JP2018042179A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Hideaki Kimura
英明 木村
元悟 高橋
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元悟 高橋
匡史 松本
Tadashi Matsumoto
匡史 松本
幸治 廣納
Koji Hirono
幸治 廣納
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Abstract

【課題】管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置のポートに複数の受信装置を接続しているネットワークシステムにおいて、配信停止時にfast leave機能を採用できる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る通信装置及び通信方法は、1のポートに受信装置が複数台接続されたネットワークシステムに適用され、受信装置から配信停止要求された場合、原則fast leave機能で配信停止を行う。fast leave機能の不具合を解消するために、本発明に係る通信装置及び通信方法は、配信状態データベースの情報をポート毎の情報に集約し、前記集約情報を基にポート設定を変更する。【選択図】図4

Description

本開示は、ネットワークシステムおける通信装置及び通信方法に関する。
イーサネット(登録商標)技術に代表される、OSI参照モデルにおけるレイヤ2の技術を用いたネットワークシステムが広く普及している。また、前記レイヤ2のネットワークシステムにおいて、マルチキャスト配信を効率的に実現するための方法も提案されている。
マルチキャスト配信を効率的に実現する方法として、MLDv2(Multicast Listenner Discovery version 2)技術がある(例えば非特許文献1)。これは、IPv6形式の高効率なマルチキャスト配信を実現するために、Queryと呼ばれる管理メッセージを送受信する。管理メッセージとして、配信開始要求メッセージと、配信停止要求メッセージがあり、前記管理メッセージの送受信を通じて、メッセージを受信したポートのマルチキャスト配信状態を変更し、マルチキャスト配信開始、および、配信停止を実現するものである。
レイヤ2のネットワーク装置であるL2スイッチではMLD Snooping機能により、マルチキャスト配信を効率化することが可能である。これは、前記管理メッセージの内容を読み取りつつ、L2ネットワークに属する他の装置に前記管理メッセージを転送する機能である。これにより、ネットワーク装置において読み出した管理メッセージの情報に基づき、配信を要求するユーザが接続しているポートに対してのみマルチキャストトラヒックを転送することが可能となる。マルチキャストデータを転送する必要の無いポートへの配信を抑止することにより、マルチキャスト配信効率を向上させることが可能となる。
あるいは、MLD Proxy機能によりマルチキャスト受信装置からの配信開始要求メッセージ、および、配信停止メッセージを集約することも可能である。MLD Proxy機能においても、配信を要求するユーザが接続しているポートに対してのみマルチキャストトラヒックを転送することが可能となる。マルチキャストデータを転送する必要の無いポートへの配信を抑止することにより、マルチキャスト配信効率を向上させることが可能となる。
例えば、図1に示すように、マルチキャストデータを配信する送信装置1、管理フレームに応じてマルチキャストフレームを転送するポートを決定することが可能なスイッチ2、マルチキャストデータを受信する複数のマルチキャスト受信装置のポートを集約する集線装置3、マルチキャストデータを受信するマルチキャスト受信装置4、マルチキャスト受信装置5、及びマルチキャスト受信装置6からなるネットワークシステムを考える。
スイッチ2は、管理メッセージの送受信に基づき、マルチキャストデータを転送するポートを動的に変更できる。従来、スイッチ2の配信状態データベースはスイッチ2のポート単位で管理していた。図1では、スイッチ2のポート22とポート23からマルチキャストデータを転送する設定となっている。
ここで、図2に示すように、マルチキャスト受信装置6が配信停止要求メッセージを送信した場合について考える。MLDv2における離脱方法として、soft leaveとfast leaveの2種類がある。
soft leaveを用いた場合、スイッチ2のポートにおいて配信停止要求メッセージを受信した後に、当該ポートから配信停止確認メッセージ(Muitlcast Address and Source Specific Query:MASSQ)を送信する。スイッチ2は、この配信停止確認メッセージに対する応答が無いことを確認し、スイッチ2の配信状態データベースから当該配信情報を削除することでマルチキャストデータ配信を停止する。soft leaveは、配信停止要求メッセージを受信してから実際にマルチキャストデータ配信を停止するまでに一定の時間を必要とする。この時間中は、不要なマルチキャストデータを配信し続けることとなる。
一方、fast leaveを用いた場合、スイッチ2のポートにおいて配信停止要求メッセージを受信した後に、即座にスイッチの配信状態データベースから当該配信情報を削除することでマルチキャストデータ配信を停止する。このため、soft leaveと比較して不要なマルチキャストデータを配信する時間の短時間化が期待できる。
図2において、fast leave機能による配信停止を行う場合の例を示す。スイッチ2のポート23においてチャネル(S1,G1)に対する配信停止要求メッセージを受信した場合、即座にポート23からチャネル(S1,G1)に関するマルチキャストデータ配信を停止する。これにより、マルチキャストデータ配信が不要となるポート23からのマルチキャストデータ送信を抑制し、帯域利用効率の向上を実現することができる。
次に、図3に示すように、マルチキャスト受信装置5が配信停止要求メッセージを送信した場合について考える。fast leave機能が有効となっているスイッチ2のポート22においてチャネル(S1,G1)に対する配信停止要求メッセージを受信した場合、即座にポート22からチャネル(S1,G1)に関するマルチキャストデータ配信を停止する。
図3の例では、ポート22と接続するマルチキャスト受信装置は、マルチキャスト受信装置4とマルチキャスト受信装置5の2台である。このため、仮にマルチキャスト受信装置4とマルチキャスト受信装置5で同一チャネル(S1,G1)のマルチキャストデータを受信していた場合、マルチキャスト受信装置5からの配信停止要求メッセージ送信によりマルチキャスト受信装置4のマルチキャスト配信も停止することになる。
図3のような状態は、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する装置のポートが集線装置等と接続することにより、単一ポートに複数のマルチキャスト受信装置を接続していること、および、配信停止要求メッセージ受信後にマルチキャスト受信装置に対して配信停止確認メッセージを送信しないこと、に起因する。
このため、従来は、図3に示すような、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する装置のポートに複数のマルチキャスト受信装置を接続している構成においては、fast leave機能による配信停止では無く、soft leave機能による配信停止を実現していた。
Multicast Listener Discovery Version 2 (MLDv2) for IPv6 (https:surasshusurasshutools.ietf.orgsurasshuhtmlsurasshurfc3810、2016年5月11日検索)
上述のように、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置のポートに複数の受信装置を接続しているネットワークシステムは、soft leave機能を採用し、配信停止要求後、一定時間に不要なマルチキャストデータを配信するため、帯域利用効率の向上が課題となっている。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置のポートに複数の受信装置を接続しているネットワークシステムにおいて、配信停止時にfast leave機能を採用できる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信装置及び通信方法は、マルチキャストの配信管理を動的に実施するための配信状態データベースに、ポート及びマルチキャスト配信データに加え、受信装置の識別子情報を保持することとした。
具体的には、本発明に係る通信装置は、
マルチキャスト配信されるデータを受信する受信装置が接続される複数のポートと、
前記ポートのポート情報及び前記受信装置の識別子を含むマルチキャスト配信情報を保持するデータベースと、
前記ポートが受信した、マルチキャスト配信開始又は配信停止を要求する前記受信装置からの管理メッセージに基づいて前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を更新する更新部と、
前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報に基づいてマルチキャスト配信されるデータの透過又は廃棄を前記ポート毎に設定し、前記ポートがマルチキャスト配信停止の要求を受信した場合、前記ポートから前記受信装置へ配信停止の確認を行わずに前記ポートにデータの廃棄を設定する設定部と、
を備える通信装置であって、
複数の前記受信装置を含む受信装置群が1つの前記ポートに接続されている場合に、
前記設定部は、
前記受信装置群の中のいずれかの前記受信装置からのマルチキャスト配信停止の要求を前記ポートで受信したときに、前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を確認し、前記受信装置群の他の前記受信装置が前記マルチキャスト配信停止の要求対象のデータを受信していれば、該ポートについてはマルチキャスト配信されるデータの透過設定を維持することを特徴とする。
また、本発明に係る通信方法は、
マルチキャスト配信されるデータを受信する受信装置が接続される複数のポートと、
前記ポートのポート情報及び前記受信装置の識別子を含むマルチキャスト配信情報を保持するデータベースと、
前記ポートが受信した、マルチキャスト配信開始又は配信停止を要求する前記受信装置からの管理メッセージに基づいて前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を更新する更新部と、
前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報に基づいてマルチキャスト配信されるデータの透過又は廃棄を前記ポート毎に設定し、前記ポートがマルチキャスト配信停止の要求を受信した場合、前記ポートから前記受信装置へ配信停止の確認を行わずに前記ポートにデータの廃棄を設定する設定部と、
を備える通信装置の通信方法であって、
複数の前記受信装置を含む受信装置群が1つの前記ポートに接続されている場合に、
前記受信装置群の中のいずれかの前記受信装置からのマルチキャスト配信停止の要求を前記ポートで受信したときに、前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を確認し、前記受信装置群の他の前記受信装置が前記マルチキャスト配信停止の要求対象のデータを受信していれば、該ポートについてはマルチキャスト配信されるデータの透過設定を維持することを特徴とする。
本発明に係る通信装置及び通信方法は、1のポートに受信装置が複数台接続されたネットワークシステムに適用され、受信装置から配信停止要求された場合、原則fast leave機能で配信停止を行う。fast leave機能の不具合を解消するために、本発明に係る通信装置及び通信方法は、配信状態データベースの情報をポート毎の情報に集約し、前記集約情報を基にポート設定を変更する。そして、本発明に係る通信装置及び通信方法は、1のポートに接続された複数の受信装置のうちの1つから配信停止要求がなされても、配信状態データベースを参照し、他の受信装置がマルチキャスト配信のデータを受信継続するならば、当該ポートへのマルチキャスト配信のデータを継続して配信し続ける。このため、本発明に係る通信装置及び通信方法は、受信装置が受信していたデータが他の受信装置の配信停止要求で当該データを受信できなくなるというfast leave機能の不具合は解消される。
従って、本発明は、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置のポートに複数の受信装置を接続しているネットワークシステムにおいて、配信停止時にfast leave機能を採用できる通信装置および通信方法を提供することができる。
本発明は、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置のポートに複数の受信装置を接続しているネットワークシステムにおいて、配信停止時にfast leave機能を採用できる通信装置および通信方法を提供することができる。
管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置を含むネットワークシステムを説明する図である。 管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続しないポートで配信停止要求メッセージを受信した場合の、マルチキャストデータの配信動作を説明する図である。 管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続するポートで配信停止要求メッセージを受信した場合の、マルチキャストデータの配信動作を説明する図である。 本発明に係る通信装置を含むネットワークシステムを説明する図である。 本発明に係る通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続するポート及び集線装置を接続しないポートの双方からマルチキャストデータを配信する動作を説明する図である。 本発明に係る通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続しないポートから配信停止要求メッセージを受信した場合の動作を説明する図である。 本発明に係る通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続しないポートから配信停止要求メッセージを受信した場合の、マルチキャストデータの配信動作を説明する図である。 本発明に係る通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続するポートから配信停止要求メッセージを受信した場合の動作を説明する図である。 本発明に係る通信装置を含むネットワークシステムにおいて、集線装置を接続するポートから配信停止要求メッセージを受信した場合の、マルチキャストデータの配信動作を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態では、MLDv2を例に説明する。しかしながら、本開示技術はMLDv2のみならず、管理メッセージの送受信に基づき、ポートの設定を動的に変更するシステムであれば適用可能である。例えば、IPv4によるマルチキャスト配信で使用されるIGMPv3(Internet Group Management Protocol version 3)に対して適用しても良い。
図4は、スイッチ装置の1つのポートに複数のマルチキャスト受信装置を接続した構成において、マルチキャスト受信装置に対して配信停止確認メッセージを送信することなく配信を停止する機能を実現するネットワークシステムの構成図を説明する図である。前記ネットワークシステムは、マルチキャスト送信装置1、スイッチ200、集線装置3、及びマルチキャスト受信装置4〜6からなる。
スイッチ200は、本開示の通信装置である。すなわち、スイッチ200は、
マルチキャスト配信されるデータを受信するマルチキャスト受信装置(4〜6)が接続される複数のポート(22、23)と、
前記ポートのポート情報及び前記マルチキャスト受信装置の識別子を含むマルチキャスト配信情報を保持する配信状態データベース26と、
前記ポートが受信した、マルチキャスト配信開始又は配信停止を要求する前記マルチキャスト受信装置からの管理メッセージに基づいて前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を更新する配信状態データベース更新部25と、
前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報に基づいてマルチキャスト配信されるデータの透過又は廃棄を前記ポート毎に設定し、前記ポートがマルチキャスト配信停止の要求を受信した場合、前記ポートから前記マルチキャスト受信装置へ配信停止の確認を行わずに前記ポートにデータの廃棄を設定する設定部270と、
を備える通信装置である。
スイッチ200は、その他に、マルチキャスト送信装置1と接続するポート21、マルチキャストフレーム廃棄判定部2x1、マルチキャストフレーム廃棄部2x2、マルチキャストフレームコピー部24を備える。なお、xは1から9の任意の整数である。設定部270は、ポート毎配信状態集約部27及び配信状態設定部28で構成される。
マルチキャスト送信装置1は、スイッチ200と接続するポート11を備える。
集線装置3は、スイッチ200のポート22と接続するポート31、マルチキャスト受信装置(4、5)と接続するポート(32、33)、及びマルチキャストフレームコピー部34を備える。
マルチキャスト受信装置(4〜6)は、それぞれポート(41、51、61)を備える。
配信状態データベース26は、配信状態を決定するために、ポート、配信チャネル情報、受信装置識別子、のマルチキャスト配信情報テーブルを有する。配信状態データベース26は、さらに、配信状態の有効期限を表すタイマ情報をマルチキャスト配信情報テーブルに保持しても良い。
ここで、スイッチ200は、配信チャネル情報に加えて受信装置識別子に関する情報を保持する配信状態データベース26を具備し、前記データベースの情報をポート毎の情報に集約し、前記集約情報を基にポート設定を変更することを特徴とする。
そして、複数のマルチキャスト受信装置を含む受信装置群が1つのポート22に接続されている場合に、設定部270は、前記受信装置群の中のいずれかのマルチキャスト受信装置からのマルチキャスト配信停止の要求をポート22で受信したときに、データベース26が保持する前記マルチキャスト配信情報テーブルを確認し、前記受信装置群の他の前記マルチキャスト受信装置が前記マルチキャスト配信停止の要求対象のデータを受信していれば、ポート22についてはマルチキャスト配信されるデータの透過設定を維持することを特徴とする。
図5は、スイッチ200からマルチキャスト受信装置4〜6の全てに対してマルチキャストデータ配信を行う例を説明する図である。配信状態データベース26は、スイッチ装置のポートだけではなく、受信装置識別子を用いて配信状態を保持する。これにより、マルチキャスト受信装置4、あるいは、マルチキャスト受信装置5のいずれかが、配信停止確認メッセージを伴わない離脱(fast leave)を行ったとしても、他方の装置に対する配信もまとめて停止することがなくなる。
ここで、配信状態データベース26が保持する(ポート、配信チャネル情報、受信装置識別子)が異なる要素毎にマルチキャストデータをコピーし、各ポートに配信するわけではない。例えば、図5の例では、マルチキャスト受信装置4とマルチキャスト受信装置5は、いずれもポート22と接続しており、これら2台の装置へのコピーは集線装置3のマルチキャストフレームコピー部34にて実施される。すなわち、スイッチ200においては、マルチキャスト受信装置4とマルチキャスト受信装置5のマルチキャストデータを区別することなく送信する必要がある。このため、ポート毎配信状態集約部27において、配信状態データベース26のポートが同一、かつ、配信チャネル情報が同一である配信情報を集約し、同一のマルチキャストデータが単一のポートから複数コピーされて送信されることを回避する。
スイッチ200は、マルチキャスト送信装置1から送信されたマルチキャストデータを受信し、マルチキャストフレームコピー部24においてマルチキャストデータを送信する可能性のある全てのポートにマルチキャストデータを転送する。マルチキャストフレームを送信する可能性のあるポートでは、マルチキャストフレーム廃棄判定部2x1で、マルチキャストフレームの送信、もしくは、廃棄を決定する。配信状態データベース26が保持する配信情報をポート毎配信状態集約部27においてポート、および、配信チャネル情報毎に集約し、配信状態設定部28により各ポートに送信、あるいは、廃棄を設定する。図5の例では、ポート22、ポート23ともにチャンネル(S1,G1)は配信設定となるため、マルチキャストフレームコピー部24で複製したマルチキャストデータは、廃棄されることなく送信する。
図6は、マルチキャスト受信装置6から配信停止要求メッセージを受信した場合の動作を説明する図である。スイッチ200が配信停止要求メッセージを受信した場合、配信状態データベース更新部25によって配信状態データベース26の配信情報を変更する。図6の例では、配信状態データベース26から、(ポート:ポート23、配信チャンネル情報:(S1,G1)、受信装置識別子ポート:61、タイマ:t3)からなる配信情報を消去する。なお、fast leaveによる配信停止設定の場合、配信停止確認メッセージを送信しない。
図6の配信停止処理を実行した直後のマルチキャストデータ配信例を図7に示す。図5と同様に、スイッチ200で受信したマルチキャストデータは、マルチキャストフレームコピー部24においてマルチキャストデータを送信する可能性のある全てのポートにマルチキャストデータを転送する。マルチキャストフレーム廃棄判定部221は、図5と同様に「送信」と判定し、ポート22からマルチキャストデータを送信する。一方、配信状態データベース26から(ポート:ポート23、配信チャネル情報:(S1,G1)、受信装置識別子:ポート61)の配信情報が削除されたため、マルチキャストフレーム廃棄判定部231では、「廃棄」と判定し、マルチキャストフレーム廃棄部232においてマルチキャストデータを廃棄する。
図8は、マルチキャスト受信装置5から配信停止要求メッセージを受信した場合の動作を説明する図である。スイッチ200が配信停止要求メッセージを受信した場合、配信状態データベース更新部25によって配信状態データベース26の配信情報を変更する。図8の例では、配信状態データベース26から、(ポート:ポート22、配信チャンネル情報:(S1,G1)、受信装置識別子ポート:51、タイマ:t2)からなる配信情報を消去する。なお、fast leaveによる配信停止設定の場合、配信停止確認メッセージを送信しない。
図8の配信停止処理を実行した直後のマルチキャストデータ配信例を図9に示す。図5、および、図7と同様に、スイッチ200で受信したマルチキャストデータは、マルチキャストフレームコピー部24においてマルチキャストデータを送信する可能性のある全てのポートにマルチキャストデータを転送する。配信状態データベース26から、(ポート:ポート22、配信チャンネル情報:(S1,G1)、受信装置識別子ポート:51、タイマ:t2)からなる配信情報は消去されたが、(ポート:ポート22、配信チャンネル情報:(S1,G1)、受信装置識別子ポート:41、タイマ:t1)を保持しているため、配信状態設定部28がマルチキャストフレーム廃棄判定部221に指示する情報に変化は無い。したがって、マルチキャストフレーム廃棄判定部221では「送信」と判定し、ポート22から集線装置3に対してマルチキャストデータを送信する。
集線装置3は、管理フレームに基づく配信管理を行わない。すなわち、送信可能な全てのポートに対してマルチキャストデータを転送することになり、マルチキャスト受信装置(4、5)のいずれにもマルチキャストデータが送信される。しかしながら、マルチキャスト配信停止メッセージを送信したマルチキャスト受信装置5では、マルチキャストデータを受信した後にマルチキャストデータを廃棄する。
つまり、本開示の通信方法は、
マルチキャスト配信されるデータを受信するマルチキャスト受信装置(4〜6)が接続される複数のポート(22、23)と、
前記ポートのポート情報及び前記マルチキャスト受信装置の識別子を含むマルチキャスト配信情報を保持する配信状態データベース26と、
前記ポートが受信した、マルチキャスト配信開始又は配信停止を要求する前記マルチキャスト受信装置からの管理メッセージに基づいて前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を更新する配信状態データベース更新部25と、
前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報に基づいてマルチキャスト配信されるデータの透過又は廃棄を前記ポート毎に設定し、前記ポートがマルチキャスト配信停止の要求を受信した場合、前記ポートから前記マルチキャスト受信装置へ配信停止の確認を行わずに前記ポートにデータの廃棄を設定する設定部270と、
を備える通信装置200の通信方法であって、
複数の前記マルチキャスト受信装置を含む受信装置群が1つのポート22に接続されている場合に、
前記受信装置群の中のいずれかの前記マルチキャスト受信装置からのマルチキャスト配信停止の要求をポート22で受信したときに、データベース26が保持する前記マルチキャスト配信情報テーブルを確認し、前記受信装置群の他の前記マルチキャスト受信装置が前記マルチキャスト配信停止の要求対象のデータを受信していれば、ポート22についてはマルチキャスト配信されるデータの透過設定を維持することを特徴とする。
本開示の通信方法は、管理フレームに基づいてマルチキャストの配信管理を動的に実施する装置のポートに対して複数のマルチキャスト受信装置を接続したネットワークシステムにおいて、マルチキャストの配信管理を動的に実施する装置からマルチキャスト受信装置に対して配信停止確認メッセージを送信することなく配信を停止するfast leave機能を提供する。
1:マルチキャスト送信装置
2、200:スイッチ
3:集線装置
4、5、6:マルチキャスト受信装置
11、21、22、23、31、32、33、41、51、61:ポート
24:マルチキャストフレームコピー部
25:配信状態データベース更新部
26:配信状態データベース
27:ポート毎配信状態集約部
28:配信状態設定部
2x1:マルチキャストフレーム廃棄判定部
2x2:マルチキャストフレーム廃棄部
270:設定部
34:マルチキャストフレームコピー部

Claims (2)

  1. マルチキャスト配信されるデータを受信する受信装置が接続される複数のポートと、
    前記ポートのポート情報及び前記受信装置の識別子を含むマルチキャスト配信情報を保持するデータベースと、
    前記ポートが受信した、マルチキャスト配信開始又は配信停止を要求する前記受信装置からの管理メッセージに基づいて前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を更新する更新部と、
    前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報に基づいてマルチキャスト配信されるデータの透過又は廃棄を前記ポート毎に設定し、前記ポートがマルチキャスト配信停止の要求を受信した場合、前記ポートから前記受信装置へ配信停止の確認を行わずに前記ポートにデータの廃棄を設定する設定部と、
    を備える通信装置であって、
    複数の前記受信装置を含む受信装置群が1つの前記ポートに接続されている場合に、
    前記設定部は、
    前記受信装置群の中のいずれかの前記受信装置からのマルチキャスト配信停止の要求を前記ポートで受信したときに、前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を確認し、前記受信装置群の他の前記受信装置が前記マルチキャスト配信停止の要求対象のデータを受信していれば、該ポートについてはマルチキャスト配信されるデータの透過設定を維持することを特徴とする通信装置。
  2. マルチキャスト配信されるデータを受信する受信装置が接続される複数のポートと、
    前記ポートのポート情報及び前記受信装置の識別子を含むマルチキャスト配信情報を保持するデータベースと、
    前記ポートが受信した、マルチキャスト配信開始又は配信停止を要求する前記受信装置からの管理メッセージに基づいて前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を更新する更新部と、
    前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報に基づいてマルチキャスト配信されるデータの透過又は廃棄を前記ポート毎に設定し、前記ポートがマルチキャスト配信停止の要求を受信した場合、前記ポートから前記受信装置へ配信停止の確認を行わずに前記ポートにデータの廃棄を設定する設定部と、
    を備える通信装置の通信方法であって、
    複数の前記受信装置を含む受信装置群が1つの前記ポートに接続されている場合に、
    前記受信装置群の中のいずれかの前記受信装置からのマルチキャスト配信停止の要求を前記ポートで受信したときに、前記データベースが保持する前記マルチキャスト配信情報を確認し、前記受信装置群の他の前記受信装置が前記マルチキャスト配信停止の要求対象のデータを受信していれば、該ポートについてはマルチキャスト配信されるデータの透過設定を維持することを特徴とする通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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