JP3815223B2 - ビデオカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラによって映像を撮影して磁気テープに記録するビデオカメラに係り、特に、磁気テープに記録した映像をすばやく検索することができるビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気テープを用いて情報を記録再生する磁気記録再生装置においては、記録した情報(番組)の検索を容易にするための種々の提案がなされている。一例として、特開平7−57440号公報には、着脱自在のICメモリカードを用いてテープカセットの検索情報を記録することが記載されている。カメラによって映像を撮影して磁気テープに記録し再生するビデオカメラにおいても、この種の検索方法を採用することにより、磁気テープに記録した映像の検索を容易に行うことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ビデオカメラにおいて、着脱自在のICメモリカードに、磁気テープに記録した映像の検索情報を記録するよう構成した場合、メモリカードの容量は限られていることから、メモリカードを交換した場合に、メモリカードと検索情報とをどのように対応付けるかが問題となる。
【0004】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、メモリカードを交換した場合でも、メモリカードと磁気テープの検索情報とを対応させることができ、磁気テープに記録した映像をすばやく検索することができるビデオカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、被写体像を撮影するカメラ部(1〜3)と、このカメラ部によって撮影した被写体像をテープカセットに収納された磁気テープ(11)に動画として記録し再生するデッキ部(7〜10)と、前記カメラ部によって撮影した被写体像を着脱自在のメモリカード(16)に静止画または動画として記録し再生するカード記録再生部(12〜15)とを備えたビデオカメラにおいて、前記デッキ部に、前記カード記録再生部に装填される個々のメモリカードの固有番号であるカードIDを前記磁気テープに記録し再生するカードID記録再生手段と、前記個々のメモリカード毎に対し、前記デッキ部に装填される個々のテープカセット毎に割り付けられたテープIDを前記磁気テープに記録し再生するテープID記録再生手段とを設け、前記カード記録再生部に、前記メモリカードに前記テープID毎のフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記デッキ部によって動画を記録する際の記録開始時の映像を検索用のサムネイル画像として前記フォルダ内に記録し再生するサムネイル画像記録再生手段と、前記記録開始時の前記磁気テープの位置情報を前記サムネイル画像に対応させて記録し再生するテープ位置情報記録再生手段とを設け、さらに、前記メモリカードにおける前記デッキ部に装填されたテープカセットのテープIDに対応したフォルダより1または複数のサムネイル画像を表示させるサムネイル画像表示制御手段(4,5,17,18)と、前記1または複数のサムネイル画像の1つを選択する選択手段(6)と、前記選択手段によって選択されたサムネイル画像に対応した前記磁気テープの位置情報を基にして、前記磁気テープを頭出しする頭出し制御手段(5,8)とを設けて構成したことを特徴とするビデオカメラを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のビデオカメラについて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のビデオカメラの一実施例を示すブロック図、図2は本発明のビデオカメラの一実施例を示す部分ブロック図、図3〜図5は本発明のビデオカメラの動作を説明するための図である。
【0007】
<動画記録再生動作>
まず、図1を用いて、カメラにて撮影した動画像を磁気テープに記録したり、磁気テープに記録した動画像を再生する記録再生動作について説明する。なお、図1において、白抜き矢印は映像信号の流れを示しており、実線の矢印は制御信号の流れを示している。図1では、音声信号の流れについては図示を省略している。レンズ1から入来した被写体像は、電荷結合素子(CCD)2に結像する。CCD2より出力された撮影画像はA/D変換器3によってデジタル信号に変換され、画像処理DSP4に入力される。DSPは、デジタルシグナルプロセッサの略称である。レンズ1〜A/D変換器3は、カメラ部CMを構成している。
【0008】
操作部6によって動画記録(録画)の指示がなされると、その指示信号は中央処理マイコン5に入力される。中央処理マイコン5は、ビデオカメラ全体を制御する制御部である。中央処理マイコン5は、画像処理DSP4及びデッキ制御マイコン8に動画記録の指示がなされたことを示す制御信号を供給する。デッキ制御マイコン8は、磁気テープ11への情報の記録再生を行うデッキ部DKを制御する制御部である。
【0009】
画像処理DSP4は、A/D変換器3より入力されたデジタル信号を、輝度(Y)信号及び色差(R−Y,B−Y)信号に変換すると共に、AGC(自動ゲイン制御),ガンマ補正,セットアップ等の各種の信号処理を施して、DV信号処理DSP7に入力する。本実施例では、DV規格に基づいたビデオカメラを例にしているが、これに限定されるものではない。DV信号処理DSP7は、入力された信号に圧縮処理やシャフリング処理等を施すと共に、トラッキング情報,サブコードエリアの情報,オーディオ記録形式の情報,タイムコード,日時情報等の各種の制御データを加え、DVフォーマット信号としてプレレコーディングアンプ9に入力する。
【0010】
プレレコーディングアンプ9は、入力された信号をNRZI変調して複数個のヘッド10に供給する。ヘッド10は、図示していない回転ドラムに搭載されたものであり、ここでは簡略化のため、ヘッド10を1つしか図示していない。ヘッド10に供給された信号は、回転ドラムに巻き付けられた磁気テープ11上に、トラック11aとして順次記録される。DV信号処理DSP7〜ヘッド10は、デッキ部DKを構成している。
【0011】
一方、操作部6によって、磁気テープ11に記録された情報の再生の指示がなされると、ヘッド10からの信号はプレレコーディングアンプ9で増幅されてDV信号処理DSP7に入力される。DV信号処理DSP7は、入力された信号に伸長処理やデシャフリング処理等を施して画像処理DSP4に供給すると共に、上記の各種の制御データをデッキ制御マイコン8に供給する。画像処理DSP4は、Y信号及びR−Y,B−Y信号をY信号と色(C)信号のコンポーネント信号あるいはコンポジット信号に変換して、D/A変換器17に入力する。
【0012】
D/A変換器17は、入力信号をアナログ信号に変換し、AV出力部18は、映像信号及び音声信号を出力する。デッキ制御マイコン8に入力された制御データは、中央処理マイコン5に入力される。制御データの内、タイムコードや日時情報等は表示情報として画像処理DSP4に入力され、映像信号に重畳される。
【0013】
<静止画記録再生動作>
本発明のビデオカメラにおいては、操作部6によって動画記録の指示がなされた際、撮影した初期画像(記録開始時の映像)を静止画としてメモリカード16に記録するようにしている。前述のように、操作部6より動画記録の指示信号が中央処理マイコン5に入力されると、中央処理マイコン5は、静止画記録再生制御マイコン14に静止画記録を行うよう制御信号を供給する。静止画記録再生制御マイコン14は、メモリカード16への静止画の記録再生を行う静止画記録再生部SCを制御する制御部である。
【0014】
画像処理DSP4で生成したY信号及びR−Y,B−Y信号は、静止画DSP12に入力される。静止画DSP12に入力された映像信号は一旦SDRAM13に蓄えられ、静止画DSP12は、SDRAM13からの映像信号にJPEG圧縮処理を施し、R,G,B信号として静止画記録再生制御マイコン14に供給する。静止画記録再生制御マイコン14は、インタフェース(I/F)部15を介して、メモリカード16にJPEGの静止画ファイルを書き込む。静止画DSP12〜I/F部15は、静止画記録再生部SCを構成している。
【0015】
一方、操作部6によって、メモリカード16に記録された静止画の再生の指示がなされると、静止画ファイルは、I/F部15及び静止画記録再生制御マイコン14を介して静止画DSP12に入力される。静止画DSP12に入力された静止画は一旦SDRAM13に蓄えられ、静止画DSP12は、SDRAM13からの静止画にJPEG伸長処理を施し、画像処理DSP4に入力する。画像処理DSP4は、静止画のY,C信号をD/A変換器17に入力する。D/A変換器17は、入力信号をアナログ信号に変換し、AV出力部18は、静止画の映像信号を出力する。
【0016】
静止画の画像サイズや日時情報等の各種の制御データは、静止画DSP12から静止画記録再生制御マイコン14へと戻される。静止画記録再生制御マイコン14に入力された制御データは、中央処理マイコン5に入力される。制御データの内、日時情報等は表示情報として画像処理DSP4に入力され、映像信号に重畳される。以上の静止画は、後に詳述するように、メモリカード16に記録した静止画を磁気テープ11に記録した映像を検索するためのサムネイル画像として用いる場合に再生される。
【0017】
ところで、近年、ビデオカメラにおいては、メモリカードを搭載し、そのメモリカードに静止画(もしくは圧縮した動画)を記録してデジタルスチルカメラとして用いることが一般的となっている。本実施例では、磁気テープ11に記録した映像を検索するためのサムネイル画像としての静止画を記録するメモリカード16を、検索用サムネイル画像を記録するため専用として用いている。通常の静止画を記録するメモリカードも搭載する場合には、メモリカードの挿入口を2つ設け、図2に示すように、メモリカード16を検索用サムネイル画像の記録専用として用い、メモリカード16′を通常の静止画記録用として用いる。
【0018】
静止画記録再生制御マイコン14は、上記のように、撮影した動画の初期画像を静止画としてI/F部15を介してメモリカード16に記録する。ビデオカメラをデジタルスチルカメラとして用いるため、通常の静止画を記録する場合には、通常の静止画を、I/F部15′を介してメモリカード16′に記録する。
【0019】
<磁気テープ検索情報記録動作>
本発明のビデオカメラにおいては、テープカセット毎にテープIDとテープ番号を割り付け、メモリカード16にテープID毎にフォルダを作成し、上述したサムネイル画像としての静止画をそのフォルダ内に記録する。また、磁気テープ11には、テープIDと、メモリカード16の固有番号(カードID)を記録する。マルチメディアカード等のメモリカードは製造番号を有しており、その製造番号は読み出し可能である。本実施例では、メモリカード16のカードIDとして製造番号の少なくとも一部を用いる。本実施例では、好ましい実施形態として、製造番号の下4桁をそのまま用いる。下4桁程度を用いれば、IDとして十分である。
【0020】
電源投入時、中央処理マイコン5(静止画記録再生制御マイコン14)は、メモリカード16から使用済みの最大テープIDと使用済み最大テープ番号とカードIDを読み出す。テープカセットが装填されたら、中央処理マイコン5(デッキ制御マイコン8)は、磁気テープ11を少し巻き戻し、磁気テープ11に書き込まれているテープIDとカードIDを読み取る。テープIDまたはカードIDが読み取れなかった場合には、新規のテープカセットであると判断して、最大テープID+1をそのテープカセットのテープIDとして割り付ける。そして、中央処理マイコン5(静止画記録再生制御マイコン14)は、メモリカード16にそのテープIDのフォルダを作成する。
【0021】
図3では、一例として、フォルダ16F1,16F2を作成した例を示している。フォルダ16F1はテープID0001のフォルダであり、フォルダ16F2はテープID0002のフォルダである。ここでは、それぞれのフォルダ16F1,16F2内に、サムネイル画像TNを記録した状態を示している。これについては、後述する。なお、テープIDは、個々のメモリカード16毎(カードID毎)に対し、個々のテープカセット毎に割り付けられたものである。よって、カードAに対する1番,2番,3番…、カードBに対する1番,2番,3番…の如くである。1つのテープカセットに対し、複数のメモリカード16のカードIDとテープIDが記録されることがあり得る。
【0022】
また、メモリカード16には、テープIDとテープ番号とを対応させたテーブル16Tが書き込まれている。磁気テープ11より読み取ったカードIDとメモリカード16から読み取ったカードIDとが一致したら、中央処理マイコン5は、磁気テープ11より読み取ったテープIDに対応するテープ番号をテーブル16Tより読み出す。新規のテープカセットであれば、最大テープ番号+1をそのテープカセットのテープ番号として割り付け、テーブル16Tに書き込む。図3の例では、テープID0010のテープ番号が2であり、テープID0002のテープ番号と同じとなっている。この理由については後述する。
【0023】
上述のように、操作部6によって動画記録の指示がなされたら、撮影開始時の画像より、例えば水平160画素×垂直120画素程度のサムネイル画像TNを生成する。磁気テープ11のテープIDが0001であるとすると、静止画記録再生制御マイコン14は、図3に示すように、そのテープID0001のフォルダ16F1内にサムネイル画像TNを書き込む。デッキ制御マイコン8が管理する磁気テープ11の位置情報(タイムコード)は、中央処理マイコン5を介して静止画記録再生制御マイコン14へと入力され、撮影開始時のタイムコードTCは、サムネイル画像TNと対応付けて書き込まれる。なお、磁気テープ11のトラック11aにおけるサブコードエリア11a1には、テープIDとカードIDが継続的に(例えば全トラックに)書き込まれる。
【0024】
以上のタイムコードTCを付加したサムネイル画像TNの記録は、録画を開始する毎に行われる。なお、録画の開始時とは、カメラ部CMからの映像を入力した状態で、録画を一時的に停止させた録画待機の状態から録画を開始する場合であってもよく、カメラ部CMからの映像を遮断し、録画を完全に停止させた録画停止の状態から録画を開始する場合であってもよい。なお、前者は、サムネイル画像TNがかなり多く生成されることになるので、後者の方が好ましいと言える。メモリカード16を8Mバイトとし、1枚のサムネイル画像TNを2kバイトとすると、4000シーン程度の管理が可能となる。1つのテープカセットで20シーンを記録したとすると、200本程度の管理が可能となる。
【0025】
ここで、複数のテープIDに対して同一のテープ番号が付与されている理由について説明する。上記のように、テープIDまたはカードIDが読み取れなかった場合には、新規のテープカセットであると判断して、新たなテープIDが付与される。例えば、使用済みのテープカセットでも、録画を終了させた直後から新たな録画を開始しない場合には、新規のテープカセットであると判断される可能性がある。この場合、そのテープカセットの磁気テープ11には、新たにテープIDが割り付けられ、そのテープIDに対応して新たにテープ番号が割り付けられる。この状態では、1つのテープカセットに2つのテープIDとテープ番号が存在することとなる。
【0026】
例えば、そのテープカセットの磁気テープ11を再生した際、1つのテープカセットに複数のテープIDが存在することが判明した場合には、中央処理マイコン5(静止画記録再生制御マイコン14)は、1つのテープIDのフォルダに他のテープIDのフォルダのサムネイル画像TNを移動させる。図4において、テープID0002のフォルダ16F2と、テープID0010のフォルダ16F10とは、同一のテープカセットの磁気テープ11に対して生成されたものとする。静止画記録再生制御マイコン14は、例えば、テープID0010のフォルダ16F10内のサムネイル画像TNを、テープID0002のフォルダ16F2へと移動させる。
【0027】
そして、テーブル16TにおけるテープID0010のテープ番号を2に書き換え、テープ番号2に対するテープID0002とテープID0010とをリンクさせる。本実施例では、記録日時の早いテープIDの小さい方のフォルダ16F2にフォルダ16F10内のサムネイル画像TNを集約させているが、これに限定されるものではない。このようにすると、無駄なフォルダをなくすことができ、検索の際の制御も容易となる。
【0028】
<テープ頭出し動作>
上記のように、テープカセットが装填されたら、中央処理マイコン5(デッキ制御マイコン8)は、磁気テープ11を少し巻き戻し、磁気テープ11に書き込まれているテープIDとカードIDを読み取る。これにより、装填されたテープカセットのテープIDが判明する。メモリカード16のカードIDと磁気テープ11より読み取ったカードIDとが一致すれば、テープIDに対応したフォルダから検索用のサムネイル画像TNを読み出すことができる。
【0029】
操作部6における検索を指示するスイッチの操作に応じて、テープIDに対応したフォルダから検索用のサムネイル画像TNを1または複数(例えば6つ程度)読み出す。例えば、テープIDが0001であるとすると、AV出力部18からは図5に示すようなサムネイル画像TNが番号と共に出力される。なお、サムネイル画像TNに付した番号はサムネイル画像TNを選択するために便宜上設けたものである。初期状態のカーソル(番号に網掛けにて表示)は、1番目のサムネイル画像TNに位置している。検索用のサムネイル画像TNがさらに多く記憶されている場合には、ページ送りにより順次サムネイル画像TNを表示させればよい。
【0030】
頭出ししたいサムネイル画像TNにカーソルを移動させ、スイッチを押す等して、頭出しするサムネイル画像TNを決定する。静止画記録再生制御マイコン14は、選択されたサムネイル画像TNに付加されたタイムコードTCを読み出す。読み出されたタイムコードTCは、中央処理マイコン5に入力され、磁気テープ11の現在位置と比較される。中央処理マイコン5は、頭出しするテープ位置が現在位置より前であれば巻き戻し、現在位置より後であれば早送りするよう、デッキ制御マイコン8に制御信号を供給する。これにより、選択されたサムネイル画像TNに対応した動画が再生される。
【0031】
なお、画像処理DSP4,中央処理マイコン5,D/A変換器17,AV出力部18は、サムネイル画像表示制御手段を構成している。操作部6は、1または複数のサムネイル画像TNの1つを選択する選択手段を構成している。中央処理マイコン5,デッキ制御マイコン8は、磁気テープ11を頭出しする頭出し制御手段を構成している。
【0032】
本実施例では、サムネイル画像TNを静止画としたが、動画であってもよい。静止画記録再生部SCは、複数の静止画を順次切り換えることにより、動画を記録再生することができる。サムネイル画像TNとしての動画は、撮影開始時の画像の一部でよい。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のビデオカメラは、デッキ部に、カード記録再生部に装填される個々のメモリカードの固有番号であるカードIDを磁気テープに記録し再生するカードID記録再生手段と、個々のメモリカード毎に対し、デッキ部に装填される個々のテープカセット毎に割り付けられたテープIDを磁気テープに記録し再生するテープID記録再生手段とを設け、カード記録再生部に、メモリカードにテープID毎のフォルダを作成するフォルダ作成手段と、デッキ部によって動画を記録する際の記録開始時の映像を検索用のサムネイル画像としてフォルダ内に記録し再生するサムネイル画像記録再生手段と、記録開始時の磁気テープの位置情報をサムネイル画像に対応させて記録し再生するテープ位置情報記録再生手段とを設け、さらに、メモリカードにおけるデッキ部に装填されたテープカセットのテープIDに対応したフォルダより1または複数のサムネイル画像を表示させるサムネイル画像表示制御手段と、1または複数のサムネイル画像の1つを選択する選択手段と、選択手段によって選択されたサムネイル画像に対応した磁気テープの位置情報を基にして、磁気テープを頭出しする頭出し制御手段とを設けて構成したので、メモリカードを交換した場合でも、メモリカードと磁気テープの検索情報とを対応させることができ、磁気テープに記録した映像をすばやく検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す部分ブロック図である。
【図3】本発明の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 レンズ
2 電荷結合素子
3 A/D変換器
4 画像処理DSP
5 中央処理マイコン
6 操作部
7 DV信号処理DSP
8 デッキ制御マイコン
9 プレレコーディングアンプ
10 ヘッド
11 磁気テープ
12 静止画DSP
13 SDRAM
14 静止画記録再生制御マイコン
15 インタフェース部
16 メモリカード
17 D/A変換器
18 AV出力部
CM カメラ部
DK デッキ部
SC 静止画記録再生部(カード記録再生部)
Claims (2)
- 被写体像を撮影するカメラ部と、このカメラ部によって撮影した被写体像をテープカセットに収納された磁気テープに動画として記録し再生するデッキ部と、前記カメラ部によって撮影した被写体像を着脱自在のメモリカードに静止画または動画として記録し再生するカード記録再生部とを備えたビデオカメラにおいて、
前記デッキ部に、前記カード記録再生部に装填される個々のメモリカードの固有番号であるカードIDを前記磁気テープに記録し再生するカードID記録再生手段と、前記個々のメモリカード毎に対し、前記デッキ部に装填される個々のテープカセット毎に割り付けられたテープIDを前記磁気テープに記録し再生するテープID記録再生手段とを設け、
前記カード記録再生部に、前記メモリカードに前記テープID毎のフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記デッキ部によって動画を記録する際の記録開始時の映像を検索用のサムネイル画像として前記フォルダ内に記録し再生するサムネイル画像記録再生手段と、前記記録開始時の前記磁気テープの位置情報を前記サムネイル画像に対応させて記録し再生するテープ位置情報記録再生手段とを設け、
さらに、前記メモリカードにおける前記デッキ部に装填されたテープカセットのテープIDに対応したフォルダより1または複数のサムネイル画像を表示させるサムネイル画像表示制御手段と、
前記1または複数のサムネイル画像の1つを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたサムネイル画像に対応した前記磁気テープの位置情報を基にして、前記磁気テープを頭出しする頭出し制御手段とを設けて構成したことを特徴とするビデオカメラ。 - 前記カードIDは、前記メモリカードの製造番号の少なくとも一部であることを特徴とする請求項1記載のビデオカメラ。
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