JP3817366B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体上に形成された潜像を、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、該現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、該トナー濃度検出手段による検出結果と所定の制御基準とに基づいて該現像装置に補給トナーを補給するトナー補給手段とを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置においては、画像形成を行う際に上記現像装置内の現像剤中のトナーのみが消費され、該現像剤のトナーとキャリアの混合比率が変化して、該現像剤のトナー濃度(トナーと現像剤の重量比)が低下するので、該トナー濃度を検出するトナー濃度検出手段による検出結果と所定の制御基準とに基づいて、上記トナー補給手段により該現像装置に補給トナーを補給して該現像剤のトナー濃度を一定の範囲に保つように構成されている。
これは、上記トナー濃度が変化すると、現像領域へのトナー供給量やトナーの帯電量が変化してしまい、画像品質が不安定となってしまうことに対する対策である。
【0003】
すなわち、トナー濃度が小さい場合には、現像領域へのトナー供給が不足し、またキャリアに対するトナーの接触確率が大きくなってトナーの帯電量が大きくなる。この結果、現像剤の現像能力が低下してしまう。
逆にトナー濃度が大きい場合には、現像領域へトナー供給が過剰になり、またキャリアに対するトナーの接触確率が低くなって十分に帯電されなくなる。この結果、トナーが潜像に付着し易くなり、非画像部などへのトナー付着(以下、地肌汚れという)やトナー飛散が発生してしまう。
そこで、現像装置内の現像剤のトナー濃度を、透磁率センサ等のトナー濃度検出手段で検出し、このトナー濃度検出手段の検出結果と所定の制御基準とに基づいてトナー補給手段により補給トナーを補給して、該現像剤のトナー濃度が上述のような不具合が生じない一定の範囲内に収まるように制御するものである。
【0004】
なお、上記トナーの帯電量は、画像形成枚数や画像形成環境の温湿度によっても変化することが知られている。このため、この種の画像形成装置においては、上述のトナー濃度制御に際して、オペレーターにより入力された該画像形成枚や、温湿度センサを用いて計測された画像形成環境の温湿度に応じて、トナー濃度(TC)の制御レベル(制御基準)を変えたりすることが行われている。
【0005】
また、このようなトナー濃度の制御方法としては、
▲1▼上記トナー補給手段のトナー補給動作を間欠的に行い、且つ、該トナー補給手段のトナー補給時における動作時間(オン時間)よりも動作休止時間(オフ時間)の方が長くなるようにして、補給トナーの攪拌を該オフ時間に充分に行えるようにするとともに、補給トナーのオーバーシュート(過剰補給)によってトナー濃度が必要以上に高くなることを防止して、画像の地肌汚れ等の不具合を解消する(実開平2−24859号公報)。
▲2▼補給トナー収容部への補給トナー補充後、現像部(現像装置)に該補給トナーを補給する前に、トナー濃度検出手段によって検出された検出値(トナー濃度センサ値VT)とあらかじめ設定した濃度制御基準値Vrefとの比較結果に基づいて、補給トナーの補給動作中に該トナー補給手段(トナー補給ローラ)が1回動作するのに要するトナー補給動作時間t、及び、該現像部の現像剤撹拌部材の動作時間Tをそれぞれ制御して、補給トナー補充後の画像濃度の安定を図る(特開平8−185038号公報)。
▲3▼トナー濃度検出手段としての透磁率センサ(磁気センサ)のみでトナー濃度制御をするものであって、現像剤を現像装置に投入したときに初期剤設定をし、この時の初期剤の該磁気センサ出力を制御基準値VT0とし、画像形成装置の電源(電源SW)投入後に該初期剤を一定時間攪拌した時の該磁気センサ出力VT2が上記制御基準値VT0と異なる場合に、画像形成開始時の制御基準値をVT2に変えて、トナー濃度を常に一定に制御する。
▲4▼磁気センサのみでトナー濃度制御をするものであって、現像剤に対する磁気センサ出力をトナー濃度制御のための基準値VT0とし、画像形成装置の電源のON時間/OFF時間を検知する手段及びカウンタにより、画像形成装置の使用頻度(デューティ)を検知し、該デューティに基づいて該基準値VT0をシフトして、該現像剤を、該デューティに見合ったトナー帯電量(Q/M)及び、トナー濃度(TC)に調整する。
などの方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置を備えた画像形成装置においては、安定した画像品質を得るために、該現像剤のトナー帯電量(Q/M)及び、トナー濃度(TC)を安定させることが望ましい。
【0007】
ところが、この画像形成装置が長期間使用されずに放置されると、その現像装置内の現像剤中のトナーの電荷が自然に放電してトナー帯電量が低下してしまう。特に、安価で低速なコピー機やフリーメンテナンスの装置などの画像形成装置では、その使用頻度が低く、長期間使用されずに放置される傾向が高い。
また、画像形成装置が長期間放置されて、その現像剤のトナー帯電量低下すると、該現像剤の反発力が低下したり、該現像剤中の空気が抜けたりして現像剤の嵩が低下し、該現像剤の嵩密度が上昇してしまうことになる。
このように、上記現像剤は、その攪拌時間及び放置時間によって、そのトナー帯電量や嵩密度が変化し、この現像剤のトナー帯電量や嵩密度の変化によって、潜像担持体としての感光体上のトナー付着量が変化する。
【0008】
従って、この現像剤のトナー帯電量を安定させるためには、該現像剤を攪拌して該現像剤のトナー帯電量が安定したところで画像形成条件を設定し、画像形成装置のスタート時(電源投入時)に、設定された画像形成条件になるように該現像剤のトナー帯電量が適正な状態に立ち上がるまで、該現像剤を攪拌することが望ましい。
しかしながら、このように該画像形成装置の電源が投入される度に、該現像剤のトナー帯電量が安定するまで充分に撹拌する方法は、該現像剤の立ち上がり時間、つまり、該現像剤のトナー濃度やトナー帯電量の適正化に要する時間が増大したり、該撹拌により該現像剤の剤寿命が低下したりする不具合が生じるため、低コストの装置や、フリーメンテナンスの装置には向いていない。
【0009】
一方、最近の画像形成装置においては、その低コスト化のために、磁気センサの検知出力(VT)のみで現像剤のトナー濃度を制御する方法が広く用いられている。
この磁気センサは、磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとからなる現像剤のキャリアとトナーとの割合を、該現像剤の透磁率を検出することによって読み取るセンサである。従って、この磁気センサの検知出力が常時一定の値になるように、該現像剤に補給トナーを随時補給することによって、該現像剤のキャリアとトナーとの割合、つまり、該現像剤のトナー濃度を一定に維持することができる。
【0010】
ところが、この磁気センサは、上述のように、上記現像剤のトナー帯電量の変化による該現像剤の嵩密度の変化によって、その検知出力(VT)が変動する。すなわち、この磁気センサの出力値は、磁性体であるキャリアが接近しているほど、また、近傍にキャリアが密集しているほど高くなる。
このため、この磁気センサは、上記現像剤の嵩密度の上昇によって、該磁気センサ上部にキャリアが近づいたり密集したりすると、該現像剤のトナー濃度が適正な濃度であるにも拘わらず、その検知出力が高くなって、該現像剤のトナー濃度が低下した状態になっていると誤検知してしまう。
【0011】
従って、この磁気センサのみで現像剤のトナー濃度制御を行った場合には、例えば、上記現像剤のトナー濃度が基準値に正しく調整された適正な現像剤であるにも拘わらず、該現像剤のトナー帯電量が低い場合には、その嵩密度が大きくなって、上記磁気センサにより該現像剤のトナー濃度が基準値よりも低いと誤検知され、上記トナー補給手段により補給トナーが補給されてしまう。
【0012】
このように、この種の画像形成装置においては、通常の画像形成が行われた後に、長時間使用されずに放置されたり、悪条件(特に高温高湿)の環境で使用されたりして、その現像装置内に収容されている現像剤のトナー帯電量(Q/M)が低下した状態になっている場合に、該現像剤の嵩密度が適正な現像剤の嵩密度よりも大きくなり、上記磁気センサの検知出力(VT)が高くなって、そのトナー補給手段により急激なトナー補給が行われ、この結果、該現像装置内に収容されている現像剤のトナー濃度(TC)が、適正な現像剤の基準値以上のトナー濃度に上昇してしまう不具合がある。
【0013】
このため、上記現像剤のトナー帯電量(Q/M)の低下レベルが大きいときには、該現像剤のトナー濃度(TC)レベルも高くなり、この結果、トナーが潜像に付着し易くなって、地肌汚れやトナー飛散が発生する。
また、このように、一度地肌汚れを発生させるようなレベルになった高トナー濃度の現像剤は、数枚の画像形成動作による現像剤の攪拌やトナー消費だけでは、そのトナー帯電量(Q/M)が適正な状態に戻らなくなることがある。
【0014】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤の嵩密度の相異によりトナー濃度検出手段の検出結果に誤りが発生した場合にも、該トナー濃度検出手段の検出結果に基づくトナー補給制御を適切に行うことができる画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体上に形成された潜像を、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、該現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、該トナー濃度検出手段による検出結果と所定の制御基準とに基づいて該現像装置に補給トナーを補給するトナー補給手段とを有する画像形成装置において、上記画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて、上記現像装置に補給する補給トナーの補給量を決定し、該差の大きさに応じて決定された補給量の補給トナーの補給が完了するまでの間、画像形成により消費されるトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給するトナー補給量制御手段を有することを特徴とするものである。
【0016】
この画像形成装置においては、上記画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて、上記現像装置に補給する補給トナーの補給量が決定される。そして、該差の大きさに応じて決定された補給量の補給トナーの補給が完了するまでの間、画像形成により消費されるトナー量に見合った量の補給トナーが、定量補給によって補給される。
これにより、上記画像形成装置の電源が遮断されてから次に投入されるまでの間に、その現像剤のトナー濃度が適正であるにも拘わらず、該現像剤の嵩密度が上昇して、該電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力とに差が生じても、この現像剤の嵩密度の上昇に起因するトナー濃度検出手段の出力差により、上記補給トナーが過剰に補給されることがなく、該現像剤が不適正なトナー濃度に上昇されることがなくなる。
【0017】
請求項2の発明は、像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体上に形成された潜像を、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、該現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、該トナー濃度検出手段による検出結果と所定の制御基準とに基づいて該現像装置に補給トナーを補給するトナー補給手段とを有する画像形成装置において、上記画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて決定した量のトナーを、上記画像形成装置のフリーランニングにより消費させるとともに、該フリランニングにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを、定量補給により補給するトナー補給量制御手段を有することを特徴とするものである。
【0018】
この画像形成装置においては、上記画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて決定された量のトナーが、上記画像形成装置のフリーランニングにより消費される。そして、該フリランニングにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーが、定量補給により補給される。
これにより、上記画像形成装置の電源が遮断されてから次に投入されるまでの間に、その現像剤のトナー濃度が適正であるにも拘わらず、該現像剤の嵩密度が上昇して、該電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力とに差が生じても、この現像剤の嵩密度の上昇に起因するトナー濃度検出手段の出力差により、上記補給トナーが過剰に補給されることがなく、該現像剤が不適正なトナー濃度に上昇されることがなくなる。
また、この画像形成装置では、上記フリーランニングにより、帯電量が低下した消費トナーに入れ替わって、新たな補給トナーが撹拌帯電されながら補給されるので、上記現像剤の立ち上がり時間が短縮される。
【0019】
請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記画像形成装置のフリーランニングは、上記ウォームアップ時に一括して、または、画像形成動作の1ジョブ終了毎に間欠的に分割して行うことを特徴とするものである。
【0020】
この画像形成装置においては、上記フリーランニングによる帯電量が低下した消費トナーと新たな補給トナーとの入れ替え動作が、上記ウォームアップ時に一括して、または、画像形成動作の1ジョブ終了毎に間欠的に分割して行われる。
これにより、ユーザの画像形成操作時における作業が、上記の消費トナーと新たな補給トナーとの入れ替え動作によって、長時間中断されることがなくなり、画像形成装置の操作性が向上される。
【0021】
請求項4の発明は、請求項2、または3の画像形成装置において、上記画像形成装置のフリーランニングにより消費されたトナーを、上記現像装置にリサイクルトナーとして戻すためのトナーリサイクル手段を有すること特徴とするものである。
【0022】
この画像形成装置においては、上記トナーリサイクル手段により、上記フリーランニングにより消費されたトナーが、上記現像装置にリサイクルトナーとして戻される。これにより、該フリーランニングにより消費されたトナーが、廃棄されて無駄になることがなくなり、該トナーを経済的に使用することができるようになる。
また、このフリーランニングにより消費された消費トナーは、通常の画像形成時に感光体上に残留しクリーニング手段により該感光体上から回収された残留トナーのように、紙粉が混入したり塊状化したりした劣化トナーとは異なり、再撹拌されることにより新規の補給トナーと同等の特性を持ったトナーに再生される。
従って、このフリーランニングにより消費されたトナーは、そのリサイクル使用によって画質が低下するなどの不具合を招くことがない。
ここで、上記消費トナーを全てリサイクルして有効利用するためには、上記の通常の画像形成時における上記残留トナーの回収経路と、上記フリーランニング時における消費トナーの回収経路とを分離して、該残留トナーと該消費トナーとの混入を回避するようにすることが望ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、上記複写機の概略構成を示す正面図である。先ず、該複写機全体の概略について説明する。
【0024】
図1において、像担持体としてのドラム状の感光体1は図示を省略した帯電手段により一様に帯電された後、図示しない露光装置としての書き込み手段から画像情報により強度変調された露光用のレーザ光が照射されて露光されることで画像情報が書き込まれ、静電潜像が形成される。
この静電潜像は、感光体1の右側方に設けられた現像装置2にて、現像バイアスが印加されている現像スリーブ3上の現像剤中のトナーが付着してトナー像化される。
【0025】
該該感光体1上形成されたトナー像は、給紙部(図示せず)より給紙された転写紙の画像形成位置先端部と、該感光体1の回転により移動する該トナー像の画像先端部とが、転写チャージャ4との対向部で一致するようなタイミングで、該転写チャージャ4の入り口ガイド板4aによりガイドされて搬送された転写紙に転写される。
【0026】
このようにしてトナー像が転写された転写紙は、図示しない分離チャージャにより感光体1から分離され、図示しない定着部に送られて加熱と加圧されることにより該トナーが転写紙に融着されて、コピーとして機外に排出される。
一方、転写後の感光体1上に残った残留トナーは、クリーニングユニット5により感光体1上から掻き落とされる。また、該残留トナーが除去された状態の感光体1は、図示しない除電ランプからの除電光により、その表面(画像形成面)に残留した残留電荷が除電されて表面電位が基準電位に平均化され、次の帯電に備えられる。
【0027】
上記現像装置2のケーシング2a内には、キャリアとトナーからなる2成分系現像剤を担持して、矢印方向の回転により該現像剤を上記感光体1との対向部に搬送するための上述の現像剤担持体としての現像スリーブ3、該現像スリーブ3に担持されて感光体1との対向部に搬送される現像剤量を規制するためのドクタ7、該ケーシング2a内に収容されている現像剤を撹拌するための第1及び第2の撹拌ローラ8、9などが、上記感光体1の軸方向に平行に配設されている。
【0028】
上記第1撹拌ローラ8と第2撹拌ローラ9との配置部は、仕切り板2bによって仕切られており、第1撹拌ローラ8は現像スリーブ3の近傍に、第2撹拌ローラ9はトナー補給装置11からのトナー補給口の近傍に配置されている。
該第1撹拌ローラ8及び第2撹拌ローラ9は、それぞれ現像剤の撹拌及び搬送を行う機能を有する羽根が多数設けられており、図示しない駆動部により矢印方向に回転駆動される。
また、上記仕切板2bの現像スリーブ3長手方向の前後端面と、現像装置の前後側壁内面との間には、現像剤をやり取りするための間隙が設けられている。上記第1撹拌ローラ8により手前側に搬送された現像剤のうちの上記現像スリーブ3の表面に供給されずに残った現像剤は、上記2つの間隙のうちの装置手前側の間隙から第2撹拌ローラ9による撹拌領域に移動する。そして、この第2撹拌ローラ9による撹拌領域に移動した現像剤は、第2撹拌ローラ9により奥側に搬送されて前記2つの間隙のうちの装置奥側の間隙から上記第1撹拌ローラ8による撹拌領域に移動する。
【0029】
このように、上記現像剤は、上記第1撹拌ローラ8及び第2撹拌ローラ9による搬送で、上記仕切り板2bの周りを循環している。そして、この現像剤は、第2撹拌ローラ9の下方のケーシング2a部分に配置された磁気センサからなるトナー濃度センサ10により、その透磁率が検出されることによって、そのトナー濃度が検出される。
【0030】
なお、図示した現像装置2の各部材は共通の匡体に取り付けられており、該匡体は、図示しない支点により、該支点の回りで揺動自在になるように、複写機本体に取り付けられている。一方、前述の帯電手段や露光装置、給紙部などは複写機本体側に設けられている。
また、画像形成動作のための各部の制御はCPUを用いて構成された図示しないメイン制御部により行われる。該メイン制御部には、ユーザにより操作される多数のキーからなる操作部や表示部を有した図示しないオペレーションパネルなどが設けられており、上述のトナー濃度センサ10等からの信号が該メイン制御部に入力されることにより、該信号を用いて複写機各部の制御が行われる。
【0031】
次に、この複写機におけるトナー補給制御動作について説明する。
現像装置2内の現像剤中のトナーは画像形成動作が実行される度に消費されていく。この現像剤のトナー濃度は、第2撹拌ローラ9下方に設けられた上記トナー濃度センサ10により逐次検出される。
そして、該トナー濃度センサ10の出力値VTnと、制御基準値VT0とを比較して、前者を後者に合致させるべく、トナー補給装置11により補給される補給トナーのトナー補給量を制御している。
【0032】
すなわち、例えば、上記トナー濃度センサ10の出力値VTnが、上記制御基準値VT0よりも大きく、トナー濃度が不足していることが検出された場合には、トナー補給装置11から補給トナーが現像装置2内へ供給される。
このトナー濃度検出結果に基づくトナー補給動作は、一枚複写毎におこなってもよいし、トナー濃度検出を複数回の複写で1回のみ行い、トナー濃度検出を行わない回の複写では、最近のトナー濃度検出結果に基づいて決定したトナー補給量を、複写毎に補給するようにしてもよい。
なお、現像装置2に設けたトナー濃度センサ10とは別に、感光体1上に所定の基準電位部を形成し、該基準電位部を現像装置2で現像して得たトナー像を光学濃度を検出し、上記トナー濃度センサ10の出力に基づくトナー補給制御の基準値VT0を補正するものも知られているが、本実施形態では、このような光学濃度検出のためのセンサ追加等を避け、トナー濃度センサ11のみを用いたトナー濃度制御を行っている。
【0033】
次に、上記現像剤のトナー帯電量やトナー濃度の変化について図2乃至図4を用いてさらに詳述する。
図2は横軸にトナー濃度、該横軸の起点から上方に延びる縦軸部分にトナー濃度センサ出力、同起点から下方に延びる縦軸部分に現像剤の嵩密度を取り、トナー濃度、トナー濃度センサ、及び、嵩密度の対応関係を示したグラフである。
【0034】
図2において、特性線A1及びA2は、装置が予定する平均的な装置の使用頻度(デューティ)で画像形成装置が使用された場合の上記三者の変化を示すものである。
上記複写機は、この特性線A1及びA2上での上記三者の変化を想定して、トナー補給制御が設定されている。つまり、トナー濃度センサ出力値VTnと、制御基準値VT0とを比較して、前者を後者に合致させるべくトナー補給を制御している。
一方、特性線B1及びB2は、平均的な使用頻度よりもかなり低い使用頻度(低デューティ)で複写機が使用された場合、特性線C1及びC2は、平均的な使用頻度よりもかなり高い使用頻度(高デューティ)で複写機が使用された場合のそれぞれで、上記三者がどのように変化するかを説明するためのものである。
【0035】
図2に示すように、使用頻度が低い低デューティの場合には、特性線A1上の点1にあり、かつ、特性線A2上の点1にあった現像剤が、前述の放置によるトナー帯電量の低下に伴う嵩密度の上昇で、嵩密度については特性線B2上の点2に移行する。この結果、放置後の電源投入に伴うトナー濃度検出時のトナー濃度センサ出力については特性線B1上の点2に移行する。
つまり、このような放置状態の現像剤は、トナー濃度が変化していないにも拘わらず、トナー濃度センサ出力が高まり、トナー濃度が低下したと誤検出してしまう。
【0036】
このため、上記トナー補給装置11は、この誤った検出結果に基づき、トナー濃度センサ出力が制御基準値VT0になるまでトナー補給動作を行い、これにより、トナー濃度センサ出力とトナー濃度との関係は、特性線B1上を点3に移行する。
この結果、トナー濃度センサ出力が上記制御基準値VT0に合致した時点では、該制御基準値に対応した狙いのトナー濃度TC1よりも高いトナー濃度になってしまう。
【0037】
そして、この間、現像剤の嵩密度については、電源投入に伴う現像装置2の作動によるトナー分の増加や該現像装置2内での現像剤撹拌によるトナー帯電量の上昇などで、該嵩密度が低下して特性線B2上の点3に移行する。しかし、上記電源投入後の複写機の使用が終了して電源を遮断し、不使用状態になれば、トナー濃度が、上記狙いのトナー濃度TC1よりも高いトナー濃度のままで、トナー帯電量は低下し、かつ、嵩密度は上昇するため、この不使用状態での放置時間が長くなると、その放置後の電源投入にともなうトナー濃度検出にあたっては、同様の誤った検出結果に基づくトナー補給制御で、さらに、トナー濃度が上昇してしまう。
【0038】
一方、使用頻度が高い場合には、特性線A1上の点1にあり、かつ、特性線A2上の点1にあった現像剤が、電源投入後の現像装置内での現像剤の撹拌によるトナー帯電量の上昇などで嵩密度が低下し、嵩密度については特性線C2上の点2に移行する。この結果、トナー濃度センサ出力については特性線C1上の点2に移行する。つまり、この場合には、現像剤のトナー濃度が変化しなくても、トナー濃度センサ出力が低下し、トナー濃度が上昇したと誤検出してしまう。
【0039】
これにより、この場合には、叙述のような誤った検出結果に基づき、トナー濃度センサ出力が制御基準値VT0になるまでトナー補給動作が行われなくなる結果、画像形成にともなうトナーの消費で嵩密度が上昇し、現像剤の嵩密度が特性線C2上の点3に移行する。また、トナー濃度センサ出力とトナー濃度との関係は、特性線C1上の点3に移行する。
このため、トナー濃度センサ出力が上記制御基準値VT0に合致した時点では、該制御基準値に対応した狙いのトナー濃度TC1よりも低いトナー濃度になってしまう。
【0040】
そして、複写機の使用が終了して電源を遮断し、不使用状態になれば、トナー濃度が、上記狙いのトナー濃度TC1よりも低いトナー濃度のままで、該現像剤のトナー帯電量が低下し、かつ、該現像剤の嵩密度が上昇する。
ここで、この不使用状態での放置時間が長くなると、その放置後の電源投入に伴うトナー濃度検出にあたっては、上述の使用頻度が低い場合のように、実際のトナー濃度よりもトナー濃度が低いと誤検出する。
従って、この場合には、結果的に、この比較的長い放置後の電源投入にあたってのトナー濃度検出に基づくトナー補給動作で、トナー濃度を上昇させることができる可能性がある。しかし、使用頻度が高い場合には、上記のように、放置時間が長くなることがなく、比較的短い放置の後に再び電源が投入されるため、上述の電源投入後の現像装置内での現像剤の撹拌によるトナー帯電量の上昇などで嵩密度が低下し、同様の誤った検出結果に基づくトナー補給制御で、さらに、トナー濃度が低下してしまう。
【0041】
図3に示すグラフは、横軸に時間、縦軸に上記現像剤のトナー帯電量(Q/M)をとり、複写機が高温高湿ではない環境において比較的短い時間だけ放置された状態で平均的な使用頻度よりもかなり低い使用頻度で使用された場合の両者の関係(特性線A1)、複写機が高温高湿な環境において平均的な使用頻度よりもかなり高い使用頻度で使用された場合の両者の関係(特性線A2)、及び、画像形成装置が高温高湿な環境において平均的な使用頻度よりもかなり低い使用頻度で使用された時期を含む場合の両者の関係(特性線B)を、それぞれ示したものである。
図4に示すグラフは、横軸に時間、縦軸に該現像剤のトナー濃度(TC)をとり、これらの場合の両者の関係を示すものであり、特性線の符号は、図3に示すグラフにおける場合のものと一致させている。
【0042】
図3及び図4に示すように、現像剤の放置期間が短いときや使用環境が高温高湿でないときには、上記現像剤のトナー帯電量(Q/M)やトナー濃度(TC)が、A1、A2に示すように変化し、現像剤のトナー帯電量(Q/M)やトナー濃度(TC)の立ち上がりが早く、トナー濃度センサの検知出力(VT)も狙いのレベルに達するのが早いので、上述したような急激なトナー濃度の上昇や低下などの問題は生じない。
【0043】
しかしながら、複写機の使用環境が高温高湿で、且つ、現像剤が長期間放置されたときには、図3及び図4のBに示すように、該現像剤のトナー帯電量(Q/M)の低下によるトナー濃度センサの検知出力(VT)の変化が大きく、トナー補給装置11からの補給トナーの補給により該現像剤のトナー濃度(TC)が急激に高くなり、該現像剤のトナー帯電量(Q/M)の立ち上がりが追いつかなくなる。このため、この場合には、トナー帯電量(Q/M)が低下したままの現像剤による画像形成が行われて、コピー画像の激しい地汚れや、装置内でトナー飛散が発生する可能性が高い。
【0044】
また、上記現像剤のトナー帯電量(Q/M)が、狙いの値に立ち上がる前に再び装置が放置されるたときには、該現像剤のトナー濃度(TC)が狙いのレベルに戻らなくなるので、該コピー画像の激しい地汚れや、装置内でトナー飛散が発生する可能性が更に高くなる
【0045】
なお、上述の不具合は、画像形成動作の使用頻度の差による現像剤の嵩密度の差に基づくトナー濃度検出の誤りに起因し、該トナー濃度検出に基づきトナー濃度を制御した場合に生じる不具合であるが、トナー濃度検出に基づいてトナー濃度以外の画像形成条件を制御する場合にも、このトナー濃度検出の誤りに基づいて、画像形成条件が誤った方向に制御されて、画像品質の低下を生じてしまう虞がある。
【0046】
また、上記トナー濃度検出の誤りは、上記磁気センサの場合のみならず、複写機放置中に生じる上記現像剤の帯電量や嵩密度の上昇などにより同様に誤った検出結果を出力してしまう構成のトナー濃度検出手段を用いた場合には起こりうるものである。
【0047】
そこで、本実施形態に係る複写機においては、該複写機の電源投入(電源SWオン)後のウォームアップ時における上記トナー濃度センサ10の検知出力(VT1)と、前回の画像形成時における該電源SW遮断直前の該トナー濃度センサ10の検知出力(VT2)との差(VT1−VT2)の大きさに応じて、上記現像装置2に補給する補給トナーの補給量を決定し、該差(VT1−VT2)の大きさに応じて決定された補給量の補給トナーの補給が完了するまでの間、画像形成により消費されるトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給するように、トナー補給量制御手段により該補給トナーの補給量を制御する。
【0048】
図5は、上記トナー補給制御手段による制御の一例を示す動作フローである。
図5において、上記複写機の電源SWがオンされると、該複写機のウォームアップ動作が開始される。そして、まず、この電源SWオン後の、該ウォームアップ時ににおける上記トナー濃度センサ10の検知出力(VT)を読み取る(ステップS1)。このウォームアップ時におけるトナー濃度センサ10の出力値をVT1とする。
【0049】
次いで、このウォームアップ時におけるトナー濃度センサ10の出力値VT1と、該電源SWオフ直前の画像形成時のトナー濃度センサ10の検知出力(このときのトナー濃度センサ10の出力値をVT2とする)とを比較する(ステップS2、S3、S4、‥‥‥S5)。
【0050】
そして、上記ステップS2での比較結果、上記ウォームアップ時におけるトナー濃度センサ10の出力値VT1と、上記電源SWオフ直前の画像形成時のトナー濃度センサ10の出力値VT2との差(VT1−VT2)が、所定値I1よりも大きい(例えば、上記トナー濃度センサ10の感度が1V/wt%時において、I1=0.5V以上)と判定され、且つ、上記ステップS3での比較結果、該差(VT1−VT2)が、所定値I2以下であると判定された場合には、この複写機の上記ウォームアップ後のコピー枚数がH1枚になるまでの間、該複写機の画像形成動作(作像動作)時における補給トナーが、定量補給によって行われる(ステップS6)。
【0051】
この定量補給により補給される補給トナーの補給量は、この種の複写機のコピー一枚当たりの平均的なトナー消費量、例えば、A4サイズのコピー一枚当たり、約6%のチャート(ベタ画像)に相当する分のトナー量とすることがよい。
なお、ステップS2において、上記差(VT1−VT2)が、I1以下のときには、該トナー濃度センサ10による検出結果と所定の制御基準値VT0とに基づく通常のトナー濃度制御により、該現像装置2内の現像剤のトナー濃度制御が行われる。
【0052】
また、上記ステップS3での比較結果、上記差(VT1−VT2)が、所定値I2よりも大きいと判定され、且つ、上記ステップS4での比較結果、該差(VT1−VT2)が、所定値I3以下であると判定された場合には、この複写機の上記ウォームアップ後のコピー枚数がH2枚になるまでの間、該複写機の作像動作時における補給トナーが、定量補給によって行われる(ステップS7)。
【0053】
更に、上記ステップS4での比較結果、上記差(VT1−VT2)が、所定値I3よりも大きいと判定され、且つ、上記ステップS5での比較結果、該差(VT1−VT2)が、所定値In以下であると判定された場合には、この複写機の上記ウォームアップ後のコピー枚数がHn枚になるまでの間、該複写機の作像動作時における補給トナーが、定量補給によって行われる(ステップS8)。
【0054】
また、ステップS5において、上記差(VT1−VT2)が、Inよりも大きいときには、この複写機の上記ウォームアップ後のコピー枚数がHn+1枚になるまでの間、該複写機の作像動作時における補給トナーが、定量補給によって行われる(ステップS9)。
【0055】
そして、上述のようにして設定された所定補給量の補給トナーが定量補給されながら、所定のコピー枚数の画像形成が終了すると、上記ステップS2において、上記差(VT1−VT2)が、I1以下であると判定された場合と同様に、該トナー濃度センサ10による検出結果と所定の制御基準値VT0とに基づく通常のトナー濃度制御により、該現像装置2内の現像剤のトナー濃度制御が行われる(ステップS10)。
【0056】
この複写機においては、上述のように、上記差(VT1−VT2)の大きさに応じて、その現像装置2に補給される補給トナーの補給量が、コピー枚数Hに換算された量として決定される。そして、該差(VT1−VT2)の大きさに応じて決定された補給量の補給トナーの補給が完了するまでの間、画像形成により消費されるトナー量に見合った量の補給トナーが、定量補給によって現像装置2に補給される。
【0057】
これにより、この複写機では、その電源SWがオフされてから次にオンされるまでの間に、その現像剤のトナー濃度が適正であるにも拘わらず、該現像剤の嵩密度が上昇して、該電源SW投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度センサ10の出力値VT1と、前回の画像形成時における該電源SW遮断直前の該トナー濃度センサ10の出力値VT2とに差が生じても、上記定量補給により現像装置2に補給される補給トナー量が、上記ウォームアップ後の作像動作によって形成されるコピー枚数分のトナー消費量に設定されているので、この現像剤の嵩密度の上昇に起因するトナー濃度センサ10の出力値の差(VT1−VT2)により、上記補給トナーが過剰に補給されることがなく、該現像剤が不適正なトナー濃度に上昇されることがなくなる。
【0058】
なお、図5では、上記差(VT1−VT2)の大きさに応じて、その現像装置2に補給される補給トナーの補給量を、コピー枚数にしてH1(または、H2、Hn)枚当たりのトナー消費量に換算した例を示したが、この補給トナーの補給量は、該補給トナーの補給時間として換算したものであってもよい。
【0059】
次に、図5に示したトナー補給制御とは異なった制御方法により、該トナー補給制御を行うトナー補給制御手段について説明する。
【0060】
このトナー補給量制御手段は、上記複写機の電源SW投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度センサ10の検知出力(VT1)と、前回の画像形成時における該電源SW遮断直前の該トナー濃度センサ10の検知出力(VT2)との差(VT1−VT2)の大きさに応じて決定した量のトナーを、該複写機のフリーランニングにより消費させるとともに、該フリランニングにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを、定量補給により補給するように制御するものである。
ここで、複写機のフリーランニングとは、感光体1の表面を一様に帯電した後、画像露光を行わずに、該感光体1の画像形成領域に黒ベタ状にトナーを付着させる作像動作をいい、以下、このフリーランニングを黒ベタフリーランという。
【0061】
図6に、このトナー濃度制御手段の動作フローの一例を示す。
図6において、上記複写機の電源SWがオンされると、該複写機のウォームアップ動作が開始される。そして、まず、この電源SWオン後の、該ウォームアップ時ににおける上記トナー濃度センサ10の検知出力(VT)を読み取る(ステップS1)。このウォームアップ時におけるトナー濃度センサ10の出力値をVT1とする。
【0062】
次いで、このウォームアップ時におけるトナー濃度センサ10の出力値VT1と、該電源SWオフ直前の画像形成時のトナー濃度センサ10の検知出力(このときのトナー濃度センサ10の出力値をVT2とする)とを比較する(ステップS2、S3、S4、‥‥‥S5)。
【0063】
そして、上記ステップS2での比較結果、上記ウォームアップ時におけるトナー濃度センサ10の出力値VT1と、上記電源SWオフ直前の画像形成時のトナー濃度センサ10の出力値VT2との差(VT1−VT2)が、所定値K1よりも大きいと判定され、且つ、上記ステップS3での比較結果、該差(VT1−VT2)が、所定値K2以下であると判定された場合には、所定秒(J1sec)の間、上記黒ベタフリーランにより所定量のトナーを消費させるとともに、該黒ベタフリーランで消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給により補給する(ステップS6)。
【0064】
このステップS2において、上記差(VT1−VT2)が、K1以下のときには、該トナー濃度センサ10による検出結果と所定の制御基準値VT0とに基づく通常のトナー濃度制御により、該現像装置2内の現像剤のトナー濃度制御が行われる。
【0065】
また、上記ステップS3での比較結果、上記差(VT1−VT2)が、所定値K2よりも大きいと判定され、且つ、上記ステップS4での比較結果、該差(VT1−VT2)が、所定値K3以下であると判定された場合には、所定秒(J2sec)の間、上記黒ベタフリーランにより所定量のトナーを消費させるとともに、該黒ベタフリーランで消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給により補給する(ステップS7)。
【0066】
更に、上記ステップS4での比較結果、上記差(VT1−VT2)が、所定値K3よりも大きいと判定され、且つ、上記ステップS5での比較結果、該差(VT1−VT2)が、所定値Kn以下であると判定された場合には、所定秒(Jnsec)の間、上記黒ベタフリーランにより所定量のトナーを消費させるとともに、該黒ベタフリーランで消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給により補給する(ステップS8)。
【0067】
また、ステップS5において、上記差(VT1−VT2)が、Knよりも大きいときには、所定秒(Jnsec)+1secの間、上記黒ベタフリーランにより所定量のトナーを消費させるとともに、該黒ベタフリーランで消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給により補給する(ステップS9)。
【0068】
そして、上述のようにして設定された黒ベタフリーランにより所定補給量の補給トナーが定量補給されて、上記ウォームアップが終了すると、上記ステップS2において、上記差(VT1−VT2)が、K1以下であると判定された場合と同様に、該トナー濃度センサ10による検出結果と所定の制御基準値VT0とに基づく通常のトナー濃度制御により、該現像装置2内の現像剤のトナー濃度制御が行われる(ステップS10)。
【0069】
この複写機においては、上述のように、上記差(VT1−VT2)の大きさに応じて決定された量のトナーが、上記黒ベタフリーランにより消費され、この黒ベタフリランにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーが、定量補給により補給される。
【0070】
これにより、上記電源SWが遮断されてから次に投入されるまでの間に、その現像剤のトナー濃度が適正であるにも拘わらず、該現像剤の嵩密度が上昇して、該電源SW投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度センサ10の出力値VT1と、前回の画像形成時における該電源SW遮断直前の該トナー濃度センサ10の出力値VT2とに差が生じても、この現像剤の嵩密度の上昇に起因するトナー濃度センサ10の出力値の差(VT1−VT2)により、上記補給トナーが過剰に補給されることがなく、該現像剤が不適正なトナー濃度に上昇されることがなくなる。
【0071】
また、この複写機では、上記黒ベタフリーランにより、帯電量が低下した消費トナーに入れ替わって、新たな補給トナーが撹拌帯電されながら現像装置2内に補給されるので、該現像装置2内の現像剤の立ち上がり時間が短縮される。
【0072】
ここで、上記黒ベタフリーランと、この黒ベタフリランにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーの定量補給動作は、上記ウォームアップ時においては、所定秒(J1sec、J2sec、Jnsec)間、連続して行えるが、通常の画像形成時において該黒ベタフリーラン及び該補給トナーの定量補給動作を連続的に行うと、この動作が開始されてから終了するまでの間、ユーザがコピー操作を行えなくなる。
【0073】
従って、上記黒ベタフリーラン、及び、この黒ベタフリランにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーの定量補給動作は、該複写機のウォームアップ時に一括して、または、画像形成動作の1ジョブ(1枚のコピー動作)終了毎に間欠的に分割して行うことが好ましい(例えば、コピー動作1ジョブ終了後30秒間ずつ、設定された所定のJsecに達するまでの数ジョブの間、黒ベタフリーランと定量補給動作を行う)。
【0074】
このように、上記黒ベタフリーランによる帯電量が低下した消費トナーと新たな補給トナーとの入れ替え動作が、上記ウォームアップ時に一括して、または、画像形成動作の1ジョブ終了毎に間欠的に分割して行われることにより、ユーザの画像形成操作時における作業が、上記の消費トナーと新たな補給トナーとの入れ替え動作によって、長時間中断されることがなくなり、複写機の操作性が向上される。
【0075】
また、上記黒ベタフリーランにより消費された消費トナーは、例えば、中空パイプ内に配置されたコイルを回転させることによって、該中空パイプを通してトナーを搬送する「オーガ」などからなるトナーリサイクル手段12により、図1に示すように、上記現像装置2にリサイクルトナーとして戻して再使用することが望ましい。
【0076】
この複写機においては、上記トナーリサイクル手段12により、上記黒ベタフリーランにより消費されたトナーが、上記現像装置2にリサイクルトナーとして戻される。
これにより、該黒ベタフリーランにより消費されたトナーが、廃棄されて無駄になることがなくなり、該トナーを経済的に使用することができるようになる。
【0077】
また、この黒ベタフリーランにより消費された消費トナーは、通常の画像形成時に感光体1上に残留しクリーニングユニット5により該感光体1上から回収された残留トナーのように、紙粉が混入したり塊状化したりした劣化トナーとは異なり、再撹拌されることにより新規の補給トナーと同等の特性を持ったトナーに再生される。
従って、この黒ベタフリーランにより消費された消費トナーをリサイクル使用したことによって画質が低下するなどの不具合を招くことがない。
【0078】
ここで、上記消費トナーを全てリサイクルして有効利用するためには、上記の通常の画像形成時における上記残留トナーの回収経路と、上記黒ベタフリーラン時における消費トナーの回収経路とを分離して、該残留トナーと該消費トナーとの混入を回避するようにすることが望ましい。
【0079】
【発明の効果】
請求項1乃至4の発明においては、画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて決定された補給量の補給トナーが定量補給によって補給される。
これにより、上記電源が遮断されてから次に投入されるまでの間に、その現像剤のトナー濃度が適正であるにも拘わらず、該現像剤の嵩密度が上昇して、該電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力とに差が生じても、この現像剤の嵩密度の上昇に起因するトナー濃度検出手段の出力差により、上記補給トナーが過剰に補給されることがなく、該現像剤が不適正なトナー濃度に上昇されることがなくなって、未然にトナー補給過多による地汚れや、トナー飛散を防ぐことができる。
【0080】
特に、請求項2の発明によれば、画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて決定された量のトナーが、上記画像形成装置のフリーランニングにより消費され、このフリランニングにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーが、定量補給により補給される。
これにより、上記画像形成装置の電源が遮断されてから次に投入されるまでの間に、その現像剤のトナー濃度が適正であるにも拘わらず、該現像剤の嵩密度が上昇して、該電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力とに差が生じても、この現像剤の嵩密度の上昇に起因するトナー濃度検出手段の出力差により、上記補給トナーが過剰に補給されることがなく、該現像剤が不適正なトナー濃度に上昇されることがないので、未然にトナー補給過多による地汚れや、トナー飛散を防ぐことができる。
また、この画像形成装置では、上記フリーランニングにより、帯電量が低下した消費トナーに入れ替わって、新たな補給トナーが撹拌帯電されながら補給されるので、上記現像剤の立ち上がり時間を短縮できる。
【0081】
また、請求項3の発明によれば、上記フリーランニングによる帯電量が低下した消費トナーと新たな補給トナーとの入れ替え動作が、上記ウォームアップ時に一括して、または、画像形成動作の1ジョブ終了毎に間欠的に分割して行われるので、ユーザの画像形成操作時における作業が、上記の消費トナーと新たな補給トナーとの入れ替え動作によって、長時間中断されることがなくなり、画像形成装置の操作性を向できる。
【0082】
また、請求項4の発明によれば、トナーリサイクル手段により、上記フリーランニングにより消費されたトナーが、上記現像装置にリサイクルトナーとして戻されるので、該フリーランニングにより消費されたトナーを、無駄なく再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電子写真複写機の概略構成を示す正面図。
【図2】トナー濃度と、トナー濃度センサ出力及び現像剤の嵩密度との関係を示すグラフ。
【図3】トナー濃度センサのみで制御したときの時間に対するトナー帯電量の推移を示すグラフ。
【図4】トナー濃度センサのみで制御したときの時間に対するトナー濃度の推移を示すグラフ。
【図5】実施形態に係る制御のフローチャート。
【図6】変形例に係る制御のフローチャート。
【符号の説明】
1 感光体
2 現像装置
3 現像スリーブ
5 クリーニングユニット
8,9 撹拌ローラ
10 トナー濃度センサ
11 トナー補給装置
12 トナーリサイクル手段
Claims (4)
- 像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体上に形成された潜像を、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、該現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、該トナー濃度検出手段による検出結果と所定の制御基準とに基づいて該現像装置に補給トナーを補給するトナー補給手段とを有する画像形成装置において、
上記画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて、上記現像装置に補給する補給トナーの補給量を決定し、
該差の大きさに応じて決定された補給量の補給トナーの補給が完了するまでの間、画像形成により消費されるトナー量に見合った量の補給トナーを定量補給するトナー補給量制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体上に形成された潜像を、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、該現像装置内の現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、該トナー濃度検出手段による検出結果と所定の制御基準とに基づいて該現像装置に補給トナーを補給するトナー補給手段とを有する画像形成装置において、
上記画像形成装置の電源投入後のウォームアップ時における上記トナー濃度検出手段の出力と、前回の画像形成時における該電源遮断直前の該トナー濃度検出手段の出力との差の大きさに応じて決定した量のトナーを、上記画像形成装置のフリーランニングにより消費させるとともに、
該フリランニングにより消費されたトナー量に見合った量の補給トナーを、定量補給により補給するトナー補給量制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2の画像形成装置において、
上記画像形成装置のフリーランニングは、上記ウォームアップ時に一括して、または、画像形成動作の1ジョブ終了毎に間欠的に分割して行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2、または3の画像形成装置において、
上記画像形成装置のフリーランニングにより消費されたトナーを、上記現像装置にリサイクルトナーとして戻すためのトナーリサイクル手段を有すること特徴とする画像形成装置。
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