JP4037610B2 - 双方向ブロードキャストデータを優先度付けするシステム - Google Patents

双方向ブロードキャストデータを優先度付けするシステム Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、ブロードキャストシステムにおける双方向通信データの優先度付けに関する。
【0002】
(発明の背景)
家庭用アミューズメントセットトップボックスシステムは、パーソナルコンピュータとテレビ機能(PC/TV機能)を組み合わせたものであり、マルチプルソースとマルチプルデスティネーションの一般的なユーザ対話型通信装置としてますます普及している。このようなシステムは、複数のロケーション間では、種々のアプリケーションに対するユーザの要求に応えて、異なるデータフォーマットで通信する必要がある。例えば、セットトップボックスシステムは、高品位テレビ(HDTV)放送(broadcasts)と、マルチポイントマイクロ波分配システム(MMDS)放送(broadcasts)と、デジタルビデオ放送(DVB:Digital Video Broadcasts)を備えている衛星または地上のソースから、データを受信することができる。セットトップボックスシステムは、電話回線(例えば、the Internet)および同軸回線(例えば、ケーブルTV)により、リモートおよびローカルの両方のソース、例えば、DVD(Digital Video Disk)と、CDROMと、VHSと、DVHS(Digital VHS)(商標)型プレーヤと、PCと、等々からデータを送受信することもできる。
【0003】
セットトップボックスシステムが双方向通信機能とインホーム(in-home)コントロール機能をサポートできるのが望ましく、マルチプルブロードキャストソースからの情報にアクセスでき復号化できるのが望ましい。セットトップボックスシステムが、復号化された情報をシームレスに(seamlessly)組み合わせてユーザに提示できることも望ましい。このようなシステムを実現するには数多くの問題がある。特に、異なるソースから異なるデータフォーマットの情報を効率よく獲得したり、情報の処理に優先度を付けたりするのに問題が生じる。このような問題は本発明に係るシステムによりアドレスされている。
【0004】
(発明の概要)
ビデオデコーダシステムはパケット化データを処理するものであり、パケット化データはヘッダ情報と、ペイロード情報を含むとともに、このペイロード情報の内容に関係付けをした属性を含んでいる。ビデオデコーダシステムは、個々の属性を所望のデータ出力優先度に関係付けするため、受け取ったパケット化データの属性を識別し、この属性を、予め定めた階層優先度プロファイルに入れてある属性と比較するのに好都合である。階層優先度プロファイルは、リモートでは、サービスプロバイダにより提供することができ、ローカルでは、ユーザによりエンタすることができるか、デフォルトのプリセットのプロファイルとすることができる。この受け取られたパケット化データは、属性比較結果に基づき、所望の出力優先度に従って、照合し出力する。よって、本システムによれば、ユーザまたはサービスプロバイダは、デコーダに入っているサービスを、例えば、カスタマイゼーションするためか、請求(bill)を構造化するために、順応して優先度付けすることができる。
【0005】
(図面の詳細な説明)
図1は本発明に係るデコーダシステムであって、マルチプルソースと効率的に通信を行うデコーダシステムを示す。このデコーダシステムには、異なるデータフォーマットで符号化されたデータを並行して処理し復号化するのに好都合な、チューナと、復調器と、処理パスとが個別に組み込まれている。デコーダシステムには、ブロードキャストソース(broadcast source)とのセキュア(secure)な戻り通信を行うのに好都合な、戻りチャネル通信パスが個別に組み込まれている。図1の実施例では、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)とMPEG(Moving Picture Experts Group)フォーマット(例えば、MPEG2 ISO/IEC of 10th June 1994, ISO/IEC 13818-2 of 20th January 1995による)によりデータの復号化をサポートしている。さらに、図1のセットトップボックスシステムは、MCNS(Multimedia Cable Networks Systems)暫定要件と互換性がある。
【0006】
図1のアーキテクチャにより、個別のソースから受け取った異なるフォーマットの画像表現データのスケーラブルな(つまり、動的に変更可能なビットレートで)並行復号化が可能になる。とすれば、異なるデータフォーマットのデータを、包含する上位層の通信フォーマットに従って符号化せずに、図1のスケーラブルなデコーダシステムによって処理することができる。従って、このデコーダシステムによれば、このような追加の通信フォーマットを使用して階層的に符号化されたデータの処理に対して、オーバヘッドを回避でき、非能率を回避できる。
【0007】
このようなデコーダシステムには、受信されたデータと、ブロードキャストソースへのセキュアな戻り通信用データの両方の処理を優先度付けするスケジュラシステムも組み入れられている。受信されたデータおよび戻りデータには、a)当該データに関係付けをした機能か、b)当該データに特徴的なプロトコルか、c)当該データが運ばれる物理通信チャネルを含む機構に基づいて、所望の階層データ出力優先度が割り当てられる。デコーダによってパフォームされる機能の例としては、i)Emailと、ii)InternetWebページのブラウジングと、iii)Internetテレフォニと、iv)慣用のテレフォニと、v)ファックスと、vi)テレビ電話と、vii)ブロードキャストビデオと、オーディオおよびラジオ処理と、viii)ホームコントロール機能とが含まれる。望ましい階層データ出力優先度は優先度プロファイルまたはマップから取り出される。この優先度プロファイルはデータベースを備えており、このデータベースは、個々の機能か、プロトコル特性か、通信チャネルかに関係付けをしたデータパケットに、相対的な優先度を割り当てる。この優先度プロファイルに入れられる情報は、例えば、予めストアされたデフォルト情報か、ユーザによりエンタされた情報か、サービスプロバイダからデコーダへブロードキャストされた情報を備えている。この優先度プロファイルはこれらソースのうちの幾つかのソースから取り出された情報も備えることができる。
【0008】
このようなデコーダシステムは、MPEGおよびInternetプロトコル互換フォーマットで、同軸ケーブルを介して受信したデータを処理するシステムと説明されているが、これは例に過ぎない。このデコーダシステムはデータサポート機能とホームコントロール機能とを処理している。このデータサポート機能としては、電子メールと、Internet Webページブラウジングと、Internetテレフォニと、慣用のテレフォニと、ファックスと、テレビ電話と、ブロードキャストビデオと、オーディオと、ラジオとが含まれる。さらに、本発明の原理は、伝送チャネルおよび通信プロトコルの種類が異なる場合があるシステムや、符号化および変調の種類が異なる場合があるシステムに適用することができる。このようなシステムとしては、例えば、衛星、地上、Internet、およびイントラネットブロードキャスト(intranet broadcast)と、非MPEGおよび非Internet互換プロトコルを採用している通信システムがある。さらに、本発明の原理は、任意のフォームのデータの処理、例えば、電話メッセージか、コンピュータプログラムか、Internetデータか、その他の通信に適用される。
【0009】
概して、図1のセットトップボックスシステム12において、ブロードキャストビデオデータ(broadcast video data)を含む変調された第1のキャリアと、Internetデータ、例えばWebページ情報を含む変調された第2のキャリアとは、スプリッタ/コンバイナユニット25によって受信され、入力デコーダ13によって処理される。ユニット13は、第1と第2のキャリアにそれぞれ同調し、受信データを復調し、順方向誤り訂正し、優先度付けして、出力デコーダ20によってさらに処理できるように復調されたデジタルデータを与える。ユニット13は、さらに、受信データからアナログビデオ信号を取り出し、取り出したアナログビデオ信号をユニット20に供給する。ユニット20は、MPEG互換ビデオとオーディオデータを含むデジタルデータ、およびInternetプロトコルデータを処理し、ユニット60および63によりそれぞれ表示できオーディオを再生できるようにする。他のモードでは、ユニット20もユニット13からのアナログビデオデータを処理し、デバイス60によって表示する。
【0010】
セットトップボックスのユーザは、リモートコントロールユニット67を用いて、オンスクリーンメニューを選択し、カーソルコマンドにより、パフォームされる機能、例えば、特定のプログラムやWebページデータのビューを選択する。ユニット15は、双方向データおよびコントロール信号バスCを使用して、入力デコーダ13および出力デコーダ20の要素のオペレーションを制御し、リモートコントロールユニット67のコマンドに応答する。コントローラ15は、コントロールバスCを用いて、ユニット13および20内の個々の要素内のコントロールレジスタ値を設定することにより、これら要素の機能を制御する。さらに、ユニット15は、ユニット13と協働し、例えばサービスプロバイダへの同軸ケーブルリンクを介して戻り通信を行うため、メッセージの生成と伝送を開始し、優先度付けをする。
【0011】
図1を詳細に検討する。スプリッタ/コンバイナ25は、第1および第2のQAM(Quadrature Amplitude Modulated)キャリアを含む周波数分割多重化信号を、チューナ30および65に供給するようになっている。第1と第2のキャリアは、256ポイントまたは64ポイントのいずれかの選択可能なシンボルコンステレーション(symbol constellation)を使用して、独立に、QAM変調されている。チューナ30は、MPEG互換プログラム表現オーディオ、ビデオ、および関連データで変調された第1のキャリアを、周波数分割多重化信号から取り出す。チューナ65はInternetプロトコルWebページ表現データで変調された第2のキャリアを、周波数分割多重化信号から取り出す。チューナ30および65は、ユニット25からの信号を低周波帯域にダウンコンバートして第1と第2のキャリアを取り出すために、周波数デマルチプレクサと、無線周波数(RF)チューナと、中間周波(IF)ミクサおよび増幅段を含んでいる。
【0012】
チューナ30は、コントローラ15と協働して、第1のキャリアがデジタルMPEG互換ビデオデータを含むか、あるいは、アナログビデオ信号を備えているかを判断する。デジタルビデオデータ表現第1キャリアは、チューナ30によって、マルチプレクサ(mux)35を介して復調器40に供給され、アナログビデオ信号はmux35を介して出力デコーダ20内の表示プロセッサ55に供給される。チューナ65は第2のキャリアを復調器70に供給する。このシステムの例では、ユニット25からの入力周波数分割多重化信号は、33本のPTC(Physical Transmission Channel)(0〜32)を含む。各PTCは6MHzの帯域幅に割り当てられ、例えば、それぞれ固有のキャリア周波数を持つ最大6つまでのサブチャネルを含む。
【0013】
リモートコントロールユニット67を使用してビューするため、セットトップボックスユーザがサブチャネル(SC)を選択すると仮定するのは、例示のためにすぎない。PTCキャリア周波数を受信するとともに、選択されたサブチャネルSCの対応するキャリア周波数を受信するため、コントローラ15は、リモートコントロールユニット67からインタフェース69を介して、適正に、入力デコーダ13の構成要素に供給される選択情報を使用している。ダウンコンバートを行った後、チューナ30からの第1のキャリア出力信号は、選択されたPTCのために、帯域幅が6MHzであり、中心キャリア周波数が54〜806MHzのレンジにある。以下の説明では、RFチャネルまたはPTCとは、1つ以上のサブチャネルを包含する割り当てられたブロードキャスタ伝送チャネル帯域(broadcaster transmission channel)をいう。
【0014】
コントローラ15は、選択されたPTC第1キャリア周波数を受信するため、チューナ30のうちの、RF(radio frequency)チューナと、IF(intermediate frequency)ミクサと、増幅段を構成する。mux35を介しチューナ30によって供給された、選択されたPTCのために、ダウンコンバートされた第1キャリア周波数出力は、ユニット40によって復調される。復調器40の主機能は、キャリア周波数の回復およびトラッキングと、送信データクロック周波数の回復と、MPEG互換ビデオデータ自体の回復および順方向誤り訂正である。ユニット40は、さらに、送信機クロックに対応するサンプリングおよび同期クロックであって、チューナ30と復調器40とスケジュラ43のオペレーションのタイミングをとるために用いられているサンプリングおよび同期クロックを回復する。
【0015】
ユニット40は、QAM変調第1キャリア信号を復調し、復調されたデジタル出力データを供給する。ユニット40では、復調されたデジタル出力データが、周知の原理に従ってデインタリーブされるとともにリードソロモン誤り訂正されたバイト長セグメントにマッピングされる。さらに、ユニット40はFEC(Forward Error Correcton)有効性またはロック表示をコントローラ15に供給する。リードソロモン誤り訂正は周知のFECである。FECロック表示により、リードソロモン誤り訂正が、訂正されているデータと同期しており、有効な出力を供給していることがシグナルされる。ユニット30および40(ユニット65および70)によって実装された、同調機能と復調機能とデコーダ機能は、それぞれ、周知の機能であり、例えば、参考文献Digital Communication, Lee and Messerschmidt(Kluwer Academic Press, Boston, MA, USA, 1988)に一般的な説明がある、ことに注意されたい。ユニット40からの復元された出力は、プログラム表現多重化オーディオと、ビデオと、データ構成要素とを含むMPEG互換トランスポートデータストリームの形式になっている。このトランスポートストリームはスケジュラ43へ供給される。
【0016】
第2のキャリアは、InternetプロトコルWebページ表現データで変調されたものであって、チューナ65により取り出され、ユニット70により復調され、誤り訂正が行われる。チューナ65および復調器70は、それぞれ、ユニット30および40のチューナおよび復調器の機能を複製したものであり、その利点としては、例えば、InternetプロトコルデータおよびMPEG互換データの並行処理(concurrent processing)を可能にする独立の処理パスを提供することがある。チューナ65および復調器70は、対応するユニット30および40に関して既に説明した方法で動作する。チューナ65および復調器70は、ユーザが選択したWebページを表すInternetプロトコルフォーマットでデータをスケジュラ43に送る。
【0017】
出力デコーダ20の要素により処理するため、スケジュラ43はコントローラ15と協働して、復調器70からのInternetプロトコルデータと、復調器40からのMPEG互換トランスポートストリームデータとを、ともに、優先度付けをする。スケジュラ43およびコントローラ15も、例えば、ブロードキャストソースへの同軸ケーブルリンクを介して戻り通信を行うため、データの優先度付けをする。ユニット15の制御により、スケジュラ43は、ユニット70からの個々のInternetプロトコルパケットであって、特定の機能、例えば、Webブラウザにより要求されたWebページ情報を表すパケットを識別する。さらに、ユニット15の制御により、スケジュラ43は、MPEG互換パケットであって、特定のプログラム、例えば、選択されたチャネルNBC(商標)と、関係付けをしたデータとに対するプログラム、例えば、Seinfeld(商標)を表すパケットを識別する。この関係付けをしたデータは、パケットIDと、プログラムのMPEGデコードと復元をサポートするアセンブリ情報とを備えるとともに、表示用の補助サブピクチャ情報、例えば、プログラムガイドデータも含む。
【0018】
スケジュラ43にはデマルチプレクサが導入されており、このデマルチプレクサにより、ユニット40からデータストリームとして到来する各MPEGパケットの各PIDと、ユニット43内のコントロールレジスタにコントローラ15によりプリロードされたPID値とを突き合わせる。同様にして、スケジュラ43は、データ識別子、例えば、ユニット70からのInternetプロトコルデータストリーム内のデータソースと、データデスティネーションと、データタイプと、IPアドレスと、URL(Universal Resource Locator)コードと、コントローラ15によってユニット43内のコントロールレジスタにプリロードされている値とを突き合わせる。この突き合わせプロセスにより、優先度付けをし、さらに処理するため、機能およびプログラムを表すInternetおよびMPEGデータパケットを識別するサービスが提供される。その結果識別されたInternetおよびMPEGパケットは、メモリにストアされるとともに、予め定めた優先度プロファイル(マップ)であって、所望の優先度を有する特定の特性および機能を持つデータと関係付けをした優先度プロファイル(マップ)に従って、順次、アクセスされる。よって、ユニット43は、バッファリングされたInternetプロトコルデータであって、WebページHTML(Hyper Text Mark-up Language)(商標)と、関連するJava(商標)データ(および、その他のデータ、例えば、JPEG、GIF、TIFタイプのデータ)とを含む優先度付けしたInternetプロトコルデータを、HTML(商標)プロセッサ75に供給する。ユニット43は、優先度付けしたMPEGビデオ、オーディオ、およびサブピクチャパケットも、それぞれ、MPEGビデオデコーダ50と、オーディオプロセッサ61と、サブピクチャプロセッサ80に供給する。スケジュラ43のオペレーション方法とその実装については、後程、図6および7に関連させて詳しく説明する。
【0019】
MPEGデコーダ50は、ユニット43から優先度付きMPEG互換パケット化ビデオデータを復号化し、圧縮解除し、優先度付き圧縮解除プログラム表現画素データを用意して、表示プロセッサおよびNTSCエンコーダ55の画素表現メモリにストアする。オーディオプロセッサ61は、ユニット43から優先度付きパケット化オーディオデータを復号化し、関連する圧縮解除ビデオデータと同期している優先度付きの復号化され増幅されたオーディオデータを、オーディオ再生のため、デバイス63に供給する。プロセッサ75は、ユニット43からのHTML(商標)およびJava(商標)の符号化されたWeb情報を復号化し、Webページ画像表現画素データを用意して、サブピクチャプロセッサ80内のメモリにストアする。プロセッサ75は他のフォーマット、例えば、JPEG、TIF、GIFフォーマットと、他のマークアップ言語、例えばSGML(Standard Generalized Mark-up Language)で符号化されたデータを復号化し、復号化されたデータをサブピクチャプロセッサ80に供給し、サブピクチャプロセッサ80でさらに処理する。コントローラ15の指令により、プロセッサ80は、ストアされているWebページ画像画素データをフォーマットし、表示プロセッサ55に備えられている画素表現メモリにオーバレイしてストアし、ユニット60により、それをマージされた表示として再生する。さらに、コントローラ15には、Webページブラウザの全機能の実行をサポートするWebページブラウザが導入されている。よって、ユニット15は、プロセッサ75およびプロセッサ80とともに、ユニット60を介して、カスタムWebページブラウザか、Netscape Navigator(商標)のような標準ブラウザのうちのいずれかの表示を供給する。このようなブラウザによりInternetにフルアクセスが可能である。
【0020】
サブピクチャプロセッサ80には、オンスクリーンディスプレイ(OSD)テキストと、グラフィックスジェネレータが導入されており、グラフィックスジェネレータはユニット43からのサブピクチャデータを復号化し処理するのに使用される。プロセッサ80は内部OSDジェネレータを、プログラムガイド、サブタイトル、コントロール、および、情報メニュー(選択可能なメニューオプションを含む)と、その他の補助項目とを表すピクセルマップデータ(pixel map data)を作成するのに用いている。プロセッサ80によって生成されたテキストおよびグラフィックスは、コントローラ15の指令により、オーバレイ画素マップデータフォーマットで生成される。表示プロセッサ55に備えられている画素表現メモリ内で、このオーバレイ画素マップデータが、MPEGデコーダ50からの圧縮解除された画素データと、プロセッサ75からの復号化されたInternetプロトコルWebページデータと組み合わされ同期がとられる。ユニット80からのWebページ表示データと関連するサブピクチャテキストメッセージデータとともに、ユニット50からのサブチャネルSC上のビデオプログラムを表現する組み合わせた画素マップデータは、プロセッサ55によってNTSC信号として符号化され、ユニット60によってマージされた表示として再生するために出力される。他のモードでは、ユニット55は、チューナ30からmux35を介して供給されたアナログビデオ信号をNTSC信号として符号化し、ユニット60により再生するため出力する。
【0021】
セットトップボックスシステム12は、既に例としてあげたWebブラウジングと、MPEGビデオ処理機能に加えて、マルチメディアの全機能をサポートしている。これらのマルチメディア機能は、例えば、Emailと、Internetテレフォニと、慣用のテレフォニと、ファックスと、テレビ電話と、ラジオと、ブロードキャストオーディオ(broadcast audio)と、ストレージと、ホームコントロール機能を含む。ここで詳述する復号化と優先度付けの原理はさらに、そのようなマルチメディア機能のデータの処理にも応用される。例えば、Internet電話データの処理では、プロセッサ75は、Internetプロトコルフォーマットで符号化され、ユニット43によって高レベル、例えば、リアルタイム処理の優先度を割り当てられている圧縮オーディオデータを圧縮解除し復号化する。圧縮解除されたオーディオデータは、プロセッサ75によって、オーディオ再生のためユニット63に供給される。さらに、プロセッサ75は、既に説明した方法と類似の方法で、ユニット80、55、60、61、および63により処理した後、異なるデータフォーマットおよびプロトコルのマルチメディアデータを処理してユーザに対しプレゼンテーションする機能を備えている。
【0022】
コントローラ15は、変調器85およびスケジュラ43と協働して、スプリッタ/コンバイナ25と接続した同軸ケーブル入力リンクを介するInternetまたはブロードキャストサービスプロバイダ(broadcast service provider)との戻りチャネル通信を開始し実装する。例えば、InternetWebページ情報を要求するメッセージ要求(または、他の機能と関連する要求)は、ユニット60上に表示されたメニューオプションを、ユーザが選択することにより開始することができる。コントローラ15は、ユニット85およびスケジュラ43と協働して、ユニット25に接続した同軸ケーブルリンクを介してサービスプロバイダに伝送するため、Webページ要求メッセージを生成し、優先度付けをし、符号化する。コントローラ15は要求されたInternetアクセスを条件付きアクセスか、スマートカードユーザ資格情報、例えば、スマートカードユニット(ここでは、簡略化して図示せず)で許可するかどうかを判断する。そして、要求されたInternetアクセスが許可された場合は、コントローラ15は戻りチャネル上を介してサービスプロバイダとの通信を開始する。コントローラ15は、ユニット43および85と協働して、(電話番号と、IPアドレスと、URLコードと、条件付きアクセスデータのような)予めストアされている要求アクセスデータを用いて、サービスプロバイダとの通信を確立し、Webページ要求メッセージデータを生成する。生成された要求メッセージデータは、Internetプロトコルフォーマットであり、適切なソースと、デスティネーションと、IPアドレスコードを含む。
【0023】
スケジュラ43は、Webページ要求メッセージデータパケットをメモリにストアし、バッファリングし、所望の優先度の特定の特性および機能を持つ予め定めた優先度プロファイル(マップ)関連付け戻りデータに従って、それらのパケットを順次アクセスする。それにより、ユニット43は優先度付きWebページ要求メッセージデータをバッファリングし変調器85に供給する。変調器85は、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying)変調を使用して、要求メッセージデータのFECと、インタリーブと、符号化を行う。ユニット85は、オプションで、セキュアなデータフォーマットで、要求メッセージデータを(コントローラ15の指令により)暗号化し、符号化したデータを所望の優先度付きでケーブルリンクおよびユニット25を介してサービスプロバイダに送信する。あるいはまた、ユニット85は要求メッセージ(または、その他の戻りデータ)のスクランブルまたはインタリーブを行うか、他の保護メカニズムを使用してデータセキュリティを高めることができる。このようなデータセキュリティは、例えばクレジットカードデータを含むような電子商取引タイプのメッセージにおいて特に重要である。さらに、戻りチャネルは、機能、例えば、a)読取りなどの遠隔計測と、b)ビデオおよびアラームモニタと、c)家庭環境モニタと、d)家庭用器具モニタと、e)商品発注と、f)プログラム条件付きアクセスおよび資格管理にも使用することができる。スケジュラ43で採用された受信および戻りデータの優先度付け方法については、後程、図6および7に関連して詳細に説明する。
【0024】
既に説明したように、図1のセットトップボックスシステムのアーキテクチャは、異なるフォーマットのブロードキャストデータ(broadcast data)であって異なるソースからのブロードキャストデータ(例えば、ブロードキャストソースからのMPEGプログラムデータと、InternetサービスプロバイダからのInternetプロトコルWebページデータ)を独立に並行処理することができる。このアーキテクチャは完全にスケーラブルであり、2つのダウンストリーム(例えば、MPEGおよびInternet)処理パス間で、動的にパーティション可能なデータおよび帯域幅を復号化することができる。したがって、このアーキテクチャは、例えば、HBOムービと、添付Internet WebページデータのMPEGブロードキャストを並行して復号化することをサポートしている。この例では、添付Webページデータは間欠的であり、Webページデータにより占有される帯域幅は、MPEGデータまたはその他の補足データサービス、例えば、プログラムガイド、Emailなどに動的に割り当て変更することができる。このアーキテクチャでは、戻りチャネルパスと2つのダウンストリーム処理パスの間で、帯域幅を動的にパーティションすることもできる。
【0025】
図2は、ダウンストリームのInternetプロトコルデータとMPEGブロードキャストビデオチャネル(MPEG broadcast video channels)の特性例を示す。図2は両方のダウンストリームチャネルに対する同一の特性を示すが、これは例示にすぎず、特性はチャネルごとに異なる場合がある。図3はアップストリームの戻り通信チャネルの特性例を示す。図4は、図1のダウンストリームチャネルを介して提供されるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当て例のリストである。図5は、図1のアップストリームチャネルを介して提供されるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当て例のリストである。図1のセットトップボックスシステム12の処理アーキテクチャは完全にスケーラブルであり、2つのダウンストリームチャネルの間で動的に割り当てられたデータを適応処理することができる。セットトップボックスシステム12はダウンストリームチャネルと戻りチャネルとの間で動的に割り当て可能な帯域幅を占有するデータも適応して処理することができる。
【0026】
図6は、ユニット40および70(図1)からそれぞれ受信されたMPEGブロードキャストおよびInternetプロトコルデータパケットの処理を優先度付けするための優先度スケジュールシステムを示す。図6のシステムは、ユニット85を介してサービスプロバイダへ戻り通信を行うため、データ処理の優先度付けを行う場合にも使用される(図1)。図6のシステムでは、入力データ、例えば、MPEGか、InternetプロトコルTCP/IPか、戻りデータは、入力ストアスタック600内に置かれる。ネットワークインタフェース610は、スタック600内の受信データのタイプ(例えば、MPEGか、Internetプロトコルか、戻りデータ)を識別して、インテリジェント型スケジュラ620により特性(属性)を識別できるようにフォーマットする。スケジュラ620は、インテリジェント型スケジュール機能をパフォームする際にコントローラ15(図1)からのコントロールおよび同期メッセージ615に応答する。
【0027】
スケジュラ620(図6)は、インタフェース610からのフォーマットされたデータに、内部DRAMストレージにストアされている優先度プロファイル640に含まれている機能と、プロトコルと、通信チャネル属性が、存在するか否かを調べる。スケジュラ620は、受信されたデータの属性と、優先度プロファイル内の属性とを比較し、比較結果に基づき、所望の出力優先度により、受信データパケットを照合する。スケジュラ620は、所望の出力優先度(例えば、クリティカル(critical)、高優先度、中優先度、または低優先度−640)に基づいて、シーケンシャル出力FIFO(First-In First-Out)ユニット650内に記憶領域を割り当て、高速DMA(Direct Memory Access)インタフェース630を介して照合した優先度付きデータを、FIFO 650内の割り当て済み記憶場所に供給する。出力プロセッサ660は、FIFO 650からの優先度付きデータにシーケンシャルにアクセスし、ユニット40、70、および85によってさらに処理できるように、そのデータをフォーマットする(図1)。
【0028】
図7は、図6のシステムで使用するのに適した入力MPEGブロードキャストデータ(MPEG broadcast data)と、Internetプロトコルデータと、戻りデータの処理を優先度付けするための方法を示すフローチャートである。図7のステップ705では、ステップ700で開始した後、スケジュラ620(図6)は入力データを受信し、ステップ710で、メモリから優先度プロファイル情報を取得する。優先度プロファイルは、所望の特定出力優先度を入力データに階層的に関係付けをし、特定の属性または属性の組み合わせを表す。優先度プロファイルはサービスプロバイダから伝送させることができ、ユーザによりエンタすることができる。あるいは、優先度プロファイルは予めストアされているデフォルトの情報を備えることができるか、それらのソースの組み合わせから供給させることができる。サービスプロバイダは異なるグレードのサービスを提供し、優先度プロファイルをユーザのセットトップボックスシステムにダウンロードすることにより、それぞれのサービスについて異なるデータアクセス時間を、対応する異なる請求料金でユーザに提供する。ダウンロードされた優先度プロファイルにより、サービスプロバイダは、受信された情報に対するユーザアクセスを制御することができる。例えば、優先度プロファイルをダウンロード(または、プリインストール)することにより、Internetサービスプロバイダは、月10ドルでは、最低の毎秒1kビットのデータレートでInternetアクセスを提供することができ、月20ドルでは、5kビットのデータレートでInternetアクセスを提供することができる。あるいはまた、ユーザは優先度プロファイル情報をエンタして、データやメッセージを所望の順序または所望の優先度で処理して通信するように、自分のシステムを構成することもできる。
【0029】
優先度プロファイル情報は、高速なプレミアムデータアクセスレベルのサービスを無許可で使用されないよう保護するため、例えばデータの暗号化、スクランブル、または符号化により、セキュリティ符号化することができる。この場合、優先度プロファイル情報は、スケジュラ620(図6)と協働して、コントローラ15(図1)によって検出(例えば、復号化またはデスクランブル)してから使用する。このような復号化またはデスクランブルは、図1のセットトップボックスシステム12(図面を複雑にしないため図示していない)の条件付きアクセスおよび資格管理システムでオーソライズ(authorize)し実装することができる。次のようなことは注意すべきことであるが、優先度プロファイルは、QoS(quality of service)を保証するため、ネットワークシステム、例えば、Internetまたはイントラネット、LANまたはWANなどあらゆるノードに伝送することができる。これらのノードは、ネットワークデバイス、例えば、サービス(分配ハブ)と、ゲートウェイと、端末と、ルータと、スイッチなども含んでいてよい。ネットワーク資源を確保して、ネットワーク通信パス全体でQoSを保証するためか、単に、あるパスのいくつかのセクションのために、優先度プロファイルは、分散させることができ、データ優先度インジケータを組み込んである通信プロトコルとともに用いることができる。このような通信プロトコルには、例えば、RSVP(Resource Reservation Protocol)Internet draft June 14 1997と、RTP(Real-Time Transport Protocol)Request for Comment document RFC 1889, February 1, 1996があり、両文献とも、Internet上で入手できる。優先度プロファイル情報は、マルチメディアネットワーキングおよび通信のためのシステム要素を定義する規格、例えば、ITU(International Telecommunication Union)によって策定されたH.323 of November 1996およびH.324に従って動作するシステムで使用することもできる。
【0030】
図7のステップ715では、スケジュラ620はステップ705で受信したデータ内の属性を識別する。識別された属性は、(i)プロトコル特性と、(ii)機能タイプ特性と、(iii)通信チャネル特性とを含む。
【0031】
プロトコル特性には、例えば、(a)データソース識別子と、(b)データ指定識別子と、(c)データタイプ識別子と、(d)データ優先度識別子と、(e)データ誤りインジケータと、(f)資格インジケータと、(g)Internetプロトコル識別子と、(h)MPEG互換インジケータと、(i)パケット識別子などがある。
【0032】
機能タイプ特性は、例えば、a)Emailと、b)Internet Webページブラウジングと、c)Internetテレフォニと、d)慣用のテレフォニと、e)ファックスと、f)ブロードキャストビデオ処理と、g)テレビ電話処理と、h)ブロードキャストラジオ処理(broadcast radio processing)と、i)ブロードキャストオーディオ処理と、j)アラーム、遠隔計測、器具、および環境コントロールモニタなどのホームコントロール機能をはじめとする機能を識別する。
【0033】
通信チャネル特性は、物理通信リンクの種類、例えば、電話回線、地上、有線、または衛星リンク、光ファイバリンク、WAN(wide area network)、LAN(local area network)、Internet、またはイントラネットを識別する。通信チャネル特性は、同一種類の通信リンクの異なるチャネル、例えば、異なる電話回線も識別する。
【0034】
図7のステップ720で、スケジュラ620は、ステップ715で識別された属性を優先度プロファイル内の属性と比較し、ステップ725で、パケット化された入力データをこの比較に基づく所望の出力優先度で照合する。この方法による優先度プロファイルは、複数の異なるソースから供給された様々なデータの優先度を構造化する柔軟な手段として使用できる。データは、通信リンク、プロトコル、または機能特性を組み合わせることで優位に優先度付けすることもできる。そのため、特定の機能のデータか、特定のリンクを介して通信されるデータは、ソースまたはデスティネーションまたはタイプ別に優先度付けすることができる。例えば、Emailメッセージは、ソース識別子に応じて優先度付けすることができる、つまり、あるソースからのEmailに対し高い優先度を付けることができる。同様に、(デスティネーション識別子で識別された)特定のデスティネーションへの戻りメッセージを高い優先度で割り当て、符号化することもできる。さらに、スケジュラ620は、専用の優先度インジケータ、例えば、入力データ内のInternetプロトコルデータタイプ(優先度)インジケータを解釈し、このデータを適正な優先度に割り当てる。同様に、階層処理優先度を、資格インジケータに基づく優先度プロファイルを使用し、Internetプロトコルインジケータ、MPEG互換インジケータ、例えばパケット識別子に割り当てることができる。
【0035】
ステップ730で、スケジュラ620は、所望の出力優先度に基づいてシーケンシャル出力FIFO(図6のFIFOユニット650)内に記憶領域を割り当て、高速DMA(direct memory access)インタフェース630を介して照合した優先度付きデータをFIFO650内の割り当て済み記憶場所に供給する。照合された優先度付きパケットデータは、ステップ733で所望の出力優先度でFIFO650から出力される(図7)。ステップ735で、照合された優先度付き出力データをユーザへ再生および表示するためか、サービスプロバイダへの戻り伝送のために処理する。このような処理は、例えば、セキュアな戻り通信のためにデータを符号化し暗号化する操作と、データを他のセットトップボックスプロセスに同期させる操作とを必要とする場合がある。このプロセスはステップ740で終了する。
【0036】
図8は本発明に係るサーバ分配ハブ102であって、1つ以上のサービスプロバイダ109からセットトップボックスシステム12(図1および図8)にブロードキャストデータ(broadcast data)を分配(distributing)し、マルチメディアサービスを提供し、ユニット12からのアップストリームデータを処理するサーバ分配ハブ102を示す。1つ以上のサービスプロバイダ109(図8)から送られるMPEG互換ビデオデータか、アナログ表現ビデオデータなどのQAM変調ブロードキャストデータは、光ファイバリンク145とチャネル135を介してmux125に供給される。ユニット125は、ソースからの多重化された出力であって、チャネル135から受信されたブロードキャストデータと、ローカルハブにより生成されたデータ137と、(アップコンバータ134を介して)ケーブルモデム終端150からのQAM変調データを含む出力を供給する。mux125からの多重化された出力は、光ファイバ通信インタフェース120に出力される。ユニット120は図1のセットトップボックスシステム12と通信を行い、この通信は、光ファイバリンク115と、同軸105と、電気光コンバータ107を介して、高周波チャネル110上にダウンストリームQAMデータを送信し、高周波チャネル110からアップストリームQPSK(またはQAM)データを受信することにより、行われる。
【0037】
セットトップボックス12からのアップストリームデータは、チャネル110を介してユニット120により受け取られ、スプリッタ155とダウンコンバータ160を介して、ケーブルモデム終端システム150にルーティングされる。システム150は、コンバータ160からのQPSK変調アップストリームデータを復調し、復調されたアップストリームデータを、ネットワークインタフェース154と、オプションのハブスイッチ140と、光ファイバリンク145とを介して、サービスプロバイダ109に供給される。あるいはまた、オプションのハブスイッチ140は、復調されたアップストリームデータをオプションのWANデバイス130に供給することができる。システム150のユニット154は、スイッチ140を介して、サービスプロバイダ109またはWANデバイス130からのダウンストリームデータも受信する。ユニット154は、スイッチ140からのダウンストリームデータをフォーマットして処理し、そのデータを、SQAM変調と、続くコンバータ134によるアップコンバートのために、ユニット152に供給する。コンバータ134からのアップコンバートされたデータは、前述したように、mux125を介してセットトップボックスシステム12に伝送される。
【0038】
図9は、図8のサーバシステムで識別された本発明に係る例示のインタフェース1〜10をリストアップし説明したものである。
【0039】
図1と、図6と、図8のアーキテクチャは排他的ではない。他のアーキテクチャは、同一目的を達成するために本発明の原理に従って導くことができる。さらに、図1のシステム12の要素の機能と、図7のプロセスステップは、マイクロプロセッサのプログラムされた命令に全部または一部を実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数のソースと効率よく通信し、例示のTCP/IPおよびMPEGフォーマットのデータを処理するための、本発明に係るスケーラブルなデコーダシステムを示す図である。
【図2】 本発明に係る、図1のシステムに表されているブロードキャスト、データ、および戻りチャネルの例示の特性を表す。
【図3】 本発明に係る、図1のシステムに表されているブロードキャスト、データ、および戻りチャネルの例示の特性を表す図である。
【図4】 図1のアップストリームチャネルとダウンストリームチャネルを介して提供されるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当ての一例を示す図である。
【図5】 図1のアップストリームチャネルとダウンストリームチャネルを介して提供されるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当ての一例を示す図である。
【図6】 本発明に係る、双方向アプリケーション用のブロードキャストおよびデータパケットの処理を優先度付けするための優先度スケジュールシステムを示す図である。
【図7】 本発明に係る、図6のシステムで使用するのに適したブロードキャストおよびデータパケットの処理を優先度付けするための方法を示すフローチャートである。
【図8】 本発明に係る、複数のサービスプロバイダからのブロードキャストデータを図1のデコーダに分配し、図1のデコーダからのアップストリームデータを処理するためのサーバ分配ハブを示す図である。
【図9】 本発明に係る、図8のサーバシステムで識別されている例示のインタフェース1〜10を記載し説明するための図である。

Claims (19)

  1. ヘッダ情報およびペイロード情報を備えたパケット化データであって、前記ペイロード情報の内容と関係付けをした属性を含むパケット化データを、ビデオデコーダシステムにより処理する方法において、
    前記パケット化データを受け取るステップと、
    前記受け取ったパケット化データの属性を識別するステップと、
    個々の属性と、所望のデータ出力優先度とを関係付けをするために、前記識別した属性と、予め定めた階層優先度プロファイルの属性とを比較するステップと、
    前記属性比較結果に用いて、受け取ったパケット化データを、所望の出力優先度により照合するステップと、
    前記照合したパケット化データを前記所望の出力優先度とともに出力するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 請求項1において、前記属性は、a)データソース識別子と、b)データデスティネーション識別子と、c)データタイプ識別子と、d)データ優先度インジケータと、e)データエラーインジケータと、f)資格インジケータと、g)Internetプロトコルインジケータと、h)MPEG互換インジケータと、i)パケット識別子とのうちの少なくとも1つを表すことを特徴とする方法。
  3. 請求項1において、データエントリメニューとデータエントリデバイスにより提供された階層優先度プロファイルデータを受け取るステップを含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項1において、サービスプロバイダから階層優先度プロファイルデータを受け取るステップを含むことを特徴とする方法。
  5. 請求項4において、前記サービスプロバイダ階層優先度プロファイルデータは、サービスプロバイダにQoSをコントロールさせ、よって、請求を構造化させることを特徴とする方法。
  6. 請求項4において、前記属性は、a)ユーザIDと、b)パスワードと、c)データデスティネーション識別子と、d)データタイプ識別子と、e)データ優先度インジケータと、f)資格インジケータとのうちの少なくとも1つを表すことを特徴とする方法。
  7. 請求項1において、前記予め定めた階層優先度プロファイルは、予めストアされたデフォルトの優先度情報を備えたことを特徴とする方法。
  8. 請求項1において、前記階層優先度プロファイルに従って、前記ビデオデコーダにストレージ優先度を割り振るステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項1において、サービスプロバイダに伝送するため、前記出力された、照合済みパケット化データを処理するステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項1において、再生デバイス上にディスプレイするため、前記出力され、照合済みパケット化データを処理するステップを含むことを特徴とする方法。
  11. 請求項1において、前記予め定めた階層優先度プロファイルをセキュリティ復号化するステップを含むことを特徴とする方法。
  12. ヘッダ情報とペイロード情報を備えたパケット化データであって、該ペイロード情報の内容と関係付けをした属性を含むパケット化データをビデオ処理システムにより処理する方法であって、
    前記パケット化データを受け取るステップと、
    a)ユーザエントリと、b)サービスプロバイダからの伝送とのうちの少なくとも一方により供給される階層優先度プロファイルデータを受け取るステップであって、前記階層優先度プロファイルデータが個々の属性と、所望のデータ出力優先度とを関係付けしてあるステップと、
    前記受け取ったパケット化データの属性を識別するステップと、
    前記識別した属性と、前記階層優先度プロファイルの属性とを比較するステップと、
    前記受け取ったパケット化データを、前記属性比較結果を用いて、所望の出力優先度で照合するステップと、
    前記照合されたパケット化データを、前記所望の出力優先度とともに出力するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  13. 請求項12において、前記属性は、a)データソース識別子と、b)データデスティネーション識別子と、c)データタイプ識別子と、d)データ優先度インジケータと、e)データエラーインジケータと、f)資格インジケータと、g)Internetプロトコルインジケータと、h)MPEG互換インジケータと、i)パケット識別子とのうちのいずれか1つを表すことを特徴とする方法。
  14. 請求項12において、出力チャンネルを介して伝送するため、前記出力された照合済みバケット化データを処理するステップを含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項12において、前記階層優先度プロファイルデータは、a)Emailと、b)Internet webページブラウジングと、c)Internetテレフォニと、d)テレフォニと、e)ファックスと、f)ブロードキャストビデオと、g)テレビ電話と、h)ブロードキャストラジオと、i)ブロードキャストオーディオと、j)ホームコントロールとのうちの2つ以上の機能と関係付けをしたパケットデータの優先度付けをすることを特徴とする方法。
  16. 請求項15において、前記階層優先度プロファイルデータは、A)データソース識別子と、B)データデスティネーション識別子と、C)データタイプ識別子と、D)データ優先度インジケータと、E)資格インジケータとのうちのいずれか1つにより、前記a)ないしi)の機能のうちの1つのパケットデータの優先度付けをすることを特徴とする方法。
  17. ヘッダ情報とペイロード情報を備えたパケット化データであって、該ペイロード情報の内容と関係付けをした属性を含むパケット化データをビデオ処理システムにより処理する方法であって、
    前記パケット化データを受け取るステップと、
    a)前記パケット化データと関係付けをした機能と、b)前記パケット化データのプロトコル特性とのうちの少なくとも1つに基づいて出力するためのデータを優先度付けするため、個々の属性と、所望のデータ出力優先度とを関係付けをする階層優先度プロファイルデータを受け取るステップと、
    前記受け取ったパケット化データの属性を識別するステップと、
    前記識別した属性と、前記階層優先度プロファイルの属性とを比較するステップと、
    前記属性比較結果を用いて、前記受け取ったパケット化データを、所望の出力優先度で照合するステップと、
    前記照合済みパケット化データを、前記所望の出力優先度とともに出力するステップと
    を備えことを特徴とする方法。
  18. 請求項17において、前記機能は、a)Emailと、b)Internet webページブラウジングと、c)Internetテレフォニと、d)テレフォニと、e)ファックスと、f)ブロードキャストビデオと、g)テレビ電話と、h)ブロードキャストラジオと、i)ブロードキャストオーディオと、j)ホームコントロールとのうちの1つ以上の機能を備えたことを特徴とする方法。
  19. 請求項17において、前記プロトコル特性は、a)データソース識別子と、b)データデスティネーション識別子と、c)データタイプ識別子とのうちの少なくとも1つを備えたことを特徴とする方法。
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