JP3125787B2 - 電子機器及び信号処理方法 - Google Patents

電子機器及び信号処理方法

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JP3125787B2
JP3125787B2 JP2000056058A JP2000056058A JP3125787B2 JP 3125787 B2 JP3125787 B2 JP 3125787B2 JP 2000056058 A JP2000056058 A JP 2000056058A JP 2000056058 A JP2000056058 A JP 2000056058A JP 3125787 B2 JP3125787 B2 JP 3125787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器及び信号
処理方法に関し、特に、MPEG(Moving Picture Ima
ge Coding Experts Group) 等の高能率符号化技術を応
用して符号化されたビデオ信号及びオーディオ信号を記
録再生するような電子機器及び信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、米国や欧州諸国において、MPE
G等の高能率符号化技術を応用して、ビデオ信号及びオ
ーディオ信号を符号化し、通信衛星等を介して伝送し、
受信側においてこれを復調するようにしたシステムが普
及しつつある。
【0003】これらのシステムでは、受信側に専用の受
信・復調装置が必要となる。この受信・復調装置におい
ては、複数チャンネルのデータが多重化されたトランス
ポートストリームから所望のチャンネルのトランスポー
トストリームを選択する部分と、所望のチャンネルのト
ランスポートストリームから所望のプログラムのビデオ
データとオーディオデータを分離する部分と、分離した
ビデオデータ及びオーディオデータを復号化する部分と
を備えている。
【0004】また、このシステムでは、受信・復調装置
において、前述した所望のチャンネルのトランスポート
ストリームの受信や所望のプログラムのビデオデータ及
びオーディオデータの分離ができるようにするために、
多重化されたトランスポートストリーム中にPSI(Pr
ogram Spesific Information:プログラム仕様情報)や
EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)
あるいはSI(ServiceInformation:サービス情報)を
付加している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ビデオ信号及びオーデ
ィオ信号を符号化して記録/再生するビデオテープレコ
ーダ(以下DVTRという)が商品化されている。そし
て、このようなDVTRに前述したデジタル放送のビデ
オデータ及びオーディオデータを復号化せずに記録/再
生することが考えられている(久保田 幸雄 編著「図解
デジタルビデオ読本」,pp.140−152,
(株)オーム社,平成7年8月25日)。
【0006】本発明は、上述したようなDVTRがデジ
タル放送のプログラムを複数個連続して再生し、これを
前述した受信・復調装置に入力して復号化する場合のよ
うに、伝送されるべきトランスポートストリームにおい
てプログラムが切り替わった場合であっても、復号化動
作を迅速に行なるようにした電子機器及び信号処理方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、トランスポートストリームをデジタ
ルインタフェースを介して他の機器に伝送する際に、上
記デジタルインタフェースを介して伝送されるべきトラ
ンスポートストリームにおいてプログラムの切り換えが
生じることを検出する検出し、該検出結果に応答して、
上記トランスポートストリームが不連続であることを示
す情報を生成し、上記トランスポートストリームと共
に、アイソクロナスパケットを用いて、上記他の機器に
伝送するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】まず、本発明に係る電子機器の実施の形態
となるデジタル信号記録再生装置が再生したMPEGの
デジタル信号を受けて復号化するように構成した受信・
復調装置について説明する。
【0010】図4はこの受信・復調装置の構成を示すブ
ロック図である。この受信・復調装置はIRD(Integr
ated Receiver Decoder)と呼ばれる。
【0011】この受信・復調装置は、ダウンコンバータ
(図示せず)から送られてくるRF信号を入力し、所望
のチャンネルのトランスポートストリームを選択するフ
ロントエンド21と、フロントエンド21で選択したト
ランスポートストリームから所望のプログラムのMPE
GビデオデータとMPEGオーディオデータと付加情報
を分離するデマルチプレクサ22と、デマルチプレクサ
22を通して入出力するデータを一時的に蓄積するバッ
ファメモリ23とを備えている。
【0012】また、この受信・復調装置は、デマルチプ
レクサ22で分離したビデオデータを復号化するMPE
Gビデオデコーダ24と、デマルチプレクサ22で分離
したオーディオデータを復号化するMPEGオーディオ
デコーダ25と、MPEGビデオデコーダ24で復号化
したビデオ信号をNTSC方式のビデオ信号に変換する
NTSCエンコーダ26と、NTSCエンコーダ26の
出力をアナログ化するD/Aコンバータ27と、MPE
Gオーディオデコーダ25の出力をアナログ化するD/
Aコンバータ28とを備えている。MPEGビデオデコ
ーダ24にはビデオデータを一時的に蓄積するバッファ
メモリ24aが、またMPEGオーディオデコーダ25
には、オーディオデータを一時的に蓄積するバッファメ
モリ25aが設けられている。
【0013】さらに、この受信・復調装置は、装置全体
の動作を制御するマイクロコンピュータ(以下マイコン
という)29と、フロントパネル30と、デマルチプレ
クサ22で分離したMPEGビデオデータ、MPEGオ
ーディオデータ、及び付加情報を外部へ送信し、また外
部から受信したMPEGビデオデータ、MPEGオーデ
ィオデータ、及び付加情報をデマルチプレクサ22へ送
るデジタルインタフェース31を備えている。
【0014】フロントエンド21は、チューナとQPS
K復調器とエラー訂正回路とから構成されており、多重
化されている複数チャンネルのトランスポートストリー
ムから、ユーザーがフロントパネル30で指定した所望
のチャンネルのトランスポートストリームを選択してQ
PSK復調し、さらにエラーの検出・訂正を行う。
【0015】図5に1チャンネル分のトランスポートス
トリームの例を示す。この図に示すように、1チャンネ
ルのトランスポートストリームには複数個のプログラム
(ここでは、プログラム番号1〜3を図示)が多重化さ
れている。ここで、プログラムとは仮想的な放送チャン
ネル、日本の現行放送でいえば、例えばNHK衛星第
1、NHK衛星第2等の放送サービスのことである。
【0016】各プログラムのデータは所定の長さ(18
8バイト)でパケット化されており、その先頭にヘッダ
を持っている。そして、ヘッダにはデータを識別するた
めのPID(Packet Identification:パケットI
D))が付与されている。
【0017】フロントエンド21で選択された所望のチ
ャンネルのトランスポートストリームから、デマルチプ
レクサ22を通して付加情報を含むパケットが一旦バッ
ファメモリ23に書き込まれる。そして、ここから所望
のプログラムのMPEGビデオデータとMPEGオーデ
ィオデータを認識して分離し、そのビデオデータをMP
EGビデオデコーダ24へ、オーディオデータをMPE
Gオーディオデコーダ25へ送る。図9においては、プ
ログラム番号2のビデオデータとオーディオデータを分
離している。
【0018】この分離に際しては、パケットに付与され
ているPID(パケットID)を見る。そして、それが
所望のプログラムのビデオデータ及びオーディオデータ
を識別するPIDであれば、それぞれMPEGビデオデ
コーダ24とMPEGオーディオデコーダ25へ送る。
図9においては、プログラム番号2のビデオデータに付
与されているPIDは“xx”であり、オーディオデー
タに付与されているPIDは“yy”である。なお、受
信・復調装置においてプログラム番号とPIDとの対応
関係を知る方法については、後述する。
【0019】MPEGビデオデコーダ24へ送られたビ
デオデータは、バッファメモリ24aに記憶され、適宜
読み出されて復号化される。復号化されたビテオデータ
はNTSCエンコーダ25によりNTSC方式のビデオ
信号に変換され、D/Aコンバータ26によりアナログ
ビデオ信号に変換された後、外部のモニタ装置(図示せ
ず)へ供給される。また、MPEGオーディオデコーダ
25へ送られたオーディオデータは、バッファメモリ2
5aに記憶され、適宜読み出されて復号化される。復号
化されたオーディオデータは、D/Aコンバータ28に
よりアナログオーディオ信号に変換された後、モニタ装
置等のスピーカー(図示せず)へ供給される。
【0020】以上のようにして、デジタル放送のビデオ
信号及びオーディオ信号を受信し復号化してモニタ装置
に表示することができる。
【0021】次に付加情報について説明する。前述した
ように、多重化されたビットストリーム中にはPSI
(プログラム仕様情報)やEPG(電子番組ガイド)あ
るいはSI(サービス情報)が付加されている。ここで
は、MPEGで規定されているPSIと欧州のデジタル
放送であるDVB(Digital Video Broadcasting)シス
テムで規定されているSIについて説明する。
【0022】:PAT(Programme Association Tabl
e) このテーブルはMPEGで規定されており、PID(パ
ケットID)は0である。そして、主な内容は、後述す
るNITのPIDと、PMTのPIDの記述である。
【0023】:PMT(Programme Map Table) このテーブルもMPEGで規定されており、PIDは前
述したPATにより決められている。主な内容は、プロ
グラム番号とPIDとの対応の記述と、ECM(番組に
付随するスクランブルデータ)のPIDの記述である。
【0024】:CAT(Conditional Access Table) このテーブルもMPEGで規定されており、PIDは1
である。そして、主な内容は、EMM(顧客向けのスク
ランブル情報)の記述である。
【0025】:NIT(Network Information Tabl
e) PIDは0010である。そして、主な内容はネットワ
ーク名(衛星名、地上波送信所等)の記述と、その各ト
ランスポートストリーム(物理チャンネル)に関する変
調方式や周波数の記述である。
【0026】以下のテーブルはDVBで規定されてい
る。
【0027】:BAT(Bouquet Association Tabl
e) PIDは0011である。そして、主な内容は、ブーケ
(Bouquet:番組供給者)の名称と仕向国の記述、及び
トランスポートストリーム(物理チャンネル)に関する
サービスの内容とCASS(Conditional Access Servi
ce System)方式の記述である。
【0028】:SDT(Service Description Tabl
e) PIDは0011である。そして、主な内容は、トラン
スポートストリーム(物理チャンネル)に関し、そこに
含まれるサービスIDとそのブーケの名称等の記述であ
る。ここで、サービスIDとは、NHK衛星第1、NH
K衛星第2等の放送チャンネルのことである。すなわ
ち、MPEGで規定されているブログラム番号と同じで
ある。
【0029】:EIT(Event Information Table) PIDは0012である。そして、主な内容は、イベン
トIDとその開始時刻、放送時間、番組内容等の記述で
ある。そして、このイベントID毎にトランスポートス
トリームIDとサービスIDが記述されている。ここ
で、イベントとは、例えば「7時のニュース(12月1
日放送分)」等の番組のことである。
【0030】:TDT(Time and Data Table) PIDは0010である。そして、主な内容は、世界標
準時の情報の記述である。このTDTを用いて装置内の
時計(図示せず)の時刻合わせを行える。
【0031】:RST(Running Status Table) PIDは0013である。そして、主な内容は、イベン
トの実行状況の記述である。すなわち、あるイベントの
開始前、実行中、終了等の記述をする。
【0032】次に受信・復調装置におけるマイコン29
が以上説明したPSIとSIをどのように処理するかに
ついて説明する。
【0033】まず、受信・復調装置においては、各ネッ
トワークの方式に合わせて、定数等の設定を行う。この
情報はNITに記述されているので、各トランスポート
ストリームに対し変調方式、周波数、ビットレート、誤
り訂正方式等が得られる。設定後、これらの情報はマイ
コン29のEEPROM(図示せず)に格納する。
【0034】次に、EITを用いてイベントの検索を行
う。各放送イベントには固有のイベントIDが付与さ
れ、EITに放送番組の名称や内容が開始時刻と共に記
述され、イベント毎にそのトランスポートストリームI
DとサービスIDが記述されている。そこで、EITか
らトランスポートストリームIDを判別し、NITで得
たトランスポートストリームの定数を用いて受信・復調
装置を設定し、所望のチャンネルのトランスポートスト
リーム選択する。
【0035】以上フロントエンド21において所望のチ
ャンネルのトランスポートストリームを選択する際の処
理を説明した。次にデマルチプレクサ22の出力をMP
EGビデオデコーダ24及びMPEGオーディオデコー
ダ25へ送る際のマイコン29の処理について説明す
る。
【0036】図6にデマルチプレクサ22へ入力される
トランスポートストリームの1例とその中のPAT及び
PMTの内容を示す。また、図7はバッファメモリ23
の内部構成例を示す。そして、図8はこの処理の流れを
示す図である。ここでは、プログラム番号1の放送を選
択したものとして説明する。
【0037】まず図8のステップS1に示すように、フ
ロントエンド21の出力をデマルチプレクサ22を通し
てバッファメモリ23に書き込む。バッファメモリ23
は、図7に示すようにデータ毎に格納エリア23A〜2
3Cが定められているので、それぞれのエリアに書き込
む。
【0038】次にステップS2に示すように、バッファ
メモリ23の付加情報エリア23Cに書き込んだ付加情
報の中からPATを探す。この処理はPIDが0のパケ
ットを探せばよい。図6(2)に示すように、PATに
はプログラム毎のPMTのPID(ここでは、PMT1
のPIDを“cc”、PMT2のPIDを“dd”とし
た)が記述されている。
【0039】そこで、次にPIDが“cc”のパケット
を探す。これによりプログラム番号1に対応するPMT
1を検出することができる。図6(3)に示すように、
PMT1にはプログラム番号1の、MPEGビデオデー
タ、MPEGオーディオデータ、及びECMのPIDが
記述されている。
【0040】したがって、プログラム番号1の放送を見
る場合には、バッファメモリ23のMPEGビデオデー
タエリア23AからPIDが“aa”のパケットを読み
出し、デマルチプレクサ22を通してMPEGビデオデ
コーダ24へ送り、MPEGオーディオデータエリア2
3BからPIDが“ab”のパケットを読み出し、デマ
ルチプレクサ22を通してMPEGオーディオデコーダ
25へ送る。図5に示したように、このときヘッダを除
いたデータだけを送る。また、PIDが“xx”のパケ
ットに記述されているECM情報を用いてスクランブル
をデコードする。
【0041】もしプログラム番号2の放送を見る場合に
は、同様にしてPIDが“dd”のパケットを探す。こ
のパケットには図6(4)に示すように、プログラム番
号2の、ビデオデータ、オーディオデータ、及びECM
のPIDが記述されている。そこで、MPEGビデオデ
ータエリア23AからPIDが“ba”のパケットを読
み出してMPEGビデオデコーダ24へ送り、MPEG
オーディオデータエリア23BからPIDが“bb”の
パケットを読み出してMPEGオーディオデコーダ25
へ送る。また、PIDが“zz”のパケットに記述され
ているECM情報を用いてスクランブルをデコードす
る。
【0042】以上フロントエンド21から入力されたト
ランスポートストリームをデコードする通常の処理につ
いて説明した。図4の受信・復調装置は、さらにデマル
チプレクサ22で分離したMPEGビデオデータ、MP
EGオーディオデータ、及び付加情報をデジタルインタ
フェース31を介して外部の記録再生装置、例えばDV
TRへ出力することができる。また、外部の記録再生装
置が出力したMPEGビデオデータ、MPEGオーディ
オデータ、及び付加情報をデジタルインタフェース31
を介して受信し、デマルチプレクサ22へ送ることがで
きる。次にこれらの処理について説明する。
【0043】まずデマルチプレクサ22の出力をデジタ
ルインタフェース31から外部へ送出する際のマイコン
29の処理について説明する。この処理の大半は前述し
た通常の処理と同じであるため、異なる点についてのみ
説明する。
【0044】MPEGビデオデータ及びMPEGオーデ
ィオデータはパケットヘッダを付けたままデジタルイン
タフェース31へ送る。つまり、マイコン29がバッフ
ァメモリ23から読み出すときに、ヘッダごと読み出
し、デマルチプレクサ22を通してデジタルインタフェ
ース31へ送る。
【0045】PSI及びSIもヘッダを付けたままデジ
タルインタフェース31へ送る。ただし、PATは選択
したプログラム番号のPMTを指定するPIDだけを残
し、他は除去する。例えばプログラム番号1を選択した
場合には、PMT1のPID(図6の場合においては
“cc”)だけを残し、他は除去する。
【0046】このようにしてデジタルインタフェース3
1へ送られたデータは、ここから外部へ送出される。デ
ジタルインタフェース31は、例えばIEEE−139
4に準拠したものである。この場合、データをIEEE
−1394のアイソクロナスパケットに入れて出力す
る。デジタルインタフェース31から出力されたアイソ
クロナスパケットは、外部のDVTRへ送られる。
【0047】図9に前述したアイソクロナスパケットの
フォーマットを示す。タグ(tag)フィールドの2ビ
ットが012 のときに、データフィールドの先頭に2ク
ァドレットのコモンアイソクロナスパケットヘッダー
(以下CIPヘッダーという)を挿入する。デジタルビ
デオ機器やデジタルオーディオ機器等のデジタルオーデ
ィオ・ビデオ信号の実時間データを扱う目的のために、
tagの値を012 とする。図10はタグ=012 の値
をとる場合のCIPヘッダーを示す。また、図11はC
IPヘッダーにおけるFMT(フォーマットタイプ)の
割り付け例を示す。本実施の形態では、FMT=100
0012 でMPEG信号伝送のフォーマットを指定して
いる。そして、図9に示したCIPヘッダー以降のデー
タブロックにMPEGのデータを入れる。
【0048】図1は本発明を適用したDVTRの構成を
示すブロック図である。このDVTRはアナログビデオ
信号を符号化して記録/再生する機能と、外部から入力
されるMPEGのデジタル信号を記録/再生する機能と
を有する。
【0049】まずアナログビデオ信号の記録/再生につ
いて説明する。このDVTRは、アナログビデオ信号の
記録を行うために、ビデオ信号をデジタル化するA/D
コンバータ1と、A/Dコンバータ1の出力に対してD
CT(離散コサイン変換)、量子化、可変長符号化等の
データ圧縮符号化処理を施すデータ圧縮符号化回路2
と、データ圧縮符号化回路2の出力をフレーム化するフ
レーミング回路3とを備えている。
【0050】また、このこのDVTRは、フレーミング
回路3の出力と後述する信号処理マイコン8が作成する
ビデオ補助データ(VAUXデータ)を合成するマルチ
プレクサ4と、マルチプレクサ4の出力に誤り訂正符号
を付加する誤り訂正符号付加回路7と、誤り訂正符号付
加回路7の出力に記録変調処理を施すチャネルエンコー
ダ6とを備えている。
【0051】さらに、このDVTRは、ユーザー操作等
を基にビデオ信号のTVチャンネル、録画日時等の情報
信号の生成等を行うモード処理マイコン7と、モード処
理マイコン7の出力を基にVAUXデータの作成等を行
う信号処理マイコン8とを備えている。ここで、VAU
XデータにはTVチャンネル、録画日時、ビデオテープ
上の録画開始位置(REC START) や録画終了位置(REC
END) 等がある。
【0052】図2に誤り訂正符号付加回路5から出力さ
れるデータの1トラック分のフォーマットを示す。この
図に示すように、ビデオデータ及びVAUXデータは9
0バイトのブロック単位に形成される。そして、このデ
ータはチャネルエンコーダ6において記録変調処理を受
け、記録アンプ(図示せず)により増幅され、磁気ヘッ
ド(図示せず)を用いてビデオテープ(図示せず)に記
録される。なお、実際のDVTRでは、ビデオデータ及
びVAUXデータと共にオーディオデータやサブコード
データ等がトラック上で時分割されて記録される。
【0053】以上アナログのビデオ入力信号を符号化し
て記録することについて説明した。次に、記録されてい
るビデオ信号の再生について説明する。
【0054】このDVTRは、ビデオテープから再生さ
れ、再生アンプ(図示せず)で増幅されたデータの波形
等化やデータクロックの再生等を行う再生回路9と、再
生回路9の出力データに対して記録復調処理を施すチャ
ネルデコーダ10と、チャネルデコーダ10の出力に対
して誤り訂正処理を施す誤り訂正回路11と、誤り訂正
回路11の出力からビデオデータとVAUXデータとを
分離するデマルチプレクサ12と、このビデオデータの
フレームを分解するデフレーミング回路13と、デフレ
ーミング回路13の出力に対して、可変長符号の復号、
逆量子化、逆DCT等の処理を施すデータ圧縮復号化回
路14と、データ圧縮復号化回路14の出力をアナログ
化してアナログビデオ信号に変換するD/Aコンバータ
15とを備えている。なお、デマルチプレクサ12で分
離されたVAUXデータは信号処理マイコン8へ送ら
れ、ここからモード処理マイコン7へ送られる。
【0055】次に、外部から入力される符号化されてい
る信号の記録/再生について説明する。このDVTR
は、デジタルインタフェース16を備えている。このデ
ジタルインタフェース16は、図4の受信・復調装置に
おけるデジタルインタフェース31と同様に構成されて
いる。そして、図4のデジタルインタフェース31との
間でIEEE−1394のパケットの送受信を行う。
【0056】次に、デジタルインタフェース16から入
力されるMPEGデータを記録する動作を説明する。前
述したように,このMPEGデータは、図4の受信・復
調装置のデジタルインタフェース31からアイソクロナ
スパケットに入れて伝送されたものである。
【0057】まず、デジタルインタフェース16におい
てアイソクロナスパケットからMPEGのデータ、すな
わちMPEGビデオデータ、MPEGオーディオデー
タ、及び付加情報が分離される。分離されたデータはス
イッチSW1を通ってマルチプレクサ4へ送られ、ここ
で信号処理マイコン8から出力されたVAUXデータと
多重化され、誤り訂正符号付加回路5により、図2のフ
ォーマットに形成される。つまり、MPEGビデオデー
タ、MPEGオーディオデータ、及び付加情報の全てが
ビデオデータの記録エリアに記録されることになる。誤
り訂正符号付加回路5以後の処理については、前述した
アナログビデオ入力信号の記録時と同じである。
【0058】次に、MPEGデータの再生時の処理につ
いて説明する。再生時の処理も、再生データをデマルチ
プレクサ12へ入力するまでは、前述したビデオ信号の
再生時と同じである。デマルチプレクサ12に入力され
た再生データは、ここでMPEGのデータとVAUXデ
ータとに分離される。MPEGのデータはスイッチSW
2を通ってデジタルインタフェース16へ送られる。ま
た、VAUXデータは信号処理マイコン8へ送られる。
【0059】デジタルインタフェース16では、MPE
Gデータに対して図9及び図10に示したヘッダーを付
加し、アイソクロナスパケットとして外部へ出力する。
このアイソクロナスパケットは受信・復調装置のデジタ
ルインタフェース31へ入力され、ここで元のMPEG
のビデオデータ、MPEGのビデオデータ、及び付加情
報が取り出され、デマルチプレクサ22を通ってバッフ
ァメモリ23に書き込まれる。
【0060】バッファメモリ23に書き込まれたMPE
Gビデオデータ及びMPEGオーディオデータの処理
は、前述した、フロントエンド21から入力されたトラ
ンスポートストリーム中のこれらのデータの処理と同じ
である。一方、バッファメモリ23に書き込まれたPS
I及びSIに対してマイコン29は以下のように処理す
る。
【0061】PATとPMTはそのまま使用する。前述
したように、受信・復調装置から外部のDVTRへデー
タを出力する際に、PATから選択したプログラム番号
のPMTを指定するPIDだけを残し、他は除去してい
るので、ここで外部のDVTRから入力されたデータ中
のPATには入力中のプログラム番号のPMTを指定す
るPIDだけが記述されている。したがって、PATを
見てPMTを探し、そのPMTを見て入力中のプログラ
ムのMPEGビデオデータ及びMPEGオーディオデー
タを読み出すことができる。読み出したMPEGビデオ
データ及びMPEGオーディオデータは、デマルチプレ
クサ22を通ってMPEGビデオデコータ24及びMP
EGオーディオデコータ25へ送られ、以後フロントエ
ンド21からのこれらのデータと同様に処理される。
【0062】EITについては、PAT内に記述されて
いるプログラムのアクチュアル(actual)かつプレゼン
ト(present) の情報のみをデコードし、他は無視す
る。ここで、アクチュアルとは選択したチャンネルのト
ランスポートストリームであることを意味し、プレゼン
トとは選択したプログラムが現在放送中であることを意
味する。
【0063】RSTについては、PAT内に記述されて
いるプログラムに関するもののみをデコードし、他は無
視する。SDTについては、PAT内に記述されている
プログラムのアクチュアルのもののみをデコードし、他
は無視する。
【0064】NITはフロントエンド21における設定
に必要であるが、デマルチプレクサ22においては必要
ないので無視する。BATについても同様に無視する。
【0065】TDTについては、外部のDVTRの再生
信号を入力する際には、再生信号中のTDTは録画時の
時刻を示すものであって、現在の時刻を示すものではな
いため、このTDTは無視する。これにより、内蔵時計
の時刻合わせの際に誤った時間に合わせる事態を避ける
ことができる。
【0066】さらに、外部のDVTRから複数個のプロ
グラムが連続的に入力される場合について説明する。前
述したように、マイコン29はPATを見てPMTを探
し、そのPMTを見て外部のDVTRから入力中のプロ
グラムのMPEGビデオデータ及びMPEGオーディオ
データを読み出す。ところが、外部のDVTRが複数個
のプログラムを連続的に出力している際に、マイコン2
9はプログラムが切り替わった場合には、新たにPAT
を見てPMTを探し、切り替わったプログラムのMPE
Gビデオデータ及びMPEGオーディオデータを読みだ
すことができない。また、MPEGビデオデコーダ24
及びMPEGオーディオデコーダ25においては、復号
化処理に過去のデータを用いているため、プログラムが
切り替わったときには、バッファメモリ24a及び25
a内に残っている切り替え前のプログラムのデータをク
リアしなければ、正しい復号化ができない。
【0067】同様に、SIについても、トランスポート
ストリームの異なるプログラムに切り替わった場合に
は、バッファメモリ23内のSIを書き換えることが必
要となる。
【0068】そこで、本実施の形態では、DVTRが再
生しているプログラムが変化したときに、アイソクロナ
スパケットのヘッダにそれを識別するフラグを設けてい
る。すなわち、図10のFDFのビットb0に不連続フ
ラグを設けている。
【0069】この不連続フラグは、DVTRの再生信号
においてトランスポートストリームが不連続になったと
きに所定の時間(例、1秒間)“H(ハイ)”レベルに
する。具体的には、信号処理マイコン8がデマルチプレ
クサ12から送られてくる再生VAUXデータ中に記録
開始位置(REC START)や記録終了位置(RE
C END)を示すデータを検出したときに、デジタル
インタフェース16に知らせることにより、不連続フラ
グを“H(ハイ)”レベルにする。
【0070】そして、受信・復調装置においては、デジ
タルインタフェース31により、この不連続フラグを検
出すると、マイコン29がバッファメモリ23内のSI
を書き換えると共に、MPEGビデオデコーダ24及び
MPEGオーディオデコーダ25に対して、それぞれの
バッファメモリ24a,25aをクリアする指令を与え
る。
【0071】また、本実施の形態では、DVTRのモー
ドが停止(STOP)から再生(PB)に変化した時に
も、前述した不連続フラグを“H(ハイ)”レベルにす
る。具体的には、モード処理マイコン7がユーザーのP
B操作を検出し、それを信号処理マイコン8へ伝え、信
号処理マイコン8がデジタルインタフェース16に指令
することで実現する。これにより、DVTRがプログラ
ムの途中から再生した場合等においても、受信・復調装
置におけるバッファメモリ24a及び25a内のデータ
のクリアとバッファメモリ23内のSIの書き換えを実
行できるようにしている。
【0072】さらに、本実施の形態では、FDFのビッ
トb1に変速再生フラグを設けている。これは、DVT
Rの動作モードがスロー及びキュー/レビューの時に
“H(ハイ)”レベルにするフラグである。このような
変速再生時には、MPEGのIピクチャーのみが有効デ
ータとなるため、バッファメモリ24aがアンダフロー
し、その結果次のIピクチャーが復号化されるまでMP
EGビデオデコーダ24の出力が途切れてしまう。そこ
で、受信・復調装置では、この変速再生フラグを検出し
た時には、次のIピクチャーが入力されるまで最後に復
号化したIピクチャーをMPEGビデオデコーダ24か
ら出力し続けるように構成している。
【0073】以上説明したフラグを図3に示す。ここ
で、NPはノーマルプレイのデータであり、TPはトリ
ックプレイのデータである。また、NP1→NP2はノ
ーマルプレイのプログラムが変化したことを示す。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、トランスポートストリ
ームをデジタルインタフェースを介して他の機器に伝送
する際に、上記デジタルインタフェースを介して伝送さ
れるべきトランスポートストリームにおいてプログラム
の切り換えが生じることを検出し、該検出結果に応答し
て、上記トランスポートストリームが不連続であること
を示す情報を生成し、上記トランスポートストリームと
共に上記他の機器に伝送することにより、この伝送デー
タを受信・復調装置に入力して復号化する際に、トラン
スポートストリームの不連続時における復号化動作を迅
速に行なえ、ビデオデータ及びオーディオデータの復号
出力が途切れないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したDVTRの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の誤り訂正符号付加回路から出力されるデ
ータの1トラック分のフォーマットを示す図である。
【図3】本発明を適用したDVTRにおけるフラグを示
す図である。
【図4】本発明に係るデジタル信号記録再生装置の出力
を受けるように構成した受信・復調装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】1チャンネル分のトランスポートストリームの
例を示す図である。
【図6】デマルチプレクサへ入力されるトランスポート
ストリームの1例とその中のPAT及びPMTの内容を
示す図である。
【図7】図4におけるバッファメモリ3の内部構成例を
示す図である。
【図8】デマルチプレクサの出力をMPEGビデオデコ
ーダ及びMPEGオーディオデコーダへ送る際のマイコ
ンの処理の流れを示す図である。
【図9】アイソクロナスパケットのフォーマットを示す
図である。
【図10】タグ=012 の値をとる場合のCIPヘッダ
ーを示す図である。
【図11】CIPヘッダーにおけるFMTの割り付け例
を示す図である。
【符号の説明】
5 誤り訂正符号付加回路、 6 チャネルエンコー
ダ、 7 モード処理マイコン、 8 信号処理マイコ
ン、 9 再生回路、 10 チャネルデコーダ、 1
1 誤り訂正回路、 16 デジタルインタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−9215(JP,A) 特開 平9−130354(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/10 H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/08,7/081,7/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポートストリームをデジタルイ
    ンタフェースを介して他の機器に伝送することが可能な
    電子機器において、 上記デジタルインタフェースを介して伝送されるべきト
    ランスポートストリームにおいてプログラムの切り換え
    が生じることを検出する検出手段と、 該検出結果に応答して、上記トランスポートストリーム
    が不連続であることを示す情報を生成する生成手段とを
    備え、 上記生成された情報を上記トランスポートストリームと
    共に、アイソクロナスパケットを用いて、上記他の機器
    に伝送するようにしたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 トランスポートストリームをデジタルイ
    ンタフェースを介して他の機器に伝送することが可能な
    電子機器の信号処理方法であって、 上記デジタルインタフェースを介して伝送されるべきト
    ランスポートストリームにおいてプログラムの切り換え
    が生じることを検出し、 該検出結果に応答して、上記トランスポートストリーム
    が不連続であることを示す情報を生成し、上記トランス
    ポートストリームと共に、アイソクロナスパケットを用
    いて、上記他の機器に伝送するようにしたことを特徴と
    する信号処理方法。
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