、三角形の頂点に対応する位置にそれぞれ貫通孔が穿設され、これら貫通孔のそれぞれに前記金属線材が挿通配置されることによって前記金属線材が連結部材によって一体的に結束されている構成を採用するのが好ましい。この構成を採用すれば、金属線材の連結部材からの離脱を確実に防止できると共に、3本の金属線材の結束固定状態がより一層安定化されてフレーム強度をさらに向上させることができる。
【0014】
また、金属線材としてはアルミニウム線材が用いられるのが好ましい。アルミニウム線材を用いればさらなる細線化を実現できるので、より軽量化されたフレーム構造を提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態に係る物干器のフレーム構造(1)を図1、2に示す。このフレーム構造(1)は、それぞれ矩形枠状に形成された3本の金属線材(2)(2)(2)と、複数の連結部材(3)…とから構成されている。
【0016】
前記金属線材(2)(2)(2)は、相互に間隔をあけて配置されると共に、断面視において三角形の各頂点部にそれぞれ位置する相互配置態様で連結部材(3)…によって一体的に結束されている。前記連結部材(3)は、いずれも相互に離間して配置されている。前記連結部材(3)は、フレーム構造の短辺部において2個づつ配置され、同長辺部においては3個づつ配置されている。
【0017】
前記連結部材(3)は平面視三角形状の板状体からなる。この連結部材(3)には、三角形の頂点に対応する位置にそれぞれ貫通孔(10)(10)(10)が穿設されており、これら貫通孔(10)(10)(10)のそれぞれに前記金属線材(2)(2)(2)が挿嵌されることによって金属線材(2)(2)(2)が連結部材(3)…によって一体的に結束されている。なお、これら貫通孔(10)に接着剤を付けることによって金属線材(2)と連結部材(3)とを接着するようにしても良い。
【0018】
上記フレーム構造(1)によれば、枠状に形成された3本の金属線材(2)(2)(2)が、断面視において三角形の各頂点部にそれぞれ位置する相互配置態様で複数の連結部材(3)…によって一体的に結束されているので、フレーム強度を十分に確保することができる。また、このフレーム構造(1)では、金属線材(2)の細線化が可能であるから、即ち金属線材(2)を細くしても十分なフレーム強度を確保できるから、フレーム(1)の軽量化も実現できる。従って、上記フレーム構造(1)によれば、優れたフレーム強度の確保と軽量化の実現の両立を図ることができる。また、金属線材(2)の細線化が可能になることで金属線材(2)の使用量を低減できるので、コストの低減も実現できる。更に、このフレーム構造(1)では、3本の金属線材(2)(2)(2)が相互に間隔をあけて略平行状に並ぶから、デザイン的にも斬新なものとなり、物干器(30)としての付加価値を高めることができる。
【0019】
前記金属線材(2)を構成する金属としては、特に限定されるものではないが、例えばアルミニウム、ステンレス、スチール、鉄等が挙げられる。中でも、前記金属線材(2)としてはアルミニウム線材を用いるのが好ましく、この場合にはさらに細く細線化することが可能となるから、一層軽量化できる。
【0020】
前記金属線材(2)は、中実、中空いずれであっても良いが、軽量化の観点から中空形状を採用するのが好ましい。また、金属線材(2)の断面形状は特に限定されず、例えばコ字状、円形状、方形状等が挙げられる。
【0021】
前記連結部材(3)の形状は特に限定されず、例えば上記実施形態のように板状体に形成されても良いし、或いは例えば球状(中実、中空)に形成されていても良いが、より軽量化を図る観点から、前記連結部材(3)は板状体に形成されているのが好ましい。また、板状体に形成された場合に、その平面視形状は三角形、四角形、五角形以上の多角形、円形、楕円形、変則的形状等どのような形状であっても良い。また、前記連結部材(3)の素材としては、特に限定されるものではないが、例えば合成樹脂、金属、或いは合成樹脂と金属の複合体等が挙げられる。
【0022】
上記フレーム構造(1)を用いて構成された物干器の一例を図3に示す。この物干器(30)は、上記フレーム構造(1)における最外側の金属線材(2A)に取り付けられた吊下げ体(31)の複数のピンチ取付部(43)…のそれぞれにピンチ吊下具(32)を介してピンチ(33)が吊り下げられてなる。即ち、前記ピンチ取付部(43)の中央に設けられた取付孔にピンチ吊下具(32)の先端のフックが掛止されることにより、吊下げ体(31)にピンチ吊下具(32)を介してピンチ(33)が吊り下げられている。
【0023】
前記最外側の金属線材(2A)への吊下げ体(31)の取付構造について説明する。前記最外側の金属線材(2A)の断面形状は、図4に示すように、下面側に軸線方向に延びる帯状開口部(41)を有すると共に該開口部より広幅の溝状凹部(42)を備えている。一方、前記吊下げ体(31)は、前記溝状凹部(42)の形状に対応した嵌合部(44)と、該嵌合部(44)の下に連接して両側方に張り出す態様で設けられた帯状閉塞部(45)と、該帯状閉塞部(45)から帯状閉塞部(45)とほぼ同じ厚さで略半円形状に突設されたピンチ取付部(43)…とを備えている。前記ピンチ取付部(43)は、吊下げ体(31)の長さ方向に等間隔で設けられている。しかして、吊下げ体(31)は、図4に示すように、最外側の金属線材(2)の溝状凹部(42)に吊下げ体(31)の嵌合部(44)が挿嵌されることによって、最外側の金属線材(2A)に吊下げ体(31)が取付固定されている。この時、吊下げ体(31)の帯状閉塞部(45)によって金属線材(2A)の帯状開口部(41)が閉塞される。なお、前記最外側の金属線材(2A)以外の2本の金属線材(2)(2)は、断面円形状の中空金属パイプで構成されている。
【0024】
前記フレーム(1)は、図3に示すように、一対の吊下げワイヤー(39)(39)を介して吊手(38)により吊り持ちされるようになされている。
【0025】
なお、上記実施形態では、金属線材(2)(2)(2)の一体的結束は、連結部材(3)の貫通孔(10)(10)(10)に金属線材(2)(2)(2)を挿嵌せしめることによって行われているが、特にこのような形態で結束されるものに限定されない。
【0026】
また、上記実施形態では、非折り畳み式のフレーム構造に構成されているが、特にこのような形態に限定されるものではなく、例えば左側フレーム部と右側フレーム部とが中央の枢着部材によって枢着されてフレーム中央で折り畳み自在となされた折り畳み式のフレーム構造に構成されていても良く、この発明はこのような折り畳み式のフレーム構造も包含するものである。
【0027】
また、上記実施形態では、フレーム構造(1)における向かい合う短辺部同士間や向かい合う長辺部同士間には、これらを繋ぐ連結杆は特に設けられていないが、このような連結杆を1ないし複数本掛け渡して連結一体化した構成を採用しても良い。このような構成を採用すれば、フレーム強度を一層向上させることができる。
【0028】
また、上記実施形態では、3本の金属線材(2)(2)(2)で形成された三角形状の底辺が、フレーム構造(1)の下方に位置するように構成されているが、特にこのような形態に限定されるものではなく、例えば底辺がフレーム構造(1)の上方に位置するように構成されても良い。
【0029】
また、上記実施形態では、3本の金属線材のうち最外側に配置された金属線材(2A)にピンチ(33)が吊り下げられた構成が採用されているが、特にこのような形態に限定されるものではなく、その他の2本のいずれかにピンチ(33)が吊り下げられていても良いし、或いはこれら3本の金属線材のうち任意の2本以上の金属線材にピンチ(33)が吊り下げられていても良い。
【0030】
また、上記実施形態では、この発明のフレーム構造(1)がピンチ付物干器に適用された例を示しているが、特にこのようなタイプの物干器に限定されるものではなく、例えば細長のフレームに多数のハンガーが設けられたタイプの物干器にも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、フレーム強度を十分に確保しつつフレームの軽量化を実現できる。また、金属線材の使用量を低減できるのでコストも低減できる。更に、デザイン的にも斬新なものとなり、物干器としての付加価値を高めることができる。
【0032】
請求項2の発明によれば、フレームの強度を一層向上させることができる。
【0033】
請求項3の発明によれば、金属線材の連結部材からの離脱を確実に防止できると共に、フレームの強度をより一層向上させることができる。
【0034】
請求項4の発明によれば、さらなる軽量化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る物干器フレーム構造を示す全体斜視図である。
【図2】同じく一部を拡大して示す斜視図である。
【図3】物干器を示す斜視図である。
【図4】金属線材に吊下げ体を嵌め込む前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…フレーム構造
2…金属線材
3…連結部材
10…貫通孔

Claims (4)

  1. それぞれ枠状に形成された3本の金属線材と、複数の連結部材とを備えてなり、前記3本の金属線材は、断面視において三角形の各頂点部にそれぞれ位置する相互配置態様で前記連結部材によって一体的に結束されていることを特徴とする物干器のフレーム構造。
  2. 前記連結部材は、フレームの各辺部において少なくとも2個配置されている請求項1に記載の物干器のフレーム構造。
  3. 前記連結部材には、三角形の頂点に対応する位置にそれぞれ貫通孔が穿設され、これら貫通孔のそれぞれに前記金属線材が挿通配置されることによって前記金属線材が前記連結部材によって一体的に結束されている請求項1または2に記載の物干器のフレーム構造。
  4. 前記金属線材としてアルミニウム線材が用いられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の物干器のフレーム構造。
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