JP3817310B2 - ハンズフリーボタン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用インターホンなどに適用され、ハンドセットがなく、肘等で直接押す広いボタン面積を有するハンズフリーボタン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の押しボタン構造は、例えば実開平5−72025号に記載されたものが知られている。図3はその押しボタン構造を示したもので、ケーシング21内部にスイッチ22が形成された基板23が配設され、スイッチ22の押圧部24およびヒンジ部25aを有する押しボタン25を備えた押しボタン構造において、ヒンジ部25aの所要量以上の移動を規制する支持部26がヒンジ部25aあるいはその近傍部材に形成されている構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この押しボタン構造においては、肘等で押すことのできる広い面積が必要とされるが、面積の広い押しボタンは、ボタンの端部を押した場合とボタンの中央部を押した場合とでストロークが変わるので、端部を押すとタクトスイッチがオンされないことがあるという問題があり、ボタンの面積を十分広くとることが困難であった。さらに、タクトスイッチを直接押す構造の場合、ボタンを強く(無理に)押すと、スイッチが破損してしまうというおそれがあった。
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するもので、肘等で押すことができる広い押し面積を持ち、タクトスイッチを直接ボタン部で押すことなく、つまり、スイッチに直接負荷をかけないで、しかも、ボタン部の端部を押した場合でもスイッチを正常に動作させることができる構造を有するハンズフリーボタン装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のハンズフリーボタン装置は、一端部の左右両側に設けた一対のヒンジ部を介して本体ケースに連結され、揺動可能な他端部付近の裏面に、左右に間隔を開けて突出する第1,第2の十字リブを有するボタン部と、このボタン部の裏側に配置され、一端部の左右両側に設けた一対のヒンジ部を介して本体ケースに連結され、揺動可能な他端部から切り込んだスリットにより3つの部分に分割され、その両側の部分に前記第1,第2の十字リブの先端が対向し、中央部分の裏面に突出する第3の十字リブを有するとともに、前記ヒンジ部近傍に分割された3つの部分にわたる肉厚部を有する可動部と、回路基板上に配置され、前記第3の十字リブの先端が対向するタクトスイッチとを備えた構成とする。
【0007】
この構成によれば、ボタン部を押すと、第1,第2の十字リブが可動部の3分割された両端部を押し、この両端部の変位が肉厚部により可動部の中央部に伝わり、それにより可動部の中央部分の第3の十字リブがタクトスイッチを押して動作させることになる。従って、タクトスイッチを直接ボタン部で押すことなく、スイッチに直接負荷をかけることがないので、スイッチを破損することはない。また、ボタン部の端部を押した場合、可動部の3つの部分のうち左右のいずれか1つの部分が第1または第2の十字リブに押されても、分割された3つの部分にわたって設けた肉厚部のために、第3の十字リブがタクトスイッチを正常に押して動作させるので、ボタン部に肘等で押すことができる広い押し面積を持たせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態におけるハンズフリーボタン装置を示したものであり、図2は図1(a)のA−A断面図である。
【0009】
図1,2において、1は本体ケース、2はハンズフリーボタン部(以下単にボタン部という)である。ボタン部2は、その一端部の左右両側に設けた一対のヒンジ部3を介して本体ケース1に連結されており、揺動可能な他端部付近の裏面に、左右に間隔を開けて突出した第1,第2の十字リブ4a,4bを有している。
【0010】
5はこのボタン部2の裏側に配置された可動部であり、一端部の左右両側に設けた一対のヒンジ部6を介して本体ケース1に連結されている。可動部5は揺動可能な他端部から切り込んだスリット7により3つの部分5a,5b,5cに分割され、その両側の部分5aおよび5cにボタン部2の裏面に設けた第1,第2の十字リブ4a,4bの先端が対向している。また、中央部分5bの裏面には突出する第3の十字リブ8が設けられている。9は回路基板10上に配置されたタクトスイッチで、可動部5の裏面から突出した第3の十字リブ8の先端が対向している。
【0011】
ここで、可動部5は、本体ケースに連結された一対のヒンジ部6の近傍で、スリット7により分割された3つの部分にわたって肉厚部11が形設されている。
【0012】
次に、本実施の形態における動作について説明する。ボタン部2は、肘等で押すことができる程度に広い面積を持っている。そこで、肘等で押されると、ボタン部2は一端部に設けたヒンジ部3を中心にして他端部が揺動し、他端部付近の裏面に配置された左右一対の第1,第2の十字リブ4a,4bが可動部5の3分割された両側部分5a,5cを押す。可動部5は、ヒンジ部6を中心に揺動し、その中央部分5bの裏面から突出した第3の十字リブ8がタクトスイッチ9を押し、タクトスイッチ9は動作する。
【0013】
以上のように構成された本実施の形態では、ボタン部2を押すと、第1,第2の十字リブ4a,4bが可動部5の3分割された両端部を押し、さらに可動部の中央部分の第3の十字リブ8がタクトスイッチ9を押して動作させるので、タクトスイッチ9を直接ボタン部2で押すことはなく、スイッチ9に直接負荷をかけることがないので、スイッチを破損することはない。また、ボタン部2の端部を押して、可動部5の3つの部分のうち左右いずれか1箇所の部分が第1または第2の十字リブに押されても、肉厚部11を設けているために、押された部分とともに第3の十字リブ8も変位し、タクトスイッチ9を正常に押して動作させる。従って、ボタン部に肘等で押すことができる広い押し面積を持たせることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、肘等で押すことのできる広い押し面積を持ち、タクトスイッチを直接ボタン部で押すことがないので、スイッチを無理に押して破損させるということはなく、しかも、ボタン部の端部を押した場合でもスイッチを正常に動作させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるハンズフリーボタン装置の断面図および正面図である。
【図2】図1(a)のA−A断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…本体ケース、 2…ハンズフリーボタン部(ボタン部)、 3,6…ヒンジ部、 4a,4b…第1,第2の十字リブ、 5…可動部、 7…スリット、 8…第3の十字リブ、 9…タクトスイッチ、 10…回路基板、 11…肉厚部。
Claims (1)
- 一端部の左右両側に設けた一対のヒンジ部を介して本体ケースに連結され、揺動可能な他端部付近の裏面に、左右に間隔を開けて突出する第1,第2の十字リブを有するボタン部と、前記ボタン部の裏側に配置され、一端部の左右両側に設けた一対のヒンジ部を介して本体ケースに連結され、揺動可能な他端部から切り込んだスリットにより3つの部分に分割され、その両側の部分に前記第1,第2の十字リブの先端が対向し、中央部分の裏面に突出する第3の十字リブを有するとともに、前記ヒンジ部近傍に分割された3つの部分にわたる肉厚部を有する可動部と、回路基板上に配置され、前記第3の十字リブの先端が対向するタクトスイッチとを備えており、前記ボタン部を押すと、前記第1,第2の十字リブが前記可動部の3分割された両端部を押し、この両端部の変位が前記肉厚部により可動部の中央部に伝わり、前記可動部の中央部分の第3の十字リブがタクトスイッチを押して動作させることを特徴とするハンズフリーボタン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27244596A JP3817310B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | ハンズフリーボタン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27244596A JP3817310B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | ハンズフリーボタン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10116538A JPH10116538A (ja) | 1998-05-06 |
JP3817310B2 true JP3817310B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=17514021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27244596A Expired - Fee Related JP3817310B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | ハンズフリーボタン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3817310B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP27244596A patent/JP3817310B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10116538A (ja) | 1998-05-06 |
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