JP3814023B2 - コンテナボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の回収資源物や産業廃棄物、或いは様々な産業における原料や副生物などの貯蔵や運搬、積み替えなどに用いるのに適したコンテナボックスに関するものである。
【0002】
【従来技術】
この種のコンテナボックスとして、本出願人は、先に、特開平6−127605号公報において、内容物の貯蔵、運搬、積み降ろしが、簡単に行えるコンテナボックスを開示した。これは、図6に示すように、箱体100の底部に、落下開口を設け、この開口に一対の扉106を枢支し、該箱体の脚部105によって扉106を挟む位置に、一対のガイドレール109を支持し、このガイドレールにシャフト111付の転輪を一対並設して係合せしめるとともに、該シャフトに設けた転動体112を扉の下側に当接して支持する。
【0003】
更に、ガイドレールの両端付近に、シャフト111と平行にスプロケット軸114a,bを支持し、該スプロケット軸の両端に設けたスプロケットの上側を一方のシャフトに、下側を他方のシャフトに、夫々結合した構成を有している。このような構成によって、廃棄物等を収納したコンテナボックスを、クレーンやフォークリフトなどで吊り下げて、トラックなどの荷台の上方位置まで運んでから、箱体の底面を開放して、収納物を荷台上に落下させて積載するように、使用するものである。
【0004】
このような従来のコンテナボックスは、箱体の底面が下方に開いて、その直下に、収納物を落下させるように構成されている。従って、コンテナボックスの移動に当たっては、箱体に設けたフックに吊り紐を掛け、これをクレーンやフォークリフトによって、この吊り紐を吊り上げて、荷台の上方に移動させるようになっている。このため、コンテナボックスの下方には、箱体の底面が回動して開くための、回動空間を確保しておく必要があり、その分だけ、コンテナボックスを高く保持しなければならず、又、フォークリフトのフォークを下側に挿入して高く支持することができない。
【0005】
更に、トラック等の荷台との間に、塀などの構築物や各種の装置や荷物、或いは植え込みなどの障害物があれば、コンテナボックスが、その上方を通過してトラック荷台の上方に至るためには、コンテナボックスをかなりの高さに吊り下げ保持して、移動せざるを得ず、通常サイズのフォークリフトでは、役に立たない欠点があった。一方、クレーン車などは、小回りがきかないため、フォークリフトに比べてはるかに機動性がおとり、コンテナボックスの利点を発揮させ得ないおそれがある。
【0006】
【解決すべき課題】
本発明の第1の目的は、収納物を横方向に排出することにより、荷台などの真上まで移動させる必要のないコンテナボックスを開示することにある。
【0007】
本発明の第2の目的は、底部付近をフォークリフトによって支持して移動できることにより、従来よりも、高く支持して運搬できるコンテナボックスを開示することにある。
【0008】
【課題の解決手段】
本発明の第1の要旨は、箱体の内部底面の一半を前記箱体の第1側壁の下端縁から下降する固定斜面とし、該斜面の下端縁に近接し該下端縁に平行な回動中心を有し所定角度だけ上下に回動可能な可動底板により、前記箱体の底面の他の一半を形成し、前記第1側壁と対向する第3側壁の全部若しくは下半部を、上端縁を回動中心として揺動自在に垂設して成る揺動壁となし、箱体の第2側壁と該第2側壁に対向する第4側壁とに沿って、前記可動底板を挟む位置の付近に一対のガイドレールを設け、該ガイドレールにシャフトにより相互に連結された一対の転輪を係合せしめると共に、該シャフト若しくは該シャフトに設けた転動体を、前記可動底板に下側から当接することにより、該可動底板を上限位置に支持して、該上限位置にある可動底板の自由端縁に前記揺動壁の下端縁付近を揺動壁が外側に開かないように係止し、前記一対のガイドレールの両端付近に夫々巻掛け伝動輪を設けて巻掛け伝動条体を巻回すると共に、可動底板を挟んで互いに対向する一対の巻掛け伝動輪のうち何れか一方の対を前記シャフトと平行な巻掛け伝動軸で連結して一体回転駆動可能に支持し、前記巻掛け伝動条体を前記シャフトに結合し、箱体内の内容物を取り出す際、前記巻掛け伝動軸を回転駆動して、巻掛け伝動条体を介して前記シャフトを前記固定斜面の下側へ向けて、シャフト若しくはシャフトに設けた転動体が可動底板の裏面から逸脱する位置まで移動させることにより、前記可動底板が前記回動中心を中心として下方に回動され、これにより可動底板の自由端縁と前記揺動壁の下端縁付近の係止が外れ、前記揺動壁が内容物に押され上端縁を中心として外側に開いて内容物が側方に落下可能となることを特徴とするコンテナボックスにある。
【0009】
上記第一要旨に係るコンテナボックスは、可動底板と揺動壁とを係合させて箱体容器を形成し、適宜な場所に置いて、貯蔵ボックス或いはごみ箱や回収ボックスとして利用し、箱体内に穀物や空き缶、土砂などが一杯になったら、これを目的場所に移動し、巻掛け伝動軸を回転駆動すると、転動輪がガイドレール上を移動する。すると、巻掛け伝動条体に連結するシャフトも移動し、該シャフトに設けられた転動体が可動底板を支持しつつ固定斜面の下側に向けて転動し、可動底板の裏面から逸脱する位置に至る。そのとき、可動底板は、転動体による支持を失うので、それ自体の重量により下方に所定角度だけ回動して斜面を形成する。
【0010】
可動底板によって形成される斜面は、固定斜面の勾配と等しいか、若しくは、それよりも、急勾配をなすように、設定することが望ましい。可動底板が下方に回動すると同時に、揺動壁の下端は可動底板の自由端との係合状態から離脱するので、内容物の重量に押されて、外側に開く。かくして、箱体内の収容物は、固定斜面と可動底板による斜面に沿って揺動壁側へと横方向に落下する。コンテナボックスの移動手段は、クレーンやフォークリフトなどが利用できる。ただし、内容物は、箱体の真下に落下することはないので、フォークリフトのフォークを箱体を下側から支持しても何ら不都合はない。これによって、フォークの高さが同一であっても、従来のコンテナボックスを吊支して移動する場合に比して、少なくとも、箱体の背丈に相当する分だけ、高く支持できることになる。
【0011】
駆動軸の回転は、駆動軸の軸端に、一端において着脱自在なレバーハンドルにより、簡単に回すことができる。特に、レバーハンドルを駆動軸にラチェットを介して結合して、ラチェットの爪を切り替えて、ハンドルの逆転が防止できるようにしておくことが、安全上望ましい。揺動壁の下端縁と可動底板の自由端縁との係合手段としては、可動底板の下降動作によって、揺動壁が係合状態から離脱するような構成が望ましく、両者の何れかから上下方向に突出する突起とこれに遊嵌する孔やリングなどのように、揺動壁が外側に回動するのを可動底板側が阻止でき、且つ、可動底板の下方への回動により、容易に係止状態が解除できればよい。勿論、作業の都度、人手によって、公知の手動締結手段を操作し、係脱してもよい。
【0012】
本発明の第2の要旨は、箱体の底面を、該箱体の第1側壁の下端縁に近接し該下端縁に平行な回動中心を有し所定角度だけ上下に回動可能でその下限位置において斜面をなす可動底板により形成し、前記第1側壁と対向する第3側壁の全部若しくは下半部を、上端縁を回動中心として揺動自在に垂設して成る揺動壁となし、箱体の第2側壁と該第2側壁に対向する第4側壁に沿って、前記可動底板を挟む位置付近に、前記第1側壁側の端部が該第1側壁より外側に突出するように一対のガイドレールを設け、該ガイドレールにシャフトにより相互に連結された一対の転輪を係合せしめると共に、該シャフト若しくは該シャフトに設けた転動体を、前記可動底板に下側から当接することにより、該可動底板を上限位置に支持して、該上限位置にある可動底板の自由端縁に前記揺動壁の下端縁付近を揺動壁が外側に開かないように係止し、前記一対のガイドレールの両端付近に夫々巻掛け伝動輪を設けて巻掛け伝動条体を巻回すると共に、可動底板を挟んで互いに対向する一対の巻掛け伝動輪のうち何れか一方の対を前記シャフトと平行な巻掛け伝動軸で連結して一体回転駆動可能に支持し、前記巻掛け伝動条体を前記シャフトに結合し、箱体内の内容物を取り出す際、前記巻掛け伝動軸を回転駆動して、巻掛け伝動条体を介して前記シャフトを前記第1側壁の外方へ、可動底板の下降動作を邪魔しない位置まで移動させることにより、前記可動底板が前記回動中心を中心として下方に回動され、これにより可動底板の自由端縁と前記揺動壁の下端縁付近の係止が外れ、前記揺動壁が内容物に押され上端縁を中心として外側に開いて内容物が側方に落下可能となることを特徴とするコンテナボックスにある。
【0013】
前記第一要旨に係るコンテナボックスの場合には、可動底板が、箱体の底面の一部分をなしていたのに対して、上記第二要旨に係るコンテナボックスは、箱体の底面全体が、可動底板によって構成されている点にある。他の構成は、基本的に同じである。但し、可動底板を下側から支持して、箱体内部を閉じた状態に保持する手段として、可動底板平面に直接転動体を接触させて支持する場合は、転動体が、可動底板の下降動作を邪魔しない位置まで、移動しない限り、可動底板は開かない。可動底板が箱体の底面全体をなしている場合は、前記一対のガイドレールの第1側壁側の端部を該第1側壁より外側に突出する位置に設けて、シャフトが、箱体の第1側壁の外側に逸脱することができるようすれば、転動体は、可動底板の底面から逸脱できる。
【0014】
可動底板の下面に、例えば、直方形ブロックや該ブロックの一端付近に斜面を設けたもの等から成る段差形成体を下方に向けて突設し、転動体が、該段差形成体を介して可動底板を支持するように構成し、可動底板の枢支部付近において、段差形成体から離脱するように構成し、更に、可動底板面と段差形成体の転動体接触面との距離(段差)が、転動体の直径より、遥かに大きくなるように設定して置けば、前述のように、一側のガイドレールを第3側壁より突出して設ける必要は必ずしも無い。
【0015】
第一及び第二要旨に係るコンテナボックスは、共に、箱体周縁部に設けたフックにより、ワイヤー等の吊り紐で、吊支して移動させる場合でも、内容部を落下させるべき位置の真上までもって行く必要が無いこと、及び、下方への可動底板の回動距離は、従来のものに比べて短いので、例えば、フォークリフトを使って、高い塀越しに、道路に止めたトラックの荷台に内容物を移動させる事ができ、又、より低い位置で内容物を放出できる。更に、箱体底板の下方に、フォークリフトのフォーク挿入用間隙を設けて置けば、箱体重心が、収容物により、著しく偏っていても、フォークリフトによって、極めて安全に運搬ができ、吊支する場合に比べて、高い位置に支持して移動できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例であるコンテナボックスの一部破砕斜視図である。箱体1は、その側面が、山形鋼材からなるコーナー連結部材2、2、…によって、4枚の鋼板の縦方向の縁辺を結合して成る、第1側壁7、第2側壁10、第3側壁(8,9)、第4側壁11によって、構成されている。この連結部材2、…の下端は、箱体1を支持する脚部2aをなしている。2bは箱体をワイヤー等で吊支するためのフックである。又、箱体1の底面は、第1側壁7の下端7aから、一体的に、第3側壁側に一定の下り勾配をなして延設された固定斜面3と、該固定斜面3の下端縁3aに蝶番4、4、…を介して、一側の縁辺5aが固着し、他側の端縁が自由端縁5bとして、該蝶番4、…を回動中心に、所定の角度だけ揺動自在な可動底板5によって、構成されている。
【0017】
第3側壁(8,9)は、その上半部がコーナー連結部材2、…によって固定されている固定壁8と、該固定壁8の下端縁8aに、上端縁が蝶番12、12、…を介して揺動自在に垂設された揺動壁9とによって、構成されている。この揺動壁9の下端縁9aの左右両端付近には、箱体内側に向かって若干傾斜する斜め下方に棒状のロックバー9bが突設されており、可動底板5を上限位置(可動底板5の自由端縁5bが揺動壁の下端縁9aに当接する位置)に回動したとき、可動底板5の自由端縁5bの両端付近に穿設された係止孔5c、5cが、前記ロックバーに遊嵌することにより、揺動壁9は固定される。
【0018】
このような箱体1の第2側壁10と第4側壁11の直下に、一対のガイドレール18、18が、可動底板5の下方の両側に、互いに平行に設けられており、夫々の両端は、コーナー連結部材2、2、…の下端よりやや上に固定されている。13、13は、両ガイドレールの下側に両端が固着する横桟で、揺動壁9に近い側に設けられた横桟は、可動底板の回動域の下限を規定する。該横桟13、13に直交するように、フォークリフトのフォークを挿入可能な一対の角パイプが、所定の間隔で、横桟の下側に固設されて、フォーク挿入部14、14を形成している。
【0019】
ガイドレール18、18の両端付近上部には、夫々一対のスプロケット15a、15bが、コーナー連結部材2、…下端の脚部2aに固設した軸受部19、19、…により、回動自在に支持されている。第1側壁側のスプロケット15a、15aは、巻掛け伝動軸としての、スプロケット駆動軸16により、互いに同期して一体回転するように、連結されている。対応する一対のスプロケット15a,b間には、無端チェーン17、17が、巻回されている。従って、互いに独立のスプロケット15b、15bも、同期して回転することになる。一方、ガイドレール18、18には、一対の転輪20、20が、転動自在に係合せしめられており、両転輪20、20は、スプロケット駆動軸と平行なシャフト21の両端に、回動自在に支持されている。
【0020】
シャフト21には、前記無端チェーン17、17の上下の何れか一側が固定されており、スプロケット駆動軸を回すことにより、シャフト21は、チェーンによって引かれて、ガイドレール18、18に沿って、平行に往復移動せしめることができる。このシャフトには、複数(図3では3個)の転動体22、22、…が、シャフト21に対して、回動自在に設けられている。この転動体22、…は、可動底板5の対応部に突設された方形ブロック状の段差形成体25の水平下面25aに、当接することにより、可動底板5を、回動域の上限位置に、支持している。
【0021】
夫々の段差形成体25の回動中心(蝶番4)側の端部付近は、水平な下面25aから上り勾配をなす傾斜面25bとなって、回動中心付近に連なっている。又、段差形成体の自由端側の端部には、該端部から一体的に垂設されたストッパー片25cが設けられている。転動体22が、ストッパー片25cに当接することにより、それ以上シャフト21が、自由端5b側へ移動するのが阻止される。
【0022】
図示を容易にするために、第2側壁及び第4側壁は、可動底板5及び固定斜面3の縁辺において、途切れた状態に図示されているが、実際は、可動底板5が、下限位置にあるとき、箱体内に収容した廃棄物等が、ガイドレール側に脱落しない程度に、下方に延設されている。
【0023】
【作用】
上記実施例にかかるコンテナボックスを空き缶等の一時貯蔵箱として用いる場合は、例えば、第1側壁7の上半部をなす方形板7bを、上下のコーナー連結部材2同士をつなぐ接続板2dのボルトを外すことにより、取り除いて投入口を低くして使用することもできる。勿論、上半部の方形板7bの嵌合連結部7cの代りに、蝶番等により、下方に180度だけ回動自在に連結するものでもよい。転動体22は、段差形成体25のストッパー片25cに、当接した状態で用いる。箱体内部が収容物で一杯になったら、フォークリフトのフォークをフォーク挿入部14に差し込んで、必要な高さに持ち上げて支持し、トラックの荷台の脇に運ぶ。
【0024】
次いで、スプロケット駆動軸16の箱体からの突出部16aに、レバーハンドル60の一端を嵌着し、ハンドルを回すと、チェーン17により、シャフトが、図1又は3において、右方に引っ張られ、転動体22は、段差形成体25の下面25aを転動し、傾斜面25bに到達する。すると、可動底板の重量により、更には、これに、内容物の重量が加わって、可動底板は傾斜面を介して、転動体を右方に押圧しつつ、下降する。このとき、ロックバー9bが、係止孔5cから外れ、揺動壁9は、揺動自在となるので、内容物は、該揺動壁を外側に押し広げて側方に落下し、トラックの荷台上に積載される。
【0025】
ハンドル60を逆転すれば、転動体は傾斜面25bを押圧しつつ左方に移動し、同時に可動底板は上昇して、自由垂下している揺動壁に当接した位置で、段差形成体の下面は水平(ガイドレールと平行)になる。このとき、ロックバー9bは、可動底板の係止孔5c中に収まり、揺動壁9は、再びロックされる。
【0026】
上記実施例では、可動底板は、箱体の底面の一部分をなしていたが、これは、図5に示すように、箱体の底面全体を可動底板として形成してもよい。可動底板は、実施例では、上限位置にあるとき、平面をなすように、装着されているが、これは、斜面をなしていてもよい。但し、段差形成体の形状を変えて、可動底板の下降力が、転動体を底板を開く方向に駆動する事がないように、配慮するのが望ましい。揺動壁も同様に、第3側壁全面に広げて設けてもよい。
【0027】
また、転動体は、段差形成体を介して、可動底板に当接し、これを支持していたが、これは、図4に示すように、直接可動底板の底面に当接して支持してもよい。尚、箱体全面を可動底板とし、且つ、転動体を可動底面に直接当接させて支持する場合には、図5に示すように、転動体22が、可動底板5から逸脱できるように、ガイドレール18を第1側壁側7の外側に突出(18a)させて設けることが必要である。それによって、ガイドレール突出部18aの上方に、転動体22の逸脱空間30を設けることができる。
【0028】
【効果】
本願コンテナボックスは、側面下方に内容物を投下することができるので、フォークリフト等の運搬手段が、塀などの障害物の為に、投下すべき位置の真上にコンテナボックスを持って行けない場合にも、コンテナボックスを、該障害物の上に支持したまま、内容物の積み替えや投下が可能で、従来は、障害物を避けて、大きく迂回しなければならなかったような場合でも、本願コンテナボックスにより、速やかに、能率よく積み替え等の処理ができる。
【0029】
又、内容物が、底面から直下に落下することがないので、箱体の下方にフォークを挿入して支持できる利点がある。このようにして、フォークリフトを用いれば、従来より、少なくとも箱体の高さに相当する分だけ、高くコンテナボックスを保持する事ができ、障害物を難無く避けることができる。しかも、実施例のように、フォーク挿入部を設けておけば、ワイヤー等の吊り紐で、吊り上げた場合と比べて、格段に、箱体の支持や走行が安定し、作業の操作性がよく安全性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るコンテナボックスの一実施例を示す斜視説明図である。
【図2】図1のコンテナボックスを正面から見た一部破砕説明図である。
【図3】図2のB−B断面説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部を示す説明図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す説明図である。
【図6】従来技術の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 箱体
3 固定斜面
4 蝶番
5 可動底板
7 第1側壁
8 固定壁
9 揺動壁
9b ロックバー
14 フォーク挿入部
15a,b スプロケット
16 スプロケット駆動軸
17 チェーン
18 ガイドレール
20 転輪
21 シャフト
22 転動体
25 段差形成体
25c ストッパー片
Claims (4)
- 箱体の内部底面の一半を前記箱体の第1側壁の下端縁から下降する固定斜面とし、該斜面の下端縁に近接し該下端縁に平行な回動中心を有し所定角度だけ上下に回動可能な可動底板により、前記箱体の底面の他の一半を形成し、前記第1側壁と対向する第3側壁の全部若しくは下半部を、上端縁を回動中心として揺動自在に垂設して成る揺動壁となし、箱体の第2側壁と該第2側壁に対向する第4側壁とに沿って、前記可動底板を挟む位置の付近に一対のガイドレールを設け、該ガイドレールにシャフトにより相互に連結された一対の転輪を係合せしめると共に、該シャフト若しくは該シャフトに設けた転動体を、前記可動底板に下側から当接することにより、該可動底板を上限位置に支持して、該上限位置にある可動底板の自由端縁に前記揺動壁の下端縁付近を揺動壁が外側に開かないように係止し、前記一対のガイドレールの両端付近に夫々巻掛け伝動輪を設けて巻掛け伝動条体を巻回すると共に、可動底板を挟んで互いに対向する一対の巻掛け伝動輪のうち何れか一方の対を前記シャフトと平行な巻掛け伝動軸で連結して一体回転駆動可能に支持し、前記巻掛け伝動条体を前記シャフトに結合し、箱体内の内容物を取り出す際、前記巻掛け伝動軸を回転駆動して、巻掛け伝動条体を介して前記シャフトを前記固定斜面の下側へ向けて、シャフト若しくはシャフトに設けた転動体が可動底板の裏面から逸脱する位置まで移動させることにより、前記可動底板が前記回動中心を中心として下方に回動され、これにより可動底板の自由端縁と前記揺動壁の下端縁付近の係止が外れ、前記揺動壁が内容物に押され上端縁を中心として外側に開いて内容物が側方に落下可能となることを特徴とするコンテナボックス。
- 箱体の底面を、該箱体の第1側壁の下端縁に近接し該下端縁に平行な回動中心を有し所定角度だけ上下に回動可能でその下限位置において斜面をなす可動底板により形成し、前記第1側壁と対向する第3側壁の全部若しくは下半部を、上端縁を回動中心として揺動自在に垂設して成る揺動壁となし、箱体の第2側壁と該第2側壁に対向する第4側壁に沿って、前記可動底板を挟む位置付近に、前記第1側壁側の端部が該第1側壁より外側に突出するように一対のガイドレールを設け、該ガイドレールにシャフトにより相互に連結された一対の転輪を係合せしめると共に、該シャフト若しくは該シャフトに設けた転動体を、前記可動底板に下側から当接することにより、該可動底板を上限位置に支持して、該上限位置にある可動底板の自由端縁に前記揺動壁の下端縁付近を揺動壁が外側に開かないように係止し、前記一対のガイドレールの両端付近に夫々巻掛け伝動輪を設けて巻掛け伝動条体を巻回すると共に、可動底板を挟んで互いに対向する一対の巻掛け伝動輪のうち何れか一方の対を前記シャフトと平行な巻掛け伝動軸で連結して一体回転駆動可能に支持し、前記巻掛け伝動条体を前記シャフトに結合し、箱体内の内容物を取り出す際、前記巻掛け伝動軸を回転駆動して、巻掛け伝動条体を介して前記シャフトを前記第1側壁の外方へ、可動底板の下降動作を邪魔しない位置まで移動させることにより、前記可動底板が前記回動中心を中心として下方に回動され、これにより可動底板の自由端縁と前記揺動壁の下端縁付近の係止が外れ、前記揺動壁が内容物に押され上端縁を中心として外側に開いて内容物が側方に落下可能となることを特徴とするコンテナボックス。
- 箱体底部下方に、フォークリフトのフォーク挿入部が形成されている請求項1又は2に記載のコンテナボックス。
- 可動底板の下面に段差形成体が突設されており、該段差形成体を介して可動底板を支持する転動体が、可動底板の枢支部付近において、段差形成体から離脱することにより、可動底板の転動体による支持が解除されるように構成されている請求項1〜3の何れかに記載のコンテナボックス。
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1996
- 1996-08-08 JP JP22745496A patent/JP3814023B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104909075A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-09-16 | 永兴县灿阳贵金属有限责任公司 | 一种运料斗 |
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Publication number | Publication date |
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JPH1053295A (ja) | 1998-02-24 |
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