JP3280951B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP3280951B2
JP3280951B2 JP2000080011A JP2000080011A JP3280951B2 JP 3280951 B2 JP3280951 B2 JP 3280951B2 JP 2000080011 A JP2000080011 A JP 2000080011A JP 2000080011 A JP2000080011 A JP 2000080011A JP 3280951 B2 JP3280951 B2 JP 3280951B2
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信克 宮国
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株式会社エスアイエレクトロニクス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル放送受信機
に係わり、特に、同時記録再生を可能とするデジタル放
送受信機の改良技術に関る。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット/イントラネット
の普及に伴い、映像や音声などを多用したアプリケーシ
ョン・コンテンツ・サービスが増えている環境の中で、
大容量データをより高速且つ経済的に通信できる衛星イ
ントラネットサービス構築の要求が高まっている。
【0003】特開平11−313109号公報、特開平
11−150498号公報、及び特開平10−5149
9号公報に開示されているように、衛星インターネット
システムにおいては、上りを通常のダイヤルアップ回線
で接続し、下りに高速な衛星回線を利用する非対称ルー
ティングプロトコルを採用している。このシステムにお
いて、ユーザーから送信されたリクエストは、ダイアル
アップ回線を通じて配信サーバへ到達する。すると、配
信サーバからインターネット網を通じて基地局にコンテ
ンツを含むデータが送られ、基地局において多重化され
た後、変調器で中間周波数に周波数変調される。さら
に、アップコンバータによってマイクロ波に変換される
とともに、電力増幅機で増幅されてパラボナアンテナに
よって通信衛星に送信される。通信衛星のトランスポン
ダからは地上のIRD(IntegratedRecever/Decoder)
へ500kbps〜1Mbps程度の通信速度でデータ
・ストリームが送出される。
【0004】衛星インターネットシステムの通信プロト
コルとして、例えば、IRDとアップリンクサイト間の
トランスポート層にUDP(User Datagram Protocol)
を使用し、ネットワーク層にIP(Internet Protoco
l)を使用する。データリンク層のプロトコルは、衛星
回線区間においてATM(Asynchronous Transfer Mod
e)を使用し、インターネット網の区間においてPPP
(Point to Point Protocol)を使用する。通信衛星か
らIRDに送出されるIPパケットにはMPEG2(Mo
ving Picture Experts Group phase 2)のトランスポー
ト・パケットがカプセル化されている。本方式によれ
ば、衛星回線を利用した広帯域性にIPマルチキャスト
技術を組み合わせることで、1つのパケットで複数の端
末に同一のストリーミング・コンテンツの配信が可能に
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IPパケッ
トに納められたMPEG2のトランスポート・パケット
には、当該パケットの識別情報を担うPID(Packet I
dentification)が割り当てられている。IRDが受信
するトランスポート・ストリームには複数の受信契約者
のパケットが含まれているため、IRDはPIDを参照
することで、受信契約者を識別することができる。PI
Dによるトランスポート・ストリームのフィルタリング
はPIDフィルタによって行われる。
【0006】PIDフィルタによってフィルタリングさ
れたトランスポート・パケットはMPEG2のデータフ
ォーマットになっているため、通信衛星からのデジタル
放送をハード・ディスクに記録するためには、この状態
で記録する必要がある。一方、デジタル放送を再生する
には、PIDフィルタによってフィルタリングされたト
ランスポート・パケットから映像データと音声データを
分離しなければならない。映像データと音声データの分
離はPIDフィルタが個々のトランスポート・パケット
のPIDを参照することで行われる。
【0007】従って、IRD内にPIDフィルタが1つ
しかない場合、上記2つの処理を同時に実行できないた
め、デジタル放送の記録と再生を同時に行うことができ
なかった。
【0008】そこで、本発明はデジタル放送の記録と再
生を同時に行うことができるデジタル放送受信機を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべ
く、本発明のデジタル放送受信機は、デジタル放送信号
を受信し、映像情報及び音声情報を担う一連の多重化さ
れたパケットを含むトランスポート・ストリームを復調
する受信復調回路と、前記トランスポート・ストリーム
を構成する各パケットに割り当てられた識別情報を基に
受信契約者を識別してトランスポート・ストリームをフ
ィルタリングする第1フィルタ処理回路と、前記第1フ
ィルタ処理回路でフィルタリングされた一連のパケット
を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に記憶されたパケ
ットを読み出し、前記パケットに割り当てられた識別情
報を参照して映像情報及び音声情報を担うそれぞれのパ
ケットに分離する第2フィルタ処理回路と、前記第2フ
ィルタ処理回路で映像情報及び音声情報を担うそれぞれ
のパケットに分離された各パケットをデコードして映像
信号及び音声信号を生成するデコード回路とを備え、
記第1フィルタ処理回路はフィルタ処理後の一連のパケ
ットを前記記憶回路に転送してこれを記憶させるととも
に、同時にこれら各パケットを前記第2フィルタ処理回
路及びデコード回路に順次転送してデコード処理を行わ
せる。
【0010】本構成により、パケットの識別情報を参照
して契約者を識別する第1フィルタ処理回路と、パケッ
トの識別情報を参照して映像情報及び音声情報を担うそ
れぞれのパケットに分離する第2フィルタ処理回路とを
別に設けたため、第1フィルタ処理回路がフィルタ処理
後の一連のパケットを記憶回路に転送してこれを記憶さ
せるとともに、同時にこれら各パケットを第2フィルタ
処理回路及びデコード回路に転送してデコード処理を行
うことで、デジタル放送の再生と記録を同時に行うこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、各図を参照して本実施の形
態について説明する。
【0012】アップリンクサイトから通信衛星のトラン
スポンダを介して地上のIRDへ放射される電波には、
映像、音声、データのパケットデータが含まれている。
本仕様では、トランスポート層の通信プロトコルとし
て、シーケンス制御を行わないコネクションレス型のU
DP/IPを用いる。
【0013】図1に示すように、IPパケット(150
0バイト)は、IPヘッダ(20バイト)、UDPヘッ
ダ(8バイト)、データヘッダ(8バイト)、及びデー
タ部(1464バイト)から構成される。IPヘッダを
含めたIPパケットのサイズは1500バイト固定と
し、データリンクフレームで分割されない最大のサイズ
で使用する。本仕様では、IPパケットには常にIPヘ
ッダ、UDPヘッダ、及びデータヘッダを連続して配置
する。
【0014】ここで、図2を参照してIPヘッダフォー
マットの内訳を説明する。 ・バージョン(Version) :IPのプロトコルバージ
ョンを設定する。本仕様では4を設定する(IPv4)。本
フィールドは4ビットで構成される。 ・ヘッダ長(Internet Header Length) :IPオプシ
ョンの部分が可変長であるため、IPヘッダの大きさを
4オクテット(32ビット)単位で表す。本仕様ではヘ
ッダ長として5を設定する。本フィールドは4ビットで
構成される。 ・サービスタイプ(Type of service) :上位プロト
コルによってつけられるタグであり、優先度、低遅延要
求、高スループット要求、高信頼性要求などの情報が設
定する。本フィールドは8ビットで構成される。 ・パケット長(Total Length) :IPヘッダとIPデ
ータを加えたIPパケット全体のオクテット長を表す。
本フィールドは16ビットで構成される。 ・識別子(Identification) :IPパケットのフラグ
メントを復元するために使用する。本仕様ではIPパケ
ットをフラグメントしない。本フィールドは16ビット
で構成される。 ・フラグ(Flag) :IPパケットの分割に関する制御
ビットフィールドである。本フィールドは3ビットで構
成される。 ・フラグメントオフセット(Fragment Offset) :分
割されたフラグメントがオリジナルデータのどこに位置
しているかを示すためにフラグメント毎に0から付加さ
れるシーケンスナンバーである。本仕様ではIPパケッ
トの分割を行わないため、0を設定する。本フィールド
は13ビットで構成される。 ・生存時間(Time To Live) :パケットがネットワー
クに存在し得る時間を秒単位で設定する。本フィールド
は8ビットで構成される。 ・プロトコル番号(Protocol) :上位層のプロトコル
番号を指定する。本仕様ではUDPを使用するため、1
7を設定する。本フィールドは8ビットで構成される。 ・ヘッダチェックサム(Header Checksum) :IPヘ
ッダのチェックサムを表す。チェックサムの計算はチェ
ックサムのフィールドを0にして、16ビット単位で1
の補数を加算し、求めた値の1の補数をチェックサムと
して使用する。本フィールドは16ビットで構成され
る。 ・送信元IPアドレス(Source Address) :本パケッ
トを送信したノードのIPアドレスを設定する。本フィ
ールドは32ビットで構成される。 ・宛先IPアドレス(Destination Address) :本パ
ケットの宛先となるIPアドレス。本フィールドは32
ビットで構成される。
【0015】次に、図3を参照してUDPヘッダフォー
マットの内訳について説明する。 ・送信元ポート番号(Source Port) :送信元のポー
ト番号を指定する。本仕様では送信元のポートを指定し
ないので、0を設定する。本フィールドは16ビットで
構成される。 ・宛先ポート番号(Destination Port) :宛先のポー
ト番号を指定する。本仕様では宛先のポート番号を指定
しないので、0を設定する。本フィールドは16ビット
で構成される。 ・パケット長(Length) :UDPヘッダ長とUDPデ
ータ長の和をオクテット単位で設定する。本フィールド
は16ビットで構成される。 ・チェックサム(Checksum) :チェックサムの計算は
UDP疑似ヘッダをUDPデータグラムの前に付加し、
全長が16オクテットの整数倍になるように0で埋め
る。さらに、UDPのチェックサムフィールドを0にし
た状態で16ビット単位での1の補数和を求め、結果の
1の補数をチェックサムとして設定する。本フィールド
は16ビットで構成される。尚、UDP疑似ヘッダは送
信元IPアドレス(32ビット)、宛先IPアドレス
(32ビット)、パディング(8ビット)、プロトコル
番号(8ビット)、及びUDPパケット長(16ビッ
ト)で構成される。
【0016】次に、図4を参照してデータヘッダフォー
マットの内訳を説明する。データヘッダはデータ部の情
報或いは種類を示すフラグ、データ部のサイズ、データ
パケットの順番を示すシーケンス番号で構成する。フラ
グはデータ部の情報を示すフラグと、種別を示す種別フ
ラグがある。データサイズはデータ部のサイズを4オク
テット単位で表す。例えば、データ部のサイズが80バ
イトの場合、データサイズは20になる。 ・予約[ビット0〜ビット1] ビット0〜ビット1を0に設定する。 ・フラグ[ビット2〜ビット3] ビット2 先頭データの場合1にする。
【0017】ビット3 最終データの場合1にする。 ・データサイズ[ビット4〜ビット15] データ部のサイズを4オクテット単位で表す。 ・種別フラグ[ビット16〜ビット23] ビット16〜ビット19 予約ビットであり、0を設
定する。
【0018】ビット20 テレテキストデータの場合
に1を設定する。
【0019】ビット21 次のコンテンツの場合に1
を設定する。
【0020】バイナリデータ IRDソフトウエア インデックスデータ 機器制御データ 受信スケジュール 再生スケジュール ビット22 次のコンテンツの場合に1を設定する。
【0021】 MPEG2 TSフォーマット AVデータ MPEG1 TSフォーマット AVデータ MPEG1 TSフォーマット AUDIOデータ ビット23 次のコンテンツの場合に1を設定する。
【0022】DIR コマンドテーブル DEL コマンドテーブル IRD属性変更コマンドテーブル ・コンテンツ種別[ビット24〜ビット31] 次に示すコンテンツの種別コードを記入する。
【0023】 コンテンツ種別コード コンテンツ種別 0x00 MPEG2 TSフォーマット AVデータ 0x01 MPEG1 TSフォーマット AVデータ 0x02 MPEG1 TSフォーマット AUDIOデータ 0x03 バイナリデータ 0x04 IRDソフトウエア 0x05 インデックスデータ 0x06 テレテキストデータ 0x07 機器制御データ 0x08 受信スケジュールテーブル 0x09 再生スケジュールテーブル 0x0A テレテキスト再生スケジュールテーブル 0x0B DIR コマンドテーブル 0x0C DEL コマンドテーブル 0x0D IRD属性変更コマンドテーブル 0x0E reserved … … 0xFE reserved 0xFF コンテンツ属性情報テーブル ・シーケンス番号[ビット32〜ビット63] 先頭のデータパケットから順に0,1,2,…,と加算
してデータの順序を示す。
【0024】ここで、コンテンツ属性情報テーブルと
は、通信衛星を介して配信サーバから送出されるコンテ
ンツ、データ或いはテーブル等の固有属性情報を表すフ
ィールドで構成されているテーブルであり、IRDは本
テーブルを先行して受信することで、ファイル操作を伴
うデータの受信準備、及びグループ属性によるフィルタ
リング動作を実行する。
【0025】受信スケジュールテーブルとは、コンテン
ツの受信スケジュールをEPG(Electronic Programme
Guide:電子番組ガイド)画面上で表示するためのテー
ブルであり、通信衛星を介して配信サーバからIRDへ
送出される。受信スケジュールは1日分を一つのテーブ
ルとし、このテーブルの中に最大500コンテンツ分の
受信スケジュールを記述することができる。また、IR
Dは最大7日分の受信スケジュールを保存することがで
きる。ユーザは受信スケジュールテーブルに記述された
EPGによって、番組情報を得ることができる。
【0026】再生スケジュールテーブルとは、スケジュ
ール再生を行う際に必要な再生時刻や再生コンテンツな
どの情報を記述したテーブルであり、本テーブルは配信
サーバよりIRDへ事前に送出される。スケジュール再
生モードにおいては、IRDは内蔵のHDDに保存され
たコンテンツを本テーブル情報に基づいて再生を行う
(詳細については後述する)。また、外部機器のスケジ
ュールも本テーブルに記述されている。
【0027】再生スケジュールテーブルには、コンテン
ツの再生日付、スケジュール有効時刻、スケジュール
数、コンテンツコード、再生開始時刻、コンテンツ時間
が記述されている。再生スケジュールは1日分を一つの
テーブルとし、このテーブルの中に最大500コンテン
ツ分の再生スケジュールを記述することができる。ま
た、IRDは最大7日分の再生スケジュールを保存する
ことができる。再生スケジュールの内容はユーザが予め
放送事業者と契約した内容に従って定められる。
【0028】テレテキスト再生スケジュールテーブルと
は、IRD内蔵のグラフィックコントローラによるOS
D(On Screen Display)動作により、モニタ画面に文
字やグラフィック画像をテレテキスト情報として表示す
るための専用のスケジュールテーブルである。本テーブ
ルはコンテンツの再生時刻以前に受信する必要がある。
テレテキスト再生スケジュールには、テレテキストの再
生日付、スケジュール有効時刻、スケジュール数、コン
テンツコード、再生開始時間、コンテンツ時間などが記
述されている。本テーブルは1日分を一つのテーブルと
し、このテーブルの中に最大500コンテンツ分のテレ
テキスト再生スケジュールを記述することができる。ま
た、IRDは最大7日分のテレテキスト再生スケジュー
ルを保存することができる。
【0029】テレテキストデータとはテレテキストを表
示するための文字列、及び表示制御情報を指定するため
のデータである。例えば、テレテキストのスクロールオ
ン/オフ制御、表示開始位置指定、表示文字色指定、テ
レテキスト文字数、テレテキスト文字コードなどを指定
する。テレテキストデータはぞれぞれ固有のIDが割り
当てられており、IRD内蔵のHDDに保存された後、
テレテキスト再生スケジュールテーブルで指定されたス
ケジュール時刻、コンテンツコードに基づいて再生され
る。
【0030】インデックスデータとは、IRDがインデ
ックス再生を行うために必要なデータであり、IRDは
コンテンツとは独立したテーブル形式で受信する。イン
デックスデータにはインデックス数、インデックス番
号、現在インデックスバイト長、前インデックスバイト
長、後インデックス長、現在インデックスタイムスタン
プ、前インデックスタイムスタンプ、次インデックスタ
イムスタンプなどが記述されている。IRDはインデッ
クスデータを参照することで、頭出し機能、インデック
ス戻し機能、インデックス送り機能、ポーズ機能などを
行うことができる。
【0031】機器制御データとはIRDのシリアルポー
トに接続している機器(例えば、AVセレクタ)の制御
をするためのデータであり、IRDは再生スケジュール
に基づいてこのデータに記述した文字列の送信動作を行
う。
【0032】DIR コマンドテーブルとはIRDの制
御コマンドテーブルであり、IRDはこのコマンドを受
信すると内蔵のHDDのディレクトリ情報、ステータス
情報を採取し、その結果をコマンド実行ステータステー
ブルの形でログ収集サーバに送出する。
【0033】DEL コマンドテーブルとはIRDの制
御コマンドテーブルであり、IRDはこのコマンドを受
信すると本テーブルで指定されたファイルの削除を行
う。削除処理が完了すると、IRDは実行結果であるス
テータス情報をコマンド実行ステータスレスポンスの形
式でログ収集サーバへ送出する。
【0034】IRD属性変更コマンドテーブルとはIR
Dが保存してあるIRDグループ属性情報の更新処理を
記述したテーブルであり、例えば、DIR コマンドや
DEL コマンドの実行ステータステーブルの送出時刻
を指定する。
【0035】コンテンツ属性情報テーブルとはコンテン
ツの属性を記述したテーブルであり、例えば、グループ
分けされたIRDに対して、特定グループのIRDにコ
ンテンツを受信させるための情報を記述してある。IR
Dは16個のグループ属性値を有しており、通信衛星よ
り受信したコンテンツ属性情報テーブル内のグループ属
性論理式にグループ値を当てはめて論理演算を行い、求
めた論理値がTRUEのときには続けて送信されるコン
テンツの受信を行う。論理式がFALSEのときは続け
て送信されるコンテンツを空読みしてHDDへの保存及
び再生を行わない。
【0036】MPEG2トランスポート・ストリームは
188バイトの固定長トランスポート・パケットによっ
て多重・分離される。トランスポート・パケットは4バ
イトのヘッダと184バイトのペイロードから構成され
ている。ヘッダには同期バイト(8ビット)、エラー・
インジケータ(1ビット)、ユニット開始表示(1ビッ
ト)、トランスポート・パケット・プライオリティ(1
ビット)、PID(13ビット)、スクランブル制御
(2ビット)、アダプテーション・フィールド制御(2
ビット)、及び巡回カウンタ(4ビット)から構成され
ている。PIDは受信契約者の識別や、ビデオデータと
オーディオデータの識別に用いられる。ペイロードには
符号化されたビデオデータ、オーディオデータが納めら
れている。
【0037】本発明のIRDでは録画・再生モードに関
し、以下の6つの動作モードがある。 ・リアルタイム録画モード ・スケジュール再生モード ・同時録画再生モード ・マニュアル再生モード ・リアルタイム再生モード ・自動録画モード 以下、各動作モードについて説明する。
【0038】まず、リアルタイム録画モードについて説
明する。リアルタイム録画モードとは受信したコンテン
ツを再生しながら、現在再生中のコンテンツを内蔵のH
DDに同時記録するモードである。リアルタイム録画モ
ードにおけるIRDの各信号処理について図5を参照し
て説明する。
【0039】図5は本発明のIRDの回路構成図であ
る。アップリンクサイトから通信衛星のトランスポンダ
を介して放射される電波には、映像、音声、データのパ
ケットデータが含まれている。これら電波は地上に配置
されたパラボナアンテナ71に到来する。LNB(Low
Noise Block down converter)72はアンテナ71に到
来した微弱電波を低雑音増幅し、中間周波数帯域にダウ
ンコンバードしてフロントエンド(受信回路)1に低雑
音且つ十分なレベルの信号を供給する。
【0040】フロンドエンド1はチューナ11、QPS
K(Quadrature Phase Shift Keying)復調・エラー訂
正回路12、及び暗号解除回路13を備えている。チュ
ーナ11はLNB72から供給される信号をベースバン
ド信号に変換する。このベースバンド信号はQPSK復
調・エラー訂正回路12において、QPSK復調及びエ
ラー訂正が行われ、さらに、暗号解除回路13にてデス
クランブル処理(スクランブル解除)がなされて元のI
Pパケットに戻される。
【0041】スマートカード26には暗号を解読するた
めのキー(鍵)が解読プログラムとともに格納されてい
る。暗号解除回路13は信号処理回路2、カードリード
インタフェース25を介してスマートカード26からキ
ーを読み出し、上記のデスクランブル処理を行う。
【0042】信号処理回路2はTSP(Transport Stre
am Processor)21、CPU22、MPEGデコーダ2
3、及びシリアルインターフェース24を備えている。
TSP21はトランスポート・ストリームの信号処理を
行う専用のプロセッサであり、PIDフィルタを備えて
いる。CPU22は信号処理回路2全体の処理を制御す
る回路であり、フラッシュROM52に予め記録された
プログラムに基づいて各種処理を実行する。このとき、
システムRAM51はワークエリアとして機能する。
【0043】フロントエンド1によって、元のIPパケ
ットに戻されたトランスポート・ストリームはTSP2
1でフィルタリング処理がなされる。このフィルタリン
グ処理はTSP21がトランスポート・パケットのPI
Dを参照することで、受信契約者を識別し、さらにIP
アドレスを参照することで自分宛てのトランスポート・
ストリームか否かを識別することで行われる。
【0044】TSP21によってフィルタリングされた
トランスポート・ストリームは記録制御回路3へ供給さ
れる。記録制御回路3は割り込みレジスタ31、HDD
インタフェース32、デュアルポートRAM33、及び
FIFO(First In First Out)制御回路34を備えて
構成されている。MPEG方式により符号化されたビデ
オデータ、オーディオデータのトランスポート・ストリ
ームはHDDインタフェース32を介してHDD35へ
記録されるとともに、FIFOメモリ36を経由して信
号処理回路4へ供給される。HDD35は6Gバイト〜
20Gバイトの大容量が設定されており、複数のコンテ
ンツを記録できるように構成されている。
【0045】信号処理回路4はTSPフィルタ41、C
PU42、MPEGデコーダ43、及びシリアルインタ
ーフェース44を備えている。信号処理回路4は信号処
理回路3と同じ回路構成をしている。CPU42は信号
処理回路4全体の処理を制御する回路であり、フラッシ
ュROM62に予め記録されたプログラムに基づいて各
種処理を実行する。このとき、システムRAM61はワ
ークエリアとして機能する。信号処理回路4へ供給され
たビデオデータ、オーディオデータのトランスポート・
ストリームはTSP41がPIDを参照することによっ
てビデオデータとオーディオデータに分離され、MPE
Gデコーダ43に入力される。
【0046】MPEGデコーダ43は圧縮されたビデオ
データ、オーディオデータを適宜SDRAM(Synchron
ous Dynamic Random Access Memory)47に記憶し、デ
コード処理を行う。デコードされたビデオ信号はNTS
Cエンコーダ45に供給され、NTSC方式の輝度信号
(Y)、クロマ信号(C)、及びコンポジット信号
(V)に変換される。輝度信号とクロマ信号はバッファ
アンプを介してSビデオ信号として出力される。コンポ
ジット信号はバッファアンプを介して出力される。ま
た、デコードされたオーディオ信号はD/Aコンバータ
46でD/A変換され、バッファアンプを介してそれぞ
れ左チャンネルのオーディオ信号、右チャンネルのオー
ディオ信号として出力される。
【0047】上記の構成により、信号処理回路2におい
てフィルタリングされたトランスポート・ストリームは
HDD35へ記録されるとともに、信号処理回路4へ供
給されてデコード処理が行われるため、コンテンツの同
時記録再生が可能となる。
【0048】尚、EEPROM(Electrically Erasabl
e and Programmable Read Only Memory)53,63に
は電源オフ後にも保持しておきたいデータ、例えば、コ
ンテンツの受信履歴、電源オフ直前に受信していたチャ
ンネル番号などが記録されている。また、課金情報など
はモデムインターフェース48から公衆回線を経由して
センターに送られる。
【0049】次に、スケジュール再生モードについて説
明する。スケジュール再生モードは内蔵のHDD35に
保存されているコンテンツをスケジュール再生するとき
に使用されるモードであり、自動スケジュール再生モー
ドと手動スケジュール再生モードの2種類がある。ま
ず、自動スケジュール再生モードについて説明する。本
モードにおいては、フロントエンド1において復調、エ
ラー訂正、暗号解除され、さらにTSP21によってフ
ィルタリングされたIPパケットは、データヘッダの種
別フラグのフィールドを構成するビット21が「1」に
設定され、コンテンツ種別コードのフィールドを構成す
るビット24〜ビット31には0x09が記述されてい
る。TSP21はこれらのビット情報を読み込むこと
で、データ部にスケジュール再生テーブルが納められて
いることがわかる。
【0050】配信サーバからは1日分を1つのファイル
とし、3日分のファイルが送出される。IRD10は配
信サーバから送出されたスケジュール再生テーブルをH
DD35へ記録するとともに、符号化されたビデオデー
タ、オーディオデータを含むトランスポート・ストリー
ムをコンテンツファイルとしてHDD35へ記録する。
【0051】IRD10は内部にクロック生成回路66
を備えており、スケジュール再生テーブルに記述された
コンテンツ再生時刻になると、信号処理回路4はデュア
ルポートRAM33にコンテンツ再生要求メッセージを
記述するとともに、割り込みレジスタ31にフラグをセ
ットする。信号処理回路2は定期的に割り込みレジスタ
31のフラグを監視し、割り込み要求があると、デュア
ルポートRAM33に記述されたコンテンツ再生要求メ
ッセージを読み取り、指定されたコンテンツファイルを
HDD35から読み込み、これをFIFOメモリ36を
介して信号処理回路4へ供給する。信号処理回路4はコ
ンテンツファイルのデコード処理を行い、ビデオ信号、
オーディオ信号を生成する。上記の構成により、IRD
10は配信サーバから送出されたスケジュール再生テー
ブルに従って、コンテンツの再生を行うことができる。
【0052】一方、手動スケジュール再生モードでは、
ユーザ自身がモニタ画面上でスケジュール再生テーブル
を作成する。スケジュール再生テーブルの作成はスケジ
ュール再生設定プログラムを起動し、モニタ画面に表示
される案内に従ってフロントパネル49に設けられた操
作スイッチを操作して、コンテンツ再生日時、番組名等
を入力することで作成できる。ユーザが作成したスケジ
ュール再生テーブルはHDD35へ記録される。信号処
理回路4はスケジュール再生テーブルに記述されたコン
テンツ再生時刻になると、信号処理回路2に対してコン
テンツ再生の割り込み要求をする。信号処理回路2はH
DD35からコンテンツファイルを読み込み、これをF
IFOメモリ36を介して信号処理回路4へ供給する。
信号処理回路4はコンテンツファイルのデコード処理を
行い、ビデオ信号、オーディオ信号を生成する。
【0053】次に、同時録画再生モードについて説明す
る。本モードはスケジュール再生モードによるコンテン
ツの再生と録画を同時に行うモードである。信号処理回
路2は予めスケジュール再生テーブルに記述された時刻
になると、フロントエンド1で受信したIPパケット・
ストリームのフィルタリングを行い、トランスポート・
ストリームをコンテンツファイルとしてHDD35へ記
録するとともに、トランスポート・ストリームを信号処
理回路4へ供給する。信号処理回路4はトランスポート
・ストリームのデコード処理を行い、ビデオ信号、オー
ディオ信号を生成する。
【0054】次に、マニュアル再生モードについて説明
する。本モードはユーザのマニュアル操作により、HD
D35に保存されているコンテンツを選択して再生する
モードである。コンテンツの選択はモニタ画面に表示さ
れる案内に従って、フロントパネル49の操作スイッチ
を操作して、HDD35内に保存されているコンテンツ
を選択すればよい。信号処理回路4は信号処理回路2に
対して、ユーザの選択したコンテンツ再生の割り込み要
求をする。信号処理回路2はHDD35からコンテンツ
ファイルを読み取り、これを信号処理回路4へ供給す
る。信号処理回路4はコンテンツファイルをデコード
し、ビデオ信号、オーディオ信号を生成する。
【0055】次に、リアルタイム再生モードについて説
明する。本モードは受信したIPパケット・ストリーム
をそのまま再生するモードであり、具体的には、フロン
ドエンド1で受信したIPパケット・ストリームを復元
し、信号処理回路2でフィルタリングした後、さらに信
号処理回路3でデコード処理を行ってビデオ信号、オー
ディオ信号を生成する。
【0056】最後に、自動録画モードについて説明す
る。本モードは受信したIPパケットにカプセル化され
ているコンテンツをそのまま記録するモードであり、具
体的には、録画指示のあるIPパケット・ストリームを
フロンドエンド1で復元し、信号処理回路2でフィルタ
リング処理したトランスポート・ストリームをコンテン
ツファイルとしてHDD35へ記録する。本モード実行
中の映像出力はブラックアウト若しくは「録画中」の文
字表示を行う。
【0057】HDD35に記録されたコンテンツファイ
ルはマニュアル再生モード、スケジュール再生モードで
再生処理をすることができる他、イーサネット(登録商
標)・コントローラ64に接続された100BASE−
TXケーブルを介して外部のパーソナルコンピュータへ
コンテンツファイルを転送することができる。
【0058】尚、本発明はデジタル衛星放送(BS,C
S)の他、地上波デジタルテレビ等のデジタル放送に適
用可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、デジタル放送の同時記
録再生が可能となるため、ユーザは繰り返し見たい番組
を再生しながら録画することが可能となる。また、デジ
タル放送の録画/再生のスケジュール管理が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】IPパケットフォーマットの説明図である。
【図2】IPヘッダフォーマットの説明図である。
【図3】UDPヘッダフォーマットの説明図である。
【図4】データヘッダフォーマットの説明図である。
【図5】IRDの回路構成図である。
【符号の説明】
10…IRD、1…フロントエンド、2…信号処理回
路、3…記録制御回路、4…信号処理回路、21…TS
P、31…割り込みレジスタ、32…HDDインタフェ
ース、33…デュアルポートRAM、34…FIFOメ
モリ制御回路、35…HDD、36…FIFOメモリ、
41…TSP、42…CPU、43…MPEGデコーダ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−139931(JP,A) 特開2001−14793(JP,A) 特開 平11−313109(JP,A) 特開 平11−150498(JP,A) 特開 平10−51499(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/44 - 5/46 H04N 7/08 H04N 7/24 - 7/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送信号を受信し、映像情報及
    び音声情報を担う一連の多重化されたパケットを含むト
    ランスポート・ストリームを復調する受信復調回路と、
    前記トランスポート・ストリームを構成する各パケット
    に割り当てられた識別情報を基に受信契約者を識別して
    トランスポート・ストリームをフィルタリングする第1
    フィルタ処理回路と、前記第1フィルタ処理回路でフィ
    ルタリングされた一連のパケットを記憶する記憶回路
    と、前記記憶回路に記憶されたパケットを読み出し、前
    記パケットに割り当てられた識別情報を参照して映像情
    報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離する第
    2フィルタ処理回路と、前記第2フィルタ処理回路で映
    像情報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離さ
    れた各パケットをデコードして映像信号及び音声信号を
    生成するデコード回路とを備え、前記第1フィルタ処理
    回路はフィルタ処理後の一連のパケットを前記記憶回路
    に転送してこれを記憶させるとともに、同時にこれら各
    パケットを前記第2フィルタ処理回路及びデコード回路
    に順次転送してデコード処理を行わせる、デジタル放送
    受信機。
  2. 【請求項2】 デジタル放送信号を受信し、映像情報及
    び音声情報を担う一連の多重化されたパケットを含むト
    ランスポート・ストリームを復調する受信復調回路と、
    前記トランスポート・ストリームを構成する各パケット
    に割り当てられた識別情報を基に受信契約者を識別して
    トランスポート・ストリームをフィルタリングする第1
    フィルタ処理回路と、前記第1フィルタ処理回路でフィ
    ルタリングされた一連のパケットを記憶する記憶回路
    と、前記記憶回路に記憶されたパケットを読み出し、前
    記パケットに割り当てられた識別情報を参照して映像情
    報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離する第
    2フィルタ処理回路と、前記第2フィルタ処理回路で映
    像情報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離さ
    れた各パケットをデコードして映像信号及び音声信号を
    生成するデコード回路とを備え、前記デジタル放送信号
    にはコンテンツの再生スケジュール情報が含まれてお
    り、前記第2フィルタ処理回路は前記再生スケジュール
    に基づいて、前記記憶回路に予め記憶されている一連の
    パケットを読み出して映像情報及び音声情報を担うそれ
    ぞれのパケットに分離し、さらにこれらパケットをデコ
    ード処理 回路に転送してデコード処理を実行させる、デ
    ジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 デジタル放送信号を受信し、映像情報及
    び音声情報を担う一連の多重化されたパケットを含むト
    ランスポート・ストリームを復調する受信復調回路と、
    前記トランスポート・ストリームを構成する各パケット
    に割り当てられた識別情報を基に受信契約者を識別して
    トランスポート・ストリームをフィルタリングする第1
    フィルタ処理回路と、前記第1フィルタ処理回路でフィ
    ルタリングされた一連のパケットを記憶する記憶回路
    と、前記記憶回路に記憶されたパケットを読み出し、前
    記パケットに割り当てられた識別情報を参照して映像情
    報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離する第
    2フィルタ処理回路と、前記第2フィルタ処理回路で映
    像情報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離さ
    れた各パケットをデコードして映像信号及び音声信号を
    生成するデコード回路とを備え、前記第2フィルタ処理
    回路はユーザが作成した再生スケジュールに基づいて、
    前記記憶回路に予め記憶されている一連のパケットを読
    み出して映像情報及び音声情報を担うそれぞれのパケッ
    トに分離し、さらにこれらパケットをデコード処理回路
    に転送してデコード処理を実行させる、デジタル放送受
    信機。
  4. 【請求項4】 デジタル放送信号を受信し、映像情報及
    び音声情報を担う一連の多重化されたパケットを含むト
    ランスポート・ストリームを復調する受信復調回路と、
    前記トランスポート・ストリームを構成する各パケット
    に割り当てられた識別情報を基に受信契約者を識別して
    トランスポート・ストリームをフィルタリングする第1
    フィルタ処理回路と、前記第1フィルタ処理回路でフィ
    ルタリングされた一連のパケットを記憶する記憶回路
    と、前記記憶回路に記憶されたパケットを読み出し、前
    記パケットに割り当てられた識別情報を参照して映像情
    報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離する第
    2フィルタ処理回路と、前記第2フィルタ処理回路で映
    像情報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離さ
    れた各パケットをデコードして映像信号及び音声信号を
    生成するデコード回路とを備え、前記デジタル放送信号
    にはコンテンツの再生スケジュール情報が含まれてお
    り、前記第1フィルタ処理回路は前記再生スケジュール
    に基づいてパケットのフィルタリングを行い、各パケッ
    トを記憶回路に記憶させ、同時にこれら各パケットを第
    2フィルタ処理回路及びデコード回路に順次転送してデ
    コード処 理を行わせる、デジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 デジタル放送信号を受信し、映像情報及
    び音声情報を担う一連の多重化されたパケットを含むト
    ランスポート・ストリームを復調する受信復調回路と、
    前記トランスポート・ストリームを構成する各パケット
    に割り当てられた識別情報を基に受信契約者を識別して
    トランスポート・ストリームをフィルタリングする第1
    フィルタ処理回路と、前記第1フィルタ処理回路でフィ
    ルタリングされた一連のパケットを記憶する記憶回路
    と、前記記憶回路に記憶されたパケットを読み出し、前
    記パケットに割り当てられた識別情報を参照して映像情
    報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離する第
    2フィルタ処理回路と、前記第2フィルタ処理回路で映
    像情報及び音声情報を担うそれぞれのパケットに分離さ
    れた各パケットをデコードして映像信号及び音声信号を
    生成するデコード回路とを備え、前記第1フィルタ処理
    回路はユーザが作成した再生スケジュールに基づいてパ
    ケットのフィルタリングを行い、各パケットを記憶回路
    に記憶させ、同時にこれら各パケットを第2フィルタ処
    理回路及びデコード回路に順次転送してデコード処理を
    行わせる、デジタル放送受信機。
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