JP3817139B2 - 情報伝送システム、受信端末、個別情報生成装置、情報伝送方法 - Google Patents

情報伝送システム、受信端末、個別情報生成装置、情報伝送方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信機能とインターネット接続機能とを有する受信端末に対し情報を伝送する情報伝送システム及びこのような情報伝送システムに適用して好適な、受信端末、個別情報生成装置、情報伝送方法、情報伝送プログラム及び情報伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークにアクセスするクライアント側からデータの伝送経路を自由に設定することのできるデータ伝送方法及びデータ伝送装置に関しては、例えば、特開平11−68839号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には、ネットワーク側に変更を加えることなく、ネットワークにアクセスするクライアント側からデータの伝送経路を自由に設定することのできるデータ伝送方法及びデータ伝送装置について述べられているが、回線の接続状況や加入者の契約状態に応じて、もっとも適切な接続端に受信端末を接続させる方法に関しては何ら述べられていない。
【0004】
以上の事情に鑑み、本発明は、受信端末がもっとも適切な接続端に接続することができ、回線の輻輳を事前に回避したり、接続先を分散させることで効率良く情報を伝送したり、顧客毎の嗜好に合わせた情報を提供したり、システム的にも信頼性が高く、安価な情報提供サービスを実現可能な情報伝送システム、受信端末、個別情報生成装置、情報伝送方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報伝送システムは少なくとも1以上の情報からなる送信情報を受信する少なくとも1以上の受信端末と、前記受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端と、前記接続端に対する回線の接続状況を監視する少なくとも1以上の接続状況監視装置と前記送信情報に含めて送信される所定の受信端末ごとの個別情報を生成する少なくとも1以上の個別情報生成装置とを備え、前記個別情報生成装置は、前記接続状況監視装置による監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める
【0006】
また、前記送信情報が、通信衛星を介したデジタル放送により送信される。
【0007】
また、前記受信端末と前記ネットワークとの間の回線に電話回線が用いられ、前記受信端末が接続すべき接続端の情報が、該接続端の電話番号であると共に、前記受信端末は前記接続端に回線を接続する際に、接続端の電話番号に電話をかけることにより回線を接続する。
【0008】
また、前記受信端末が前記ネットワークに接続しているか否かを表す情報を格納する少なくとも1以上の第1の情報管理装置を備え、前記個別情報生成装置は、前記第1の情報管理装置に格納されている情報に基づいて、前記所定の受信端末として、前記ネットワークに接続していない受信端末を選択する。
【0009】
また、前記受信端末の利用者が、前記送信情報を構成する情報ごとに該情報を受信する契約を結んでいるか否かを表す情報を格納する少なくとも1以上の第2の情報管理装置を備え、前記個別情報生成装置は、前記第2の情報管理装置に格納されている情報に基づいて、前記所定の受信端末として、前記送信情報を構成する情報を受信する契約を結んでいる利用者の受信端末を選択する。
【0010】
また、前記受信端末の利用者の年齢を表す情報を格納する少なくとも1以上の第3の情報管理装置を備え、前記個別情報生成装置は、前記第3の情報管理装置に格納されている情報に基づいて、前記所定の受信端末として、前記送信情報を構成する情報の受信年齢制限を満たしている利用者の受信端末を選択する。
【0011】
また、前記ネットワークと接続された、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバを備え、前記個別情報生成装置は、前記個別情報に、該受信端末が取得すべき前記ファイルの所在を示す番地の情報を含める。
【0012】
また、前記個別情報生成装置は、前記受信端末ごとに、前記受信端末が取得すべきファイルの所在を示す番地を決定する。
【0013】
また、前記個別情報生成装置は、前記受信端末の利用者の年齢に応じて、前記受信端末が取得すべきファイルの所在を示す番地を決定する。
【0014】
本発明に係る受信端末は、少なくとも1以上の情報からなる送信情報を受信する受信端末であって、前記送信情報に含まれる、個別情報生成装置によって生成された受信端末ごとの個別情報を取得する手段と、前記個別情報に従って、受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端のうちから接続すべき接続端を選択し、その接続端に接続する手段と、を備え、前記個別情報生成装置は、前記接続端に対する回線の接続状況を監視する接続状況監視装置の監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める。
【0015】
上記受信端末において、前記送信情報が、通信衛星を介したデジタル放送により送信されることが好ましい。
【0016】
上記受信端末において、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバから前記ネットワークを介してファイルをダウンロードする手段を備え、前記個別情報には、前記個別情報生成装置によって生成された、前記ファイルの所在を示す番地の情報が含まれていることが好ましい。
【0017】
本発明に係る個別情報生成装置は、受信端末に送信される送信情報に含める、受信端末ごとの個別情報を生成する個別情報生成装置であって、前記受信端末は、受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端のうちから、接続を行う接続端を選択可能に構成されており、前記個別情報生成装置は、前記接続端に対する回線の接続状況を監視する接続状況監視装置の監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める。
【0018】
上記個別情報生成装置において、前記送信情報が、通信衛星を介したデジタル放送により送信されることが好ましい。
【0019】
上記個別情報生成装置において、前記受信端末は、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバから前記ネットワークを介してファイルをダウンロードする手段を備えており、前記個別情報生成装置は、前記個別情報に、前記ファイルの所在を示す番地の情報を含めることが好ましい。
【0020】
本発明に係る情報伝送方法は、少なくとも1以上の情報からなる送信情報を受信する受信端末と、前記受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端と、前記接続端に対する回線の接続状況を監視する接続状況監視装置と、前記送信情報に含めて送信される、受信端末ごとの個別情報を生成する個別情報生成装置とを備えるシステムにおける、情報伝送方法であって、前記接続状況監視装置が、前記接続端に対する回線の接続状況を監視し、前記個別情報生成装置が、前記接続状況監視装置による監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める。
【0021】
上記情報伝送方法において、前記送信情報が、通信衛星を介したデジタル放送により送信されることが好ましい。
【0022】
上記情報伝送方法において、前記受信端末は、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバから前記ネットワークを介してファイルをダウンロードする手段を備えており、前記個別情報生成装置は、前記個別情報に、前記ファイルの所在を示す番地の情報を含めることが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0036】
また、以下の図面において既述の図面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。また、以下に説明する、本発明に係る情報伝送システムの一実施形態の説明は、本発明に係る受信端末、個別情報生成装置、情報伝送方法、情報伝送プログラム及び情報伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一実施形態の説明も兼ねる。
【0037】
(情報伝送システムの実施形態)
本発明に係る情報伝送システムの一実施形態の全体構成について図1を参照して説明する。図1に示す実施形態は、本発明に係る情報伝送システムを、デジタル放送受信機能とインターネット接続機能とを有する受信端末に対し情報を伝送するシステムに適用した場合の実施形態である。
【0038】
図1は、本発明に係る情報伝送システムの一実施形態としての、デジタル放送、例えば、デジタル衛星放送の受信機能とインターネット接続機能とを有する受信端末と、これに情報を伝送する情報伝送装置等を含むデジタル放送システムの全体構成図である。
【0039】
図1において、100は放送センタ、110は、本発明の構成要素たる通信衛星としての放送衛星、120はパラボラアンテナ、130は受信端末、140はテレビ、150は、本発明の構成要素たるネットワークの一部としての公衆電話回線網、160は第1の接続端、165は第2の接続端、170は接続状況監視装置、180はインターネット、190は、本発明の構成要素たるファイルを蓄積するサーバとしてのWWW(World Wide Web)サーバである。
【0040】
上記受信端末は、本実施形態では、IRD(Integrated Receiver Decoder)であるとしても良い。
【0041】
なお、本発明において、放送センタ100、放送衛星110、パラボラアンテナ120、受信端末130、テレビ140、接続状況監視装置170、WWWサーバ190の数は、それぞれ図1に示される1つや2つに限定されるものではなく、1以上の任意の数であって良い。
【0042】
ここで、上述の接続端とは、一般的にはアクセスポイントといわれるものである。この接続端について図2を参照して説明する。
【0043】
図2は、図1に示される情報伝送システムに利用される接続端の概略図である。図2では、図1と異なり、3つの接続端が存在する場合を例に示した。
【0044】
図2において、各接続端203、204、205は、それぞれ交換機202及びインターネット180と接続されている。
【0045】
ただし、本発明に係る情報伝送システムに利用される接続端としては図1や図2に示されるように2つや3つに限定されるものではなく、1以上の任意の数であって良い。また、各接続端に接続されるユーザの数も1に限定されるものではなく、1以上の任意の数であって良い。
【0046】
各接続端には、それぞれアクセスサーバ208、210、212と、このアクセスサーバと接続されたルータ207、209、211とが備えられている。
【0047】
そして、ユーザ201は、ダイヤルアップ接続により、各接続端の電話番号を指定する。
【0048】
そして、交換機202は、ユーザ201からの電話番号に応じて接続先の接続端を決定し、回線を接続する。
【0049】
その後、ユーザは、接続された回線を通じてインターネット180を介し、インターネット上の各WWWサーバ等にアクセスすることができる。
【0050】
また、上記各接続端は、1つのプロバイダに所属していても良いし、それぞれ別のプロバイダに所属するとしても良い。
【0051】
次に、図1に示される情報伝送システムの一実施形態の動作について、図1及び図3を用いて説明する。ここで、図3は、図1に示される情報伝送システムの動作のフローチャートである。
【0052】
まず、放送センタ100は、番組を放送衛星を介して放送する(ステップ301)。
【0053】
次に、受信端末130は放送衛星110からの放送波を受信し、圧縮されている映像や音声を伸長再生し、テレビ140に対し出力する(ステップ302、303)。
【0054】
そして、受信端末130は、放送センタ100がインターネット連動番組の放送を行っている場合、放送衛星110からの放送波中の情報からこれを検出し、受信端末130に内蔵されたモデムを用いて、公衆電話回線網150を介して接続端に接続する(ステップ304)。
【0055】
本実施形態では、受信端末130のデフォルトの接続端として、例えば、図1に示される第1の接続端160が選択されていたとする。
【0056】
そして、受信端末130は、第1の接続端160に接続し、インターネット180と接続されているWWWサーバ190から情報をダウンロードして、この情報と放送衛星110からの放送波中に含まれる映像情報や音声情報とを合わせた番組(インターネット連動番組)を、テレビ140に表示する(ステップ305、306)。
【0057】
次に、接続状況監視装置170は、第1の接続端160や第2の接続端165の接続状況を監視する(ステップ307)。ただし、接続状況監視装置170による監視動作は、図3に示されるように、ステップ306の後のみに実施されるものではなく、図3に示される動作全体を通じて常時又は任意の時に実施されているものである。
【0058】
また、上記接続状況監視装置170が監視する接続状況とは、例えば図2に示されるアクセスサーバに接続される回線の数である。
【0059】
そして、もし、第1の接続端160への接続が集中(回線接続が集中)しているようであれば、接続状況監視装置170はこれを検出し、放送センタ100に伝える。
【0060】
放送センタ100は接続状況監視装置170からの接続状況情報に応じて、各受信端末130毎に個別情報を伝送し、第1の接続端160への接続集中が起きないよう各受信端末130に設定を行う。
【0061】
この際に、放送センタ100により作成される個別情報については後述する。以降、上記動作を繰り返す。
【0062】
次に、図1に示される放送センタ100について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、図1に示した放送センタ100の内部の構成を示す内部構成図、図5は、図4に示される放送センタの動作のフローチャートである。
【0063】
図4において、100は図1に示した放送センタ、170は図1に示した接続状況監視装置、190は図1に示したWWWサーバである。
【0064】
また、401はビデオサーバ、402は圧縮装置、403は番組情報生成装置、404は個別情報を生成する個別情報生成装置、405は、本発明の構成要素たる第1の情報管理装置、第2の情報管理装置及び第3の情報管理装置としての情報管理装置、406は多重化装置、407は変調装置、408は時間情報発生装置、409は回線情報入力端子、410は時間情報出力端子、411は変調信号出力端子である。
【0065】
これら図4に示される各部材の個数は、特に言及する場合をのぞき、1以上の任意の個数であって良い。
【0066】
図4及び図5を用いて、放送センタ100がインターネット連動番組を放送する場合の動作について説明する。
【0067】
番組の素材は、例えば、デジタルVTRで編集された後、放送センタ100内のビデオサーバ401に一度蓄積される。
【0068】
ビデオサーバ401において再生された映像と音声は圧縮装置402に出力される(ステップ501)。
【0069】
そして、この映像と音声は圧縮装置402で、例えば、映像はMPEG2(Motion Pictures Coding Group)規格で圧縮処理され、同時に音声信号は、例えば、MPEG1で圧縮処理される(ステップ502)。
【0070】
放送センタ100には少なくとも1以上のビデオサーバ401と、少なくとも1以上の圧縮装置402があり他の番組も平行して処理される。
【0071】
また、ビデオサーバ401から再生された映像信号の帰線期間には、番組とインターネット情報とを連動させる為の情報、例えば、WWWサーバ190内にある連動情報の所在を指定する、本発明の構成要素たるファイルの所在を示す番地としてのURL(Uniform Resource Locator)が予め記述されており、ビデオサーバ401は映像再生時にこれを抽出し、番組情報生成装置403へ出力する(ステップ503)。
【0072】
ここで、上記本発明の構成要素たるファイルの所在を示す番地は、インターネット上のファイルなどのオブジェクトの場所を示すものであり、URLがその代表であるが、その他の表記法であっても良い。
【0073】
番組情報生成装置403は入力されたURL情報をその他の番組属性情報とともに所定のフォーマットでパケット化し、多重化装置406に出力する(ステップ504)。
【0074】
次に、個別情報生成装置404は、回線情報入力端子409を介して図1に示した接続状況監視装置170から定期的に入力される接続状況情報を解析する(ステップ505)。
【0075】
そして、個別情報生成装置404は、例えば、第1の接続端160に接続が集中しているようであれば、情報管理装置405に対し照会を行い、これから接続する各受信端末130に対して第2の接続端165に接続するように指示する情報を生成して出力する(ステップ506,507)。
【0076】
また、個別情報生成装置404は、回線情報入力端子409を介して図1に示した接続状況監視装置170から定期的に入力される接続状況情報を解析し、情報管理装置405に対し照会することなく、直接指定、または、一元的に、例えば、第1の接続端160に接続が集中しているようであれば、これから接続する各受信端末130に対して第2の接続端165に接続するように指示する情報を生成することもできる(ステップ506,507)。
【0077】
ここで、直接指定とは、映画の1000人限定試写会のように、指定された受信端末に対して個別情報を作成することをいう。
【0078】
また、一元的にとは、例えば、地域毎とか、端末の種類毎、視聴契約の種類毎に個別情報を作成することをいう。そして、これら一元的な個別情報のうち、接続端の接続先の電話番号やサーバアドレスは同一であって良い。
【0079】
次に、多重化装置406は、複数の圧縮装置402から入力される圧縮映像信号や圧縮音声信号と、番組情報生成装置403から入力される付加情報と、個別情報生成装置404から入力される個別情報を、時間情報発生装置408から入力される時間情報とともに、例えば、MPEG2のトランスポートストリーム形式で多重化し、もし、有料放送の場合はスクランブラで暗号化して出力する(ステップ508、509)。
【0080】
さらに、変調装置407は、入力されたトランスポートに対し、例えば、同期反転、エネルギー拡散、Reed−Solomon符号の付加、インターリーブ、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調等一連のDVB−S(Digital Video Broadcasting−Satellite)規格に則った方式で変調処理し、放送センタ100の屋上に設置されたアンテナから放送衛星110に対しアップリンクさせる(ステップ510、511)。
【0081】
次に、図6、図7及び図8を参照して、図2に示される個別情報生成装置404が行う個別情報生成動作について説明する。
【0082】
図6は、図4に示した個別情報生成装置404で生成される個別情報の構成を示す構成図である。図7は、図4に示される情報管理装置405が格納する情報の概念図である。図8は、図4に示される個別情報生成装置404が行う個別情報生成動作のフローチャートである。
【0083】
図6において、601はTS(Transport Stream)ヘッダ、602はペイロード、603はEMM(Entitle ManagementMessage)セクション、607はテーブルID、604はその他情報、605はセクション情報、606はCRC(Cyclic Redundancy Check)情報、608はICカード番号、609は契約情報、610は視聴年齢制限情報、611は接続先電話番号、612は指定サーバアドレス(URL)、613は有効期限情報である。
【0084】
また、図7に示されるように、情報管理装置405には、例えば、顧客テーブル(図7(a))、ICカードテーブル(図7(b))、接続端テーブル(図7(c))、番組テーブル(図7(d))が格納されている。
【0085】
そして、顧客テーブルには、顧客IDを主キーとして、氏名、住所が要素として含まれている。
【0086】
また、ICカードテーブルには、ICカード番号を主キーとして、このICカードが利用される受信端末の種類、受信端末のネットワークへの接続の有無、契約情報、顧客IDが要素として含まれている。
【0087】
また、接続端テーブルには、接続端IDを主キーとして、電話番号、所在地が要素として含まれている。
【0088】
また、番組テーブルには、番組IDを主キーとして、視聴年齢(例えば下限年齢)、指定サーバアドレス(URL)、有効期限が要素として含まれている。
【0089】
もちろん、情報管理装置405にはその他のテーブルが格納されているとしても良いし、上記各テーブルに含まれる要素も適宜増減することができる。
【0090】
次に、個別情報生成装置404の動作について説明する。個別情報生成装置404は、回線情報入力端子409を介して図1に示した接続状況監視装置170から定期的に入力される接続状況情報を解析する(ステップ801)。
【0091】
次に、個別情報生成装置404は、個別情報を送信すべき受信端末を決定する(ステップ802)。この決定動作として、まず、個別情報を送信する受信端末が特定されているか否かを判断する(ステップ803)。
【0092】
(個別情報を送信する受信端末が特定されていない場合)
そして、個別情報を送信する受信端末が特定されていない場合、個別情報生成装置404は、情報管理装置405にアクセスして、所定の条件に合致した受信端末をリストアップする(ステップ804、805、806)。
【0093】
この所定の条件として、例えば、WWWサーバ190に未だ接続していない受信端末という条件(条件1)がある。
【0094】
また、この所定の条件として、例えば、あるインターネット連動番組の個別情報の場合、この連動番組を契約している顧客の受信端末という条件(条件2)がある。
【0095】
また、この所定の条件として、例えば、あるインターネット連動番組の個別情報の場合、顧客の登録されている年齢が、インターネット連動番組の視聴可能年齢を満たしている場合のその顧客の受信端末という条件(条件3)がある。
【0096】
もちろん、上記条件1から3は任意に組み合わせて使用することができるし、他の任意の条件を用いても良い。
【0097】
そして、このような各種条件による、個別情報を送信する受信端末を特定することにより、受信端末の接続済み/未接続を確認して、未接続の受信端末にだけ制御情報を送ることができる。
【0098】
その結果、下りの衛星回線の伝送容量は有限であるから、受信端末に送り込むメッセージ(制御情報)の数を少なくして、伝送容量の圧迫を軽減することができる。
【0099】
(個別情報を送信する受信端末が特定されている場合)
また、例えば、試験用やデジタルケーブルテレビのヘッドエンド用など受信端末130が顧客情報管理装置240に照会することで、顧客情報管理装置240上で予めリストアップされているので全検索することなく該当する受信端末を特定できる場合は、この特定された受信端末に関して個別情報を作成する。
【0100】
試験用やデジタルケーブルテレビのヘッドエンド用など受信端末130が情報管理装置405に対し照会することなく特定できる場合、例えば、一元的に(例えば、地域毎とか、端末の種類毎、視聴契約の種類毎に)受信端末が特定されたり、受信端末を直接指定(限定した何人か顧客の受信端末を直接指定)する。
【0101】
このようにして、個別情報生成装置404は、個別情報を送信すべき受信端末を特定する(ステップ807)。
【0102】
そして、個別情報生成装置404は、情報管理装置405で特定された受信端末の情報をもとにして、図6に示されるように、接続先電話番号601を決定し、個別情報を作成する(ステップ808、809)。
【0103】
この個別情報には、図6に示されるように、例えば、ICカード番号608、契約情報609、視聴年齢制限情報610と、接続状況監視装置170から定期的に入力される接続状況情報に応じて最適な接続先電話番号611、指定サーバアドレス612、有効期限情報613を選択し、ICカード番号608、契約情報609、視聴年齢制限情報610と合わせてこれをセクション情報605とする。
【0104】
そして、例えば個別情報に含まれる上記指定サーバアドレス612、すなわち、URLを特定された受信端末毎に変更することができる。
【0105】
このように、指定サーバアドレス612、すなわち、URLを、例えば受信端末の利用者の年齢に応じて変更するなど、特定された受信端末毎に変更することにより、ユーザの嗜好にあった、きめの細かいサービスを提供することができる。
【0106】
また、個別情報生成装置404は、回線情報入力端子409を介して入力した、接続状況監視装置170の監視結果に基づいて、各受信端末にとって最適な接続端を選択して接続先電話番号を決定することができる。
【0107】
ここで、最適な接続端とは、例えば回線接続数が最少の接続端であるが、その他にも、レスポンスが速い接続端であったり、処理負荷が少ない接続端であったりして良い。
【0108】
続いて、セクション情報605に対して、テーブルID607、その他情報604、セクション情報605、CRC情報606を付加して、EMMセクション603として出力する。
【0109】
また、図6のうち、TSヘッダのPID=mmとは、画像圧縮の規格であるMPEG2−TSの規格の用語である。
【0110】
すなわち、188バイト固定長のTSパケットの先頭にはTSヘッダがあり、パケットの種類を判別する為のパケットID(PID)がある。
【0111】
そして、このパケットID(PID)は13ビット数字で識別されるが、ここでは特定せず16進数2桁を意味するmmと表記した。
【0112】
また、EMMセクションの、table id730及びその他の情報740の意味(機能)としては、これもMPEG2−TSの規格で決まっている。
【0113】
すなわち、table_idが16進数で0x01の場合、それ以降のデータがEMMであることを示す。
【0114】
その他は、それ以外にいろいろな情報が記述されているが、ここでは無関係であるのでその他の情報604と記述した。
【0115】
以上で、個別情報生成装置404により、個別情報が生成される。
【0116】
次に、図2に示される放送センタ100の動作に説明に戻る。多重化装置406では、このEMMセクション603を所定の長さに分割してTSパケットのペイロード602に入れ、TSヘッダ601を付加して一連のトランスポートストリームを構成する。
【0117】
次に、図9及び図10を用いて、このトランスポートストリームを受けて再生動作を行う受信端末130の構成と動作について説明する。図9は、図1に示す受信端末130の内部構成を示す内部構成図である。図10は、図1に示される受信端末の動作フローチャートである。
【0118】
図9において、130は図1に示した受信端末、905はマイコン、901はキー、902はLED、903はリモコン、906はメモリ、907はフラッシュメモリ、908はシステムバス、913はチューナ、909はデスクランブラ、904はICカード、910はトランスポートデコーダ、911はMPEG2デコーダ、914はオーディオDAC(Digital to Analog Converter)、915はビデオエンコーダ、916はアンテナ入力端子、917は音声出力端子、918は映像出力端子、912はモデム、919は回線接続端子である。
【0119】
まず、図1に示したパラボラアンテナ120で放送衛星110からの放送波を受信した受信端末130は、アンテナ入力端子916を介して受信信号をチューナ913に取り込む(ステップ1001)。
【0120】
チューナ913は、例えば、QPSK復調、デインターリーブ、Reed−Solomon符号検査、逆エネルギー拡散、同期反転等一連のDVB−S規格に則った方式で復調処理し、暗号化されたままのトランスポートストリームを出力する(ステップ1002)。
【0121】
暗号化されたままのトランスポートストリームは、デスクランブラ909を介してトランスポートデコーダ910に一度入力される。
【0122】
視聴者によって、キー901または、リモコン903によって選局動作が指定された場合、マイコン905はトランスポートデコーダ910に対し、指定したPID(Packet IDentification)のTSパケットのみをフィルタリングするよう、システムバス908を介し指示する。
【0123】
まず、トランスポートデコーダ910は暗号鍵の含むTSパケットをフィルタリングする。そして、マイコン905は、このTSパケットのペイロードに含まれるデータを抽出し、ICカード904に設定する。
【0124】
ICカード904はこれに呼応してデータを介し、マイコン905はこのデータをシステムバス908を介しデスクランブラ909に設定することで、特定のPIDを持つTSパケットの暗号が解除される(ステップ1003)。
【0125】
この特定のPIDの中には圧縮映像情報が含まれるTSパケット、圧縮音声情報が含まれるTSパケット、付加情報が含まれるTSパケットがあり、トランスポートデコーダ910はこれらから、圧縮映像情報、圧縮音声情報を再構成し、MPEG2デコーダ911に対し出力する。
【0126】
そして、MPEG2デコーダ911はトランスポートデコーダ910から入力された圧縮映像情報、圧縮音声情報をMPEG2デコーダ911内のビデオデコーダ、オーディオデコーダに、それぞれ入力し、伸長処理を行う。
【0127】
また、これらに含まれる時間情報をもとに、映像と音声の出力の時間を調整し、映像と音声の同期をとる。
【0128】
MPEG2デコーダ911は伸長処理したデジタル映像信号をビデオエンコーダ915に対し出力する。ビデオエンコーダ915は入力されたデジタル映像信号は、例えば、NTSC(National Television Standard Committee)形式のアナログ信号に変換され、映像出力端子918を介して図1に示したテレビ140へ入力される。
【0129】
同様に、MPEG2デコーダ911は伸長処理したデジタル音声信号をオーディオDAC914に対し出力する。
【0130】
オーディオDAC914は、例えば、2チャンネルのアナログ信号に変換し、音声出力端子917を介して図1に示したテレビ140へ入力される。
【0131】
一方、マイコン905はトランスポートデコーダ910でフィルタリングした付加情報が含まれるTSパケットをシステムバス908を介してメモリ906にDMA(Direct Memory Access)転送する。
【0132】
さらに、マイコン905はこの中から番組情報等を抽出し、MPEG2デコーダ911内のスクリーンバッファにOSD(On Screen Display)用の画像イメージを展開し、MPEG2デコーダのグラフィックエンジンを制御して、伸長処理した映像とOSDを重ね合わせて表示させる。
【0133】
そして、マイコン905はトランスポートデコーダ910でフィルタリングした付加情報の中にインターネット連動番組であることを検出した場合、映像音声と連動する情報が格納されているWWWサーバ190の所在を指定するURLを抽出する。
【0134】
また、トランスポートデコーダ910でフィルタリングした付加情報の中から図3に示したEMMセクション603を検索し、さらに、ICカード904に含まれるICカード番号と一致するICカード番号608を持つEMMセクション603を抽出する(ステップ1004)。
【0135】
マイコン905は抽出されたEMMセクション603から、契約情報609、視聴年齢制限情報610を抽出し、ICカード904に記憶されているこれらの情報と比較して条件のチェックを行う(ステップ1005)。
【0136】
このステップ1005の動作により、契約が正当か否かを確認した上で、接続して良いか否かを判定していることになる。
【0137】
そして、すべての条件を満たした場合、EMMセクション603に記述されている接続先電話番号611、指定サーバアドレス612、有効期限情報613を検出する。
【0138】
マイコン905はモデム912に対して、この指定された接続先電話番号611に電話をかけ、その接続端接続するようシステムバス908を介し指示する(ステップ1006)。
【0139】
モデム912は回線接続端子919に接続された、例えば、電話線により公衆電話回線網150に接続する。
【0140】
そして、例えば、接続先電話番号611によって指定されている電話番号が第1の接続端160であれば、第1の接続端160に接続する。
【0141】
接続状況監視装置170によって、第1の接続端160に接続が集中していることが検出された場合には、接続先電話番号611には第2の接続端165の番号が指定されているので、第2の接続端165に接続することになる。
【0142】
同様に、EMMセクション603に記述されている指定サーバアドレス612に接続し個人認証を行い、URLで指定されたWWWサーバ190に接続し、情報をダウンロードする(ステップ1007、1008)。
【0143】
WWWサーバ190からダウンロードされた情報は、一度、メモリ906内のキャッシュ領域に格納される。
【0144】
マイコン905はメモリ906内のキャッシュ領域内の情報を解析し、MPEG2デコーダ911内のスクリーンバッファにOSD(On Screen Display)用の画像イメージを展開し、MPEG2デコーダのグラフィックエンジンを制御して、伸長処理した映像とOSDの画像とを合成することにより、表示させる(ステップ1009)。
【0145】
このようにして、ユーザのそれぞれの契約条件や嗜好に合致したインターネット連動番組がテレビに表示されることとなる。
【0146】
ここで、上記インターネット連動番組の一例について図11及び図12を参照して説明する。
【0147】
図11及び図12は、図1に示される情報伝送システムにおいて表示される、インターネット連動番組の画面の概略図である。図11において、1102は動画画面、1101はアイコン、図12において、1102は図5に示した動画画面、1204は縮小された動画画面、1201及び1202は操作ボタン、1203は文字情報及び静止画情報である。
【0148】
例えば、視聴者によって選択された番組がインターネット連動番組であった場合、動画画面1102の右上に所定のアイコン1101が表示される。
【0149】
視聴者は、例えばリモコン903等の入力機器によってアイコンからの入力を行うことができる。
【0150】
このアイコン1101には所定のURLのリンクが貼られており、受信端末130はモデム912を使ってWWWサーバ190から文字情報及び静止画情報1203等の詳細な情報を読み出して、縮小された動画画面1204と合わせて見ることができる。
【0151】
また、この画面には操作ボタン1202があり、このアイコンにも所定のURLのリンクが貼られており、次の画面の情報をWWWサーバ190から引き出すことができる。
【0152】
本実施形態では下り回線としてデジタル衛星放送を例に挙げて説明したが、他の伝送路、例えば、デジタルケーブルテレビ、デジタル地上波、デジタル加入者線、光ケーブル等でも実現可能である。
【0153】
同様に、上り回線として、公衆電話回線網150を例に挙げて説明したが、デジタルケーブルテレビ、デジタル加入者線、光ケーブルを使った場合にも実現可能である。
【0154】
本発明を適用することによって、放送センタ100側では、接続端の回線の接続状況を監視し、多数の受信端末130の接続先を動的に分散させながら、インターネット連動番組を放送することができ、回線集中により輻輳を事前に回避することができる。
【0155】
また、接続先を分散させることでWWWサーバ190へのアクセス量を制御することができ、効率良く情報を伝送することで、視聴者に快適に情報を提供することができる。
【0156】
また、接続先を分散させることで余剰な接続端の設備を備える必要が無い為、設備投資を最小に押さえることができ安価な情報提供サービスが実施できる。
【0157】
また、設備のメンテナンスや障害時にも、受信端末130の接続を他の接続端へ振り分けることでトラブルを防ぐことができ、システム的にも安定したサービスが提供できる。
【0158】
また、契約の状態や視聴年齢制限設定により、例えば、専用のWWWサーバ190にしか繋げないなど、接続先を分けることで、視聴者毎の嗜好に合わせた木目の細かいサービスを提供することができる。
【0159】
ここでいう専用のWWWサーバとは、例えば特定の電話番号で接続しないと接続できないイントラネット上のサーバであっても良く、この場合、接続先の電話番号が接続先を分ける切り口となる。
【0160】
また、期間限定のサイトや視聴可能期間を設定することもでき、視聴者毎の嗜好に合わせた木目の細かいサービスを提供することができる。
【0161】
また、受信端末130への下り回線が通信衛星を用いたデジタル放送とすることにより、広範囲の顧客に対して一括的に情報送信サービスを提供することができる。
【0162】
また、接続端への接続の振り分けを電話番号により実行しているため、受信端末側では、ダイヤルアップによる接続制御によって接続先を変更して輻輳を回避することができるので、より容易にネットワークの管理を行うことができる。
【0163】
また、情報管理装置405に、例えば、受信端末130のネットワークへの接続の有無や、受信端末130の利用者の契約情報及び年齢などを格納し、これら情報に基づいて個別情報を送信する受信端末を特定しているため、送信情報の情報量を少なくすることができ、伝送容量を効率的に用いることができる。
【0164】
また、WWWサーバからダウンロードするファイルを、各受信端末ごとで決定しているため、各受信端末の利用者(顧客)の嗜好や年齢制限に応じてダウンロードする情報を切り替えることができる。
【0165】
ここで、上記実施形態の説明では、接続状況監視装置170の監視状態に基づいて、受信端末130の接続先を変える動作と、受信端末130の利用者の情報に基づいて、各受信端末がダウンロードするファイルを変える動作(各受信端末に送信するURLを変更する動作)とを1つのシステムで行っているが、これら2つの動作は別々に行っても良い。
【0166】
また、上記本発明に係る情報伝送システムの一実施形態をプログラムを用いて実現することもできる。
【0167】
すなわち、図1に示される受信端末130や接続状況監視装置170にプログラムを記録した記録媒体を備えさせ、このプログラムにより上記一連の動作を実施するとしても良い。
【0168】
例えば受信端末130にプログラムを記憶させる場合は、例えば、図9に示されるメモリ906やフラッシュメモリ907がこのような記録媒体となる。
【0169】
したがって、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記メモリ906及びフラッシュメモリ907の少なくともいずれか一方が該当することになる。
【0170】
ただし、その他にもCD−ROMや、FDや、CD−Rや、CD−RWや、DVD−ROMや、DVD−Rや、DVD−RWや、DVD−RAMや、MOや、HD(ハードディスク)なども、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として使用することができる。
【0171】
なお、本発明及び本実施形態の説明における、コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、サーバが読み取り可能な記録媒体や、クライアントが読み取り可能な記録媒体を含むものである。
【0172】
また、本発明における、システムに適用されるプログラムとは、システムを構成するコンピュータ、サーバ、データベース及び装置のそれぞれに適用される個々のプログラム、このようなそれぞれに適用される個々のプログラムの任意の組み合わせ及びこのようなそれぞれに適用されるプログラムの全体のいずれかに該当する。
【0173】
すなわち、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、システムの処理を実現するプログラムが複数のステップからなる場合であっても、1つの装置に全てのステップが記録された記録媒体を具備させても良いし、上記複数のステップのうちの任意の一部のステップを記録した記録媒体を、システムを構成する任意の装置に具備させることにより、このような複数のステップのうちの任意の一部のステップを記録した記録媒体を任意の装置に具備させて全体としてシステムの処理を実現するプログラムを構成するとしても良い。
【0174】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回線の接続状況や加入者の契約状態に応じて、接続端の情報やURLの情報などを含む個別情報を生成し、これを受信端末に対し伝送することで、受信端末はもっとも適切な接続端に接続し、適切なサービスの提供を受けることができる。
【0175】
その結果、回線の輻輳を事前に回避したり、接続先を分散させることで効率良く情報を伝送したり、顧客毎の嗜好に合わせた情報を提供したりすることができる。
【0176】
また、システム的にも信頼性が高く、安価な情報提供サービスを実現可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報伝送システムの一実施形態としての、デジタル放送、例えば、デジタル衛星放送の受信機能とインターネット接続機能とを有する受信端末と、これに情報を伝送する情報伝送装置等を含むデジタル放送システムの全体構成図である。
【図2】図1に示される情報伝送システムに利用される接続端の概略図である。
【図3】図1に示される情報伝送システムの動作のフローチャートである。
【図4】図1に示した放送センタ100の内部の構成を示す内部構成図である。
【図5】図4に示される放送センタの動作のフローチャートである。
【図6】図4に示した個別情報生成装置404で生成される個別情報の構成を示す構成図である。
【図7】図4に示される情報管理装置405が格納する情報の概念図である。
【図8】図4に示される個別情報生成装置404が行う個別情報生成動作のフローチャートである。
【図9】図1に示す受信端末130の内部構成を示す内部構成図である。
【図10】図1に示される受信端末の動作フローチャートである。
【図11】図1に示される情報伝送システムにおいて表示される、インターネット連動番組の画面の概略図である。
【図12】図1に示される情報伝送システムにおいて表示される、インターネット連動番組の画面の概略図である。
【符号の説明】
100 放送センタ
110 放送衛星
120 パラボラアンテナ
130 受信端末
140 テレビ
150 公衆電話回線網
160 第1の接続端
165 第2の接続端
170 接続状況監視装置
180 インターネット
190 WWWサーバ
201 ユーザ
202 交換機
203,204,205 接続端
207 ルータ
208 アクセスサーバ
209 ルータ
210 アクセスサーバ
211 ルータ
212 アクセスサーバ
401 ビデオサーバ
402 圧縮装置
403 番組情報生成装置
404 個別情報生成装置
405 情報管理装置
406 多重化装置
407 変調装置
408 時間情報発生装置
409 回線情報入力端子
410 時間情報出力端子
411 変調信号出力端子
601 TSヘッダ
602 ペイロード
603 EMMセクション
604 その他情報
605 セクション情報
606 CRC情報
608 ICカード番号
609 契約情報
610 視聴年齢制限情報
611 接続先電話番号
612 指定サーバアドレス
613 有効期限情報
901 キー
902 LED
903 リモコン
904 ICカード
905 マイコン
906 メモリ
907 フラッシュメモリ
908 システムバス
909 デスクランブラ
910 トランスポートデコーダ
911 MPEG2デコーダ
912 モデム
913 チューナ
914 オーディオDAC
915 ビデオエンコーダ
916 アンテナ入力端子
917 音声出力端子
918 映像出力端子
919 回線接続端子
1101 アイコン
1102 動画画面
1201 アイコン
1202 操作ボタン
1203 文字情報及び静止画情報
1204 動画画面

Claims (14)

  1. 少なくとも1以上の情報からなり、通信衛星を介したデジタル放送により送信される送信情報を受信する少なくとも1以上の受信端末と、
    前記受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端と、
    前記接続端に対する回線の接続状況を監視する少なくとも1以上の接続状況監視装置と、
    前記送信情報に含めて送信される、所定の受信端末ごとの個別情報を生成する少なくとも1以上の個別情報生成装置とを備え、
    前記個別情報生成装置は、
    前記接続状況監視装置による監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、
    受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める
    情報伝送システム。
  2. 前記受信端末と前記ネットワークとの間の回線に電話回線が用いられ、
    前記受信端末が接続すべき接続端の情報が、該接続端の電話番号であると共に、
    前記受信端末は前記接続端に回線を接続する際に、接続端の電話番号に電話をかけることにより回線を接続する請求項に記載の情報伝送システム。
  3. 前記受信端末が前記ネットワークに接続しているか否かを表す情報を格納する少なくとも1以上の第1の情報管理装置を備え、
    前記個別情報生成装置は、前記第1の情報管理装置に格納されている情報に基づいて、前記所定の受信端末として、前記ネットワークに接続していない受信端末を選択する請求項1からのいずれか1項に記載の情報伝送システム。
  4. 前記受信端末の利用者が、前記送信情報を構成する情報ごとに該情報を受信する契約を結んでいるか否かを表す情報を格納する少なくとも1以上の第2の情報管理装置を備え、
    前記個別情報生成装置は、前記第2の情報管理装置に格納されている情報に基づいて、前記所定の受信端末として、前記送信情報を構成する情報を受信する契約を結んでいる利用者の受信端末を選択する請求項1からのいずれか1項に記載の情報伝送システム。
  5. 前記受信端末の利用者の年齢を表す情報を格納する少なくとも1以上の第3の情報管理装置を備え、
    前記個別情報生成装置は、前記第3の情報管理装置に格納されている情報に基づいて、前記所定の受信端末として、前記送信情報を構成する情報の受信年齢制限を満たしている利用者の受信端末を選択する請求項1からのいずれか1項に記載の情報伝送システム。
  6. 前記ネットワークと接続された、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバを備え、
    前記個別情報生成装置は、
    前記個別情報に、該受信端末が取得すべき前記ファイルの所在を示す番地の情報を含める請求項1からのいずれか1項に記載の情報伝送システム。
  7. 前記個別情報生成装置は、
    前記受信端末ごとに、前記受信端末が取得すべきファイルの所在を示す番地を決定する請求項に記載の情報伝送システム。
  8. 前記個別情報生成装置は、
    前記受信端末の利用者の年齢に応じて、前記受信端末が取得すべきファイルの所在を示す番地を決定する請求項に記載の情報伝送システム。
  9. 少なくとも1以上の情報からなり、通信衛星を介したデジタル放送により送信される送信情報を受信する受信端末であって、
    前記送信情報に含まれる、個別情報生成装置によって生成された受信端末ごとの個別情報を取得する手段と、
    前記個別情報に従って、受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端のうちから接続すべき接続端を選択し、その接続端に接続する手段と、を備え、
    前記個別情報生成装置は、前記接続端に対する回線の接続状況を監視する接続状況監視装置の監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める
    受信端末。
  10. ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバから前記ネットワークを介してファイルをダウンロードする手段を備え、
    前記個別情報には、前記個別情報生成装置によって生成された、前記ファイルの所在を示す番地の情報が含まれている請求項に記載の受信端末。
  11. 通信衛星を介したデジタル放送により受信端末に送信される送信情報に含める、受信端末ごとの個別情報を生成する個別情報生成装置であって、
    前記受信端末は、受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端のうちから、接続を行う接続端を選択可能に構成されており、
    前記個別情報生成装置は、前記接続端に対する回線の接続状況を監視する接続状況監視装置の監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める個別情報生成装置。
  12. 前記受信端末は、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバから前記ネットワークを介してファイルをダウンロードする手段を備えており、
    前記個別情報生成装置は、前記個別情報に、前記ファイルの所在を示す番地の情報を含める請求項11に記載の個別情報生成装置。
  13. 少なくとも1以上の情報からなり、通信衛星を介したデジタル放送により送信される送信情報を受信する受信端末と、
    前記受信端末とネットワークとの間の回線を接続させる複数の接続端と、
    前記接続端に対する回線の接続状況を監視する接続状況監視装置と、
    前記送信情報に含めて送信される、受信端末ごとの個別情報を生成する個別情報生成装置とを備えるシステムにおける、情報伝送方法であって、
    前記接続状況監視装置が、前記接続端に対する回線の接続状況を監視し、
    前記個別情報生成装置が、前記接続状況監視装置による監視結果に基づいて、複数の接続端のうちから受信端末が接続すべき接続端を決定し、受信端末に送信する個別情報に、接続すべき接続端を指示する情報を含める情報伝送方法。
  14. 前記受信端末は、ファイルを蓄積する少なくとも1以上のサーバから前記ネットワークを介してファイルをダウンロードする手段を備えており、
    前記個別情報生成装置は、前記個別情報に、前記ファイルの所在を示す番地の情報を含める請求項13に記載の情報伝送方法。
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