JP3813755B2 - スイッチング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はインバータ回路、あるいはコンバータ回路のインバータ部において採用される、上側アームと下側アームとを備えるスイッチング技術に関し、特に下側アームの動作に基づいて充電される容量性素子の両端電圧に基づいて、上側アームの駆動を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、上側アームのスイッチング素子を駆動する駆動回路が、下側アームのスイッチング素子の駆動によって充電された容量性素子の両端電圧に基づいて駆動される技術が紹介されている。
【0003】
例えば図19は、特開平3−150075号公報や特開平6−253553号公報に開示されたスイッチング技術を示す回路図である。図19において容量性素子たるコンデンサ30は、下側アームのスイッチング素子たる絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:以下「IGBT」とする)35が導通する際に、ブロッキングダイオード22を介して電源15の供給する電圧VD を以て充電される。そして上側アームのスイッチング素子たるIGBT34が導通する際には、下側アームのIGBT35が導通しないので、コンデンサ30の両端電圧は保持され、この両端電圧に基づいて上側アーム駆動回路25は上側アームのIGBT34のゲートを駆動する。
【0004】
しかし図19に示された回路では、動作の初期においてコンデンサ30を充電する電流は、電源15の内部インピーダンスと、ブロッキングダイオード22及び下側アームのIGBT35のそれぞれのオン状態のインピーダンスとで制限されるに過ぎず、過大となるという第1の問題点があった。これは電源15に対して悪影響を与えることになる。
【0005】
同様にして第2の問題点として、上側アームのIGBT34がオフして負荷40からの環流電流がコンデンサ30を流れる場合にも、その過大となることが挙げられる。図20はIGBT34,35のいずれもがオフする、いわゆるインターロックあるいはデッドバンドと呼ばれる状態における図19に示された回路の等価回路を示す回路図である。
【0006】
負荷40の環流電流ILは、フリーホイールダイオード37とコンデンサ30とに分岐する。コンデンサ30がそれ以前にIGBT35が導通することによって充電されていれば、そのブロッキングダイオード22に近い側の電位VC+、遠い側の電位VC-は、ブロッキングダイオード22のしきい値電圧をV22、IGBT35のオン時の飽和電圧をV35とすると、それぞれほぼVC+=VD−V22,VC-=V35>0として表される。
【0007】
この状態から負荷40からの環流電流IL がフリーホイールダイオード37に流れれば、フリーホイールダイオード37は自身に流れる電流に比例して電圧VF を支持する。フリーホイールダイオード37のカソードはコンデンサ30のブロッキングダイオード22から遠い側の端に直接に接続されているので、電位VC-は直ちに電位V35>0から電位−VF <0まで低下し、電源15から充電電流Ichが多大に流れ出す。なおブロッキングダイオード22は電圧Vfを支持する。
【0008】
これらの問題点を解決するため、電源15とコンデンサ30の間に過大な電流が流れないように電流を制限する限流素子、例えば抵抗を設ける技術も提案された。
【0009】
図21は例えば特開平4−138068号公報に開示されたスイッチング技術を示す回路図である。図21に示された回路は、図19に示された回路と比較して、ブロッキングダイオード22のアノードと電源15の正極との間に抵抗29が直列に介挿された構成を有している。この抵抗29の存在により第1及び第2の問題点であった過大な電流は緩和される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図21に示された構成では、抵抗29の存在により、コンデンサ30とブロッキングダイオード22のカソードとの接続点、即ち上側アーム駆動回路25が上側アームのIGBT34のゲートを駆動する際に依拠する2つの電位VB ,VS のうち、電位VB を低下させるという第3の問題点を招来することとなった。
【0011】
z22はIGBT34,35のいずれもがオフした状態における図21に示された回路の等価回路を示す回路図である。電源15から流れる充電電流をIch、抵抗29の抵抗値をRchとし、ブロッキングダイオード22が充電電流Ichに比例した電圧Vf を支えるとすると、VB =VD −Vf −Ich・Rchとなり、図20に示された回路と比較して電位VB はIch・Rch低下するのである。
【0012】
この第3の問題点が顕著となれば、上側アーム駆動回路25にダメージを与える可能性もある。
【0013】
本発明は上記の第1乃至第3の問題点の全てを解決し、過大な電流が流れることなく容量性素子を充電し、これによりスイッチング素子の駆動が依拠する電位を安定して得られる技術を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明のうち請求項1にかかるものは、第1の電位が供給される第1端と、駆動対象たる負荷の一端が接続される第2端とを有し、自身が有する前記第1端及び前記第2端の間を導通/非導通させるスイッチング素子と、前記スイッチング素子の前記第2端及び前記負荷の前記一端が接続されるカソードと、前記第1の電位よりも低い第2の電位が供給され、前記負荷の他端が接続されるアノードとを有する第1のダイオードと、第3の電位を供給する第1端と、前記第3の電位よりも低い第4の電位を供給する第2端とを有する電源と、前記電源の前記第1端に接続されたアノードと、カソードとを有する第2のダイオードと、前記第2のダイオードの前記カソードに接続された第1端と、前記スイッチング素子の前記第2端に接続された第2端と、自身の有する前記第1端及び前記第2端の間の電位差に基づいて、前記スイッチング素子を間欠的に導通させる駆動回路と、前記駆動回路の前記第1端と、前記スイッチング素子の前記第2端との間で直列に接続される容量性素子及び限流素子とを備えるスイッチング装置である。
【0015】
この発明のうち請求項2にかかるものは、請求項1記載のスイッチング装置であって、前記容量性素子と前記限流素子との接続点は、前記駆動回路の前記第2端に直接に接続される。
【0016】
この発明のうち請求項3にかかるものは、請求項1または2に記載のスイッチング装置であって、前記駆動回路の前記第1端に接続されたカソードと、前記駆動回路の前記第2端に接続されたアノードとを有するゼナーダイオードを更に備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本実施の形態にかかるスイッチング装置200の構成及びこれと負荷40との接続を示す回路図である。負荷40はスイッチング素子たるIGBT34のエミッタとフリーホイールダイオード37のカソードとの間に接続される。例えば負荷40としては直流モータを採用することができる。スイッチング装置200はいわゆるチョッパとして機能し、DC−DCコンバータとしても捉えることができる。
【0018】
IGBT34のコレクタは電源50の正極に、フリーホイールダイオード37のアノードは電源50の負極に、それぞれ接続されている。電源50は例えばダイオードブリッジなどのコンバータによって交流電圧から変換された直流電圧Vccを供給する。このため、必ずしも厳密な直流電源ではなく、脈流成分をも含みうる。脈流成分を軽減するために電源50の両端にはコンデンサ(例えば電解コンデンサ)60が設けられている。
【0019】
IGBT34に付随して、フリーホイールダイオード36が設けられている。即ちIGBT34のコレクタ及びエミッタにはそれぞれフリーホイールダイオード36のアノードにはフリーホイールダイオード37のカソードが接続されている。
【0020】
IGBT34は上側アーム駆動回路25によってそのオン/オフが駆動される。上側アーム駆動回路25の動作の必要から、上側アーム駆動回路25の電源端子VP1,VPCには電源15から電圧VD が供給される。電圧VD も電圧Vccと同様に、脈流成分を含んでいてもよい。
【0021】
一方、IGBT34を駆動するためにこのゲートに与える電位が依拠する電圧は、上側アーム駆動回路25に別途に供給される。具体的には、上側アーム駆動回路25には電位VB ,VS が入力される。簡単のため、これらの電位が与えられる入力端子もそれぞれ電位と同じ符号を以て説明する。
【0022】
入力端子VB とIGBT34のエミッタとの間には、コンデンサ30と抵抗21の直列接続が介挿されている。つまりコンデンサ30の一端は入力端子VB に接続され、他端は抵抗21の一端に接続され、抵抗21の他端はIGBT34のエミッタに接続されている。そして図1に示された構成では、抵抗21の他端は入力端子VS に接続されている。電源15とコンデンサ30との間にはブロッキングダイオード22が介挿されている。具体的にはブロッキングダイオード22のカソードは入力端子VB に接続され、アノードは電源15の正極及び上側アーム駆動回路25の電源端子VP1に共通して接続されている。
【0023】
上側アーム駆動回路25のクロック入力端子INにはクロック信号VCPが供給される。そしてクロック信号VCPの活性/非活性のタイミングに基づいて、上側アーム駆動回路25の制御出力端OUTの電位、即ちIGBT34のゲート電位の遷移のタイミングが決定される。
【0024】
以下、動作について説明する。クロック信号VCPの活性によりIGBT34がオンしている状態では、電源50の正極、IGBT34、負荷40、電源50の負極の順に負荷電流IL が流れる。図1ではこれを3本の破線で電流I1 として示している。次に、クロック信号VCPの非活性によりIGBT34がオフしている状態では、負荷電流IL は、環流電流としてフリーホイールダイオード37に流れる電流の他、電源15の正極からブロッキングダイオード22、コンデンサ30、抵抗21を介して引き抜かれる電流としても流れる。図1ではこれを3本の実線(一つは2叉に分岐している)で電流I2 として示している。
【0025】
図2は、電流I2 が流れている場合、即ち上側アームのIGBT34がオフし、負荷40によってフリーホイールダイオード37へ環流電流IL が流れている場合の等価回路を示す回路図である。電源15の正極から与えられた電位VD からみて、電位VB は、ブロッキングダイオード22が仮想電源として機能して支える電圧Vf だけ低くなる。この電圧Vf はブロッキングダイオード22を順方向に流れる電流、つまり電源15の正極からコンデンサ30を充電すべく流れる電流Ichの大きさに依存する。コンデンサ30の一端は端子VB に接続されているので、その電位VC+が電位VB を規定する。一方、抵抗21の他端は端子VS に接続されているので、その電位が電位VS を規定する。そして電位VS はフリーホイールダイオード37が、そこに流れる電流によって支える電圧VF によって規定される。
【0026】
スイッチング装置200は上記のように、限流素子として抵抗21がコンデンサ30の充電経路に存在しているので、過大な充電電流が流れず第1及び第2の問題点を解決できる。しかも抵抗21がコンデンサ30よりも負荷40に近い側に存在するので、電位VB を規定するコンデンサ30の一方の電位VC+は、電位VD から電圧Vf だけ低下するに留まり、図21及びz22で示された構成と比較すると、電位VB の低下量に関してIch・Rchだけ有利となり、図19及び図20で示された場合と形式的には同じとなる。よって第3の問題点も解決される。しかも、図19及び図20で示された場合と比較しても、スイッチング装置200に流れる充電電流は抵抗21の存在によって小さくなるので、ブロッキングダイオード22における電圧Vf も小さく、一層電位VB の低下は抑制できるという利点がある。
【0027】
図3は本実施の形態の効果を説明するグラフであり、シミュレーション結果を用いて描いている。同図(a),(b)はコンデンサ30に流れる充電電流Ichを、同図(c),(d)は電位VB を、同図(e)は負荷電流IL を、それぞれ示している。いずれのグラフもn=0,1,2,3…として、時刻30n〜15(2n+1)μsにおいてIGBT34がオンし、時刻15(2n+1)n〜30(n+1)μsにおいてIGBT34がオフする場合を示している。
【0028】
スイッチング装置200においてコンデンサ30は例えば470μF、VD =15V、抵抗21の抵抗値は10Ωに設定される。そしてコンデンサ30はあらかじめ15Vに充電されているものとする。また、同図(e)に示されるように、時刻0μsから負荷40の駆動が開始されている場合を前提としており、負荷電流IL が環流電流として流れる場合はその値が保たれているものの、IGBT34がオンする度に負荷電流IL が増大している。
【0029】
図4及び図5は、図3においてスイッチング装置200との比較の対象となる2つの回路の構成を示す回路図である。図4に示されるスイッチング装置300は、スイッチング装置200の構成に対して抵抗21を削除した(即ちその抵抗値を0とした)構成を有しており、図19に示されたインバータに対応するチョッパである。また図5に示されるスイッチング装置400は、スイッチング装置200の構成に対して抵抗21をブロッキングダイオード22のアノードと上側アーム駆動回路25の電源端子VP1との間に移動した構成を有しており、図21に示されたインバータに対応するチョッパである。
【0030】
図3(a)はスイッチング装置200,400のいずれの場合をも示している。いずれも充電経路において抵抗21がコンデンサ30と直列に挿入されているため、充電電流Ichに相違はないのである。一方、抵抗21が設けられていないスイッチング装置300における充電電流Ichは同図(b)に示され、非常に大きな電流が流れることが解る。よって同図(a),(b)の比較により、スイッチング装置200,400が第2の問題点を解決していることが解る。
【0031】
また図3(c),(d)はそれぞれスイッチング装置200,400に対応している。抵抗21の位置によって電位VB の低下が大きく異なることが見て取れ、スイッチング装置200が第3の問題点を解決していることが解る。
【0032】
かかる結果はシミュレーションのみならず、実測によっても得られている。図6は実験結果における電位VB 及び負荷電流IL の振る舞いを示すグラフである。図6(a),(b),(c)はそれぞれ図3(c),(d),(e)に対応している。IGBT34のオン/オフの周期やデューティはシミュレーションとは異なっているものの、シミュレーション結果と同様に、スイッチング装置200が第3の問題点を解決していることが示されている。
【0033】
図7は第1の問題点及びその解決を示すグラフであり、スイッチング装置200.300.400においてIGBT34をオフにした状態で、時刻0からコンデンサ30の充電を開始した様子を示している。コンデンサ30は例えば470μF、VD =15V、抵抗21の抵抗値は10Ωに設定される。同図(a),(b)はコンデンサ30の充電電流Ichの、同図(c)は電位VB の、それぞれの経時的変化を示している。
【0034】
同図(a)はスイッチング装置200,400についてのものであり、いずれも充電経路において抵抗21がコンデンサ30と直列に挿入されているため、充電電流Ichに相違はない。そして抵抗21の存在により充電電流Ichは1.5A未満となる。一方、同図(b)はスイッチング装置300に対応しており、抵抗21が存在しないので充電電流Ichは60Aを越える非常に大きな値となっている。よってスイッチング装置200,400は第1の問題点をも解決していることが解る。
【0035】
更に、同図(c)の曲線Q1はスイッチング装置200,300のものであり、曲線Q2はスイッチング装置400のものである。スイッチング装置400は第1の問題点は解決するものの、電位VB の上昇はスイッチング装置200に比較して非常に遅い。従って、図7ではIGBT34をオフにした状態を仮定しているが、図3のようにIGBT34を数十μsのオーダーでオン/オフする場合にはスイッチング装置200が有利であることが解る。
【0036】
以上のように、スイッチング装置200によれば、第1乃至第3の問題点を全て解決することができるという効果がある。
【0037】
なお、図6(a)のグラフではその縦軸の上限が15Vとなっているので明確ではないが、電位VB のリンギングに伴う端子VB ,VS 間の電圧が急峻な増大を呈する可能性がある。かかる場合にはサージ除去用の素子を上側アーム駆動回路25に設けることが望ましい。
【0038】
図8は本実施の形態の変形であるスイッチング装置201の構成及びこれと負荷40との接続を示す回路図である。スイッチング装置201はスイッチング装置200において、カソード及びアノードがそれぞれ上側アーム駆動回路25の端子VB ,VS に接続されるゼナーダイオード32を設けた構成を有している。このような構成を採ることにより、上側アーム駆動回路25の端子VB ,VS 間に多大な電圧が印加されることが回避される。
【0039】
実施の形態2.
図9は本実施の形態にかかるスイッチング装置202の構成及びこれと負荷40との接続を示す回路図である。スイッチング装置202はスイッチング装置200において抵抗21を削除してコンデンサ30の両端をそれぞれ上側アーム駆動回路25の端子VB ,VS に直接に接続し、抵抗27を上側アーム駆動回路25の端子VS と、IGBT34のエミッタとの間に設けた構成を採っている。
【0040】
図10はスイッチング装置202の等価回路図であり、図2に対応している。即ちIGBT34がオフしており、負荷電流IL が環流電流として流れている場合を示している。抵抗27がコンデンサ30よりも電源15から遠い側に位置しているので、実施の形態1で示されたスイッチング装置200と同様にして第1乃至第3の問題点を解決することができる。そして更に、抵抗27とコンデンサ30との接続点は上側アーム駆動回路25の端子VS に直接に接続されているので、電位VS はコンデンサ30の電位VC-と等しくなる。よって電位VB の低下のみならず電位VS の低下も抑制することができる。
【0041】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、上側アーム駆動回路25に対してゼナーダイオード32を設ける変形が可能である。図11は上記の変形であるスイッチング装置203の構成及びこれと負荷40との接続を示す回路図である。スイッチング装置203では、しかし、ゼナーダイオード32のカソードと上側アーム駆動回路25の端子VB との間に抵抗28を設けることが望ましい。ゼナーダイオード32に流れるコンデンサ30の放電電流が過大とならないようにするためである。しかし、スイッチング素子のモジュール化という観点からは抵抗27よりも抵抗21の方が有利であり、スイッチング装置200の構成の方がモジュール化は容易となる。
【0042】
実施の形態3.
図12は本実施の形態にかかるスイッチング装置100の構成、及びこれに負荷70を接続する態様を示す回路図である。ここでは負荷70が3相負荷、例えば3相モータである場合を例示している。図13及び図14はいずれも負荷70の構成を例示する回路図であり、それぞれY結線、Δ結線の場合を示している。図13においてU相、V相、W相に対応して、それぞれ誘導性の負荷40a,40b,40cが設けられている。また図14において、U−V相間、V−W相間、W−U相間の負荷として、それぞれ誘導性の負荷40d,40f,40eが設けられている。
【0043】
このような3相負荷に対応して、スイッチング装置100はU相、V相、W相の3相に区分されて構成されている。
【0044】
図15はスイッチング装置100のU相の部分100uの構成、及びこれとY結線の3相負荷の一部である負荷40aとの接続を抜き出して示す回路図である。スイッチング装置100の部分100uの構成は、実施の形態1に示したスイッチング装置200に対し、更に下側アームのスイッチング素子たるIGBT35と、IGBT35を駆動する下側アーム駆動回路26とを更に備え、負荷40の代わりに負荷40aが接続された態様を呈している。
【0045】
負荷40aは、その一端が実施の形態1の負荷40と同様にしてIGBT34のエミッタに接続されている。しかし負荷40aは三相負荷70の一部であるので、その他端は負荷40とは異なり、フリーホイールダイオード37のアノードには接続されず、図13に示されるように負荷40b,40cと共通に接続される。但し、図15においてはその接続点を白丸で略記している。
【0046】
IGBT35のコレクタ及びエミッタは、それぞれフリーホイールダイオード37のカソード及びアノードに接続されている。またそのゲートは下側アーム駆動回路26に接続され、IGBT35そのオン/オフが駆動される。下側アーム駆動回路26の動作の必要から、下側アーム駆動回路26の電源端子VN1,VNCには電源15から電圧VD が供給される。下側アーム駆動回路26の動作安定性のため、その端子VNOを介して電源15の負極及び電源50の負極が接続される。
【0047】
下側アーム駆動回路26のクロック入力端子INにはクロック信号VCNが印加される。クロック信号VCP,VCNは図12ではそれぞれVUP,VUNとして記載されている。クロック信号VCP,VCNは互いに排他的に活性化し、双方が同時に非活性となることはあっても、同時に活性となることはない。そしてクロック信号VCP,VCNの活性/非活性のタイミングに基づいて、それぞれ上側アーム駆動回路25、下側アーム駆動回路26の制御出力端OUTの電位の遷移のタイミングが決定される。
【0048】
図12に戻って、スイッチング装置100のV相、W相の部分についても、U相の部分100uと同様に構成される。即ち、図15において示された構成要素の符号に“b”を付して得られる構成がV相の部分の構成であり、図15において示された構成要素の符号に“c”を付して得られる構成がW相の部分の構成である。また、クロック信号VCP(VUP),VCN(VUN)の代わりに、V相においてはクロック信号VVP,VVNが、W相においてはクロック信号VWP,VWNが、上側アーム駆動回路25b,25cや下側アーム駆動回路26b,26cに与えられる。これら6つのクロック信号の関係については周知の技術であるのでここでは割愛する。
【0049】
部分100uにおいても負荷40aは、負荷40b,40cを介して間接的にではあるが、フリーホイールダイオード37のアノードに接続されているので、フリーホイールダイオード37へ環流電流を流す。そしてIGBT35がオフしている場合には部分100uの等価回路も図2に示されるようになる。従って、実施の形態1と同様に、部分100uにおいても抵抗21を設けることにより、第1乃至第3の問題点を解決することができる効果がある。
【0050】
なお、図12のように3相に限らず、図15の構成を2つ用いて単相インバータを構成することができる。その意味で図15の構成はいわゆるハーフブリッジ回路であると言える。そして単相インバータであっても三相インバータであっても、上記効果を得ることができるのは明白である。また、負荷70が図14に記載されるようなΔ結線で構成される場合にも環流電流が流れ、その際に得られる効果は上記の通りであることも明白である。
【0051】
図16は、部分100uに対してゼナーダイオード32を追加し、そのカソードを端子VB に、アノードを端子VS に、それぞれ接続して得られる部分101uを示す回路図である。かかる構成もスイッチング装置201と同様の効果を得ることができるのは明白である。もちろん、部分100v,100wに対して同様にゼナーダイオードを付加しても、同様の効果を得ることができる。
【0052】
図17及び図18はそれぞれ部分102u,103uの構成を示す回路図であり、実施の形態2で示されたスイッチング装置202,203にそれぞれ対応している。
【0053】
即ち部分102uは、部分100uに対し、抵抗21を削除してコンデンサ30の両端をそれぞれ上側アーム駆動回路25の端子VB ,VS に直接に接続し、抵抗27を上側アーム駆動回路25の端子VS と、IGBT34のエミッタとの間に設けた構成を採っている。よってその等価回路も図10で表され、スイッチング装置202と同様の効果を得ることができる。また部分103uは部分102uに対してゼナーダイオード32及び抵抗28の直列接続を設けた構成を有しており、スイッチング装置203と同様の効果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】
この発明のうち請求項1にかかるスイッチング装置によれば、スイッチング素子が導通していない期間において、容量性素子は負荷の環流電流によって充電される。充電された容量性素子によってスイッチング駆動回路はスイッチング素子の駆動が依拠する電位差を得ることができる。そして限流素子が容量性素子に直列に接続されているので、容量性素子の初期充電時において過大な電流が流れて電源にダメージを与えることを回避できる。更に、限流素子は駆動回路の第1端とスイッチング素子の第2端との間に設けられているので、スイッチング素子の駆動が依拠する第1端の電位が、この限流素子における電圧降下で損なわれることもない。
【0055】
この発明のうち請求項2にかかるスイッチング装置によれば、駆動回路の第2端における電位の低下を抑制することができる。
【0056】
この発明のうち請求項3にかかるスイッチング装置によれば、負荷の一端の電位が大きく低下した場合には、ゼナーダイオードが逆方向に導通して、駆動回路端子の第1端と第2端との間の電圧が急峻に増大することを回避する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の構成を示す回路図である。
【図2】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の等価回路を示す回路図である。
【図3】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の効果を説明するグラフである。
【図4】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の比較の対象となる構成を示す回路図である。
【図5】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の比較の対象となる構成を示す回路図である。
【図6】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の効果を説明するグラフである。
【図7】 実施の形態1にかかるスイッチング装置の効果を説明するグラフである。
【図8】 実施の形態1の変形にかかるスイッチング装置の構成を示す回路図である。
【図9】 実施の形態2にかかるスイッチング装置の構成を示す回路図である。
【図10】 実施の形態2にかかるスイッチング装置の等価回路を示す回路図である。
【図11】 実施の形態2の変形にかかるスイッチング装置の構成を示す回路図である。
【図12】 実施の形態3にかかるスイッチング装置の構成を示す回路図である。
【図13】 実施の形態3における負荷の構成を例示する回路図である。
【図14】 実施の形態3における負荷の構成を例示する回路図である。
【図15】 実施の形態3にかかるスイッチング装置の部分的構成を示す回路図である。
【図16】 実施の形態3の変形を示す回路図である。
【図17】 実施の形態3の変形を示す回路図である。
【図18】 実施の形態3の変形を示す回路図である。
【図19】 従来の技術を示す回路図である。
【図20】 従来の技術を示す等価回路図である。
【図21】 従来の技術を示す回路図である。
【図22】 従来の技術を示す等価回路図である。
【符号の説明】
15 電源、21 抵抗、22 ブロッキングダイオード、25 上側アーム駆動回路、30 コンデンサ、32 ゼナーダイオード、34 IGBT、37フリーホイールダイオード、40,40a 負荷。

Claims (3)

  1. 第1の電位が供給される第1端と、駆動対象たる負荷の一端が接続される第2端とを有し、自身が有する前記第1端及び前記第2端の間を導通/非導通させるスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の前記第2端及び前記負荷の前記一端が接続されるカソードと、前記第1の電位よりも低い第2の電位が供給され、前記負荷の他端が接続されるアノードとを有する第1のダイオードと、
    第3の電位を供給する第1端と、前記第3の電位よりも低い第4の電位を供給する第2端とを有する電源と、
    前記電源の前記第1端に接続されたアノードと、カソードとを有する第2のダイオードと、
    前記第2のダイオードの前記カソードに接続された第1端と、前記スイッチング素子の前記第2端に接続された第2端と、自身の有する前記第1端及び前記第2端の間の電位差に基づいて、前記スイッチング素子を間欠的に導通させる駆動回路と、
    前記駆動回路の前記第1端と、前記スイッチング素子の前記第2端との間で直列に接続される容量性素子及び限流素子と
    を備えるスイッチング装置。
  2. 前記容量性素子と前記限流素子との接続点は、前記駆動回路の前記第2端に直接に接続される、請求項1記載のスイッチング装置。
  3. 前記駆動回路の前記第1端に接続されたカソードと、前記駆動回路の前記第2端に接続されたアノードとを有するゼナーダイオード
    を更に備える、請求項1または2に記載のスイッチング装置。
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