JP3816013B2 - 手動鉛筆削り器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は手動鉛筆削り器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の手動鉛筆削り器は、鉛筆の一端を挿入可能な円錘形の鉛筆削り孔を有して、その孔の内面部に刃を露出するように取り付けた構造になっている。
【0003】
そして、従来の手動鉛筆削り器は、その鉛筆削り孔に鉛筆の一端を挿入した状態で、その鉛筆を一方へ何回も回転させることにより、その鉛筆の軸及び芯を先細状に削るようになっているが、その鉛筆を同一方向へ何回も回転させるにはその鉛筆を何度も持ち替えねばならぬという面倒があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、鉛筆を持ち替えて何回も同一方向へ回転させるという面倒な操作が不要で、鉛筆を持ち替えることなく交互に反対方向へ鉛筆を回転させることにより鉛筆を削ることができて使い勝手の良い手動鉛筆削り器の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の手動鉛筆削り器は、鉛筆削り孔の内面部に刃を取り付けて、鉛筆の一端をその孔に挿入して一方へ回転させることにより鉛筆の軸と芯を先細状に削ることができるようにした手動鉛筆削り器において、鉛筆削り孔2を設けるとともにその内面部に刃3を露出させるように取り付けた回転子1をケース4の内部に鉛筆を削るときに鉛筆を回転させる方向へは回転不能に且つ逆方向へは回転自在に設置したことを特徴とする、という構成にしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、図は本発明の一実施例を示したものであって、本発明はこの実施例に限定されるものではない。まず、本発明の手動鉛筆削り器は、ケース4の内部に、図4に示すような回転子1を設置している。この回転子1は、鉛筆の一端を挿入する円錘形の鉛筆削り孔2を有して、その鉛筆削り孔2の内面部に刃3を露出させるように取り付けている。
【0007】
回転子1はケース4に対し、鉛筆を削るときに鉛筆を回転させる方向(以下、順方向という)へは回転不能で、かつ、逆方向へは回転自在に組み付けている。すなわち、回転子1は回転軸部5を有し、その回転軸部5はケース4の内部に設けた軸受部6によって回転自在に支持され、かつ、その回転子1は逆転防止機構によりその回転を一方向にのみ制限されている。なお、軸受部6はケース4の内部に嵌着する支持体9に設けることができる。
【0008】
回転子1の逆転防止機構は自由であり、例えば図示した実施例のように、ラチェットホイールを用いた機構を採用することができる。すなわち、回転子1に歯の付いた車であるツメ車7を一体に取り付けるとともに、ケース4の内部にそのツメ車7が順方向へ回転しようとすると、そのツメ車7の歯と噛み合ってツメ車7の回転を阻止するが、ツメ車7が逆方向へ回転するときは弾性変形してツメ車7の歯と噛み合うことを避けるツメ8をケース4の内部に設置することができる。なお、ツメ8は上記の軸受部6を設ける支持体9に一体に設けることができる。
【0009】
ケース4には、上記の回転子1における鉛筆削り孔2の前方位置に、その鉛筆削り孔2と連通する開口10を設ける。すなわち、この開口10から鉛筆削り孔2に対し鉛筆の一端を挿入できるようにする。なお、ケース4は、図示した実施例のように、分割可能として、そのケース後部4aをケース前部4bから分離して、そのケース後部4a内に溜まった削り屑を排出可能とすることができる。
【0010】
ケース4の開口10から回転子1の鉛筆削り孔2に鉛筆の一端を挿入して、鉛筆を順方向へ回転させると、回転子1は回転が阻止されるので、鉛筆だけが回転して、刃3によってその鉛筆を削ることが可能となる。そして、手を捩れるだけ鉛筆を回転させた状態で一旦停止し、それから、そのまま手を逆方向へ捩って鉛筆を逆方向へ回転させて元の位置まで戻す(この行程では勿論鉛筆を削ることはできない)。このとき、回転子1も鉛筆とともに逆方向へ回転させる。すなわち、鉛筆削り孔2に対し鉛筆が空回りしないようにする。そのためには鉛筆を回転子1に対し固定する必要があるが、その固定手段として、例えば図示した実施例のように、回転子1における鉛筆削り孔2の入口の周囲に、半径方向に弾性変形可能で、鉛筆削り孔2に挿入した鉛筆の外周面に適度な摩擦により接触して鉛筆を挟持可能な複数の円弧状に湾曲したバネ片11,12,13を回転子1と一体に設けることができる。上記のように鉛筆を逆方向へ回転させて元の位置に戻したら、再び鉛筆を順方向へ回転させて鉛筆を削り続けることができる。以後、鉛筆を逆方向と順方向へ交互に繰り返し反復的に回転させれば鉛筆の軸と芯を先細状に削ることができる。そして、この鉛筆削り操作中に鉛筆を持ち替える必要がない。
【0011】
【発明の効果】
本発明の手動鉛筆削り器は上記の通りであり、鉛筆を順方向と逆方向へ交互に繰り返し反復回転させることにより、鉛筆の軸と芯を容易に削ることができるので、従来の手動鉛筆削り器のように鉛筆を回転させて削るときに何回も鉛筆を持ち替える面倒がなく、使い勝手が頗る良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図である。
【図2】図1のX―Y線における横断面図である。
【図3】図1の縦断面図と直交する位置の縦断面図である。
【図4】回転子の斜視図である。
【符号の説明】
1 回転子
2 鉛筆削り孔
3 刃
4 ケース
5 回転軸部
6 軸受部
7 ツメ車
8 ツメ
9 支持体
10 開口
11 バネ片
12 バネ片
13 バネ片
Claims (1)
- 鉛筆削り孔の内面部に刃を取り付けて、鉛筆の一端をその孔に挿入して一方へ回転させることにより鉛筆の軸と芯を先細状に削ることができるようにした手動鉛筆削り器において、鉛筆削り孔2を設けるとともにその内面部に刃3を露出させるように取り付けた回転子1を、ケース4の内部に鉛筆を削るときに鉛筆を回転させる方向へは回転不能に且つ逆方向へは回転自在であって鉛筆と共に回転するように設置したことを特徴とする手動鉛筆削り器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053527A JP3816013B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 手動鉛筆削り器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053527A JP3816013B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 手動鉛筆削り器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003251996A JP2003251996A (ja) | 2003-09-09 |
JP3816013B2 true JP3816013B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=28664934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002053527A Expired - Fee Related JP3816013B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 手動鉛筆削り器 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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2002
- 2002-02-28 JP JP2002053527A patent/JP3816013B2/ja not_active Expired - Fee Related
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