JP3813314B2 - 無動力空気注入が可能な浴水浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴水浄化装置は、濾過タンクを備え、この濾過タンクに浴水をポンプなどにより循環させて、浴水の濾過浄化を行うように構成されている。
このような浴水浄化装置において、濾過タンクに浴水を逆流させて濾過タンクを洗浄できるように構成されたものが既に市販されている。この洗浄の際には、循環経路に空気を混入させ、該空気により濾過材を動かして洗浄することにより洗浄効率を高めている。またオゾン循環のためにエアーを注入する構成のものもある。
空気を導入するために、従来は別途エアーポンプを設けて、該エアーポンプにより強制的に空気を導入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の構成の場合、エアーポンプを別途備える必要があるため、コストアップになる問題があった。また、浴槽の高低位置等の設置条件によりエアーの注入量が変わるため制御が面倒である。また、エアーの入れ過ぎや浴水のエアーポンプへの逆流等の危険がある等の問題があった。
本発明は上記従来技術の欠点を改善することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、浴水を浄化するための濾過タンクを備え、該タンクに浴水を循環通過させることにより浴水を浄化する浴水浄化装置において、前記濾過タンクに設けられた開閉可能な大気開放弁と、該濾過タンクより低い位置に設けられた濾過タンク内の浴水を系外に排出する排出口と、前記循環経路に設けられ、前記大気開放弁を開放することにより濾過タンクに導入される空気を該循環経路に導入するエアー注入用エジェクタと、前記濾過タンクに連結して設けられ、浴水中のエアーをオゾン化することが可能な紫外線殺菌装置と、該紫外線殺菌装置に設けられ、前記大気開放弁を開放することにより濾過タンクに導入される空気を該紫外線殺菌装置導入してオゾンを発生させるオゾン循環用エジェクタと、を有することを特徴とする。
上記構成により、エアーポンプを別途設けることなく、エアーの導入を行える。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2、図3は同一の浄化装置を示すもので、図1はエアー注入モード、図2は通常の浄化モード、図3は浴水を逆流させて洗浄する逆先モードをそれぞれ示している。
図2において、浴槽1の浴水は水用逆流防止弁WV1を通って、ポンプPに吸引され切り替えTバルブV2とヒータHを通過し、殺菌ランプUVから濾過タンクTに導かれ、更に切り替えLバルブV3、切り替えTバルブV1を通過してジェットノズルJから浴槽1に再び戻されるようになっている。浴水は殺菌ランプUVにおいて殺菌されると共に、濾過タンクTで濾過されて浄化されるようになっている。また殺菌ランプUVにおいては、浴水中のエアーがオゾン化されてオゾンが発生し、このオゾンによっても殺菌が行われる。このオゾンは濾過タンクTの上部に貯まりオゾン循環用エジェクタE2を介して殺菌ランプUVに帰還し、殺菌ランプUVと濾過タンクTの間を循環するように構成されている。
なお、Aは圧力センサ、Bはバイパスである。
【0006】
濾過タンクTの上部にはエアー用逆流防止弁AV1を介してエアー注入用電磁弁VEが設けられおり、このエアー注入用電磁弁VEを開とすることにより濾過タンクTの上部は大気と連通するようになっている。
また切り替えTバルブV2には排出口Oが連結されており、切り替えTバルブV2の方向を変えることにより浴水が排出口Oから系外に排出されるようになっている。
【0007】
図1に示すように、切り替えTバルブV2を排出口O側に切り替えると、濾過タンクTの水は殺菌ランプUV、オゾン循環用エジェクタE2、ヒータH、切り替えTバルブV2を流れて排出口Oから系外に排出される。これと同時に濾過タンクTから抜けた水の分だけ、エアー注入用電磁弁VEから空気が濾過タンクT内に導入される。この空気の量は、濾過タンクTと殺菌ランプUVを接続する浴水用のパイプの濾過タンクTにおける取り付け位置に依存する。
【0008】
濾過タンクTに空気を導入した後に図3に示す逆洗浄を行う。
この場合、ポンプPにより浴槽1から吸引された浴水はエアー抜き用エジェクタE1、切り替えTバルブV1、切り替えLバルブV3と流れ、濾過タンクTの下部から逆流する。濾過タンクTの上部に導入された空気はエアー抜き用エジェクタE1において浴水と混合され、浴水と共に濾過タンクTの下部から逆流する。この逆流により濾過タンクT内の濾過材の洗浄が行われる。洗浄後の水は殺菌ランプUV、ヒータH、切り替えTバルブV2を通って排出口Oから系外に排出される。
【0009】
浴槽1が2階にあり浄化装置が1階にある場合など、エアー導入時に浴水が吸湯ユニットK、水用逆流防止弁WV1、ポンプP、切り替えTバルブV1、切り替えLバルブV3を経由して濾過タンクTの下側から進入し、エアー導入ができなくなる場合がある。
このような設置条件に適合した実施形態を図4に示す。ここではジェットノズルJと切り替えTバルブV1の間に水用逆流防止弁WV2を設け、エアー導入時には切り替えTバルブV1をポンプP側と断絶するように切り替える。これによりポンプPを介して連結している濾過タンクTの下部と吸湯ユニットK側との間を完全に遮断することが可能になる。また、水用逆流防止弁WV2が逆止弁であることから、浴槽1からの圧を閉鎖することが可能である。
なお、エアー用逆流防止弁AV2はエアー抜き用エジェクタE1を介してかかる圧を止めるものである。
【0010】
図5に逆洗浄用のエアータンクATを備えた浄化装置に本発明を適用した例を示す。
この実施形態ではエアー注入用電磁弁VEとエアー用逆流防止弁AV1をエアータンクATの上部に設け、ここにエアーを導入するようになっている。
即ち、濾過タンクTからの浴水は殺菌ランプUV、ヒータH、切り替えTバルブV2を通って排出口Oから系外に排出され、エアー注入用電磁弁VE、エアー用逆流防止弁AV1を通って大気がエアータンクAT及び濾過タンクTに導入される。
【0011】
図6と図7は更に他の実施形態を示すものである。ここでは、濾過タンクTと殺菌ランプUVの間の循環路にエアー注入用エジェクタE3を設け、ここにエアー用逆流防止弁AV3を介してエアー注入用電磁弁VE3を接続して大気と連通するようになっている。
この実施形態では、エアー注入用電磁弁VE3を開とし、循環路に浴水を循環させることにより、大気がエアー注入用エジェクタE3を介して管路に導入される。
図6の例では、エアー導入時の浴水循環は浴槽1の浴水を吸引することなく行われるため、ポンプPの負担が少ない利点がある。
【0012】
なお、図1乃至図3に示す構成の浄化装置のエアー排出について説明する。
図8に示すように、濾過タンクTの上部にはオゾンが貯まっており、このオゾンがオゾン循環用細管OPとオゾン循環用エジェクタE2を介して濾過タンクTと殺菌ランプUVの間を循環している。この循環に際して音が発生するため、夜間など濾過タンクT上部のエアーを抜く必要が生じる場合がある。
エアー排出モードはこのような場合に用いるもので、図1乃至図3の構成ではエアー抜き用エジェクタE1を用いることにより迅速な排出を可能にしている。
即ち、図8において、浴槽1の浴水はポンプPからヒータH、殺菌ランプUV、濾過タンクTに送られる一方、切り替えTバルブV1を図示のように切り替えることにより、エアー抜き用エジェクタE1から切り替えTバルブV1を通ってジェットノズルJに直接戻る管路を形成する。このとき、エアー抜き用エジェクタE1がエアー抜き用細管EPを介して濾過タンクT上部の空気を吸引して浴水と共にジェットノズルJから浴槽1に排出する。図9にエアー排出前と排出後の濾過タンクTの状態を示す。この排出の際には、ポンプPを高速、中速、低速等何段階かに変えて運転することが望ましい。即ち、低速運転によりエアー抜きが確実に行え、高速及び中速運転によりエアー抜きの時間を短縮すると共に吸い込み側の詰まり等が生じても確実にエアー抜きが行える利点がある。
上記した図8に示すエアー抜き用エジェクタE1を使用した構成による排出の場合、排出を迅速に行え、また通常の浄化モード時には濾過タンクT上部からのエアーの漏れがなく、オゾンの損失が少ない利点がある。
【0013】
以上説明したように、上記実施形態においてはエアーポンプを必要とせずにエアーの導入を行える効果がある。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水浄化装置によれば、エアーポンプを必要とせず、エアーを導入することが可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略ブロック図。
【図2】本発明の一実施形態を示す概略ブロック図。
【図3】本発明の一実施形態を示す概略ブロック図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す概略ブロック図。
【図5】本発明の更に他の実施形態を示す概略ブロック図。
【図6】本発明の更に他の実施形態を示す概略ブロック図。
【図7】本発明の更に他の実施形態を示す概略ブロック図。
【図8】本発明の一実施形態におけるエアー排出の説明図。
【図9】エアー排出状態の説明図。
【符号の説明】
T:濾過タンク、UV:殺菌ランプ、H:ヒータ、P:ポンプ、V1:切り替えTバルブ、V2:切り替えTバルブ、V3:切り替えLバルブ,E1:エアー抜き用エジェクタ、E2:オゾン循環用エジェクタ、E3:エアー注入用エジェクタ、A:圧力センサ、B:バイパス、J:ジェットノズル、K:吸湯ユニット、VE:エアー注入用電磁弁、AV1:エアー用逆流防止弁、AV2:エアー用逆流防止弁2、AV3:エアー用逆流防止弁、WV1:水用逆流防止弁、WV2:水用逆流防止弁、O:排出口、VE3:エアー注入用電磁弁、AT:エアータンク,EP:エアー抜き用細管、OP:オゾン循環用細管、1:浴槽。
Claims (1)
- 浴水を浄化するための濾過タンクを備え、該タンクに浴水を循環通過させることにより浴水を浄化する浴水浄化装置において、
前記濾過タンクに設けられた開閉可能な大気開放弁と、
該濾過タンクより低い位置に設けられた濾過タンク内の浴水を系外に排出する排出口と、
前記循環経路に設けられ、前記大気開放弁を開放することにより濾過タンクに導入される空気を該循環経路に導入するエアー注入用エジェクタと、
前記濾過タンクに連結して設けられ、浴水中のエアーをオゾン化することが可能な紫外線殺菌装置と、
該紫外線殺菌装置に設けられ、前記大気開放弁を開放することにより濾過タンクに導入される空気を該紫外線殺菌装置に導入してオゾンを発生させるオゾン循環用エジェクタと、
を有することを特徴とする浴水浄化装置。
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JP20846697A JP3813314B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 無動力空気注入が可能な浴水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH1133544A JPH1133544A (ja) | 1999-02-09 |
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Country Status (1)
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- 1997-07-17 JP JP20846697A patent/JP3813314B2/ja not_active Expired - Fee Related
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