JP3813823B2 - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層プリント配線板の製造方法に関し、詳しくは多層プリント配線板の内層を形成する複数の配線板とプリプレグ(層間接着材)とを内層用配線板として交互に積層し、当該内層用配線板を仮止め(仮固定)して多層プリント配線板を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、ICチップ、抵抗、コンデンサ等の表面実装用電子部品の小型化に伴い、これらを実装するプリント配線板も高密度化が要求されて多層化されるものが多い。これによって4層・6層等の多層プリント配線板、さらに層数が多く最大では50層にも及ぶ多層プリント配線板が使用される例もある。多層プリント配線板は表裏2層の外部に露出した導体外層と、数層の露出しない導体内層で構成されている。
【0003】
多層プリント配線板の(絶縁)基板材料としては熱硬化性のガラス・エポキシ樹脂の使用が主流であり、また、ガラス・ポリイミド樹脂、ガラス・BT樹脂等の耐熱樹脂も使用され、導体材料としては、例えば、厚さ18μm程度の銅箔が使用される。多層プリント配線板を製造する場合、内層用配線板としての両面配線板・露出導体外層用の銅箔およびプリプレグが用いられる。プリプレグはガラス繊維にエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸したもので、加熱・加圧して熱硬化させて隣接した両面配線板・銅箔などと接着する。両面配線板は、熱硬化済みのプリプレグの表裏に2枚の銅箔が(熱硬化と同時に)接着されたものである。
【0004】
多層プリント配線板の製造法として、一例として以下に6層の多層プリント配線板の製造方法を説明する。6層の多層プリント配線板とは2層の露出している最外層と4層の露出しない内層との合計6層の導体層を有するものである。以下、図7〜図9を参照して多層プリント配線板の一般的な製造方法の概略を説明する。
【0005】
図7(a)に6層の多層プリント配線板の平面形の一例を示し、図7(b)にこの多層プリント配線板の材料の配列順序を断面図として模式的に示している。図7(a)の一点鎖線で示す34は、最終製品として切り出される多層プリント配線板の形状である。同時に加工する取り数(図では6個)から外周に余裕を見込んで材料のサイズが定められ、所定のサイズの両面配線板、銅箔、プリプレグが用意される。これらの材料は個別に加工された後、図7(b)に示すように表層の銅箔33、ガイド穴なしのプリプレグ36、両面配線板31、ガイド穴付きのプリプレグ32、両面配線板31、ガイド穴なしのプリプレグ36、表層の銅箔33と積層され、加熱加圧して各プリプレグを熱硬化させ、それによって隣接する材料が全て接着され1枚の多層プリント配線板となる。
【0006】
内層の導体層は両面配線板の表裏の銅箔に形成されている。所定のサイズに切断された両面配線板31、31に少なくとも2個のガイド穴35、35が所定の位置に設けられる。次に、このガイド穴35、35を基準として全面に貼られた感光性ドライフィルムをネガパターンに従って露光し、2枚の両面配線板31、31の両面に貼られた銅箔から導体として不必要な部分を溶解除去(エッチング)してパターンが形成される。両面配線板31、31にパターンが形成された後、プリプレグとの密着性を増すための粗面化処理(一般に黒化処理といわれる)が施される。
【0007】
複数枚のエッチング済みの内層用の両面配線板を重ねて、それぞれの配線板の導体部に形成されたパターンの位置関係を正しく揃えることをレイアップ(Layup)と称する。一般に内層板溶着機と称される機械がこの作業に使用される。図8はこの内層板溶着機の主要部の構造を模式的に示したもので、図8(a)は上から見た平面図を、図8(b)は溶着ヘッド付近を断面図として示している。内層板溶着機はプリプレグを点状に加熱加圧する上下一対の溶着ヘッド67U、67Lを複数組(図8においては6組)備えている。
【0008】
内層板溶着機のフレーム(図示せず)に固定されたC型架60の上部にエアシリンダ63Uが固着され、その上下に移動するアクチュエータの先端に溶着ヘッド67Uが取り付けられている。溶着ヘッド67Uを覆ったヒータ68Uで溶着ヘッド67Uは、例えば280〜300℃の温度に保たれている。
【0009】
また、この内層板溶着機は、上述の両面配線板をレイアップするための治具板兼用のパレット56を備えている。このパレット56に植設されたガイドピン57、57の径および位置は、上述した両面配線板31、31に穿設されたガイド穴35、35に対応している。図8(b)に示すように、パレット56に植設されたガイドピン57、57に1枚の両面配線板31のガイド穴35、35を挿通させてパレット56上に載置する。次に、ガイド穴35、35が設けられていて両面配線板31と同一の外形寸法に形成されたプリプレグ32を両面配線板31の上に載置する。さらに、2枚目の両面配線板31のガイド穴35、35を挿通させてプリプレグ32上に載置する。2枚の両面配線板31、31の導体パターンはガイドピン57、57にガイド穴35、35を挿通させることによって揃えられ、内層用配線板38(2枚の両面配線板31、31およびプリプレグ32)としてレイアップされる。
【0010】
ここで、上下1対の溶着ヘッド67U、67Lは互いに反対方向に垂直に動き、2枚の両面配線板31、31を上下から押え、プリプレグ32を加熱加圧する。プリプレグ32の溶着ヘッド67U、67Lに押えられた部分の熱硬化が幾分進行し、2枚の両面配線板31、31は6箇所においてプリプレグ32を介して接着固定される。そのため、内層用配線板38はパレット56から取外してもレイアップ状態は保たれ、レイアップ後の仮止め(仮固定)が完了する。
【0011】
仮止めされた内層用配線板38は、次に、加熱加圧用のホットプレスにセットされる。図9はホットプレスの工程を模式的に描いたものであり、図9(a)は内層用配線板、プリプレグおよび銅箔が図7(b)に示す構成で数組ホットプレスに同時にセットされた状態を、図9(b)は内層用配線板の詳細を示す拡大図である。ホットプレス本体70に下加熱加圧板71が固定され、上加熱加圧板72は上下移動可能に本体70に支持されて、上下の加熱加圧板72、71の間に挟まれた内層用配線板を加熱加圧するようにされている。
【0012】
多層プリント配線板を構成する数組の材料(39)が下加熱加圧板71の上に順に載置される。各組の多層プリント配線板39は、図9(b)に示すように、始めに最外層の銅箔33が載置される。銅箔33の外周の大きさは一般に両面配線板31よりも20〜40mm程度大きいものが用いられる。その上にプリプレグ36(ガイド穴なし)、さらに上述のレイアップされた内層用配線板38、その上にプリプレグ36、最後に最外層の銅箔33が載置される。これで6層の多層プリント配線板を構成する各複数組の材料(39)が揃い、その配列は図9(b)に示され、各々の多層プリント配線板は図7(b)の配列と同一となる。この上にステンレス製の仕切り板73が載置されて仕切られている。
【0013】
仕切り板73の上に、別の多層プリント配線板の材料(39)が載置され、さらに仕切り板73、別の1組の多層プリント配線板の材料と、順に10〜20組の多層プリント配線板の材料(39)が重ねられる。複数の多層プリント配線板の材料(39)はホットプレスの上下の加熱加圧板71、72に挟まれ、同時に加熱加圧される。プリプレグが熱硬化して上下の銅箔や両面配線板と接着され、セットされた数組の多層プリント配線板はホットプレスの1回の工程で熱硬化され接着される。
【0014】
この後、内層板のパターンに対応した(例えば、X線穴開け機により内層板に設けられたガイド穴マークを透視して)ガイド穴が新たに設けられ、このガイド穴を基準として最外層の導体パターンのエッチング、スルーホールの穴開け加工が行なわれる。ガイド穴を基準として最外層の導体パターンが形成されるので、この最外層の導体パターンは内層に形成された導体パターンと位置関係が保たれる。さらに、めっき工程、防錆処理等が施された後、ルーター等の機械加工で、複数個取りの場合は単一配線板に分割され、所要の外周形状に加工されて多層プリント配線板が完成する。
【0015】
以上、一般的な多層プリント配線板の製造手順を説明したが、図9(b)に示されているように、最外層の銅箔に隣接して置かれた上下2枚のプリプレグ36、36は図8に示した内層板溶着機による外周固定が行なわれていない。内層板溶着機が使用される以前は、レイアップするのにプリプレグを溶融溶着する代わりに、多層プリント配線板材料の外周近くをハトメ、タッカ等の金属部品で仮止めする方法も使われたが、これら金属部品は厚さ方向に多層プリント配線板の表面よりも突出することが多いので、ホットプレス工程で加熱加圧板71、72や仕切り板73に傷をつけやすく、これらの板のハトメ、タッカ等の金属部品による傷を研磨したり、ハトメ、タッカ等の位置に逃げ加工を要したりする等の欠点を有するので内層板溶着機の使用が多くなっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来のホットプレスの加熱加圧によるプリプレグの熱硬化(接着)工程では、最外層の銅箔に隣接して置かれた外周固定されていない上下2枚のプリプレグがホットプレスの上下の加熱加圧板や仕切り板の表面において平行にずれ動いてしまうという問題があった。これはホットプレスの加熱加圧板や仕切り板のわずかな傾きにより、ホットプレスの加圧力が加熱加圧板や仕切り板の表面に平行な分力を生ずるためと考えられる。プリプレグの移動は最外層の銅箔の破損や接着不良等、最終的に製品となる多層プリント配線板の不良原因の一つとなる。
【0017】
そこで、従来では、溶着ヘッドを用いて上述の2枚の(外側の)プリプレグを仮止めすることが考えられていた(特開平12-294936)が、仮止め位置が多層プリント配線板の平面周辺部よりも内側に設定されており、配線レイアウトとの関係で溶着形状に制限が加えられる、あるいは、配線レイアウト内部に溶着用の逃げ部を設ける必要があった。また、多層プリント配線板の層数が多い場合には、当然厚みが厚くなり、溶着ヘッドの加熱加圧が各層間のプリプレグに伝わりにくくなり、仮止めを十分に行なう、すなわち、ホットプレスに耐え得るようにするために溶着時間を長く設定する必要があり、これは作業のサイクルタイムを長くしてしまうものであった。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述の問題を解決するために、本発明は、多層プリント配線板の内層を形成する複数の配線板とプリプレグとを内層用配線板として交互に積層する工程と、 内層用配線板を溶着ヘッドで加熱加圧することによって各プリプレグを溶融させ、板端から流出させ、融合させて内層用配線板を仮止めする工程とを含む多層プリント配線板の製造方法である。
【0019】
また、プリプレグが溶着ヘッドに溶着することを防止する溶着防止部材を介して内層用配線板を溶着ヘッドで加熱加圧するのが好ましい。
【0020】
また、内層用配線板の加熱加圧後、プレス手段によって内層用配線板の加熱加圧部位表面を押圧成形する工程を含むことが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明に係る多層プリント配線板の製造方法を実施するための内層板溶着機1の外観斜視図、図2(a)は内層板溶着機1の内部配置の平面図、図2(b)はA−A線で切断した溶着ユニット11の配置を示す断面図である。なお、以降、上下1対設けられるものについては上側に「U」、下側に「L」を付することとし、上下両側を示す場合には「U」「L」を付さないこととする。例えば、上側溶着ユニットは「11U」、下側溶着ユニットは「11L」となる。図3は溶着ユニット11の斜視図である。図4(a)は溶着ユニット11の平面図であってベース12Uを透視して描いたものであり、図4(b)は図4(a)のA−A線で切断し、図4(c)は図4(a)のB−B線で切断したそれぞれの断面図を示している。図1〜図4に記入されたXYZ等の符号を付けた矢印は、X方向がパレット6U、6Lの移動する方向を、Z方向が垂直方向を示しており、作業者が機械の操作位置を表す白抜きの矢印8の上に矢の方向を向いて立ったとき、Xが左右方向、Yが前後方向となる。
【0022】
内層板溶着機1の筐体2の左側でプリプレグの数箇所を溶融溶着する。通常はカバー3で覆われているが、図1ではカバー3の外形を1点鎖線にて示している。4は制御盤であり、筐体2に取り付けられている。一対のガイドレール5、5がX方向に沿って筐体2に固定され、ガイドレール5、5に彫られた上下2本の溝にそれぞれ上パレット6Uと下パレット6Lが挿入されて、図示しない駆動機構により、交互に右側の両面配線板セット位置と左側の溶融溶着位置の間を往復して、図2に示されている治具板7に載置された図示されてない内層用配線板37(図5において後述)を運搬する。
【0023】
上下パレット6U、6Lはまったく同形に作られており、例えば、金属製平板に貫通部6Ua、6La(図2においては3対)が設けられ、後述する溶着ユニット11の溶着ヘッド17Uは勿論、溶着ヘッド17Lも内層用配線板37に当接可能になっている。ステンレス鋼板等で作られた治具板7、7がパレット6U、6Lに取り付けられ、この治具板7には所定位置に少なくとも2個のガイドピン7a、7aが植設されていて、内層用配線板37のガイド穴35に挿入され、内層用配線板37のレイアップが行なわれる。治具板7の大きさは種々あって、内層用配線板37のサイズに従って交換可能としてある。
【0024】
筐体2の左側に移動フレーム9、9が設けられ、これは図示しないサーボモータによって駆動されてY方向に移動できる。移動フレーム9に取り付けられている各3個のC型架10は、手動または図示しないサーボモータによりX方向に単独または6個同時に移動できる。C型架10の上部には溶着ユニット11Uが、下部に溶着ユニット11Lがそれぞれ固定され、溶着ヘッド17Uと溶着ヘッド17Lの先端が(同一XY座標で)対向配置されている(図3参照)。溶着ヘッド17Uと溶着ヘッド17Lの先端が内層用配線板37の種々の大きさに対応して、その指定の溶着位置になるように、移動フレーム9とC型架10を移動可能となっている。
【0025】
次に、図3、図4を参照して、溶着ユニット11の詳細を説明する。C型架10の上部に固着されたベース12Uに3本のエアシリンダ13U、19U、26Uが固定されている。溶着ヘッド17UをZ方向に移動させる溶着ヘッド用エアシリンダ13Uのアクチュエータ13Uaの先端に溶着ヘッドベース14Uが水平に取り付けられている。溶着ヘッドベース14Uの後端に植設されたスライドバー15Uが、ベース12Uに固定された案内パイプ16Uの孔に滑合しているので、溶着ヘッドベース14Uは回転しないよう保持される。溶着ヘッドベース14Uの前端に溶着ヘッド17Uが固定され、円筒形のヒータ18Uが溶着ヘッド17Uの外側に嵌められて、溶着ヘッド17Uは280〜300℃程度の温度に保たれている。
【0026】
エアシリンダ19Uのアクチュエータ19Uaの先端にリールベース20Uが固定されている。リールベース20Uに形成された溝20Uaにベース12Uに植えられた案内棒20Ubが係合して、リールベース20Uの回転を防止している。リールベース20Uに2個のテープリール21U、22Uが回転自在に支持され、テープリール21Uは巻上げモータ24Uの出力軸に直結され、巻上げモータ24Uが回転すればテープリール21Uも回転する。
【0027】
内層用配線板37の表面がプリプレグである構成でも不具合がないように、溶着ヘッド17へのプリプレグ付着防止のための溶着防止部材であるテープ25Uがテープリール22Uの軸に巻つけられ、このテープ25Uの端は引き出され、案内ローラ23U、23Uに掛けられた後、テープリール21Uに固定されている。溶着ヘッド17Uが下降すると、案内ローラ23U、23Uの間にあるテープ25Uに溶着ヘッド17Uの先端部分が当たり、この部分のテープ25Uを押し下げながら下降してテープ25Uを介して内層用配線板37を押圧する。溶着ヘッド17Uの内層用配線板37に対する当接位置Pを図3に示す。エアシリンダ19Uのアクチュエータ19Uaは、溶着ヘッド17Uが下がる時に、前もって内層用配線板37の表面近くにテープ25Uを移動させ、溶着ヘッド17Uが下がって内層用配線板37を押圧するときに、テープ25Uが無理なく溶着ヘッド17Uの先端の動きに従うようにする。溶着作業が終わって溶着ヘッド17Uが上昇すると、前記の巻上げモータ24Uによりテープリール21Uが間欠的に回転し、ほぼ一定長さずつテープ25Uはテープリール21Uに巻き取られる。
【0028】
エアシリンダ26Uのアクチュエータ26Uaの先端にプレス手段であるポイントプレス27Uが固定されている。ポイントプレス27Uの材質は金属、硬質のプラスチック等であり、上述したテープ25等を用いることなくプリプレグの付着を防止するため、表面にテフロンコーティング等の処理がなされている。ポイントプレス27Uの内層用配線板37との当接面の外径は溶着ヘッド17Uの径より十分大きくされている。ポイントプレス27(27U、27L)は、後に詳述するが、内層用配線板37の最外層がプリプレグである場合に、最外層のプリプレグ表面に溶着ヘッド17(17U、17L)によって加熱加圧した際に溶着ヘッド17の先端外周に沿ってできる突起を押して沈み込ませる、すなわち最外層のプリプレグ表面を平坦に整形するものである。溶着ヘッド17Uとポイントプレス27Uの距離(図4(b)に示された距離D)は全ての溶着ユニット11(11U、11L)で同一とされている。図示していないサーボ機構により、全てのC型架10がX方向に距離Dだけ移動し、ポイントプレス27(27U、27L)は溶着ヘッド17Uの先端によって加熱加圧された位置(XY座標)に来る。エアシリンダ26Uのアクチュエータ26Uaが下降すれば、ポイントプレス27Uは内層用配線板37の表面に付いた突起を押し込む、すなわち平坦化させることができる。
【0029】
図5に従って、内層用配線板37を説明する。内層用の両面配線板31は図7に示されたものと同一構造のものが用いられている。内層板溶着機1の溶着ユニット11U、11Lはテープ25を備えていることにより、プリプレグ32が表面に配置された内層用配線板37であっても、レイアップ後の溶融溶着を行なうことができる。すなわち、図5(c)に示すように外側に(ガイド穴付きの)プリプレグ32を持つ内層用配線板37をレイアップして仮止めすることできる。
【0030】
内層板溶着機1でのレイアップ作業を工程順に説明する。作業に必要な治具板7はすでに上下パレット6U、6Lに固定されている。多層プリント配線板の内層を構成する両面配線板31とガイド穴付きのプリプレグ32がセットされている。図2で示すように、下パレット6Lは筐体2の左端にあり、上パレット6Uが作業者定位置である矢印8の前にあるとする。作業者は上パレット6U上の治具板7のガイドピン7a、7aにプリプレグ32をガイド穴35、35を挿通させて、治具板7上に載置する。次に両面配線板31、プリプレグ32、両面配線板31、プリプレグ32と計5枚をいずれもガイド穴35、35にガイドピン7a、7a挿通しながら重ねる。治具板7上の両面配線板31の導体パターンがレイアップ状態に揃えられた後、図示しないスタートボタンを押すと、内層用配線板37を載置した上パレット6UはX軸に沿って左方に動いて溶着作業位置に移動する。同時に下パレット6Lは右方に動いて作業者の前に戻ってくる。引き続き、次の作業に備えるため、作業者は下パレット6L上の治具板7に内層用配線板37の載置を行なう。図2(b)は上述の状態を示している。
【0031】
ここで、上下の溶着ユニット11U、11Lによりプリプレグの加熱加圧が行なわれる。図示しない制御回路に制御され、エアシリンダ19Uが作動し、リールベース20Uが移動し、内層用配線板37の表面近傍に案内ローラ23、23の間にあるテープ25が近づく。次に、エアシリンダ13Uが作動して溶着ヘッド17Uが下降し、テープ25が溶着ヘッド17Uの先端とプリプレグ32の表面の間に挟まれたまま、プリプレグ32を加熱加圧する。
【0032】
同XY座標にある溶着ヘッド17Lは上昇して、下からテープ25Lを介して最下層のプリプレグ32を押圧する。パレット6Uと6Lではパスラインが30mm程度異なるので、上述の制御回路からパレットによって内層用配線板37の高さが指定され、上下の溶着ヘッド17U、17Lで押圧されたとき内層用配線板37が水平に保たれるように、一対の溶着ヘッド17U、17Lの(Z方向の)移動量がコントロールされている。
【0033】
1対の溶着ヘッド17U、17Lでプリプレグ32を溶融溶着させる際に、プリプレグ32に付いてしまう突起を、ポイントプレス27U、17Lで押圧して突起を沈めるのが望ましい。この効果の詳細説明は後述するが、全ての溶着ユニット11U、11Lの溶着ヘッド17U、17Lとポイントプレス27U、17Lの距離は図4(b)に示す符号Dに統一されているので、図示しないサーボモータにより全てのC型架10を距離Dだけ移動してポイントプレス27Uをアクチュエータ26Uaにより降下させればポイントプレス27の先端でプリプレグの突起を押圧して、平坦化することができる。以上でレイアップ工程は終了する。
【0034】
次の内層用配線板37の載置を終わった作業者がスタートボタンを押すと、仮止めされた内層用配線板37の載置された上パレット6Uが右方に動いて作業者の前に戻り、下パレット6Lが左方に動いて次のレイアップ作業が開始される。上パレット6Uから仮止めされた内層用配線板37が取り除かれ、また新たな内層用配線板37を載置する。このように作業が続けられる。
【0035】
ここで、一般に、黒化処理された導体層は非常に傷つきやすく、多層プリント配線板の製造過程で黒化処理された導体層が露出していると、導体部分の取り扱いと保護は時間をかけて慎重に行なう必要がある。上述してきた例の場合、仮止めされた内層用配線板37の最外層はプリプレグ32の層であって導体層が表面には存在しない場合であり、導体層がプリプレグで覆われて露出していないため、次工程のホットプレスにセットするまでの運搬やセット時の取り扱いは、導体層が表面に存在する場合に比べて非常に楽になる。
【0036】
テープ25(25U、25L)は、テフロンテープなどが理想的だが、ある程度の強度と耐熱性がある普通の紙で十分実用となる。油等を含浸させた特殊な紙はプリプレグの黒化を招く場合がある。テープ25を巻き取る際にプリプレグに接した面を内側にする等の配慮をすれば、黒化した粉末を落とさなくて済むため好ましい。
【0037】
図6において、内層用配線板37の仮止め方法の詳細を説明する。図6(a)に示すように、上下1対の溶着ヘッド17(17U、17L)の先端当接部を内層用配線板37の板端から一部はみ出させた状態で内層用配線板37に対して当接させて、内層用配線板37を加熱加圧する(図3に示す溶着ヘッド17Uの内層用配線板37に対する当接位置Pを参照)。図6は、溶着ヘッド17の先端当接部を半分だけ内層用配線板37に当接させ、残り半分を内層用配線板37の端部からはみ出させている場合の例である。内層のプリプレグ32が軟化する頃は、同図(b)のように柔らかくなった外側のプリプレグ32は、溶着ヘッド17が当接している部分において、溶着ヘッド17の形状にそって沈み込み、また、溶着ヘッド17の周囲に盛り上がる。逆に、溶着ヘッド17が当接していない、すなわち溶着ヘッド17がはみ出している部分は、溶融したプリプレグ32が溶け出した状態となって他層のプリプレグ32と融合した状態となる。これにより、内層用配線板37が仮止めされる。
【0038】
すなわち、内層用配線板37を溶着ヘッド17で加熱加圧することによって各プリプレグ32が溶融し、内層用配線板37の板端から流出し、内層用配線板37の外周縁部で融合して内層用配線板37が仮止めされる。このため、溶着ヘッド17の加熱加圧時の熱が両面配線板を介して(経て)伝導されるのみではなく、内層用配線板37の端部から流出した(溶け出た)プリプレグ32からも熱が伝導されるので溶着時間の短縮を図ることが可能である。また、溶着防止部材であるテープ25が介在されているため、溶着ヘッド17で直接加熱されたプリプレグが軟化して溶着ヘッド17に糸状になってこびり付いたり、また黒く炭化して微細な粉末となったりしてしまうことを防止可能である。
【0039】
なお、溶着ヘッド17を内層用配線板37の端部からはみ出させる量(度合い)については上述のように半分の場合に限らず、内層用配線板37の厚み等を考慮して、溶着ヘッド17の先端が当接する面積を大きくする等の調整を適宜行なえばよい。
【0040】
上述のような溶着ヘッド17による加熱加圧によってプリプレグ32が溶融して溶着ヘッド17の周囲で盛り上がるだけでなく、溶着ヘッド17による加熱加圧後に、溶着ヘッド17が上昇する時に溶着ヘッド17の上昇につられてプリプレグ32が溶着ヘッド17の周囲で盛り上がって突起となることもある。それらプリプレグ32の元の表面より突出した突起は、その外側に貼られる銅箔とプリプレグ32との部分的な接着不良の原因となる可能性があり、排除が必要とされる。図6(c)に示すように、ポイントプレス27(27U、27L)によるプレス工程で押圧成形する。この工程は、盛り上がったプリプレグ32がまだ柔らかい間に、ポイントプレス27で突起を押し込み、全体として平坦または若干の凹部として上述の不具合に対処するものである。溶着ヘッド17で加熱加圧した直後であれば、ポイントプレス27の平らな先端で万遍なく押すことで、局所的な突起を排除することが可能である。
【0041】
上述してきたように、内層用配線板37の仮止めとしてプリプレグ32で溶着された内層用配線板37の外周縁部は、最終工程で完成した多層プリント配線板を1個ごとに切り離したときに、不要部分として切除される箇所である。
【0042】
なお、溶着ユニット11を構成する溶着ヘッド17、テープ25およびポイントプレス27を駆動する方法は多様である。例えば、テープ25の形状や巻き取り方式などは各種の機構が使用できる。平面状のシートを水平に動かす等の方式も本発明の基本思想として含まれるものである。リニアモータ等のエアシリンダ以外の直線駆動源を使用することや、回転運動を近似的直線運動に変換する機構を採用すること等も容易に考えられる。
【0043】
また、溶着ヘッド17の内層用配線板37への当接部分の面の形状は円形に限らず、例えば、内層用配線板37との接触部分が大きく、はみ出し部分が小さくなるように台形や凸字状のものを採用することや、内層用配線板37の端部に溶け出したプリプレグの融合を誘導・促進、さらには熱伝導の効率が向上するように、内層用配線板37の外周縁部を覆うようなL字状(上下勝手違い)のものを採用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、多層プリント配線板の内層を形成する複数の配線板とプリプレグとを内層用配線板として交互に積層する工程と、 内層用配線板を溶着ヘッドで加熱加圧することによって各プリプレグを溶融させ、板端から流出させ、融合させて内層用配線板を仮止めする工程とを含むので、内層用配線板の仮止め状態ではプリプレグ同士が融合状態となり、溶着力の増強、溶着時間の短縮を図ることが可能となる。それによって、プレスの圧力により水平にずれて横に飛び出す不良品の発生を完全に防止することが可能となる。
【0045】
また、溶着ヘッドと内層用配線板との間にプリプレグ付着防止の溶着防止部材を介在させることによって、レイアップして仮止めする内層用配線板は最外層がプリプレグの層であっても不具合なく仮止め作業を行なうことができる。
【0046】
また、プレス手段を使用してプリプレグの表面に形成されてしまう突起を押圧成形することにより、外側の銅箔の接着不良をも防ぐことができ、不良率を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層プリント配線板の製造方法を実施するための内層板溶着機の外観斜視図である。
【図2】図1の内層板溶着機を示す図であり、(a)は全体平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】図2の溶着ヘッドの斜視図である。
【図4】図2の溶着ヘッドを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図5】本発明の方法で製造される多層プリント配線板の構成を説明する模式図である。
【図6】本発明の溶着方法の説明図であり、(a)は溶着工程前の溶着ヘッドと内層用配線板との位置を説明する図であり、(b)は溶着工程、(c)は押圧成形工程を示す。
【図7】従来の方法で加工される多層プリント配線板の構成を説明する模式図である。
【図8】従来の方法で加工される多層プリント配線板のレイアップおよび溶着を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図9】従来の方法で加工される多層プリント配線板のホットプレス工程を説明する図であり、(a)は数組の内層用配線板がホットプレスに同時にセットされた状態を示し、(b)は内層用配線板の配列を示す拡大図断面である。
【符号の説明】
17(17U、17L) 溶着ヘッド
25(25U、25L) 溶着防止手段(テープ)
27(27U、27L) プレス手段(ポイントプレス)
31 配線板(両面配線板)
32 プリプレグ
37 内層用配線板

Claims (3)

  1. 多層プリント配線板の内層を形成する複数の配線板とプリプレグとを内層用配線板として交互に積層する工程と、
    前記内層用配線板を溶着ヘッドで加熱加圧することによって前記各プリプレグを溶融させ、板端から流出させ、融合させて前記内層用配線板を仮止めする工程と
    を含むことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  2. 請求項1において、前記プリプレグが前記溶着ヘッドに溶着することを防止する溶着防止部材を介して前記内層用配線板を前記溶着ヘッドで加熱加圧することを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  3. 請求項1または2において、前記内層用配線板の加熱加圧後、プレス手段によって前記内層用配線板の加熱加圧部位表面を押圧成形する工程を含むことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
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