JP2015192391A - ネットワークシステム、パケット伝送装置、パケット伝送方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、パケット伝送装置、パケット伝送方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチキャストパケットのフラッディングを抑制する。
【解決手段】マルチキャストルーティングを行う複数の第1の通信装置と、複数の第1の通信装置間を接続し、マルチキャストパケットを受信ポート以外のポートから転送する複数の第2の通信装置と、を含むネットワークシステムであって、複数の第2の通信装置のそれぞれは、複数の第1の通信装置のうちのいずれかの装置から送信されるマルチキャストグループへの参加要求の受信ポートを該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートとして記憶する第1の記憶部と、マルチキャストグループのマルチキャストパケットを、自装置が有するポートのうちの転送ポートから転送する転送部と、備えるネットワークシステムである。
【選択図】図10

Description

本発明は、ネットワークシステム、パケット伝送装置、パケット伝送方法、及び情報処理プログラムに関する。
レイヤ2スイッチ(以降、L2SW)は、通常、マルチキャストパケットを受信すると、同一VLAN(Virtual Local Area Network)に属する受信ポート以外の全ポートから該マルチキャストパケットを転送する。受信ポート以外の同一VLAN内の全てのポートからパケットを転送することをフラッディングという。
特開2007−174489号公報 特開2005−253026号公報 特開2008−153766号公報 特開2008−177968号公報
しかしながら、L2SWのフラッディングにより、該当のマルチキャストパケットを所望しない装置が接続されるポートからもマルチキャストパケットが転送されるので、回線の帯域が圧迫されることがあった。
一側面によれば、本発明は、マルチキャストパケットのフラッディングを抑制することを目的とする。
1つの態様では、
マルチキャストルーティングを行う複数の第1の通信装置と、
前記複数の第1の通信装置間を接続し、マルチキャストパケットを受信ポート以外のポートから転送する複数の第2の通信装置と、
を含むネットワークシステムであって、
前記複数の第2の通信装置のそれぞれは、
前記複数の第1の通信装置のうちのいずれかの装置から送信されるマルチキャストグループへの参加要求の受信ポートを該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートとして記憶する第1の記憶部と、
前記マルチキャストグループのマルチキャストパケットを、自装置が有するポートのうちの前記転送ポートから転送する転送部と、
を備えるネットワークシステムである。
また、1つの態様では、上述したネットワークシステム内の第2の通信装置としてのパケット伝送装置である。1つの態様では、上述したネットワークシステム内の第2の通信装置が上述した処理を実行するパケット伝送方法である。また、1つの態様では、コンピュータを上述した第2の通信装置として機能させるプログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能であり非一時的な記録媒体を含むことができる。コンピュータ等が読み取り可能な一時的でない記録媒体には、データやプログラム等の情報を電
気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
1つの側面として、マルチキャストパケットのフラッディングを抑制することができる。
マルチキャストグループへの参加及びマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。 新たにL3SW#8の配下の受信装置がマルチキャストグループに参加する場合の処理の流れの一例を示す図である。 L3SW#5の配下の受信装置がマルチキャストグループから脱退する場合の処理の流れの一例を示す図である。 第1実施形態に係る、マルチキャストグループへの参加及びマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。 ルートSWであるL2SW#1のマルチキャスト受信要求メッセージ受信後の処理の流れの一例を示す図である。 新たにL3SW#8の配下の受信装置がマルチキャストグループに参加する場合の処理の流れの一例を示す図である。 L3SW#5の配下の受信装置がマルチキャストグループから脱退する場合の処理の流れの一例を示す図である。 マルチキャストネットワークの運用に係るL2SWの処理の一例を示す図である。 L2SWのハードウェア構成の一例を示す図である。 L2SWの機能構成の一例を示す図である。 マルチキャスト転送判定テーブルの一例である。 マルチキャスト受信要求メッセージに含まれる情報の一例を示す図である。 マルチキャスト受信設定メッセージに含まれる情報の一例を示す図である。 具体例において想定されるネットワークの構成及びネットワーク内のL2SW間の物理的な接続関係を示す図である。 図14に示されるネットワークにおいて、受信装置からマルチキャストグループへの参加要求(IGMPレポート)が送信された場合のマルチキャスト受信要求メッセージの一例を示す図である。 図15Aに示されるマルチキャスト受信要求メッセージに対するマルチキャスト受信設定メッセージの一例を示す図である。 制御部にパケットが入力された場合の制御部の処理のフローチャートの一例である。 制御部にJoinメッセージが入力された場合の処理のフローチャートの一例である。 制御部にPruneメッセージが入力された場合の処理のフローチャートの一例である。 制御部に自装置宛てのマルチキャスト受信要求メッセージが入力された場合の処理のフローチャートの一例である。 マルチキャストパケットを受信した場合のSW部の処理のフローチャートの一例である。 第2実施形態に係るマルチキャストネットワークにおけるマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。 第2実施形態において、制御部にパケットが入力された場合の制御部の処理のフローチャートの一例である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<マルチキャストネットワーク>
図1、図2、図3は、マルチキャストネットワークにおけるマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。図1、図2、図3では、同じネットワークが示される。図1、図2、図3に示されるネットワークでは、L2SW間は光回線で接続されており、L2SWとL3SWとの間はメタル回線で接続されているものとする。また、マルチキャストパケットの送信装置はL3SW#1の配下に存在する。また、各L2SWの各ポートは同一VLANに属しているとする。以下、図1、図2、図3については、同一のマルチキャストグループについて説明されているものとする。
L3SW間では、例えば、マルチキャストルーティングプロトコルであるPIM−SM(Protocol Independent Multicast-Sparse Mode)が有効になっており、マルチキャストパケットの経路情報等がやり取りされている。図1、図2、図3に示される例では、マルチキャスト配信ツリーのランデブーポイント(RP)は、L3SW#1である。
L3SWとホスト(受信装置及び送信装置)との間では、例えば、IGMP(Internet
Group Management Protocol)が有効になっており、ホストのマルチキャストグループへの参加、脱退等の情報がやり取りされている。
L2SW間では、例えば、L2SWトポロジにおける経路冗長化のためのプロトコルであるTRILLが有効になっている。TRILLでは、ユニキャストのルーティングが終了した後、L3SW間で有効であるマルチキャストルーティングプロトコルとは別に、L2SW間でマルチキャスト配信ツリーが形成される。TRILLでは、L2SWがマルチキャストパケットを受信した場合には、一旦ルートSWに転送し、ルートSWがマルチキャスト配信ツリーの下流にマルチキャストパケットを配信する。図1、図2、図3に示される例では、TRILLのマルチキャスト配信ツリーのルート(root)SWは、L2SW#1である。
図1は、マルチキャストグループへの参加及びマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。(1)L3SW#5の配下の受信装置が、マルチキャストグループに参加するために、マルチキャストグループへの参加要求であるIGMPレポートを送信する。
(2)L3SW#5は、配下の受信装置からIGMPレポートを受信すると、IGMPレポートによって指定されるマルチキャストグループのマルチキャストパケットの配信先として、該受信装置を登録する。これとともに、L3SW#5は、自身がマルチキャストグループに参加するために、該当のマルチキャストグループへの参加要求であるPIM Joinメッセージを送信する。Joinメッセージは、Hop−by−Hopで送信され、RPであるL3SWに届けられる。
JoinメッセージはマルチキャストIPアドレス224.0.0.13を宛先とするマルチキャストパケットであるので、各L2SWは、JoinメッセージをTRILLのマルチキャスト配信ツリーを用いてルートSWに転送する。このとき、各L2SWは、フラッディングしながらJoinメッセージの転送を行う。そのため、L3SW#5から送
信されたJoinメッセージは、該当マルチキャストグループのRPでもなく、該当マルチキャストグループの受信装置を配下に接続もしていないL3SW#2〜#4、#6〜#8にも届く。
JoinメッセージがRPであるL3SW#1に届くと、L3SW#5へのマルチキャストパケットの配信がRPに登録され、マルチキャストパケットがL3SW#5に配信されるようになる。以降、L3SW#5は、所定の周期でJoinメッセージを送信する。RPは、Joinメッセージを受信している間はマルチキャストパケットの配信を継続し、所定時間Joinメッセージを受信しない場合には、該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの配信を停止する。Joinメッセージの送信周期は、例えば、60秒である。また、RPがマルチキャストパケットの配信停止を判定するまでの、Joinメッセージを受信しない所定時間は、例えば、3分である。
(3)送信装置がマルチキャストパケットを送信すると、RPであるL3SW#1は該当のマルチキャストグループのマルチキャスト配信ツリーに従ってマルチキャストパケットを送信する。L3SW#1から送信されたマルチキャストパケットを最初に受信するL2SW#1は、ルートSWであるため、TRILLのマルチキャスト配信ツリーの下流に該マルチキャストパケットを転送する。下流側の各L2SWは、マルチキャストパケットをフラッディングしながらさらに下流へと中継する。このため、マルチキャストパケットは、該当のマルチキャストグループの受信装置を配下に接続していないL3SW#2〜#4、#6〜#8にも届く。
図2は、新たにL3SW#8の配下の受信装置がマルチキャストグループに参加する場合の処理の流れの一例を示す図である。(4)新たにマルチキャストグループに参加するL3SW#8の配下の受信装置からIGMPレポートが送信される。(5)L3SW#8は、IGMPレポートを受信すると、新たな受信装置について該当のマルチキャストパケットの配信先として登録する。しかしながら、L3SW#8は、すでに該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信している状態であるので、新たにJoinメッセージを送信しない。そのため、L3SW#8は、所定の周期でJoinメッセージを送信することもしない。
図3は、L3SW#5の配下の受信装置がマルチキャストグループから脱退する場合の処理の流れの一例を示す図である。(6)L3SW#5の配下の受信装置が、マルチキャストグループからの脱退要求であるIGMPリーブを送信する。
(7)L3SW#5は、IGMPリーブを受信すると、配下に該当のマルチキャストグループの受信装置がいなくなったので、配下へのマルチキャストパケットの配信を停止する。また、L3SW#5は、これ以上該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信しなくてもよいので、該マルチキャストグループからの脱退要求であるPIM Pruneメッセージを送信する。
PruneメッセージもJoinメッセージと同じマルチキャストIPアドレス224.0.0.13を宛先として送信されるマルチキャストパケットである。そのため、各L2SWはフラッディングしながらPruneメッセージをRPであるL3SW#1に中継する。したがって、L3SW#5から送信されたPruneメッセージは、L3SW#1〜#4、#6〜#8にも届く。
RPであるL3SW#1は、Pruneメッセージを受信してから3秒以内にJoinメッセージを受信しない場合には、該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットの配信を停止する(RFC2362規定)。しかしながら、L3SW#8は、配下に
該当のマルチキャストグループの受信装置を接続している。そのため、(8)L3SW#8は、RPであるL3SW#1にマルチキャストパケットの配信を継続してもらうために、Pruneメッセージの受信を契機にJoinメッセージを送信する。これによって、RPであるL3SW#1はPruneメッセージを受信してから3秒以内にJoinメッセージを受信することになり、マルチキャストパケットの配信を継続することになる。
このときL3SW#8から送信されたJoinメッセージは、各L2SWのフラッディングによりL3SW#1〜#7に届くことになる。
図1〜図3における処理において、マルチキャストパケットの配信にかかわりのないL3SW#2〜#4、#6、#7にも、Joinメッセージ、Pruneメッセージ、マルチキャストパケットが流れる。第1実施形態では、L2SWは、マルチキャストパケットの配信にかかわりのない装置へ不要なパケットを流さないように動作する。
<第1実施形態>
図4、図5、図6、図7、図8は、第1実施形態に係るマルチキャストネットワークにおけるマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。図4〜図8に示されるネットワークの構成は、図1〜図3に示されるネットワークの構成と同様である。
図4は、第1実施形態に係る、マルチキャストグループへの参加及びマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。(1)L3SW#5の配下の受信装置が、マルチキャストグループに参加するために、IGMPレポートを送信する。
(2)L3SW#5は、配下の受信装置からIGMPレポートを受信すると、該当のマルチキャストパケットの配信先に該受信装置を登録するとともに、Joinメッセージを送信する。(3)Joinメッセージを受信したL2SW#5は、ルートSWにマルチキャスト受信要求メッセージを送信し、その後、Joinメッセージを転送する。マルチキャスト受信要求メッセージは、ルートSWに対してマルチキャストパケットの転送を要求するためのメッセージである。
第1実施形態では、各L2SWは、Joinメッセージ及びPruneメッセージを、RPが接続される側のポートから転送し、それ以外のポートからは転送しない。これによって、マルチキャストパケットの転送にかかわりのない装置へのJoin及びPruneメッセージの転送が抑制される。
なお、図4では、ルートSWであるL2SW#1からL2SW#8にもJoinメッセージが流れている。これは、L2SW間の接続が光回線であり、光回線の特性によるものである。L2SW間の接続がメタル回線である場合には、第1実施形態では、ルートSWであるL2SW#1からL2SW#8には、Joinメッセージは流されない。
なお、マルチキャスト受信要求メッセージに関して、L3SW#5からJoinメッセージを受信するL2SW#5がマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信し、それ以外のL2SWは作成せずに転送するようにしてもよい。又は、L2SW#5に加えて、L2SW#2〜#4のそれぞれが、Joinメッセージを中継する際にマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信してもよい。第1実施形態では、L3SWからJoinメッセージを受信したL2SWがマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信し、それ以外のL2SWはマルチキャスト受信要求メッセージを転送するもの(前者)として説明する。
また、マルチキャスト受信要求メッセージは、ルートSWを宛先とするユニキャストで送信されてもよいし、例えば、BPDU(Bridge Protocol Data Unit)等のマルチキャ
ストパケットを利用してマルチキャストで送信されてもよい。マルチキャスト受信要求メッセージがマルチキャストで配信される場合には、予めマルチキャスト受信要求メッセージに用いられるIPアドレスのパケットを他のL2SWが接続されるポートから転送するように登録して、それ以外のポートからは転送しないようにしてもよい。なお、第1実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージは、ルートSWを宛先とするユニキャストで送信されるものとする。
図5は、ルートSWであるL2SW#1のマルチキャスト受信要求メッセージ受信後の処理の流れの一例を示す図である。(4)ルートSWであるL2SW#1は、TRILLのマルチキャスト配信ツリー内のL2SW間の接続関係を保持しており、受信したマルチキャスト受信要求メッセージに基づいて、Joinメッセージの経路を特定する。ルートSWであるL2SW#1は、マルチキャスト配信ツリーの各L2SWに対して、該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートと破棄ポートとを指定するマルチキャスト受信設定メッセージを作成して送信する。
マルチキャスト受信設定メッセージによって転送ポートに指定されたポートは、該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送に用いられる。転送ポートには、例えば、Joinメッセージの経路上の各L2SWの該当マルチキャストグループに対するJoinメッセージを受信したポートが指定される。
マルチキャスト受信設定メッセージによって破棄ポートに指定されたポートからは、該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットは転送されない。破棄ポートには、各L2SWのJoinメッセージの経路外のポートが指定される。
マルチキャスト受信設定メッセージは、各L2SWに対してユニキャストで送信されてもよいし、マルチキャストパケットで送信されてもよい。マルチキャスト受信設定メッセージがマルチキャストで配信される場合には、予めマルチキャスト受信設定メッセージに用いられるMACアドレスを他のL2SWを接続するポートから転送するように登録して、それ以外のポートからは転送しないようにしてもよい。また、マルチキャスト受信設定メッセージがマルチキャストで配信される場合には、マルチキャスト配信ツリー内の全L2SWの情報を含めてもよい。また、マルチキャスト受信設定メッセージは、マルチキャスト受信要求メッセージがユニキャストである場合には、ユニキャストとなり、マルチキャスト受信要求メッセージがマルチキャストである場合には、マルチキャストであってもよい。なお、第1実施形態では、マルチキャスト受信設定メッセージは、ユニキャストで送信されることとする。
(5)送信装置がマルチキャストパケットを送信すると、L3SW#1は該当のマルチキャストグループのマルチキャスト配信ツリーに従ってマルチキャストパケットを送信する。L3SW#1から送信されたマルチキャストパケットは、各L2SWによって、該当のマルチキャストグループの転送ポートから転送され、それ以外のポートからは転送されない。これによって、所望しない装置へのマルチキャストパケットのフラッディングを抑制することができる。
また、Joinメッセージの経路の逆方向の経路で、マルチキャストパケットが転送されることになる。すなわち、第1実施形態では、TRILLのマルチキャスト配信ツリーの全体像を把握しているルートSWに、マルチキャスト受信要求メッセージを用いて、Joinメッセージの経路を特定させる。また、マルチキャスト受信設定メッセージによって、各L2SWに、Joinメッセージの経路とは逆方向の経路を通知し、各L2SWに
Joinメッセージとは逆方向の経路でマルチキャストパケットを転送させる。これによって、第1実施形態では、マルチキャストパケットのフラッディングを抑制する。
図6は、新たにL3SW#8の配下の受信装置がマルチキャストグループに参加する場合の処理の流れの一例を示す図である。(6)新たにマルチキャストグループに参加するL3SW#8の配下の受信装置からIGMPレポートが送信される。
(7)L3SW#8には、該当マルチキャストグループのJoinメッセージ及びマルチキャストパケットは届けられないため、L3SW#8は、該当マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信できる状態にない。そのため、L3SW#8は、IGMPレポートを受信すると、新たな受信装置についてマルチキャストパケットの配信先として登録するとともに、自装置へのマルチキャストパケットの転送を要求するためにJoinメッセージを送信する。
(8)L3SW#8から送信されたJoinメッセージをL2SW#8が受信すると、L2SW#8は、マルチキャスト受信要求メッセージをルートSWであるL2SW#1に送信する。その後、L2SW#8は、JoinメッセージをRPが接続される側のポートから転送する。Joinメッセージは、L2SW#1を経由してRPであるL3SW#1に届けられる。
(9)L2SW#8からのマルチキャスト受信要求メッセージをL2SW#1が受信すると、L2SW#1は、ルートSWであるので、転送ポートと破棄ポートとを指定するマルチキャスト受信設定メッセージを送信する。このマルチキャスト受信設定メッセージを受信することによって、L2SW#8は、マルチキャストパケットをL3SW#8に転送するようになる。
図7は、L3SW#5の配下の受信装置がマルチキャストグループから脱退する場合の処理の流れの一例を示す図である。(10)L3SW#5の配下の受信装置が、マルチキャストグループからの脱退要求であるIGMPリーブを送信する。
(11)L3SW#5は、IGMPリーブを受信すると、Pruneメッセージを送信する。Pruneメッセージは、Joinメッセージと同様に、第1実施形態では、RPが接続される側のポートから転送される。図7に示されるネットワークでは、L2SW間は光回線で接続されているため、Pruneメッセージは、L2SW#6〜#8にも流れる。
Pruneメッセージを受信すると、RPであるL3SW#1は3秒以内にJoinメッセージを受信しない場合にはマルチキャストパケットの配信を停止する。一方で、L3SW#8には継続してマルチキャストパケットを所望する受信装置が接続されている。そのため、L3SW#8は、RPであるL3SW#1にマルチキャストパケットの配信を継続してもらうために、Joinメッセージを送信するのが好ましい。
しかしながら、Pruneメッセージは、L2SW#8に届くものの、RPを接続するポートではないポートに接続するL3SW#8へはL2SW#8によって転送が阻止される。そのため、L3SW#8はPruneメッセージが他のL3SWから送信されたことを知ることができない。すなわち、図3に示されるようには、L3SW#8は他のL3SWからPruneメッセージを受信したことを契機にJoinメッセージを送信することができない。
(12)第1実施形態では、L2SW#8は、Pruneメッセージを受信した場合に
は、L3SW#8の代わりにJoinメッセージを作成して送信する。これによって、RPであるL3SW#1にマルチキャストパケットの配信を継続してもらうことができる。
図8は、マルチキャストネットワークの運用に係るL2SWの処理の一例を示す図である。図8に示されるネットワークは、図7の処理が終了した後のネットワークである。
受信装置を配下に接続するL3SW#8は、所定の周期(例えば、60秒)でJoinメッセージを送信し、それに伴い、L2SW#8はマルチキャスト受信要求メッセージを送信する。すなわち、L2SW#8は、Joinメッセージと同じ周期でマルチキャスト受信要求メッセージを送信する。
ルートSWであるL2SW#1は、ポートごとにマルチキャスト受信要求メッセージの受信を監視しており、所定時間マルチキャスト受信要求メッセージを受信しない場合には、該当ポートから全ポートを破棄ポートに設定したマルチキャスト受信設定メッセージを送信する。このときのマルチキャスト受信設定メッセージは、所定時間マルチキャスト受信要求メッセージを受信しないポートの下流に位置するL2SWに対して送信される。所定時間は、例えば、210秒である。これによって、L2SW#5側へのマルチキャストパケットの転送が停止される。
以上のように、第1実施形態では、L2SWは、Joinメッセージを受信したポートを該当のマルチキャストグループの転送ポートとし、転送ポート以外から該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットを転送しない。また、Join及びPruneメッセージは、L2SWのRPが接続される側のポート以外のポートからは転送されない。これによって、L2SWによるマルチキャストパケットのフラッディングを抑制することができる。
<L2SWの構成>
図9は、L2SW 1のハードウェア構成の一例を示す図である。L2SW 1は、複数のインタフェース(IF)部103、IF部104、IF部103及びIF部104間でパケットを中継するSW部102と、L2SW 1のコントロールプレーンに相当する制御部101とを含む。
IF部103は、例えば、メタル回線を接続するインタフェースである。IF部103は、メタル回線から入力される電気信号に対してベースバンド処理を行い、所定のデータ形式に変換してSW部102に出力する。IF部103は、SW部102から入力されるデータに対しては、逆の処理を行い、電気信号に変換してメタル回線に出力する。
IF部104は、例えば、光回線を接続するインタフェースである。IF部104は、光回線から入力される光信号を電気信号に変換して、該電気信号を所定のデータ形式に変換してSW部102に出力する。IF部104は、SW部102から入力されるデータに対しては、逆の処理を行い、電気信号に変換し、さらに光信号に変換して光回線に出力する。なお、図9では、IF部103、IF部104は1つずつ図示されるが、それぞれ複数備えられてもよい。
SW部102は、IF部103、IF部104間のパケットを中継するFPGA(field-programmable gate array)等の回路である。また、SW部102は、メモリ102B
を備える。メモリ102Bは、例えば、RAM(Random Access Memory)である。メモリ102Bには、例えば、アクセスリストが格納されており、SW部102は、アクセスリストに合致するパケットを制御部101に転送する。アクセスリストには、例えば、Joinメッセージ、Pruneメッセージ、マルチキャスト受信要求メッセージ、マルチキ
ャスト受信設定メッセージ等で使用されるIPアドレス又はMACアドレスが格納されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)101A、メモリ101Bを備
える。メモリ101Bは、RAM及びROM(Read Only Memory)を含む。メモリ101Bには、例えば、OS(Operating System)、マルチキャスト転送プログラム等が格納されている。CPU 101Aは、マルチキャスト転送プログラムを実行することによって、例えば、図4〜図8において説明された処理を行う。
なお、図9に示されるL2SWのハードウェア構成は一例であって、適宜、変更が可能である。例えば、L2SWは、メタル回線を接続するIF部103又は光回線を接続するIF部104の何れか一方を備えていなくてもよい。
図10は、L2SW 1の機能構成の一例を示す図である。L2SW 1は、パケット受信部11、パケット判定部12、第1転送ポート判定部13、パケット送信部14、第2転送ポート判定部15、テーブル管理部16、メッセージ作成部17、マルチキャスト転送判定テーブル21、ツリートポロジ情報22、VLAN管理テーブル23、RP情報24を備える。
パケット受信部11、パケット判定部12、第1転送ポート判定部13、パケット送信部14、マルチキャスト転送判定テーブル21、VLAN管理テーブル23は、SW部102に相当する機能構成である。パケット受信部11、パケット送信部14は、IF部103、104とのインタフェースである。
パケット判定部12は、パケットを第1転送ポート判定部13、第2転送ポート判定部に振り分ける。例えば、パケット判定部12は、SW部102内のメモリ102Bに格納されるアクセスリストを用い、アクセスリストに宛先IP又はMACアドレスが合致するパケットを第2転送ポート判定部15に転送する。アクセスリストには、例えば、Join及びPruneメッセージに用いられるマルチキャストIPアドレス、自身のIP又はMACアドレスが登録されている。アクセスリストに合致しないパケットは、第1転送ポート判定部13に転送される。
以降、第1実施形態では、Joinメッセージ、Pruneメッセージ、マルチキャスト受信要求メッセージ及びマルチキャスト受信設定メッセージは第2転送ポート判定部15に出力されることとする。また、所定のマルチキャストグループのマルチキャストパケットは、第1転送ポート判定部13に出力されることとする。他のL2SW 1宛てのマルチキャスト受信要求メッセージ及びマルチキャスト受信設定メッセージは、第1実施形態では、ユニキャストパケットとして第1転送ポート判定部13に出力される。
第1転送ポート判定部13は、パケット判定部12から入力されたパケットの転送ポートを決定し、パケット送信部14に出力する。例えば、第1転送ポート判定部13は、ユニキャストのパケットの転送ポートを、ユニキャストルーティングテーブル(図示せず)に従って決定する。例えば、第1転送ポート判定部13は、マルチキャストのパケットの転送ポートを、後述のマルチキャスト転送判定テーブル21に従って決定する。第1転送ポート判定部13は、「転送部」の一例である。
マルチキャスト転送判定テーブル21、VLAN管理テーブル23は、SW部102のメモリ102Bに格納される。マルチキャスト転送判定テーブル21は、マルチキャストグループの転送ポートを保持するテーブルである。マルチキャスト転送判定テーブル21の詳細は、後述される。VLAN管理テーブル23は、例えば、L2SW 1に存在する
VLANと、各VLANに属するポートの情報とが格納されるテーブルである。
第2転送ポート判定部15、テーブル管理部16、メッセージ作成部17は、制御部101のCPU 101Aがメモリ101Bに格納されているマルチキャスト転送プログラムを実行することによって実現される機能構成である。ツリートポロジ情報22、RP情報24は、制御部101のメモリ101Bに格納されている。
ツリートポロジ情報22は、TRILLのマルチキャスト配信ツリーに関する情報である。例えば、ツリートポロジ情報には、TRILLのマルチキャスト配信ツリーのルートSWのMACアドレスが保持される。ツリートポロジ情報22は、他のL2SW 1とのTRILLのメッセージのやり取りによって取得される。
また、L2SW 1がルートSWである場合には、ツリートポロジ情報22には、TRILLのマルチキャスト配信ツリーに参加する全L2SW 1の接続関係が格納される。より具体的には、ルートSWのツリートポロジ情報22には、全L2SW 1のIPアドレス及びMACアドレス、ポート番号、各ポートの接続装置の情報等が格納される。ツリートポロジ情報は、「第3の記憶部」に記憶される情報の一例である。
RP情報24は、各マルチキャストグループのRPであるL3SWのIPアドレスと、該RPであるL3SWの接続される側のポートの情報である。RPのIPアドレスは、例えば、Joinメッセージから取得される。また、RPの接続される側のポートは、例えば、RPであるL3SWのIPアドレスが送信元IPアドレスであるPIM Helloメッセージの受信ポートとして取得される。PIM Helloメッセージは、PIMが有効になっている全L3SWによって所定の周期(例えば、30秒)で送信されるメッセージである。以降、RPが接続される側のポートをRP接続ポートと称する。RP情報24は、「第2の記憶部」に記憶される情報の一例である。
第2転送ポート判定部15には、パケット判定部12から、Joinメッセージ、Pruneメッセージ、L2SW 1自身のIPアドレス又はMACアドレス宛てのパケットが入力される。第1実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージ、マルチキャスト受信設定メッセージは、ユニキャストで送信される。そのため、第1実施形態において、L2SW 1自身のIPアドレス又はMACアドレス宛てのパケットは、マルチキャスト受信要求メッセージ、又は、マルチキャスト受信設定メッセージである。
Join及びPruneメッセージが入力された場合には、第2転送ポート判定部15は、RP接続ポートをJoin及びPruneメッセージの転送ポートに判定し、パケット送信部14に出力する。また、JoinメッセージがL3SWから入力されている場合には、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト受信要求メッセージの作成をメッセージ作成部17に指示する。JoinメッセージがL3SWから入力されているか否かは、Joinメッセージの受信ポートが、L3SWを接続するポートであるか否かを判定することによって判定可能である。
Pruneメッセージが入力された場合には、第2転送ポート判定部15は、所定の条件が満たされたか否かを判定し、該所定の条件が満たされた場合には、Joinメッセージの代理作成をメッセージ作成部17に指示する。所定の条件は、例えば、Pruneメッセージの受信ポート以外にマルチキャスト転送判定テーブル21に該当のマルチキャストアドレスの転送ポートとして登録されているポートが有ることである。
L2SW 1自身宛てのマルチキャスト受信要求メッセージが入力された場合には、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト受信設定メッセージの作成をメッセージ作成
部17に指示する。L2SW 1自身宛てのマルチキャスト受信設定メッセージが入力された場合には、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト受信設定メッセージに基づいたマルチキャスト転送判定テーブル21の更新をテーブル管理部16に指示する。第2転送ポート判定部15は、「判定部」の一例である。
テーブル管理部16は、第2転送ポート判定部15の指示に従って、マルチキャスト転送判定テーブル21を更新する。また、テーブル管理部16は、各転送ポートにおけるマルチキャスト受信要求メッセージの受信を監視する。所定時間マルチキャスト受信要求メッセージを受信しない転送ポートがある場合には、テーブル管理部16は、全ポートを破棄ポートに指定するマルチキャスト受信設定メッセージの作成をメッセージ作成部17に指示する。所定時間は、例えば、210秒である。テーブル管理部16は、「管理部」の一例である。
メッセージ作成部17は、第2転送ポート判定部15又はテーブル管理部16の指示に従って、マルチキャスト受信要求メッセージ、マルチキャスト受信設定メッセージ、Joinメッセージを作成し、パケット送信部14に出力する。メッセージ作成部17は、「通知部」の一例である。
マルチキャスト受信設定メッセージを作成する場合には、メッセージ作成部17は、マルチキャスト受信要求メッセージとツリートポロジ情報22とに基づいて、該当マルチキャストグループのJoinメッセージの経路を特定する。メッセージ作成部17は、経路上のポートを転送ポート、経路外のポートを破棄ポートにして、各L2SW 1に対するマルチキャスト受信設定メッセージを作成する。なお、マルチキャスト受信設定メッセージを作成する場合には、L2SW 1はルートSWであるので、ツリートポロジ情報22には、TRILLのマルチキャスト配信ツリーの全L2SW 1の情報が保持されている。
図11は、マルチキャスト転送判定テーブル21の一例である。マルチキャスト転送判定テーブル21は、マルチキャストアドレスと転送ポートとエージングタイマとの対応付けをエントリとして格納する。マルチキャスト転送判定テーブル21の転送ポートは、マルチキャスト受信設定メッセージによって該当のマルチキャストアドレスの転送ポートに指定されたポートである。
マルチキャスト転送判定テーブル21のエントリは、マルチキャストアドレスと転送ポートとの組み合わせごとに作成される。そのため、図11では、マルチキャストアドレス「231.0.0.10」に対して、転送ポートが「ポート1」のエントリと、転送ポートが「ポート5」のエントリと、の2つのエントリが存在している。
マルチキャスト転送判定テーブル21のエントリは、マルチキャスト受信設定メッセージの受信を契機に、該マルチキャスト受信設定メッセージの内容にしたがって登録される。マルチキャスト転送判定テーブル21の転送ポートがマルチキャスト受信設定メッセージによって破棄ポートに指定された場合には、該当のエントリの「転送ポート」には「破棄」が格納される。
マルチキャスト転送判定テーブル21のエージングタイマは、該当エントリの転送ポートにマルチキャスト受信要求メッセージが届くたびにテーブル管理部16によって初期値に設定される。エージングタイマは、カウントダウンのタイマである。L2SW 1がルートSWである場合、エージングタイマが0になると、該当エントリのマルチキャストグループに対して、該当エントリの転送ポートから、全ポートを破棄ポートに指定するマルチキャスト受信設定メッセージが送信される。エージングタイマの初期値は、例えば、2
10秒である。マルチキャスト転送判定テーブル21は、「第1の記憶部」の一例である。
<メッセージの構成>
図12は、マルチキャスト受信要求メッセージに含まれる情報の一例を示す図である。マルチキャスト受信要求メッセージには、例えば、BPDUが用いられてもよいし、独自に定義されたパケットが用いられてもよい。マルチキャスト受信要求メッセージには、例えば、受信要求ノード、マルチキャストアドレス、受信ポート番号、VLANが含まれる。
マルチキャスト受信要求メッセージ内の「受信要求ノード」は、Joinメッセージを受信したL2SW 1のアドレスである。第1実施形態では、L3SWからJoinメッセージを受信したL2SWがマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信することを想定しているので、「受信要求ノード」には、マルチキャスト受信要求メッセージの作成元であるL2SW 1自身のIPアドレス又はMACアドレスが格納される。
マルチキャスト受信要求メッセージ内の「マルチキャストアドレス」は、マルチキャスト受信要求メッセージの作成元であるL2SW 1がマルチキャストパケットの転送を要求するマルチキャストグループのマルチキャストアドレスである。マルチキャスト受信要求メッセージ内の「マルチキャストアドレス」には、マルチキャスト受信要求メッセージの作成の契機となるJoinメッセージに含まれるマルチキャストグループのマルチキャストアドレスが格納される。
マルチキャスト受信要求メッセージ内の「受信ポート番号」には、Joinメッセージを受信したポートの番号が格納される。マルチキャスト受信要求メッセージ内の「VLAN」は、該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送を要求するVLAN情報が格納される。「VLAN」には、例えば、Joinメッセージの受信ポートに設定されているVLAN IDが格納される。
図13は、マルチキャスト受信設定メッセージに含まれる情報の一例を示す図である。マルチキャスト受信設定メッセージは、例えば、BPDUが用いられてもよいし、独自に定義されたパケットが用いられてもよい。マルチキャスト受信設定メッセージには、例えば、マルチキャストアドレス、VLAN、転送ポート番号、破棄ポート番号が含まれる。
マルチキャスト受信設定メッセージの「マルチキャストアドレス」、「VLAN」には、マルチキャスト受信設定メッセージの作成の契機となるマルチキャスト受信要求メッセージ内の「マルチキャストアドレス」、「VLAN」の値が格納される。
マルチキャスト受信設定メッセージの「転送ポート番号」、「破棄ポート番号」には、それぞれ、該当のマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポート、破棄ポートの番号が格納される。転送ポート、破棄ポートは、メッセージ作成部17によって決定される。
マルチキャスト受信設定メッセージを作成するのはL2SW 1がルートSWである場合である。L2SW 1がルートSWである場合には、ツリートポロジ情報22には、TRILLのマルチキャスト配信ツリー全体のトポロジが格納されている。そのため、ルートSWであるL2SW 1は、ツリートポロジ情報22を用いて、L3SWからJoinメッセージを受信したL2SWが特定できれば、TRILLのマルチキャスト配信ツリー内のJoinメッセージの経路を特定することができる。マルチキャストパケットは、通常、送信装置側から受信装置側の一方向で流れるので、特定された経路上の下流側(受信
装置側)のポートが転送ポートに決定される。特定された経路外の下流側(受信装置側)のポートが破棄ポートに決定される。
なお、第1実施形態では、ユニキャストでマルチキャスト受信設定メッセージが送信されることが想定されているが、これに限られない。マルチキャスト受信設定メッセージはマルチキャストで送信されてもよい。マルチキャスト受信設定メッセージがマルチキャストで送信される場合には、図13に示される情報に加えて、対象となるL2SW 1の識別情報もマルチキャスト受信設定メッセージに含まれるようにしてもよい。また、マルチキャスト受信設定メッセージがマルチキャストで送信される場合には、TRILLのマルチキャスト配信ツリー内の全L2SW 1の情報が含まれてもよい。
<具体例>
図14は、具体例において想定されるネットワークの構成及びネットワーク内のL2SW間の物理的な接続関係を示す図である。TRILLのマルチキャスト配信ツリーのルートSWはL2SW#1である。また、対象となるマルチキャストグループのRPはL2SW#1に接続されるL3SWである。送信装置は、L2SW#1のポート1側に存在している。受信装置は、L2SW#5のポート1側に存在している。
図15Aは、図14に示されるネットワークにおいて、受信装置からマルチキャストグループへの参加要求(IGMPレポート)が送信された場合のマルチキャスト受信要求メッセージの一例を示す図である。図15Aでは、図14に示されるネットワークのTRILLのマルチキャスト配信ツリーのL2SW間の論理的な接続関係が示される。
図15Aにおいて、受信装置が存在するL2SW#5のポート1は、VLAN100に属しているとする。送信装置は、マルチキャストIPアドレス230.0.0.1を用いるとする。また、図15Aに示されるネットワークにおいて、マルチキャストIPアドレス230.0.0.1を用いるマルチキャストグループに参加する受信装置は、まだいないものとする。
受信装置からマルチキャストIPアドレス230.0.0.1を用いるマルチキャストグループに対するIGMPレポートが送信されると、L2SW#5はポート1においてL3SWからのJoinメッセージを受信する。L2SW#5は、Joinメッセージを受信したので、ルートSWに対してマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信する。
作成されるマルチキャスト受信要求メッセージの中身は、以下の通りである。
・受信要求ノード:L2SW#5
・マルチキャストアドレス:230.0.0.1
・受信ポート:ポート1
・VLAN:100
図15Bは、図15Aに示されるマルチキャスト受信要求メッセージに対するマルチキャスト受信設定メッセージの一例を示す図である。図15Bに示されるネットワークは、図15Aと同じである。
ルートSWであるL2SW#1は、マルチキャスト受信要求メッセージを受信すると、Joinメッセージの経路を特定する。ルートSWであるL2SW#1は、図15Aに示されるマルチキャスト受信要求メッセージを受信しており、Joinメッセージの受信ポートがL2SW#5のポート1であることを取得する。Joinメッセージの受信ポートと、マルチキャストアドレス、ツリートポロジ情報22のマルチキャスト配信ツリー全体
のトポロジから、ルートSWであるL2SW#1は、Joinメッセージの経路を取得する。
図15Bに示される例の場合には、Joinメッセージの経路は、L2SW#5のポート1→L2SW#4のポート3→L2SW#3のポート3→L2SW#2のポート3→L2SW#1のポート2→RPのL3SWである。なお、該経路は、各L2SWのJoinメッセージの受信ポートの順で示されている。ルートSWであるL2SW#1は、該経路上のポートを転送ポートとし、該経路外のポートを破棄ポートとする。したがって、ルートSWであるL2SW#1は、以下のようなマルチキャスト受信設定メッセージを作成する。
L2SW#2〜#4には以下の内容のマルチキャスト受信設定メッセージが送信される。
・マルチキャストアドレス:230.0.0.1
・VLAN:100
・転送ポート番号:ポート3
・破棄ポート:ポート2
L2SW#5には以下の内容のマルチキャスト受信設定メッセージが送信される。
・マルチキャストアドレス:230.0.0.1
・VLAN:100
・転送ポート番号:ポート1
・破棄ポート:ポート3
L2SW#6〜#8には以下の内容のマルチキャスト受信設定メッセージが送信される。
・マルチキャストアドレス:230.0.0.1
・VLAN:100
・転送ポート番号:なし
・破棄ポート:ポート2,3
なお、上記マルチキャスト受信設定メッセージを受信したL2SW#6〜#8のマルチキャスト転送判定テーブル21には、マルチキャストアドレス「230.0.0.1」、転送ポート「破棄」でエントリが作成される。
なお、図15Bでは示されていないが、ルートSWであるL2SW#1は、例えば、ループバックアドレス等を用いて、自身に対してもマルチキャスト受信設定メッセージを送信する。ルートSWであるL2SW#1に対して送信される受信設定メッセージの内容は以下の通りである。
・マルチキャストアドレス:230.0.0.1
・VLAN:100
・転送ポート番号:ポート2
・破棄ポート:ポート3
L2SW間がメタル回線で接続されている場合には、光回線で接続されている場合のように1台のL2SWから光回線にパケットを流すと他のL2SWに届いてしまうことはない。また、上記のマルチキャスト受信設定メッセージではL2SW#1のポート3は破棄ポートであり、L2SW#1のポート3からはマルチキャストアドレス230.0.0.1のマルチキャストパケットが流れない。そのため、L2SW#1は、Joinメッセージの経路上にないL2SW#6〜#8にマルチキャスト受信設定メッセージを送信しなくてもよい。
<処理の流れ>
図16A、図16B、図16C、図16Dは、制御部101にパケットが入力された場合の制御部101の処理のフローチャートの一例である。図16A〜図16Dに示される処理は、制御部101にパケットが入力されると開始される。第1実施形態では、制御部101には、SW部102によって、Joinメッセージ、Pruneメッセージ、自装置宛てのマルチキャスト受信要求メッセージ、自装置宛てのマルチキャスト受信設定メッセージが入力される。
制御部101のCPU 101Aがメモリ101Bに格納されるマルチキャスト転送プログラムを実行することによって、図16A〜図16Dの処理が行われる。図16A〜図16Dに示される処理の主体は制御部101のCPU 101Aであるが、以下の説明では、制御部101の機能構成である第2転送ポート判定部15、テーブル管理部16、メッセージ作成部17を主体として説明する。
OP1では、第2転送ポート判定部15は、パケット判定部12から入力されたパケットがJoinメッセージであるか否かを判定する。この判定は、例えば、宛先のIPアドレス(224.0.0.13)と、タイプフィールドの値がJoin及びPruneメッセージを示す「3」であることと、参加を要求する装置のアドレスを格納するフィールド(Encoded-Joined Source Addressフィールド)にアドレスが格納されていることと、に
よって判定される。
入力されたパケットがJoinメッセージである場合には(OP1:YES)、処理が図16BのOP11に進む。入力されたパケットがJoinメッセージでない場合には(OP1:NO)、処理がOP2に進む。
OP2では、第2転送ポート判定部15は、パケット判定部12から入力されたパケットがPruneメッセージであるか否かを判定する。この判定は、例えば、宛先のIPアドレス(224.0.0.13)と、タイプフィールドの値がJoin及びPruneメッセージを示す「3」であることと、脱退を要求する装置のアドレスを格納するフィールド(Encoded-Pruned Source Addressフィールド)にアドレスが格納されていることと、
によって判定される。
入力されたパケットがPruneメッセージである場合には(OP2:YES)、処理が図16CのOP21に進む。入力されたパケットがPruneメッセージでない場合には(OP2:NO)、処理がOP3に進む。
OP3では、第2転送ポート判定部15は、入力されたパケットが自装置宛てのマルチキャスト受信要求メッセージであるか否かを判定する。第1実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージは、ルートSWに対してユニキャストで送信されるので、マルチキャスト受信要求メッセージの宛先IPアドレスが自装置であれば、自装置宛てのパケットと判定される。また、マルチキャスト受信要求メッセージであるか否かは、パケットフォーマット等がマルチキャスト受信要求メッセージに従っているか否かによって判定可能である。
入力されたパケットが自装置宛てのマルチキャスト受信要求メッセージである場合には(OP3:YES)、処理が図16DのOP31に進む。入力されたパケットがマルチキャスト受信要求メッセージでない場合には(OP3:NO)、処理がOP4に進む。
OP4では、第2転送ポート判定部15は、入力されたパケットが自装置宛てのマルチ
キャスト受信設定メッセージであるか否かを判定する。第1実施形態では、マルチキャスト受信設定メッセージは、各L2SWに対してユニキャストで送信されるので、マルチキャスト受信設定メッセージの宛先IPアドレスが自装置であれば、自装置宛てのパケットと判定される。また、マルチキャスト受信設定メッセージであるか否かは、パケットフォーマット等がマルチキャスト受信設定メッセージに従っているか否かによって判定可能である。
入力されたパケットが自装置宛てのマルチキャスト受信設定メッセージである場合には(OP4:YES)、処理がOP5に進む。入力されたパケットがマルチキャスト受信要求メッセージでない場合には(OP4:NO)、図16Aに示される処理が終了する。
OP5では、テーブル管理部16は、入力されたマルチキャスト受信設定メッセージに基づいて、マルチキャスト転送判定テーブル21を更新する。その後、図16Aに示される処理が終了する。
図16Bは、制御部101にJoinメッセージが入力された場合の処理のフローチャートの一例である。OP11では、第2転送ポート判定部15は、JoinメッセージはL3SWを接続するポートで受信されたか否かを判定する。JoinメッセージがL3SWを接続するポートで受信された場合には(OP11:YES)、処理がOP12に進む。JoinメッセージがL3SWを接続するポート以外で受信された場合には(OP11:NO)、処理がOP14に進む。
OP12では、第2転送ポート判定部15は、メッセージ作成部17にマルチキャスト受信要求メッセージの作成を指示し、メッセージ作成部17は、マルチキャスト受信要求メッセージを作成する。次に処理がOP13に進む。
OP13では、メッセージ作成部17は、作成したマルチキャスト受信要求メッセージをSW部102に出力する。マルチキャスト受信要求メッセージは、ルートSWに対してユニキャストで送信されるので、SW部102において、転送ポートが決定されて送出される。次に処理がOP14に進む。
OP14では、第2転送ポート判定部15は、Joinメッセージの転送ポートをRP接続ポートに決定し、SW部102に出力する。JoinメッセージはRP接続ポートから転送される。その後、図16Bに示される処理が終了する。
なお、第1実施形態では、L3SWからJoinメッセージを受信したL2SWがマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信することが想定されている。Joinメッセージを中継する各L2SWもマルチキャスト受信要求メッセージを作成して送信する場合には、OP11の判定は行われない。
図16Cは、制御部101にPruneメッセージが入力された場合の処理のフローチャートの一例である。OP21では、第2転送ポート判定部15は、Pruneメッセージの転送ポートをRP接続ポートに決定し、SW部102に出力する。PruneメッセージはRP接続ポートから転送される。次に処理がOP22に進む。
OP22では、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト転送判定テーブル21に、Pruneメッセージの受信ポート以外で、該当のマルチキャストグループの転送ポートがあるか否かを判定する。マルチキャスト転送判定テーブル21に、Pruneメッセージの受信ポート以外で、マルチキャストグループの転送ポートがある場合には(OP22:YES)、処理がOP23に進む。マルチキャスト転送判定テーブル21に、Pru
neメッセージの受信ポート以外で、マルチキャストグループの転送ポートがない場合には(OP22:NO)、図16Cに示される処理が終了する。
OP23では、第2転送ポート判定部15は、Joinメッセージの作成をメッセージ作成部17に指示する。メッセージ作成部17は、Pruneメッセージによって示されるマルチキャストグループに対するJoinメッセージを作成する。作成されるJoinメッセージは、例えば、マルチキャスト転送判定テーブル21の、Pruneメッセージの受信ポート以外の転送ポートで受信されるJoinメッセージと同じ内容で作成される。次に処理がOP24に進む。
OP24では、メッセージ作成部17は、作成したJoinメッセージの転送ポートをRP接続ポートに決定し、SW部102に出力する。作成されたJoinメッセージはRP接続ポートから転送される。その後、図16Cに示される処理が終了する。
図16Dは、制御部101に自装置宛てのマルチキャスト受信要求メッセージが入力された場合の処理のフローチャートの一例である。OP31では、第2転送ポート判定部15は、自装置がルートSWであるか否かを判定する。
自装置がルートSWでない場合には(OP31:NO)、第1実施形態では、第2転送ポート判定部15は自装置宛てのマルチキャスト受信要求メッセージを破棄し、図16Dに示される処理が終了する。第1実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージはルートSWに対してユニキャストで送信されるため、マルチキャスト受信要求メッセージは制御部101に入力されることなく、第1転送ポート判定部13によって処理され、転送されるからである。
なお、マルチキャスト受信要求メッセージがマルチキャストで送信される場合には、マルチキャスト受信要求メッセージは制御部101に入力され、自ノードがルートSWでない場合には処理がOP34に進む。OP34では、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト受信要求メッセージをSW部102に出力し、SW部102によってマルチキャスト受信要求メッセージはTRILLのマルチキャスト配信ツリーの上流側のポートから転送される。その後、図16Dに示される処理が終了する。
自装置がルートSWである場合には(OP31:YES)、処理がOP32に進む。OP32では、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト受信設定メッセージの作成をメッセージ作成部17に指示する。メッセージ作成部17は、マルチキャスト受信要求メッセージとツリートポロジ情報22とから、Joinメッセージの経路を特定して、各L2SW 1の転送ポートと破棄ポートとを特定し、各L2SW 1に対してマルチキャスト受信設定メッセージを作成する。次に処理がOP33に進む。
OP33では、メッセージ作成部17は、作成したマルチキャスト受信要求メッセージをSW部102に出力する。マルチキャスト受信要求メッセージは、SW部102によってTRILLのマルチキャスト配信ツリーの下流側のポートから転送される。
OP32におけるマルチキャスト受信設定メッセージの作成とOP33におけるマルチキャスト受信設定メッセージの送信とは、ルートSWである自装置も含めて、TRILLのマルチキャスト配信ツリー内のL2SW 1の台数分行われる。次に処理がOP35に進む。
OP36では、テーブル管理部16は、入力されたマルチキャスト受信要求メッセージの受信ポート及び該当のマルチキャストグループに対応するマルチキャスト転送判定テー
ブル21のエージングタイマを初期値に設定する。その後、図16Dに示される処理が終了する。
なお、図16A〜図16Dに示される処理の一部は、実行順が変更されてもよい。例えば、図16AのOP1〜OP4の判定処理の実行順はいずれであってもよい。例えば、図16BのOP14のJoinメッセージの転送処理は、OP11の処理の前に実行されてもよい。
図17は、マルチキャストパケットを受信した場合のSW部102の処理のフローチャートの一例である。図17に示される処理は、SW部102にマルチキャストパケットが入力されると開始される。図17に示される処理の主体はSW部102であるが、以下の説明では、SW部102の機能構成である第1転送ポート判定部13を主体として説明する。
OP41では、第1転送ポート判定部13は、VLAN管理テーブル23からマルチキャストパケットが属するVLANと同じVLANの情報を取得する。マルチキャストパケットがL3SWから受信された場合には、マルチキャストパケットの属するVLANは、例えば、受信ポートが属するVLANから取得される。マルチキャストパケットが他のL2SW 1から受信される場合には、マルチキャストパケットが属するVLANは、例えば、マルチキャストパケットに付与されているVLANタグから取得される。次に処理がOP42に進む。
OP42では、第1転送ポート判定部13は、受信ポート以外でマルチキャストパケットと同一のVLANに属するポートがあるか否かを判定する。受信ポート以外でマルチキャストパケットと同一のVLANに属するポートがない場合には(OP42:NO)、処理がOP46に進む。OP46では、第1転送ポート判定部13は、マルチキャストパケットを破棄する。その後、図17に示される処理が終了する。
受信ポート以外でマルチキャストパケットと同一のVLANに属するポートがある場合には(OP42:YES)、処理がOP43に進む。OP43では、第1転送ポート判定部13は、マルチキャスト転送判定テーブル21から該当のマルチキャストパケットのマルチキャストアドレスに該当するエントリを取得する。次に処理がOP44に進む。
OP44では、第1転送ポート判定部13は、取得したマルチキャスト転送判定テーブル21のエントリに転送ポートが登録されているか否かを判定する。取得したエントリに転送ポートが登録されている場合には(OP44:YES)、処理がOP45に進む。OP45では、第1転送ポート判定部13は、マルチキャストパケットの転送ポートを該エントリに登録されている転送ポートに決定し、ポート送信部14にマルチキャストパケットを出力する。マルチキャストパケットは、転送ポートから転送される。その後、図17に示される処理が終了する。
取得したエントリの「転送ポート」に「破棄」が登録されている場合には(OP44:NO)、処理がOP46に進む。OP46では、第1転送ポート判定部13は、マルチキャストパケットを破棄する。その後、図17に示される処理が終了する。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージ及びマルチキャスト受信設定メッセージが用いられることによって、ルートSWによってJoinメッセージの経路が特定され、各L2SW 1のJoinメッセージの受信ポートが転送ポートに指定される。各L2SW 1は、指定された転送ポート以外からは該当マルチキャストグループのマル
チキャストパケットを転送しない。これによって、L2SWによるマルチキャストパケットのフラッディングを抑制することができる。マルチキャストパケットのフラッディングが抑制されることによって、回線の帯域が圧迫されることを低減することができる。
また、第1実施形態では、各L2SW 1は、Joinメッセージ、PruneメッセージをRP接続ポート以外のポートからは転送しない。これによって、L2SWによるJoinメッセージ及びPruneメッセージのフラッディングを抑制することができる。
なお、ルートSWであるL2SW 1がRPであるL3SWを接続している場合には、Pruneメッセージの受信処理(図7、図16C等)に関して、第1実施形態で説明された構成に代えて、以下のようにL2SW 1を構成することも可能である。ルートSWはマルチキャスト配信ツリーの全体像を把握しており、マルチキャストパケットの転送を要求するL3SWが接続されるL2SW 1も把握可能である。そこで、ルートSWは、Pruneメッセージを受信した場合に、該当するマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送を要求するL3SWが、Pruneメッセージの送信元のL3SW以外に存在するか否かを判定する。
該当するマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送を要求するL3SWが、Pruneメッセージの送信元のL3SW以外に存在する場合には、ルートSWは、PruneメッセージをRPであるL3SWに転送しない。これによって、RPであるL3SWにPruneメッセージが届かなくなるので、RPであるL3SWにマルチキャストパケットの転送を継続させることができる。
第1実施形態では、L2SW 1間のTRILLによるマルチキャスト配信ツリーを利用してJoinメッセージの経路が特定されていたが、これに限られない。L2SW間で論理的にツリー構造を構築するプロトコルを用いるL2SWのネットワークにも、第1実施形態で説明された技術は適用可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージ及びマルチキャスト受信設定メッセージを用いずに、L2SW 1が各々でマルチキャストパケットの経路を特定する。
図18は、第2実施形態に係るマルチキャストネットワークにおけるマルチキャストパケットの配信に係る処理の流れの一例を示す図である。図18に示されるネットワークの構成は、図1〜図3に示されるネットワークの構成と同様である。
(1)L3SW#5の配下の受信装置が、マルチキャストグループに参加するために、IGMPレポートを送信する。
(2)L3SW#5は、配下の受信装置からIGMPレポートを受信すると、該当のマルチキャストパケットの配信先に該受信装置を登録するとともに、PIM Joinメッセージを送信する。各L2SWは、第1実施形態と同様に第2実施形態でも、Joinメッセージ及びPruneメッセージを、RP接続ポートに転送し、それ以外のポートからは転送しない。
第2実施形態では、各L2SWは、Joinメッセージを受信すると、該Joinメッセージを受信したポートを、該当のマルチキャストグループの転送ポートに設定する。JoinメッセージはRPまで届けられるため、その経路の逆方向がマルチキャストパケットの経路となる。そのため、L2SWはJoinメッセージの受信ポートをマルチキャストパケットの転送ポートと特定することができる。
(3)送信装置からマルチキャストパケットが送信されると、各L2SWは、該当のマルチキャストグループの転送ポートからマルチキャストパケットを転送し、それ以外のポートからはマルチキャストパケットを転送しない。第2実施形態では、以上のようにして、マルチキャストパケットのフラッディングを抑制する。
なお、第2実施形態では、Pruneメッセージを受信した場合には、L2SWは、Pruneメッセージの受信ポートを破棄ポートと判定する。ただし、Pruneメッセージの受信ポート以外に転送ポートが存在する場合には、第1実施形態と同様に、Joinメッセージを代理送信し、RPによるマルチキャストパケットの転送の停止を阻止する。
第2実施形態では、L2SW 1のハードウェア構成及び機能構成は、第1実施形態と同様である。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
第2実施形態では、第2転送ポート判定部15には、パケット判定部12よりJoinメッセージとPruneメッセージとが入力される。第2転送ポート判定部15は、Joinメッセージ及びPruneメッセージを受信した場合には、テーブル管理部16にマルチキャスト転送判定テーブル21の更新を指示する。また、第2転送ポート判定部15は、Pruneメッセージの受信ポート以外に該当のマルチキャストグループの転送ポートがある場合には、Joinメッセージの作成をメッセージ作成部17に指示する。
テーブル管理部16は、第2転送ポート判定部15の指示に従って、マルチキャスト転送判定テーブル21を更新する。また、テーブル管理部16は、第2実施形態では、各転送ポートにおけるJoinメッセージの受信を監視する。Joinメッセージが受信されると、テーブル管理部16は、該Joinメッセージに該当するマルチキャスト転送判定テーブル21のエントリのエージングタイマを初期値に設定する。
エージングタイマが0になった場合には、テーブル管理部16は、該当のマルチキャスト転送判定テーブル21のエントリの「転送ポート」に「破棄」を設定する。
図19は、第2実施形態において、制御部101にパケットが入力された場合の制御部101の処理のフローチャートの一例である。図19に示される処理は、制御部101にパケットが入力されると開始される。第2実施形態では、制御部101には、SW部102によって、Joinメッセージ、Pruneメッセージが入力される。
制御部101のCPU 101Aがメモリ101Bに格納されるマルチキャスト転送プログラムを実行することによって、図19の処理が行われる。図19に示される処理の主体は制御部101のCPU 101Aであるが、以下の説明では、制御部101の機能構成である第2転送ポート判定部15、テーブル管理部16、メッセージ作成部17を主体として説明する。
OP51では、第2転送ポート判定部15は、パケット判定部12から入力されたパケットがJoinメッセージであるか否かを判定する。パケット判定部12から入力されたパケットがJoinメッセージである場合には(OP51:YES)、処理がOP52に進む。
OP52、OP53は、Joinメッセージが入力された場合の処理である。OP52では、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト転送判定テーブル21の更新をテーブル管理部16に指示する。
テーブル管理部16は、Joinメッセージのマルチキャストアドレスと受信ポートとの組み合わせがマルチキャスト転送判定テーブル21に登録されていない場合には、新規にエントリを登録する。Joinメッセージのマルチキャストアドレスと受信ポートとの組み合わせがマルチキャスト転送判定テーブル21に登録されている場合には、該当エントリのエージングタイマを初期値に設定する。次に処理がOP53に進む。
OP53では、第2転送ポート判定部15は、RP接続ポートをJoinメッセージの転送ポートに決定し、パケット送信部14に出力する。Joinメッセージは、RP接続ポートから転送される。その後、図19に示される処理が終了する。
パケット判定部12から入力されたパケットがJoinメッセージでない場合には(OP51:NO)、処理がOP54に進む。OP54では、第2転送ポート判定部15は、パケット判定部12から入力されたパケットがPruneメッセージであるか否かを判定する。パケット判定部12から入力されたパケットがPruneメッセージである場合には(OP54:YES)、処理がOP55に進む。パケット判定部12から入力されたパケットがPruneメッセージでない場合には(OP54:NO)、図19に示される処理が終了する。
OP55では、第2転送ポート判定部15は、マルチキャスト転送判定テーブル21の更新をテーブル管理部16に指示する。テーブル管理部16は、Pruneメッセージのマルチキャストアドレスと受信ポートとの組み合わせに合致するマルチキャスト転送判定テーブル21のエントリの「転送ポート」に「破棄」を設定する。
その後、図16Cに示される処理が実行される。すなわち、PruneメッセージはRP接続ポートから転送され、Pruneメッセージの受信ポート以外に転送ポートがある場合には、メッセージ作成部17はJoinメッセージを作成して送信する。その後、図19に示される処理が終了する。
なお、マルチキャストパケットを受信した場合の処理は、第1実施形態で説明された図17で示される処理と同様である。
<第2実施形態の作用効果>
第2実施形態では、各L2SWは、Joinメッセージの受信ポートを該当マルチキャストグループの転送ポートに設定し、転送ポート以外からはマルチキャストパケットを転送しない。これによって、マルチキャストパケットのフラッディングを抑制することができる。
また、第2実施形態では、マルチキャスト受信要求メッセージ、マルチキャスト受信設定メッセージが用いられないので、マルチキャストのフラッディングの抑制のために用いられるパケットを低減することができる。
1 L2SW
11 パケット受信部
12 パケット判定部
13 第1転送ポート判定部
14 パケット送信部
15 第2転送ポート判定部
16 テーブル管理部
17 メッセージ作成部
21 マルチキャスト転送判定テーブル
22 ツリートポロジ情報
23 VLAN管理テーブル
24 RP情報
101 制御部
101A CPU
101B メモリ
102 SW部
103 IF部
104 IF部

Claims (10)

  1. マルチキャストルーティングを行う複数の第1の通信装置と、
    前記複数の第1の通信装置間を接続し、マルチキャストパケットを受信ポート以外のポートから転送する複数の第2の通信装置と、
    を含むネットワークシステムであって、
    前記複数の第2の通信装置のそれぞれは、
    前記複数の第1の通信装置のうちのいずれかの装置から送信されるマルチキャストグループへの参加要求の受信ポートを該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートとして記憶する第1の記憶部と、
    前記マルチキャストグループのマルチキャストパケットを、自装置が有するポートのうちの前記転送ポートから転送する転送部と、
    を備えるネットワークシステム。
  2. 前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置のうち、マルチキャスト配信ツリーのランデブーポイントのアドレスを記憶する第2の記憶部と、
    前記参加要求を転送するポートを、自装置が有するポートのうちの前記ランデブーポイントが存在する側のポートに決定する判定部と、
    をさらに備える請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記第2の通信装置の前記判定部は、
    前記第1の通信装置のうちのいずれかから、マルチキャストグループからの脱退要求を受信した場合に、
    前記脱退要求の転送ポートを、自装置が有するポートのうちの前記ランデブーポイントが存在する側のポートに決定し、
    前記脱退要求の受信ポート以外に、前記第1の記憶部に、該脱退要求によって示されるマルチキャストグループの転送ポートが記憶されている場合には、該マルチキャストグループへの参加要求の作成及び送信を決定する、
    請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記第2の通信装置は、
    前記複数の第2の通信装置間で所定のプロトコルにより構築される論理的なツリー構造についての情報を記憶する第3の記憶部と、
    自装置が前記参加要求を受信した場合に、前記ツリー構造におけるルートとなる第2の通信装置に、前記参加要求の受信ポートを通知し、
    自装置が前記ルートである場合に、前記第3の記憶部に記憶される前記ツリー構造についての情報に基づいて、前記参加要求の経路を特定し、該経路上の前記第2の通信装置の前記参加要求の受信ポートを、前記マルチキャストグループの転送ポートとして、前記複数の第2の通信装置のそれぞれに通知する、通知部と、
    をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  5. 前記通知部は、前記経路外のポートを、前記マルチキャストグループのパケットを転送しない破棄ポートとして通知する、
    請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 前記通知部は、
    前記参加要求の受信ポートの通知を所定周期で行い、
    前記第1の記憶部に格納される転送ポートについて、前記参加要求の受信ポートの通知が所定時間受信されない場合には、前記マルチキャストグループについて、全ポートを
    破棄ポートとして前記複数の第2の通信装置のそれぞれに通知する、
    請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記第2の通信装置は、
    前記参加要求の受信ポートを前記マルチキャストグループの転送ポートとして前記第1の記憶部に記憶し、前記第1の記憶部に記憶される転送ポートについて、前記参加要求が所定時間受信されない場合に、該転送ポートとして記憶されるポートを前記マルチキャストグループのパケットを転送しない破棄ポートに変更する管理部を、
    さらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載のネットワークシステム。
  8. マルチキャストルーティングを行う複数の第1の通信装置間を接続し、マルチキャストパケットを受信ポート以外のポートから転送するパケット伝送装置であって、
    前記複数の第1の通信装置のうちのいずれかの装置から送信されるマルチキャストグループへの参加要求の受信ポートを該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートとして記憶する第1の記憶部と、
    前記マルチキャストグループのマルチキャストパケットを、前記パケット伝送装置が有するポートのうちの前記転送ポートから転送する転送部と、
    を備えるパケット伝送装置。
  9. マルチキャストルーティングを行う複数の第1の通信装置間を接続し、マルチキャストパケットを受信ポート以外のポートから転送するパケット伝送装置が、
    前記複数の第1の通信装置のうちのいずれかの装置から送信されるマルチキャストグループへの参加要求の受信ポートを該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートとして前記パケット伝送装置に含まれる第1の記憶部に記憶し、
    前記マルチキャストグループのマルチキャストパケットを、前記パケット伝送装置が有するポートのうちの前記転送ポートから転送する、
    パケット伝送方法。
  10. マルチキャストルーティングを行う複数の第1の通信装置間を接続し、マルチキャストパケットを受信ポート以外のポートから転送するパケット伝送装置に、
    前記複数の第1の通信装置のうちのいずれかの装置から送信されるマルチキャストグループへの参加要求の受信ポートを該マルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送ポートとして取得させ、
    該転送ポートを前記パケット伝送装置に含まれる第1の記憶部に記憶させる、
    ための情報処理プログラム。
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