JP2001521332A - 双方向ブロードキャストデータを優先度付けするシステム - Google Patents

双方向ブロードキャストデータを優先度付けするシステム

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JP2001521332A JP2000517530A JP2000517530A JP2001521332A JP 2001521332 A JP2001521332 A JP 2001521332A JP 2000517530 A JP2000517530 A JP 2000517530A JP 2000517530 A JP2000517530 A JP 2000517530A JP 2001521332 A JP2001521332 A JP 2001521332A
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Abstract

(57)【要約】 ビデオデコーダシステム(615,620,640)はパケット化データを処理している。このパケット化データはヘッダ情報と、ペイロード情報とを含むとともに、ペイロード情報の内容と関係付けをした属性とを含む。このビデオデコーダシステムは、個々の属性と、所望のデータ出力優先度とを関係付けするため、受け取ったパケット化データの属性を識別するとともに、この属性と、予め定めた階層優先度(640)プロファイルの属性と比較する(620)。優先度プロファイル(640)は、リモートサービスプロバイダにより供給することができるか、ユーザによりローカルにエンタするか、デフォルトのプリセットプロファイルとすることができる。この受け取ったパケット化データは照合され、属性の比較結果に基づくとともに、所望の出力優先度に従って出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、ブロードキャストシステムにおける双方向通信データの優先度付け
に関する。
【0002】 (発明の背景) 家庭用アミューズメントセットトップボックスシステムは、パーソナルコンピ
ュータとテレビ機能(PC/TV機能)を組み合わせたものであり、マルチプル
ソースとマルチプルデスティネーションの一般的なユーザ対話型通信装置として
ますます普及している。このようなシステムは、複数のロケーション間では、種
々のアプリケーションに対するユーザの要求に応えて、異なるデータフォーマッ
トで通信する必要がある。例えば、セットトップボックスシステムは、高品位テ
レビ(HDTV)放送(broadcasts)と、マルチポイントマイクロ波分配システ
ム(MMDS)放送(broadcasts)と、デジタルビデオ放送(DVB:Digital
Video Broadcasts)を備えている衛星または地上のソースから、データを受信す
ることができる。セットトップボックスシステムは、電話回線(例えば、the In
ternet)および同軸回線(例えば、ケーブルTV)により、リモートおよびロー
カルの両方のソース、例えば、DVD(Digital Video Disk)と、CDROMと
、VHSと、DVHS(Digital VHS)(商標)型プレーヤと、PCと、等々か らデータを送受信することもできる。
【0003】 セットトップボックスシステムが双方向通信機能とインホーム(in-home)コ ントロール機能をサポートできるのが望ましく、マルチプルブロードキャストソ
ースからの情報にアクセスでき復号化できるのが望ましい。セットトップボック
スシステムが、復号化された情報をシームレスに(seamlessly)組み合わせてユ
ーザに提示できることも望ましい。このようなシステムを実現するには数多くの
問題がある。特に、異なるソースから異なるデータフォーマットの情報を効率よ
く獲得したり、情報の処理に優先度を付けたりするのに問題が生じる。このよう
な問題は本発明に係るシステムによりアドレスされている。
【0004】 (発明の概要) ビデオデコーダシステムはパケット化データを処理するものであり、パケット
化データはヘッダ情報と、ペイロード情報を含むとともに、このペイロード情報
の内容に関係付けをした属性を含んでいる。ビデオデコーダシステムは、個々の
属性を所望のデータ出力優先度に関係付けするため、受け取ったパケット化デー
タの属性を識別し、この属性を、予め定めた階層優先度プロファイルに入れてあ
る属性と比較するのに好都合である。階層優先度プロファイルは、リモートでは
、サービスプロバイダにより提供することができ、ローカルでは、ユーザにより
エンタすることができるか、デフォルトのプリセットのプロファイルとすること
ができる。この受け取られたパケット化データは、属性比較結果に基づき、所望
の出力優先度に従って、照合し出力する。よって、本システムによれば、ユーザ
またはサービスプロバイダは、デコーダに入っているサービスを、例えば、カス
タマイゼーションするためか、請求(bill)を構造化するために、順応して優先
度付けすることができる。
【0005】 (図面の詳細な説明) 図1は本発明に係るデコーダシステムであって、マルチプルソースと効率的に
通信を行うデコーダシステムを示す。このデコーダシステムには、異なるデータ
フォーマットで符号化されたデータを並行して処理し復号化するのに好都合な、
チューナと、復調器と、処理パスとが個別に組み込まれている。デコーダシステ
ムには、ブロードキャストソース(broadcast source)とのセキュア(secure)
な戻り通信を行うのに好都合な、戻りチャネル通信パスが個別に組み込まれてい
る。図1の実施例では、TCP/IP(transmission control protocol/intern
et protocol)とMPEG(Moving Picture Experts Group)フォーマット(例 えば、MPEG2 ISO/IEC of 10th June 1994, ISO/IEC 13818-2 of 20th January 1
995による)によりデータの復号化をサポートしている。さらに、図1のセット トップボックスシステムは、MCNS(Multimedia Cable Networks Systems) 暫定要件と互換性がある。
【0006】 図1のアーキテクチャにより、個別のソースから受け取った異なるフォーマッ
トの画像表現データのスケーラブルな(つまり、動的に変更可能なビットレート
で)並行復号化が可能になる。とすれば、異なるデータフォーマットのデータを
、包含する上位層の通信フォーマットに従って符号化せずに、図1のスケーラブ
ルなデコーダシステムによって処理することができる。従って、このデコーダシ
ステムによれば、このような追加の通信フォーマットを使用して階層的に符号化
されたデータの処理に対して、オーバヘッドを回避でき、非能率を回避できる。
【0007】 このようなデコーダシステムには、受信されたデータと、ブロードキャストソ
ースへのセキュアな戻り通信用データの両方の処理を優先度付けするスケジュラ
システムも組み入れられている。受信されたデータおよび戻りデータには、a)
当該データに関係付けをした機能か、b)当該データに特徴的なプロトコルか、
c)当該データが運ばれる物理通信チャネルを含む機構に基づいて、所望の階層
データ出力優先度が割り当てられる。デコーダによってパフォームされる機能の
例としては、i)Emailと、ii)InternetWebページのブラウジングと、i ii)Internetテレフォニと、iv)慣用のテレフォニと、v)ファックスと、
vi)テレビ電話と、vii)ブロードキャストビデオと、オーディオおよびラ
ジオ処理と、viii)ホームコントロール機能とが含まれる。望ましい階層デ
ータ出力優先度は優先度プロファイルまたはマップから取り出される。この優先
度プロファイルはデータベースを備えており、このデータベースは、個々の機能
か、プロトコル特性か、通信チャネルかに関係付けをしたデータパケットに、相
対的な優先度を割り当てる。この優先度プロファイルに入れられる情報は、例え
ば、予めストアされたデフォルト情報か、ユーザによりエンタされた情報か、サ
ービスプロバイダからデコーダへブロードキャストされた情報を備えている。こ
の優先度プロファイルはこれらソースのうちの幾つかのソースから取り出された
情報も備えることができる。
【0008】 このようなデコーダシステムは、MPEGおよびInternetプロトコル互換フォ
ーマットで、同軸ケーブルを介して受信したデータを処理するシステムと説明さ
れているが、これは例に過ぎない。このデコーダシステムはデータサポート機能
とホームコントロール機能とを処理している。このデータサポート機能としては
、電子メールと、Internet Webページブラウジングと、Internetテレフォニ と、慣用のテレフォニと、ファックスと、テレビ電話と、ブロードキャストビデ
オと、オーディオと、ラジオとが含まれる。さらに、本発明の原理は、伝送チャ
ネルおよび通信プロトコルの種類が異なる場合があるシステムや、符号化および
変調の種類が異なる場合があるシステムに適用することができる。このようなシ
ステムとしては、例えば、衛星、地上、Internet、およびイントラネットブロー
ドキャスト(intranet broadcast)と、非MPEGおよび非Internet互換プロト
コルを採用している通信システムがある。さらに、本発明の原理は、任意のフォ
ームのデータの処理、例えば、電話メッセージか、コンピュータプログラムか、
Internetデータか、その他の通信に適用される。
【0009】 概して、図1のセットトップボックスシステム12において、ブロードキャス
トビデオデータ(broadcast video data)を含む変調された第1のキャリアと、
Internetデータ、例えばWebページ情報を含む変調された第2のキャリアとは
、スプリッタ/コンバイナユニット25によって受信され、入力デコーダ13に
よって処理される。ユニット13は、第1と第2のキャリアにそれぞれ同調し、
受信データを復調し、順方向誤り訂正し、優先度付けして、出力デコーダ20に
よってさらに処理できるように復調されたデジタルデータを与える。ユニット1
3は、さらに、受信データからアナログビデオ信号を取り出し、取り出したアナ
ログビデオ信号をユニット20に供給する。ユニット20は、MPEG互換ビデ
オとオーディオデータを含むデジタルデータ、およびInternetプロトコルデータ
を処理し、ユニット60および63によりそれぞれ表示できオーディオを再生で
きるようにする。他のモードでは、ユニット20もユニット13からのアナログ
ビデオデータを処理し、デバイス60によって表示する。
【0010】 セットトップボックスのユーザは、リモートコントロールユニット67を用い
て、オンスクリーンメニューを選択し、カーソルコマンドにより、パフォームさ
れる機能、例えば、特定のプログラムやWebページデータのビューを選択する
。ユニット15は、双方向データおよびコントロール信号バスCを使用して、入
力デコーダ13および出力デコーダ20の要素のオペレーションを制御し、リモ
ートコントロールユニット67のコマンドに応答する。コントローラ15は、コ
ントロールバスCを用いて、ユニット13および20内の個々の要素内のコント
ロールレジスタ値を設定することにより、これら要素の機能を制御する。さらに
、ユニット15は、ユニット13と協働し、例えばサービスプロバイダへの同軸
ケーブルリンクを介して戻り通信を行うため、メッセージの生成と伝送を開始し
、優先度付けをする。
【0011】 図1を詳細に検討する。スプリッタ/コンバイナ25は、第1および第2のQ
AM(Quadrature Amplitude Modulated)キャリアを含む周波数分割多重化信号
を、チューナ30および65に供給するようになっている。第1と第2のキャリ
アは、256ポイントまたは64ポイントのいずれかの選択可能なシンボルコン
ステレーション(symbol constellation)を使用して、独立に、QAM変調され
ている。チューナ30は、MPEG互換プログラム表現オーディオ、ビデオ、お
よび関連データで変調された第1のキャリアを、周波数分割多重化信号から取り
出す。チューナ65はInternetプロトコルWebページ表現データで変調された
第2のキャリアを、周波数分割多重化信号から取り出す。チューナ30および6
5は、ユニット25からの信号を低周波帯域にダウンコンバートして第1と第2
のキャリアを取り出すために、周波数デマルチプレクサと、無線周波数(RF)
チューナと、中間周波(IF)ミクサおよび増幅段を含んでいる。
【0012】 チューナ30は、コントローラ15と協働して、第1のキャリアがデジタルM
PEG互換ビデオデータを含むか、あるいは、アナログビデオ信号を備えている
かを判断する。デジタルビデオデータ表現第1キャリアは、チューナ30によっ
て、マルチプレクサ(mux)35を介して復調器40に供給され、アナログビ
デオ信号はmux35を介して出力デコーダ20内の表示プロセッサ55に供給
される。チューナ65は第2のキャリアを復調器70に供給する。このシステム
の例では、ユニット25からの入力周波数分割多重化信号は、33本のPTC(
Physical Transmission Channel)(0〜32)を含む。各PTCは6MHzの 帯域幅に割り当てられ、例えば、それぞれ固有のキャリア周波数を持つ最大6つ
までのサブチャネルを含む。
【0013】 リモートコントロールユニット67を使用してビューするため、セットトップ
ボックスユーザがサブチャネル(SC)を選択すると仮定するのは、例示のため
にすぎない。PTCキャリア周波数を受信するとともに、選択されたサブチャネ
ルSCの対応するキャリア周波数を受信するため、コントローラ15は、リモー
トコントロールユニット67からインタフェース69を介して、適正に、入力デ
コーダ13の構成要素に供給される選択情報を使用している。ダウンコンバート
を行った後、チューナ30からの第1のキャリア出力信号は、選択されたPTC
のために、帯域幅が6MHzであり、中心キャリア周波数が54〜806MHz
のレンジにある。以下の説明では、RFチャネルまたはPTCとは、1つ以上の
サブチャネルを包含する割り当てられたブロードキャスタ伝送チャネル帯域(br
oadcaster transmission channel)をいう。
【0014】 コントローラ15は、選択されたPTC第1キャリア周波数を受信するため、
チューナ30のうちの、RF(radio frequency)チューナと、IF(intermedi
ate frequency)ミクサと、増幅段を構成する。mux35を介しチューナ30 によって供給された、選択されたPTCのために、ダウンコンバートされた第1
キャリア周波数出力は、ユニット40によって復調される。復調器40の主機能
は、キャリア周波数の回復およびトラッキングと、送信データクロック周波数の
回復と、MPEG互換ビデオデータ自体の回復および順方向誤り訂正である。ユ
ニット40は、さらに、送信機クロックに対応するサンプリングおよび同期クロ
ックであって、チューナ30と復調器40とスケジュラ43のオペレーションの
タイミングをとるために用いられているサンプリングおよび同期クロックを回復
する。
【0015】 ユニット40は、QAM変調第1キャリア信号を復調し、復調されたデジタル
出力データを供給する。ユニット40では、復調されたデジタル出力データが、
周知の原理に従ってデインタリーブされるとともにリードソロモン誤り訂正され
たバイト長セグメントにマッピングされる。さらに、ユニット40はFEC(Fo
rward Error Correcton)有効性またはロック表示をコントローラ15に供給す る。リードソロモン誤り訂正は周知のFECである。FECロック表示により、
リードソロモン誤り訂正が、訂正されているデータと同期しており、有効な出力
を供給していることがシグナルされる。ユニット30および40(ユニット65
および70)によって実装された、同調機能と復調機能とデコーダ機能は、それ
ぞれ、周知の機能であり、例えば、参考文献Digital Communication, Lee and M
esserschmidt(Kluwer Academic Press, Boston, MA, USA, 1988)に一般的な説
明がある、ことに注意されたい。ユニット40からの復元された出力は、プログ
ラム表現多重化オーディオと、ビデオと、データ構成要素とを含むMPEG互換
トランスポートデータストリームの形式になっている。このトランスポートスト
リームはスケジュラ43へ供給される。
【0016】 第2のキャリアは、InternetプロトコルWebページ表現データで変調された
ものであって、チューナ65により取り出され、ユニット70により復調され、
誤り訂正が行われる。チューナ65および復調器70は、それぞれ、ユニット3
0および40のチューナおよび復調器の機能を複製したものであり、その利点と
しては、例えば、InternetプロトコルデータおよびMPEG互換データの並行処
理(concurrent processing)を可能にする独立の処理パスを提供することがあ る。チューナ65および復調器70は、対応するユニット30および40に関し
て既に説明した方法で動作する。チューナ65および復調器70は、ユーザが選
択したWebページを表すInternetプロトコルフォーマットでデータをスケジュ
ラ43に送る。
【0017】 出力デコーダ20の要素により処理するため、スケジュラ43はコントローラ
15と協働して、復調器70からのInternetプロトコルデータと、復調器40か
らのMPEG互換トランスポートストリームデータとを、ともに、優先度付けを
する。スケジュラ43およびコントローラ15も、例えば、ブロードキャストソ
ースへの同軸ケーブルリンクを介して戻り通信を行うため、データの優先度付け
をする。ユニット15の制御により、スケジュラ43は、ユニット70からの個
々のInternetプロトコルパケットであって、特定の機能、例えば、Webブラウ
ザにより要求されたWebページ情報を表すパケットを識別する。さらに、ユニ
ット15の制御により、スケジュラ43は、MPEG互換パケットであって、特
定のプログラム、例えば、選択されたチャネルNBC(商標)と、関係付けをし
たデータとに対するプログラム、例えば、Seinfeld(商標)を表すパケットを識
別する。この関係付けをしたデータは、パケットIDと、プログラムのMPEG
デコードと復元をサポートするアセンブリ情報とを備えるとともに、表示用の補
助サブピクチャ情報、例えば、プログラムガイドデータも含む。
【0018】 スケジュラ43にはデマルチプレクサが導入されており、このデマルチプレク
サにより、ユニット40からデータストリームとして到来する各MPEGパケッ
トの各PIDと、ユニット43内のコントロールレジスタにコントローラ15に
よりプリロードされたPID値とを突き合わせる。同様にして、スケジュラ43
は、データ識別子、例えば、ユニット70からのInternetプロトコルデータスト
リーム内のデータソースと、データデスティネーションと、データタイプと、I
Pアドレスと、URL(Universal Resource Locator)コードと、コントローラ
15によってユニット43内のコントロールレジスタにプリロードされている値
とを突き合わせる。この突き合わせプロセスにより、優先度付けをし、さらに処
理するため、機能およびプログラムを表すInternetおよびMPEGデータパケッ
トを識別するサービスが提供される。その結果識別されたInternetおよびMPE
Gパケットは、メモリにストアされるとともに、予め定めた優先度プロファイル
(マップ)であって、所望の優先度を有する特定の特性および機能を持つデータ
と関係付けをした優先度プロファイル(マップ)に従って、順次、アクセスされ
る。よって、ユニット43は、バッファリングされたInternetプロトコルデータ
であって、WebページHTML(Hyper Text Mark-up Language)(商標)と 、関連するJava(商標)データ(および、その他のデータ、例えば、JPE
G、GIF、TIFタイプのデータ)とを含む優先度付けしたInternetプロトコ
ルデータを、HTML(商標)プロセッサ75に供給する。ユニット43は、優
先度付けしたMPEGビデオ、オーディオ、およびサブピクチャパケットも、そ
れぞれ、MPEGビデオデコーダ50と、オーディオプロセッサ61と、サブピ
クチャプロセッサ80に供給する。スケジュラ43のオペレーション方法とその
実装については、後程、図6および7に関連させて詳しく説明する。
【0019】 MPEGデコーダ50は、ユニット43から優先度付きMPEG互換パケット
化ビデオデータを復号化し、圧縮解除し、優先度付き圧縮解除プログラム表現画
素データを用意して、表示プロセッサおよびNTSCエンコーダ55の画素表現
メモリにストアする。オーディオプロセッサ61は、ユニット43から優先度付
きパケット化オーディオデータを復号化し、関連する圧縮解除ビデオデータと同
期している優先度付きの復号化され増幅されたオーディオデータを、オーディオ
再生のため、デバイス63に供給する。プロセッサ75は、ユニット43からの
HTML(商標)およびJava(商標)の符号化されたWeb情報を復号化し
、Webページ画像表現画素データを用意して、サブピクチャプロセッサ80内
のメモリにストアする。プロセッサ75は他のフォーマット、例えば、JPEG
、TIF、GIFフォーマットと、他のマークアップ言語、例えばSGML(St
andard Generalized Mark-up Language)で符号化されたデータを復号化し、復 号化されたデータをサブピクチャプロセッサ80に供給し、サブピクチャプロセ
ッサ80でさらに処理する。コントローラ15の指令により、プロセッサ80は
、ストアされているWebページ画像画素データをフォーマットし、表示プロセ
ッサ55に備えられている画素表現メモリにオーバレイしてストアし、ユニット
60により、それをマージされた表示として再生する。さらに、コントローラ1
5には、Webページブラウザの全機能の実行をサポートするWebページブラ
ウザが導入されている。よって、ユニット15は、プロセッサ75およびプロセ
ッサ80とともに、ユニット60を介して、カスタムWebページブラウザか、
Netscape Navigator(商標)のような標準ブラウザのうちのいずれかの表示を供
給する。このようなブラウザによりInternetにフルアクセスが可能である。
【0020】 サブピクチャプロセッサ80には、オンスクリーンディスプレイ(OSD)テ
キストと、グラフィックスジェネレータが導入されており、グラフィックスジェ
ネレータはユニット43からのサブピクチャデータを復号化し処理するのに使用
される。プロセッサ80は内部OSDジェネレータを、プログラムガイド、サブ
タイトル、コントロール、および、情報メニュー(選択可能なメニューオプショ
ンを含む)と、その他の補助項目とを表すピクセルマップデータ(pixel map da
ta)を作成するのに用いている。プロセッサ80によって生成されたテキストお
よびグラフィックスは、コントローラ15の指令により、オーバレイ画素マップ
データフォーマットで生成される。表示プロセッサ55に備えられている画素表
現メモリ内で、このオーバレイ画素マップデータが、MPEGデコーダ50から
の圧縮解除された画素データと、プロセッサ75からの復号化されたInternetプ
ロトコルWebページデータと組み合わされ同期がとられる。ユニット80から
のWebページ表示データと関連するサブピクチャテキストメッセージデータと
ともに、ユニット50からのサブチャネルSC上のビデオプログラムを表現する
組み合わせた画素マップデータは、プロセッサ55によってNTSC信号として
符号化され、ユニット60によってマージされた表示として再生するために出力
される。他のモードでは、ユニット55は、チューナ30からmux35を介し
て供給されたアナログビデオ信号をNTSC信号として符号化し、ユニット60
により再生するため出力する。
【0021】 セットトップボックスシステム12は、既に例としてあげたWebブラウジン
グと、MPEGビデオ処理機能に加えて、マルチメディアの全機能をサポートし
ている。これらのマルチメディア機能は、例えば、Emailと、Internetテレフォ ニと、慣用のテレフォニと、ファックスと、テレビ電話と、ラジオと、ブロード
キャストオーディオ(broadcast audio)と、ストレージと、ホームコントロー ル機能を含む。ここで詳述する復号化と優先度付けの原理はさらに、そのような
マルチメディア機能のデータの処理にも応用される。例えば、Internet電話デー
タの処理では、プロセッサ75は、Internetプロトコルフォーマットで符号化さ
れ、ユニット43によって高レベル、例えば、リアルタイム処理の優先度を割り
当てられている圧縮オーディオデータを圧縮解除し復号化する。圧縮解除された
オーディオデータは、プロセッサ75によって、オーディオ再生のためユニット
63に供給される。さらに、プロセッサ75は、既に説明した方法と類似の方法
で、ユニット80、55、60、61、および63により処理した後、異なるデ
ータフォーマットおよびプロトコルのマルチメディアデータを処理してユーザに
対しプレゼンテーションする機能を備えている。
【0022】 コントローラ15は、変調器85およびスケジュラ43と協働して、スプリッ
タ/コンバイナ25と接続した同軸ケーブル入力リンクを介するInternetまたは
ブロードキャストサービスプロバイダ(broadcast service provider)との戻り
チャネル通信を開始し実装する。例えば、InternetWebページ情報を要求する
メッセージ要求(または、他の機能と関連する要求)は、ユニット60上に表示
されたメニューオプションを、ユーザが選択することにより開始することができ
る。コントローラ15は、ユニット85およびスケジュラ43と協働して、ユニ
ット25に接続した同軸ケーブルリンクを介してサービスプロバイダに伝送する
ため、Webページ要求メッセージを生成し、優先度付けをし、符号化する。コ
ントローラ15は要求されたInternetアクセスを条件付きアクセスか、スマート
カードユーザ資格情報、例えば、スマートカードユニット(ここでは、簡略化し
て図示せず)で許可するかどうかを判断する。そして、要求されたInternetアク
セスが許可された場合は、コントローラ15は戻りチャネル上を介してサービス
プロバイダとの通信を開始する。コントローラ15は、ユニット43および85
と協働して、(電話番号と、IPアドレスと、URLコードと、条件付きアクセ
スデータのような)予めストアされている要求アクセスデータを用いて、サービ
スプロバイダとの通信を確立し、Webページ要求メッセージデータを生成する
。生成された要求メッセージデータは、Internetプロトコルフォーマットであり
、適切なソースと、デスティネーションと、IPアドレスコードを含む。
【0023】 スケジュラ43は、Webページ要求メッセージデータパケットをメモリにス
トアし、バッファリングし、所望の優先度の特定の特性および機能を持つ予め定
めた優先度プロファイル(マップ)関連付け戻りデータに従って、それらのパケ
ットを順次アクセスする。それにより、ユニット43は優先度付きWebページ
要求メッセージデータをバッファリングし変調器85に供給する。変調器85は
、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying)変調を使用して、要求メッセー ジデータのFECと、インタリーブと、符号化を行う。ユニット85は、オプシ
ョンで、セキュアなデータフォーマットで、要求メッセージデータを(コントロ
ーラ15の指令により)暗号化し、符号化したデータを所望の優先度付きでケー
ブルリンクおよびユニット25を介してサービスプロバイダに送信する。あるい
はまた、ユニット85は要求メッセージ(または、その他の戻りデータ)のスク
ランブルまたはインタリーブを行うか、他の保護メカニズムを使用してデータセ
キュリティを高めることができる。このようなデータセキュリティは、例えばク
レジットカードデータを含むような電子商取引タイプのメッセージにおいて特に
重要である。さらに、戻りチャネルは、機能、例えば、a)読取りなどの遠隔計
測と、b)ビデオおよびアラームモニタと、c)家庭環境モニタと、d)家庭用
器具モニタと、e)商品発注と、f)プログラム条件付きアクセスおよび資格管
理にも使用することができる。スケジュラ43で採用された受信および戻りデー
タの優先度付け方法については、後程、図6および7に関連して詳細に説明する
【0024】 既に説明したように、図1のセットトップボックスシステムのアーキテクチャ
は、異なるフォーマットのブロードキャストデータ(broadcast data)であって
異なるソースからのブロードキャストデータ(例えば、ブロードキャストソース
からのMPEGプログラムデータと、InternetサービスプロバイダからのIntern
etプロトコルWebページデータ)を独立に並行処理することができる。このア
ーキテクチャは完全にスケーラブルであり、2つのダウンストリーム(例えば、
MPEGおよびInternet)処理パス間で、動的にパーティション可能なデータお
よび帯域幅を復号化することができる。したがって、このアーキテクチャは、例
えば、HBOムービと、添付Internet WebページデータのMPEGブロード キャストを並行して復号化することをサポートしている。この例では、添付We
bページデータは間欠的であり、Webページデータにより占有される帯域幅は
、MPEGデータまたはその他の補足データサービス、例えば、プログラムガイ
ド、Emailなどに動的に割り当て変更することができる。このアーキテクチャで は、戻りチャネルパスと2つのダウンストリーム処理パスの間で、帯域幅を動的
にパーティションすることもできる。
【0025】 図2は、ダウンストリームのInternetプロトコルデータとMPEGブロードキ
ャストビデオチャネル(MPEG broadcast video channels)の特性例を示す。図 2は両方のダウンストリームチャネルに対する同一の特性を示すが、これは例示
にすぎず、特性はチャネルごとに異なる場合がある。図3はアップストリームの
戻り通信チャネルの特性例を示す。図4は、図1のダウンストリームチャネルを
介して提供されるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当
て例のリストである。図5は、図1のアップストリームチャネルを介して提供さ
れるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当て例のリスト
である。図1のセットトップボックスシステム12の処理アーキテクチャは完全
にスケーラブルであり、2つのダウンストリームチャネルの間で動的に割り当て
られたデータを適応処理することができる。セットトップボックスシステム12
はダウンストリームチャネルと戻りチャネルとの間で動的に割り当て可能な帯域
幅を占有するデータも適応して処理することができる。
【0026】 図6は、ユニット40および70(図1)からそれぞれ受信されたMPEGブ
ロードキャストおよびInternetプロトコルデータパケットの処理を優先度付けす
るための優先度スケジュールシステムを示す。図6のシステムは、ユニット85
を介してサービスプロバイダへ戻り通信を行うため、データ処理の優先度付けを
行う場合にも使用される(図1)。図6のシステムでは、入力データ、例えば、
MPEGか、InternetプロトコルTCP/IPか、戻りデータは、入力ストアス
タック600内に置かれる。ネットワークインタフェース610は、スタック6
00内の受信データのタイプ(例えば、MPEGか、Internetプロトコルか、戻
りデータ)を識別して、インテリジェント型スケジュラ620により特性(属性
)を識別できるようにフォーマットする。スケジュラ620は、インテリジェン
ト型スケジュール機能をパフォームする際にコントローラ15(図1)からのコ
ントロールおよび同期メッセージ615に応答する。
【0027】 スケジュラ620(図6)は、インタフェース610からのフォーマットされ
たデータに、内部DRAMストレージにストアされている優先度プロファイル6
40に含まれている機能と、プロトコルと、通信チャネル属性が、存在するか否
かを調べる。スケジュラ620は、受信されたデータの属性と、優先度プロファ
イル内の属性とを比較し、比較結果に基づき、所望の出力優先度により、受信デ
ータパケットを照合する。スケジュラ620は、所望の出力優先度(例えば、ク
リティカル(critical)、高優先度、中優先度、または低優先度−640)に基
づいて、シーケンシャル出力FIFO(First-In First-Out)ユニット650内
に記憶領域を割り当て、高速DMA(Direct Memory Access)インタフェース6
30を介して照合した優先度付きデータを、FIFO 650内の割り当て済み
記憶場所に供給する。出力プロセッサ660は、FIFO 650からの優先度
付きデータにシーケンシャルにアクセスし、ユニット40、70、および85に
よってさらに処理できるように、そのデータをフォーマットする(図1)。
【0028】 図7は、図6のシステムで使用するのに適した入力MPEGブロードキャスト
データ(MPEG broadcast data)と、Internetプロトコルデータと、戻りデータ の処理を優先度付けするための方法を示すフローチャートである。図7のステッ
プ705では、ステップ700で開始した後、スケジュラ620(図6)は入力
データを受信し、ステップ710で、メモリから優先度プロファイル情報を取得
する。優先度プロファイルは、所望の特定出力優先度を入力データに階層的に関
係付けをし、特定の属性または属性の組み合わせを表す。優先度プロファイルは
サービスプロバイダから伝送させることができ、ユーザによりエンタすることが
できる。あるいは、優先度プロファイルは予めストアされているデフォルトの情
報を備えることができるか、それらのソースの組み合わせから供給させることが
できる。サービスプロバイダは異なるグレードのサービスを提供し、優先度プロ
ファイルをユーザのセットトップボックスシステムにダウンロードすることによ
り、それぞれのサービスについて異なるデータアクセス時間を、対応する異なる
請求料金でユーザに提供する。ダウンロードされた優先度プロファイルにより、
サービスプロバイダは、受信された情報に対するユーザアクセスを制御すること
ができる。例えば、優先度プロファイルをダウンロード(または、プリインスト
ール)することにより、Internetサービスプロバイダは、月10ドルでは、最低
の毎秒1kビットのデータレートでInternetアクセスを提供することができ、月
20ドルでは、5kビットのデータレートでInternetアクセスを提供することが
できる。あるいはまた、ユーザは優先度プロファイル情報をエンタして、データ
やメッセージを所望の順序または所望の優先度で処理して通信するように、自分
のシステムを構成することもできる。
【0029】 優先度プロファイル情報は、高速なプレミアムデータアクセスレベルのサービ
スを無許可で使用されないよう保護するため、例えばデータの暗号化、スクラン
ブル、または符号化により、セキュリティ符号化することができる。この場合、
優先度プロファイル情報は、スケジュラ620(図6)と協働して、コントロー
ラ15(図1)によって検出(例えば、復号化またはデスクランブル)してから
使用する。このような復号化またはデスクランブルは、図1のセットトップボッ
クスシステム12(図面を複雑にしないため図示していない)の条件付きアクセ
スおよび資格管理システムでオーソライズ(authorize)し実装することができ る。次のようなことは注意すべきことであるが、優先度プロファイルは、QoS
(quality of service)を保証するため、ネットワークシステム、例えば、Intern
etまたはイントラネット、LANまたはWANなどあらゆるノードに伝送するこ
とができる。これらのノードは、ネットワークデバイス、例えば、サービス(分
配ハブ)と、ゲートウェイと、端末と、ルータと、スイッチなども含んでいてよ
い。ネットワーク資源を確保して、ネットワーク通信パス全体でQoSを保証す
るためか、単に、あるパスのいくつかのセクションのために、優先度プロファイ
ルは、分散させることができ、データ優先度インジケータを組み込んである通信
プロトコルとともに用いることができる。このような通信プロトコルには、例え
ば、RSVP(Resource Reservation Protocol)Internet draft June 14 1997
と、RTP(Real-Time Transport Protocol)Request for Comment document R
FC 1889, February 1, 1996があり、両文献とも、Internet上で入手できる。優 先度プロファイル情報は、マルチメディアネットワーキングおよび通信のための
システム要素を定義する規格、例えば、ITU(International Telecommunicat
ion Union)によって策定されたH.323 of November 1996およびH.324に従って動
作するシステムで使用することもできる。
【0030】 図7のステップ715では、スケジュラ620はステップ705で受信したデ
ータ内の属性を識別する。識別された属性は、(i)プロトコル特性と、(ii
)機能タイプ特性と、(iii)通信チャネル特性とを含む。
【0031】 プロトコル特性には、例えば、(a)データソース識別子と、(b)データ指
定識別子と、(c)データタイプ識別子と、(d)データ優先度識別子と、(e
)データ誤りインジケータと、(f)資格インジケータと、(g)Internetプロ
トコル識別子と、(h)MPEG互換インジケータと、(i)パケット識別子な
どがある。
【0032】 機能タイプ特性は、例えば、a)Emailと、b)Internet Webページブラウ
ジングと、c)Internetテレフォニと、d)慣用のテレフォニと、e)ファック
スと、f)ブロードキャストビデオ処理と、g)テレビ電話処理と、h)ブロー
ドキャストラジオ処理(broadcast radio processing)と、i)ブロードキャス
トオーディオ処理と、j)アラーム、遠隔計測、器具、および環境コントロール
モニタなどのホームコントロール機能をはじめとする機能を識別する。
【0033】 通信チャネル特性は、物理通信リンクの種類、例えば、電話回線、地上、有線
、または衛星リンク、光ファイバリンク、WAN(wide area network)、LA N(local area network)、Internet、またはイントラネットを識別する。通信
チャネル特性は、同一種類の通信リンクの異なるチャネル、例えば、異なる電話
回線も識別する。
【0034】 図7のステップ720で、スケジュラ620は、ステップ715で識別された
属性を優先度プロファイル内の属性と比較し、ステップ725で、パケット化さ
れた入力データをこの比較に基づく所望の出力優先度で照合する。この方法によ
る優先度プロファイルは、複数の異なるソースから供給された様々なデータの優
先度を構造化する柔軟な手段として使用できる。データは、通信リンク、プロト
コル、または機能特性を組み合わせることで優位に優先度付けすることもできる
。そのため、特定の機能のデータか、特定のリンクを介して通信されるデータは
、ソースまたはデスティネーションまたはタイプ別に優先度付けすることができ
る。例えば、Emailメッセージは、ソース識別子に応じて優先度付けすることが できる、つまり、あるソースからのEmailに対し高い優先度を付けることができ る。同様に、(デスティネーション識別子で識別された)特定のデスティネーシ
ョンへの戻りメッセージを高い優先度で割り当て、符号化することもできる。さ
らに、スケジュラ620は、専用の優先度インジケータ、例えば、入力データ内
のInternetプロトコルデータタイプ(優先度)インジケータを解釈し、このデー
タを適正な優先度に割り当てる。同様に、階層処理優先度を、資格インジケータ
に基づく優先度プロファイルを使用し、Internetプロトコルインジケータ、MP
EG互換インジケータ、例えばパケット識別子に割り当てることができる。
【0035】 ステップ730で、スケジュラ620は、所望の出力優先度に基づいてシーケ
ンシャル出力FIFO(図6のFIFOユニット650)内に記憶領域を割り当
て、高速DMA(direct memory access)インタフェース630を介して照合し
た優先度付きデータをFIFO650内の割り当て済み記憶場所に供給する。照
合された優先度付きパケットデータは、ステップ733で所望の出力優先度でF
IFO650から出力される(図7)。ステップ735で、照合された優先度付
き出力データをユーザへ再生および表示するためか、サービスプロバイダへの戻
り伝送のために処理する。このような処理は、例えば、セキュアな戻り通信のた
めにデータを符号化し暗号化する操作と、データを他のセットトップボックスプ
ロセスに同期させる操作とを必要とする場合がある。このプロセスはステップ7
40で終了する。
【0036】 図8は本発明に係るサーバ分配ハブ102であって、1つ以上のサービスプロ
バイダ109からセットトップボックスシステム12(図1および図8)にブロ
ードキャストデータ(broadcast data)を分配(distributing)し、マルチメデ
ィアサービスを提供し、ユニット12からのアップストリームデータを処理する
サーバ分配ハブ102を示す。1つ以上のサービスプロバイダ109(図8)か
ら送られるMPEG互換ビデオデータか、アナログ表現ビデオデータなどのQA
M変調ブロードキャストデータは、光ファイバリンク145とチャネル135を
介してmux125に供給される。ユニット125は、ソースからの多重化され
た出力であって、チャネル135から受信されたブロードキャストデータと、ロ
ーカルハブにより生成されたデータ137と、(アップコンバータ134を介し
て)ケーブルモデム終端150からのQAM変調データを含む出力を供給する。
mux125からの多重化された出力は、光ファイバ通信インタフェース120
に出力される。ユニット120は図1のセットトップボックスシステム12と通
信を行い、この通信は、光ファイバリンク115と、同軸105と、電気光コン
バータ107を介して、高周波チャネル110上にダウンストリームQAMデー
タを送信し、高周波チャネル110からアップストリームQPSK(またはQA
M)データを受信することにより、行われる。
【0037】 セットトップボックス12からのアップストリームデータは、チャネル110
を介してユニット120により受け取られ、スプリッタ155とダウンコンバー
タ160を介して、ケーブルモデム終端システム150にルーティングされる。
システム150は、コンバータ160からのQPSK変調アップストリームデー
タを復調し、復調されたアップストリームデータを、ネットワークインタフェー
ス154と、オプションのハブスイッチ140と、光ファイバリンク145とを
介して、サービスプロバイダ109に供給される。あるいはまた、オプションの
ハブスイッチ140は、復調されたアップストリームデータをオプションのWA
Nデバイス130に供給することができる。システム150のユニット154は
、スイッチ140を介して、サービスプロバイダ109またはWANデバイス1
30からのダウンストリームデータも受信する。ユニット154は、スイッチ1
40からのダウンストリームデータをフォーマットして処理し、そのデータを、
SQAM変調と、続くコンバータ134によるアップコンバートのために、ユニ
ット152に供給する。コンバータ134からのアップコンバートされたデータ
は、前述したように、mux125を介してセットトップボックスシステム12
に伝送される。
【0038】 図9は、図8のサーバシステムで識別された本発明に係る例示のインタフェー
ス1〜10をリストアップし説明したものである。
【0039】 図1と、図6と、図8のアーキテクチャは排他的ではない。他のアーキテクチ
ャは、同一目的を達成するために本発明の原理に従って導くことができる。さら
に、図1のシステム12の要素の機能と、図7のプロセスステップは、マイクロ
プロセッサのプログラムされた命令に全部または一部を実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数のソースと効率よく通信し、例示のTCP/IPおよびMPEGフォーマ
ットのデータを処理するための、本発明に係るスケーラブルなデコーダシステム
を示す図である。
【図2】 本発明に係る、図1のシステムに表されているブロードキャスト、データ、お
よび戻りチャネルの例示の特性を表す。
【図3】 本発明に係る、図1のシステムに表されているブロードキャスト、データ、お
よび戻りチャネルの例示の特性を表す図である。
【図4】 図1のアップストリームチャネルとダウンストリームチャネルを介して提供さ
れるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当ての一例を示
す図である。
【図5】 図1のアップストリームチャネルとダウンストリームチャネルを介して提供さ
れるサービスのデータトラフィックのタイプとビットレート割り当ての一例を示
す図である。
【図6】 本発明に係る、双方向アプリケーション用のブロードキャストおよびデータパ
ケットの処理を優先度付けするための優先度スケジュールシステムを示す図であ
る。
【図7】 本発明に係る、図6のシステムで使用するのに適したブロードキャストおよび
データパケットの処理を優先度付けするための方法を示すフローチャートである
【図8】 本発明に係る、複数のサービスプロバイダからのブロードキャストデータを図
1のデコーダに分配し、図1のデコーダからのアップストリームデータを処理す
るためのサーバ分配ハブを示す図である。
【図9】 本発明に係る、図8のサーバシステムで識別されている例示のインタフェース
1〜10を記載し説明するための図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 46,Quai A, Le Gallo F−92648 Boulogne Cede x France Fターム(参考) 5C064 BA01 BB02 BB05 BC18 BC20 BD01 BD07 BD13 5K030 HB01 HB02 HB17 HC01 LA03 LA08 LD07 5K034 BB07 CC03 CC05 DD03 MM21

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ情報およびペイロード情報を備えたパケット化データ
    であって、前記ペイロード情報の内容と関係付けをした属性を含むパケット化デ
    ータを、ビデオデコーダシステムにより処理する方法において、 前記パケット化データを受け取るステップと、 前記受け取ったパケット化データの属性を識別するステップと、 個々の属性と、所望のデータ出力優先度とを関係付けをするために、前記識別
    した属性と、予め定めた階層優先度プロファイルの属性とを比較するステップと
    、 前記属性比較結果に用いて、受け取ったパケット化データを、所望の出力優先
    度により照合するステップと、 前記照合したパケット化データを前記所望の出力優先度とともに出力するステ
    ップと を備えたことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記属性は、a)データソース識別子と
    、b)データデスティネーション識別子と、c)データタイプ識別子と、d)デ
    ータ優先度インジケータと、e)データエラーインジケータと、f)資格インジ
    ケータと、g)Internetプロトコルインジケータと、h)MPEG互換インジケ
    ータと、i)パケット識別子とのうちの少なくとも1つを表すことを特徴とする
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、データエントリメニューとデータエント
    リデバイスにより提供された階層優先度プロファイルデータを受け取るステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、サービスプロバイダから階層優先度プロ
    ファイルデータを受け取るステップを含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記サービスプロバイダ階層優先度プロ
    ファイルデータは、サービスプロバイダにQoSをコントロールさせ、よって、
    請求を構造化させることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記属性は、a)ユーザIDと、b)パ
    スワードと、c)データデスティネーション識別子と、d)データタイプ識別子
    と、e)データ優先度インジケータと、f)資格インジケータとのうちの少なく
    とも1つを表すことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記予め定めた階層優先度プロファイル
    は、予めストアされたデフォルトの優先度情報を備えたことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記階層優先度プロファイルに従って、
    前記ビデオデコーダにストレージ優先度を割り振るステップを含むことを特徴と
    する方法。
  9. 【請求項9】 請求項1において、サービスプロバイダに伝送するため、前
    記出力された、照合済みパケット化データを処理するステップを含むことを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1において、再生デバイス上にディスプレイするた
    め、前記出力され、照合済みパケット化データを処理するステップを含むことを
    特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記予め定めた階層優先度プロファイ
    ルをセキュリティ復号化するステップを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 ヘッダ情報とペイロード情報を備えたパケット化データで
    あって、該ペイロード情報の内容と関係付けをした属性を含むパケット化データ
    をビデオ処理システムにより処理する方法であって、 前記パケット化データを受け取るステップと、 a)ユーザエントリと、b)サービスプロバイダからの伝送とのうちの少なく
    とも一方により供給される階層優先度プロファイルデータを受け取るステップで
    あって、前記階層優先度プロファイルデータが個々の属性と、所望のデータ出力
    優先度とを関係付けしてあるステップと、 前記受け取ったパケット化データの属性を識別するステップと、 前記識別した属性と、前記階層優先度プロファイルの属性とを比較するステッ
    プと、 前記受け取ったパケット化データを、前記属性比較結果を用いて、所望の出力
    優先度で照合するステップと、 前記照合されたパケット化データを、前記所望の出力優先度とともに出力する
    ステップと を備えたことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記属性は、a)データソース識別
    子と、b)データデスティネーション識別子と、c)データタイプ識別子と、d
    )データ優先度インジケータと、e)データエラーインジケータと、f)資格イ
    ンジケータと、g)Internetプロトコルインジケータと、h)MPEG互換イン
    ジケータと、i)パケット識別子とのうちのいずれか1つを表すことを特徴とす
    る方法。
  14. 【請求項14】 請求項12において、出力チャンネルを介して伝送するた
    め、前記出力された照合済みバケット化データを処理するステップを含むことを
    特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項12において、前記階層優先度プロファイルデータ
    は、a)Emailと、b)Internet webページブラウジングと、c)Internetテレ フォニと、d)テレフォニと、e)ファックスと、f)ブロードキャストビデオ
    と、g)テレビ電話と、h)ブロードキャストラジオと、i)ブロードキャスト
    オーディオと、j)ホームコントロールとのうちの2つ以上の機能と関係付けを
    したパケットデータの優先度付けをすることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記階層優先度プロファイルデータ
    は、A)データソース識別子と、B)データデスティネーション識別子と、C)
    データタイプ識別子と、D)データ優先度インジケータと、E)資格インジケー
    タとのうちのいずれか1つにより、前記a)ないしi)の機能のうちの1つのパ
    ケットデータの優先度付けをすることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 ヘッダ情報とペイロード情報を備えたパケット化データで
    あって、該ペイロード情報の内容と関係付けをした属性を含むパケット化データ
    をビデオ処理システムにより処理する方法であって、 前記パケット化データを受け取るステップと、 a)前記パケット化データと関係付けをした機能と、b)前記パケット化デー
    タのプロトコル特性とのうちの少なくとも1つに基づいて出力するためのデータ
    を優先度付けするため、個々の属性と、所望のデータ出力優先度とを関係付けを
    する階層優先度プロファイルデータを受け取るステップと、 前記受け取ったパケット化データの属性を識別するステップと、 前記識別した属性と、前記階層優先度プロファイルの属性とを比較するステッ
    プと、 前記属性比較結果を用いて、前記受け取ったパケット化データを、所望の出力
    優先度で照合するステップと、 前記照合済みパケット化データを、前記所望の出力優先度とともに出力するス
    テップと を備えことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記機能は、a)Emailと、b)Int
    ernet webページブラウジングと、c)Internetテレフォニと、d)テレフォニ と、e)ファックスと、f)ブロードキャストビデオと、g)テレビ電話と、h
    )ブロードキャストラジオと、i)ブロードキャストオーディオと、j)ホーム
    コントロールとのうちの1つ以上の機能を備えたことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項17において、前記プロトコル特性は、a)データ
    ソース識別子と、b)データデスティネーション識別子と、c)データタイプ識
    別子とのうちの少なくとも1つを備えたことを特徴とする方法。
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