JP2005246631A - 異種プリプレグの検出装置およびその検出方法、プリプレグ供給装置およびその供給方法、ならびに、多層プリント配線板の製造装置およびその製造方法 - Google Patents

異種プリプレグの検出装置およびその検出方法、プリプレグ供給装置およびその供給方法、ならびに、多層プリント配線板の製造装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 異種のプリプレグの混入を防止して、多層プリント配線板の製品品質の安定化を実現できる異種プリプレグの検出装置、プリプレグ供給装置、多層プリント配線板の製造装置等を提供する。
【解決手段】 近赤外分光分析装置13により検出されたプリプレグ11のスペクトルデータ等と、メモリに予め格納されている製造工程上必要な種類のプリプレグのスペクトルデータ等とを比較、照合する。検出されたプリプレグ11のスペクトルデータ等と、製造工程上必要な種類のプリプレグのスペクトルデータ等とが一致するか否かを判別する。スペクトルデータ等が一致すると判別した場合、プリプレグ吸着搬送装置12によりプリプレグ11を内層板溶着機等へ搬送する。一方、スペクトルデータ等が一致しないと判別した場合、プリプレグ吸着搬送装置12により異種のプリプレグ11を異種プリプレグ置き場31へ搬送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異種プリプレグの検出装置およびその検出方法、プリプレグ供給装置およびその供給方法、ならびに、多層プリント配線板の製造装置およびその製造方法に関する。
最近、IC(Integrated Circuit)チップ、抵抗、コンデンサ等の表面実装用電子部品の小型化に伴い、これらを実装するプリント配線板も高密度化が要求されて多層化されるものが多い。これによって、4層、6層等の多層プリント配線板、さらに層数が多く最大では50層にも及ぶ多層プリント配線板が使用される例もある。多層プリント配線板の導体層は、表裏2層の外部に露出した導体外層と、数層の露出しない導体内層で構成されている。
多層プリント配線板を製造する場合、配線板材料メーカーから内層用配線板としての両面配線板、露出導体用の銅箔、および、層間接着剤であり板状の材料からなるプリプレグが供給される。
プリプレグを両面配線板や銅箔の間に設けて、プリプレグを加熱、加圧して熱硬化させることにより、隣接した材料が接着されて、一体化した多層プリント配線板材料となる。この後、めっき工程等を経ることによって、多層プリント配線板が完成する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−232139号公報
プリプレグは、メーカー、材質、板厚等の違いから、製品種類が多数あり、また、異なった製品間でも外観が非常に類似した一様な材料であるにもかかわらず、製品を識別する目印等を有さないために、多層プリント配線板の製造工程において、製造に用いようとしたプリプレグとは異種のプリプレグが混入してしまう可能性がある。
それにもかかわらず、多層プリント配線板の製造工程においては、作業者の目視確認のみによって、プリプレグの確認検査を行っていたので、異種のプリプレグが製造工程において混入してしまうことを防止することは困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、異種のプリプレグの混入を防止して、多層プリント配線板の製品品質の安定化を実現できる異種プリプレグの検出装置およびその検出方法、プリプレグ供給装置およびその供給方法、ならびに、多層プリント配線板の製造装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の異種プリプレグの検出装置は、
プリプレグのスペクトルデータを予め記憶する記憶手段と、
プリプレグのスペクトルデータを検出する分光分析装置と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、発光素子と、受光素子とを有し、
前記発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を前記受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出することを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であるようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の異種プリプレグの検出方法は、
プリプレグのスペクトルデータを予め記憶手段に記憶する工程と、
プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する工程と、
を備えることを特徴とする。
また、前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程は、
発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出する工程であることを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であるようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明のプリプレグ供給装置は、
プリプレグのスペクトルデータを予め記憶する記憶手段と、
プリプレグのスペクトルデータを検出する分光分析装置と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する搬送手段と、
を備えることを特徴とする。
また、前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記搬送手段は、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送するようにしてもよい。
また、前記分光分析装置は、発光素子と、受光素子とを有し、
前記発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を前記受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出することを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であるようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明のプリプレグ供給方法は、
プリプレグのスペクトルデータを予め記憶手段に記憶する工程と、
プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する工程と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する工程と、
を備えることを特徴とする。
また、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送する工程を備えるようにしてもよい。
また、前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程は、
発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出する工程であることを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であるようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の多層プリント配線板の製造装置は、
配線板とプリプレグとを交互に積層して多層プリント配線板を製造する多層プリント配線板の製造装置であって、
プリプレグのスペクトルデータを予め記憶する記憶手段と、
前記プリプレグのスペクトルデータを検出する分光分析装置と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを前記多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する搬送手段とを有するプリプレグ供給装置を備えることを特徴とする。
また、前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記搬送手段は、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送するようにしてもよい。
また、前記分光分析装置は、発光素子と、受光素子とを有し、
前記発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を前記受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出することを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であるようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の多層プリント配線板の製造方法は、
配線板とプリプレグとを交互に積層して多層プリント配線板を製造する多層プリント配線板の製造方法であって、
プリプレグのスペクトルデータを予め記憶手段に記憶する工程と、
前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する工程と、
前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを前記多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する工程とを備えることを特徴とする。
また、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送する工程を備えるようにしてもよい。
また、前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程は、
発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出する工程であることを特徴とする。
また、前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であるようにしてもよい。
本発明によれば、異種のプリプレグの混入を防止して、多層プリント配線板の製品品質の安定化を実現できる異種プリプレグの検出装置およびその検出方法、プリプレグ供給装置およびその供給方法、ならびに、多層プリント配線板の製造装置およびその製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るプリプレグ供給装置等について、以下図面を参照して説明する。
プリプレグ供給装置10は、多層プリント配線板製造における基板積層工程に用いられるものであり、後述する内層板溶着機40やホットプレス50にプリプレグ11を供給する装置である。ここで、プリプレグ11は、ガラス繊維にエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸した板状の材料からなる層間接着剤である。プリプレグ供給装置10は、図1に示すように、プリプレグ吸着搬送装置12と、近赤外分光分析装置13とを備えている。
プリプレグ吸着搬送装置12は、プリプレグ置き場30に積層されているプリプレグを吸着して保持して、内層板溶着機40またはホットプレス50等に搬送する。プリプレグ吸着搬送装置12は、吸着部12aと、搬送駆動部12bと、搬送レール12cと、異種プリプレグ搬送レール12dとを有する。吸着部12aは、真空発生装置と連通しており、真空が供給されることにより真空圧によってプリプレグ11を吸着して保持する。搬送レール12cは、プリプレグ置き場30と、内層板溶着機40またはホットプレス50との間に配置されている。異種プリプレグ搬送レール12dは、搬送レール12cの延伸方向と垂直方向に、近赤外分光分析装置13と、異種のプリプレグ11を製造工程から除去するための異種プリプレグ置き場31との間に配設されている。吸着部12aが先端に固定された搬送駆動部12bは、搬送レール12c上または異種プリプレグ搬送レール12d上を移動制御される。
近赤外分光分析装置13は、プリプレグ11に近赤外線を照射させ、その吸収を捉えて分析を行う機器である。近赤外分光分析では、波長が800〜2500nm程度の光線を用いて、有機化合物を構成する分子結合の吸収現象(吸光の強さ)を測定、解析することによって、その物質の種類、成分等を知ることができる。近赤外分光分析装置13は、近赤外分光計13aと、発光素子13bと、受光素子13cとを備えている。近赤外分光計13aと発光素子13b及び受光素子13cとはそれぞれ例えば光ファイバーケーブル13dで接続されている。発光素子13bおよび受光素子13cは、互いに対向する位置に設けられており、発光素子13bと受光素子13cとの間には、プリプレグ吸着搬送装置12によりプリプレグ11が搬送される。近赤外分光分析装置13は、発光素子13bからプリプレグ11の表面に近赤外光を照射して、プリプレグ11中を透過した光を受光素子13cで受光することにより、吸光度、透過率等を近赤外分光計13aで測定して、プリプレグ11の複数の所定の波長でのスペクトルデータ、または、スペクトルパターン(以下、スペクトルデータ等)を検出する。
プリプレグ吸着搬送装置12を制御するための制御回路について、図2を参照して説明する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21とメモリ22と搬送ドライバ23とを備えている。CPU21は、プリプレグ吸着搬送装置12全体の制御や演算処理を行うものである。
メモリ22には、プリプレグ吸着搬送装置12を制御するためのプログラムや、プリプレグ11について予め記憶されたスペクトルデータ等が格納されている。
プリプレグメーカー4社(A社〜D社)のプリプレグ試料についてのスペクトルパターンを図3に示す。各メーカーのプリプレグ試料についてレジン含有量を変えてスペクトルパターンを測定した。図3において、横軸は波長、縦軸は吸光度を示しており、例えば「A社45%」とあるのは、A社のレジン含有量(%)が45%のプリプレグ試料という意味である。吸光度(吸収の強さ)は、Log(Io/It)で表される。ここで、Ioは光の透過を妨げる物質がない場合の受光強度であり、Itは物質を透過した光の強度である。
図3からわかるように、各メーカーの各レジン含有量のプリプレグ試料間で異なるスペクトルパターンを得られることが確認できた。また、再現性にも問題はなかった。これにより、プリプレグ11についてスペクトルパターン、または、複数の所定の波長でのスペクトルデータを検出すれば、そのプリプレグ11の種類(メーカ、材質、板厚等)を特定できることがわかる。すなわち、検出されたプリプレグ11のスペクトルデータ等により、そのプリプレグ11が所定の製品の製造工程上必要である種類のプリプレグ11であるか否かを判断することができる。
搬送ドライバ23は、CPU21からの制御信号に応じて、搬送駆動部12bを搬送レール12cまたは異種プリプレグ搬送レール12d上で走行駆動する。なお、CPU21には、近赤外分光分析装置13、および、制御部20を操作する操作部32が接続されている。
次に、上記のように構成されたプリプレグ供給装置10の動作について図4に示したフローチャートに基づいて説明する。
作業者により操作部32のスイッチがオンされると(ステップS101)、CPU21は、発光素子13b及び受光素子13cの間にプリプレグ11がない状態で、発光素子13bからの発光強度を測定する(ステップS102)。
CPU21は、プリプレグ置き場30に載置されたプリプレグ11を、プリプレグ吸着搬送装置12の吸着部12aによって吸着、保持させて、搬送駆動部12bを搬送レール12c上で走行駆動させて、近赤外分光分析装置13へプリプレグ11を搬送する(ステップS103)。すなわち、プリプレグ11は、近赤外分光分析装置13の発光素子13b及び受光素子13cの間に搬送される。
近赤外分光分析装置13は、発光素子13aからプリプレグ11の表面に近赤外光を照射して、プリプレグ11中を透過した光を受光素子13bで受光することにより、吸光度等を近赤外分光計13aで測定して、プリプレグ11のスペクトルデータ等を検出する(ステップS104)。近赤外分光分析装置13から検出されたプリプレグ11のスペクトルデータ等がCPU21に入力される。
CPU21は、同じ材質であっても板厚の異なるプリプレグ11を特定するために、ステップS102において測定された発光素子13bと受光素子13cとの間にプリプレグ11がない状態での発光強度の基準値により、検出されたプリプレグ11のスペクトルデータ等を調整するキャリブレーションを行ったり、あるいは、メモリ22に予め格納された基準値データに基づいてプリプレグ11のスペクトルデータ等の補正を行う(ステップS105)
CPU21は、検出されたプリプレグ11のスペクトルデータ等と、メモリ22に予め格納されているプリプレグのスペクトルデータ等のうち製造工程上必要な種類のプリプレグのスペクトルデータ等とを比較、照合する(ステップS106)。なお、製造工程上必要な種類のプリプレグを特定する信号は、例えば、操作部32からCPU21に入力される。
そして、CPU21は、プリプレグ11のスペクトルデータ等と、製造工程上必要な種類のプリプレグのスペクトルデータ等とが一致するか否かを判別する(ステップS107)。
スペクトルデータ等が一致すると判別した場合(ステップS107;YES)、CPU21は、搬送ドライバ23を介して、搬送駆動部12bを内層板溶着機40またはホットプレス50へと搬送レール12c上で走行駆動させて、プリプレグ11を内層板溶着機40またはホットプレス50に供給する(ステップS108)。
一方、スペクトルデータ等が一致しないと判別した場合(ステップS107;NO)、すなわち、プリプレグ11が異種であり、製造工程上必要な種類のプリプレグでなかったと判別した場合、CPU21は、搬送ドライバ23を介して、搬送駆動部12bを異種プリプレグ置き場31へと異種プリプレグ搬送レール12d上で走行駆動させて、異種のプリプレグ11を異種プリプレグ置き場31へ搬送する。そして、異種のプリプレグ11は異種プリプレグ置き場31に載置される(ステップS109)。
次に、多層プリント配線板の製造方法について、図5及び図6を参照して説明する。多層プリント配線板の製造装置である内層板溶着機40およびホットプレス50が図5、図6にそれぞれ示されている。
内層用の両面配線板61を重ねて、それぞれの両面配線板61の導体部に形成されたパターンの位置関係を正しくそろえることをレイアップという。一般に内層板溶着機40がこの作業に使用される。内層板溶着機40は、図5に示すように、プリプレグ11Aを点状に加熱加圧する上下一対の溶着ヘッド47U、47Lを複数組(図5においては6組)備えている。
内層板溶着機40のフレームに固定されたC型架41の上部にエアシリンダ43Uが固着され、その上下に移動するアクチュエータの先端に溶着ヘッド47Uが取り付けられている。溶着ヘッド47Uを覆ったヒータ48Uで溶着ヘッド47Uは、例えば280〜300℃の温度に保たれている。また、C型架41の下部にも同様にしてエアシリンダ43L、溶着ヘッド47L、ヒータ48Lが配置されている。
また、この内層板溶着機40は、両面配線板61をレイアップするための治具兼用のパレット46を備えている。このパレット46に植設されたガイドピン49,49の径および位置は、両面配線板61,61に穿設されたガイド穴62,62に対応している。
内層板溶着機40によりレイアップを行うには、まず、図5(b)に示すように、パレット46に植設されたガイドピン49,49に1枚の両面配線板61のガイド穴62,62を挿通させて両面配線板61をパレット46上に載置する。
次に、ガイド穴62,62が設けられ、かつ、両面配線板61と同一の外形寸法に形成されたプリプレグ11Aを、上述のように、プリプレグ供給装置10により異種か否かを検査確認して異種でないと判別した場合には、内層板溶着機40まで搬送して、両面配線板61の上に載置する。
さらに、2枚目の両面配線板61のガイド穴62,62をガイドピン49,49に挿通させてプリプレグ11A上に載置する。2枚の両面配線板61,61の導体パターンはガイドピン49,49にガイド穴62,62を挿通させることによって、揃えられ、内層用配線板60(2枚の両面配線板61,61およびプリプレグ11A)としてレイアップされる。
そして、上下一対の溶着ヘッド47U、47Lは互いに反対方向に垂直に動き、2枚の両面配線板61,61を上下から押さえ、プリプレグ11Aを加熱加圧する。プリプレグ11Aの溶着ヘッド47U、47Lに押さえられた部分の熱硬化が幾分進行し、2枚の両面配線板61,61は6カ所においてプリプレグ11Aを介して接着固定される。このため、内層用配線板60はパレット46から取り外してもレイアップ状態は保たれ、レイアップ後の仮止め(仮固定)が完了する。
仮止めされた内層用配線板60は、次に、加熱加圧用のホットプレス50にセットされる。図6(a)に示すように、ホットプレス本体54に下加熱加圧板51が固定され、上加熱加圧板52は上下移動可能にホットプレス本体54に支持されて、上下の加熱加圧板51,52の間に挟まれた内装用配線板60等を加熱加圧する。
ホットプレス50により加熱加圧を行うには、まず、数組の多層プリント配線板の材料70が下加熱加圧板51の上に順に積層される。すなわち、図6(b)に示すように、始めに最外層の銅箔63が載置される。銅箔63の外周の大きさは一般に両面配線板61よりも20〜40mm程度大きいものが用いられる。
次に、ガイド穴がないプリプレグ11Bを、上述のように、プリプレグ供給装置10により異種か否かを検査確認して異種でないと判別した場合には、ホットプレス50まで搬送して、銅箔63の上に載置する。さらに、その上に、上述のレイアップされた内層用配線板60を載置する。
そして、ガイド穴がないプリプレグ11Bを、上述のように、プリプレグ供給装置10により異種か否かを検査確認して異種でないと判別した場合には、ホットプレス50まで搬送して、内層用配線板60の上に載置する。最後に最外層の銅箔63が載置される。これにより、6層の導体層を有する多層プリント配線板の材料70が揃うことになる。
数組の多層プリント配線板の材料70は、ステンレス製の仕切板53にそれぞれ仕切られて重ねられる。数組の多層プリント配線板の材料70は、上下の加熱加圧板51,52の間に挟まれるのと同時に、加熱加圧される。プリプレグ11A,11Bが熱硬化して上下の銅箔63,63や両面配線板61,61と接着され、セットされた数組の多層プリント配線板の材料70はホットプレス50の1回の工程で熱硬化され接着される。
この後、多層プリント配線板の材料70には、内層配線板60のパターンに対応したガイド穴が新たに設けられ、このガイド穴を基準として最外層の導体パターンのエッチング、スルーホールの穴開け加工が行われる。さらに、めっき工程、防錆処理等が施された後、ルーター等の機械加工で、複数個取りの場合は単一配線板に分割され、所要の外周形状に加工されて多層プリント配線板が完成する。
このように本実施形態では、近赤外分光分析装置13によりプリプレグ11のスペクトルデータ等を検出して、予め記憶されたスペクトルデータ等と比較、照合して、プリプレグ11が所望のプリプレグであるか、異種のプリプレグであるかを自動化により容易に確認検査することができるので、多層プリント配線板の製造工程において、異種のプリプレグ11の混入を効率良く防止することができ、その結果、プリプレグ11を材料とする多層プリント配線板の製品品質の安定化を図ることができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、本実施形態では、プリプレグ11が異種であると判別された場合に、プリプレグ吸着搬送装置12のCPU21によりプリプレグ11を異種プリプレグ置き場31へ搬送する例について説明したが、作業員により異種であると判別されたプリプレグ11を製造工程から除去するようにしてもよい。この場合には、LED(Light Emitting Diode)の点灯や警告音により作業員にプリプレグ11が異種であることを報知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、プリプレグ吸着搬送装置12のCPU21が、プリプレグのスペクトルデータ等の比較、照合、一致の判別を行う例について説明したが、プリプレグのスペクトルデータ等の比較、照合、一致の判別を行わせるCPUを別途備えさせることも可能である。この場合には、CPUを近赤外分光分析装置13に備えさせることも可能である。
さらに、本実施形態では、操作部32により、プリプレグ11の確認検査が行われる例について説明したが、CPU21により自動的に行われるようにしてもよい。
また、本実施形態では、近赤外分光分析装置13を用いる例について説明したが、レーザーラマン分光装置、フーリエ変換赤外分光分析装置、紫外・可視分光分析装置を用いることも可能である。
さらに、本実施形態では、一枚一枚のプリプレグ11について、確認検査を行う例について説明したが、複数の同種類のプリプレグが袋等に格納されている場合には、そのうちの一枚のみの確認検査を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、プリプレグ吸着搬送装置12を用いる例について説明したが、吸着部12aではなく、プリプレグ11を保持するチャック部を有する搬送機を用いるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、内層板溶着機40及びホットプレス50と、プリプレグ供給装置10とを別個の装置として説明したが、多層プリント配線板の製造装置である内層板溶着機40及びホットプレス50に、プリプレグ供給装置10をそれぞれ備えさせることも可能である。
本発明の実施形態に係るプリプレグ供給装置の構成を表す斜視図である。 図1に示したプリプレグ吸着搬送装置を制御するための制御回路のブロック図である。 プリプレグに近赤外光を照射した場合のスペクトルパターンを示した図である。 図1に示したプリプレグ供給装置におけるプリプレグ供給処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る多層プリント配線板の製造方法を実施するための内層板溶着機の模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 (a)は数組の内層用配線板が同時にセットされた状態を示す、本発明の実施形態に係る多層プリント配線板の製造方法を実施するためのホットプレスの模式図であり、(b)は内層用配線板の配列を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 プリプレグ供給装置
11,11A,11B プリプレグ
12 プリプレグ吸着搬送装置
12a 吸着部
12b 搬送駆動部
12c 搬送レール
12d 異種プリプレグ搬送レール
13 近赤外分光分析装置
13a 近赤外分光計
13b 発光素子
13c 受光素子
20 制御部
21 CPU
30 プリプレグ置き場
31 異種プリプレグ置き場
32 操作部
40 内層板溶着機
50 ホットプレス
61 両面配線板

Claims (22)

  1. プリプレグのスペクトルデータを予め記憶する記憶手段と、
    プリプレグのスペクトルデータを検出する分光分析装置と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する判別手段と、
    を備えることを特徴とする異種プリプレグの検出装置。
  2. 前記分光分析装置は、発光素子と、受光素子とを有し、
    前記発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を前記受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出することを特徴とする請求項1に記載の異種プリプレグの検出装置。
  3. 前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であることを特徴とする請求項1または2に記載の異種プリプレグの検出装置。
  4. プリプレグのスペクトルデータを予め記憶手段に記憶する工程と、
    プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する工程と、
    を備えることを特徴とする異種プリプレグの検出方法。
  5. 前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程は、
    発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出する工程であることを特徴とする請求項4に記載の異種プリプレグの検出方法。
  6. 前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であることを特徴とする請求項4または5に記載の異種プリプレグの検出方法。
  7. プリプレグのスペクトルデータを予め記憶する記憶手段と、
    プリプレグのスペクトルデータを検出する分光分析装置と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する搬送手段と、
    を備えることを特徴とするプリプレグ供給装置。
  8. 前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記搬送手段は、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送することを特徴とする請求項7に記載のプリプレグ供給装置。
  9. 前記分光分析装置は、発光素子と、受光素子とを有し、
    前記発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を前記受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出することを特徴とする請求項7または8に記載のプリプレグ供給装置。
  10. 前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であることを特徴とする請求項7乃至9いずれか1項に記載のプリプレグ供給装置。
  11. プリプレグのスペクトルデータを予め記憶手段に記憶する工程と、
    プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する工程と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する工程と、
    を備えることを特徴とするプリプレグ供給方法。
  12. 前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送する工程を備えることを特徴とする請求項11に記載のプリプレグ供給方法。
  13. 前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程は、
    発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出する工程であることを特徴とする請求項11または12に記載のプリプレグ供給方法。
  14. 前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であることを特徴とする請求項11乃至13いずれか1項に記載のプリプレグ供給方法。
  15. 配線板とプリプレグとを交互に積層して多層プリント配線板を製造する多層プリント配線板の製造装置であって、
    プリプレグのスペクトルデータを予め記憶する記憶手段と、
    前記プリプレグのスペクトルデータを検出する分光分析装置と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを前記多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する搬送手段とを有するプリプレグ供給装置を備えることを特徴とする多層プリント配線板の製造装置。
  16. 前記判別手段により、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記搬送手段は、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送することを特徴とする請求項15に記載の多層プリント配線板の製造装置。
  17. 前記分光分析装置は、発光素子と、受光素子とを有し、
    前記発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を前記受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出することを特徴とする請求項15または16に記載の多層プリント配線板の製造装置。
  18. 前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であることを特徴とする請求項15乃至17いずれか1項に記載の多層プリント配線板の製造装置。
  19. 配線板とプリプレグとを交互に積層して多層プリント配線板を製造する多層プリント配線板の製造方法であって、
    プリプレグのスペクトルデータを予め記憶手段に記憶する工程と、
    前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとを比較照合して一致するか否かを判別する工程と、
    前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致すると判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを前記多層プリント配線板の製造装置へ搬送し、前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを搬送して前記多層プリント配線板の製造工程から除去する工程とを備えることを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  20. 前記分光分析装置により検出されたプリプレグのスペクトルデータと前記記憶手段に記憶されたプリプレグのスペクトルデータのうち所望のプリプレグのスペクトルデータとが一致しないと判別された場合には、前記分光分析装置によりスペクトルデータが検出されたプリプレグを異種プリプレグ置き場へと搬送する工程を備えることを特徴とする請求項19に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  21. 前記プリプレグのスペクトルデータを分光分析装置により検出する工程は、
    発光素子からプリプレグに光を照射して、このプリプレグを透過した光を受光素子で受光することにより、このプリプレグのスペクトルデータを検出する工程であることを特徴とする請求項19または20に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  22. 前記分光分析装置は、近赤外分光分析装置であることを特徴とする請求項19乃至21いずれか1項に記載の多層プリント配線板の製造方法。
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