JP3817205B2 - ネットワーク中継装置及び該装置の通信離脱方法 - Google Patents

ネットワーク中継装置及び該装置の通信離脱方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニキャストデータの経路を構築する機能を有するネットワーク中継装置であり、該ネットワーク中継装置に接続される複数のマルチアクセスネットワークの内のいずれかのマルチアクセスネットワークに接続される端末または他のネットワーク中継装置から受信する参加要求あるいは離脱要求によってマルチキャストデータを転送あるいは転送停止する機能と、前記参加要求または離脱要求を受信したときに、必要に応じて前記端末または前記他のネットワーク中継装置が接続されているマルチアクセスネットワーク以外のマルチアクセスネットワークに対して、参加要求あるいは離脱要求を送信する機能を有し、マルチキャストグループ管理情報を管理することのできる、ネットワーク中継装置及び該装置の通信離脱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12に示すように、例えば、複数台の端末1〜端末4及び複数台のルータRT1〜ルータRT4(ネットワーク中継装置)がイーサネット(R)E1〜E5を介して接続されたマルチアクセスネットワークでは、端末とルータ間にIGMP(internet group management protocol)のプロトコルを用い、ルータ間のルーティングプロトコルにPIM(protocol independent multicast)を用いて端末間におけるマルチキャストデータの送受を行っている。
【0003】
ここで、IGMPは、IPマルチキャストを実現するためのプロトコルであり、ネットワーク(LAN)上にある端末がマルチキャストグループに参加/離脱をルータに対して通知するときに使用されるプロトコルである。また、PIMは、IPネットワーク上のルータ間で、マルチキャスト配送ツリーを構築するためのルーティングプロトコルである。上記プロトコルにより参加要求のあったマルチアクセスネットワーク内にのみマルチキャストデータが転送される。
【0004】
通常、この種のマルチアクセスネットワーク上のルータは、ネットワーク上での通信の離脱要求メッセージとしてIGMP Leave Groupメッセージ、PIM Pruneメッセージを受信したときに、内部のIGMPホスト期限切れタイマ、Prune Pendingタイマ(例えばデフォルト3秒)による計時を開始する。そして、各タイマによる計時開始後、マルチアクセスネットワーク上の他の端末からIGMP Membership Reportメッセージが送信されていないか、また他のPIM隣接ルータからPIM Joinメッセージが送信されていないかどうかをチェックしている。以下、上記動作を離脱可否確認動作と称している。
【0005】
そして、上記各タイマが動作している間に、IGMP MembershipReportメッセージ、PIM Joinメッセージの受信がなかった場合には、マルチキャストデータの転送を停止し、マルチキャストデータの転送元側であるアップストリームルータへPIM Pruneメッセージを送信している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のマルチアクセスネットワークの構成では、次々とアップストリームルータへ離脱要求メッセージが転送されていくが、離脱可否確認動作により、最終アップストリームルータのマルチキャストデータの転送が停止されるまでに、離脱動作による遅延が蓄積され、不要なマルチキャストトラフィックがマルチアクセスネットワーク上を流れてしまうという問題があった。
【0007】
ここで、マルチキャストデータの転送が開始するまでの具体的動作例について図12を参照しながら説明する。ここでは、既に、端末1がマルチキャストデータを、イーサネット(R)E1上へ送信しているものとしている。
【0008】
(1)まず、端末4は、端末1からのマルチキャストデータを受信するため、IGMP Membership ReportメッセージをルータRT4に送信する。
【0009】
(2)次に、ルータRT4は、端末4からIGMP Membership Reportメッセージを受信すると、ルータRT2へPIM Joinメッセージを送信する。
【0010】
(3)次に、ルータRT2は、ルータRT4からPIM Joinメッセージを受信すると、ルータRT1へPIM Joinメッセージを送信する。
【0011】
(4)そして、ルータRT1がルータRT2からPIM Joinメッセージを受信すると、端末1→ルータRT1→ルータRT2→ルータRT4→端末4の順にマルチキャストデータが転送される。
【0012】
次に、通常の離脱可否確認動作がある場合で、マルチキャストデータの転送が停止するまでの具体的動作例について図14を参照しながら説明する。
【0013】
(1)まず、端末4は、IGMP Leave GroupメッセージをルータRT4に送信する。
【0014】
(2)次に、ルータRT4は、端末4からIGMP Leave Groupメッセージを受信すると、IGMPホスト期限切れタイマ3秒を開始し、イーサネット(R)E5へIGMP Group−Specific Queryメッセージ(マルチキャストグループに対して離脱要求メッセージ受信時、他の端末が参加しているかを確認するためのメッセージ)を送信する。このIGMP Group−Specific Queryメッセージは、1秒毎にリトライする。
【0015】
(3)次に、ルータRT4は、IGMPホスト期限切れタイマがタイムアウトすると、マルチキャストデータの転送を停止し、ルータRT2へPIM Pruneメッセージを送信する。
【0016】
(4)次に、ルータRT2は、ルータRT4からPIM Pruneメッセージを受信すると、離脱可否確認動作を行う。図14の例では、イーサネット(R)E3上には、ルータRT4以外のPIM隣接ルータが存在しない。従って、この場合には、離脱可と判断する。
【0017】
(4)その後、ルータRT2は、Prune Pendingタイマがタイムアウトすると、マルチキャストデータの転送を停止し、ルータRT1へPIM Pruneメッセージを送信する。
【0018】
(5)次に、ルータRT1は、ルータRT2からPIM Pruneメッセージを受信すると、離脱可否確認動作を行う。図14の例では、イーサネット(R)E2上には、ルータRT2以外に、ルータRT3がPIM隣接ルータとして存在するので、離脱可否確認動作を行う。
【0019】
(6)その後、ルータRT1は、ルータRT3からのPIM Joinメッセージを受信しないため離脱可と判断し、マルチキャストデータの転送を停止する。これにより、端末1と端末4との間の通信経路を形成する各ルータのマルチキャストデータの転送が停止される。その結果、端末1からのマルチキャストデータが端末4には転送されなくなる。
【0020】
しかしながら、上述した従来のマルチアクセスネットワークの場合、図14で説明したように、離脱可否確認動作により、最終アップストリームルータのマルチキャストデータの転送が停止されるまでに、各イーサネット(R)間で3秒ずつ合計9秒の離脱動作による遅延が蓄積され、不要なマルチキャストトラフィックがマルチアクセスネットワーク上を流れてしまうという問題があった。
【0021】
ところで、ポイントツーポイントインタフェース上に接続されているルータでは、PIM Pruneメッセージを受信したときに、離脱可否確認動作を行う必要がないため、マルチキャストデータの転送をすぐに停止する。従って、離脱動作による遅延が発生せず、不要なマルチキャストトラフィックが流れることはない。
【0022】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ポイントツーポイントインタフェース上に接続されているネットワーク中継装置(ルータ)と同様に、マルチアクセスネットワーク上においても、離脱動作による遅延が発生せず不要なマルチキャストトラフィックを排除することができるネットワーク中継装置及び該装置の通信離脱方法を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ユニキャストデータの経路を構築する機能を有するネットワーク中継装置であり、該ネットワーク中継装置に接続される複数のマルチアクセスネットワークの内のいずれかのマルチアクセスネットワークに接続される複数の端末または他の複数のネットワーク中継装置から受信する参加要求あるいは離脱要求によってマルチキャストデータを転送あるいは転送停止する機能と、前記参加要求または離脱要求を受信したときに、前記複数の端末または前記他の複数のネットワーク中継装置が接続されているマルチアクセスネットワーク以外の前記ネットワーク中継装置に接続されているマルチアクセスネットワークに対して、参加要求あるいは離脱要求を送信する機能を有し、マルチキャストグループ管理情報を管理することのできる、ネットワーク中継装置1において、
前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信するマルチキャストグループに対する参加要求メッセージを受信したときは、当該参加要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置が所属しているネットワーク情報、送信元アドレス情報を参加要求情報として前記マルチキャストグループ管理情報に追加し、前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信する前記マルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信したときには、当該離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報を、前記所属するネットワーク情報と送信元アドレス情報が追加された前記マルチキャストグループ管理情報から削除する情報記憶手段3と、
前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報から削除されたときに、前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置所属する前記ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置の参加要求情報が存在するかどうかを前記マルチキャストグループ管理情報から判断する状態判別制御手段2dを有し、前記状態判別制御手段が、前記所属するネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報に存在しないと判断すると同時に離脱可否確認動作を行うことなくその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止する信号処理手段2を備えたことを特徴とする。
【0024】
請求項2の発明は、請求項1のネットワーク中継装置において、端末または他のネットワーク中継装置が所定間隔毎に送信する生存確認メッセージを、所定時間経過しても受信しない場合や回線断などの障害により、端末または他のネットワーク中継装置間との障害を検出する障害検出手段2eを備え、
前記情報記憶手段3は、前記障害を検出した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の情報をマルチキャストグループ管理情報から削除し、
前記信号処理手段2は、前記マルチキャストグループ管理情報から、同じ所属ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置が存在するかどうかを前記状態判別制御手段2dが判断し、同じ所属ネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置が存在しないと判断したとき、即座にその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止し、必要であれば、離脱要求メッセージを他のネットワーク中継装置へ転送することを特徴とする。
【0025】
請求項3の発明は、ユニキャストデータの経路を構築する機能を有するネットワーク中継装置に接続される複数のマルチアクセスネットワークの内のいずれかのマルチアクセスネットワークに接続される複数の端末または他の複数のネットワーク中継装置から受信する参加要求あるいは離脱要求によってマルチキャストデータを転送あるいは転送停止する機能と、前記参加要求または離脱要求を受信したときに、前記複数の端末または前記他の複数のネットワーク中継装置が接続されているマルチアクセスネットワーク以外の前記ネットワーク中継装置に接続されているマルチアクセスネットワークに対して、参加要求あるいは離脱要求を送信する機能を有し、マルチキャストグループ管理情報を管理することのできる、ネットワーク中継装置1の通信離脱方法において、
前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信するマルチキャストグループに対する参加要求メッセージを受信したときは、当該参加要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置が所属しているネットワーク情報、送信元アドレス情報を参加要求情報として前記マルチキャストグループ管理情報に追加するステップと、
前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信する前記マルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信したときには、当該離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報を、前記所属するネットワーク情報と送信元アドレス情報が追加された前記マルチキャストグループ管理情報から削除するステップと、
前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報から削除されたときに、前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置所属する前記ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置の参加要求情報が存在するかどうかを前記マルチキャストグループ管理情報から判断し、前記所属するネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報に存在しないと判断すると同時に離脱可否確認動作を行うことなくその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止するステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
請求項4の発明は、請求項3のネットワーク中継装置の通信離脱方法において、端末または他のネットワーク中継装置が所定間隔毎に送信する生存確認メッセージを、所定時間経過しても受信しない場合や回線断などの障害により、端末または他のネットワーク中継装置間との障害を検出するステップと、
前記障害を検出した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の情報をマルチキャストグループ管理情報から削除するステップと、
前記マルチキャストグループ管理情報から、同じ所属ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置が存在するかどうかを判断し、同じ所属ネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置が存在しないと判断したとき、即座にその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止し、必要であれば、離脱要求メッセージを他のネットワーク中継装置へ転送するステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるネットワーク中継装置の概略構成を示すブロック図、図2はIGMPメッセージのフォーマット図、図3はPIM Join/Pruneメッセージのフォーマット図、図4はPIM Helloメッセージのフォーマット図、図5は情報記憶手段に記憶保持される参加要求情報を含むマルチキャスト管理情報の概略図、図6はルータRT4に関する情報を示す図、図7はルータRT1に関する情報を示す図、図8はIGMP Membership Reportメッセージ受信時の動作フローチャート、図9はPIM Joinメッセージ受信時の動作フローチャート、図10はIGMP Leave Groupメッセージ受信時の動作フローチャート、図11はPIM Pruneメッセージ受信時の動作フローチャート、図12はマルチキャストデータ転送開始までの動作説明図、図13はマルチキャストデータ転送停止までの動作説明図である。なお、図2乃至図4において、IPアドレスを含むIPヘッダ部分については省略している。
【0028】
本例のネットワーク中継装置は、例えばルータ、マルチレイヤスイッチなどで構成され、入力パケットのOSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)アドレスを基にマルチアクセスネットワーク上でマルチキャストデータの送受を行うものである。ここでは、ネットワーク中継装置としてルータを例にとって説明する。
【0029】
本例のルータ1は、例えば図12や図13に示すように、イーサネット(R)を介して複数台の端末(端末1〜端末4)や他のルータ(例えばルータRT1から見た場合にはルータRT2〜ルータRT4)が接続され、マルチアクセスネットワークが構築される。
【0030】
図1に示すように、各ルータ1(例えば図12のRT1〜RT4)は、信号処理手段2と情報記憶手段3を備えて大略構成される。信号処理手段2は、送信手段2a、受信手段2b、マルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2c、状態判別制御手段2d、ネットワーク中継装置障害検出手段2eを備えて構成される。
【0031】
送信手段2aは、マルチアクセスネットワークへの通信の参加又は離脱の要求に応じて各種信号を不図示のポートを介してイーサネット(R)に送信している。具体的に、マルチアクセスネットワークへの通信の参加要求があった場合には、図3に示すようなフォーマット構成のPIM Joinメッセージをイーサネット(R)に送信している。また、マルチアクセスネットワークの通信に対する離脱要求があった場合には、図3に示すようなフォーマット構成のPIM Pruneメッセージをイーサネット(R)に送信している。上記PIM Joinメッセージ及びPIM Pruneメッセージは、要求があってから60秒間隔で送信される。
【0032】
なお、各ルータ1は、例えば図4に示すようなフォーマット構成のPIM Helloメッセージを所定間隔(30秒間隔)毎に送信し、また他のルータのPIM Helloメッセージを受信し、生存確認している。
【0033】
受信手段2bは、端末10(例えば図12に示すネットワーク構成で、端末1がマルチキャストデータをイーサネット(R)E1上に送信している場合は、端末2〜端末4に相当)からの図2に示すようなフォーマット構成のIGMPメッセージ(IGMP Membership ReportメッセージやIGMPLeave Groupメッセージなど)、他のルータ1からの図3に示すようなフォーマット構成のPIMメッセージ(PIM JoinメッセージやPIM Pruneメッセージの他、他のルータ1が所定間隔毎に送信する図4に示すようなフォーマット構成のPIM Helloメッセージなど)を受信している。
【0034】
マルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2cは、受信手段2bがIGMP Membership Reportメッセージを受信したときに、送信してきた端末に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)をIGMPマルチキャストグループ管理情報のIGMP参加要求情報として追加し、情報記憶手段3に保持している。
【0035】
また、マルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2cは、受信手段2bがPIM Joinメッセージを受信したときに、PIM Joinメッセージを送信してきた他のネットワーク中継装置に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)をPIMマルチキャストグループ管理情報のPIM参加要求情報として追加し、情報記憶手段3に保持している。なお、端末や他のネットワーク中継装置の送信元アドレス情報は、IPヘッダ情報から得られる。
【0036】
情報記憶手段3は、マルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2cで作成されたマルチキャスト管理情報の参加要求情報を記憶保持している。
【0037】
マルチキャスト管理情報の参加要求情報は、例えば図5に示すように、グループアドレスと参加要求情報で概略構成され、参加要求情報の情報には参加要求を受けた所属ネットワーク情報、送信元アドレス等の情報が含まれている。
【0038】
具体的に、図12や図13のマルチアクセスネットワークの場合、ルータRT4のIGMPマルチキャストグループ管理情報のIGMP参加要求情報は、図6に示すように、グループアドレスと、IGMP参加要求情報として「イーサネット(R)E5」、「端末4」の情報により構成される。また、ルータRT1のPIMマルチキャストグループ管理情報のPIM参加要求情報は、図7に示すように、グループアドレスと、PIM参加要求情報として「イーサネット(R)E2」、「ルータRT2」の情報により構成される。
【0039】
状態判別制御手段2dは、受信手段2bが受信した情報(IGMP Membership Reportメッセージ、IGMP Leave Groupメッセージ、PIM Joinメッセージ、PIM Pruneメッセージ、PIM Helloメッセージ)に基づいてマルチアクセスネットワークへの通信に対する参加要求か離脱要求を判別し、その判別結果に応じて図8乃至図11のフローチャートに示す各処理を実行している。
【0040】
メッセージ受信時の処理に関して概略的に説明すると、この状態判別制御手段2dでは、受信手段2bがIGMP Leave Groupメッセージ、PIM Pruneメッセージを受信したとき、下記条件において従来の離脱可否確認動作を行わず、即座にマルチキャストデータの転送停止の処理(本例では、この処理をFast Leave動作と称する)を実行している。
【0041】
(1)IGMP Leave Groupメッセージを受信した場合
・ルータがPIM参加要求情報にない場合
・他の端末がIGMP参加要求情報にない場合
【0042】
(2)PIM Pruneメッセージを受信した場合
・端末がIGMP参加要求情報にない場合
・生存している隣接ルータが1台の場合(生存しているルータの情報は、PIM Helloメッセージによって得られる。)つまり1対1(ポイントツーポイント)と同じ動作
・他のルータがPIM参加要求情報にない場合
【0043】
また、ネットワーク中継装置障害検出手段2eは、他のルータが30秒間隔で常時送信するPIM Helloメッセージが105秒経過しても受信しないとき、ルータが125秒間隔で送信するIGMP General Queryメッセージに対して端末からの応答が10秒待ってもないとき、また回線断などの障害による異常を検出すると、マルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2cに通知を行う。通知を受けたマルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2cは、相手のルータもしくは端末に端する情報を情報記憶手段3に保持された参加要求情報から削除する。そして、状態判別制御手段2dは、受信手段2bがIGMP Leave Groupメッセージ、PIM Pruneメッセージを受信したときと同様に、前述の条件において、Fast Leave動作を実行する。
【0044】
次に、本例のルータを用いたマルチアクセスネットワーク上において、上記信号処理手段2が実行するIGMP Membership Reportメッセージ受信時の動作について図8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0045】
IGMP Membership Reportメッセージ受信時には、まずIGMPマルチキャストグループ管理情報があるか否かを判別する(ST1)。IGMPマルチキャストグループ管理情報ありと判断すると(ST1−Yes)、IGMP Membership Reportメッセージを送ってきた端末に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)をIGMP参加要求情報に追加する(ST2)。これに対し、IGMPマルチキャストグループ管理情報なしと判断すると(ST1−No)、IGMPマルチキャストグループ管理情報を作成する(ST3)。その後、IGMP Membership Reportメッセージを送ってきた端末に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)をIGMP参加要求情報に追加する(ST2)。
【0046】
IGMP Membership Reportメッセージを送ってきた端末に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)がIGMP参加要求情報に追加されると、IGMP参加要求動作に従った処理が実行される(ST4)。
【0047】
次に、本例のルータを用いたマルチアクセスネットワーク上において、上記信号処理手段2が実行するPIM Joinメッセージ受信時の動作について図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0048】
PIM Joinメッセージ受信時には、まずPIMマルチキャストグループ管理情報があるか否かを判断する(ST11)。PIMマルチキャストグループ管理情報ありと判断すると(ST11−Yes)、PIM Joinメッセージを送ってきたルータに関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)をPIM参加要求情報に追加する(ST12)。これに対し、PIMマルチキャストグループ管理情報なしと判断すると(ST11−No)、PIMマルチキャストグループ管理情報を作成する(ST13)。その後、PIM Joinメッセージを送ってきたルータに関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)をPIM参加要求情報に追加する(ST12)。そして、PIM Joinメッセージを送ってきたルータに関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)がPIM参加要求情報に追加されると、PIM参加要求動作が実行される(ST14)。
【0049】
次に、本例のルータを用いたマルチアクセスネットワーク上において、上記信号処理手段2が実行するIGMP Leave Groupメッセージ受信時の動作について図10のフローチャートを参照しながら説明する。
【0050】
IGMP Leave Groupメッセージ受信時には、まずIGMPマルチキャストグループ管理情報があるか否かを判別する(ST21)。IGMPマルチキャストグループ管理情報なしと判断すると(ST21−No)、異常として扱われる。これに対し、IGMPマルチキャストグループ管理情報ありと判断すると(ST21−Yes)、IGMP参加要求情報から所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報を削除する(ST22)。その後、IGMP参加要求情報をチェックして他の端末があるか否かを判別する(ST23)。他の端末ありと判断すると、IGMP離脱可否確認動作を実行する(ST24)。これに対し、他の端末なしと判断すると、IGMPマルチキャストグループ管理情報を削除し(ST25)、Fast Leave動作を実行する(ST26)。
【0051】
次に、本例のルータを用いたマルチアクセスネットワーク上において、信号処理手段2が実行するPIM Pruneメッセージ受信時の動作について図11のフローチャートを参照しながら説明する。
【0052】
PIM Pruneメッセージ受信時には、まずPIMマルチキャストグループ管理情報があるか否かを判別する(ST31)。PIMマルチキャストグループ管理情報なしと判断すると(ST31−No)、異常として扱われる。これに対し、PIMマルチキャストグループ管理情報ありと判断すると(ST31−Yes)、PIM参加要求情報から所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報を削除する(ST32)。次に、PIM隣接ルータ数をチェックして1台か2台以上かをチェックする(ST33)。PIM隣接ルータ数が1台と判断すると(ST33−Yes)、IGMP参加要求情報をチェックして有無を判別する(ST34)。そして、IGMP参加要求情報にあると判断した場合には(ST34−Yes)、マルチキャストデータ転送を停止しない。これに対し、IGMP参加要求情報になしと判断すると(ST34−No)、Fast Leave動作を実行する(ST35)。ST33において、PIM隣接ルータ数が2台以上と判断すると(ST33−No)、PIM参加要求情報をチェックして他のPIM隣接ルータがあるか否かを判別する(ST36)。他のPIM隣接ルータありと判断すると(ST36−Yes)、PIM離脱可否確認動作を実行する(ST37)。これに対し、他のPIM隣接ルータなしと判断すると(ST36−No)、IGMP参加要求情報をチェックして有無を判別する動作(ST34)に移行する。
【0053】
次に、上記構成によるルータ1を用いたマルチアクセスネットワーク上の動作として、マルチキャストデータ転送が開始するまでの具体的動作例について図12を参照しながら説明する。ここでは、既に、端末1がマルチキャストデータを、イーサネット(R)E1上へ送信しているものとしている。
【0054】
(1)まず、端末4は、マルチキャストデータを受信するため、IGMP Membership ReportメッセージをルータRT4に送信する。ルータRT4は、IGMP Membership Reportメッセージを送信してきた端末4に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)を、IGMP参加要求情報として保持する。
【0055】
(2)次に、ルータRT4は、ルータRT2へPIM Joinメッセージを送信する。ルータRT2は、PIM Joinメッセージを送信してきたルータRT4(PIM隣接ルータ)に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)を、PIM参加要求情報として保持する。
【0056】
(3)次に、ルータRT2は、ルータRT1へPIM Joinメッセージを送信する。ルータRT1は、PIM Joinメッセージを送信してきたルータRT2(PIM隣接ルータ)に関する情報(所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報)を、PIM参加要求情報として保持する。
【0057】
(4)ルータRT1がルータRT2からPIM Joinメッセージを受信すると、マルチキャストデータが端末1→ルータRT1→ルータRT2→ルータRT4→端末4の順に転送される。
【0058】
次に、従来のような離脱可否確認動作がないマルチキャストデータ転送が停止するまでの具体的な動作例について図13を参照しながら説明する。
【0059】
(1)まず、端末4は、IGMP Leave GroupメッセージをルータRT4に送信する。
【0060】
(2)ルータRT4は、端末4からIGMP Leave Groupメッセージを受信すると、IGMP Leave Groupメッセージを受信したインタフェースがイーサネット(R)E5なので、IGMP参加要求情報から所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報を削除し、IGMP参加要求情報をチェックする。図13の例では、端末4以外に、IGMP Membership Reportメッセージを送信してきた端末がいないので、すぐにマルチキャストデータの転送を停止する(PIM参加要求情報には、PIM隣接ルータなし)。
【0061】
(3)次に、ルータRT4は、ルータRT2へPIM Pruneメッセージを送信する。
【0062】
(4)ルータRT2は、ルータRT4からPIM Pruneメッセージを受信すると、PIM Pruneメッセージを受信したインタフェースがイーサネット(R)E3なので、PIM参加要求情報から所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報を削除し、PIM Pruneメッセージを受信したインタフェースのPIM隣接ルータ数をチェックする。図13の例の場合、PIM隣接ルータ数が1台なので、すぐにマルチキャストデータの転送を停止する(イーサネット(R)E3上のPIM隣接ルータ:RT4で、IGMP参加要求情報には、端末なし)。
【0063】
(5)次に、ルータRT2は、ルータRT1へPIM Pruneメッセージを送信する。
【0064】
(6)次に、ルータRT1は、ルータRT2からPIM Pruneメッセージを受信すると、PIM Pruneメッセージを受信したインタフェースがイーサネット(R)E2なので、PIM参加要求情報から所属ネットワーク情報、送信元アドレス情報を削除し、PIM Pruneメッセージを受信したインタフェースのPIM隣接ルータ数をチェックする。図13の例の場合、PIM隣接ルータ数が2台なので、PIM参加要求情報をチェックする(イーサネット(R)E2上のPIM隣接ルータ:RT2,RT3)。そして、ルータRT2以外に、PIM Joinメッセージを送信してきたルータが存在しないので、すぐにマルチキャストデータの転送を停止する(IGMP参加要求情報には、端末なし)。
【0065】
なお、上記(6)の処理において、端末2からルータRT1に対してIGMPMembership Reportメッセージが送信されている場合やルータRT3からルータRT1に対してPIM Joinメッセージが送信されている場合には、RT1のマルチキャストデータの転送が停止されない。この場合には、従来通りの離脱可否確認動作が実行される。
【0066】
このように、本例のルータを用いたマルチアクセスネットワークによれば、IGMP Leave Groupメッセージを受信した場合で、ルータがPIM参加要求情報にないとき、他の端末がIGMP参加要求情報にないときに、メッセージを受けた端末に関する情報を情報記憶手段3から削除し、すぐにマルチキャストデータの転送が停止される。
【0067】
また、PIM Pruneメッセージを受信した場合で、端末がIGMP参加要求情報にないとき、生存しているPIM隣接ルータが1台のとき、他のルータがPIM参加要求情報にないときにも、メッセージを受けたルータに関する情報を情報記憶手段3から削除し、すぐにマルチキャストデータの転送が停止される。
【0068】
従って、マルチキャストデータの参加要求のあったマルチアクセスネットワーク内にのみマルチキャストデータが転送される。これにより、必要なときのみ離脱可否確認動作を行い、マルチアクセスネットワーク上への不要なマルチキャストトラフィックを排除することができる。
【0069】
さらに、他のルータが所定間隔(例えば30秒)毎に送信するPIM Helloメッセージが所定時間(例えば105秒)経過しても受信しないとき、ルータが125秒間隔で送信するIGMP General Queryメッセージに対して端末からの応答が10秒待ってもないとき、回線断などの障害による異常を検出したときには、マルチキャストグループ管理情報追加/削除手段2cに通知され、相手のルータもしくは端末に関する情報を情報記憶手段3の参加要求情報から削除するとともに、IGMP Leave Groupメッセージ、PIM Pruneメッセージを受信したときと同様に、前述の条件において、Fast Leave動作を実行する。これにより、通信障害検出時に即座にマルチキャストデータの転送を停止することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明のネットワーク中継装置及び該装置の通信離脱方法によれば、1つのネットワークに複数の端末や他の複数のネットワーク中継装置が接続されるマルチアクセスネットワークを前提とした上で、特に、複数の端末のいずれかまたは他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信するマルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信したときに、その離脱要求メッセージを送信した端末または他のネットワーク中継装置の参加要求情報をマルチキャストグループ管理情報から削除し、この離脱要求メッセージを送信した端末または他のネットワーク中継装置所属するネットワークに他の端末あるいは他のネットワーク中継装置の参加要求情報がマルチキャストグループ管理情報に存在しないと判断すると同時に、離脱可否確認動作を行うことなくその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止するので、不必要な離脱可否確認動作を行わないことにより、離脱可否確認動作による遅延が発生せず、マルチアクセスネットワーク上への不要なマルチキャストトラフィックを排除することができる。
【0071】
また、他のルータが所定間隔毎に送信するPIM Helloメッセージが所定時間経過しても受信しないとき、ルータが所定間隔で送信するIGMP General Queryメッセージに対して所定時間経過しても端末からの応答がないとき、回線断などの障害による異常を検出したときには、相手のルータもしくは端末に関する情報を情報記憶手段の参加要求情報から削除するとともに、マルチキャストデータの転送が停止される。これにより、通信障害検出時に即座にマルチキャストデータの転送を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネットワーク中継装置の概略構成を示すブロック図
【図2】IGMPメッセージのフォーマット図
【図3】PIM Join/Pruneメッセージのフォーマット図
【図4】PIM Helloメッセージのフォーマット図
【図5】情報記憶手段に記憶保持される参加要求情報を含むマルチキャストグループ管理情報の概略図
【図6】情報記憶手段に記憶保持されるマルチキャストグループ管理情報の具体例として、ルータRT4に関する情報を示す図
【図7】情報記憶手段に記憶保持されるマルチキャストグループ管理情報の具体例として、ルータRT1に関する情報を示す図
【図8】IGMP Membership Reportメッセージ受信時の処理内容を示すフローチャート
【図9】PIM Joinメッセージ受信時の処理内容を示すフローチャート
【図10】IGMP Leave Groupメッセージ受信時の処理内容を示すフローチャート
【図11】PIM Pruneメッセージ受信時の処理内容を示すフローチャート
【図12】マルチキャストデータ転送開始までの動作説明図
【図13】マルチキャストデータ転送停止までの動作説明図
【図14】従来のマルチキャストデータ転送停止までの動作説明図
【符号の説明】
1(RT1〜RT4)…ネットワーク中継装置(ルータ)、2…信号処理手段、2a…送信手段、2b…受信手段、2c…リスト作成手段、2d…状態判別制御手段、2e…ネットワーク中継装置障害検出手段、3…情報記憶手段、10…端末(端末1〜端末4)。

Claims (4)

  1. ユニキャストデータの経路を構築する機能を有するネットワーク中継装置であり、該ネットワーク中継装置に接続される複数のマルチアクセスネットワークの内のいずれかのマルチアクセスネットワークに接続される複数の端末または他の複数のネットワーク中継装置から受信する参加要求あるいは離脱要求によってマルチキャストデータを転送あるいは転送停止する機能と、前記参加要求または離脱要求を受信したときに、前記複数の端末または前記他の複数のネットワーク中継装置が接続されているマルチアクセスネットワーク以外の前記ネットワーク中継装置に接続されているマルチアクセスネットワークに対して、参加要求あるいは離脱要求を送信する機能を有し、マルチキャストグループ管理情報を管理することのできる、ネットワーク中継装置(1)において、
    前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信するマルチキャストグループに対する参加要求メッセージを受信したときは、当該参加要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置が所属しているネットワーク情報、送信元アドレス情報を参加要求情報として前記マルチキャストグループ管理情報に追加し、前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信する前記マルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信したときには、当該離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報を、前記所属するネットワーク情報と送信元アドレス情報が追加された前記マルチキャストグループ管理情報から削除する情報記憶手段(3)と、
    前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報から削除されたときに、前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置所属する前記ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置の参加要求情報が存在するかどうかを前記マルチキャストグループ管理情報から判断する状態判別制御手段(2d)を有し、前記状態判別制御手段が、前記所属するネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報に存在しないと判断すると同時に離脱可否確認動作を行うことなくその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止する信号処理手段(2)を備えたことを特徴とするネットワーク中継装置。
  2. 端末または他のネットワーク中継装置が所定間隔毎に送信する生存確認メッセージを、所定時間経過しても受信しない場合や回線断などの障害により、端末または他のネットワーク中継装置間との障害を検出する障害検出手段(2e)を備え、
    前記情報記憶手段(3)は、前記障害を検出した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の情報をマルチキャストグループ管理情報から削除し、
    前記信号処理手段(2)は、前記マルチキャストグループ管理情報から、同じ所属ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置が存在するかどうかを前記状態判別制御手段(2d)が判断し、同じ所属ネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置が存在しないと判断したとき、即座にその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止し、必要であれば、離脱要求メッセージを他のネットワーク中継装置へ転送することを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  3. ユニキャストデータの経路を構築する機能を有するネットワーク中継装置に接続される複数のマルチアクセスネットワークの内のいずれかのマルチアクセスネットワークに接続される複数の端末または他の複数のネットワーク中継装置から受信する参加要求あるいは離脱要求によってマルチキャストデータを転送あるいは転送停止する機能と、前記参加要求または離脱要求を受信したときに、前記複数の端末または前記他の複数のネットワーク中継装置が接続されているマルチアクセスネットワーク以外の前記ネットワーク中継装置に接続されているマルチアクセスネットワークに対して、参加要求あるいは離脱要求を送信する機能を有し、マルチキャストグループ管理情報を管理することのできる、ネットワーク中継装置(1)の通信離脱方法において、
    前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信するマルチキャストグループに対する参加要求メッセージを受信したときは、当該参加要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置が所属しているネットワーク情報、送信元アドレス情報を参加要求情報として前記マルチキャストグループ管理情報に追加するステップと、
    前記複数の端末のいずれかまたは前記他の複数のネットワーク中継装置のいずれかが送信する前記マルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信したときには、当該離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報を、前記所属するネットワーク情報と送信元アドレス情報が追加された前記マルチキャストグループ管理情報から削除するステップと、
    前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報から削除されたときに、前記離脱要求メッセージを送信した前記端末または前記他のネットワーク中継装置所属する前記ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置の参加要求情報が存在するかどうかを前記マルチキャストグループ管理情報から判断し、前記所属するネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置の参加要求情報が前記マルチキャストグループ管理情報に存在しないと判断すると同時に離脱可否確認動作を行うことなくその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止するステップとを含むことを特徴とするネットワーク中継装置の通信離脱方法。
  4. 端末または他のネットワーク中継装置が所定間隔毎に送信する生存確認メッセージを、所定時間経過しても受信しない場合や回線断などの障害により、端末または他のネットワーク中継装置間との障害を検出するステップと、
    前記障害を検出した前記端末または前記他のネットワーク中継装置の情報をマルチキャストグループ管理情報から削除するステップと、
    前記マルチキャストグループ管理情報から、同じ所属ネットワークに端末または他のネットワーク中継装置が存在するかどうかを判断し、同じ所属ネットワークに端末あるいは他のネットワーク中継装置が存在しないと判断したとき、即座にその所属ネットワークへのマルチキャストデータの転送を停止し、必要であれば、離脱要求メッセージを他のネットワーク中継装置へ転送するステップとを含むことを特徴とする請求項3記載のネットワーク中継装置の通信離脱方法。
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