JP3127920B2 - デジタル信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

デジタル信号処理装置及び信号処理方法

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JP3127920B2
JP3127920B2 JP2000027371A JP2000027371A JP3127920B2 JP 3127920 B2 JP3127920 B2 JP 3127920B2 JP 2000027371 A JP2000027371 A JP 2000027371A JP 2000027371 A JP2000027371 A JP 2000027371A JP 3127920 B2 JP3127920 B2 JP 3127920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テジタル放送を受
信して復号化するデジタル信号処理装置及び信号処理方
法に関し、特に復号化前のデジタルビデオ信号及びデジ
タルオーディオ信号を外部の記録再生装置等へ入出力す
るようなデジタル信号処理装置及び信号処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、米国や欧州諸国において、MPE
G(Moving Picture Image Coding Experts Group) 等
の高能率符号化技術を応用して、ビデオ信号及びオーデ
ィオ信号を符号化し、通信衛星等を介して伝送し、受信
側においてこれを復調するようにしたシステムが普及し
つつある。
【0003】これらのシステムでは、受信側に専用の受
信・復調装置が必要となる。この受信・復調装置におい
ては、複数チャンネルのデータが多重化されたトランス
ポートストリームから所望のチャンネルのトランスポー
トストリームを選択する部分と、所望のチャンネルのト
ランスポートストリームから所望のプログラムのビデオ
データとオーディオデータを分離する部分と、分離した
ビデオデータ及びオーディオデータを復号化する部分と
を備えている。
【0004】また、このシステムでは、受信・復調装置
において、前述した所望のチャンネルのトランスポート
ストリームの受信や所望のプログラムのビデオデータ及
びオーディオデータの分離ができるようにするために、
多重化されたトランスポートストリーム中にPSI(Pr
ogram Spesific Information:プログラム仕様情報)や
EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)
あるいはSI(Service Information:サービス情報)
を付加している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオ信号
及びオーディオ信号を符号化して記録/再生するビデオ
テープレコーダ(以下DVTRという)が商品化されて
いる。前述したデジタル放送の受信信号をこのようなD
VTRに記録/再生する際に、受信したビデオデータ及
びオーディオデータを復号化した後、DVTRにおいて
再度符号化して記録するのでは、効率が悪いし、データ
の復号化/符号化の過程で信号が劣化してしまう。ま
た、この受信信号をDVTRに記録/再生する際に、ト
ランスポートストリームから所望のプログラムのデータ
を分離してDVTRに送るとき、上記PSI、EPGあ
るいはSIのような付加情報に選択したプログラム以外
の情報が含まれていると、誤認等による不具合が生じる
おそれがある。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、デジタル放送の受信信号をDVTRに記
録/再生するために外部に出力する際に、効率の低下や
信号劣化がなく、また、不要な付加情報による不具合が
生じないようなデジタル信号処理装置及び信号処理方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述のような課題を解決
するために、本発明に係るデジタル信号処理装置は、複
数チャンネルから任意の1チャンネルを選択するチュー
ナと、上記選択したチャンネルで伝送されるトランスポ
ートストリーム中の任意のプログラムに対応するビデオ
パケット、オーディオパケット、及びプログラムとパケ
ット識別情報との対応関係を示す付加情報を伝送するパ
ケットを外部機器に対して送信するデジタルインタフェ
ースとを備えたデジタル信号処理装置であって、上記デ
ジタルインタフェースは、上記トランスポートストリー
ム中の付加情報の内、上記外部機器に対して送信される
プログラムに関係しない情報を削除する削除手段を備
え、上記デジタルインタフェースは、上記削除手段によ
って処理された付加情報を上記外部機器に対して送信す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に係る信号処理方法は、デジ
タル放送信号を受信して、所望のプログラムデータをデ
ジタルインタフェースを介して外部機器に出力するデジ
タル放送受信機の信号処理方法であって、複数チャンネ
ルから任意の1チャンネルを選択し、上記選択したチャ
ンネルで伝送されるトランスポートストリーム中の任意
のプログラムのビデオパケット及びオーディオパケット
を上記デジタルインタフェースに供給し、上記デジタル
インタフェースは、上記選択したチャンネルで伝送され
るトランスポートストリーム中のプログラムとパケット
識別情報との対応関係を示す付加情報の内、上記外部機
器に対して送信されるプログラムに関係しない情報は削
除して上記外部機器に供給するようにしたことを特徴と
するものである。
【0009】本発明によれば、選択したチャンネルで伝
送されるトランスポートストリーム中の所望のプログラ
ムについての付加情報だけを残し、他は除去して、デジ
タルインタフェースを介して外部へ送信することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適
用したデジタル信号処理装置の構成を示すブロック図で
ある。このデジタル信号処理装置はIRD(Integrated
Receiver Decoder) と呼ばれているものである。
【0011】このデジタル信号処理装置は、ダウンコン
バータ(図示せず)から送られてくるRF信号を入力
し、所望のチャンネルのトランスポートストリームを選
択するフロントエンド1と、フロントエンド1で選択し
たトランスポートストリームから所望のプログラムのM
PEGビデオデータとMPEGオーディオデータと付加
情報を分離するデマルチプレクサ2と、デマルチプレク
サ2を通して入出力するデータを一時的に蓄積するバッ
ファメモリ3とを備えている。
【0012】また、このデジタル信号処理装置は、デマ
ルチプレクサ2で分離したビデオデータを復号化するM
PEGビデオデコーダ4と、デマルチプレクサ2で分離
したオーディオデータを復号化するMPEGオーディオ
デコーダ5と、MPEGビデオデコーダ4で復号化した
ビデオ信号をNTSC方式のビデオ信号に変換するNT
SCエンコーダ6と、NTSCエンコーダ6の出力をア
ナログ化するD/Aコンバータ7と、MPEGオーディ
オデコーダ5の出力をアナログ化するD/Aコンバータ
8とを備えている。MPEGビデオデコーダ4にはビデ
オデータを一時的に蓄積するバッファメモリ4aが、ま
たMPEGオーディオデコーダ5には、オーディオデー
タを一時的に蓄積するバッファメモリ5aが設けられて
いる。
【0013】さらに、このデジタル信号処理装置は、装
置全体の動作を制御するマイクロコンピュータ(以下マ
イコンという)9と、フロントパネル10と、デマルチ
プレクサ2で分離したMPEGビデオデータ、MPEG
オーディオデータ、及び付加情報を外部へ送信し、また
外部から受信したMPEGビデオデータ、MPEGオー
ディオデータ、及び付加情報をデマルチプレクサ2へ送
るデジタルインタフェース11を備えている。
【0014】フロントエンド1は、チューナとQPSK
復調器とエラー訂正回路とから構成されており、多重化
されている複数チャンネルのトランスポートストリーム
から、ユーザーがフロントパネル10から指定した所望
のチャンネルのトランスポートストリームを選択してQ
PSK復調し、さらにエラーの検出・訂正を行う。
【0015】図2に1チャンネル分のトランスポートス
トリームの例を示す。この図に示すように、1チャンネ
ルのトランスポートストリームには複数個のプログラム
(ここでは、プログラム番号1〜3を図示)が多重化さ
れている。ここで、プログラムとは仮想的な放送チャン
ネル、日本の現行放送でいえば、例えばNHK衛星第
1、NHK衛星第2等の放送サービスのことである。
【0016】各プログラムのデータは所定の長さ(18
8バイト)でパケット化されており、その先頭にヘッダ
を持っている。そして、ヘッダにはデータを識別するた
めのPID(Packet Identification:パケットID)
が付与されている。
【0017】フロントエンド1で選択された所望のチャ
ンネルのトランスポートストリームから、デマルチプレ
クサ2を通して付加情報を含むパケットが一旦バッファ
メモリ3に書き込まれる。そして、ここから所望のプロ
グラムのMPEGビデオデータとMPEGオーディオデ
ータを認識して分離し、そのビデオデータをMPEGビ
デオデコーダ4へ、オーディオデータをMPEGオーデ
ィオデコーダ5へ送る。図2においては、プログラム2
のビデオデータとオーディオデータを分離している。
【0018】この分離に際しては、パケットに付与され
ているPID(パケットID)を見る。そして、それが
所望のプログラムのビデオデータ及びオーディオデータ
を識別するPIDであれば、それぞれMPEGビデオデ
コーダ4とMPEGオーディオデコーダ5へ送る。図2
においては、プログラム番号2のビデオデータに付与さ
れているPIDは“xx”であり、オーディオデータに
付与されているPIDは“yy”である。なお、デジタ
ル信号処理装置においてプログラム番号とPIDとの対
応関係を知る方法については、後述する。
【0019】MPEGビデオデコーダ4へ送られたビデ
オデータは、バッファメモリ4aに記憶され、適宜読み
出されて復号化される。復号化されたビテオデータはN
TSCエンコーダ6によりNTSC方式のビデオ信号に
変換され、D/Aコンバータ7によりアナログビデオ信
号に変換された後、外部のモニタ装置(図示せず)へ供
給される。また、MPEGオーディオデコーダ5へ送ら
れたオーディオデータは、バッファメモリ5aに記憶さ
れ、適宜読み出されて復号化される。復号化されたオー
ディオデータは、D/Aコンバータ8によりアナログオ
ーディオ信号に変換された後、モニタ装置等のスピーカ
ー(図示せず)へ供給される。
【0020】以上のようにして、デジタル放送のビデオ
信号及びオーディオ信号を受信し復号化してモニタ装置
に表示することができる。
【0021】次に付加情報について説明する。前述した
ように、多重化されたビットストリーム中にはPSI
(プログラム使用情報)やEPG(電子番組ガイド)あ
るいはSI(サービス情報)が付加されている。ここで
は、MPEGで規定されているPSIと欧州のデジタル
放送であるDVB(Digital Video Broadcasting)シス
テムで規定されているSIについて説明する。
【0022】:PAT(Programme Association Tabl
e)このテーブルはMPEGで規定されており、PID
(パケットID)は0である。そして、主な内容は、後
述するNITのPIDと、PMTのPIDの記述であ
る。
【0023】:PMT(Programme Map Table)この
テーブルもMPEGで規定されており、PIDは前述し
たPATにより決められている。主な内容は、プログラ
ム番号とPIDとの対応の記述と、ECM(番組に付随
するスクランブルデータ)のPIDの記述である。
【0024】:CAT(Conditional Access Table)
このテーブルもMPEGで規定されており、PIDは1
である。そして、主な内容は、EMM(顧客向けのスク
ランブル情報)の記述である。
【0025】:NIT(Network Information Tabl
e) PIDは0010である。そして、主な内容はネットワ
ーク名(衛星名、地上波送信所等)の記述と、その各ト
ランスポートストリーム(物理チャンネル)に関する変
調方式や周波数の記述である。
【0026】以下のテーブルはDVBで規定されてい
る。
【0027】:BAT(Bouquet Association Tabl
e) PIDは0011である。そして、主な内容は、ブーケ
(Bouquet:番組供給者)の名称と仕向国の記述、及び
トランスポートストリーム(物理チャンネル)に関する
サービスの内容とCASS(Conditional Access Servi
ce System)方式の記述である。
【0028】:SDT(Service Description Tabl
e) PIDは0011である。そして、主な内容は、トラン
スポートストリーム(物理チャンネル)に関し、そこに
含まれるサービスIDとそのブーケの名称等の記述であ
る。ここで、サービスIDとは、NHK衛星第1、NH
K衛星第2等の放送チャンネルのことである。すなわ
ち、MPEGで規定されているブログラム番号と同じで
ある。
【0029】:EIT(Event Information Table) PIDは0012である。そして、主な内容は、イベン
トIDとその開始時刻、放送時間、番組内容等の記述で
ある。そして、このイベントID毎にトランスポートス
トリームIDとサービスIDが記述されている。ここ
で、イベントとは、例えば「7時のニュース(12月1
日放送分)」等の番組のことである。
【0030】:TDT(Time and Data Table) PIDは0010である。そして、主な内容は、世界標
準時の情報の記述である。このTDTを用いて装置内の
時計(図示せず)の時刻合わせを行える。
【0031】:RST(Running Status Table) PIDは0013である。そして、主な内容は、イベン
トの実行状況の記述である。すなわち、あるイベントの
開始前、実行中、終了等の記述をする。
【0032】次にデジタル信号処理装置におけるマイコ
ン9が以上説明したPSIとSIをどのように処理する
かについて説明する。
【0033】まず、デジタル信号処理装置においては、
各ネットワークの方式に合わせて、定数等の設定を行
う。この情報はNITに記述されているので、各トラン
スポートストリームに対し変調方式、周波数、ビットレ
ート、誤り訂正方式等が得られる。設定後、これらの情
報はマイコン9のEEPROM(図示せず)に格納す
る。
【0034】次に、EITを用いてイベントの検索を行
う。各放送イベントには固有のイベントIDが付与さ
れ、EITに放送番組の名称や内容が開始時刻と共に記
述され、イベント毎にそのトランスポートストリームI
DとサービスIDが記述されている。そこで、EITか
らトランスポートストリームIDを判別し、NITで得
たトランスポートストリームの定数を用いてデジタル信
号処理装置を設定し、所望のチャンネルのトランスポー
トストリームを選択する。
【0035】以上フロントエンド1において所望のチャ
ンネルのトランスポートストリームを選択する際の処理
を説明した。次にデマルチプレクサ2の出力をMPEG
ビデオデコーダ4及びMPEGオーディオデコーダ5へ
送る際のマイコン9の処理について説明する。
【0036】図3にデマルチプレクサ2へ入力されるト
ランスポートストリームの1例とその中のPAT及びP
MTの内容を示す。また、図4はバッファメモリ3の内
部構成例を示す。そして、図5はこの処理の流れを示す
図である。ここでは、プログラム番号1の放送を選択し
たものとして説明する。
【0037】まず図5のステップS1に示すように、フ
ロントエンド1の出力をデマルチプレクサ2を通してバ
ッファメモリ3に書き込む。バッファメモリ3は、図4
に示すようにデータ毎に格納エリア3A〜3Cが定めら
れているので、それぞれのエリアに書き込む。
【0038】次にステップS2に示すように、バッファ
メモリ3の付加情報エリア3Cに書き込んだ付加情報の
中からPATを探す。この処理はPIDが0のパケット
を探せばよい。図3(2)に示すように、PATにはプ
ログラム毎のPMTのPID(ここでは、PMT1のP
IDを“cc”、PMT2のPIDを“dd”とした)
が記述されている。
【0039】そこで、次にPIDが“cc”のパケット
を探す。これによりプログラム番号1に対応するPMT
1を検出することができる。図3(3)に示すように、
PMT1にはプログラム番号1の、MPEGビデオデー
タ、MPEGオーディオデータ、及びECMのPIDが
記述されている。
【0040】したがって、プログラム番号1の放送を見
る場合には、バッファメモリ3のMPEGビデオデータ
エリア3AからPIDが“aa”のパケットを読み出
し、デマルチプレクサ2を通してMPEGビデオデコー
ダ4へ送り、MPEGオーディオデータエリア3Bから
PIDが“ab”のパケットを読み出し、デマルチプレ
クサ2を通してMPEGオーディオデコーダ5へ送る。
図2に示したように、このときヘッダを除いたデータだ
けを送る。また、PIDが“xx”のパケットに記述さ
れているECM情報を用いてスクランブルをデコードす
る。
【0041】もしプログラム番号2の放送を見る場合に
は、同様にしてPIDが“dd”のパケットを探す。こ
のパケットには図3(4)に示すように、プログラム番
号2の、ビデオデータ、オーディオデータ、及びECM
のPIDが記述されている。そこで、MPEGビデオデ
ータエリア3AからPIDが“ba”のパケットを読み
出してMPEGビデオデコーダ4へ送り、MPEGオー
ディオデータエリア3BからPIDが“bb”のパケッ
トを読み出してMPEGオーディオデコーダ5へ送る。
また、PIDが“zz”のパケットに記述されているE
CM情報を用いてスクランブルをデコードする。
【0042】以上フロントエンド1から入力されたトラ
ンスポートストリームをデコードする通常の処理につい
て説明した。図1のデジタル信号処理装置は、さらにデ
マルチプレクサ2で分離したMPEGビデオデータ、M
PEGオーディオデータ、及び付加情報をデジタルイン
タフェース11を介して外部の記録再生装置、例えばD
VTRへ出力することができる。また、外部の記録再生
装置が出力したMPEGビデオデータ、MPEGオーデ
ィオデータ、及び付加情報をデジタルインタフェース1
1を介して受信し、デマルチプレクサ2へ送ることがで
きる。次にこれらの処理について説明する。
【0043】まずデマルチプレクサ2の出力をデジタル
インタフェース11から外部へ送出する際の処理につい
て説明する。この処理の大半は前述した通常の処理と同
じであるため、異なる点についてのみ説明する。
【0044】MPEGビデオデータ及びMPEGオーデ
ィオデータはパケットヘッダを付けたままデジタルイン
タフェース11へ送る。つまり、マイコン9がバッファ
メモリ3から読み出すときに、ヘッダごと読み出し、デ
マルチプレクサ2を通してデジタルインタフェース11
へ送る。
【0045】PSI及びSIもヘッダを付けたままデジ
タルインタフェース11へ送る。ただし、PATは選択
したプログラム番号のPMTを指定するPIDだけを残
し、他は除去する。例えばプログラム番号1を選択した
場合には、PMT1のPID(図3の場合においては
“cc”)だけを残し、他は除去する。
【0046】このようにしてデジタルインタフェース1
1へ送られたデータは、ここから外部へ送出される。デ
ジタルインタフェース11は、例えばIEEE−139
4に準拠したものである。この場合、データをIEEE
−1394のアイソクロナスパケットに入れて出力す
る。デジタルインタフェース11から出力されたアイソ
クロナスパケットは、外部のDVTR等へ送られる。そ
して、ここでアイソクロナスパケットからデータが取り
出され、記録系におけるエラー訂正符号を付加され、チ
ャネルコーディング処理を受けた後、記録される。
【0047】次に外部からの入力をデジタルインタフェ
ース11からデマルチプレクサ2へ送る際の処理につい
て説明する。外部からデジタルインタフェース11に入
力されたアイソクロナスパケットは、ここで元のMPE
Gのビデオデータ、MPEGのオーディオデータ、及び
付加情報が取り出され、デマルチプレクサ2を通ってバ
ッファメモリ3に書き込まれる。
【0048】バッファメモリ3に書き込まれたMPEG
ビデオデータ及びMPEGオーディオデータの処理は、
前述した、フロントエンド1から入力されたトランスポ
ートストリーム中のこれらのデータの処理と同じであ
る。一方、バッファメモリ3に書き込まれたPSI及び
SIに対して以下のように処理する。
【0049】PATとPMTはそのまま使用する。前述
したように、デジタル信号処理装置から外部のDVTR
へデータを出力する際に、PATから選択したプログラ
ム番号のPMTを指定するPIDだけを残し、他は除去
しているので、ここで外部のDVTRから入力されたデ
ータ中のPATには入力中のプログラム番号のPMTを
指定するPIDだけが記述されている。したがって、P
ATを見てPMTを探し、そのPMTを見て入力中のプ
ログラムのMPEGビデオデータ及びMPEGオーディ
オデータを読み出すことができる。読み出したMPEG
ビデオデータ及びMPEGオーディオデータは、デマル
チプレクサ2を通ってMPEGビデオデコーダ4及びM
PEGオーディオデコーダ5へ送られ、以後フロントエ
ンド1からのこれらのデータと同様に処理される。
【0050】EITについては、PAT内に記述されて
いるプログラムのアクチュアル(actual)かつプレゼン
ト(present)の情報のみをデコードし、他は無視す
る。ここで、アクチュアルとは選択したチャンネルのト
ランスポートストリームであることを意味し、プレゼン
トとは選択したプログラムが現在放送中であることを意
味する。
【0051】RSTについては、PAT内に記述されて
いるプログラムに関するもののみをデコードし、他は無
視する。SDTについては、PAT内に記述されている
プログラムのアクチュアルのもののみをデコードし、他
は無視する。
【0052】NITはフロントエンド1における設定に
必要であるが、デマルチプレクサ2においては必要ない
ので無視する。BATについても同様に無視する。
【0053】TDTについては、外部の記録/再生装置
の再生信号を入力する際には、記録再生装置の再生信号
中のTDTは録画時の時刻を示すものであって、現在の
時刻を示すものではないため、このTDTは無視する。
外部からの入力信号が記録/再生装置の再生信号ではな
く、そのTDTが現在の時刻を示すものである場合に
は、そのTDTをデコードする。つまり、現在の時刻を
示すものであるかないかによって処理を変える。そのた
め、TDTの時刻が現在のものであるかないかを示す情
報を外部からの入力信号に付加することが好適である。
これにより、内蔵時計の時刻合わせの際に誤った時間に
合わせる事態を避けることができる。
【0054】なお、以上の説明ではデマルチプレクサ2
から外部へ1個のプログラムのMPEGビデオデータ及
びMPEGオーディオデータを送出するものとして説明
したが、例えば外部のDVTRが複数プログラムの記録
が可能な記録レートを持つものであれば、複数プログラ
ムを送出するように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、選択したチャンネルで伝送されるトランスポート
ストリームから任意のプログラムのビデオデータ、オー
ディオデータ、及び付加情報を外部機器に出力する際
に、該トランスポートストリーム中の付加情報の内、上
記所望のプログラムに関係しない情報を削除している。
従って、外部機器からのデータを処理する際に、付加情
報を見て上記所望のプログラムのデータを読み出すこと
ができる。また、外部から入力されるプログラムのビデ
オデータ及びオーディオデータと関係のない付加情報を
無視することにより、外部から入力されていないプログ
ラムに関する番組ガイドを誤って表示する事態を避ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル信号処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】1チャンネル分のトランスポートストリームの
例を示す図である。
【図3】デマルチプレクサへ入力されるトランスポート
ストリームの1例とその中のPAT及びPMTの内容を
示す図である。
【図4】図1におけるバッファメモリ3の内部構成例を
示す図である。
【図5】デマルチプレクサの出力をMPEGビデオデコ
ーダ及びMPEGオーディオデコーダへ送る際のマイコ
ンの処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 フロントエンド、2 デマルチプレクサ、4 MP
EGビデオデコーダ、5 MPEGオーディオデコー
ダ、9 マイコン、11 デジタルインタフェース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−65270(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルから任意の1チャンネル
    を選択するチューナと、 上記選択したチャンネルで伝送されるトランスポートス
    トリーム中の任意のプログラムに対応するビデオパケッ
    ト、オーディオパケット、及びプログラムとパケット識
    別情報との対応関係を示す付加情報を伝送するパケット
    を外部機器に対して送信するデジタルインタフェースと
    を備えたデジタル信号処理装置であって、 上記デジタルインタフェースは、上記トランスポートス
    トリーム中の付加情報の内、上記外部機器に対して送信
    されるプログラムに関係しない情報を削除する削除手段
    を備え、 上記デジタルインタフェースは、上記削除手段によって
    処理された付加情報を上記外部機器に対して送信するよ
    うにしたこと を特徴とするデジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 デジタル放送信号を受信して、所望のプ
    ログラムデータをデジタルインタフェースを介して外部
    機器に出力するデジタル放送受信機の信号処理方法であ
    って、 複数チャンネルから任意の1チャンネルを選択し、 上記選択したチャンネルで伝送されるトランスポートス
    トリーム中の任意のプログラムのビデオパケット及びオ
    ーディオパケットを上記デジタルインタフェースに供給
    し、 上記デジタルインタフェースは、上記選択したチャンネ
    ルで伝送されるトランスポートストリーム中のプログラ
    ムとパケット識別情報との対応関係を示す付加情報の
    内、上記外部機器に対して送信されるプログラムに関係
    しない情報は削除して上記外部機器に供給するようにし
    たことを特徴とする信号処理方法。
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