JP3812399B2 - 開閉体の制動解除装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物等の構造物の開口部を少なくとも閉鎖する例えばシャッター装置等の開閉体の制動解除装置に関し、さらに詳しくは、開閉体を制動する制動装置に対し、開閉体に制動解除の入力をする開閉体の制動解除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、店舗や倉庫等の建物出入口や防災用の区画をするために建物内に設置されるシャッター装置では、このシャッター装置を設置した建物或いは近隣で発生した火災や停電等の非常時に、他部への延焼や損傷等を最小限に阻止するため、開放状態のシャッターカーテンを閉鎖する自動制動解除装置を用いる場合がある。
【0003】
この種の自動制動解除装置は、シャッターカーテンの開閉動作を行う開閉機に連結されてシャッター装置の上方、例えば、天井まぐさに取り付けられている。開閉機には、シャッターカーテンを制動する制動装置が備えられている。開閉機は、通常時は制動装置により開閉機の自由回転を規制してシャッターカーテンを開放状態にする。一方、火災や停電等の非常時は、自動制動解除装置が作動して制動装置によるシャッターカーテンのブレーキ状態を解除して、シャッターカーテンを自重降下させるようになっている。
【0004】
また、上述したシャッター装置には、建物の上方に巻回状態で収容されるシャッターカーテンを手動で閉鎖する手動制動解除装置が備えられている。この手動制動解除装置は、上述した制動装置に直接連結されており、シャッターカーテンを、火災発生時や停電等の非常時に降下させて、建物開口部分や屋内区画部分等を閉鎖するものである。これにより、火災の場合における他部への延焼や損傷を最小限に阻止させる。手動制動解除装置は、シャッターカーテン側とこのシャッターカーテンを開閉(昇降)駆動させる開閉機との間に配設されており、制動装置に連結されている。また、手動制動解除装置の操作部は、操作者の手が届くようにシャッター装置の下方に設けられている。
【0005】
そして、建物開口部を閉鎖する場合、開閉機により開閉駆動するシャッターカーテンを、手動制動解除装置を操作することにより制動装置を作動させて開閉機から切り離す。開閉機から切り離されたシャッターカーテンは、建物の上方に収容されている状態から、シャッターカーテンを自重降下させ、建物開口等を閉鎖させるようになっている。
【0006】
したがって、火災発生時や停電等の非常時においては、自動制動解除装置又は手動制動解除装置のいずれかにより制動装置を作動させて制動装置のブレーキを解除しシャッターカーテンを閉鎖することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のシャッター装置においては、自動制動解除装置と手動制動解除装置は、別個に独立して設けられており、シャッター装置の機構が大がかりとなり、省スペース化が図れないこととなる。
【0008】
また、自動制動解除装置によりシャッターカーテンを閉鎖した場合、その後の制動装置の復帰処理において、シャッター装置下方に設けられている手動制動解除装置の操作部を操作しても、制動装置は初期状態に復帰しない。この場合、操作者が脚立等を用いて天井まぐさに取り付けられている自動制動解除装置を手動にて操作し制動装置を初期状態に戻す操作をしなければならず面倒であった。
【0009】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、自動制動解除装置と手動制動解除装置の一体化して、シャッター装置内の省スペース化を図ることにある。また、自動制動解除と手動制動解除のいずれを作動した場合でも単一の手動操作にて制動装置の復帰動作を行うことにより、シャッター装置の利便性の向上を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、添付図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の開閉体の制動解除装置30は、開閉体3を制動する制動装置11に対し、前記開閉体3の制動解除の入力をする開閉体の制動解除装置において、
進出可能に支持されており、進出方向への移動により前記制動装置11に制動解除の入力をするスライダ32と、
前記スライダ32を前記進出方向に付勢する付勢手段40と、
手動操作により前記スライダ32を移動させる手動作動手段41と、
通電により作動する作動子38aを有する前記スライダ32に設けられている通電作動手段38と、
前記手動作動手段41と前記通電作動手段38の作動子38aとのいずれかに択一的に係合自在な前記スライダ32に設けられている係合部材33と、
を具備し、
前記スライダ32は、
前記手動作動手段41と前記係合部材33との係合状態で、かつ、前記手動作動手段41が後退位置で保持されていて前記付勢手段40の付勢力に抗した制動解除の未入力状態である場合において、
前記手動作動手段41が手動操作されて前記後退位置での保持が解除されると、前記付勢手段40の付勢力により前記手動作動手段41、前記通電作動手段38および前記係合部材33とともに進出して前記制動装置11に制動解除の入力をし、
前記通電作動手段38が通電されると、前記手動作動手段41は前記後退位置での保持がなされたままの状態で、前記係合部材33と前記作動子38aとが係合されるとともに、前記係合部材33と前記手動作動手段41とが離間して互いの係合が解除されて、前記付勢手段40の付勢力により前記通電作動手段38および前記係合部材33とともに進出して前記制動装置11に制動解除の入力をすることを特徴とする。
【0011】
通常は、制動装置11は開閉体3を制動している。係合部材33と手動作動手段41とが係合しており、制動解除装置30のスライダ32は、係合部材33を介して手動作動手段41により付勢手段40の付勢力に抗して制動解除の未入力状態とされている。
【0012】
火災や停電等の異常事態が生じると、不図示の制御部から通電作動手段38に異常検知信号が送られる。これにより、通電作動手段38は通電状態となり、通電作動手段38の作動子38aが作動する。作動子38aが係合部材33と係合するとともに、係合部材33と手動作動手段41との係合が解除される。係合部材33と手動作動手段41との係合が解除されると、スライダ32の未入力状態での規制が解除され、スライダ32は付勢手段40の付勢力により制動装置11側へ進出し、制動装置11に対し制動解除の入力をする。これにより、制動装置11は開閉体3を制動解除し、収納部4に収納されている開閉体3がその自重により降下して建物開口部2を閉鎖する。
【0013】
また、手動操作すると、後退位置のスライダ32は、手動作動手段41とともに制動装置11側へ進出し、制動装置11に対し制動解除の入力をする。これにより、制動装置11は開閉体3を制動解除し、収納部4に収納されている開閉体3がその自重により降下して建物開口部2を閉鎖する。
【0014】
この発明によれば、単一の制動解除装置30により制動装置11に対し制動解除の入力をすることで、連動連結されている開閉体3を制動解除し、異常時の自動制動解除と操作者による緊急的な手動制動解除を行うことができることとなる。これにより、シャッター装置1内の省スペース化を図ることができることとなる。
【0015】
また、本発明の請求項2記載の開閉体の制動解除装置30は、請求項1記載の開閉体の制動解除装置30において、
前記手動作動手段は、前記係合部材との非係合状態で、かつ、前記スライダが進出状態である場合において、手動操作により前記進出方向に移動されると、前記係合部材33と再係合され、
前記スライダ32は、前記係合部材33と前記手動作動手段41との係合状態において前記手動作動手段41が後退方向に手動操作されると、前記付勢手段40の付勢力に抗して前記手動作動手段41とともに後退して、前記未入力状態に復帰することを特徴とする。
請求項3では、前記係合部材33には、前記手動作動手段41に回転可能に設けられたローラ45と係合する切欠部36cが形成されていることを特徴とする。
請求項4では、前記作動子38aが前記係合部材33に当接すると、前記係合部材33が前記スライダ32に設けられた突出ピン32cを軸として回動し、この回動に伴い、前記係合部材33に設けられた切欠部36cが前記手動作動手段41に設けられたローラ45から離間することを特徴とする。
請求項5では、前記手動作動手段41と前記係合部材33との再係合は、前記手動作動手段41に設けられたローラ45が前記係合部材33に形成されたローラ係合片36上を回転しながら移動し、前記ローラ係合片36の切欠部36cに係合することにより再係合されることを特徴とする。
【0016】
通電によりスライダ32が進出して制動装置11に対し制動解除の入力をし、開閉体3を制動解除した場合等、スライダ32は進出状態である。また、係合部材33と手動作動手段41とは非係合状態とされているため、スライダ32と手動作動手段41とは連結されていない。ここで、手動操作により手動作動手段41を進出させると、係合部材33と再係合して、手動作動手段41とスライダ32が連結される。この後手動操作すると、スライダ32とともに手動作動手段41が付勢手段40の付勢力に抗して後退し未入力状態に復帰する。
【0017】
この発明によれば、手動による開閉体3の手動制動解除及び通電による開閉体3の自動制動解除のいずれの場合であっても、制動解除装置30の復帰動作を単一の手動操作手段13にて行うことができるため、操作者にとって復帰動作をすることが面倒でなく、無駄な労力を伴わないため、制動解除装置30の利便性の向上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の開閉体の制動解除装置30の実施の形態を説明する。図1に示すように、シャッター装置1は建物開口部2等に設けられ、この建物開口部2を閉塞可能に構成された開閉装置である。このシャッター装置1を構成する開閉体3としてのシャッターカーテンは、例えば、左右幅方向に長尺な略短冊板状のスラットが上下方向に多数連結された構成である。シャッターカーテン3は、店舗や倉庫等の建物出入口や防災用の区画をする建物開口部2の上縁に配置される収納部4に、巻回状態で収納される。シャッターカーテン3は、建物開口部2の左右縁部に対となって配設されるガイドレール5に左右縁部を支持されている。ガイドレール5は、シャッターカーテン3の昇降移動を案内するようになっている。
【0019】
シャッターカーテン3の収納部4内には、電動モータにて構成される開閉機7と、シャッターカーテン3を巻き取る巻取軸8とが設けられている。また、開閉機7と巻取軸8とを連結するスプロケット10を有している。更に、開閉機7には、巻取軸8との連結連動を行う制動装置11が備えられている。制動装置11は、駆動源である開閉機7の駆動力を巻取軸8側に伝達するものである。
【0020】
制動装置11は、例えば揺動自在な制御杆12を有している。制御杆12は、通常時において、直立状態とされて、開閉機7と巻取軸8側とを連結連動状態とされている。そして、開閉機7の駆動を巻取軸8側に伝達することが可能となっており、開閉機7が停止していれば巻取軸8の回転も停止し、ブレーキ状態となる。
【0021】
また、この制御杆12を傾倒させることで、開閉機7と巻取軸8側とを切り離し、開閉機7の駆動を巻取軸8側に伝達させない状態とする。すなわち、巻取軸8側はブレーキ状態を解除されてフリーな状態となり、巻取軸8は自由に回転可能な状態となる。
【0022】
制動装置11には制動解除装置30が付設されている。制動解除装置30は、制動装置11に対し制動解除入力、すなわち、上記した制御杆12を傾倒し、これにより開閉機7と巻取軸8側とを切り離して制動解除し、シャッターカーテン3を自重降下させて建物開口部2を閉鎖するものである。なお、制動解除装置30には可撓性長体としてのワイヤ50の一端が接続されている。ワイヤ50の他端は、手動操作手段13に接続されている。
【0023】
手動操作手段13は、例えば一方のガイドレール5側などの建物開口部2の側方の壁面に配設される操作ケース14を備える。操作ケース14内には、シャッターカーテン3の開閉操作を行うスイッチ15を備えたベース板16が配設される。操作者がスイッチ15を押下することで、開閉機7に対し電気的に接続され、シャッターカーテン3の開放(上昇)、閉鎖(降下)、停止を行うことが可能となる。また操作ケース14には錠付扉17が設けられており、施解錠が可能とされている。また、解錠時に錠付扉17を手前側に引くことにより、操作ケース14を開放する。
【0024】
また、操作ケース14内には、レバー18と押しボタン19が備えられている。レバー18は、操作ケース14の一側に設けられており、錠付扉17の開閉動作と干渉しないように配設されている。また、レバー18と押しボタン19は操作ケース14内部の図示しない連結保持機構により連結されている。また、連結保持機構はワイヤ50の他端と接続されており、ワイヤ50を牽引している。押しボタン19を押圧すると、連結保持機構によるワイヤ50の牽引が解除され、レバー18が手前に揺動するようになっている。また、手前に突出したレバー18を操作ケース14の奥方に戻すと、連結保持機構が再度ワイヤ50を牽引するようになっている。
【0025】
更に、錠付扉17の下半部には、押し破り可能な窓17aが配設されている。この窓17aは略円形に形成され、錠付扉17内の押しボタン19の配設位置に対応している。これにより、錠付扉17を開放させることなく、この窓17aを押し破って押しボタン19を押圧操作することが可能となる。
【0026】
次に開閉体の制動解除装置30について説明する。図2は制動解除装置30の分解斜視図、図3は制動解除装置30の平断面図、図4は同側断面図である。制動解除装置30は、略コ字状の筐体31に、スライダ32,スライダ32に設けられている係合部材33,スライダ32に設けられている通電作動手段38,スライダ32に設けられている付勢手段40及び手動作動手段41が備えられて構成される。
【0027】
筐体31の両側板31a,31cには、スライダ32が挿通される一対のスライダ挿通口31b,31dが対向して形成されている。一方の側板31aのスライダ挿通口31bは、突出ピン32cとスライダ32を貫通させるため、凸型形状に切り欠かれた切欠き形状の孔部とされている。また、他方の側板31cのスライダ挿通口31dは、は矩形状に形成されている。更に、他方の側板31cに形成されているスライダ挿通口31dの上方には、そのスライダ挿通口31dより横幅が狭いスリット31eが形成されている。
【0028】
スライダ32は、略短冊形状の外形からなりその先端32aが下方に屈曲して略L字状とされている。スライダ32は筐体31の一方の側板31aのスライダ挿通口31bに挿通される。スライダ32の後端32bは、他方の側板31cのスライダ挿通口31dに挿通される。これにより、スライダ32は筐体31に水平に支持され、筐体31の両側板31a,31cが対向する方向に進退自在とされている。スライダ先端32aは、図1に示すように、制動装置11の制御杆12と当接するようになっている。
【0029】
スライダ32の上面中途部には突出ピン32cが垂設されており、突出ピン32cにはねじりコイルバネ34が巻回されている。
【0030】
また、スライダ32の上面中途部には係合部材33が設けられている。係合部材33は、互いに平行な上板33aと下板33bとの一側が側板33cにより連続的に一体形成されたものである。すなわち、係合部材33は断面略コ字状とされている。更に、係合部材33の上板33a及び下板33bには対向する一対の貫通孔33f,33gが形成されており、上板33a及び下板33bでねじりコイルバネ34を挟んだ状態で、スライダ32の突出ピン32cが貫挿されるようになっている。また、係合部材33の側板には孔33eが形成されており、ねじりコイルバネ34の一端が掛止されている。なお、ねじりコイルバネ34の他端は、スライダ32側に掛止されている。
【0031】
係合部材33の上板33aは、作動子係合片35と、ローラ係合片36とが形成されている。作動子係合片35は、後述する電磁ソレノイド38の作動子38aと係合する。ローラ係合片36は、後述する手動作動手段41のローラ45と係合する。作動子係合片35とローラ係合片36はともに上板33aの板面方向に延在している。作動子係合片35はスライダ32の進退方向に直交しており、ローラ係合片36はスライダ32の進退方向と平行であり、すなわち、両者は互いに直交するように形成されている。
【0032】
ローラ係合片36は、ローラ45と接触する傾斜面36aと、傾斜面36aから突出している突出部36bと、突出部36bの突出方向に対し反対側に凹んでおりローラ45に対し大径な略半円形の切欠部36cと、が連続して形成されてなる。係合部材33は、ねじりコイルバネ34により、図3において、常時反時計回りに付勢されている。
【0033】
スライダ32の後端側には、スライダ32と交差するように支持板37が固着されている。支持板37は略矩形状に形成されている。筐体31の他方の側板31c側の支持板37の両角は、下方に屈曲した屈曲片37a,37bが形成されており、その屈曲片37a,37aには連結孔37bが形成されている。なお、屈曲片37aが形成されている一方の角は、筐体31の他方の側板31c側の支持板37の側縁に沿って延出している。
【0034】
また、支持板37は、その略半部がスライダ32裏面に固着される。スライダ32に固着されたときに露出する残る半部の支持板37上には、通電作動手段38としての電磁ソレノイドが取り付けられている。電磁ソレノイド38は、火災や停電等の異常事態が生じたときに異常検知信号を送信する図示しない制御部と接続されており、この異常検知信号を受けることにより通電状態とされる。
【0035】
なお、組み立て時において、スライダ32は、その後端32bから、一方の側板31aのスライダ挿通口31bに挿通されて、更に他方の側板31cのスライダ挿通口31dに挿通される。これに伴い、突出ピン32cも一方の側板31aからスライダ挿通口31bに挿通され、両側板31a,31cの間に配置される。そして、上記のように突出ピン32cに係合部材36が取り付けられることとなる。
【0036】
また、通電作動手段としての電磁ソレノイド38は、通電によりスライダ32の長手方向、すなわち進退方向に直動する作動子38aを有する。作動子38aはスライダ先端32a側に向けられている。作動子38aの先端は略L字状に屈曲している。作動子38aは、係合部材33の作動子係合片35に対しスライダ先端32a側に配置されている。
【0037】
この電磁ソレノイド38は、通電されると、作動子38aをソレノイド本体38bに後退させるようになっている。一方、通電されないと、バネの付勢力によりスライダ先端32a側に進出する。
【0038】
したがって、ソレノイド38が通電されて作動子38aがスライダ後端32b側へ後退されると、作動子38aが係合部材33に係合し、即ち、作動子38a先端の屈曲部分が作動子係合片35の側縁35aに当接して、ねじりコイルバネ34の付勢力に抗して図3中突出ピン32cを軸とした時計廻り方向に係合部材33を回転させる。
【0039】
また、スライダ32の突出ピン32cの近傍には規制片39が固着される。規制片39は、作動子38a先端の屈曲部分と垂直に当接しており、作動子38aのスライダ先端32a側への進出を規制している。すなわち、作動子38a先端の屈曲部分は、規制片39と作動子係合片35との間に位置している。
【0040】
付勢手段40は、例えば一対のスプリングで構成されている。両スプリング40,40の一端40a,40aは、筐体31の一方の側板31aに形成されている連結孔31f,31fに連結されている。
【0041】
一方、両スプリング40,40の他端40b,40bは、支持板37の屈曲片37a,37bに形成されている連結孔37c,37cに連結される。スプリング40,40はスライダ32をその進出方向に付勢している。
【0042】
筐体31の他方の側板31cには、手動操作によりスライダ32を移動させる手動作動手段41が支持部材42を介して設けられている。手動作動手段41は、スライダ32の進退方向と同方向に進退自在とされている。支持部材42は、略コ字状に形成されて、その開口縁は筐体31の他方の側板31c内面に固定される。
【0043】
手動作動手段41は、摺動部材43を有する。摺動部材43は、スライダ32の進退方向と同方向に長尺な部材である。摺動部材43の先端は、支持部材42の底板42aに形成されているスリットに挿通される。摺動部材43の後端は、付勢部材44としてのスプリングが挿通された状態で、筐体31の他方の側板31cに形成されているスリット31eに挿通される。これにより、摺動部材43はスライダ32の進退方向と同方向に摺動自在に支持される。
【0044】
摺動部材43の先端にはローラ45が回転可能に設けられている。ローラ45はスライダ32の突出ピン32cと平行な方向に軸支されている。また、ローラ45の周面は、係合部材33のローラ係合片36の切欠部36cと掛合する。
【0045】
摺動部材43の中途部には突出ピン43aが形成されており、ワイヤ50の一端が連結されている。筐体31の他方の側板31cの外面には、略コ字状の接続部材47が固着されており、その底板47aにはワイヤ50が挿通される挿通孔47bが形成されている。摺動部材43は、ワイヤ50を介して連結保持機構に連結されている。そして、連結保持機構に牽引されていることにより、スプリング40,44の付勢力に抗してスライダ32の後端側に後退保持されている。一方、連結保持機構の保持が解除されると、スプリング40,40の付勢力によりスライダ先端32a側に進出するようになっている。
【0046】
次に本実施の形態の動作について説明する。ここで、通常時、制動解除装置30は、図3及び図4に示すように、係合部材33の切欠部36cと摺動部材43のローラ45とが掛合しており、すなわち、係合部材33と手動作動手段41とは係合状態とされており、スライダ32及び摺動部材43は、ワイヤ50を介して連結されている連結保持機構に牽引されていることにより、各スプリング40,44の付勢力に抗して後退保持される。このときのスライダ先端32aに当接している制動装置11の制御杆12は直立状態とされており、開閉機7と巻取軸8側とを連結連動状態、すなわち、制動状態としている。このとき、図3及び図4に示すように、スライダ32は、制動装置11に対し未入力状態、即ち、制御杆12と干渉しない後退位置に位置している。
【0047】
まず、手動操作により建物開口部2を閉鎖する場合について説明する。図1に示す錠付窓17aを突き破って押しボタン19を押圧すると、レバー18が前方に飛び出し、図5及び図6に示すように、連結保持機構の牽引が解除される。
【0048】
そして、連結保持機構の牽引により後退位置に保持されていた摺動部材43が、牽引が解除されたことで、スプリング40,40の付勢力により制動装置11側へ進出する。これに伴い、摺動部材43と係合しているスライダ32も、スプリング40,40の付勢力により制動装置11側へ進出する。
【0049】
そして、制御杆12がスライダ先端32aに押されて直立状態から傾倒され、すなわち、制動装置11にブレーキ解除の入力がされ、開閉機7と巻取軸8側が切り離されて制動が解除される。これにより、収納部4内のシャッターカーテン3がその自重により下降し、建物開口部2を閉鎖する。
【0050】
次に、スライダ32が進出して制動解除の入力をした後、スライダ32を後退位置に復帰する場合、操作ケース14前方に飛び出したレバー18を手動操作により奥方に押し込むと、摺動部材43はスライダ32とともに再度ワイヤ50を介して連結保持機構により牽引され、スプリング44の付勢力に抗して後退させられて保持される。これにより、未入力状態、即ち、後退位置に復帰する。
【0051】
次に、通電により建物開口部2を閉鎖する動作について図7〜図9を用いて説明する。まず、火災や停電等の非常時において、例えばシャッター装置外部にある防災センターやシャッター装置に設けられている不図示の検知装置が異常を検知すると、その防火センターや検知装置の制御部から異常信号がソレノイド38に送出されて、ソレノイド38が通電状態となる。
【0052】
そして、ソレノイド38の作動子38aが後退し、作動子38aが作動子係合片35の側縁35aに当接する。作動子係合片35はねじりコイルバネ34の付勢力に抗して図7中時計回り方向に回動させられる。この回動に伴い、ローラ係合片36がローラ45から離間して、スライダ32と摺動部材43との係合が解除される。
【0053】
これにより、スライダ32がスプリング40の付勢力により制動装置11側へ進出する。そして、制御杆12がスライダ先端32aに押されて直立状態から傾倒され、制動装置11にブレーキ解除の入力がされ、連動連結されているシャッターカーテン3と開閉機7とが切り離される。そして、シャッターカーテン3がその自重により下降し、建物開口部2を閉鎖する。なお、この動作中、摺動部材43はワイヤ50を介して連結保持機構に牽引され、後退位置で保持されている。
【0054】
スライダ32が進出して制動解除の入力をした後に未入力状態に復帰する場合は、操作ケース14の錠付扉17を手前に引いて操作ケース14を開放し、押しボタン19を押圧すると、レバー18が前方に揺動するとともに、連結保持機構における牽引が解除され、摺動部材43は後退位置からスプリング44の付勢力により制動装置11側へ進出する。
【0055】
そして、摺動部材43の先端のローラ45が係合部材33のローラ係合片36の傾斜面36aに当接し、傾斜面36a上を回転しながら移動する。ローラ45はローラ係合片36の突出部36bに乗り上げられ、すなわち、係合部材33をねじりコイルバネ34の付勢力に抗して図中時計回り方向に逃がしながら、切欠部36cに掛合する。これにより、摺動部材43とスライダ32とが連結状態となる。
【0056】
この後、操作ケース14前方に飛び出したレバー18を奥方に戻すと、摺動部材43がスライダ32とともに、ワイヤ50を介して連結保持機構に牽引され、スプリング44の付勢力に抗して後退させられて保持される。これにより、未入力状態、即ち、後退位置に復帰する。
【0057】
以上のことから、非常時における通電によるシャッターカーテン3の自動制動解除と手動制動解除が、単一の制動解除装置30により実現可能となり、シャッター装置1内の機構のコンパクト化を図ることができ、これにより省スペース化を図ることができる。また、自動制動解除と手動制動解除のいずれの場合においても、手動操作によりスライダ32を後退位置に復帰することが可能であるので、操作者は脚立等を用いて天井まぐさに付設されている制動解除装置30を直接操作する手間を省くことができ、利便性を向上することができる。
【0058】
なお、上述した実施の形態では、開閉体としてのシャッターカーテン3と開閉機7とを連動連結して制動する制動装置11を用い、この制動装置11に対し、スライダ32により制動解除の入力をし、シャッターカーテン3と開閉機7とを切り離すことで、開閉機7を介して間接的にシャッターカーテン3を閉鎖する構成としたが、スライダ32の進退により制動装置11の制動及びその解除が可能であればよく、制動装置11に対し、スライダ32により制動解除の入力をし、開閉機7を介さずに直接シャッターカーテン3を閉鎖する構成としてもよい。
【0059】
また、上述した実施の形態では、スライダ32を制動装置11側に付勢する付勢手段40及び摺動部材43を制動装置11側に付勢する付勢部材44として、スプリングを用いた例について述べたが、この付勢手段40及び付勢部材44は、板バネやゴムなどの弾性部材にて構成してもよい。
【0060】
更に、上記開閉体3は、スラットにて構成されるシャッターカーテンである場合を例に説明したが、本発明に係る開閉体の制動解除装置30は、開閉体3が、グリルカーテンやシートカーテン、パネルカーテン、あるいはスラットとシート等とを複合したカーテン等としてもよいとともに、引戸や開扉であっても、上記と同様の効果を奏するものである。
【0061】
さらに、開閉装置として、シャッター装置1を例として説明したが、本発明に係る開閉体の制動解除装置30は、スクリーン装置や防煙垂れ幕装置、引戸装置等の他の構造の開閉装置に対しても適用が可能であり、さらには、この開閉装置が配置される対象として上記した建物以外に、地下街、トンネル、車両、船舶、航空機などの構造物の出入口部分や窓開口部分、防災区画を形成するための開口空間等の開口部分としてもよい。
【0062】
【発明の効果】
請求項1の開閉体の制動解除装置によれば、単一の制動解除装置により制動装置に対し制動解除の入力をすることで開閉機を制動解除し、異常時の自動制動解除と操作者による緊急的な手動制動解除を行うことができることとなる。これにより、シャッター装置内の機構のコンパクト化を図ることができ、またこれによりシャッター装置内の省スペース化を図ることができることとなる。
【0063】
また、請求項2の開閉体の制動解除装置によれば、手動による開閉体の手動制動解除及び通電による開閉体の自動制動解除のいずれの場合であっても、制動解除装置の復帰動作を制動解除装置を操作することにより行うことができるため、操作者にとって復帰動作をすることが面倒でなく、無駄な労力を伴わないため、制動解除装置の利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置を備えた開閉装置を示す概略図である。
【図2】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置を示す分解斜視図である。
【図3】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の待機状態を示す上断面図である。
【図4】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の待機状態を示す側断面図である。
【図5】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の手動操作時の状態を示す上断面図である。
【図6】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の手動操作時の状態を示す側断面図である。
【図7】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の通電時の状態を示す側断面図である。
【図8】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の通電によりスライダが進出した状態を示す側断面図である。
【図9】本発明による実施の形態の開閉体の制動解除装置の通電によりスライダが進出した後に摺動部材と係合部材とが係合した状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…開閉装置(シャッター装置)
3…開閉体
7…開閉機
11…制動装置
30…開閉体の制動解除装置
32…スライダ
33…係合部材
38…通電作動手段
38a…作動子
40…付勢手段(スプリング)
41…手動作動手段

Claims (5)

  1. 開閉体を制動する制動装置に対し、前記開閉体の制動解除の入力をする開閉体の制動解除装置において、
    進出可能に支持されており、進出方向への移動により前記制動装置に制動解除の入力をするスライダと、
    前記スライダを前記進出方向に付勢する付勢手段と、
    手動操作により前記スライダを移動させる手動作動手段と、
    通電により作動する作動子を有する前記スライダに設けられている通電作動手段と、
    前記手動作動手段と前記通電作動手段の作動子とのいずれかに択一的に係合自在な前記スライダに設けられている係合部材と、
    を具備し、
    前記スライダは、
    前記手動作動手段と前記係合部材との係合状態で、かつ、前記手動作動手段が後退位置で保持されていて前記付勢手段の付勢力に抗した制動解除の未入力状態である場合において、
    前記手動作動手段が手動操作されて前記後退位置での保持が解除されると、前記付勢手段の付勢力により前記手動作動手段、前記通電作動手段および前記係合部材とともに進出して前記制動装置に制動解除の入力をし、
    前記通電作動手段が通電されると、前記手動作動手段は前記後退位置での保持がなされたままの状態で、前記係合部材と前記作動子とが係合されるとともに、前記係合部材と前記手動作動手段とが離間して互いの係合が解除されて、前記付勢手段の付勢力により前記通電作動手段および前記係合部材とともに進出して前記制動装置に制動解除の入力をすることを特徴とする開閉体の制動解除装置。
  2. 前記手動作動手段は、前記係合部材との非係合状態で、かつ、前記スライダが進出状態である場合において、手動操作により前記進出方向に移動されると、前記係合部材と再係合され、
    前記スライダは、前記係合部材と前記手動作動手段との係合状態において前記手動作動手段が後退方向に手動操作されると、前記付勢手段の付勢力に抗して前記手動作動手段とともに後退して、前記未入力状態に復帰することを特徴とする請求項1記載の開閉体の制動解除装置。
  3. 前記係合部材には、前記手動作動手段に回転可能に設けられたローラと係合する切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉体の制動解除装置。
  4. 前記作動子が前記係合部材に当接すると、前記係合部材が前記スライダに設けられた突出ピンを軸として回動し、この回動に伴い、前記係合部材に設けられた切欠部が前記手動作動手段に設けられたローラから離間することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の開閉体の制動解除装置。
  5. 前記手動作動手段と前記係合部材との再係合は、前記手動作動手段に設けられたローラが前記係合部材に形成されたローラ係合片上を回転しながら移動し、前記ローラ係合片の切欠部に係合することにより再係合されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載の開閉体の制動解除装置。
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